JP3238602B2 - ばた用鋼管の端部キャップ - Google Patents

ばた用鋼管の端部キャップ

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JP3238602B2
JP3238602B2 JP06180595A JP6180595A JP3238602B2 JP 3238602 B2 JP3238602 B2 JP 3238602B2 JP 06180595 A JP06180595 A JP 06180595A JP 6180595 A JP6180595 A JP 6180595A JP 3238602 B2 JP3238602 B2 JP 3238602B2
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steel pipe
cap
bowl
end cap
flap
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徳夫 米谷
繁利 戎
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株式会社国元商会
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設現場においてコン
クリート型枠を組み立てる場合などに使用されるばた用
鋼管の端部開口を閉じるためのキャップに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】ばた用鋼管の内部にコン
クリートなどの異物が入り込むのを防止するために、当
該鋼管の端部を閉じるキャップが使用されている。この
ようなキャップは、その使用目的からも明らかなように
鋼管端部を水密状に密封するものではなく、しかもこの
種の鋼管ばたの端部は殆どの場合或る程度変形している
のが普通であるから、キャップと鋼管との間には隙間が
ある。この隙間が狭い場合、鋼管が降雨時に冠水するよ
うな場所に置かれている場合や激しい降雨を受けた場合
に、鋼管内部に外からの水圧で侵入した水が、状況が好
転しても自然には抜け出ない恐れがあった。
【0003】このようにばた用鋼管内に侵入した水が抜
けないと、当該鋼管が内部から発錆して耐用寿命が短く
なってしまったり、搬送時や型枠組立作業時などで鋼管
を勢い良く動かしたときに水が抜けて作業者に不快感を
与えるなどの不都合につながる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、ば
た用鋼管(2) の内部に入り込む略四角形の椀状部(5)
と、この椀状部(5) の周辺から連設されて鋼管端面(2a)
に当接するつば部(6) とを有するばた用鋼管の端部キャ
ップであって、前記椀状部(5) は、その各辺側壁部(5a)
が内側に湾曲すると共に、各角部(5b)が鋼管(2) の各内
側角部に当接し、前記つば部(6) には、その鋼管端面(2
a)に当接する下側面に水抜き用凹溝(10)が形成され、こ
のキャップを、前記つば部(6) が鋼管端面(2a)に当接す
る状態までばた用角鋼管(2) に嵌合させたとき、鋼管
(2)の内側面(2b)と前記椀状部(5) の湾曲した各辺側壁
部(5a)との間の隙間(8) から前記水抜き用凹溝(10)を経
由して鋼管内部の水が外に抜けるようにした点に特徴を
有する。
【0005】上記の本発明を実施するに際して、前記つ
ば部(6) に巾方向に突曲部(9) を形成し、当該突曲部
(9) の内側が前記水抜き用凹溝(10)となるように構成す
ることもできる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1〜図3において、1は本発明に
よるキャップであり、2はばた用角鋼管である。キャッ
プ1は、鋼板をプレス加工して製造された本体3と抜け
止め用板ばね4とから成り、本体3は、鋼管2の端部に
内嵌させ得る大きさの略四角形の椀状部5と、この椀状
部5の周縁から一体に連設されて鋼管2の端面2aに当
接するつば部6とから成る。抜け止め用板ばね4は、そ
の長さ方向の中央部が椀状部5の底部外側中央にリベッ
ト7で止着されたもので、椀状部5の対角線に沿って延
び、その両端が椀状部5の対応する角部から適当量突出
している。
【0007】上記のキャップ1の椀状部5を鋼管2の端
部に内嵌させたとき、図2に示すように椀状部5の各辺
側壁部5aと鋼管2の各辺内側面2bとの間に隙間8が
形成されるように、椀状部5の各辺側壁部5aを内側に
湾曲させている。そして椀状部5の各角部5bは、鋼管
2の各内側角部に当接する。つば部6の各辺には、当該
つば部6を形成する板材を上側に突曲させて、つば部6
の全巾にわたる突曲部9を複数個づつ形成し、これら各
突曲部9の内側を水抜き用凹溝10としている。
【0008】上記のキャップ1を鋼管2の端部に装着す
るときは、つば部6が鋼管2の端面2aに当接するま
で、椀状部5を鋼管2の端部に内嵌させる。このとき抜
け止め用板ばね4の両端部を弾性に抗して椀状部5の底
面に沿うように鋼管2の内側角部で変形させることによ
り、その弾性復元力で当該板ばね4の両端角部が鋼管2
の内側角部に食い込み、キャップ1が抜け出るのを阻止
する。
【0009】このようにキャップ1を鋼管2の端部に内
嵌装着させたとき、鋼管2の内部は、キャップ本体3の
