JPH077990A - コレクタレス直流電動機用整流回路配置 - Google Patents

コレクタレス直流電動機用整流回路配置

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Publication number
JPH077990A
JPH077990A JP6002681A JP268194A JPH077990A JP H077990 A JPH077990 A JP H077990A JP 6002681 A JP6002681 A JP 6002681A JP 268194 A JP268194 A JP 268194A JP H077990 A JPH077990 A JP H077990A
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signal
motor
pulse
collectorless
circuit arrangement
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JP6002681A
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Inventor
Guenther Doering
デーリング ギュンター
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Koninklijke Philips NV
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Philips Electronics NV
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • H02P6/182Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using back-emf in windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/34Modelling or simulation for control purposes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 平坦な後縁を有するダイオードパルスによる
誤りのある整流が最早発生ぜず、従って種々の作動状態
の下でも電動機が完全に回転するようにしたコレクタレ
ス直流電動機用転流回路配置を提供せんとするものであ
る。 【構成】 整流子センサを用いないコレクタレス直流電
動機用整流回路配置において前記直流電動機は少なくと
も2つの巻線608,609,610を具え、電動機電
流は基準電圧Urに到達した誘起電圧uiから取出した
パルス状シフト信号shによって一方の巻線から次の巻
線に直流電動機の回転方向に整流せしめるようにし、前
記シフト信号shは前記直流電動機の回転速度に依存す
る可調整パルス間隔td1,td2を有し、前記シフト
信号shのパルスによって前記整流により生ずる過渡効
果が前記誘起電圧uiに発生する時間間隔を少なくとも
カバーし、前記シフト信号shのパルスを用いて前記整
流により生じ、前記誘起電圧に発生する過渡効果を抑圧
し得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は整流子センサを用いない
コレクタレス直流電動機用整流回路配置であって、前記
直流電動機は少なくとも2つの巻線を具え、電動機電流
は基準電圧に到達した誘起電圧から取出したパルス状シ
フト信号によって一方の巻線から次の巻線に直流電動機
の回転方向に整流せしめるようにしたコレクタレス直流
電動機用整流回路配置に関するものである。さらに、本
発明はかかるコレクタレス直流電動機用整流回路配置を
具える直流電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】3相システムを有する固定子および永久
磁石回転子を具える整流子センサを用いないコレクタレ
ス直流電動機用整流回路配置はドイツ国特許公開DE-OS
36 02227公報に記載されている。この電動機の整流の状
態は固定子巻線に誘起される電圧に基づいて決まる。測
定電圧および整流の状態に依存する公称−位相信号が同
一の符号を有するかどうかを示す比較信号を発生する。
この比較信号は可能なスプリアス零交差が巻線に発生す
る際の時間周期に重畳される。この比較信号に応答して
測定電圧の符号が公称−位相信号により規定される符号
に一致しない場合に電動機は1整流ステップだけ進む。
さらに、整流が進む瞬時を巻線に誘起された電圧と基準
電圧との比較により取出し、整流を誘起電圧が基準電圧
に到達する瞬時に対し電動機に連結された速度計発電機
からの所定数の速度パルスだけ遅延させるようにした直
流電動機用整流方法はドイツ国特許DE-PS 37 10 509公
報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記両特許公報に記載
されている回路配置では、電動機を1整流ステップだけ
進めるシフト信号を発生させるようにしている。このシ
フト信号は、整流により生じる固定子巻線の過渡効果を
抑圧するとともに回転子の位置に関連する相関エラー情
報信号を抑圧するために用いる。従って、このシフト信
号は回転速度に依存する誘起電圧の部分のみをせしめる
ための手助けとなる。上記ドイツ国特許公開DE-OS 36 0
2 227公報には、この目的のために、周期が整流中過渡
効果を補償するダイオードの電流導通角およびこれに加
わる一定周期に依存する信号によってシフト信号を形成
するようにした回路配置が記載されている。
【0004】しかし、この方法は、測定電圧に発生する
ダイオードパルスの後縁が極めて平坦なパターンを呈す
るため全ブロッキング周期後、即ち、シフト信号の終端
にダイオードの導通がいまだ低下せず、従って測定電圧
が基準電圧と比較する際エラー情報信号のある値を有す
る電動機では失敗し、従って誤りのある整流を生ずるよ
うになること明らかである。
