JP3248856B2 - ブラシレスモータの回転数検出装置 - Google Patents

ブラシレスモータの回転数検出装置

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JP3248856B2 JP07594697A JP7594697A JP3248856B2 JP 3248856 B2 JP3248856 B2 JP 3248856B2 JP 07594697 A JP07594697 A JP 07594697A JP 7594697 A JP7594697 A JP 7594697A JP 3248856 B2 JP3248856 B2 JP 3248856B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に音響機器や映
像機器に用いるブラシレスモータの回転数検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のブラシレスモータの回転
数検出装置の一例の構成図であり、回転数検出装置30
は、図示しないマグネットロータと、このマグネットロ
ータと対向して設けられた例えば3相の各駆動コイル3
1aにより構成される駆動コイル31と、各駆動コイル
31aに駆動電流を供給する駆動回路32と、この各駆
動コイル31aに誘起される電圧を波形整形する各逆起
電圧波形整形回路33aにより構成される逆起電圧波形
整形回路33と、この逆起電圧波形整形回路33から出
力される各相ごとの出力を加算する加算回路34、及び
後述する誤動作防止回路35とにより構成される。
【0003】図4は、前記回転数検出装置30の1相分
の各部波形で、同図(H)は駆動コイル31aに供給さ
れる駆動電流を、同図(I)は起動時における駆動コイ
ル31aの端子間電圧を、同図(J)は逆起電圧波形整
形回路33aの出力電圧を示す。同図(I)に示すよう
に、駆動コイル31aには無通電区間(k点を中心とす
る電気角で60度の区間)に誘起電圧が生じており、こ
の誘起電圧は本来の逆起電圧に後述するスパイクノイズ
(電流切替え時のフライバックパルスによる雑音)が重
畳されたものである。以下の説明において逆起電圧と
は、特に断らない限る前記誘起電圧を指すものとする。
【0004】図3に示す3相の駆動コイルについて以下
に説明する。各駆動コイル31aは電気角で120度ず
つ離れて配置され、120度の位相差をもって駆動電流
が流され、120度の位相差をもって逆起電圧が発生す
るが、各相とも波形は略同一であるため他の相について
は図示及びその説明を省略する。図4の(H)に示すよ
うに、ある相の駆動コイル31aは、同図(I)の逆起
電圧のピーク点pを中心に電気角で約120度に相当す
る期間正方向に通電され、次に同図(I)の逆起電圧の
交番点(ゼロクロス点)kを中心に電気角で約60度に
相当する期間無通電となり、その後は電気角で約120
度に相当する期間負方向に通電される。さらにその後、
電気角で約60度に相当する期間無通電となる。このよ
うに正方向の通電と負方向の通電とが無通電区間を挟ん
で交互に繰返される。
【0005】前記無通電区間における交番点(ゼロクロ
ス点)kを検出することによって逆起電圧の周期を検出
でき、この周期を基にしてモータの回転数を検出でき
る。このために各駆動コイルの電圧は逆起電圧波形整形
回路33aで波形整形され、逆起電圧波形整形回路33
aから同図(J)に示す波形が出力される。しかし、こ
の構成によれば各相の駆動コイルの電流切替をする際
に、各駆動コイルには、本来の逆起電圧に対してフライ
バックパルスによる雑音(スパイクノイズ)nが重畳す
ることがある。
【0006】このフライバックパルスによる雑音nは、
モータの起動時や加速時等に電流切り換え時点近傍に発
生し易く、この雑音が発生すると同図(J)に示すよう
に逆起電圧波形整形回路33の出力には誤信号mが現わ
れ、回転数検出装置30が誤動作してしまう。このため
に、従来は図3に示すように、例えばコンデンサ35a
と抵抗35bで構成した誤動作防止回路35等を各駆動
コイル31aとアース間に挿入し、このフライバックパ
