JP5092847B2 - ズレ検出装置及びズレ検出方法及び位置検出センサ付電動機の製造方法 - Google Patents

ズレ検出装置及びズレ検出方法及び位置検出センサ付電動機の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は,レゾルバ等の位置検出センサをモータに取り付ける際の基準位置からのズレを検出する技術に関する。さらに詳細には,位置検出センサからの信号とモータの誘起電圧とを比較することにより,ズレを検出するズレ検出装置及びズレ検出方法並びにそれらを用いる位置検出センサ付電動機の製造方法に関するものである。
エンコーダ,レゾルバ等の位置検出センサは,モータの回転子の位置又は回転速度を検出するものである。モータの回転制御及び位置制御を正確に行うため,位置検出センサを取り付ける位置精度は高いほうが好ましい。このように高い位置精度で位置検出センサを取り付けるために,モータの製造工程においてズレ検出装置が用いられることがある。このズレ検出装置が検出したズレを基に当該ズレを修正するためである。これにより,制御性に優れたモータを生産することができる。
ところで,ズレ検出方法として例えば特許文献1のようなものがある。この文献の技術ではまず,被検体とは別のモータを用いて,被検体である車両駆動用電動機(以下,単に「電動機」という)の回転子を回転させる。次に,回転子の回転により発生する誘起電圧を検出する。さらに,このズレ検出方法では,位置検出センサからの信号をも検出する。この後,誘起電圧の波形と,位置検出センサからの波形とを比較し,ズレを検出するのである。この比較を行うにあたり,誘起電圧波形がゼロ電位と交差する点(以下「ゼロクロス点」という)の時刻を基準とする。
特開2002−354876号公報
ところが,回転子の回転により発生する誘起電圧は,固定子の構造により不可避的に生じる高調波ノイズの影響を受ける。このため,図1に示すように誘起電圧波形には,時間の経過に対して電圧が大きく変化せずにフラットに近くなることがある。この波形のフラットに近い箇所(フラット形状)がゼロ電位と交差する場合,ゼロクロス点の時刻を高い精度で検出できない。このため,正確なズレの検出及び位置検出センサを高い精度で取り付けることが困難であった。
上記の誤差を小さくするため,特許文献1では電動機の回転子を正回転(S120),及び負回転(S124)させることとしている。こうして得られた正回転時のゼロクロス点と負回転時のゼロクロス点との平均値をとり基準点としている。しかしながら,フラット形状がゼロ電位と交差している場合に,ゼロクロス点の時刻を求める際に誤差を生じることに変わりはない。また,正回転時と負回転時とで必ずしもズレが同程度となるわけではない。ゆえに,上記の方法のズレ検出方法により求めた基準点の精度は高くない。また,特許文献1のズレ検出方法では正回転及び負回転の2回の測定を行うため,検査に要する時間は長いものとなっていた。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,電動機に取り付ける位置検出センサの基準位置のズレを高い精度で検出するズレ検出装置とズレ検出方法及びそれらを用いた位置検出センサ付電動機の製造方法を提供することである。
この課題の解決を目的としてなされた本発明のズレ検出装置は,コイルが巻回された固定子と,永久磁石が固定された回転子と,前記回転子の回転位置を検出する位置検出センサとを有する位置検出センサ付電動機における前記位置検出センサの基準位置のズレ量を検出するズレ検出装置であって,前記回転子を外部から回転させる回転駆動部と,前記回転子の回転により前記コイルに発生する誘起電圧を検出する電圧検出部と,制御部とを有し,前記制御部は,誘起電圧波形の電圧が予め定めた閾値以上である場合にその電圧をその閾値に置き換える振幅制限部と,前記振幅制限部の出力波形から基本波を抽出するフィルタ部と,前記フィルタ部から出力された基本波と前記位置検出センサが出力する信号とからズレ量を算出するズレ算出部とを備えることを特徴とするものである。
かかるズレ検出装置は,位置検出センサ付電動機の位置検出センサの取り付け位置のズレを,誘起電圧波形を基準に検出することができる。また,誘起電圧波形から抽出する基本波がゼロ電位と交差する時刻を正確に検出することができる。
上記に記載のズレ検出装置において,前記フィルタ部が,ローパスフィルタまたはバンドパスフィルタであるとよい。位相が正確な基本波を誘起電圧波形から抽出できるからである。
