JP2010096708A - モータの回転角検出装置 - Google Patents

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【課題】レゾルバを用いてモータの回転角を検出するモータの回転角検出装置に関する。
【解決手段】ステータと軸倍角n(nは自然数)のロータとを有するレゾルバ6が、モータジェネレータ5の回転子の回転に伴って信号を出力すると、ロータ位置検出部7が、レゾルバ6の出力信号に基づいて回転子の回転角を機械角のn倍の角度で検出する。区間No演算部21は、検出角度が回転子の1回転期間を等間隔に分割したn個の角度区間(A〜C)の内、いずれの区間に属するかを判定する。補正角度算出部34は、角度区間毎に検出角度の誤差を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レゾルバを用いてモータの回転角を検出するモータの回転角検出装置に関する。
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車のモータの回転子の回転位置を検出するためにレゾルバを用いた回転角検出装置が広く実用に供されている。レゾルバは、モータなどの回転軸に取り付けられて回転子の回転位置に対応する位置信号としてのアナログ信号を出力する。そして、レゾルバから出力されたアナログ信号は、RD(Resolver-Digital、レゾルバ―デジタル)変換器によってデジタル信号に変換されて制御装置に送られ、インバータを介してモータの回転が制御される。
回転角検出装置に用いられるレゾルバは、一般的に、回転軸が1回転した時にn(nは自然数)回転分の信号を出力するn軸倍角のロータを備えている。例えば、2軸倍角のロータを備えたレゾルバは、回転軸が1回転した時に2回転分の信号を出力する。図6(a)は、2軸倍角のロータの一例を軸方向から視た図であり、同図(b)は2軸倍角のレゾルバの回転角(機械角度)、レゾルバ角(検出角度)及び検出誤差の関係を示す図である。レゾルバの出力信号は、図6(b)に示すように、ロータの芯ずれ等に起因する誤差を含んでいるが、図6(a)に示すように楕円形を呈する2軸倍角のレゾルバの場合、回転軸を1回転させた時に得られる2回転の出力(区間1、区間2)において、1回転目(区間1)における誤差と2回転目(区間2)における誤差とが一致するという特性がある(図6(b)参照)。そこで、従来、1回転目の出力と2回転目の出力とを区別することなく誤差を補正する方法が提案されている。
例えば、特開2004−222448号公報(特許文献1)には、1周期内の複数個の時間を計測し、計測した複数個の時間を用いて角度補正を行い、モータを制御するモータ制御装置が提案されている。また、特開2004−242370号公報(特許文献2)には、引用文献2には、回転位置センサからの回転位置(センサ値)の予測値を演算し、その演算した予測値と回転位置との差の絶対値である偏差を演算し、偏差と基準偏差により、回転位置に基準偏差を加減算した値を補正値とする回転位置センサの誤差を補正可能な電動機制御装置が提案されている。
特開2004−222448号公報 特開2004−242370号公報
しかしながら、レゾルバのロータの軸倍角nが奇数である場合、n個の角度区間において発生する誤差が一致しない場合がある。ここで、図7(a)は、3軸倍角のロータの一例を軸方向から視た図であり、同図(b)は3軸倍角のレゾルバの回転角(機械角度)、レゾルバ角(検出角度)及び検出誤差の関係を示す図である。図7(a)に示す3軸倍角のロータを有するレゾルバの出力信号は、回転軸を1回転させた時に得られる3回転の出力(区間A、区間B、区間C)において、1回転目(区間A)における誤差と2回転目(区間B)における誤差と3回転目(区間C)における誤差とが一致していない(図7(b)参照)。このため、従来技術では回転角の検出誤差を十分に補正できず、回転角検出装置を適用したモータの出力に変動が発生する可能性があるという問題があった。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、レゾルバの軸倍角に拘わることなく正確に誤差を補正して高精度に回転角を検出することができるモータの回転角検出装置を提供することを目的とする。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.モータの回転角を検出する回転角検出装置において、
