JP3239006B2 - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置及び画像形成装置

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JP3239006B2 JP01889794A JP1889794A JP3239006B2 JP 3239006 B2 JP3239006 B2 JP 3239006B2 JP 01889794 A JP01889794 A JP 01889794A JP 1889794 A JP1889794 A JP 1889794A JP 3239006 B2 JP3239006 B2 JP 3239006B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機またはレーザー
ビームプリンタなどの画像形成装置の画像読み取り部な
どの所定位置にシート材を搬送載置するシート材搬送装
置、及び該シート材搬送装置を備えた画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置(複写機)のシート
材搬送装置(原稿自動送り装置)は、シート状の原稿
(シート材)の画像を読み取るためのプラテン(プラテ
ンガラス)上にシート材を搬送し、排出させる機能を備
えている。プラテン上でシート材を搬送させる手段とし
て、図5で示すようなシート材搬送装置が知られてい
る。この図に示すように、シート材搬送装置は、幅広白
色ベルト106がモータ(図示しない)から駆動を受け
るローラ対117に巻掛け、その幅広ベルト106の内
側に回転自在で従動する任意の数の押圧コロ107とば
ね部材116からなる押圧部材を配列して、該押圧部材
で幅広ベルト106をプラテン104に圧接し、例えば
図中矢印方向からプラテンガラス104上に進入してく
るシート材Pを押圧コロ107の圧接力と幅広ベルト1
06の外周表面の摩擦により搬送するようになってい
る。また、このシート材搬送装置は、搬送の信頼性を上
げるために、幅広ベルト106の外周表面が摩擦係数の
高いゴム材料などで形成されている。一方、シート材P
がすべるプラテン104上の表面は、幅広ベルト106
よりも摩擦係数が低い材料で形成されている。
【0003】図7は、押圧コロ107が位置する近傍の
詳細図であり、押圧コロ107が幅広ベルト106をば
ね部材116の作用によりプラテン104側に押圧し、
プラテン104上の搬送中のシート材Pの上部に押圧コ
ロ107が位置している状態を示すものである。この状
態において、幅広ベルトを矢印方向に駆動させる時の負
荷抵抗力はシート材Pとプラテン104の摩擦力であ
り、前述したようにプラテン104上の表面は摩擦係数
が低い材質で形成されているので、その負荷抵抗力は小
さい。(シート材Pとプラテン104の間に生じる摩擦
力は、幅広ベルトとプラテンの間に生じる摩擦力より低
く、一般的には約1/2程度である。)一方、図8は、
搬送中のシート材Pがニップ部(幅広ベルト106とプ
ラテン4が接している所)から外れた状態を示してい
る。この状態において、幅広ベルト106を矢印方向に
駆動させる時に生じる負荷抵抗力は、幅広ベルト106
とプラテン104間の摩擦力であり、前述したように、
幅広ベルト106の外周表面は摩擦係数が高い材質で形
成されているので、その負荷抵抗力は大きくなり、その
負荷抵抗力は図7の状態と比較するとかなり大きくなっ
てしまう。
【0004】例えば、図7の状態から図8の状態に移る
瞬間、つまり搬送中のシート材Pの後端が押圧コロ10
7の位置を通過した時には、前述した負荷抵抗が瞬時に
いちじるしく変化するので、幅広ベルト106がその負
荷抵抗力に起因して振動する。また逆に先端が通過する
ときも同様に幅広ベルト106が振動する。このような
幅広ベルト106の振動時に、流し読みモード、すなわ
ち、画像形成装置の画像読み取り部を所定位置に固定
し、プラテン104上で搬送中のシート材を対象として
画像形成を行っていると、幅広ベルト106の振動のタ
イミングによっては、画像がブレる場合がある。また、