また,本発明のズレ検出方法は,コイルが巻回された固定子と,永久磁石が固定された回転子と,前記回転子の回転位置を検出する位置検出センサとを有する位置検出センサ付電動機における前記位置検出センサの基準位置のズレ量を検出するズレ検出方法であって,前記回転子を前記位置検出センサ付電動機の外部の動力により回転させ,前記回転子の回転により前記コイルに発生する誘起電圧を検出し,検出した誘起電圧が予め定めた閾値以上である場合にその電圧をその閾値に置き換える振幅制限を施し,前記振幅制限された誘起電圧波形から基本波を抽出し,前記位置検出センサが出力する信号波形を検出し,前記位置検出センサが出力する信号波形と,前記誘起電圧波形から抽出した基本波とを比較してズレを算出することを特徴とするものである。
かかるズレ検出方法は,位置検出センサ付電動機の位置検出センサの取り付け位置のズレを,誘起電圧波形を基準に検出することができる。また,誘起電圧波形から抽出する基本波がゼロ電位と交差する時刻を正確に検出することができる。
上記に記載のズレ検出方法において,ズレの算出を,次式
Asinθ=B
θ:ズレの角度
A:レゾルバ信号波形の振幅のピーク値
B:誘起電圧から抽出した基本波のゼロクロス点の時刻におけるレゾルバ信号の電圧値
により算出するとよい。ズレを正確に検出することができることに変わりはないからである。
また,上記に記載のズレ検出方法であって,ズレの算出を,次式
θ=α・N
θ:ズレの角度
α:1サンプリング間隔の角度
N:時間Tにおけるサンプリング数
T:レゾルバ信号のゼロクロス点と誘起電圧のゼロクロス点の間隔
により算出してもよい。ズレを正確に検出することができることに変わりはないからである。
また,本発明の位置検出センサ付電動機の製造方法は,コイルが巻回された固定子と,永久磁石が固定された回転子と,前記回転子の回転位置を検出する位置検出センサとを有する位置検出センサ付電動機の製造方法であって,前記回転子に前記位置検出センサを仮に固定した状態で,前記回転子を前記位置検出センサ付電動機の外部の動力により回転させ,前記回転子の回転により前記コイルに発生する誘起電圧を検出し,検出した誘起電圧が予め定めた閾値以上である場合にその電圧をその閾値に置き換える振幅制限を施し,前記振幅制限された誘起電圧波形から基本波を抽出し,前記位置検出センサが出力する信号波形を検出し,前記位置検出センサが出力する信号波形と,前記誘起電圧波形から抽出した基本波とを比較してズレを算出し,前記算出したズレをなくすように,前記位置検出センサの取り付け位置を調整し,前記回転子に前記位置検出センサを本固定することを特徴とするものである。
かかる位置検出センサ付電動機の製造方法は,位置検出センサが回転子の位置を正確に検出する位置検出センサ付電動機を製造することができる。これにより,回転制御,位置制御を正確に行うことができる位置検出センサ付電動機が製造される。
本発明によれば,電動機に取り付ける位置検出センサの基準位置のズレを高い精度で検出するズレ検出装置とズレ検出方法及びそれらを用いた位置検出センサ付電動機の製造方法が提供されている。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,ズレ検出装置及びズレ検出方法及びそれらを用いた位置検出センサ付電動機の製造方法について,本発明を具体化したものである。
[第1の形態]
第1の形態に係るズレ検出装置100は,図2に示すように位置検出センサ付電動機1を被検体とするものである。位置検出センサ付電動機1は電動機10と,レゾルバ18とを有するものである。電動機10は,固定子11と,回転子12とを有するものである。ここで,回転子12は8極の永久磁石を備えたものである。また,固定子には,コイル14U,14V,14Wが巻回されている。レゾルバ18は,回転子12の回転位置を検出する位置検出センサである。また,レゾルバ18は,回転子12に1次コイルが,固定子11に2個の2次コイルが固定されたものである。また,固定子11に固定された2個の2次コイルは,互いに90°の角度をなすように配置されているものである。
ここで,レゾルバ18は電動機10に仮に固定された状態である。つまり,現段階ではレゾルバ18の位置精度は高くない。そこで,本形態のズレ検出装置100及びズレ検出方法を用いることにより,レゾルバ18の取り付け位置の基準位置からのズレを検出するのである。そして,このズレを補正することにより,回転制御性,位置制御性に優れた位置検出センサ付電動機1を製造することができるのである。
ズレ検出装置100は,モータ22と,三相平衡負荷回路24と,電圧検出ライン26U,26V,26Wと,R/Dコンバータ(レゾルバデジタルコンバータ)28と,波形変換回路30と,電子制御ユニット40とを有している。