【0005】本発明の目的は前述した誤りのある整流が
最早発生ぜず、従って前述した作動状態の下でも電動機
が完全に回転する上述した種類のコレクタレス直流電動
機用転流回路配置を提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は整流子センサを
用いないコレクタレス直流電動機用整流回路配置であっ
て、前記直流電動機は少なくとも2つの巻線を具え、電
動機電流は基準電圧に到達した誘起電圧から取出したパ
ルス状シフト信号によって一方の巻線から次の巻線に直
流電動機の回転方向に整流せしめるようにしたコレクタ
レス直流電動機用整流回路配置において、前記シフト信
号は前記直流電動機の回転速度に依存する可調整パルス
間隔を有し、前記シフト信号のパルスによって前記整流
により生ずる過渡効果が前記誘起電圧に発生する時間間
隔を少なくともカバーし、前記シフト信号のパルスを用
いて前記整流により生じ、前記誘起電圧に発生する過渡
効果を抑圧するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】従って、本発明によれば誘起電圧が抑圧される
時間間隔を直流電動機の回転速度のみによって簡単に調
整して誘起電圧の評価時に過渡効果により生ずる干渉を
防止することができる。斯様にして規定されたシフト信
号および過渡効果により生ずる誤りのある整流が排除さ
れる確実性を提供することができる。本発明によれば種
々の変形を有する過渡効果の時間間隔を正確に決める必
要のある問題を簡単に除去することができる。
【0008】また、前記シフト信号のパルス間隔は直流
電動機の回転速度に応答して固定された予め定めた値に
変化させるようにするのが好適である。従ってかかる極
めて簡単な回路配置には直流電動機の回転速度の全範囲
を2区分に細分割し、低い速度範囲に対するシフト信号
のパルス幅を予め決め得る高い値とし、アイドリング回
転速度までの残りの回転速度に対するシフト信号のパル
ス幅を予め決め得る低い値とする。従って速度範囲を3
つ以上の区分に細分割し、パルス幅を3つ以上の固定の
予め決め得る値に適宜に変化させ得るようにする。
【0009】本発明回路配置の利点は、各整流後誘起電
圧に発生するいわゆるダイオードパルスの後縁が例えば
低速で極めて平坦なパターンを呈する場合に特に顕著で
ある。これらダイオードパルスは過渡効果の大部分を示
す。過渡効果が誘起電圧で完全に抑圧されない場合には
これら過渡効果によってこの誘起電圧と基準電圧との比
較を劣化し、これにより誤りのある整流が行われるよう
になる。実際上、基準電圧との比較を行う必要のあるか
かる回路配置の公差範囲を増大することにより誘起電圧
の干渉を僅かではあるが除去することができる。しか
し、かように誘起電圧の公差範囲を増大することにより
直流電動機の運転開始時に誘起電圧が小さくなり過ぎて
基準電圧に到達し得ず、電動機の起動に必要な整流が得
られなくなる。従って電動機は起動せず、強制失速後静
止したままとなる。
【0010】本発明回路配置によればこれらの欠点を回
避することができる。その理由は公差範囲を小さく保持
し得、従って誘起電圧が低い電動機速度でまたは起動時
に低い値を呈する場合にこの誘起電圧を完全に評価する
ことができる。
【0011】本発明の他の例では、整流子センサを用い
ることなくコレクタレス直流電動機を整流する回路配置
と組合せ、この直流電動機は任意数の極対を有する永久
磁石回転子または固定子と、多相システムを形成する少
なくとも2つの巻線を有する関連する固定子または回転
子とを具え、この多相システムの各相は直流電動機の回
転子の永久磁石界磁により前記巻線に誘起された電圧に
依存して電子スイッチ素子により電圧源の負極および/
または正極に切換え得るようにして整流の各状態に基づ
き整流ステップを呈せしめ、星形点を有さない電動機ま
たは外部星形点を有さない電動機では整流が進む瞬時を
決めるために星形点電圧を連続して計算するが、電圧源
に接続されない巻線の誘起電圧を常時考慮し、この誘起
電圧が一旦誘起電圧のレベルを表わす零基準電圧レベル
(零交差)に到達すると整流をトリガし得るようにす
る。
【0012】整流が零交差時に直接起動しないでこの零
交差に対し時間的にシフトするかぎり各零交差とこの零
交差により生じる整流の進み瞬時との間に予め決め得る
遅延間隔を挿入する必要がある。遅延間隔の時間周期は
到達すべき電動機の構造的形状および速度まで減衰す
る。
【0013】本発明の他の例では、次に示す作動;即
ち、・巻線が電子スイッチ素子により直流源に接続され
ない巻線電圧の時間間隔により形成された信号から外部
または計算された星形点電圧を減算することにより測定
電圧を計算する、・電動機の整流状態を各々が発生する
測定電圧の正しい符号を規定する公称−位相信号を発生
する、・測定電圧の実際に発生する符号および公称−位
相信号により規定された符号が同一であるかまたは異な
るかを示すとともに各零交差でトリガされる比較信号を
発生する。・この比較信号が零交差でトリガされた後遅
延間隔の各端部にシフト信号のパルスを発生する、作動
を制御回路で行うようにする。
【0014】本発明回路配置の上述した例では、測定電
圧の符号を基準電圧との比較後に決めるようにする。こ
の基準電圧はスイッチング自在として公称−位相信号の
レベルに応答してこれが基準電位(零電位)を対称的に
囲んで位置する第1または第2の値を採用し得るように
するのが有利である。この基準電位および前記第1また
は第2の値間の公差範囲は僅かな干渉を抑圧するととも
に制御回路内の発振を防止するために用いる。この目的
のため、基準電圧を公称−位相信号によって変化し得る
ようにする。
【0015】
【実施例】図面につき本発明の実施例を説明する。図1
は本発明の1例として上記ドイツ国特許公開DE-OS 36 0
2 227 A1公報から既知の回路配置部分を示し、本発明を
実施する制御回路を変形例として用いる。図1に示す回
路配置は信号成形回路1、電源回路2、位置感知回路6
03、およびシフト信号発生段604に分割する。本発
明の信号成形回路1および電源回路2の構成および機能
は上記ドイツ国特許公開DE-OS 36 02 227 A1公報から既