画像がブレない程度に振動を押えるために、押圧コロ1
07の圧接力を小さくすると、十分な搬送力を得られな
くなってしまう。
【0005】そこで、図6に示すように、押圧部材22
1がアーム223を介してソレノイド220に接続され
ており、ソレノイド220が作動すると、押圧部材22
1が軸222を中心として回動し、押圧部材221が幅
広ベルト206を圧接する位置と圧接しない位置との間
を移動できる構成のシート材搬送装置が案出された。こ
のシート材搬送装置は、シート材Pの先端又は後端が押
圧部材221を通過するタイミングだけ、幅広ベルト2
06に圧接しない位置に押圧部材221を移動させ、幅
広ベルト206の振動の発生を防いでいた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6で
示した従来例は、押圧部材221の駆動機構や駆動手段
を幅広ベルト206の内部の狭いスペースに配置させな
くてはならず、シート材搬送装置のコストアップや重量
増を招来するという不具合を有し、また、押圧部材22
1の駆動機構や駆動手段の作動音が発生するなどのよう
な欠点があった。
【0007】そこで、本発明は、コストアップや重量増
を招来することがなく、作動が静粛で且つ構成が簡易な
シート材搬送装置及び該装置を有する画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の課題に鑑み案出されたものであり、画像を読み取るた
めのプラテンに摺接し、該プラテンよりも大きな摩擦係
数のベルトと、該ベルトをプラテンに圧接する押圧手段
と、を備え、前記プラテンとベルトとの間に供給される
シート材をそのベルトで移動させるシート材搬送装置に
おいて、前記押圧手段が、前記ベルトに接する回転自在
なローラと、該ローラをベルト側へ付勢するばね部材
と、を有し、前記ローラが、回転自在に支持される芯部
と、該芯部の外周に形成された弾性材製の中空外周部
と、を具備し、且つ前記ローラの中空外周部の内部空間
と外部とを連通する空気穴を前記ローラの芯部に形成
し、前記ローラとベルトとのシート材搬送方向接触長さ
がローラ外径の20%以上となるように、前記ローラを
弾性変形させることを特徴とするものである。
【0009】
【0010】
【0011】加えて、本発明は、上記のシート材搬送装
置を備える画像形成装置であって、上記のシート材搬送
装置によりプラテン上の所定位置にシート材を搬送し、
該シート材の画像を画像読み取り部で読み取ることを特
徴とするものである。
【0012】
【作用】ローラとベルトの接触面積が大きく、ベルトを
介してシート材をプラテン側に押圧する圧力が小さくな
るため、ローラとベルトとの接触部からシート材が外れ
る際又はシート材が侵入する際に、そのベルトに作用す
る負荷抵抗力の変化が緩やかになり、ベルトが振動する
ことなくシート材を搬送する。このシート材搬送時、ロ
ーラとベルトとの接触圧は従来よりも小さいが、ローラ
がベルトをプラテン側へ押圧する力は従来と変わらない
ため、シート材がベルトにより確実に搬送される。又、
このように、ベルトが振動せずに確実にシート材を搬送
するため、画像読み取り部で読み取られる画像にブレを
生じることがなく、良好な画像が形成される。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づき説明す
る。
【0015】図1は本発明の一実施例を示す画像形成装
置の断面構造図である。この図1において、画像形成装
置はアナログ複写機1と原稿自動送り装置であるシート
材搬送装置2により構成される。
【0016】シート材搬送装置2の主要構造および制御
回路は周知のものを使用することができる。すなわち、
原稿固定読みモードでは、シート原稿載置台11上に積
層されている複数枚のシート原稿(シート材)Pを第1
の分離手段9で1枚ずつに分離し、該シート原稿Pを給
紙手段12により搬送し、シート原稿Pをプラテン(プ
ラテンガラス)4上の任意の位置に停止する。そして、
複写機1内の画像読み取り部3(光学系)をA方向に移
動して、該画像読み取り部3でシート原稿Pの画像を読