モータ22は,被検体である位置検出センサ付電動機1の回転子12を,外部から回転させるための回転駆動部である。三相平衡負荷回路24は,抵抗25U,25V,25Wを有する電圧検出部である。また,抵抗25U,25V,25Wはそれぞれの中心で結線されており,その中心点は接地されている。抵抗25U,25V,25Wは,それぞれ各相コイル14U,14V,14Wで発生する誘起電圧を検出し,電圧検出ライン26U,26V,26Wへと信号を伝達するものである。電圧検出ライン26U,26V,26Wは,抵抗25U,25V,25Wで検出した誘起電圧を電子制御ユニット40に伝達するためのものである。一方,R/Dコンバータ28は,レゾルバ18の90°の角度をなす2つの2次コイルから出力されるサイン波とコサイン波とからアークタンジェントをとり,回転子12の角度を出力するものである。
波形変換回路30は,レゾルバ18から出力された信号を基に補間法などを利用して正弦波に整形するための波形整形部である。レゾルバ18からの信号はサンプリング周期毎の離散的な値である。このため,例えばレゾルバ信号のゼロクロス点の時刻を決定する際に,ゼロクロス点近傍の正電位と負電位との2点を利用して算出すると誤差が大きい。そこで,正弦波形に整形したものを利用することでより誤差の小さい決定を行うのである。
電子制御ユニット40は,CPU42と,ROM44と,RAM46と,ローパスフィルタ(LPF)48とを備えた制御部である。また,電子制御ユニット40は,振幅制限機能と,フィルタ機能と,ズレ算出機能とを有するものである。さらに,モータ22の制御も行う。CPU42は,ズレ検出処理を行うための演算処理装置である。ROM44は,処理プログラムを記憶するためのものである。RAM46は,CPU42の処理のために一時的にデータを記憶するためのものである。ローパスフィルタ48は,電動機10で発生した誘起電圧から高調波成分を除去するためのフィルタ部である。なお,ローパスフィルタ48は,誘起電圧のみならず,レゾルバ18が出力する信号からも高調波成分を除去するようにしてもよい。電子制御ユニット40には,電圧検出ライン26U,26V,26Wを通じて誘起電圧が入力される。また,電子制御ユニット40には,R/Dコンバータ28からデジタル化されたレゾルバ18の信号と,波形変換回路30から正弦波に整形されたレゾルバ18の信号とが入力されることとなる。
ここで,本形態のズレ検出装置100によるレゾルバ18の基準位置からのズレ検出方法について説明する。まず,ズレ検出処理の全体の流れについて説明する。図3は,ズレ検出装置100が行うズレ検出処理の全体の流れを説明するフローチャートである。なお,簡単のため,U,V,Wの三相のうちU相のみに着目して説明する。
まず,回転子12をモータ22の回転により所定回転数で回転駆動する(S10)。次に,回転子12の回転が安定した後,各相コイル14U,14V,14Wで検知する誘起電圧と,レゾルバが出力する信号とを取得する(S20)。ここで,レゾルバ信号は波形変換回路30により正弦波に整形されたものである(図9上段参照)。
一方,誘起電圧は,電圧検出ライン26U,26V,26Wから入力される。入力された誘起電圧波形は,高調波ノイズの影響を受けて部分的にフラット形状となっている(図5参照)。次に,取得した誘起電圧波形を整形する(S30)。この処理の詳細については後述する。この波形の整形により,誘起電圧波形は歪んだ波形から正弦波に近い波形となる(図9下段参照)。この後,誘起電圧波形とレゾルバ信号波形とを比較することにより,ズレ量θを算出する(S40)。この処理の詳細についても後述する。以上により,ズレ量θが得られた。
ここで,取得した誘起電圧波形の整形(S30)について図4のフローチャートにより詳細に説明する。まず,取得した誘起電圧波形は,図5のように部分的にフラット形状となっている。また,誘起電圧波形のピーク値付近に高調波の影響が特に現れている(図10A,B参照)。さらに,抽出される基本波の位相は,ピーク値付近の値の影響を受けやすい。そこで,図6に示すように振幅をカットする(S31)。なお,図6の破線は,図5の実線の誘起電圧波形と同じものである。ここで,振幅のカットとは,誘起電圧波形(図6破線)の電圧に予め定めた閾値を設け,電圧値が閾値以上である場合にその閾値で置き換える(図6実線)ことである。これは,振幅制限器(Amplitude Limiter)の働きと同じである。なお,設定する閾値は全振幅の1/5から1/3程度の高さに相当する値である。この振幅制限により,高調波の影響の少ない波形が得られた。このため,この後に基本波を抽出する際に,位相がずれることがほとんどない。また,振幅をカットする高さが高すぎれば,高調波の影響が大きいままである。一方,低すぎれば,波形として成り立たない。