知の対応するモジュールと同一であるため、これを参照
する。従って、同一回路部分および信号にはそれぞれ同
一符号を付して示す。
【0016】図2は、前記ドイツ国特許公開DE-OS 36 0
2 227 A1公報から既知であり、直流電動機の回転子の2
つの電気的周期に対応する時間間隔に対し前記信号成形
回路1および電源回路2の端子に現われるとともに前記
ドイツ国特許公開DE-OS 36 02 227 A1公報から既知の基
準特性をも保持する信号(電圧)の時間ダイアグラムを
示す。直流電動機の回転子の電気的周期に対応する各時
間間隔を3相電動機の作動に従ってサブ間隔I乃至VIに
細分割する。スイッチング信号p1乃至n3、制御信号
st1乃至st3および公称−位相信号suiに対して
はこれを論理値“0”および“1”で示し、巻線電圧u
1,u2,u3および信号uxjに対してはこれを電源
により形成される電圧Ubで示す。この信号uxjは巻
線電圧u1,u2,u3のサブ−間隔で形成され、この
サブ−間隔中関連する巻線を電源に接続せず、過渡効果
次いで誘起電圧が発生する。
【0017】位置感知回路603はアナログマルチプレ
クサ58を具え、その一方の入力端子55乃至57には
電源回路2により形成される巻線電圧u1,u2,u3
をそれぞれ供給するとともにその他方の入力端子59,
60,61には制御信号st1,st2およびst3を
それぞれ供給する。アナログマルチプレクサ58の構成
および作動は前記ドイツ国特許公開DE-OS 36 02 227 A1
公報に記載されたアナログマルチプレクサ58の構成お
よび作動と同一とする。このアナログマルチプレクサの
出力端子62には前記信号uxjを発生する。
【0018】アナログマルチプレクサ58の出力端子6
2を演算増幅器606の非反転入力端子605に接続
し、その反転入力端子607に3つの電動機巻線60
8,609,610の星形点611の星形点電圧u40
を供給し、この星形点電圧を本例では星形点611で直
接測定する。前記ドイツ国特許公開DE-OS 36 02 227 A1
公報から既知の例の変形例では、この星形点電圧u40
をこのドイツ国公開公報のアナログ算術演算回路54で
巻線電圧u1,u2,u3から計算することができる。
【0019】演算増幅器606の出力612は前記星形
点電圧とアナログマルチプレクサ58の出力端子62か
らの信号uxjとの間の差を表わし、この差を測定電圧
とする。この測定電圧は巻線608乃至610に誘起さ
れる電圧に対応する。
【0020】測定電圧uiは比較器614の測定電圧入
力端子613に供給し、この比較器には基準電圧入力端
子615の基準電圧Urを供給する。比較器614の出
力端子616は符号信号KOMPを発生し、この符号信
号は基準電圧Urのレベルに対する測定電圧uiがそれ
ぞれ正であるかまたは負であるかに従って適切な論理値
“1”および“0”で示される。
【0021】直流電動機が停止している際に測定電圧u
iが論理値“0”であるため、測定電圧uiが零点を通
過する際に切換わる比較器配置、例えば比較器614は
電動機が停止している際に規定されない状態、即ち、そ
れぞれ発振起動を行うようになる。この理由で、正確に
零レベルの電圧を基準電圧Urとして用いず、この基準
電圧Urは誘起電圧の干渉を抑圧する公差範囲をも形成
する値だけ僅かに零レベルから変位する。従って所望の
ごとく零レベルに対して正または負に僅かに変位し得る
基準電圧Urの符号は整流の状態に応じて変化し、基準
電圧Urは、測定電圧uiが過渡効果のない時間周期に
立上がる際に正となり、従って測定電圧uiが降下する
際に負となる。
【0022】図3a)は例えば時間tに対してプロット
された測定電圧uiおよび零レベルを中心として対称に
位置する値を有する基準電圧Urの変化を示す。
【0023】ドイツ国特許公開DE-OS 36 02 227 A1公報
から既知の信号成形回路1によって形成され、時間tに
対してプロットされた公称−位相信号suiを図3b)
に示し、この信号は基準電圧Urが負の場合に高論理レ
ベルとし、基準電圧が正の値に切換わる場合に低論理レ
ベルとする。ドイツ国特許公開DE-OS 36 02 227 A1公報
から明らかなように、公称−位相信号suiは基準電圧
Urの値を決めるのは困難である。図1に示す位置感知
回路603の公称−位相信号suiを排他的ORゲート
618の公称−位相信号入力端子617に供給し、ゲー
ト618の符号信号入力端子619に比較器614の出
力端子616から符号信号KOMPを供給する。これが
ため、排他的ORゲート618によって基準電圧Urに
対する測定電圧uiの符号を表わす符号信号KOMPと
排他的OR処理後の出力端子620の結果を比較信号E
XORとして示す公称−位相信号とを合成する。この比
較信号EXORを時間tに対してプロットして図3d)
に示す。図3c)は符号信号KOMPの関連する時間ダ
イアグラムを示す。比較信号EXORは符号信号KOM
Pおよび公称−位相信号suiが同一の符号を有するか
または異なる符号を有するかを示す。この比較信号は上
記符号が異なる場合に高論理レベルを有し、符号が同一
の場合に低論理レベルを有する。基準電圧Urの所定レ
ベルの測定電圧uiの逸脱および符号信号KOMPの状
態の結果の変化の逸脱の各々によって解放すべき比較信
号EXORのパルスを発生する。これを図3の瞬時t1
およびt5に示す。
【0024】測定電圧uiが零点と交差する際に生じる
比較信号EXORのパルスの前縁(瞬時t1およびt
5)によって図1に示す制御回路の位置感知回路603
に含まれる第1タイミング回路をトリガし、このタイミ
ング回路によってパルス幅tbを有するパルス成形信号
BVERを発生する。図1においてはこの第1タイミン
グ回路で基準特性621を支持すると共にパルス幅tb
は零交差とこれによりトリガされた整流が進む瞬時との
間の遅延期間に相当する。従って第1タイミング回路6
21の第1入力端子622をANDゲート623を経て
排他的ORゲート618の出力端子620に接続する。
ANDゲート623の入力端子624には比較信号EX
ORを供給するとともに反転機能を追加的に有するその