ステータと軸倍角n(nは自然数)のロータとを有し、前記モータの回転子の回転に伴って信号を出力するレゾルバと、
前記レゾルバの出力信号に基づいて前記回転子の回転角を機械角のn倍の角度で検出する角度検出手段と、
前記角度検出手段による検出角度が、前記回転子の1回転期間を等間隔に分割したn個の角度区間の内、いずれの区間に属するかを判定する区間判定手段と、
前記区間判定手段によって判定された前記角度区間毎に前記検出角度の誤差を補正する誤差補正手段と
を備えたことを特徴とするモータの回転角検出装置。
手段1によれば、ステータと軸倍角n(nは自然数)のロータとを有するレゾルバが、モータの回転子の回転に伴って信号を出力すると、角度検出手段が、レゾルバの出力信号に基づいて回転子の回転角を機械角のn倍の角度で検出する。そして、区間判定手段は、角度検出手段による検出角度が、回転子の1回転期間を等間隔に分割したn個の角度区間の内、いずれの区間に属するかを判定し、誤差補正手段は、区間判定手段によって判定された角度区間毎に検出角度の誤差を補正する。
よって、例えば、レゾルバのロータの軸倍角nが奇数であって、n個の角度区間において発生する検出誤差が互いに異なる場合であっても、n個の角度区間毎に個別に検出角度の誤差を補正することができる。つまり、レゾルバの軸倍角に拘わることなく正確に誤差を補正して高精度に回転角を検出することができる。
2.前記n個の角度区間毎に前記検出角度と誤差との対応を示す誤差マップを作成する誤差マップ作成手段を備え、
前記誤差補正手段は、前記区間判定手段によって判定された前記各角度区間に対応する前記各誤差マップを用いて前記検出角度の誤差を補正することを特徴とする手段1に記載のモータの回転角検出装置。
手段2によれば、誤差マップ作成手段が、n個の角度区間毎に検出角度と誤差との対応を示す誤差マップを作成し、誤差補正手段は、区間判定手段によって判定された各角度区間に対応する各誤差マップを用いて検出角度の誤差を補正するので、簡単な構成でn個の角度区間毎に個別に検出角度の誤差を確実に補正することができる。
3.前記誤差補正手段は、前記検出角度の誤差許容値に基づいて前記誤差マップの最大最小範囲が設定されたことを特徴とする手段2に記載のモータの回転角検出装置。
手段3によれば、誤差補正手段は、検出角度の誤差許容値に基づいて誤差マップの最大最小範囲が設定されているので、アナログ信号であるレゾルバの出力信号がノイズによる異常値を含んでいた場合でもノイズの影響を排除して正確に検出角度を補正することができる。
4.前記区間判定手段は、前記角度検出手段による検出角度を区間番号によって切り替える区間切り替え手段を備えたことを特徴とする手段1乃至3のいずれか1つに記載のモータの回転角検出装置。
手段4によれば、区間切り替え手段が角度検出手段による検出角度を区間番号によって切り替えることにより、区間判定手段は、角度検出手段による検出角度が、回転子の1回転期間を等間隔に分割したn個の角度区間の内、いずれの区間に属するかを確実に判定することができる。
以下、本発明のモータの回転角検出装置を備えるモータ制御装置の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のモータ制御装置1を示す概略ブロック図である。図2(a)は、実施形態の検出区間と理想区間とを示す図であり、同図(b)は実施形態における検出角度の入力から誤差マップの演算処理までの流れを示すブロック図である。図3は、区間判定処理の流れを示すフローチャートである。図4は、誤差マップ演算処理の流れを示すフローチャートである。図5(a)は、誤差マップの作成及び検出角度の補正を説明するためのブロック図であり、同図(b)は、誤差マップに最大最小値が設定されていない比較例において検出角が異常値を含む場合を示す図である。
