JP2770889B2 - 回転角度検出方法 - Google Patents

回転角度検出方法

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JP2770889B2 JP3051188A JP5118891A JP2770889B2 JP 2770889 B2 JP2770889 B2 JP 2770889B2 JP 3051188 A JP3051188 A JP 3051188A JP 5118891 A JP5118891 A JP 5118891A JP 2770889 B2 JP2770889 B2 JP 2770889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボモータ等の回転
体の回転角度検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の回転角度検出装置を示した
ものである。同図において、1はモータ、2はモータ1
に軸結された2相パルスエンコーダである。この2相パ
ルスエンコーダは位相が互いに90o 異なるA相パルス
とB相パルスを発生する。3は方向判別逓倍回路(4逓
倍パルスを発生する)であって、A相パルスとB相パル
スが入力され、図6の(a)に示すように、A相パルス
がB相パルスに対して進み位相にある時は、モータ1が
正回転中であるとして、パルス列Uを出力し、図6の
(b)に示すように、B相パルスがA相パルスに対して
進み位相にある時は、モータ1が逆回転中であるとし
て、パルス列Dを出力する。4はアップダウンカウンタ
であって、そのアップUP端子にはパルス列Uを受け、
ダウンDOWN端子にはパルス列UDを受ける。このア
ップダウンカウンタ4の計数値が回転角度検出信号とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この回転角度検出装置
の分解能はパルス分解能により決まるので、その分解能
は低く、上記アップダウンカウンタ4の計数値をフィー
ドバックして位置制御を行なう場合には、定常状態にお
いて、1パルス分の振動が発生する。このため、その振
動周期が高い場合には騒音の発生となり、また位置決め
精度が低下する。本発明はこの問題を解消するためにな
されたもので、従来に比して、分解能を著しく高めるこ
とができ、検出値を位置制御のためのフィードバック値
として用いた場合に、従来に比し、回転体の定常動作を
滑らかにすることができ、位置決め精度も向上すること
ができる回転角度検出方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、回転体にエンコーダを軸結して該回転体の回
転角度を検出する場合において、上記エンコーダとし
て、A相及びB相の正弦波信号を出力する正弦波エンコ
ーダを用い、この正弦波エンコーダの出力をパルス波形
に波形整形したのち、逓倍して、この逓倍パルスのパル
ス計数値を所定周期でラッチし、このパルス計数値の前
回ラッチ値に対する今回ラッチ値の変化量及びこの変化
量の積分値を演算し、他方、上記正弦波エンコーダのA
相及びB相出力をA/D変換した後、上記所定周期で、
A相デジタル値とB相デジタル値のtan−1演算を行
ない、このtan−1演算値を上記変化量積分値に加算
して回転体の回転角度を検出する構成とした。
【0005】
【0006】
【0007】
【作用】本発明では、逓倍パルスのパルス計数値だけか
ら回転角度を求めるのではなく、この回転角度に、エン
コーダのA相、B相信号のデジタル変換値を用いるta
−1演算により所定演算周期で求めた回転角度を加算
して回転角度を検出するので、分解能は、パルス分解能
×A/D分解能となり、従来に比し、著しく高分解の回
転角度検出が可能となるとともに、上記逓倍パルスのパ
ルス計数を、アップダウンカウンタとソフトカウンタの
2つのカウンタを用いて行っており、アップダウンカウ
ンタのビット数を軽減できコストダウンに寄与するとく
ころ大である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】図1において、モータ1に軸結されるエン
コーダは2相正弦波エンコーダ10であり、この正弦波
エンコーダ10は位相が互いに90o 異なるA相正弦波
信号(図4の(a)に実線で示す)とB相正弦波信号
