JP3237882B2 - 胆汁酸誘導体、その製法および医薬としてのこれらの化合物の使用 - Google Patents
胆汁酸誘導体、その製法および医薬としてのこれらの化合物の使用Info
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Description
ターとしておよび脂肪および脂溶性ビタミンの可溶化に
対する天然洗浄剤として、脂肪の消化において重要な生
理学的機能を有している。コレステロール代謝の終末産
物として、胆汁酸は肝臓内で合成され、胆のう内に貯蔵
されそして収縮により胆のうから小腸に放出され、ここ
において、胆汁酸はその生理学的作用を示す。分泌した
胆汁酸の大部分は、腸肝循環により回収される。胆汁酸
は、小腸の腸間膜静脈および門静脈系を経て再び肝臓に
戻る。腸内における再吸収中に、能動および受動輸送プ
ロセスが役割を果す。胆汁酸の主な量は、小腸の末端に
おける特異的Na+−依存性輸送系、終末回腸により再
吸収されそして胆汁酸は門静脈を経て腸間膜静脈の血液
とともに肝臓に戻り、再び肝臓細胞によって細胞に分泌
される。腸肝循環において、胆汁酸は、遊離酸としてそ
してまたグリセロールおよびタウリンの抱合の形態で出
現する。
が一時胆汁酸の結合に対して使用されそしてこれらの性
質に基づき治療的に利用された。この治療の目的は、腸
特に小腸内の没食子酸再吸収の阻害が望ましいと思われ
るすべての病気とみなされる。例えば、回腸の切除後の
胆汁生成下痢、そしてまた増大したコレステロール血液
レベルは、この方法で治療される。
において、このレベルの減少は、腸肝循環における干渉
によって達成することができる。肝臓内におけるコレス
テロールからの胆汁酸の相当する新らしい合成は、腸肝
循環における胆汁酸プールの減少により強制される。肝
臓内におけるコレステロールに対する必要性をカバーす
るために、血液循環におけるLDLコレステロール(低
比重リポ蛋白質)に頼る。肝LDLレセプターは、増大
した数で実施される。すなわち、LDL異化作用の加速
が行われ、血液中のアテローム発生コレステロール含量
の減少を起こす。これまで、これらの重合体状の不溶性
イオン交換樹脂(以下“樹脂”として参照)は、増大し
た胆汁酸排出およびその結果としてのコレステロールレ
ベルの減少に関係する腸肝循環に影響を及ぼす可能性の
みを示した。
樹脂、例えばコレスチラミン(第4アンモニウム基を含
有する)またコレスチポールの有効な1日当りの投与量
は、非常に高い。例えば、コレスチラミンにおいては、
それは12〜24gでありそしてもっとも高い1日当り
の投与量は32gである。コレスチポールにおいては、
それは15〜30gである。高い投与量のほかに、味お
よび臭は、患者の応諾を困難にする。
れる医薬の投与量において考慮しなければならない不十
分な選択性(例えばビタミン欠乏症)からそしてまた異
なる程度に種々な胃腸病(便秘、脂肪下痢)を起こす胆
汁酸の枯渇から生ずる。両製剤に対する治療的重要性
は、フィブレート、HMG−CoAレダクターゼ阻害
剤、プロブコールのような低脂血作用をする他の医薬と
の組み合わせにより説明されている〔例えば、M.N. Cay
en,Pharmac. Ther, 29,187(1985)および
1988年10月9〜13日のローマのアテローム性動
脈硬化症に対する第8回の国際シンポジウム、アブスト
ラクツ544、608、710頁参照〕。達成される作
用は、またひどい高脂血症の治療を可能にする。それ故
に、上述した作用の原理を有しそして現在使用されてい
る製剤の不利点のない適当な物質を見出すことは、意義
のあることである。
が、改善の価値あるものと見做される。 − 高度な1日当りの投与量。この投与量は、追跡の結
果等張媒質中の中性のpHの場合において比較的低い結合
速度および(ある場合においては)胆汁酸の再放出を示
すことが確められている。
よびそれに関連した胆石症の増大された危険を伴う胆汁
の胆汁酸組成の量的変動。
ダンピング作用の不存在。 − ビタミンおよび医薬の高すぎる結合速度は、これら
の物質の置換を必要としそしておそらく血液レベルコン
トロールが必要である。
に対する胆汁酸の結合のために、胆汁酸は脂肪の消化に