まず、本実施形態のモータ制御装置1の全体構成について、図1を参照しつつ説明する。モータ制御装置1は、バッテリ2と、インバータ(Inverter)3と、電流センサ4と、モータジェネレータ(MG)5と、レゾルバ6と、ロータ位置検出部7、制御部17とを備えて構成される。また、制御部17は、CPU、ROM及びRAMを備えたマイクロコンピュータからなり、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、誤差補正部8、3相−2相変換部9、電流マップ10、減算器11、12、PI制御部13、14、2相−3相変換部15、及びPWM生成部16の各部として機能する。
尚、ロータ位置検出部7が、本発明の角度検出手段を、誤差補正部8が誤差補正手段をそれぞれ構成するものであり、レゾルバ6とロータ位置検出部7と誤差補正部8とによって本発明のモータの回転角度検出装置が構成される。
バッテリ2は、二次電池のリチウムイオンやニッケル水素が用いられ、モータジェネレータ5を駆動するための電力をインバータ3へ供給する。インバータ3は、バッテリ2から供給された直流電圧を交流電圧に変換し、モータジェネレータ5を駆動させる。電流センサ4は、モータジェネレータ5に流れる電流Iu、Iwを検出する。電流Iu、Iwを検出することにより、電流Ivを算出することができる。モータジェネレータ5は、電気自動車やハイブリッド自動車に取り付けられて車輌を回転駆動するためのモータと発電機とを兼ねる装置であって、インバータ3によって駆動制御される。
レゾルバ6は、ステータと、軸倍角が3(以下、3軸倍角とも称する)であるロータとを有する回転位置センサであり、モータの回転軸に取り付けられ回転子の回転に伴って正弦波出力および余弦波出力としてのアナログ信号を出力する。
ロータ位置検出部7は、いわゆるRD(レゾルバデジタル)変換器であって、レゾルバ6から出力されたアナログ信号を、回転角を示すデジタル信号に変換し、制御部17の誤差補正部8へ出力する。
誤差補正部8は、ロータ位置検出部7から出力された回転角に基づいて誤差補正を行い、3相−2相変換部9と2相−3相変換部15とへ補正した角度θをそれぞれ出力する。3相−2相変換部9は、電流センサ4からの電流Iu、Iwから、Iu+Iv+Iw=0より、Iv=−Iw−Iuとして電流Ivを算出し、電流Iu、Iv、Iwと誤差補正部8によって誤差の補正された角度θとによって、d軸およびq軸に流れる電流値Id、Iqに変換する。尚、誤差補正部8における回転角補正処理の詳細については後述する。
電流マップ10は、ECU(図示せず)からの車両の走行速度に基づいて演算されたトルク指令を受け、トルクを出力するための電流指令Id*とIq*とを生成する。減算器11は、電流指令Id*と電流値Idとの偏差ΔIdを演算し、偏差ΔIdをPI制御部13へ出力する。減算器12は、電流指令Iq*と電流値Iqとの偏差ΔIqを演算し、偏差ΔIqをPI制御部14へ出力する。PI制御部13は、偏差ΔIdに対してPIゲインを用いてモータ電流調整用の電圧操作量Vdを出力する。PI制御部14は、偏差ΔIqに対してPIゲインを用いてモータ電流調整用の電圧操作量Vqを出力する。2相−3相変換部15は、PI制御部13、14から出力された電圧操作量Vd、Vqを誤差補正部8からの角度θを用いて2相−3相変換し、モータジェネレータ5に印加する電圧の操作量であるVu,Vv,Vwを演算する。
PWM生成部16は、電圧の操作量であるVu,Vv,VwによってPWM信号を生成する。生成されたゲート電圧UU、UL、VU、VL、WU、WLは、所定時間におけるオン状態の時間割合であるデューティにて表すことができる。そして、インバータ3のスイッチング素子(図示せず)によりモータジェネレータ5の回転を制御し、これにより車輪が回転駆動される。
次に、誤差補正部8における回転角の誤差補正処理の詳細について、図2乃至図5を参照しつつ説明する。
まず、回転角の検出区間と理想区間との関係について、図2(a)を参照しつつ説明する。レゾルバ6は、軸倍角3のロータを有するため、回転軸を1回転させた時に、3回転分の出力(区間A、区間B、区間C)が得られる。そして、レゾルバ6の実際の出力である検出区間は、ロータの僅かな取り付け誤差等に起因して、図2(a)に示すように、回転軸の機械角に基づく理想区間に対して誤差を含んでいる。ここで、3軸倍角のロータは、軸対称でないため、1回転目(区間A)における誤差と、2回転目(区間B)における誤差と、3回転目(区間C)における誤差とが一致しない可能性がある。そこで、本実施形態では、角度区間毎に個別に検出角度の誤差補正を行っている。以下、誤差補正処理の流れについて、図2(b)を参照しつつ説明する。
