JPH05209710A - 回転角度検出装置 - Google Patents

回転角度検出装置

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Publication number
JPH05209710A
JPH05209710A JP4075592A JP4075592A JPH05209710A JP H05209710 A JPH05209710 A JP H05209710A JP 4075592 A JP4075592 A JP 4075592A JP 4075592 A JP4075592 A JP 4075592A JP H05209710 A JPH05209710 A JP H05209710A
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JP
Japan
Prior art keywords
data
resolver
coarse
rotation angle
measured value
Prior art date
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Pending
Application number
JP4075592A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kato
昭夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05209710A publication Critical patent/JPH05209710A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転角度検出装置に設けられる2つのレゾル
バの角度検出データを加算して角度データを得る際に生
じる誤りデータの発生を防止する。 【構成】 粗レゾルバ4と精レゾルバ5で回転角度を検
出する装置に、少なくとも精レゾルバ5から得られる角
度データの前回計測値と今回計測値をそれぞれ保持する
レジスタ12とラッチ10を設け、今回計測値と前回計
測値から上位のデータである粗レゾルバ4のデータに桁
上がり、桁下りがあったことを判別回路13で判断し、
その判断に基づいて加算器14で粗レゾルバデータに補
正を加え、しかる上で加算器15で精レゾルバデータと
の加算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレゾルバを用いた高精度
の回転角度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレゾルバを用いた回転角度検出装
置の一例を図3に示す。図において、4は粗レゾルバ、
5は精レゾルバであり、モータ6の回転軸に取り付けら
れ、モータ6の回転角を検出する。これらレゾルバ4,
5は正弦波発振器1で発生される駆動信号を入力とする
定電流ドライブ回路2,3によって駆動される。各レゾ
ルバ4,5の出力はR/Dコンバータ7,8でSIN信
号、COS信号から回転角度のデジタルデータとされ、
更にデータラッチ9,10でラッチされる。そして、こ
れらデータラッチ9,10から出力されるデータは加算
器15で加算され、最終的な角度データとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
では、単純に精、粗の各レゾルバの出力を加算している
ため、タイミングによっては誤りの結果を出力すること
がある。即ち、図4に示すように、粗データの得られる
タイミングと、精データの得られるタイミングがずれて
いるため、両者のデータをそのタイミングを無視して加
算すると、タイミングによっては加算されたデータが誤
っていることがある。本発明の目的は、角度データの誤
りの発生を防止した回転角度検出装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも精
レゾルバから得られる角度データの前回計測値と今回計
測値をそれぞれ保持する手段と、この角度データの今回
計測値と前回計測値から上位のデータである粗レゾルバ
のデータに桁上がり、桁下りがあったことを判断する手
段と、その判断の結果に基づいて粗レゾルバデータに補
正を加えるための加算手段を備えている。例えば、加算
手段では、判断手段によって、粗レゾルバのデータに桁
上がりがあったときに粗レゾルバデータに+1し、粗レ
ゾルバのデータに桁下りがあったときに粗レゾルバデー
タを−1するように動作する。
【0005】
【作用】精レゾルバデータに基づいて粗レゾルバの桁上
がりと桁下りを判断し、この判断に基づいて粗レゾルバ
データに+1、或いは−1することで、2つの処理出力
データの加算に際してのデータ誤りを防止する。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック図である。同図
において、正弦波発振器1からは正弦波信号が発生さ
れ、この信号に基づいて粗レゾルバの定電流ドライブ回
路2と、精レゾルバの定電流ドライブ回路3がそれぞれ
粗レゾルバ4と精レゾルバ5をそれぞれ駆動する。これ
ら粗レゾルバ4、精レゾルバ5はモータ6の回転軸に取
り付けられて回転角度を検出する。又、粗レゾルバ4の
R/Dコンバータ7と、精レゾルバ5のR/Dコンバー
タ8は各レゾルバ4,5のSIN信号、COS信号から
回転角度のデジタルデータを出力する。これらのデジタ
ルデータはそれぞれデータラッチ9,10にラッチされ
る。
【0007】更に、粗レゾルバ4のデータはレジスタ1
1に保持され、精レゾルバ5のデータはレジスタ12に
保持される。そして、精レゾルバのデータラッチ10か