対して不十分な量で利用され、その結果脂肪消化病が起
る。 − 投与形態は、これまで不満足であると見做される。
ローム発生コレステロール含量を減少することができま
たは増大した胆汁酸排出およびその結果として起るコレ
ステロールレベルの減少に関する腸肝循環に影響を与え
ることができ、そしてこれまで使用されてきた“樹脂”
の不利点を有していない医薬を見出さんとするものであ
る。
たはアミド、塩形態そしてまたアルコール基において誘
導された形態の胆汁酸基または変性された胆汁酸基であ
りそしてXはブリッジ基または単一の共有結合であり、
そしてG1およびG2は場合によってはXを経て結合さ
れていてもよい〕の胆汁酸誘導体を見出した。
的胆汁酸輸送系に対して高い親和力を有しそして濃度−
依存性および競合の方法で胆汁酸吸収を阻害する。
されないそしてその結果血液循環に通過しない。胆汁酸
の腸肝循環は、この新規な化合物の使用により特異的且
つ効果的に非常に妨げることができる。腸肝循環への干
渉は、この完全に新規な活性化合物を使用することによ
って、これまで使用されてきた“樹脂”よりもより高い
効能をもって行うことができる。
した欠点は、新規な作用原理により作用する本発明の化
合物を使用することによって完全に避けることができ
る。腸肝循環における胆汁酸濃度は、また小腸における
胆汁酸再吸収の可逆性阻害により実質的により有効な方
法で減少され、そしてその結果血清中のコレステロール
レベルの減少が起る。それからビタミン欠乏症は、本発
明の化合物を使用した場合、ちょうど他の医薬の吸収に
対する影響または腸内菌相に対する陰性の作用と同様に
殆んど予期されない。既知の副作用(便秘、脂肪下痢)
は観察されない、すなわち脂肪の消化は否定的に影響さ
れない。小腸における高度に特異的な胆汁酸輸送系に対
する本発明の化合物の高度な親和力のために、“樹脂”
の場合とは異なって非常に低い一日当りの投与量で処置
することができそしてその結果医師および患者によるこ
のような医薬の許受性および患者の応諾は、非常に高
い。
性された胆汁酸、特にアルコール基において変性された
形態にある胆汁酸基G2の環Aが、同様に胆汁酸または
変性された胆汁酸である胆汁酸基G1の環Aと結合して
いない化合物である。
合、すなわち異なる環を経た結合が好ましい。
は変性された胆汁酸、特にアルコールにおいて変性され
た形態にある胆汁酸基G1が炭素原子C24(環D)を
経て連結員Xに結合しており、Xがブリッジ基でありそ
して胆汁酸または変性された胆汁酸、特にアルコール基
において変性された形態にある胆汁酸基G2がC3位
(環A)、C7位(環B)またはC12位(環C)の1
つを経てXに結合している化合物である。
が、一般式II
は次の意義、すなわち−OL、−NHL、−NL2、ア
ミノ基を経て結合するアミノ酸またはアミノスルホン
酸、例えば−NHCH2−CO2H、−NH−CH2CH2
−SO3H、−N(CH3)−CH2CH2−SO3H、−N
(CH3)−CH2CO2H、−NH−C(R6)HCO2Hお
よびこれらの(C1〜C4)−アルキルエステルおよびア
ルカリ金属およびアルカリ土類金属塩、−OKa(式
中、Kaはカチオン、例えばアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属イオンまたは第4アンモニウムイオンであ
る)を有し、Lは、水素、分枝鎖状または非分枝鎖状の
1〜10個の炭素原子を有する飽和または不飽和のアル
キル基、3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル
基、置換されていないかまたは1〜3個のF、Cl、B
r、(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C4)−アル
コキシにより置換されているフェニル基、置換されてい
ないかまたは1〜3個のF、Cl、Br、(C1〜C4)
−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキシにより置換
されているベンジル基であり、R6は、メチル、イソプ
ロピル、イソブチル、2−ブチル、ベンジル、4−ヒド
ロキシベンジル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエ
