JP2011080793A - 回転角検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多極レゾルバにおいても十分な補正精度を確保可能な回転角検出装置を提供する。
【解決手段】レゾルバ10は、ロータ1回転につき複数周期の電気角を検出するように構成される。軸倍角検出部38は、複数周期の電気角をロータ12の機械角と対応付けるために複数周期に対応して順次付される軸倍角位置を検出する。補正データ生成部40は、軸倍角検出部38によって検出される軸倍角位置毎に角度補正データを生成し、その生成された補正データを軸倍角位置と対応付けて補正データ保存部42に保存する。そして、角度補正部36は、軸倍角位置に対応する補正データを用いて、レゾルバ10によって検出される電気角を補正する。
【選択図】図1

Description

この発明は、回転角検出装置に関し、特に、回転子1回転につき複数周期の電気角を検出するように構成されたレゾルバを用いた回転角検出装置に関する。
ハイブリッド車両や電気自動車など車両駆動用のモータを搭載した電動車両において、モータの回転角検出装置としてレゾルバが広く用いられている。
特開2004−45286号公報(特許文献1)は、そのようなレゾルバの補正方法を開示する。この補正方法においては、レゾルバから出力される出力信号の最大値および最小値の平均値によりオフセット補正が行なわれ、また、出力信号の最大値と最小値との差によりゲイン補正が行なわれる。この補正方法によると、製造コストの増大を抑制しつつ角度検出精度の向上が可能とされる(特許文献1参照)。
特開2004−45286号公報 特開2008−132920号公報 特開2009−100615号公報 特開2004−222448号公報
近年、電動車両のモータには、高トルク化や小型化、滑らかな制御性等が要求されており、モータの極対数も2極対から3極対以上に増える可能性がある。この場合、レゾルバにも、モータの極対数に対応する軸倍角を有するものを用いるのが一般的である。なお、軸倍角とは、レゾルバの機械角に対する出力電気角の比をいう。すなわち、軸倍角n(nXとも表示され得る。)のとき、1回転に対してn周期分の電気角が出力される。
このようなレゾルバにおいては、加工精度の問題から、同じ電気角であっても軸倍角の数だけレゾルバの特性はばらつき、軸倍角が大きくなると、その軸倍角の数だけ特性がばらつくこととなる。上記の特開2004−45286号公報に開示される補正方法では、レゾルバが多極化された場合には十分な補正精度が得られない可能性がある。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、多極レゾルバにおいても十分な補正精度を確保可能な回転角検出装置を提供することである。
この発明によれば、回転角検出装置は、レゾルバと、軸倍角検出部と、補正データ生成部と、補正部とを備える。レゾルバは、回転子1回転につき複数周期の電気角を検出するように構成される。軸倍角検出部は、複数周期の電気角を回転子の機械角と対応付けるために複数周期に対応して順次付される軸倍角位置を検出する。補正データ生成部は、軸倍角検出部によって検出される軸倍角位置毎に角度補正データを生成して保存する。補正部は、軸倍角位置に対応する角度補正データを用いて、レゾルバによって検出される電気角を補正する。
好ましくは、軸倍角検出部は、予め定められたデータ取得終了角に電気角が一致したことを示す割込信号が発生すると、その割込信号が発生する直前の軸倍角位置に基づいて軸倍角位置を検出する。
また、好ましくは、軸倍角検出部は、複数周期の各々の電気角を第1から第3のゾーンに分けて管理し、一定周期で発生される割込信号が発生したとき、第1および第3のゾーン間の移動有無に基づいて軸倍角位置を検出する。
また、好ましくは、回転角検出装置は、回転モード制御部をさらに備える。回転モード制御部は、回転子の回転数が予め定められた値以上のとき、回転モードを通常モードとし、回転数が予め定められた値よりも小さいとき、回転モードを低回転モードとする。そして、軸倍角検出部は、通常モードの場合、予め定められたデータ取得終了角に電気角が一致したことを示す第1の割込信号が発生すると、その第1の割込信号が発生する直前の軸倍角位置に基づいて軸倍角位置を検出する。また、軸倍角検出部は、低回転モードの場合、複数周期の各々の電気角を第1から第3のゾーンに分けて管理し、一定周期で発生される第2の割込信号が発生したとき、第1および第3のゾーン間の移動有無に基づいて軸倍角位置を検出する。
さらに好ましくは、軸倍角検出部は、回転子の回転数が予め定められた値を超えたとき、第2のゾーンにおいて第1の割込信号の発生を許可する。そして、回転モード制御部は、第1および第3のゾーン間の移動に伴なって軸倍角検出部により軸倍角位置が検出された後、低回転モードから通常モードへ切替える。
好ましくは、軸倍角検出部は、通常モード時においても、複数周期の各々の電気角を第1から第3のゾーンに分けて管理する。