ルスによる雑音nの振幅を下げて誤動作を防止してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、ブラ
シレスモータの回転数を検出する方法として、駆動コイ
ルに誘起される電圧の周期を検出し、この検出された周
期を基にして回転数を算出する方法がある。しかし、前
記駆動コイルの誘起電圧にはフライバックパルスによる
雑音が重畳されるために、これまで、正確にモータの回
転数を検出することが困難であった。また、回転数検出
装置1が誤動作しないレベルまでこのフライバックパル
スの雑音nの振幅を落とすためには、コンデンサ35a
として比較的容量の大きなものが必要であった。従って
コンデンサ35aの形状も大きくなり、モータの小型化
を図るのに都合が悪かった。
【0008】本発明の目的は、駆動コイルに誘起される
電圧を基にしてモータの回転数を検出する際に回転数検
出の誤動作がなく、且つモータの小型化に適したブラシ
レスモータの回転数検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するためになされたものであって、電機子を構成する多
相の駆動コイルと、多極に着磁されたマグネットロー
タと、前記駆動コイルの逆起電圧にほぼ同期し且つ
マグネットロータの回転角を示す位置信号をそれぞれ
検出する位置信号検出手段とを有するブラシレスモータ
の回転数検出装置において、前記駆動コイルの逆起
圧をそれぞれ波形整形する逆起電圧波形整形回路と、前
位置信号をそれぞれ波形整形する回路であって、前
位置信号の1/2周期より長い第1の期間で第1の
論理値を出力し、前記位置信号の1周期から前記第1
の期間を差し引いた第2の期間で第1の論理値と異なる
第2の論理値をそれぞれ出力する位置信号波形整形回路
と、前記逆起電圧波形整形回路の出力と前記位置信号
波形整形回路の出力とを入力変数としてそれぞれ論理
演算する回路であって、前記各駆動コイルの各相当り
1の論理値である前記位置信号波形整形回路の出力期間
にて前記逆起電圧波形整形回路の出力が第1の論理値か
ら第2の論理値に反転するタイミングに同期して第2の
論理値から第1の論理値に反転し この反転後 第1の論
理値である前記位置信号波形整形回路の出力が第2の論
理値に反転するタイミングに同期して第1の論理値から
第2の論理値に反転し この反転後 第2の論理値である
前記位置信号波形整形回路の出力が第1の論理値に反転
した後に第1の論理値である前記位置信号波形整形回路
の出力期間にて前記逆起電圧波形整形回路の出力が第1
の論理値から第2の論理値に再び反転するタイミングに
同期して第2の論理値から前記第1の論理値に再び反転
する演算回路出力を出力する論理演算回路と、前記論理
演算回路からそれぞれ出力する各相当りの演算回路出力
をそれぞれ加算した回転数検出信号を出力する加算回路
とを備えたことを特徴とするブラシレスモータの回転数
検出装置である。
【0010】上記の構成により、駆動コイルの電流切替
に伴って駆動コイルの誘起電圧に現れる偽りのゼロクロ
ス点のうち、前記論理演算回路の出力論理を反転させる
偽のゼロクロス点付近においては、前記誘起電圧の如何
にかかわらず前記論理演算回路の出力が所定の論理値を
出力するように、即ち前記論理演算回路が不感帯を有す
るようにし、本来のゼロクロス点でのみ出力が反転する
ようにして、正確な速度信号を得られるようにしたもの
である。
【0011】図1、2に示すように、各駆動コイルの電
圧は逆起電圧波形整形回路2で波形整形され、位置信号
は位置信号波形整形回路3で波形整形される。位置信号
波形整形回路3では、その出力Siの立下りがフライバ
ックパルスによって形成される偽のゼロクロス点y1
と、その近傍にある本来の(真の)ゼロクロス点x1と
の間になるように閾値を設定する。これにより、位置信
号波形整形回路3では、前記ゼロクロス点y1からその
近傍の真のゼロクロス点x1までの間に出力が反転して
第1の論理値となり、この第1の論理値をとる第1の期
間T1が前記位置信号の1/2周期より長くなるよう波
形整形が行われる。
【0012】次に、逆起電圧波形整形回路2の出力と前
記位置信号波形整形回路3の出力とが入力変数として論
理演算回路に入力される。
【0013】この論理演算回路は、位置信号波形整形回