チル、H3CSCH2CH2−、HO2CCH2−またはH
O2CCH2CH2−であり、R1は、基Xを結合する遊離
原子価またはH、分枝鎖状または非分枝鎖状の1〜10
個の炭素原子を有する飽和または不飽和のアルキル基、
3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基、置換さ
れていないかまたは1〜3個のF、Cl、Br、(C1
〜C4)−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキシ、
−N+H3、−OPO3 -により置換されているフェニル
基、環において置換されていないかまたは1〜3個の
F、Cl、Br、(C1〜C4)−アルキル、(C1〜
C4)−アルコキシ、−N+H3、−OPO3 -またはフェ
ニル(これは1〜3個のF、Cl、Br、(C1〜C4)
−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキシ、−N
+H3、−OPO3 -により置換されていてもよい)により
置換されているベンジル基、置換されていないかまたは
1〜3個のF、Cl、Br、(C1〜C4)−アルキルま
たは(C1〜C4)−アルコキシ、−N+H3、−OPO3 -
により置換されているビフェニルメチル基、置換されて
いないかまたは1〜3個のF、Cl、Br、(C1〜
C4)−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキシ、−
N+H3、−OPO3 -により置換されているトリフェニル
メチル基、置換されていないかまたは1〜3個のF、C
l、Br、(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C4)
−アルコキシ、−N+H3、−OPO3 -により置換されて
いる1−または2−ナフチルメチル基、置換されていな
いかまたは1〜3個のF、Cl、Br、(C1〜C4)−
アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキシにより置換さ
れている9−フルオレニル基、2−、3−または4−ピ
リジル基、基−P(=O)(OL)2、−S(=O)2(OL)ま
たは−C(=O)L(式中、Lは上述した意義を有する)
であり、R2およびR3またはR4およびR5は、それぞれ
の場合において一緒になってカルボニル基の酸素である
かまたはR2〜R5は、個々にそしてそれぞれの場合にお
いて相互に独立してH、OT、−ST、−NHT、O−
C(=O)−T、−S−C(=O)−T、−NH−C(=O)
−T、−O−P(=O)(OL)(OT)、−O−S(=O)
2(OT)、−T(式中、Lは上述した意義を有しそして
TはLの意義を有するかまたは基Xを結合する遊離原子
価である)であるが、但し、全部で基Xを結合する1個
の遊離原子価のみがG1から生じる〕の化合物であり、
Xが、単結合または一般式III
状または非分枝鎖状で飽和または不飽和でありそして場
合によっては−O−、−S−またはアリーレン、特にフ
ェニレン
部で2〜12個、好ましくは2〜6個の鎖員pを含有し
ており、Bは、アルキレン鎖であって、この基は分枝鎖
状または非分枝鎖状で飽和または不飽和でありそして場
合によっては−O−、−S−またはアリーレン、特にフ
ェニレン
で2〜18個、好ましくは2〜12個の鎖員nを含有し
ており、L1、L2およびL3は、同一または異なりそし
てLの意義を有し、 qは0〜5であり rは0または1であり sは0または1であり tは0または1である〕の基であり、G2が式IV
し、R7およびR8またはR9およびR10は、それぞれの
場合において一緒になってカルボニル基の酸素であるか
またはR7〜R10は、個々にそしてそれぞれの場合にお
いて相互に独立して、H、OT、−ST、−NHT、−
OC(=O)T、−SC(=O)T、−NH−C(=O)T、
−OP(=O)(OL)(OT)、−O−S(=O)2(OT)、
−S(=O)2(OT)、−P(=O)2(OT)、−Tであり、
LおよびTは、G1において示した意義を有するが、但
しG1と同様に全部で基Xを結合する1個の遊離原子価