好ましくは、回転角検出装置は、軸倍角補正部をさらに備える。軸倍角補正部は、電気角が0からデータ取得終了角のとき、補正部において用いられる軸倍角位置を補正する。
また、好ましくは、回転角検出装置は、軸倍角補正部をさらに備える。軸倍角補正部は、補正部による補正が行なわれる予め定められた割込角が次周期のとき、補正部において用いられる軸倍角位置を補正する。
この発明においては、軸倍角位置毎に角度補正データが生成されて保存され、軸倍角位置に対応する角度補正データを用いて、レゾルバによって検出される電気角が補正されるので、軸倍角位置毎に適切な補正が行なわれる。したがって、この発明によれば、多極レゾルバにおいても十分な補正精度を確保することができる。
この発明の実施の形態1による回転角検出装置の構成を示すブロック図である。 補正データの生成方法を説明するためのタイミングチャートである。 補正データの使用方法を説明するためのタイミングチャートである。 図1に示す制御装置により実行される軸倍角位置検出処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2における軸倍角位置の検出方法を説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態2による回転角検出装置の構成を示すブロック図である。 図6に示す制御装置により実行される軸倍角位置検出処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3による回転角検出装置の構成を示すブロック図である。 図8に示す制御装置により実行される軸倍角位置検出処理を説明するためのフローチャートである。 軸倍角位置を誤検出する一例を示したタイミングチャートである。 軸倍角位置を誤検出する他の例を示したタイミングチャートである。 実施の形態4における軸倍角位置の検出を示したタイミングチャートである。 実施の形態4における回転モードの切替処理を説明するためのフローチャートである。 軸倍角位置を誤検出する一例を示したタイミングチャートである。 実施の形態5における軸倍角位置の検出を示したタイミングチャートである。 通常回転モード時に実行されるゾーン管理を説明するためのフローチャートである。 カウント値が0近傍時のタイミングチャートである。 実施の形態6による回転角検出装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態6における軸倍角位置補正処理を説明するためのフローチャートである。 カウント値と軸倍角位置との関係を示した図である。 実施の形態7における軸倍角位置補正処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による回転角検出装置の構成を示すブロック図である。なお、以下では、軸倍角が3Xタイプのレゾルバについて代表的に説明されるが、軸倍角が3Xタイプ以外のレゾルバについても同様に説明することができる。
図1を参照して、この回転角検出装置は、レゾルバ10と、R/D(レゾルバ/デジタル)コンバータ25と、制御装置30とを備える。レゾルバ10は、ロータ12と、ステータ14と、一次巻線16と、二次巻線18,20とを含む。ロータ12は、ステータ14の内周面とのギャップが円周方向に正弦波状に変化する外径を有しており、軸倍角が3Xタイプのレゾルバ10では、断面形状が三角形となる。
一次巻線16は、ステータ14に設けられ、正弦波sinωtの励磁信号を制御装置30から受ける。二次巻線18,20も、ステータ14に設けられ、二次巻線18は、一次巻線16から機械的に90°ずらされて配置され、二次巻線20は、二次巻線18からさらに機械的に90°ずらされて配置される。正弦波sinωtの励磁信号が一次巻線16に与えられると、二次巻線18,20には、ロータ12の回転角θに応じて変調された信号sinωt・sinθ,sinωt・cosθがそれぞれ発生する。
R/Dコンバータ25は、レゾルバ10の二次巻線18,20から発生される上記信号(アナログ)をデジタル値に変換し、このデジタル値の変化に対応する二相エンコーダ信号を出力する。なお、二相エンコーダ信号は、A相信号PA、B相信号PBおよびZ相信号PZを含む。
制御装置30は、励磁信号発生部32と、二相エンコーダカウンタ34と、角度補正部36と、軸倍角検出部38と、補正データ生成部40と、補正データ保存部42とを含む。励磁信号発生部32は、たとえば10kHzの正弦波からなる励磁信号を発生し、その発生した励磁信号をレゾルバ10の一次巻線16へ出力する。
二相エンコーダカウンタ34は、R/Dコンバータ25から出力される二相エンコーダ信号をカウントすることにより、電気角に対応するカウント値θ1を生成する。詳しくは、二相エンコーダカウンタ34は、R/Dコンバータ25から受けるA相信号PAおよびB相信号PBに応じてカウント値θ1のカウントアップまたはカウントダウンを行ない、Z相信号PZに応じてカウント値θ1を0にクリアする。