ロータ位置検出部7から検出角度が入力されると、区間No演算部21(区間判定手段)において、検出角度を区間Noによって管理する。区間No(番号)とは、検出角度の誤差補正が行われる角度区間の管理番号であり、マイクロコンピュータのRAM等にて記憶・管理される。なお、軸倍角nの最大区間Noはnであり、軸倍角3の場合、最大区間Noは3となる。
ここで、区間No演算処理の詳細について、図3のフローチャートを参照しつつ説明する。区間No演算処理では、モータジェネレータ5の回転子の1回転期間を等間隔に分割した3個の角度区間の内、いずれの区間に属するかを判定処理する。
まず、区間Noが0であるか否かを判定する(ステップ1。以下、ステップ100をS100と略記する。他のステップも同様。)。区間Noが0と判定されると(S100:Yes)、区間Noを1とし(S110)、S120へ移行する。一方、区間Noが0でない場合(S100:No)、そのままS120へ移行する。
次に、モータジェネレータ5の回転軸の回転位置を検出する(S120)。すなわち、角度検出手段としてのロータ位置検出部7がモータジェネレータ5の回転子の回転角を機械角の3倍(軸倍角が3の場合)の角度で出力する。続いて、ノースマーカが出力されているか否かを判定する(S130)。ここで、ノースマーカとは、回転子が基準とする角度に位置したときに出力される信号である。ノースマーカの出力が無い場合(S130:No)、本ルーチンを終了する。
ノースマーカの出力が有る場合(S130:Yes)、S140〜S170の各ステップで、検出角度を区間No(区間番号)によって切り替える処理を行う。まず、前回検出した回転位置の角度から今回検出した回転位置の角度の差を求め、Δθに代入する(S140)。次に、Δθが0以上か否かを判定する(S150)。Δθが0以上の場合(S150:Yes)、区間Noに1を加算する(S160)。一方、Δθが0より小さい場合(S150:No)、区間Noから1を減算する(S170)。
尚、このΔθの正負の変化によりロータの回転方向を検出することができ、ロータの逆回転による誤判断を防止することができる。また、決められた区間を単に番号で割り振らないため、例えば、0°〜120°の範囲を区間No=1、120°〜240°の範囲を区間No=2と固定しないため、Δθの変化に対応して、区間Noを割り当てることができる。
次に、再度、区間Noが0か否かを判定する(S180)。区間Noの場合(S180:Yes)、最大区間Noを区間Noに代入し(S190)、S200へ移行する。尚、本実施形態において、最大区間Noは、軸倍角の数3である。一方、区間Noが0でない場合(S180:No)、S200へ移行する。
続いて、区間Noと最大区間Noとを比較する(S200)。区間Noが最大区間Noよりも大きい場合(S200:Yes)、区間Noを1とし(S210)、本ルーチンを終了する。一方、区間Noが最大区間No以下の場合(S200:No)、本ルーチンを終了する。
次に、図2(b)に戻り、誤差補正部8の区間時間測定部22以降の流れを説明する。区間時間測定部22では、検出角度に基づいて区間時間が測定される。また、区間時間平均算出部24は、区間時間測定部22によって測定された複数個の区間時間を用いて区間時間平均を算出する。例えば、区間時間は、120°を1区間として、その区間にロータが達するまでを計測した時間であり、区間時間平均とは、複数個の計測時間を合計し、複数個の総数で割ったものである。次に、区間時間・区間時間平均比較部23において、区間時間測定部22によって測定された区間時間と区間時間平均算出部24で算出された区間時間平均と比較が行われる。
一方、理想角算出部25は、区間平均時間とロータの角速度とを乗算することにより、理想角度を算出する。
誤差算出部26は、ロータ検出部7より入力された検出角度と理想角算出部25で算出された理想角度との誤差を算出する(図5(a)参照)。