のみがG2から生じる〕の化合物である化合物である。
物G1およびG2の結合が、これら両化合物G1および
G2の環Aにより行われていない一般式Iの化合物であ
る。
よる結合が、化合物G1およびG2の同じ環を経て行わ
れない化合物である。
よる結合が、化合物G1およびG2の環AまたはDを経
て非対称的に行われる化合物である。
法に関するものであり、該方法は、 (a) X=単一結合である場合は、原理的に知られて
いる方法により適当な反応性の形態のG1およびG2を
相互に反応させ、または (b) X=ブリッジ基である場合は、原理的に知られ
ている方法により、(α) 反応性形態のG1−XをG
2と反応させるか、または(β) 反応性形態のG2−
XをG1と反応させ、または (c) Xが特に縮合または置換反応の過程における共
有結合の構成によってX1およびX2から形成される既
知の方法によってまたは未知である場合は以下に詳細す
る方法によってG1−X1から一般式I(G1−X−G
2)の化合物を製造することからなる一般式Iの化合物
の製法に関するものである。
れる。同様に遊離形態または保護された形態のG2との
結合後に、場合によっては、保護基の除去および上述し
た誘導体へのC24カルボキシル官能の変換を実施す
る。アルコール基に対する適当な保護基は、有利には、
ホルミル、アセチル、テトラヒドロピラニルまたはt−
ブチルジメチルシリルである。C24−カルボキシル基
に対する適当な保護基は、種々なアルキルまたはベンジ
ルエステル、そしてまた、例えばオルトエステルであ
る。
トラヒドロフラン、塩化メチレンまたは酢酸エチル、そ
してまたジメチルホルムアミド(DMF)またはジメト
キシエタン(DME)中において、室温で塩基、例えば
トリアルキルアミンまたはピリジンそしてまたNaOH
を添加して、胆汁酸を3位そしてまた7位において、活
性形態のカルボン酸、例えば酸クロライドまたは混合無
水物と反応させる。
フィーにより分離することができる。
的に実施することができる。同様に、適当なアミノ胆汁
酸を相当するアミドに変換することができる。また、反
応は、保護されたまたは遊離の胆汁酸を使用して実施す
ることができる。
法により同様に結合させることができる。
とG2との結合またはG1とX−G2との結合を行うこ
とができる。有利には、胆汁酸部分は、保護された形態
または保護されない形態で使用される。
反応性形態のX−G2と反応させることからなる。必要
に応じて結合後、保護基の除去および誘導体へのC24
カルボキシルの変換が行われる。
は、コール酸により例示された反応スキーム1〜4(例
えばr=0)において示される。
成ブロックX−G2の製造、スキーム1〜4
2
2(THP=テトラヒドロピラニル)
有するX−G2
るX−G2
基の置換は、ピリジンまたはルチジンそしてまたトリエ
チルアミンのような塩基を添加して、適当なメシレート
を、好ましくは過剰な量で使用される適当なジオールと
反応させることによって行われる。
らに標準方法により反応させることができる。すなわ
ち、例えばXIIIは酸化剤、好ましくはクロム(VI)試薬
または種々な過マンガン酸カリウム系を使用して、相当
するカルボン酸XXII〔式中、R(11)はTHPに等し
い〕に変換することができる。相当して、他の保護基も
また適当である。
は、直接G1またはその誘導体と反応させるか、または
X2−G2に変換した後、適当に変性されたG1−X1
を使用して一般式I(G1−X−G2)の化合物に変換
することができる。
る。
ために、化合物IX、XV、XVIIまたはXXIの1種を、実施
例におけるように、−20℃〜室温で例えばジクロロメ
タン、トルエンまたはピリジンのような適当な溶剤中で
そしてトリエチルアミンの存在下で、反応性の形態のカ
ルボン酸、例えば混合無水物、酸クロライドまたはq=
2である場合はコハク酸無水物と反応させてカルボン酸
XXIIIを得る。
X、XV、XVIIまたはXXI(この場合においては:型G1−
X1)と反応させてS=Oである一般式Iの化合物(こ
の場合においては、化合物XXIV)を得ることができる。
うと企図する場合は、例えば一般式IIの化合物を化合物
H−N(L1)−A−N(L2)−H(式中、A、L1および
L2は上述した意義を有す)と反応させる。エステル