次に,振幅制限された誘起電圧波形(図7破線)から高調波成分を除去する(S32)。ここで,図7の破線は,図6の実線と同じものである。この高調波成分の除去には,ローパスフィルタ48を用いる。これにより,誘起電圧波形から基本波(図7実線)を抽出する。このように抽出された基本波(図7実線)は,振幅のカットにより高調波の影響を小さくした誘起電圧波形(図7破線)から抽出されたものである。このため,この基本波(図7実線)は位相のずれた高調波の影響が非常に少ないものである。つまり,レゾルバ18の取り付け位置のズレ量θを高い精度で検出する上で基準となる,より信頼性の高い波形が得られた。
ここで,ズレ量θの算出方法(S40)について図8及び図9により説明する。図8は,ズレ量θを算出する手順を説明するフローチャートである。図9には,整形されたレゾルバ信号波形と,誘起電圧から抽出された基本波とが示されている。レゾルバ信号波形がゼロ電位と交差する時刻と基本波がゼロ電位と交差する時刻との差が,ズレ量θに相当する。なお,縦軸は電圧である。横軸は,角度である。角度は,回転子12の回転速度と,時間とから容易に求まるものである。
まず,誘起電圧波形の基本波からゼロクロス点を読み取る(S41)。次に,その時刻におけるレゾルバ信号波形の電圧値B(図9参照)を読み取る(S42)。次に,レゾルバ信号波形の振幅,すなわちピーク値A(図9参照)を読み取る(S43)。次に,得られたピーク値Aと電圧値Bとから,次に示す式(1)を用いてズレ量θを求める(S44)。
Asinθ=B (1)
ここで,比較のために振幅のカット(S31)を行わなかった場合について説明する。図10における歪みA,Bは,高調波の影響によるものである。このため,そのままローパスフィルタ48により高調波成分を除去した場合,図11に示すように,元の誘起電圧波形がゼロ電位と交差する時刻と,抽出した基本波とがゼロ電位と交差する時刻が異なることがある。これは,高調波成分の影響がピーク値付近では大きいため,基本波を抽出する際に位相がずれてしまうためである。基本波の位相は,ピーク値付近の波形の影響を受けやすい。また,ズレ検出に用いられるのは,誘起電圧波形そのものではなく,それから抽出される基本波,特にその位相である。このため,ピーク値付近から高調波の影響を除去することにより,基本波の位相がずれないようにするのである。これにより,ピーク値付近の歪みA,Bの影響を受けていない基本波が得られる。なお,図11の実線は,誘起電圧波形であり,破線は当該誘起電圧波形から抽出した基本波である。
本形態では,振幅制限(S31)をした後,基本波を抽出(S32)するようにしている。このときの,振幅制限した誘起電圧波形を図12の実線に,当該誘起電圧波形から抽出した基本波を図12の破線に示す。この波形整形(S30)により,ローパスフィルタ48によって抽出した基本波がゼロ電位と交差する時刻と,元の誘起電圧波形がゼロ電位と交差する時刻とで差はほとんど生じない。つまり,振幅制限(S31)により,基本波の位相のズレを回避する。さらに,フィルタ(S32)により,ゼロ電位付近のフラット形状からくるゼロクロス点を決定する際の誤差を小さくするのである。
本形態の位置検出センサ付電動機の製造方法は,電動機10に仮止めされたレゾルバ18のズレ量θを基に取り付け位置を調整するものである。ズレ量θは,上記により算出されている。このため,ズレ量θに応じてレゾルバ18の取り付け角度を調整し,ズレをなくせばよい。
そのために,次式(2)により計算された値を表示計に表示し,その表示値を基にレゾルバ18の位置を調整し,ズレθの修正を行う。
表示値=現時点の角度−ズレ検出終了時の角度+ズレθ (2)
ここで,「ズレθ」は,本形態のズレ検出装置及びズレ検出方法を用いて検出したズレ量θである。また,「ズレ検出終了時の角度」は,上記のズレ検出処理が終了して回転子12の回転を止めたときにR/Dコンバータ28により検出された角度である。また,「現時点の角度」は,調整を行っている最中にR/Dコンバータ28により検出されている角度である。このため,表示値が0となるように取り付け位置の調整を行えばよい。この後,その取り付け位置を保持したままレゾルバ18を本固定する。
ゆえに,本形態の位置検出センサ付電動機の製造方法により製造された電動機は,位置検出センサの取り付け位置精度が高い。さらに,回転子の位置制御及び回転制御の制御性に優れている。また,本形態の位置検出センサ付電動機の製造方法により,歩留まりの向上を図ることができる。