み取った後、該シート原稿を排出手段10でシート原稿
載置台11上に再積載する。
【0017】一方、原稿流し読みモードでは、シート原
稿載置台11上に積層されている複数枚のシート原稿P
を第2の分離手段8で1枚ずつ分離し、該シート原稿P
を給紙手段5によりプラテン上に搬送する。光学系3
は、その光学系3のホームポジション(破線で図示)か
ら距離Lの位置(プラテンのほぼ中央の位置:押圧コロ
(ローラ)7bと7cの間の所定位置)に固定され、プ
ラテン4上を幅広ベルト6により一定速度で搬送される
シート原稿Pの画像を読み取る。そして、光学系3によ
り画像を読み取られたシート原稿Pを排出手段10でシ
ート原稿載置台11上に積載する。幅広ベルト6は、ロ
ーラ対17に巻掛けられ、ローラ対17が図示しないモ
ータで回転させられることにより、そのローラ対17の
回転にともなって回動する。幅広ベルト6の内側には、
幅広ベルト6の動きに従動する回転自在の押圧コロ(ロ
ーラ)7a,7b,7c,7dが配置されている。そし
て、これら押圧コロ(ローラ)7a,7b,7c,7d
を図示しないばね部材により幅広ベルト6側に押圧し、
幅広ベルト6をプラテン4に圧接させることにより、シ
ート材搬送力を得ている。また、搬送の信頼性を上げる
ために、幅広ベルト6の外周表面を摩擦係数の高いゴム
材などで形成する一方、プラテン4の表面を摩擦係数の
低い材料で形成し、シート材Pが幅広ベルト6に対して
すべることがなく、シート材Pがプラテン4に対してす
べるようになっている。尚、押圧コロ(ローラ)7a,
7b,7c,7d及びばね部材(図示せず)により、幅
広ベルト6をプラテン4に圧接する押圧手段を構成して
いる。
【0018】図2(a) は、押圧コロ7(押圧コロ7a,
7b,7c,7d)の断面形状を示すものである。この
図において、押圧コロ7は、回転自在に支持される芯部
1と、該芯部71 の外周に形成された中空外周部72
とからなっている。このうち、中空外周部72 は、内部
に空気層を持たせるように、中空状のゴム部材などの弾
性部材で形成されている。また、芯部71 は、中空外周
部72 の内部空間と外部とを連通する空気穴73 が形成
されており、中空外周部72 が変形する時の空気抜きを
容易にし、中空外周部72 の変形を容易にしている。
【0019】さらに、図2(a) に示す中空外周部72
は、その側面の曲率Rを小さくしてあるため、図2(b)
に示すように、幅広ベルト6に圧接した時の圧力分布が
一定に近くなり、押圧コロ7の幅方向中央近傍において
も所望の圧力がかかるようになっているので、安定した
押圧条件が得られる。図3は、押圧コロ7の作動状態を
示す図である。この図に示すように、押圧コロ7は、ば
ね部材(圧縮コイルばね)16による力でその中空外周
部72 が変形し、ΔNからなるニップ幅(幅広ベルトと
押圧コロが接しているシート搬送方向接触長さ)を形成
して、幅広ベルト6をプラテン4側へ押圧している。こ
の押圧コロ7は、幅広ベルト6が図中矢印方向に動作中
においても、所定ニップ幅ΔNを保ちながら幅広ベルト
6に従動して回転し、ニップ幅ΔNの範囲にて所定の圧
力を幅広ベルト6にかけている。尚、押圧コロ7の変形
量は、ニップ幅ΔNが外径Dの少なくとも20%以上と
なるように、その中空外周部72 の剛性を決定してあ
る。
【0020】このような、本実施例の押圧コロ7は、特
に、前記原稿流し読みモードにて効果がある。
【0021】例えば、図6乃至図8に示した前記従来の
押圧コロ107は、中空でないので変形しにくく、直径
D=22mmであって、外周部のゴム部材のゴム硬度20
°(一般的には限界に近い低硬度下)の場合、ニップ幅
ΔNが2〜3mm程度であり、本実施例の押圧コロ7に比
べて極めて少ない。従って、従来は、プラテン104上
の搬送中のシート材Pの上部に押圧コロ107が位置し
ている状態(図7)から、搬送中のシート材Pが押圧コ
ロ107のニップ部から外れた状態(図8)に移行する
際に、ニップ幅ΔNが少ないために前記負荷抵抗力の変
化が急激に起こり、幅広ベルト106に振動が発生して
いた。