第2入力端子625にはシフト信号shを供給し、この
シフト信号を信号成形回路1のシフトレジスタ5の入力
端子13にも供給する。斯様にしてシフト信号shのパ
ルスが発生する際比較信号EXORが第1タイミング回
路621の入力端子622に供給されるのを抑圧する。
前述したようにおよび後述するように、シフト信号sh
のパルスの幅は適宜測定してその結果整流により生じる
過渡効果の全てを消去し得るようにする。斯くしてAN
Dゲート623により過渡効果中に発生する比較信号E
XORのパルスの全てを抑圧することができる。
【0025】第1タイミング回路621の出力端子62
6には遅延期間tb後信号を発生させ、この信号をシフ
ト信号shのパルスをトリガするトリガ信号としてライ
ン627を経てシフト信号発生段604に供給する。こ
のトリガ信号を符号shauslとして示す。
【0026】シフト信号shのパルスをトリガして発生
するトリガ信号shauslが供給されるシフト信号発
生段604は図1に示す例では他の2つのタイミング回
路628,629を具える。これらタイミング回路はそ
の入力端子630および631をトリガ信号shaus
lの搬送用ライン627に接続するとともにその出力端
子632および633を切換スイッチ634の接点に接
続し、その切換え接点をライン635を経てシフトレジ
スタ5の入力端子13に接続するとともにANDゲート
623の第2入力端子625に接続する。切換スイッチ
634は図1では機械的装置として示すが、これを電子
スイッチ素子としても示すことができる。
【0027】タイミング回路628,629は、その入
力端子630,631にトリガ信号shauslの負
の、即ち、立下がり信号縁が供給される際に休止状態で
低論理レベルにあるその出力端子632,633に高論
理レベルのパルスを発生するマルチバイブレータとして
配列するのが好適である。第2タイミング回路628に
よって生じるパルスはパルス幅td1を有するとともに
第3タイミング回路629によって生じるパルスはパル
ス幅td2を有する。この際パルス幅td2はパルス幅
td1よりも長くする。ライン635には切換スイッチ
634の位置に応じて第3タイミング回路629の長い
パルス(td2)または第2タイミング回路628の短
いパルス(td1)の何れかがシフト信号のパルスとし
て現われる。従って、スイッチ634によってシフト信
号のパルスを両タイミング回路から任意に取出すことが
できる。
【0028】さらに、シフト信号発生段604は整流に
より生じる過渡効果の期間および標準時間を比較すると
ともにそれぞれ他のタイミング回路628,629の一
方を選択して比較結果に応答してシフト信号shを発生
する時間比較段を具える。この目的のため、シフト信号
発生段604にはライン636を経て信号D1を供給
し、この信号を図3f)に1例として示す。この信号D
1は測定電圧uiに発生するダイオードパルスの期間中
高論理レベルを有し、休止期間中低論理レベルを有す
る。これがため、信号D1によって電源回路のダイオー
ドが導通する期間をマークする。図3に示す例では、信
号D1は瞬時t3およびt4間並びに瞬時t7およびt
8間高論理レベルを有する。図1に示す例の位置感知回
路603は信号D1を発生するANDゲート623と同
一構成のANDゲート637を具える。このゲートの第
1入力端子638には排他的ORゲート618の出力端
子620からの比較信号EXORを供給し、反転機能を
有するANDゲート637の第2入力端子639はこれ
を第1タイミング回路621の出力端子626に接続す
るとともにこのタイミング回路621によって生ずる信
号BVERを受け、この信号BVERのパルス期間を予
め決め得る遅延期間tbに一致させるようにする。トリ
ガ信号shauslはこの信号BVERから取出し、こ
れを図3e)に時間tに対してプロットして示す。
【0029】信号D1をANDゲート637の出力端子
640からライン636を経て単安定フリップフロップ
642の入力端子641に供給するとともにDフリップ
フロップ644のD入力端子637にも供給する。単安
定フリップフロップ642およびDフリップフロップ6
44の双方によってシフト信号発生段604の時間比較
段を構成する。従って単安定フリップフロップ642に
よって高論理レベルおよび期間tmを有するパルスの形
状の標準時間信号を発生し、この信号MONOを図3
g)に時間tに対してプロットして示す。標準時間を形
成する信号MONOの各パルスを信号D1のパルスの立
上がり縁によってトリガする。標準時間信号MONOは
単安定フリップフロップ642の出力端子645からD
フリップフロップ644のクロック入力端子646に供
給し、このDフリップフロップ644はクロック入力端
子646に供給される信号の各立下がり縁によってこの
瞬時にD入力端子643からその出力端子647に存在
する論理レベルをスイッチングし、クロック入力端子6
46に次の立下がり縁が現われるまでこの状態を保持す
る。
【0030】これがため、Dフリップフロップ644に
よって信号D1のパルスの長さと時間比較段642,6
44の標準時間信号MONOとを比較する。図3f)お
よび図3g)に示すように、瞬時t3およびt7で信号
D1の立上がり縁によってパルス期間tmを有する標準
時間信号MONOのパルスをトリガする。標準時間信号
MONOの立下がり縁の各々の瞬時に、信号D1の論理
レベルを切換えてDフリップフロップ644の出力端子
647に出力信号SPERLとして出力する。図3f)
に示す信号D1の瞬時t3およびt4間のパルスは標準
時間信号MONOの期間tmを有するパルスの終端で既
に終了しているため、標準時間信号MONOのパルスの
終端におけるDフリップフロップ644の出力信号SP
ERLはその低い論理レベルの儘である。また、出力信
号D1の次のパルスの長さを特徴付ける瞬時t7および
t8間の差は常時上記期間tmよりも長い。標準時間信
号MONOの関連するパルスの立下がり縁の始端では信
号D1はいまだ高論理レベルを有する。これがため、期
間tmのパルスに終端での出力信号SPERLの論理レ
ベルが変化する。この出力信号SPERLの変化を図3