(図4の(a)に破線で示す)とを発生する。このA相
正弦波信号とB相正弦波信号は、波形整形器11で矩形
波信号SA とSB に変換されたのち、方向判別逓倍回路
(4逓倍パルスを発生する)12に入力される。方向判
別逓倍回路12は、図5の方向判別逓倍回路3と同様
に、A相正弦波信号がB相正弦波信号パルスに対して進
み位相にある時は、モータ1が正回転中であるとして、
パルス列Uを出力し、B相正弦波信号がA相正弦波信号
パルスに対して進み位相にある時は、モータ1が逆回転
中であるとして、パルス列Dを出力するとともに、クロ
ックcに同期したA相矩形波パルスSA1、B相矩形波パ
ルスSB1(共に、図3に示す)およびモータ正転時
「H」でモータ逆転時「L」となる方向判別信号FRを
出力する。この方向判別信号FRは図2に示すフリップ
フロップ回路を用いて発生させる。方向判別逓倍回路1
2が出力するパルス列UとDはアップダウンカウンタ4
に入力され、該アップダウンカウンタ4の出力である回
転角信号naN(N:第N回目の出力であることを示す)
は第1のラッチ13に供給される。また、A相矩形波パ
ルスSA1、B相矩形波パルスSB1および方向判別信号F
Rは第2のラッチ14に供給される。この第1のラッチ
13および第2のラッチ14は、発振器30が所定周期
Tで発振する割込み信号をラッチ指令として受ける。第
1のラッチ13から出力される回転角信号naNは加算器
15で第N−1回目にラッチ13から取り出されて第1
のメモリM1に格納されている回転角信号na(N-1)と差
分される。この偏差Δna =naN−na(N-1)は上記割込
み信号の周期間の変化量であって、積分器16で累積加
算される。この累積値をnbNとする。17は加算器、M
2はnb(N-1)を格納する第2のメモリである。
【0010】正弦波エンコーダ10が出力するA相正弦
波信号とB相正弦波信号は、また、A/D変換器18で
デジタル信号A* 、B* に変換されたのち、θa =ta
-1演算器19に与えられる。ただし、−90O <θa
<90O の範囲の値である。このtan-1演算器19
は、ラッチ指令により第2のラッチ14から出力される
A相矩形波パルスSA1 * 、B相矩形波パルスSB1 * (そ
れぞれ図4の(b)、(c)に示す)、方向判別信号F
* (図4の(d)に示す)を取り込み、A相矩形波パ
ルスSA1 * の正負、B相矩形波パルスSB1 * の正負、方
向判別信号FR*のH/Lに基づき、下記(a)から
(h)のtan-1演算を実行する。
【0011】なお、本実施例では、このtan-1演算、
上記Δna の演算とその累積演算は、上記割込み信号の
周期T(逓倍パルスの周期より相当に小さい)を演算周
期として、マイクロコンピュータのソウトウエアで実行
する。
【0012】 (a)SA1 * >0、SB1 * <0、FR* =Hの時 θa =tan-1(A* /−B* )、これは、図4の
(e)の直線1を演算していることになる。
【0013】 (b)SA1 * >0、SB1 * <0、FR* =Lの時 θa =tan-1(B* /A* )、これは、図4の(e)
の直線2を演算していることになる。
【0014】 (c)SA1 * >0、SB1 * >0、FR* =Hの時 θa =tan-1(B* /A* )、これは、図4の(e)
の直線2を演算していることになる。
【0015】 (d)SA1 * >0、SB1 * <0、FR* =Lの時 θa =tan-1(−A* /B* )、これは、図4の
(e)の直線3を演算していることになる。
【0016】 (e)SA1 * <0、SB1 * >0、FR* =Hの時 θa =tan-1(−A* /B* )、これは、図4の
(e)の直線3を演算していることになる。
【0017】 (f)SA1 * <0、SB1 * >0、FR* =Lの時 θa =tan-1(−B* /−A* )、これは、図4の
(e)の直線4を演算していることになる。
【0018】 (g)SA1 * <0、SB1 * <0、FR* =Hの時 θa =tan-1(−B* /−A* )、これは、図4の
(e)の直線4を演算していることになる。
【0019】 (h)SA1 * <0、SB1 * <0、FR* =Lの時 θa =tan-1(−A* /−B* )、これは、図4の
(e)の直線1を演算していることになる。