以上,詳細に説明したように,本実施の形態に係るズレ検出装置及びズレ検出方法は,振幅に閾値を設けて振幅制限を施し,フィルタに通して高調波成分を除去した誘起電圧波形と,レゾルバ信号波形とを比較してズレを検出するようにした。このため,誘起電圧のゼロクロス点を高い精度で求めることができる。これにより,位置検出センサの基準位置からのズレを高い精度で検出することができるズレ検出装置及びズレ検出方法が実現されている。本形態の位置検出センサ付電動機の製造方法は,レゾルバを電動機に高い位置精度で取り付けることができるため,制御性の優れた電動機の生産が可能である。さらに,電動機を負回転させる必要がないため,工程を簡略化でき,生産性も向上する。また,歩留まりも向上する。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,位置検出センサとしてレゾルバ以外に,エンコーダまたはホール素子を用いることもできる。また,誘起電圧波形のみならずレゾルバ信号波形についてもローパスフィルタ48によって高調波成分を除去してもよい。また,モータ22とは別の,ズレ検出装置の外部に備えたモータにより,回転子12を回転させても構わない。また,永久磁石の個数は8個でなくても構わない。また,誘起電圧波形のゼロクロス点を基準としてズレを算出したが,その代わりにレゾルバ信号波形のゼロクロス点を基準にしても構わない。
[第2の形態]
以下,第2の形態について説明する。本形態のズレ検出装置のハード構成は第1の形態の図2と同様である。また,回転子を回転駆動し(S10),誘起電圧とレゾルバ信号とを取得し(S20),波形を整形し(S30),ズレ量θを算出する(S40)ことも同様である。さらに,位置検出センサ付電動機の製造方法において,算出したズレ量θの値を基に位置検出センサの取り付け位置を調整することも同様である。このため,重複する部分は説明を省略する。第1の形態と異なる点は,ズレ量の算出手順(S40)である。ゆえに,以下ズレ量θの算出方法について以下に説明する。
本形態におけるズレ量θの算出方法(S40)について図13と図14により説明する。図13は,ズレ量θを算出する手順を説明するフローチャートである。図14には,整形されたレゾルバ信号波形と,誘起電圧から抽出された基本波とが示されている。まず,誘起電圧の基本波がゼロ電位と交差する時刻(ゼロクロス点の時刻T1)及びレゾルバ信号波形がゼロ電位と交差する時刻(ゼロクロス点の時刻T2)を読み取る(S45)。次に,時刻T1から時刻T2にかけての経過時間Tを算出する(S46)。次に,時間Tにおけるレゾルバ信号のサンプリング数をカウントする(S47)。ここで,カウントしたサンプリング数をNとする。
次に,カウントしたサンプリング数Nから,ズレ量θを計算する(S48)。1サンプリング間隔当たりの相当角度αとサンプリング数Nとを用いて,式(3)を用いてズレ量θを求める。
θ=α・N (3)
なお,相当角度αはサンプリング周期と回転子12の回転速度とによって決定されるものである。以上により,ズレ量θが求まった。これを基に第1の形態と同様に,レゾルバ18の取り付け位置の調整を行えばよい。
以上,詳細に説明したように,本実施の形態に係るズレ検出装置及びズレ検出方法は,振幅に閾値を設けて振幅制限を施し,フィルタに通して高調波成分を除去した誘起電圧波形と,レゾルバ信号波形とを比較してズレを検出するようにした。このため,誘起電圧のゼロクロス点を高い精度で求めることができる。これにより,位置検出センサの基準位置からのズレを高い精度で検出することができるズレ検出装置及びズレ検出方法が実現されている。本形態の位置検出センサ付電動機の製造方法は,レゾルバを電動機に高い位置精度で取り付けることができるため,制御性の優れた電動機の生産が可能である。さらに,電動機を負回転させる必要がないため,工程を簡略化でき,生産性も向上する。また,歩留まりも向上する。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,位置検出センサとしてレゾルバ以外に,エンコーダまたはホール素子を用いることもできる。また,誘起電圧波形のみならずレゾルバ信号波形についてもローパスフィルタ48によって高調波成分を除去してもよい。また,モータ22とは別の,ズレ検出装置の外部に備えたモータにより,回転子12を回転させても構わない。また,永久磁石の個数は8個でなくても構わない。また,誘起電圧波形のゼロクロス点を基準としてズレを算出したが,その代わりにレゾルバ信号波形のゼロクロス点を基準にしても構わない。
[第3の形態]