椀状部5における各辺側壁部5aと鋼管内側面2bとの
間に形成される隙間8から、つば部6の下側面に形成さ
れている各水抜き用凹溝10を経由して外界に連通して
おり、従って、当該鋼管2内に侵入した水は、前記隙間
8及び水抜き用凹溝10を経由して外に流れ出ることが
できる。勿論、この水抜き通路の各部の断面積は、鋼管
2内の水が表面張力に抗して自然に外へ流れ出るように
設定されなければならない。
【0010】
【0011】
【0012】抜け止め用板ばね4は本発明に必須のもの
ではない。例えば、特に合成樹脂製キャップ13の場
合、鋼管2の端部に圧入し、そのときの摩擦抵抗でキャ
ップ13が容易に抜け落ちないように構成することもで
きる。
【0013】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明のばた用鋼
管の端部キャップによれば、当該キャップを端部に嵌合
装着された鋼管と当該キャップとの間に生じる隙間が狭
くとも、降雨や冠水時の水圧で鋼管内部に侵入した水
は、外界が水の抜け出る状況に好転したとき、鋼管の内
側面とキャップの椀状部との間から当該キャップのつば
部が有する水抜き用凹溝を経由して外に抜けることにな
る。
【0014】従って、鋼管内に侵入した水がそのまま滞
留することによって鋼管が内部から発錆して耐用寿命が
短くなってしまったり、搬送時や型枠組立作業時などで
鋼管を勢い良く動かしたときに水が抜けて作業者に不快
感を与えるなどの不都合が解消する。しかも本発明の構
成によれば、椀状部の各辺側壁部に水抜き専用の特殊な
導水溝を形成する必要がなく、金型構造がシンプルにな
って製造コストを低減し得るにもかかわらず、鋼管内へ
の圧入時に椀状部の各辺湾曲側壁部を内側に弾性変形さ
せて当該椀状部の各角部を鋼管の各角部内面に圧接させ
ることが容易になり、鋼管端部に対するキャップの自己
保持力を高めることが出来る。
【0015】特に実施例に示したように、鋼板をプレス
加工して形成したキャップ本体3が使用されるキャップ
1の場合、水抜き用凹溝10や凹入溝12を素材である
板材を突曲させて構成することにより、当該突曲部9,
11がキャップ本体3の補強用リブとして機能し、キャ
ップ全体の補強効果も同時に得ることができる。
【0016】尚、請求項2に記載の構成によれば、この
キャップを金属板からプレス加工で製造する際に、つば
部に必要な水抜き用凹溝を同時に且つ簡単に形成するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャップの平面図である。
【図2】 同キャップを鋼管端部に装着した状態での横
断平面図である。
【図3】 同キャップを鋼管端部に装着した状態での縦
断側面図である。
【符号の説明】 1 キャップ 2 ばた用角鋼管 2a 鋼管端面 2b 鋼管内側面 3 キャップ本体 4 抜け止め用板ばね 5 椀状部 5a 椀状部の各辺側壁部 5b 椀状部の各角部 6 つば部 8 隙間 9 突曲部 10 水抜き用凹溝 11 突曲部 12 凹入溝 13 合成樹脂製キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 59/06 E04G 17/00 E04G 25/00 F16L 55/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばた用鋼管(2) の内部に入り込む略四角
    形の椀状部(5) と、この椀状部(5)の周辺から連設され
    て鋼管端面(2a)に当接するつば部(6) とを有するばた用
    鋼管の端部キャップであって、前記椀状部(5) は、その
    各辺側壁部(5a)が内側に湾曲すると共に、各角部(5b)が
    鋼管(2) の各内側角部に当接し、前記つば部(6) には、
    の鋼管端面(2a)に当接する下側面に水抜き用凹溝(10)
    形成され、このキャップを、前記つば部(6) が鋼管端
    面(2a)に当接する状態までばた用角鋼管(2) に嵌合させ
    たとき、鋼管(2) の内側面(2b)と前記椀状部(5) の湾曲
    した各辺側壁部(5a)との間の隙間(8) から前記水抜き用
    凹溝(10)を経由して鋼管内部の水が外に抜けるように構
    された、ばた用鋼管の端部キャップ。
  2. 【請求項2】前記つば部(6) には巾方向に突曲部(9) が
    形成され、当該突曲部(9) の内側が前記水抜き用凹溝(1
    0)となっている、請求項1に記載のばた用鋼管の端部キ
    ャップ。
JP06180595A 1995-02-23 1995-02-23 ばた用鋼管の端部キャップ Expired - Lifetime JP3238602B2 (ja)

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JP4754368B2 (ja) * 2006-02-20 2011-08-24 積水樹脂株式会社 管体用端末キャップ
JP2014206178A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 株式会社トーエネック 管体嵌挿具、及び、この管体嵌挿具と組み合わせるキャップ

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