軸倍角検出部38は、二相エンコーダカウンタ34から出力されるカウント値θ1の変化に基づいて、後述の方法により軸倍角位置Xを検出する。なお、ここでは、軸倍角が3Xタイプのレゾルバ10に対応して、軸倍角位置Xは0,1,2の値をとる。
補正データ生成部40は、二相エンコーダカウンタ34からカウント値θ1を受け、軸倍角検出部38から軸倍角位置Xを受ける。そして、補正データ生成部40は、軸倍角位置毎に角度補正データを生成し、その軸倍角位置毎に生成された補正データを補正データ保存部42へ出力する。なお、この補正データは、たとえば、ある軸倍角位置について、予め定められた補正データ取得開始角から補正データ取得終了角までの区間データの平均増加率に対する偏差を学習することによって生成される。
また、補正データ生成部40は、軸倍角検出部38によって検出される軸倍角位置Xに対応する補正データを補正データ保存部42から取得し、その取得した補正データを角度補正部36へ出力する。補正データ保存部42は、補正データ生成部40によって生成された補正データを軸倍角位置と対応付けて保存する。
角度補正部36は、二相エンコーダカウンタ34からカウント値θ1を受け、軸倍角検出部38から軸倍角位置Xを受け、軸倍角位置Xに対応する補正データを補正データ生成部40から受ける。そして、角度補正部36は、その受けた補正データを用いてカウント値θ1を補正し、その補正された値をカウント値θ2として出力する。このカウント値θ2と軸倍角位置Xとによって機械角が検出される。
図2は、補正データの生成方法を説明するためのタイミングチャートである。なお、この図2では、レゾルバ10が正回転している場合について代表的に示されるが、レゾルバ10が負回転している場合についても同様に考えることができる。図2を参照して、横軸は電気角を示す。カウント値θ1は、電気角の増加に応じて増加し、電気角360°に対応する値になると0にクリアされる。なお、ここでは、軸倍角が3Xタイプのレゾルバ10に対応して、機械角1周期に対して3周期分の電気角が出力されている。
θsは、補正データの取得を開始する電気角であり、θeは、補正データの取得を終了する電気角である(以下、θs,θeをそれぞれ「補正データ取得開始角θs」および「補正データ取得終了角θe」とも称する。)。なお、補正データ取得開始角θsおよび補正データ取得終了角θeは予め設定される。
補正データ取得開始角θsから補正データ取得終了角θeまでカウント値θ1の学習が行なわれ、学習値は区間データとして一時的に保管される。そして、補正データ取得終了角θeの割込みが発生すると、そのときの軸倍角位置Xに対応する補正データとして区間データが補正データ保存部42(図1)に保存されるとともに軸倍角位置Xが更新される。
図3は、補正データの使用方法を説明するためのタイミングチャートである。図3を参照して、カウント値θ1取得時の軸倍角位置Xに対応する補正データが補正データ保存部42(図1)から取得され、その取得された補正データを用いてカウント値θ1が補正される。
図4は、図1に示した制御装置30により実行される軸倍角位置検出処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、予め設定された角度に電気角が一致したときに発生する角度一致割込み時に実行される。
図4を参照して、制御装置30は、補正データ取得終了角θeの割込みが発生したか否かを判定する(ステップS10)。補正データ取得終了角θeの割込みが発生していないと判定されると(ステップS10においてNO)、制御装置30は、以降の一連の処理を実行することなく処理を終了する。
ステップS10において補正データ取得終了角θeの割込みが発生したと判定されると(ステップS10においてYES)、制御装置30は、レゾルバ10(図1)の回転方向が正回転か否かを判定する(ステップS20)。なお、レゾルバ10の回転方向は、カウント値θ1の増減によって判定することができる。
そして、ステップS20において回転方向が正回転であると判定されると(ステップS20においてYES)、制御装置30は、軸倍角位置Xを1だけ加算する(ステップS30)。一方、ステップS20において回転方向が負回転であると判定されると(ステップS20においてNO)、制御装置30は、軸倍角位置Xを1だけ減算する(ステップS40)。
次いで、制御装置30は、軸倍角位置Xが負の値となっているか否かを判定する(ステップS50)。そして、軸倍角位置Xが負の値であると判定されると(ステップS50においてYES)、制御装置30は、予め定められた設定値から1を差引いた値を軸倍角位置Xにセットする(ステップS60)。なお、この設定値には、レゾルバ10の軸倍角タイプに応じた値が設定され、軸倍角が3Xタイプのレゾルバ10については、「3」が設定される。