誤差マップ演算部27は、区間No演算部21で算出された区間Noと、区間時間・区間時間平均比較部23の判定結果と、誤差算出部26で算出された検出角度と理想角度との誤差とに基づいて、補正区間A〜Cに対応する誤差マップ33A〜33Cをそれぞれ演算によりRAM上に作成する。
そして、図5(a)に示すように、該当する区間Noに対応する誤差マップ33A〜33Cのいずれかより検出角度に対応する補正量を取得し、その補正量を検出角度に加算して補正角度の算出、つまり検出角度の誤差補正を行う。
次に、誤差マップ演算部27における処理の詳細について、図4のフローチャートを参照しつつ説明する。まず、区間No演算部21で得られた区間Noの値が入力される(S300)。次に、区間時間と平均区間時間との比較を行い(S310)、区間時間が平均区間時間よりも短い場合は(S310:Yes)、S320に移行して最大補正値、最小補正値が設定される。具体的には、誤差許容値を最大補正値に代入し、−誤差許容値を最小補正値に代入する。ここで、誤差許容値は、誤差が許容される所定値、例えば、5°程度に設定される。
一方、区間時間が平均区間時間以上である場合(S310:No)、S330に移行し、誤差許容値+360°を最大補正値に代入し、−誤差許容値−360°を最小補正値に代入する。区間時間が平均区間時間以上である場合に最大補正値、最小補正値をこのように設定するのは、補正後の角度を正の数として扱うためであり、区間時間から平均区間時間の大小関係により同じ誤差量でも、例えば3°の誤差を-362°と計算されて補正角が負の値になることを防止するためである。
続いて前述したS320又はS330によって算出された最大補正値を誤差マップ33A〜33Cの最大値、最小補正値を誤差マップ33の最小値としてそれぞれ設定する(S340)。
そして、誤差マップ33を更新する(S350)。すなはち、図5(a)に示すように、理想角度から検出角度を減算して誤差マップ33A〜33Cを作成する。つまり、モータジェネレータ5が駆動制御されるのに伴って、検出角度と理想角度との差を算出し、検出角度と誤差との対応を示す誤差マップ33A〜33CがマイクロコンピュータのRAM上に作成される。
尚、S320、S330で誤差マップ33に最大補正値と最小補正値とが設定されることにより、ノイズの発生に起因する検出角の異常値が誤差マップ33に影響を与えないようにし、補正の精度が低下することを防ぐことができる。すなはち、誤差マップ33に最大値、最小値の範囲が設定されていないと、図5(b)の比較例に示すように、検出角に異常値が含まれる場合に、誤差マップ33に突出部が作成されることになり、補正の精度が著しく低下することになるが、本実施形態ではそのような不都合が生じない。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、ステータと軸倍角n(nは自然数。本実施形態では、n=3。)のロータとを有するレゾルバ6が、モータジェネレータ5の回転子の回転に伴って信号を出力すると、ロータ位置検出部7(角度検出手段)が、レゾルバ6の出力信号に基づいて回転子の回転角を機械角のn倍の角度で検出する。図3に示す区間No演算処理(区間判定手段)において、ロータ位置検出部7による検出角度が、回転子の1回転期間を等間隔に分割したn個の角度区間(区間A〜C)の内、いずれの区間に属するかを判定する。そして、図4に示す誤差マップ演算部27(誤差補正手段)は、区間No演算処理(区間判定手段)によって判定された角度区間毎に検出角度の誤差を補正することができる。
従って、レゾルバ6のロータの軸倍角nが奇数(例えば3)であって、n個の角度区間において発生する検出誤差が互いに異なる場合であっても、n個の角度区間毎に個別に検出角度の誤差を補正することができる。つまり、レゾルバ6の軸倍角に拘わることなく正確に誤差を補正して高精度に回転角を検出することができる。
特に、区間切り替え手段としてのS140〜S210のステップが、ロータ位置検出部7(角度検出手段)による検出角度を区間番号によって切り替えることにより、いずれの区間に属するかを確実に判定することができる。