【0022】これに対し、本実施例の中空外周部72
備えた押圧コロ7は、同一押圧力下において、上記一般
的なゴム材質の従来の押圧コロ107のニップ幅ΔNに
比べ、そのニップ幅ΔNが最大で3〜5倍程度まで形成
させることができる。従って、本実施例の押圧コロ7
は、ニップ部の単位面積あたりの押圧力が従来例に比べ
て1/3〜1/5程度になり、幅広ベルト6を押圧する
力をシート材Pの搬送方向にΔNのニップ幅だけ分散さ
せることができ、かつ、前記負荷抵抗力の変化にかかる
時間をニップ幅ΔNの増大分だけ長くできるので、負荷
抵抗力の変化がなめらかになり、原稿流し読みモード時
の画像ブレの原因である振動を最小限に抑えることがで
きる。また、本実施例は、ニップ幅ΔNを大きくするこ
とで、単位面積あたりの押圧力は小さくなるが、総圧力
が従来例と同じであるので、従来例のシート材の搬送力
とほぼ同等の搬送力を得られ、シート搬送性を損なうこ
とはない。
【0023】図9(図9(a),(b))は、シート材
の搬送速度を測定した実験結果を示すものであり、ニッ
プ幅ΔNを大きくすることで、振動が最小限に抑えられ
ることを明らかにしている。このうち、図9(a) は、従
来の押圧コロ107(外径22mm、外周部のゴム硬度2
0°、ニップ幅ΔN=2mm)を使用した時のシート材
Pの搬送速度を測定したものであり、シート材Pの搬送
速度がV0 なる一定速度になるように駆動制御されてい
る。時間t0 のタイミングは、シート材Pの後端が押圧
コロ107のニップ位置から抜けたタイミングである
(図7及び図8参照)。シート材Pの搬送速度は、前記
負荷抵抗力の変化(即ち、急激な摩擦係数μの変動によ
る駆動負荷の変動)に起因する幅広ベルト106の振動
により、t0 のタイミングから急激に落ちこみ、またそ
の反動で大きく振幅しているのが判かる。前述したシー
ト材Pを一定速度に搬送しながら画像を読み取る流し読
みモード中に、このような振動がシート材Pに与えられ
ると、画像がt0 のタイミングで乱れ、画像ブレが生じ
てしまう。
【0024】一方、図9(b) は、本実施例で述べた押圧
コロ7(外径25mm、外周部のゴム内部は中空、ニップ
幅ΔN=5mm)を使用した時のシート材Pの搬送速度
を示す。この図から明らかなように、シート材Pの搬送
速度は、時間t0 のタイミングにおいて、図9(a) のも
のと比較して振幅が小さくなっており、幅広ベルト6の
振動が小さくなっていることが判かる。尚、この程度の
幅広ベルト6の振動は、流し読みモードによる画像に影
響がないレベルである。このように、ニップ幅を広げ、
負荷変動の発生を分散させることによって、幅広ベルト
6の振動を抑えることができる。
【0025】なお、従来例の中空ではない押圧コロ10
7(図7参照)を使用して、上記図9(b) になる程度
(ニップ幅ΔN=5mm)までニップ幅を広げるには、
押圧コロ107の外径が少なくとも50mm以上にする必
要がある。従って、従来例の押圧コロ107を使用し、
該押圧コロ107を幅広ベルト6の内部に配置した場合
には(図5参照)、シート材搬送装置自体が大型化して
しまう。
【0026】また、上記図9(b)のレベル以上のもの
を望む場合、すなわち、更に精細な画像が必要な場合に
おいても、押圧コロ7の中空外周部72 のゴムの厚みを
小さくすることにより(図2(a)参照)、中空外周部
2 を弾性変形しやすくすることができ、ニップ幅ΔN
をさらに大きくすることも容易にできるので、図9
(b)のt0 の振動をより一層小さく抑えることができ
る。尚、押圧コロ7を使用することにより形成されるニ
ップ幅ΔNは、中空外周部72 の弾性変形領域内で、そ
の外径の約50%程度まで可能である。 〈他の実施例〉 図4は、本発明の他の実施例を示すものである。本実施
例は、変形しやすい材料(例えば、前記実施例で示した
ゴムのような材料)にて形成し、その押圧コロ7を搬送
方向に微小量ΔLの距離だけ離すように並べて配置し
て、それぞれのニップ幅をオーバラップさせ、押圧コロ
7,7と幅広ベルト6の(シート材搬送方向に連続し
た)当接距離を所定量ΔNになるようにしても、前記実
施例と同様の効果が得られる。