第3の形態に係るズレ検出装置200は,図15に示すように位置検出センサ付電動機2を被検体とするものである。ズレを検出した後,ズレをなくすように調整して位置検出センサ付電動機2を製造することは,第1の形態及び第2の形態と同様である。位置検出センサ付電動機2は電動機110と,エンコーダ118とを有するものである。電動機110は,固定子111と,回転子112とを有するものである。ここで,回転子112は8極の永久磁石を備えたものである。また,固定子には,コイル114U,114V,114Wが巻回されている。エンコーダ118は,スリットが設けられた円板であり,スリットを通過した光により回転子112の位置及び回転を示すパルス信号を得るものである。
ここで,エンコーダ118は電動機110に仮に固定された状態である。つまり,現段階ではエンコーダ118の位置精度は高くない。そこで,本形態のズレ検出装置200及びズレ検出方法を用いることにより,エンコーダ118の取り付け位置の基準位置からのズレを検出するのである。そして,このズレを補正することにより,回転制御性,位置制御性に優れた位置検出センサ付電動機2を製造することができるのである。
ズレ検出装置200は,モータ122と,三相平衡負荷回路124と,電圧検出ライン126U,126V,126Wと,入力処理回路128と,ゼロクロス検出回路130と,ADコンバータ132と,アップダウンカウンタ134と,ローパスフィルタ(LPF)136と,電子制御ユニット140とを有している。
モータ122は,被検体である位置検出センサ付電動機2の回転子112を,外部から回転させるためのものである。三相平衡負荷回路124は,抵抗125U,125V,125Wを有する電圧検出部である。また,抵抗125U,125V,125Wはそれぞれの中心で結線されており,その中心点は接地されている。抵抗125U,125V,125Wは,それぞれコイル114U,114V,114Wで発生する誘起電圧を検出し,電圧検出ライン126U,126V,126Wへと信号を伝達するものである。電圧検出ライン126U,126V,126Wは,抵抗125U,125V,125Wで検出した誘起電圧を入力処理回路に伝達するためのものである。
入力処理回路128は,電圧検出ライン126U,126V,126Wからの信号を増幅して出力するものである。ローパスフィルタ136は,高調波成分を除去するためのものである。ゼロクロス検出回路130は,入力処理回路128からのアナログ信号がゼロ電位とクロスする時点でハイ(H)/ロー(L)が切り換えられる矩形波信号を生成するものである。また,ADコンバータ132は,入力処理回路128より出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するものである。アップダウンカウンタ134は,所定時間の経過により値がインクリメントされ,エンコーダ118からの基準信号によってリセットされるものである。
電子制御ユニット140は,CPU142と,ROM144と,RAM146とを備えたズレ算出部である。CPU142は,ゼロクロス点の時刻の決定を行うとともに,ズレ量を算出するための演算処理装置である。ROM144は,処理プログラムを記憶するためのものである。RAM146は,CPU142の処理のために一時的にデータを記憶するためのものである。電子制御ユニット140には,ゼロクロス検出回路130からの矩形波信号が入力され,ADコンバータからデジタル化された誘起電圧が入力される。また,電子制御ユニット140には,エンコーダ118の信号を元にアップダウンカウンタ134からのカウンタ値が入力される。
続いて,本形態のズレ検査装置200によるエンコーダ118の基準点のズレ検出方法について説明する。図16は,ズレ検査装置200によるエンコーダ118の基準点のズレを検出する際の原理を説明するフローチャートである。図17は,電動機110を回転させたときの,U相の誘起電圧,ゼロクロス検出回路130の出力波形,エンコーダ118の検出信号,アップダウンカウンタ134の出力変化の一例を示す説明図である。なお,説明の容易化のため,U,V,Wの三相のうちのU相だけに着目している。
ズレ検出処理では,まず,アップダウンカウンタ134のカウンタ値Cが0になるのを待つ(S301)。アップダウンカウンタ134は,エンコーダ118が基準点を通過したときにエンコーダ118から出力される信号(例えばパルス信号)によって0にリセットされ,所定時間経過ごとに1ずつインクリメントされる。S301の処理では,エンコーダ118が基準点を検出するのを待つことと等価である。