h)に時間tに対してプロットして示す。
【0031】また、Dフリップフロップ644の出力信
号SPERLを選択信号とする。その理由はその論理レ
ベルによって切換スイッチ634を作動させるからであ
る。これがため選択信号SPERLが低論理レベルの場
合にはライン635を第2タイミング回路628の出力
端子632に接続し、シフト信号shをパルス期間td
1に適合させるからである。選択信号SPERLが高論
理レベルの場合にはライン635を第3タイミング回路
629の出力端子633に接続し、従ってシフト信号s
hのパルスのパルス幅をtd2に固定する。これらの関
係を図3i)に示すとともに図3k)にシフト信号SP
ERLの反転を示す。
【0032】ダイオードの導通期間の時間間隔によって
決まる信号D1のパルスの幅は直接上述した制御回路に
より作動する直流電動機の回転速度の目安となる。従っ
て信号D1も速度信号と称される。
【0033】シフト信号shを入力端子13を経てシフ
トレジスタ5に供給し、このレジスタをこのシフト信号
shによって進めるとともに6つの状態を経て循環させ
る。ドイツ国特許公開DE-OS 36 02 227 A1公報に充分に
記載されているように、2進の組合せによって電源回路
2の電子スイッチ素子の切換え状態および公称−位相信
号suiをシフトレジスタ5の出力側の信号から取出
す。
【0034】図1の変形では、シフト信号発生段604
をシフト信号shのパルス期間の3つ以上の値に対し配
列することもできる。従って(タイミング回路628,
629の代わりに)所望数のタイミング回路および(標
準時間信号MONOの代わりに)多数の標準時間信号を
適用することができ、切換スイッチ634が拡張される
ようになる。
【0035】また、図1に示す制御回路には補助起動装
置を設け、これにより第1タイミング回路621からの
信号BVERから取出されたトリガ信号shauslが
所定期間に亘り発生しない場合にシフト信号shのパル
スのトリガを置換する置換トリガ信号eshを発生す
る。この補助起動装置は第4タイミング回路648およ
びパルス成形段649並びにORゲート650を具え、
このゲートを経て第1タイミング回路621からの信号
BVERが発生しない場合にトリガ信号shauslの
代わりにかかる置換トリガ信号eshをライン627に
供給する。この目的のため、基本的には前述したタイミ
ング回路621,628,629の構成と同一の構成を
有する第4タイミング回路648の入力端子651を第
1タイミング回路621の出力端子626に接続する。
パルス成形段649には第4タイミング回路648の出
力側から信号を直接供給するため、第4タイミング回路
648により予め決められた期間tsの終端では置換ト
リガ信号eshのパルスがパルス成形段649の出力端
子652に発生されるようになる。この所定期間tsは
例えば信号BVERのパルスの始端に開始するがこれを
関連する感知回路を具える他の例の信号BVERの期間
tbを有するパルスの立下がり縁によって開始させるこ
ともできる。
【0036】置換トリガ信号eshはパルス成形段64
9の出力端子652からORゲート650の第1入力端
子653に供給し、このゲートの第2入力端子654に
は第1タイミング回路621の出力端子626からの信
号BVERを供給する。ORゲート650はその出力端
子655をトリガ信号shauslのライン627に接
続する。斯様にして信号BVERまたは置換トリガ信号
eshの何れかをトリガ信号shausl用のライン6
27に選択的に供給する。
【0037】図4は位置測定回路603およびシフト信
号発生段604の一部分をさらに詳細に示す。図中同一
部分には同一符号を付して示す。
【0038】図4に示す例では第1タイミング回路62
1は出力端子658に好適には方形波クロック信号を発
生する第1クロック発生器657を具える。このクロッ
ク信号はANDゲート659を経て第1計数器662の
計数入力端子661に供給し、このANDゲートはその
第1入力端子660を計数器662の出力端子658に
接続する。この目的のために、ANDゲート659の出
力端子663を前記計数器の入力端子661に接続す
る。
【0039】第1タイミング回路621の入力端子62
2を第1コンデンサ664を経て第1計数器662のリ
セット入力端子665に接続する。第1漏洩抵抗666
および第1ダイオード667はリセット入力端子665
と並列に接地する。第1計数器662の出力端子668
はANDゲート659の第2反転入力端子669に接続
するとともに図1に示す出力端子626の変形を構成す
る第1タイミング回路621の出力端子6261にも接
続し、斯くしてこの時点で信号BVERの反転を可能と
するが、図1の出力端子626には信号BVER自体を
発生する。
【0040】図1および図3につき既に説明したよう
に、入力端子622にはシフト信号shが低論理レベル
を有するかぎり比較信号EXORを供給する。ANDゲ
ート623を通過する比較信号EXORのパルスの始端
の立上がり縁部を第1コンデンサ664を経て第1計数
器662のリセット入力端子665に供給するとともに
この計数器を零値にリセットする。斯様にして第1計数
器662の出力端子668には低論理レベルが得られる
ようにする。これがため第2入力端子669を経て第1
クロック発生器657により連続して発生するクロック
信号のパルスに対しANDゲート659を解放する。こ
れらのパルスは第1計数器662の計数入力端子661
に到達し、第1計数器662によって高論理レベルが出
力端子668に現われるまで計数を継続する。第1計数
器662の寸法および第1クロック発生器657のクロ
ック信号の速度を互いに調整して第1計数器662がリ
セットされて出力端子668に高論理レベルが正確に現
われるまでに期間tbが経過し、即ち、遅延期間が生じ
るようにする。この遅延期間tb中出力端子668、従
って出力端子6261が低論理レベルとなるが、残りの
期間には高論理レベルとなるようにする。遅延期間tb
の終端における高論理レベルへの遷移によってANDゲ
ート659を再びブロックし、従ってリセット入力端子
665に次の立上がり縁部が現われるまで、第1計数器