また、本実施形態によれば、誤差マップ演算部27(誤差マップ作成手段)が、n個の角度区間毎に検出角度と誤差との対応を示す誤差マップ33A〜33Cを作成し(図2(b)、図5(a)参照)、図5(a)に示す補正量算出部30(誤差補正手段)は、図3に示す区間No演算処理(区間判定手段)によって判定された各角度区間に対応する各誤差マップ33A〜33Cを用いて誤差(すなわち補正量)を算出して補正角度算出部34により検出角度の誤差を補正するので、簡単な構成でn個の角度区間毎に個別に検出角度の誤差を確実に補正することができる。
また、理想角度と検出角度との差に基づいて誤差マップ33A〜33Cの最大最小範囲が設定されているので(S320〜S340)、アナログ信号であるレゾルバ6の出力信号がノイズによる異常値を含んでいた場合でもノイズの影響を排除して正確に検出角度を補正することができる。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能であることは云うまでもない。
本発明の一実施形態のモータ制御装置を示す概略ブロック図である。 (a)は実施形態の検出区間と理想区間とを示す図であり、(b)は実施形態における検出角度の入力から誤差マップの演算処理までの流れを示すブロック図である。 実施形態の区間No演算処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態の誤差マップ演算処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は実施形態の誤差補正処理の詳細を示すブロック図であり、(b)は誤差マップに最大最小値が設定されていない比較例において検出角が異常値を含む場合を示す図である。 (a)は2軸倍角のロータの一例を軸方向から視た図であり、(b)は2軸倍角の回転角(機械角)、レゾルバ角(検出角度)及び検出誤差の関係を示す図である。 (a)は3軸倍角のロータの一例を軸方向から視た図であり、(b)は3軸倍角の回転角(機械角)、レゾルバ角(検出角度)及び検出誤差の関係を示す図である。
符号の説明
1:モータ制御装置 2:バッテリ 3:インバータ 4:電流センサ
5:モータジェネレータ(モータ) 6:レゾルバ 7:ロータ位置検出部(角度検出手段)
8:誤差補正部 9:3相−2相変換器 10:電流マップ 11、12:減算器
13、14:PI制御部 15:2相−3相変換器 16:PWM生成部
17:制御部 21:区間No演算部 22:区間時間測定部 23:区間時間・区間時間平均比較部 24:区間時間平均算出部 25:理想角算出部 26:誤差算出部
27:誤差マップ演算部 30:補正量算出部 33A〜33C:誤差マップ 34:補正角度算出部

Claims (4)

  1. モータの回転角を検出する回転角検出装置において、
    ステータと軸倍角n(nは自然数)のロータとを有し、前記モータの回転子の回転に伴って信号を出力するレゾルバと、
    前記レゾルバの出力信号に基づいて前記回転子の回転角を機械角のn倍の角度で検出する角度検出手段と、
    前記角度検出手段による検出角度が、前記回転子の1回転期間を等間隔に分割したn個の角度区間の内、いずれの区間に属するかを判定する区間判定手段と、
    前記区間判定手段によって判定された前記角度区間毎に前記検出角度の誤差を補正する誤差補正手段と
    を備えたことを特徴とするモータの回転角検出装置。
  2. 前記n個の角度区間毎に前記検出角度と誤差との対応を示す誤差マップを作成する誤差マップ作成手段を備え、
    前記誤差補正手段は、前記区間判定手段によって判定された前記各角度区間に対応する前記各誤差マップを用いて前記検出角度の誤差を補正することを特徴とする請求項1に記載のモータの回転角検出装置。
  3. 前記誤差補正手段は、前記検出角度の誤差許容値に基づいて前記誤差マップの最大最小範囲が設定されたことを特徴とする請求項2に記載のモータの回転角検出装置。
  4. 前記区間判定手段は、前記角度検出手段による検出角度を区間番号によって切り替える区間切り替え手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のモータの回転角検出装置。
JP2008269757A 2008-10-20 2008-10-20 モータの回転角検出装置 Active JP5131143B2 (ja)

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