アップダウンカウンタ134のカウンタ値Cが0となると,周回カウンタnを0にリセットする(S302)。そして,ゼロクロス検出回路130がゼロクロスを検出するのを待つ(S303)。すなわち,電動機110の回転子112をモータ122によって回転させているため,コイル114U,114V,114Wには誘起電圧が生じる。この電圧は,各相コイルに結線された三相平衡負荷回路124の各U,V,W相にも現れる。回転子112に貼付された永久磁石は8極であるから,三相平衡負荷回路124のU相は回転子112が1周するごとに8回にわたってゼロ電位とクロスする。そのため,ゼロクロス検出回路130は,回転子112が1周するごとに,図17に示したように4つの矩形波を出力する。電子制御ユニット140は,ゼロクロス検出回路130からの矩形波信号のH/Lの切り換わりを検出することでゼロクロス点を検出することができる。
ゼロクロス点を検出すると,周回カウンタnを1だけインクリメントする(S304)。そして,アップダウンカウンタ134のカウンタ値Cをn番目のカウンタ値メモリC(n)に記憶する(S305)。そして,周回カウンタnが8と等しいか否かが判断される(S306)。すなわち,ゼロクロスを8回検出するまで,ゼロクロスを検出するごとにカウンタ値メモリC(n)にアップダウンカウンタ134のカウンタ値Cを入れ続ける。
このように,ゼロクロスを8回検出することは,回転子112が1回転したことを意味する。なお,ゼロクロスを検出したときの処理は,ゼロクロス検出回路130からの矩形波信号のH/Lによる割り込み処理として処理することができる。
周回カウンタnが8になると,アップダウンカウンタ134のカウンタ値Cの最大値,すなわちアップダウンカウンタ134がリセットされる直前の値(図17における時間t9のときの値)をカウンタ最大値Cmaxとして入力する(S307)。そして,入力したカウンタ最大値Cmaxを360度で割ってアップダウンカウンタ134のカウンタ値Cを角度に換算する角度換算係数Kを計算する(S308)。そして,計算した角度換算係数Kを基に,次式(4)によりエンコーダ118の基準点のズレYmを計算する(S309)。その後,本処理を終了する。
Ym={K・ΣC(n)−Σ45・(n−1)}/8 (4)
なお,ズレ検出装置200では,エンコーダ118の基準点のズレの検出を行うとともに電動機110の異常検査も行う。電動機110の異常検査は,ROM144に予め記憶された電動機110が正常時の誘起電圧の波形(マスタ波形)と,ADコンバータ132から入力される各U,V,W相の波形(被検体波形)を比較することによって行われる。異常判定は,マスタ波形と被検体波形とを重ね合わせ,そのズレ量の程度によって行われる。このように,エンコーダ118の基準点のズレの検出と電動機110の異常検査とを同時に行うことができる。よって,電動機110の総検査時間の短縮化も図られる。
以上詳細に説明したように本形態のズレ検出装置200では,誘起電圧の高調波成分をローパスフィルタ136によって除去している。これにより,誘起電圧波形のゼロクロス付近の形状が滑らかになり,ゼロクロス検出回路130にてゼロクロス点を正確に検出できる。そのため,正負回転のそれぞれで得られるズレ量がほぼ同値となり,正回転によるズレ検出ないし負回転によるズレ検出のいずれか一方で済む。従って,電動機に取り付けられた位置検出センサの基準点のズレ検出時間の短縮化が図られたズレ検出装置およびズレ検出方法が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,高調波成分を除去する手段は,ローパスフィルタに限るものではなく,例えばバンドパスフィルタであってもよい。
また,位置検査センサとして,エンコーダ,レゾルバに限るものではなく,ホール素子であってもよい。また,本実施の形態では,車両駆動用モータについて検査を行っているが,これに限るものではない。すなわち,家電製品用モータの検査に本発明を適用してもよい。
回転子の回転により発生する誘起電圧波形を例示する図である。 第1の形態及び第2の形態のズレ検出装置のハード構成を説明する図である。 第1の形態及び第2の形態のズレ検出方法を説明するフローチャートである。 波形整形処理を説明するフローチャートである。 三相平衡負荷回路で検出される誘起電圧の波形を示すグラフである。 振幅制限による波形整形処理を説明するグラフである。 高調波を除去して基本波を抽出する処理を説明するグラフである。 ズレ量θの算出手順を説明するフローチャート(その1)である。 ズレ量θの算出方法を説明するグラフ(その1)である。 誘起電圧波形への高調波の影響を説明するグラフである。 誘起電圧波形と基本波とのゼロクロス点のズレを説明するグラフ(その1)である。 誘起電圧波形と基本波とのゼロクロス点のズレを説明するグラフ(その2)である。 ズレ量θの算出手順を説明するフローチャート(その2)である。 ズレ量θの算出方法を説明するグラフ(その2)である。 第3の形態のズレ検出装置のハード構成を説明する図である。 第3の形態のズレ検出手順を説明するフローチャートである。 第3の形態のズレ検出方法を説明するグラフである。