一方、ステップS50において軸倍角位置Xが正の値であると判定されると(ステップS50においてNO)、制御装置30は、上記設定値から1を差引いた値よりも軸倍角位置Xが大きいか否かを判定する(ステップS70)。そして、上記設定値から1を差引いた値よりも軸倍角位置Xが大きいと判定されると(ステップS70においてYES)、制御装置30は、軸倍角位置Xに「0」をセットする。なお、ステップS70において、軸倍角位置Xが、上記設定値から1を差引いた値以下であると判定されると(ステップS70においてNO)、そのまま処理が終了される。
以上のように、この実施の形態1においては、軸倍角位置X毎に補正データが生成されて保存され、軸倍角位置Xに対応する補正データを用いて、レゾルバ10によって検出されるカウント値θ1(すなわち電気角)が補正されるので、軸倍角位置X毎に適切な補正が行なわれる。したがって、この実施の形態1によれば、多極レゾルバにおいても十分な補正精度を確保することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、レゾルバ10が継続的に正回転または負回転することを前提としている。この実施の形態2では、レゾルバ10の回転方向が逆転したときも、軸倍角位置Xを正しく検出可能な手法が示される。
図5は、実施の形態2における軸倍角位置の検出方法を説明するためのタイミングチャートである。図5を参照して、この実施の形態2では、電気角1周期が、電気角の小さい方からゾーン0、ゾーン1およびゾーン2の3つのゾーンに順次分けられる。このゾーンは、後述のように、定周期割込みの発生時にカウント値θ1に基づいて判定される。そして、ゾーン2からゾーン0への移動があった場合には、軸倍角位置Xが加算され、ゾーン0からゾーン2への移動があった場合には、軸倍角位置Xが減算される。
図6は、実施の形態2による回転角検出装置の構成を示すブロック図である。図6を参照して、この回転角検出装置は、図1に示した実施の形態1による回転角検出装置の構成において、制御装置30に代えて制御装置30Aを備える。制御装置30Aは、制御装置30の構成において、定周期信号発生部44をさらに含み、軸倍角検出部38に代えて軸倍角検出部38Aを含む。
定周期信号発生部44は、予め定められた一定周期で割込み信号を発生する。軸倍角検出部38Aは、定周期信号発生部44から定周期割込みを受けると、二相エンコーダカウンタ34から出力されるカウント値θ1に基づいて現在のゾーンを判定する。そして、軸倍角検出部38Aは、そのゾーンの判定値に基づいて、後述の方法により軸倍角位置Xを検出する。
なお、制御装置30Aのその他の構成は、図1に示した制御装置30と同じである。
図7は、図6に示した制御装置30Aにより実行される軸倍角位置検出処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、定周期割込み時に実行される。
図7を参照して、制御装置30Aは、定周期割込みが発生したか否かを判定する(ステップS110)。定周期割込みが発生していないと判定されると(ステップS110においてNO)、制御装置30Aは、以降の一連の処理を実行することなく処理を終了する。
ステップS110において定周期割込みが発生したと判定されると(ステップS110においてYES)、制御装置30Aは、カウント値θ1に基づいて現在のゾーンを判定する(ステップS120)。
次いで、制御装置30Aは、ステップS120におけるゾーン判定においてゾーン2からゾーン0への移動が有ったか否かを判定する(ステップS130)。そして、ゾーン2からゾーン0への移動が有ったものと判定されると(ステップS130においてYES)、制御装置30Aは、軸倍角位置Xを1だけ加算する(ステップS140)。
一方、ステップS130においてゾーン2からゾーン0への移動は無かったものと判定されると(ステップS130においてNO)、制御装置30Aは、ステップS120におけるゾーン判定においてゾーン0からゾーン2への移動が有ったか否かを判定する(ステップS150)。そして、ゾーン0からゾーン2への移動が有ったものと判定されると(ステップS150においてYES)、制御装置30Aは、軸倍角位置を1だけ減算する(ステップS160)。
なお、ステップS170以降の処理は、図4に示したステップS50以降の処理と同じであるので、説明を繰返さない。
以上のように、この実施の形態2においては、電気角1周期をゾーン0からゾーン2に分け、定周期でゾーン判定が行なわれる。そして、ゾーンの移動(詳しくは、ゾーン0およびゾーン2間の移動)に基づいて軸倍角位置Xの更新が行われるので、この実施の形態2によれば、レゾルバ10の回転方向が逆転したときも、軸倍角位置Xを正しく検出することができる。
[実施の形態3]