【0027】尚、上記実施例は、ばね部材16として圧
縮コイルばねを示したが、金属製又は樹脂製板状ばねや
トーションばね等を使用してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ベルト
をプラテンに圧接する押圧手段がローラとばね部材とで
構成され、ローラとベルトとのシート材搬送方向接触長
さがローラ外径の20%以上となるようにローラを弾性
変形させ、ベルトを介してシート材をプラテン側に押圧
する圧力を小さくして、ローラとベルトとの接触部から
シート材が外れる際又はシート材が侵入する際に、ベル
トに作用する負荷抵抗力の変化を緩やかにしてあるた
め、負荷抵抗力の急激な変化に起因するベルトの振動を
防止でき、画像形成時の画像のブレの発生を防止でき
る。従って、本発明は、ローラをベルトと接離させる従
来の機構がなくても、軽量且つ簡素な構造でもって、静
粛にシート材を搬送でき、良好な画像の形成を可能にす
る。その上、中空の弾性を有するローラを用いること
で、ばね力にて容易に変形してトータルの搬送力を変化
させずに単位面積当たりの圧力を小さくできる。且つ、
空気穴を設けることで、ローラがベルトを押圧するとき
の圧力分布が一定となり、安定した押圧条件が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシート材搬送装置付き
画像形成装置(複写機)の断面図。
【図2】本発明の一実施例であるローラ(押圧コロ)の
詳細図。(a)は、ローラの縦断面図。(b)は、ロー
ラの圧接力分布図。
【図3】同ローラの詳細側面図。
【図4】本発明の他の実施例を示すローラの詳細側面
図。
【図5】従来の押圧コロ配置図。
【図6】従来の他の例を示す押圧コロ配置図。
【図7】従来の押圧コロの第1の作用状態図。
【図8】従来の押圧コロの第2の作用状態図。
【図9】シート材の搬送速度を示した図。(a)は、従
来のシート材の搬送速度図。(b)は、本発明のシート
材の搬送速度図。
【符号の説明】
1 画像形成装置(複写機) 2 シート材搬送装置 4 プラテン 6 (幅広)ベルト 7 ローラ(押圧手段) 71 芯部 72 中空外周部 73 空気穴 74 内部空間 16 ばね部材(押圧手段) ΔN シート材搬送方向接触長さ P シート材(原稿)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−3896(JP,A) 特開 昭57−73751(JP,A) 特開 平3−259843(JP,A) 実開 平1−109051(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/02 G03G 15/00 107

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取るためのプラテンに摺接
    し、該プラテンよりも大きな摩擦係数のベルトと、該ベ
    ルトをプラテンに圧接する押圧手段と、を備え、前記プ
    ラテンとベルトとの間に供給されるシート材をそのベル
    トで移動させるシート材搬送装置において、 前記押圧手段が、前記ベルトに接する回転自在なローラ
    と、該ローラをベルト側へ付勢するばね部材と、を有
    前記ローラが、回転自在に支持される芯部と、該芯部の
    外周に形成された弾性材製の中空外周部と、を具備し、
    且つ前記ローラの中空外周部の内部空間と外部とを連通
    する空気穴を前記ローラの芯部に形成し、 前記ローラとベルトとのシート材搬送方向接触長さがロ
    ーラ外径の20%以上となるように、前記ローラを弾性
    変形させることを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載のシート材搬送装置に
    よりプラテン上の所定位置にシート材を搬送し、該シー
    ト材の画像を画像読み取り部で読み取ることを特徴とす
    る画像形成装置。
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