路の出力Siが前記第2の論理値になった時には、その
出力の論理値は逆起電圧波形整形回路2の出力Sgに関
係なく所定の論理値を出力する。即ち逆起電圧波形整形
回路2の出力に対して不感帯を有するように動作する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に従って説明する。図1は本発明に係るブラシレ
スモータの回転数検出装置の一例の構成図、図2は同各
部波形である。尚、図中従来例と同じ部分は同一番号を
付して説明を省略する。
【0015】図1には3相ブラシレスモータによって本
発明の一例を示し、ブラシレスモータは、多相に着磁さ
れたマグネットロータ(図示せず)と、各相の駆動コイ
ル31aにより構成される駆動コイル31と、これらの
駆動コイル31aに駆動電流を供給する駆動回路32
と、前記マグネットロータの回転角を検出して得られる
位置信号を出力する位置信号検出手段とを備え、ブラシ
レスモータの回転数検出装置1は、前記駆動コイル31
aに誘起される電圧を波形整形する逆起電圧波形整形回
路2と、前記位置信号を波形整形する各相ごとのシュミ
ットトリガ回路3aにより構成される位置信号波形整形
回路3と、逆起電圧波形整形回路2の出力と位置信号波
形整形回路3の出力とを入力変数とする論理演算回路4
と、この論理演算回路4から出力された各相ごとの出力
を加算してモータの回転数検出信号を出力する加算回路
5とにより構成される。
【0016】前記位置信号検出手段において、マグネッ
トロータ、即ち回転子の回転角を示す位置信号の検出
は、例えば、電気角で120度ずつ離間してステータに
固定した3つのホール素子によって前記マグネットロー
タの磁束密度を検出して行われる。次に、図1と共に図
2を参照しながらブラシレスモータの回転数検出装置1
の動作について説明する。尚、従来の技術において説明
したのと同様に1相の駆動コイル31aについて説明
し、他相については省略する。
【0017】駆動回路32は通電する駆動コイルを順次
切り替えながら各駆動コイル31aに駆動電流を供給
し、マグネットロータに回転力を与える。一方、各駆動
コイル31aには誘起電圧が誘起される。
【0018】図2(H)は駆動コイルの駆動電流を示
す。同図(I)は起動時における駆動コイルの端子間電
圧を示すが、通電区間では駆動コイルの抵抗分と電流に
よる電圧降下と、誘起される逆起電圧とが加算されたも
のが示され、無通電区間では駆動コイルに誘起される逆
起電圧そのものが示されている。この逆起電圧は、電流
切替えの影響を受けていない本来の逆起電圧に前記スパ
イクノイズ(誤信号)yが重畳されたものである。この
駆動コイルの電圧は逆起電圧波形整形回路2に入力さ
れ、2つの論理値、即ちレベル(L、H)にある矩形波
に波形整形されて図2(A)で示す出力電圧Sgとな
る。この出力電圧Sgは、前記逆起電圧xの真のゼロク
ロス点x1、x2で出力レベルが反転している他、前記
誤信号yによる偽のゼロクロス点y1、y2、y3、y
4でも出力レベルが反転しており、これが、モータの回
転数を検出するに際して問題となる。
【0019】一方、図示しないホール素子によって検出
された位置信号が駆動回路32を介して取り出され、位
置信号波形整形回路3に入力される。図2の(S)は位
置信号電圧を、同図(B)は位置信号波形整形回路の出
力Siを示す。ここに、同図(I)に示す逆起電圧xの
真のゼロクロス点x1,x2と同図(S)に示す位置信
号の交番点(ゼロクロス点)g1,g2とのタイミング
は略一致している。
【0020】この位置信号波形整形回路3は、所定の閾
値により入力信号をデューティー比が50%でない矩形
波に変換する各相ごとのシュミットトリガ回路3aによ
り構成される。即ち、このシュミットトリガ回路3aで
は、前記位置信号の1/2周期より長い第1の期間T1
では第1のレベル(論理値L)を出力し、前記位置信号
の1周期から前記第1の期間T1を差し引いた第2の期
間T2では第2のレベル(論理値H)を出力するように
閾値vfとヒステリシス特性とが設定される。この設定
は、位置信号波形整形回路3の出力が、前記偽のゼロク
ロス点y1から逆起電圧xの真のゼロクロス点x1まで
の間で立ち下がるように行なわれる。
【0021】この場合、同図(S)、(B)に示すよう