実施の形態1における軸倍角位置の検出手法は、レゾルバ10が継続的に正回転または負回転することを想定している。一方、実施の形態2における軸倍角位置の検出手法は、レゾルバ10の回転方向が逆転したときも軸倍角位置を正しく検出できるけれども、定周期割込みを用いるので、高速回転になるとゾーンの管理ができなくなる。そこで、この実施の形態3では、レゾルバ10の回転数が相対的に高い場合には、実施の形態1による手法を用いて軸倍角位置Xが検出され、レゾルバ10の回転数が相対的に低い場合には、実施の形態2による手法を用いて軸倍角位置Xが検出される。
図8は、実施の形態3による回転角検出装置の構成を示すブロック図である。図8を参照して、この回転角検出装置は、図6に示した実施の形態2による回転角検出装置の構成において、制御装置30Aに代えて制御装置30Bを備える。制御装置30Bは、制御装置30Aの構成において、回転モード制御部46をさらに含み、軸倍角検出部38Aに代えて軸倍角検出部38Bを含む。
回転モード制御部46は、二相エンコーダカウンタ34から出力されるカウント値θ1の変化率に基づいてレゾルバ10の回転数Nを検出する。そして、回転モード制御部46は、回転数Nが予め設定されたしきい値Ntよりも大きいとき、回転モードを「通常回転モード」に設定し、回転数Nがしきい値Nt以下のとき、回転モードを「低回転モード」に設定する。
そして、軸倍角検出部38Bは、回転モードが通常回転モードのとき、図1に示した実施の形態1における軸倍角検出部38と同じ方法で軸倍角位置Xを検出し、回転モードが低回転モードのとき、図6に示した実施の形態2における軸倍角検出部38Aと同じ方法軸倍角位置Xを検出する。
なお、制御装置30Bのその他の構成は、図6に示した制御装置30Aと同じである。
図9は、図8に示した制御装置30Bにより実行される軸倍角位置検出処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図9を参照して、制御装置30Bは、カウント値θ1の変化率に基づいてレゾルバ10の回転数Nを検出し、その検出された回転数Nが予め定められたしきい値Ntよりも大きいか否かを判定する(ステップS310)。
回転数Nがしきい値Ntよりも大きいと判定されると(ステップS310においてYES)、制御装置30Bは、回転モードを通常回転モードに設定する(ステップS320)。そして、制御装置30Bは、角度一致割込みに基づく軸倍角位置検出処理(実施の形態1で説明した軸倍角位置の検出方法)を実行する(ステップS330)。
一方、ステップS310において回転数Nがしきい値Nt以下であると判定されると(ステップS310においてNO)、制御装置30Bは、回転モードを低回転モードに設定する(ステップS340)。そして、制御装置30Bは、ゾーンに基づく軸倍角位置検出処理(実施の形態2で説明した軸倍角位置の検出方法)を実行する(ステップS350)。
以上のように、この実施の形態3によれば、レゾルバ10の逆転が起こらない高速回転時は、実施の形態1に示した方法を用いて軸倍角位置を検出し、レゾルバの逆転が起こり得る低速回転時は、実施の形態2に示した方法を用いて軸倍角位置を検出するので、全ての回転数域で軸倍角位置を正しく検出することができる。
[実施の形態4]
実施の形態3において、レゾルバ10の正回転時に低回転モードから通常回転モードへの切替わりがゾーン0において発生すると(負回転時においては、低回転モードから通常回転モードへの切替わりがゾーン2において発生すると)、軸倍角位置を誤検出する可能性がある。
図10は、軸倍角位置を誤検出する一例を示したタイミングチャートである。なお、この図10では、レゾルバ10が正回転の場合について例示される。図10を参照して、ゾーン0において回転数Nがしきい値Ntに達したとき、角度一致割込みが許可されるものとする。そうすると、図中の丸印の部分に示されるように、電気角1周期後のゾーン0において、定周期割込み時に低回転モードに伴なう軸倍角位置のカウントと(このカウントに伴ない低回転モードから通常回転モードに切替わる。)、その後の補正データ取得終了角θeの割込み時に通常回転モードに伴なう軸倍角位置のカウントとが重複して行なわれてしまう。
図11は、軸倍角位置を誤検出する他の例を示したタイミングチャートである。なお、この図11でも、レゾルバ10が正回転の場合について例示される。図11を参照して、この例では、回転数Nがしきい値Ntを超えた後、軸倍角位置がカウントされる前に低回転モードから通常回転モードへの切替が行なわれる。そうすると、今度は、補正データ取得終了角θeの割込みが1周期遅れてしまうため、図中の丸印の部分に示されるように、軸倍角位置がカウントされない状況が発生してしまう。
そこで、この実施の形態4では、図12に示されるように、回転数Nがしきい値Ntを超えると、ゾーン1において角度一致割込みが許可されるとともに、低回転モードに伴なう軸倍角位置のカウントを行なってから回転モードの切替が行なわれる。これにより、上記のような軸倍角位置の誤検出が防止される。