662の計数処理を中断する。斯様にしてシフト信号s
hが低論理レベルにある限り(反転された)信号BVE
Rのパルスが比較信号EXORの各立上がり縁部で正確
に発生するようになる。
【0041】図4の第1タイミング回路621の出力端
子6261をパルス発生器670の入力端子6271に
接続し、このパルス発生器によってタイミング回路62
8,629の機能と図1につき説明した切換スイッチ6
34の機能を組合せるようにする。タイミング回路62
8,629の機能は、第2クロック発生器671、AN
Dゲート672、第2計数器673、第2コンデンサ6
74、第2トリガ回路675および第2ダイオード67
6を具える配置によって達成する。これらの素子を第1
クロック発生器657、ANDゲート659、第1計数
器662、第1コンデンサ664、第1漏洩抵抗666
および第1ダイオード667に対し相互に接続してこれ
ら素子を第1タイミング回路621に含める際にこれら
の例に対し構成および機能が上述した所と同様となるよ
うにする。
【0042】第1計数器662とは相違して第2計数器
673には2つの出力端子を設け、これら出力端子が図
1に示すようにそれぞれタイミング回路628,629
のそれぞれ出力端子632,633に対応し得るように
する。第2クロック発生器671によって発生するクロ
ック信号をカウントアップする場合には低論理レベルの
短いパルスが出力端子632に現われるとともに長い持
続時間のパルスが出力端子633に現われるようにな
る。これら出力端子632,633の出力パルスは第2
計数器673の適宜の計数値で合成される。出力端子6
32のパルスはパルス幅td1を有し、且つ出力端子6
33のパルスはパルス幅td2を有する。パルス幅td
1またはtd2を有するパルスの一方は2つの機械的接
点を有する図4に示す切換スイッチ634およびインバ
ータ677を経て切換スイッチ634のスイッチ位置に
応じてライン635に到達し、ここでシフト信号shを
形成する。
【0043】制御すべき直流電動機の作動条件を採用す
るために、これら出力端子632および633の出力を
第2計数器673の任意の計数値から取出すことができ
る。極めて簡単な場合には、例えば2進の8計数器を用
い、その最高の計数値から出力端子633の出力を取出
すとともに3番目に高い計数値から出力端子632の出
力を取出す。従って、パルス幅td2はパルス幅td1
の4倍となる。
【0044】パルス発生器670のインバータ677の
出力端子をANDゲート672の反転入力端子に接続
し、この接続による機能を第1計数器662の出力端子
668および第1タイミング回路621のANDゲート
659の第2入力端子669間の機能と同様とする。
【0045】パルス発生器670の切換スイッチ634
はDフリップフロップ6441の出力端子647によっ
て作動させ、このフリップフロップの機能を図1のDフ
リップフロップ644の機能と同様とする。このフリッ
プフロップの出力端子647とインバータ677の出力
端子632に接続すべき切換スイッチ637の切換接点
との間の接続部にはインバータ678を設け、これによ
り切換スイッチ634の互いに逆方向の接続作動を良好
に規定する。
【0046】図4に示す例ではシフト信号発生段604
にさらに単安定フリップフロップ6421を設け、その
機能を図1に示す単安定フリップフロップ642の機能
と同様とし単安定フリップフロップ6421の出力端子
6451から到来する信号が標準時間を表わす反転MO
NO信号に相当し得るようにする。しかし、この信号反
転以外は出力端子6451は図1に示すように出力端子
645に相当する。従ってDフリップフロップ6441
はクロック入力端子6461を有し、このクロック入力
端子はその反転機能以外は図1のDフリップフロップ6
44のクロック入力端子646と同様である。
【0047】単安定素子6421の入力端子641を図
1に示すANDゲート637に主として相当するAND
ゲート6371の出力端子640に接続するが、その第
2入力端子は信号BVERの反転された値の信号が供給
される関係上非反転機能を有するようにし、従ってこれ
に符号6391を付す。
【0048】単安定フリップフロップ6421は第3ク
ロック発生器679、ANDゲート680、第3計数器
681、第3コンデンサ682、第3漏洩抵抗683お
よび第3ダイオード684により形成される回路配置を
具える。これら回路素子の全ては第1タイミング回路6
21の回路素子の場合と同様に相互に接続し、従って作
動の続くモードの説明に対し前述した例の場合と同様の
符号を用いる。出力端子668に対応する第3計数器6
81の出力端子685には標準時間信号を表わす信号M
ONOの反転された信号が発生する。この信号はパルス
幅tmの低論理レベルを有するパルスである。このパル
スの立上がり縁はANDゲート6371の出力端子64
0からの信号D1の立上がり縁によって発生する。
【0049】図4には3つのクロック発生器657,6
71および679を示す。しかし、このクロック信号は
単一のクロック発生器から取出すこともできる。
【0050】第1タイミング回路621の出力端子62
61およびパルス発生器670の入力端子6271間の
接続部には補助起動装置656を所望のごとく挿入し、
これにより第4タイミング回路648、パルス発生段6
49および図1に示すORゲート650の機能を呈せし
めるようにする。この補助起動装置656には入力端子
6511および出力端子6551を設ける。図1に示す
配列の変形を表わすこの装置の1例を図5に示す。
【0051】図5に示す補助起動装置656の入力端子
6511をインバータ686を経てライン接続部に接続
し、このライン接続部には図1の第4タイミング回路6
48の入力端子651と同一の信号を供給し、従って同
一の符号を付して示す。これがため図5に示す補助起動
装置656の入力端子6511は他のインバータ687
を経て出力端子655と同一の信号、即ち、トリガ信号
shauslが供給されているラインから信号を供給す
る。
【0052】図5に示す例では第4クロック発生器64
81および第4計数器6482を第4タイミング回路6