(すなわち−C(=O)Yはエステル官能である)の場合
においては、これを直接H−N(L1)−A−N(L2)−H
と反応させる。遊離酸(−C(=O)OH)の場合におい
ては、これをさらに反応性の酸誘導体の形態、例えば混
合無水物または酸クロライドの形態で使用しなければな
らない。次に、この方法で形成された型G1−X1の化
合物を、型G2−X2の化合物を使用して型G1−X−
G2の化合物に変換する。
A環を経て行われる型G1−X−G2の化合物を製造す
る上述した実施化は、当業者に知られている変性された
方法で、結合A−D、A−BまたはA−CそしてまたD
−D、B−B、C−C、B−D、B−CまたはC−Dに
対しても適用される。
は、Xを経たG1とG2との結合の前またはさもなけれ
ば結合の後に導入することができる。G1とG2との結
合後に行われる置換分の導入は、相当する置換分がG1
またはG2とXとの間のブリッジ形成に直接それ自体影
響しない場合にのみ可能である。それ故に、これらの置
換は、好ましくはXを経たG1およびG2の実際の結合
反応の前に遂行される。
発明の化合物を使用することに関するものである。
薬理学的に許容し得る有機溶剤、例えば1価または多価
アルコール、例えばエタノールまたはグリセロール、ト
リアセチン、油、例えばヒマワリ油、肝油、エーテル、
例えばジエチレングリコールジメチルエーテルまたはポ
リエーテル、例えばポリエチレングリコールに溶解また
は懸濁する。一般式Iの化合物は、また他の薬理学的に
許容し得る重合体賦形剤、例えばポリビニルピロリドン
または他の薬学的に許容し得る添加剤、例えば澱粉、シ
クロデキストリンまたは多糖類の存在下で使用すること
ができる。さらに、本発明の化合物は、他の医薬物質と
組み合わせて使用することもできる。
しくは錠剤、カプセルまたは液体の形態で経口的に投与
される。1日当りの投与量は、体重および患者の体質に
よって3〜5000mgの範囲において変化し得るが、好
ましくは10〜1000mgの投与量範囲にある。
汁酸輸送系との相互作用を末端小腸において検査した一
連の試験を包含する。
造 小腸の腸細胞からの刷子縁膜小胞の製造を、所謂Mg2+
沈殿法を使用して実施した。雄のニュージランドウサギ
(体重2〜2.5kg)を、テトラカインHCl2.5mg、
100T61Rおよびメベゾニウムアイオダイド25mg
の水溶液0.5mlの静脈内注射により犠牲にする。小腸
を取り出しそして氷冷した生理食塩溶液ですすぐ。小腸
の末端7/10(口−直腸方法において測定、すなわち、活
性Na+−依存性胆汁酸輸送系を含有する末端回腸)
を、刷子縁膜小胞の製造に使用する。この腸を、プラス
チック袋中において窒素下で−80℃で凍結合する。こ
の凍結した腸を、30℃の水浴中で解氷して膜小胞を製
造する。粘膜をこすりとりそして氷冷した12mMのトリ
ス/HCl緩衝液(pH7.1)/300mMのマンニトー
ル、5mMのEGTA/フェニルメチルスルホニルフルオ
ライド10mg/リットル/大豆トリプシン阻害剤(32
0/mg)1mg/リットル/牛肺トリプシン阻害剤(19
3U/mg)0.5mg/リットル/バシトラシン5mg/リ
ットルの60mlに懸濁する。氷冷した蒸留水で300ml
にうすめた後、この懸濁液を、Ultraturrax(18rod、 IK
A Werk Staufen,Federal Republic of Germany)を使
用して、最高動力の75%で3分氷冷しながら均質化す
る。1M MgCl2溶液3mlの添加後(最高濃度10m
M)、均質化物を0℃で正確に1分放置する。Mg2+の
添加の結果として、刷子縁膜を除いて、細胞膜が凝集し
そして沈殿する。3,000×g(5,000rpm、SS
−34ローター)で15分遠心分離した後、沈殿を捨て
そして刷子縁膜を含有する上澄液を、26,700×g
(15,000rpm、SS−34ローター)で30分遠心
分離する。上澄液を捨てそして沈殿を、12mMのトリス
/HCl緩衝液(pH7.1)/60mMのマンニトール、
5mMのEGTAの60ml中で、Potter Elvejhemホモゲ
ナイザー(Braun Melsungen、 900rpm、10ストロー
ク)を使用して再均質化する。1M MgCl2溶液0.