符号の説明
1,2…位置検出センサ付電動機
11,111…固定子
12,112…回転子
14U,14V,14W,114U,114V,114W…コイル
18…レゾルバ
22,122…モータ
24,124…三相平衡負荷回路
25U,25V,25W,125U,125V,125W…抵抗
28…R/Dコンバータ
30…波形変換回路
40,140…電子制御ユニット
48,136…ローパスフィルタ
100,200…ズレ検出装置
118…エンコーダ
128…入力処理回路
130…ゼロクロス検出回路
132…ADコンバータ
134…アップダウンカウンタ

Claims (6)

  1. コイルが巻回された固定子と,
    永久磁石が固定された回転子と,
    前記回転子の回転位置を検出する位置検出センサとを有する位置検出センサ付電動機における前記位置検出センサの基準位置のズレ量を検出するズレ検出装置であって,
    前記回転子を外部から回転させる回転駆動部と,
    前記回転子の回転により前記コイルに発生する誘起電圧を検出する電圧検出部と,
    制御部とを有し,
    前記制御部は,
    誘起電圧波形の電圧が予め定めた閾値以上である場合にその電圧をその閾値に置き換える振幅制限部と,
    前記振幅制限部の出力波形から基本波を抽出するフィルタ部と,
    前記フィルタ部から出力された基本波と前記位置検出センサが出力する信号とからズレ量を算出するズレ算出部とを備えることを特徴とするズレ検出装置。
  2. 請求項1に記載のズレ検出装置であって,
    前記フィルタ部が,ローパスフィルタまたはバンドパスフィルタであることを特徴とするズレ検出装置。
  3. コイルが巻回された固定子と,
    永久磁石が固定された回転子と,
    前記回転子の回転位置を検出する位置検出センサとを有する位置検出センサ付電動機における前記位置検出センサの基準位置のズレ量を検出するズレ検出方法であって,
    前記回転子を前記位置検出センサ付電動機の外部の動力により回転させ,
    前記回転子の回転により前記コイルに発生する誘起電圧を検出し,
    検出した誘起電圧が予め定めた閾値以上である場合にその電圧をその閾値に置き換える振幅制限を施し,
    前記振幅制限された誘起電圧波形から基本波を抽出し,
    前記位置検出センサが出力する信号波形を検出し,
    前記位置検出センサが出力する信号波形と,前記誘起電圧波形から抽出した基本波とを比較してズレを算出することを特徴とするズレ検出方法。
  4. 請求項3に記載のズレ検出方法であって,
    ズレの算出を,次式
    Asinθ=B
    θ:ズレの角度
    A:レゾルバ信号波形の振幅のピーク値
    B:誘起電圧から抽出した基本波のゼロクロス点の時刻におけるレゾルバ信号の電圧値
    により算出することを特徴とするズレ検出方法。
  5. 請求項3に記載のズレ検出方法であって,
    ズレの算出を,次式
    θ=α・N
    θ:ズレの角度
    α:1サンプリング間隔の角度
    N:時間Tにおけるサンプリング数
    T:レゾルバ信号のゼロクロス点と誘起電圧のゼロクロス点の間隔
    により算出することを特徴とするズレ検出方法。
  6. コイルが巻回された固定子と,
    永久磁石が固定された回転子と,
    前記回転子の回転位置を検出する位置検出センサとを有する位置検出センサ付電動機の製造方法であって,
    前記回転子に前記位置検出センサを仮に固定した状態で,
    前記回転子を前記位置検出センサ付電動機の外部の動力により回転させ,
    前記回転子の回転により前記コイルに発生する誘起電圧を検出し,
    検出した誘起電圧が予め定めた閾値以上である場合にその電圧をその閾値に置き換える振幅制限を施し,
    前記振幅制限された誘起電圧波形から基本波を抽出し,
    前記位置検出センサが出力する信号波形を検出し,
    前記位置検出センサが出力する信号波形と,前記誘起電圧波形から抽出した基本波とを比較してズレを算出し,
    前記算出したズレをなくすように,前記位置検出センサの取り付け位置を調整し,
    前記回転子に前記位置検出センサを本固定することを特徴とする位置検出センサ付電動機の製造方法。
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