48に対し置換する。第4クロック発生器6481の出
力端子688を第4計数器6482の計数入力端子68
9に接続する。入力端子651と第4計数器6482の
リセット入力端子690との間を接続する。第4計数器
6482は第4クロック発生器6481により計数入力
端子689に供給されるクロック信号を循環計数すると
ともにその計数サイクルを1サイクルが図1に示す第4
タイミング回路648によっても測定される所定の時間
間隔tsと一致するように選択する。第4計数器648
2はクロック信号に応答してその出力端子691に瞬時
tsだけ離間されパルス成形段649の入力端子692
に供給された高論理レベルのパルスを発生する。このパ
ルス成形段はその出力端子に前述したように置換トリガ
信号eshを発生するとともにこの信号を図5に示す例
では図1のORゲート650に対して置換されたORゲ
ート6501の第1入力端子653に供給する。ORゲ
ート6501の第2入力端子654を入力端子651に
接続する。斯様にして信号BVERのパルスはトリガ信
号shauslとして出力端子655に到達すると同時
にリセット入力端子690を経て第4計数器6482を
リセットするために用いる。公称作動中第4計数器64
82はその最終計数値に到達しないで信号BVERのパ
ルスによる瞬時前に既にリセットされているため、パル
ス成形回路649ではパルスがトリガされず、従って置
換トリガ信号eshが発生しない。また、信号BVER
のパルスが発生しない場合にはパルス成形回路649に
よって所定期間tsの経過後置換トリガ信号eshのパ
ルスをトリガする。
【0053】図6は簡単な電子論理ゲートを具える切換
スイッチ634の1例を示す。この目的のために、出力
端子632,633の各々をそれぞれNORゲート70
0,701の第1入力端子698,699にそれぞれ接
続し、それぞれその出力端子702,703をNORゲ
ート704の各入力端子に結合する。NORゲート70
4の出力端子をシフト信号shのライン635に接続す
る。ANDゲート700の第2入力端子705をインバ
ータ678の出力端子に接続し、ANDゲート701の
第2入力端子706を出力端子647に接続する。斯様
にして選択信号SPERLによってそれぞれ出力端子6
32,633からのパルスに対してANDゲート70
0,701のいずれかを交互に解放する。
【0054】可逆基準電圧Urを公称−位相信号sui
の機能として発生し得る回路の例を図7に示す。この回
路配置は3つの直列に配列された抵抗707,708,
709より成る基準電圧分圧器を具え、この分圧器を2
つの基準電圧端子710,711間に挿入する。これら
基準電圧端子710,711は例えば正および負の供給
電圧、即ち、正の供給電圧および接地電位を供給する。
抵抗707,708または708,709のそれぞれの
接続点の各々をそれぞれスイッチ素子712,713に
より比較器614の基準電圧入力端子615に接続す
る。即ち、スイッチ素子712はインバータ714を経
て切換え、スイッチ素子713は公称−位相信号sui
により直接切換える。これらスイッチ素子712,71
3は説明の便宜上図7に機械的スイッチとして示すが電
子モジュールを具えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明コレクタレス直流電動機用転流回路配置
の1例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すコレクタレス直流電動機用転流回路
配置の種々の箇所の信号変化を示す波形図である。
【図3】図1に示すコレクタレス直流電動機用転流回路
配置の種々の箇所の信号変化を示す波形図である。
【図4】図1に示すコレクタレス直流電動機用転流回路
配置の1部分の詳細な構成を示す回路図である。
【図5】図4に示すコレクタレス直流電動機用転流回路
配置の全体の1例の構成を示すブロック回路図である。
【図6】図4に示すコレクタレス直流電動機用転流回路
配置の詳細な構成を示す回路図である。
【図7】基準電圧を発生する回路配置の1例の構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 信号成形回路 2 電源回路 54 アナログ算術演算回路 55〜57 入力端子 58 アナログマルチプレクサ 59〜61 入力端子 62 出力端子 603 位置感知回路 604 シフト信号発生段 605 非反転入力端子 606 演算増幅器 607 反転入力端子 608〜610 電動機巻線 611 星形点 614 比較器 618 排他的ORゲート 621 第1タイミング回路 623 ANDゲート 628 第2タイミング回路 629 第3タイミング回路 637 ANDゲート 642 単安定フリップフロップ 644 Dフリップフロップ 648 第4タイミング回路 649 パルス成形段 650 ORゲート

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流子センサを用いないコレクタレス直
    流電動機用整流回路配置であって、前記直流電動機は少
    なくとも2つの巻線(608,609,610)を具
    え、電動機電流は基準電圧(Ur)に到達した誘起電圧
    (ui)から取出したパルス状シフト信号(sh)によ
    って一方の巻線から次の巻線に直流電動機の回転方向に
    整流せしめるようにしたコレクタレス直流電動機用整流
    回路配置において、前記シフト信号(sh)は前記直流
    電動機の回転速度に依存する可調整パルス間隔(td
    1,td2)を有し、前記シフト信号(sh)のパルス
    によって前記整流により生ずる過渡効果が前記誘起電圧
    (ui)に発生する時間間隔を少なくともカバーし、前
    記シフト信号(sh)のパルスを用いて前記整流により
    生じ、前記誘起電圧に発生する過渡効果を抑圧するよう
    にしたことを特徴とするコレクタレス直流電動機用整流
    回路配置。
  2. 【請求項2】 前記シフト信号(sh)のパルス間隔
    (td1,td2)は直流電動機の回転速度に応答して