1mlの添加および0℃で15分の培養時間の後に、混合
物を再び3,000×gで15分遠心分離する。次に、
上澄液を再び46,000×g(15,000rpm、SS
−34ローター)で30分遠心処理する。沈殿を、10
mMのトリス/ヘペス緩衝液(pH7.4)/300mMのマ
ンニトールの30mlにとりそしてPotter Elvejhemホモ
ゲナイザー(20ストローク、1,000rpm)中で均質
に再懸濁する。48,000×g(20,000rpm、S
S−34ローター)で30分遠心分離した後、沈殿をト
リス/ヘペス緩衝液(pH7.4)/280mMのマンニト
ールの0.5〜2mlにとり(最終濃度20mg/ml)、そ
して27ケージニードルを使用したツベルクリン注射器
の助けにより再懸濁する。小胞は、分離後すぐに輸送検
査に使用するかまたは4mgずつ液体窒素中で−196℃
で貯蔵する。
依存性〔3H〕タウロコレート吸収の阻害 刷子縁膜小胞への基質の吸収を、いわゆる膜濾過技術に
より測定した。小胞懸濁液10μl(蛋白質100μg)
を、相当するリガンドと一緒に培養培地を含有する小滴
(90μl)として、ポリスチレン培養管(11×70m
m)の壁上にピペットで移す。この培養培地は、Na−
T緩衝液またはK−T緩衝液中に、実験によって、〔3
H(G)〕−タウロコレート〔比活性度:2.1Ci/ミリ
モル〕0.75μl=0.75μCi/10mMのタウロコレ
ート0.5μl/ナトリウム輸送緩衝液(10mMのトリス
/ヘペス(pH7.4)/100mMのマンニトール/10
0mMのNaCl)(Na−T−B)8.75μlまたはカ
リウム輸送緩衝液(10mMのトリス/ヘペス(pH7.
4)/100mMのマンニトール/100mMのKCl)
(K−T−B)8.75μlおよび関連する阻害剤溶液8
0μlを含有する。培養培地を、ポリビニリデンフルオ
ライド膜フィルター(SYHV LO 4NS、0.45
μm、4mmφ、Millipore, Eschborn, Federal Republic
of Germany)を通して濾過する。輸送測定は、小胞を
培養培地と混合することによりはじめる。培養バッチ中
のタウロコレートの濃度は、50μMである。所望の培
養時間(慣用的に1分)後に、輸送を氷冷中止溶液(1
0mMのトリス/ヘペス(pH7.4)/150mMのKC
l)1mlの添加により中止する。得られた混合物をすぐ
に、セルローズナイトレートから製造された膜フィルタ
ー(ME25、0.45μm、25mmの直径、Schleicher
& Schuell, Dassell, Federal Republic of Germany)
を通して、25〜35ミリバールの真空中で吸引濾過す
る。次に濾液を、氷冷中止溶液5mlで洗浄する。
収を測定するために、膜フィルターを、シンチレーター
Quickszint 361(Zinsser Analytik GmbH、 Frankfur
t, Federal Republic of Germany)4mlを使用して溶解
しそして放射能を、TriCarb2500カウンター(Canbe
rra Packard GmbH, Frankfurt, Federal Republic of G
ermany)で、液体シンチレーション計量により測定す
る。測定された値は、標準サンプルの助けによる装置の
目盛定め後および可能な化学ルミネッセンスに対する補
正後に、dpm(1分当りの分解)として得られる。
Na−T−BおよびK−T−Bにおいて測定する。Na
−T−BおよびK−T−Bにおける吸収の間の相違は、
Na+−依存性輸送成分を与える。IC50Na+は、比較