図13は、実施の形態4における回転モードの切替処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理も、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図13を参照して、制御装置30Bは、カウント値θ1の変化率に基づいてレゾルバ10の回転数Nを検出し、その検出された回転数Nがしきい値Ntよりも大きいか否かを判定する(ステップS410)。
回転数Nがしきい値Ntよりも大きいと判定されると(ステップS410においてYES)、制御装置30Bは、現在のゾーンが1か否かを判定する(ステップS420)。そして、ゾーンが1であると判定されると(ステップS420においてYES)、制御装置30Bは、角度一致割込みを許可する(ステップS430)。なお、ステップS420においてゾーンは1でないと判定されると(ステップS420においてNO)、制御装置30Bは、角度一致割込みを許可することなく、ステップS440へ処理を移行する。
次いで、制御装置30Bは、角度一致割込みが許可されているか否かを判定する(ステップS440)。角度一致割込みが許可されていると判定されると(ステップS440においてYES)、制御装置30Bは、軸倍角位置Xがカウントされたか否かを判定する(ステップS450)。そして、軸倍角位置Xがカウントされたと判定されると(ステップS450においてYES)、制御装置30Bは、回転モードを通常回転モードにする(ステップS460)。なお、ステップS440において角度一致割込みが許可されていないと判定された場合(ステップS440においてNO)、または、ステップS450において軸倍角位置Xがカウントされていないと判定された場合(ステップS450においてNO)、制御装置30Bは、ステップS460を実行することなくステップS490へ処理を移行する。
一方、ステップS410において回転数Nがしきい値Nt以下であると判定されると(ステップS410においてNO)、制御装置30Bは、回転モードを低回転モードとする(ステップS470)。そして、制御装置30Bは、角度一致割込みを不許可とする(ステップS480)。
以上のように、この実施の形態4によれば、ゾーン1において角度一致割込みを許可し、軸倍角位置Xをカウントしてから回転モードを切替えることとしたので、図10や図11に示したような軸倍角位置Xの誤検出が防止される。
[実施の形態5]
実施の形態3において、レゾルバ10の正回転時に通常回転モードから低回転モードへの切替わりがゾーン0において発生すると(負回転時においては、通常回転モードから低回転モードへの切替わりがゾーン2において発生すると)、軸倍角位置を誤検出する可能性がある。
図14は、軸倍角位置を誤検出する一例を示したタイミングチャートである。なお、この図14では、レゾルバ10が正回転の場合について例示される。図14を参照して、回転数Nがしきい値Ntを下回る直前に定周期割込み(Ir1)が発生すると、ゾーン(判定値)が2から0に切替わるけれども、軸倍角位置Xのカウントは行なわれない。このタイミングでは、角度一致割込みがまだ許可されており、軸倍角位置Xのカウントは、補正データ取得終了角θeの割込み発生時に行なわれるからである。
その後、補正データ取得終了角θeの割込みが発生する前に定周期割込み(Ir2)が発生しても、このタイミングではゾーン(判定値)の切替わりが無いので、軸倍角位置Xのカウントは行なわれない。すなわち、軸倍角位置がカウントされない状況が発生してしまう。
そこで、この実施の形態5では、通常回転モードにおいてもゾーン管理が行なわれ、通常回転モードから低回転モードへ切替わると、通常回転モード時に管理されていたゾーンの値が低回転モード時に用いられるゾーン判定値に引き継がれる。
図15は、実施の形態5における軸倍角位置の検出を示したタイミングチャートである。なお、この図15でも、レゾルバ10が正回転の場合について示される。図15を参照して、通常回転モードにおいてもゾーン管理が行なわれ、通常回転モードにおけるゾーンの判定値がZONE_hiにセットされる。そして、回転数Nがしきい値Ntを下回る直前に定周期割込み(Ir1)が発生しても、低回転モード時に用いられるゾーン判定値にZONE_hiの値が引き継がれるので、このタイミングでは、ゾーン判定値は2に維持される。
その後、補正データ取得終了角θeの割込みが発生する前に定周期割込み(Ir2)が発生すると、このタイミングでゾーン(判定値)が2から0に切替わり、この変化に応じて軸倍角位置Xが正しくカウントされる。
図16は、通常回転モード時に実行されるゾーン管理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理も、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図16を参照して、制御装置30Bは、回転モードが通常回転モードか否かを判定する(ステップS510)。回転モードが通常回転モードでないと判定されると(ステップS510においてNO)、制御装置30Bは、以降の一連の処理を実行することなくステップS580へ処理を移行する。