【0020】この(a)〜(h)のA* とB* の組合わ
せは図4の(f)に示してある。
【0021】このようにして演算された角度θa は加算
器20で前記nbNと加え合わされ、θf =(nbN
θa )が回転角検出値となる。
【0022】本実施例では、所定の演算周期Tで、モー
タ1の回転角度θa をtan-1演算により算出し、基本
的には、このtan-1演算値を逓倍パルスのパルス計数
値naNに加算するから、分解能は、前記したパルス分解
能×A/D分解能となり、従来に比し、著しく高分解能
となる。
【0023】その上、本実施例では、演算周期Tにおけ
る回転角度の変化量Δna を累積演算し、累積演算値n
bNに上記回転角度θa を加算した値を回転角検出値θf
とするので、この回転角検出値θf は滑らかに変化す
る。
【0024】従って、この回転角検出値θf フィードバ
ックして位置制御を行えば、前記した従来の振動は抑制
され、位置決め精度も向上する。
【0025】上記naNとnbNとは、入力パルスの積算値
であるが、本実施例の方式をとることにより、nbNをカ
ウントするソフトカウンタのビット数(桁数)を増やす
ことができる。逆に、1演算周期内のアップダウンカウ
ンタの変化量(=Δna )の最大値をΔnamaxとする
と、アップダウンカウンタのビット数(桁数)Kは、次
式を満足すればよいことになる。
【0026】 2×△namax<2 例えば、△namax=3とすると、Kは、K>を満
足すればよいことになる。
【0027】従って、例えば、アップダウンカウンタを
3ビットとし、上記ソフトカウンタを16ビットにする
ことができるため、アップダウンカウンタのコストや回
路規模を節約することができる。即ち、一旦、Δna
求めることにより前後のカウンタの桁数に自由度が生ま
れることになる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、逓倍パルス
のパルス計数値だけから回転角度を求めるのではなく、
この回転角度に、エンコーダのA相、B相信号のデジタ
ル変換値を用いるtan−1演算により所定演算周期で
求めた回転角度を加算して回転角度を検出するので、従
来に比し、著しく高分解の回転角度検出を行うことがで
、また上記逓倍パルスのカウンタを桁数の少ない廉価
のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例において用いる方向判別信号を生成
する回路の例を示す図である。
【図3】上記実施例の動作を説明するための波形タイム
チャートである。
【図4】上記実施例の動作を説明するための波形タイム
チャートである。
【図5】従来の回転角度検出装置を示すブロック図であ
る。
【図6】上記従来例の動作を説明するための波形タイム
チャートである。
【符号の説明】
1 モータ 4 アップダウンカウンタ 10 2相正弦波エンコーダ 11 波形整形器 12 方向判別逓倍回路 13、14 ラッチ 15、17、20 加算器 16 積分器 18 A/D変換器 19 tan-1演算器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体にエンコーダを軸結して該回転体の
    回転角度を検出する場合において、上記エンコーダとし
    て、A相乃びB相の正弦波信号を出力する正弦波エンコ
    ーダを用い、この正弦波エンコーダの出力をパルス波形
    に波形整形したのち、逓倍して、この逓倍パルスのパル
    ス計数値を所定周期でラッチし、このパルス計数値の前
    回ラッチ値に対する今回ラッチ値の変化量及びこの変化
    量の積分値を演算し、他方、上記正弦波エンコーダのA
    相及びB相出力をA/D変換した後、上記所定周期で、
    A相デジタル値とB相デジタル値のtan −1 演算を行
    ない、このtan −1 演算値を上記変化量積分値に加算
    して回転体の回転角度を検出することを特徴とする回転
    角検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01224621A (ja) * 1988-03-04 1989-09-07 Hitachi Ltd 位置検出方法又は装置

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