対照と比較した、Na+−依存性輸送成分が50%阻害
される阻害剤の濃度として示される。同じことが、IC
25およびIC75のデータに対して適用される。結果は表
82に示す通りである。
ために示すものであって、本発明はこれらの実施例によ
り限定されるものではない。
を、N−エチルジイソプロピルアミン120mlに導入
し、ジフェニルメチルブロマイド11.9g(48ミリ
モル)を加えそして混合物を100℃で4時間撹拌す
る。処理に当って、氷250gおよび硫酸20mlを、冷
却後に加えそして混合物を酢酸エチルで抽出(3×)す
る。合した有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し次に蒸発
する。シリカゲル上のクロマトグラフィー処理(n−ヘ
プタン/酢酸エチル=3:1)によって、“実施例1”
の生成物11.8g(20ミリモル、50%)を得る。 C38H52O5(588)、MS(FAB、3−NBA/
LiCl):595(M+Li+)
の化合物を得る。
アミノプロパン2.5リットルと一緒に、還流下で5時
間撹拌する。
ットルを加えそして混合物を1時間はげしく撹拌する。
残留物を吸引濾過しそして真空乾燥かま中で75℃で1
日乾燥する。 収量:306g(0.65モル、92%) C27H48N2O4(464)、MS(FAB、3−NBA
/LiCl):471(M+Li+) 実施例37と同様にして、表5〜8の実施例の化合物を
得る。
2の実施例の化合物を得る。
ル)を、0℃で、ピリジン500ml中のコール酸100
g(0.245モル)に滴加する。混合物を、0℃で3
0分および室温で2時間撹拌する。混合物を、水300
0ml/濃H2SO4400mlに注加しそして酢酸エチルで
抽出(3×)する。合した有機相をMgSO4で乾燥し
次に蒸発する。シリカゲル上のクロマトグラフィー処理
(酢酸エチル/シクロヘキサン/HOAc=5:5:
1)によって、“実施例128”の化合物を定量的に得
る。製造の目的に対してさらに精製することは必要でな
い。
5モル)を、エチレングリコール500ml/ピリジン1
00ml中で2時間100℃に加熱する。混合物を、水1
500ml/濃H2SO4 100mlに注加しそして酢酸エ
チルで抽出(3×)する。合した有機相を乾燥(MgS
O4)し次に蒸発する。
タノール性HCl(塩化アセチル100mlをメタノール
100mlに滴加することにより製造した)1100mlに
溶解しそして室温で一夜撹拌する。この溶液を、水20
00mlに注加しそしてエーテルで抽出(3×)する。
合した有機相を飽和NaHCO3水溶液で洗浄し次に乾
燥(MgSO4)する。溶剤を蒸発しそしてシリカゲル
上でフラッシュクロマトグラフィー処理(酢酸エチルそ
れから酢酸エチル/MeOH=10:1)して“実施例
129”の化合物37.1g(0.08モル、33%)を
得る。 C27H46O6(466)、MS(FAB、3−NBA/
LiI):473(M+Li+)
有する。これは、場合によっては適当な誘導化により除
去することができる。
して製造される。(少量のα−異性体のほかに、主にβ
−異性体が得られる)。
を、0℃で、ピリジン150ml中の“実施例129”の
化合物37.1g(0.08モル)に滴加する。混合物
を、0℃で15分および室温で1時間撹拌する。反応混
合物を水500mlに注加しそして酢酸エチルで抽出(3
×)する。合した有機相を乾燥(MgSO4)し、溶剤
を除去しそしてシリカゲル上でクロマトグラフィー処理
(酢酸エチル/シクロヘキサン=3:1)して“実施例
137”のメシレート37.7g(0.07モル、87