    固定された予め定めた値に変化させるようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載のコレクタレス直流電動機用
    整流回路配置。
  3. 【請求項3】 整流子センサを用いることなくコレクタ
    レス直流電動機を整流する回路配置と組合せ、この直流
    電動機は任意数の極対を有する永久磁石回転子または固
    定子と、多相システムを形成する少なくとも2つの巻線
    (6−8,609,610)を有する関連する固定子ま
    たは回転子とを具え、この多相システムの各相は直流電
    動機の回転子の永久磁石界磁により前記巻線に誘起され
    た電圧に依存して電子スイッチ素子により電圧源の負極
    および/または正極に切換え得るようにして整流の各状
    態に基づき整流ステップを呈せしめ、星形点(611)
    を有さない電動機または外部星形点(611)を有さな
    い電動機では整流が進む瞬時(t2,t6)を決めるた
    めに星形点電圧を連続して計算するが、電圧源に接続さ
    れない巻線(608,609,610)の誘起電圧(u
    i)を常時考慮し、この誘起電圧(ui)が一旦誘起電
    圧(ui)のレベルを表わす零基準電圧レベル(Ur)
    (零交差)に到達すると整流をトリガするようにしたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のコレクタレス
    直流電動機用整流回路配置。
  4. 【請求項4】 各零交差(t1,t5)とこの零交差
    (t1,t5)によりトリガされた整流が進む瞬時(t
    2,t6)との間に予め決め得る遅延間隔(tb)を挿
    入するようにしたことを特徴とする請求項3に記載のコ
    レクタレス直流電動機用整流回路配置。
  5. 【請求項5】 次に示す作動;即ち、 ・巻線(608,609,610)が電子スイッチ素子
    により直流源に接続されない巻線電圧(u1,u2,u
    3)の時間間隔により形成された信号(Uxj)から外
    部または計算された星形点電圧を減算することにより測
    定電圧(ui)を計算する、 ・電動機の整流状態を各々が発生する測定電圧(ui)
    の正しい符号を規定する公称−位相信号(sui)を発
    生する、 ・測定電圧(ui)の実際に発生する符号(KOMP)
    および公称−位相信号(sui)により規定された符号
    が同一であるかまたは異なるかを示すとともに各零交差
    (t1,t5)でトリガされる比較信号(EXOR)を
    発生する。 ・この比較信号(EXOR)が零交差でトリガされた後
    遅延間隔(tb)の各端部にシフト信号のパルスを発生
    する、 作動を制御回路で行うようにしたことを特徴とする請求
    項4に記載のコレクタレス直流電動機用整流回路配置。
  6. 【請求項6】 前記制御回路はシフト信号(sh)のパ
    ルスが得られない場合に比較信号(EXOR)を供給す
    る第1タイミング回路(621)を具え、このタイミン
    グ回路によって一旦遅延間隔(tb)が終了するとシフ
    ト信号(sh)のパルスをトリガするトリガ信号を発生
    するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のコレ
    クタレス直流電動機用整流回路配置。
  7. 【請求項7】 前記制御回路はシフト信号(sh)のパ
    ルスをトリガし、発生するトリガ信号(shausl)
    を供給するシフト信号発生段(604)を具えることを
    特徴とする請求項6に記載のコレクタレス直流電動機用
    整流回路配置。
  8. 【請求項8】 前記シフト信号発生段(604)は少な
    くとも2つの他のタイミング回路(628,629)を
    具え、これらタイミング回路からシフト信号(sh)の
    パルスを所望のごとく取出し得るようにしたことを特徴
    とする請求項7に記載のコレクタレス直流電動機用整流
    回路配置。
  9. 【請求項9】 前記シフト信号発生段(604)は、整
    流により生じる過渡効果の期間と標準時間(tm)とを
    比較するとともにこの比較結果に応答してシフト信号
    (sh)を発生する他のタイミング回路(628,62
    9)の一方を選択する時間比較段(642,643,6
    44)を具えることを特徴とする請求項8に記載のコレ
    クタレス直流電動機用整流回路配置。
  10. 【請求項10】 前記時間比較段(642,643,6
    44)には遅延時間間隔(tb)の終了後前記比較信号
    (EXOR)から取出された速度信号(D1)を供給す
    ることを特徴とする請求項9に記載のコレクタレス直流
    電動機用整流回路配置。
  11. 【請求項11】 3相システムに用いられ、電子スイッ
    チ素子のスイッチング状態および公称−位相信号(su
    i)は6つの状態を循環して通過し、前記シフト信号
    (sh)によりスイッチングされるシフトレジスタ
    (5)の出力の2進組合せによって形成するようにした
    ことを特徴とする請求項5〜10の何れかの項に記載の
    コレクタレス直流電動機用整流回路配置。
  12. 【請求項12】 所定の時間周期(ts)にトリガ信号
    (shausl)が発生しない場合にシフト信号(s
    h)の1パルスを置換によりトリガする置換トリガ信号
    (esh)を発生する補助起動装置(656)を設ける
    ようにしたことを特徴とする請求項6〜11の何れかの
    項に記載のコレクタレス直流電動機用整流回路配置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11の何れかの項に記載の
    コレクタレス直流電動機用整流回路配置を具えるコレク
    タレス直流電動機。
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