らのデータDF0と、精レゾルバのレジスタ12からの前
回のデータDF-1 とを判別回路13に入力し、ここでデ
ータの変化の状態を判別し、粗レゾルバのレジスタ11
の値を補正すべきか否かを判断する。この判断結果に基
づいて、加算器14において、粗レゾルバのデータラッ
チ9からのデータDCOにに+1、又は−1の補正を行う
加算を行い、補正された粗レゾルバデータDCO * と精レ
ゾルバデータDF0を加算器15で加算し、これにより回
転角度の予測値DO * が得られる。
【0008】ここで、判別回路13における判断を図2
を参照して説明する。判別回路13で粗レゾルバデータ
を+1するという判断がされるのは、次の3つの条件が
満たされる場合である。(1)粗レゾルバデータの値が
前回から変化していないこと。(2)精レゾルバデータ
が変化し、その間上位ビットへの桁上りが発生したと推
定できること。(3)前回の精レゾルバのラッチされた
タイミングから今回の精レゾルバのラッチまでの間、一
定して正転方向に回転していたこと。
【0009】又、粗レゾルバデータを−1するという判
断がされるのは、次の3つの条件が満たされる場合であ
る。(1)粗レゾルバデータの値が前回から変化してい
ないこと。(2)精レゾルバデータが変化し、その間下
位ビットへの桁下りが発生したと推定できること。
(3)前回の精レゾルバのラッチされたタイミングから
今回の精レゾルバのラッチまでの間、一定して逆転方向
に回転していたこと。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、精と粗の
レゾルバを用いて高精度の角度検出を行う際に、精レゾ
ルバのデータに基づいて粗レゾルバデータの桁上がりと
桁下りを判断し、これに基づいて粗レゾルバデータに修
正を加えることで、2つのレゾルバから得られるデータ
を加算する際の誤りを防止し、回転角度の検出を高精度
に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転角度検出装置の一実施例のブロッ
ク図である。
【図2】判別回路における判断を説明するための図であ
る。
【図3】従来の回転角度検出装置の一例のブロック図で
ある。
【図4】従来装置における誤りデータが生じる理由を示
す図である。
【符号の説明】
1 正弦波発振器 2,3 ドライブ回路 4 粗レゾルバ 5 精レゾルバ 6 モータ 7,8 R/Dコンバータ 9,10 ラッチ 11,12 レジスタ 13 判別回路 14,15 加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精と粗の2種のレゾルバを用いて構成さ
    れる回転角度検出装置において、少なくとも精レゾルバ
    から得られる角度データの前回計測値と今回計測値をそ
    れぞれ保持する手段と、前記角度データの今回計測値と
    前回計測値から上位のデータである粗レゾルバのデータ
    に桁上がり、桁下りがあったことを判断する手段と、そ
    の判断の結果に基づいて粗レゾルバデータに補正を加え
    るための加算手段を備えることを特徴とする回転角度検
    出装置。
  2. 【請求項2】 判断する手段は、粗レゾルバのデータに
    桁上がりがあったときに粗レゾルバデータに+1し、粗
    レゾルバのデータに桁下りがあったときに粗レゾルバデ
    ータを−1する判断を加算手段に出力する請求項1の回
    転角度検出装置。
JP4075592A 1992-01-31 1992-01-31 回転角度検出装置 Pending JPH05209710A (ja)

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JPH05209710A true JPH05209710A (ja) 1993-08-20

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JP4075592A Pending JPH05209710A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 回転角度検出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007137625A1 (en) * 2006-06-01 2007-12-06 Freescale Semiconductor, Inc. Sin-cos sensor arrangement, integrated circuit and method therefor
JP2011080793A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Toyota Motor Corp 回転角検出装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007137625A1 (en) * 2006-06-01 2007-12-06 Freescale Semiconductor, Inc. Sin-cos sensor arrangement, integrated circuit and method therefor
US9065475B2 (en) 2006-06-01 2015-06-23 Freescale Semiconductor, Inc. Sin-Cos sensor arrangement, integrated circuit and method therefor
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