ステップS510において回転モードが通常回転モードであると判定されると(ステップS510においてYES)、制御装置30Bは、現在のゾーンが0か否かを判定する(ステップS520)。そして、ゾーンが0であると判定されると(ステップS520においてYES)、制御装置30Bは、ZONE_hiに0をセットする(ステップS530)。
一方、ステップS520においてゾーンが0でないと判定されると(ステップS520においてNO)、制御装置30Bは、現在のゾーンが1か否かを判定する(ステップS540)。そして、ゾーンが1であると判定されると(ステップS540においてYES)、制御装置30Bは、ZONE_hiに1をセットし(ステップS550)、ゾーンが1でないと判定されると(ステップS540においてNO)、制御装置30Bは、ZONE_hiに2をセットする(ステップS560)。
そして、ステップS530、ステップS550またはステップS560においてZONE_hiに値がセットされると、制御装置30Bは、低回転モード時に用いられるゾーン判定値にZONE_hiの値をセットする(ステップS570)。
以上のように、この実施の形態5によれば、通常回転モードにおいてもゾーン管理が行なわれ、通常回転モードから低回転モードへ切替わると、通常回転モード時に管理されていたゾーンの値が低回転モード時に用いられるゾーン判定値に引き継がれるので、図14に示したような軸倍角位置Xの誤検出が防止される。
[実施の形態6]
図17は、カウント値θ1が0近傍時のタイミングチャートである。図17を参照して、上述のように、通常回転モードにおいては補正データ取得終了角θeの割込み時に軸倍角位置Xがカウントされるところ、補正データ取得終了角θeが電気角0°と一致していない場合には、点Pで示されるように電気角が0°からθeの範囲において軸倍角位置がずれる。そこで、この実施の形態6では、電気角が0°から補正データ取得終了角θeの場合には、軸倍角位置が正しい値に補正される。
図18は、実施の形態6による回転角検出装置の構成を示すブロック図である。図18を参照して、この回転角検出装置は、図8に示した実施の形態3による回転角検出装置の構成において、制御装置30Bに代えて制御装置30Cを備える。制御装置30Cは、制御装置30Bの構成において、軸倍角補正部48をさらに含み、角度補正部36に代えて角度補正部36Aを含む。
軸倍角補正部48は、二相エンコーダカウンタ34から出力されるカウント値θ1に基づいて、電気角が0°から補正データ取得終了角θeの場合には、角度補正部36Aにおいて用いられる軸倍角位置を補正する。具体的には、電気角が0°から補正データ取得終了角θeのとき、軸倍角補正部48は、正回転時は軸倍角位置を加算し、負回転時は軸倍角位置を減算する。
角度補正部36Aは、軸倍角補正部48から受ける軸倍角位置に基づいて、補正データ保存部42に保存されている補正データを用いて、二相エンコーダカウンタ34から出力されるカウント値θ1を補正する。なお、制御装置30Cのその他の構成は、制御装置30Bと同じである。
図19は、実施の形態6における軸倍角位置補正処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理も、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図19を参照して、制御装置30Cは、カウント値θ1に基づいて、電気角が0°から補正データ取得終了角θeの範囲にあるか否かを判定する(ステップS610)。そして、電気角が0°から補正データ取得終了角θeの範囲にあると判定されると(ステップS610においてYES)、制御装置30Cは、データ補正用の軸倍角位置を上記のように補正する(ステップS620)。
以上のように、この実施の形態6によれば、電気角が0°から補正データ取得終了角θeの場合にも、対応の正しい補正データを用いて軸倍角位置を正しく補正することができる。
[実施の形態7]
図20は、カウント値θ1と軸倍角位置Xとの関係を示した図である。図20を参照して、点P1で示される現在のカウント値θ1に対して、点P2で示されるように次回の割込み角が次周期となる場合にも、軸倍角位置がずれる。そこで、この実施の形態7では、次回の割込み角が次周期となる場合には、軸倍角位置が正しい値に補正される。
再び図18を参照して、実施の形態7による回転角検出装置は、実施の形態6による回転角検出装置の構成において、制御装置30Cに代えて制御装置30Dを備える。制御装置30Dは、制御装置30Cの構成において、軸倍角補正部48に代えて軸倍角補正部48Aを含む。