に、波形のエッジの位置g3、g4は、シュミットトリ
ガ回路3aの閾値vfとヒステリシス特性とにより、前
記交番点g1、g2とは異なった位置となる。即ちエッ
ジの位置g3は前記交番点g1より少し手前の時点とな
り、エッジの位置g4は少し後の時点となり、同図
(B)に示す位置信号波形整形回路3の出力SiがLレ
ベルとなる第1の期間T1は前記出力SiがHレベルで
ある第2の期間T2より大になる。そして、前記偽のゼ
ロクロス点y1は前記位置信号波形整形回路3の出力S
iがHレベルとなる第2の期間T2の区間内にある。
【0022】前記逆起電圧波形整形回路2の出力Sg及
び位置信号波形整形回路3の出力Siは論理演算回路4
に入力される。この論理演算回路4は、各相の逆起電圧
波形整形出力のレベルを反転する3つのNOTゲート4
a、及びこのNOTゲート4aの出力信号を夫々クロッ
ク端子に入力する3つのDフリップフロップ回路(以
下、D・F/Fと記す)4bで構成される。
【0023】各D・F/F4bのクロック端子にはNO
Tゲート4aの出力信号が各々入力され、DATA入力
端子には各相の位置信号波形整形回路3の出力が夫々入
力される。又、SET入力端子はDATA入力端子と夫
々短絡されている。D・F/F回路4bのクロック端子
には図2(A)の電圧がNOTゲート4aで反転されて
入力され、DATA入力端子には同図(B)の電圧が入
力され、出力端子Qから同図(C)に示す波形の電圧が
出力される。
【0024】D・F/F回路4bは、SET端子に印加
されている信号が低レベル(L)である場合には、クロ
ック端子の入力の立ち下がりのタイミングに於いて、D
ATA入力端子に入力されているレベルの信号を出力端
子Qに出力する。そして、SET端子に高レベル(H)
の信号が入力されていると、Q出力端子に無条件で高レ
ベルの信号を出力する。この出力のレベルはクロック端
子のレベルには無関係である。
【0025】即ち、前記偽のゼロクロス点y1点では同
図(B)の電圧は高レベルなので、同図(C)の電圧も
高レベル(H)のままとなるが、真のゼロクロス点x1
点では同図(B)の電圧は低レベル(L)なので、この
ゼロクロス点x1で同図(C)の電圧は低レベル(L)
となる。
【0026】同図(I)に示すように、真のゼロクロス
点x2の近傍にはスパイクノイズによる2つの偽のゼロ
クロス点y3、y4がある。この偽のゼロクロス点y
3、y4近傍では、SET端子に印加されている信号が
低レベル(L)であるから、クロック端子の入力の立ち
下がりのタイミングに於いても出力端子Qは低レベル
(L)のままである。即ち偽のゼロクロス点y3、y4
ではD・F/F4bの出力のレベルは反転しない。次
に、同図(B)の波形のエッジの位置g4ではSET端
子が高レベル(H)となるため同図(C)の電圧は無条
件で高レベル(H)になる。このように論理演算回路4
の出力において、レベルが反転するタイミングは同図
(A)における誤信号y成分の影響を受けていない。
【0027】即ち、誤信号y成分の影響を受けず逆起電
圧x成分の真のゼロクロス点x1が検出され、このタイ
ミングで出力端子Qのレベルは反転し立下がり信号とし
て出力される。従って、この同図(C)の立ち下がりに
基づいて正確にモータの回転数を検出することができ
る。
【0028】本実施の形態においては、この同図(C)
の3相の波形、即ち、3つのD・F/FのQ端子出力は
夫々加算回路5に入力されて各相の出力信号が加算さ
れ、同図(D)の回転数検出信号となって出力される。
【0029】そして、ホール素子等によって検出された
位置信号が3つの相間で振幅の不斉一がある場合であっ
ても、同図(D)に示す回転数検出信号の立ち下がりを
利用すればモータの回転制御を良好に行うことができ
る。即ち、同図(D)に示す信号の立ち下がりを利用す
れば、同図(C)に示す信号の立ち下がりを利用した場
合より、モータの回転数の検出を短い周期で行なうこと
ができ、モータの回転制御をより良好に行なうことがで
きる。又、逆起電圧波形整形回路2、位置信号波形整形
回路3、論理演算回路4及び加算回路5は、従来の一般
的なICにより構成できるので小型化及び低価格化が可
能となる。
【0030】以上、詳細に述べたように、本願発明によ
れば比較的容量の大きなコンデンサや抵抗等の組合わせ
による誤動作防止回路を設けることなく、電流切替に起
因するフライバックパルス等の雑音の影響を除去するこ
とができるので、正確にモータの回転数を検出すること
ができ、又回転数検出装置1の小型化及び低価格化を図
ることができる。
【0031】なお、上記実施形態は本発明の一例であ
り、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。本発明によればブラシレスモータの回転数検出装
置において、単純な回路構成によって逆起電圧に重畳さ
れるフライバックパルスの影響を受けることなく駆動コ
イルに誘起される逆起電圧の正確なゼロクロス点を検出
することができる。即ち、正確にブラシレスモータの回
転数を検出することができ、且つ波形整形回路の小型化
を図ることができるブラシレスモータの回転数検出装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラシレスモータの回転数検出装
置の一例の構成図
【図2】本発明に係るブラシレスモータの回転数検出装
置の各部波形
【図3】従来のブラシレスモータの回転数検出装置の一
例の構成図
【図4】従来のブラシレスモータの回転数検出装置の各
部波形
【符号の説明】
1…ブラシレスモータの回転数検出装置、2…逆起電圧
波形整形回路、3…位置信号波形整形回路、3a…シュ
ミットトリガ回路、4…論理演算回路、4a…NOTゲ
ート、5…加算回路、31…駆動コイル、31a…各相
の駆動コイル、32…駆動回路、4b…Dフリップフロ
ップ回路(D・F/F)、g1,g2…位置信号の交番
点(ゼロクロス点)、g3,g4…位置信号波形整形回
路出力のエッジの位置、Q…D・F/Fの出力端子、T
1,T2…期間、x…逆起電圧、x1,x2…本来の(真
の)ゼロクロス点、y…誤信号、y1,y2,y3,y
4…偽のゼロクロス点、vf…閾値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子を構成する多相の駆動コイル
    と、多極に着磁されたマグネットロータと、前記駆動コ
    イルの逆起電圧にほぼ同期し且つマグネットロータの
    回転角を示す位置信号をそれぞれ検出する位置信号検
    出手段とを有するブラシレスモータの回転数検出装置に
    おいて、 前記駆動コイルの逆起電圧をそれぞれ波形整形する逆
    起電圧波形整形回路と、 前記位置信号をそれぞれ波形整形する回路であって、
    前記位置信号の1/2周期より長い第1の期間で第1
    の論理値を出力し、前記位置信号の1周期から前記第
    1の期間を差し引いた第2の期間で第1の論理値と異な
    る第2の論理値をそれぞれ出力する位置信号波形整形回
    路と、 前記逆起電圧波形整形回路の出力と前記位置信号波形
    整形回路の出力とを入力変数としてそれぞれ論理演算
    する回路であって、前記各駆動コイルの各相当り 第1の論理値である前記
    位置信号波形整形回路の出力期間にて前記逆起電圧波形
    整形回路の出力が第1の論理値から第2の論理値に反転
    するタイミングに同期して第2の論理値から第1の論理
    値に反転し この反転後 第1の論理値である前記位置信
    号波形整形回路の出力が第2の論理値に反転するタイミ
    ングに同期して第1の論理値から第2の論理値に反転
    この反転後 第2の論理値である前記位置信号波形整
    形回路の出力が第1の論理値に反転した後に第1の論理
    値である前記位置信号波形整形回路の出力期間にて前記
    逆起電圧波形整形回路の出力が第1の論理値から第2の
    論理値に再び反転するタイミングに同期して第2の論理
    値から前記第1の論理値に再び反転する演算回路出力を
    出力する 論理演算回路と、前記論理演算回路からそれぞれ出力する各相当りの演算
    回路出力をそれぞれ加算した回転数検出信号を出力する
    加算回路とを備えた ことを特徴とするブラシレスモータ
    の回転数検出装置。
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