軸倍角補正部48Aは、現在のカウント値θ1に対して次回の割込み角が次周期となる場合には、角度補正部36Aにおいて用いられる軸倍角位置を補正する。具体的には、次回の割込み角が次周期のとき、軸倍角補正部48Aは、正回転時は軸倍角位置を加算し、負回転時は軸倍角位置を減算する。なお、制御装置30Dのその他の構成は、制御装置30Cと同じである。
図21は、実施の形態7における軸倍角位置補正処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの処理も、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図21を参照して、制御装置30Dは、カウント値θ1に対して次回の割込み角が次周期であるか否かを判定する(ステップS710)。そして、次回の割込み角が次周期であると判定されると(ステップS710においてYES)、制御装置30Dは、データ補正用の軸倍角位置を上記のように補正する(ステップS720)。
以上のように、この実施の形態7によれば、次回の割込み角が次周期となる場合にも、対応の正しい補正データを用いて軸倍角位置を正しく補正することができる。
なお、上記の各実施の形態による回転角検出装置は、たとえば、車両駆動用のモータを搭載した電動車両に搭載され、その車両駆動用モータの回転角を検出する装置として適用される。
また、上記の各実施の形態においては、軸倍角が3Xタイプのレゾルバについて代表的に説明したが、この発明は、軸倍角が3Xタイプ以外のレゾルバについても同様に適用可能である。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 レゾルバ、12 ロータ、14 ステータ、16 一次巻線、18,20 二次巻線、25 R/Dコンバータ、30,30A〜30D 制御装置、32 励磁信号発生部、34 二相エンコーダカウンタ、36,36A 角度補正部、38,38A,38B 軸倍角検出部、40 補正データ生成部、42 補正データ保存部、44 定周期信号発生部、46 回転モード制御部、48 軸倍角補正部。

Claims (8)

  1. 回転子1回転につき複数周期の電気角を検出するように構成されたレゾルバと、
    前記複数周期の電気角を前記回転子の機械角と対応付けるために前記複数周期に対応して順次付される軸倍角位置を検出する軸倍角検出部と、
    前記軸倍角検出部によって検出される軸倍角位置毎に角度補正データを生成して保存する補正データ生成部と、
    前記軸倍角位置に対応する前記角度補正データを用いて、前記レゾルバによって検出される電気角を補正する補正部とを備える回転角検出装置。
  2. 前記軸倍角検出部は、予め定められたデータ取得終了角に前記電気角が一致したことを示す割込信号が発生すると、前記割込信号が発生する直前の軸倍角位置に基づいて前記軸倍角位置を検出する、請求項1に記載の回転角検出装置。
  3. 前記軸倍角検出部は、前記複数周期の各々の電気角を第1から第3のゾーンに分けて管理し、一定周期で発生される割込信号が発生したとき、前記第1および第3のゾーン間の移動有無に基づいて前記軸倍角位置を検出する、請求項1に記載の回転角検出装置。
  4. 前記回転子の回転数が予め定められた値以上のとき、回転モードを通常モードとし、前記回転数が前記予め定められた値よりも小さいとき、前記回転モードを低回転モードとする回転モード制御部をさらに備え、
    前記軸倍角検出部は、
    前記通常モードの場合、予め定められたデータ取得終了角に前記電気角が一致したことを示す第1の割込信号が発生すると、前記第1の割込信号が発生する直前の軸倍角位置に基づいて前記軸倍角位置を検出し、
    前記低回転モードの場合、前記複数周期の各々の電気角を第1から第3のゾーンに分けて管理し、一定周期で発生される第2の割込信号が発生したとき、前記第1および第3のゾーン間の移動有無に基づいて前記軸倍角位置を検出する、請求項1に記載の回転角検出装置。
  5. 前記軸倍角検出部は、前記回転子の回転数が前記予め定められた値を超えたとき、第2のゾーンにおいて前記第1の割込信号の発生を許可し、
    前記回転モード制御部は、前記第1および第3のゾーン間の移動に伴なって前記軸倍角検出部により前記軸倍角位置が検出された後、前記低回転モードから前記通常モードへ切替える、請求項4に記載の回転角検出装置。
  6. 前記軸倍角検出部は、前記通常モード時においても、前記複数周期の各々の電気角を前記第1から第3のゾーンに分けて管理する、請求項4または請求項5に記載の回転角検出装置。
  7. 前記電気角が0から前記データ取得終了角のとき、前記補正部において用いられる軸倍角位置を補正する軸倍角補正部をさらに備える、請求項2に記載の回転角検出装置。
  8. 前記補正部による補正が行なわれる予め定められた割込角が次周期のとき、前記補正部において用いられる軸倍角位置を補正する軸倍角補正部をさらに備える、請求項1に記載の回転角検出装置。
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