%)を得る。 C28H48O8S(544)、MS(FAB、3−NBA
/LiI):551(M+Li+)
ル)を、乾燥DMF 150ml中において、ナトリウム
アジド4.95g(0.076モル)と一緒に70℃で2
時間撹拌する。反応混合物を水に注加しそして酢酸エチ
ルで抽出(3×)する。合した有機相を乾燥(MgSO
4)し次に蒸発する。残留物を、2回、トルエンにとり
そしてトルエンを回転蒸発器上で再び除去する。収量:
“実施例138”の化合物34.5g(定量的)。この
アジドは、さらに精製することなしに、直接の工程に使
用する。
を、酢酸エチル500ml中において、Pd/C(10
%)20gを使用して室温および常圧で水素添加する。
触媒を濾去しそして濾液を蒸発する。シリカゲル上のク
ロマトグラフィー処理(酢酸エチル/メタノール/NE
t3=5:1:1)によって、“実施例139”のアミ
ン21.0g(0.045モル、71%)を得る。 C27H47NO5(465)、MS(FAB、3−NBA
/LiI):472(M+Li+)
と同様にして製造される。
28〜146にしたがって反応させて表15〜17に相
当する化合物を得る。
を、THF 25ml/トリエチルアミン5ml中におい
て、コハク酸無水物430mg(4.3ミリモル)と一緒
に、室温で30分撹拌する。反応混合物を2N HCl
中に注加しそして酢酸エチルで抽出(3×)する。合し
た有機相を乾燥(MgSO4)し、そして溶剤を除去し
て“実施例165”の化合物2.4g(4.2ミリモル、
98%)を得る。 C31H51NO8(565):MS(FAB、3−NBA
/LiI):578(M+2Li+−H)
りそしてn=3〜18である化合物もまた製造される。
イソプロピルアミン300ml(1.8モル)および臭化
アリル10ml(0.12モル)を、8時間加熱還流す
る。反応時間のそれぞれの時間後(TLC検査、シクロ
ヘキサン/酢酸エチル=1:1)、さらに臭化アリル5
mlをそれぞれの場合に加える。反応混合物を濃H2SO4
400ml/水2000mlに注加しそして酢酸エチルで
抽出(3×)する。合した有機相を、1N HCl、水
および飽和NaHCO3溶液でそれぞれ1回洗浄する。
乾燥(MgSO4)および溶剤の除去およびシリカゲル
上の残留物のクロマトグラフィー処理(n−ヘプタン/
酢酸エチル=4:1→3:1→2:1)により、“実施
例166”の生成物21.91g(0.047モル、47
%)を得る。 C28H46O5(462)、MS(FAB、3−NBA−
LiCl):469(M+Li+)
を、0℃で、アルゴン雰囲気下で、1モルBH3・TH
F溶液(THF)85mlに滴加する。混合物を0℃で撹
拌する。
8.59ミリモル)を、0℃で、(1)により製造した
溶液に滴加する。0℃で3時間後に、混合物を室温にす
る(TLC検査)。室温で6時間後に、新らしく製造し
たテキシルボラン溶液(THF)を滴加する。混合物を
再び室温で撹拌する。出発物質がもはや検出されなくな
った後に、反応混合物を、注意深く、はげしく撹拌しな
がら、アルゴン雰囲気下で水酸化ナトリウム水溶液(ポ
ラン1当量当りNaOH 1当量)に移す。次に、30
%過酸化水素溶液(ボラン1当量当り2当量)を、氷冷
しながら滴加する。0℃で20分後に、混合物を30分
50℃に加温する。飽和塩化ナトリウム溶液を、より良
好な相分離のために加える。水性相を酢酸エチルで抽出
(2×)しそして合した有機相を飽和酸性亜硫酸ナトリ
ウム溶液(2×)でそしてそれから塩化ナトリウム溶液
(1×)で洗浄する。MgSO4で乾燥し、溶剤を除去
しそしてシリカゲル上でクロマトグラフィー処理(酢酸
エチル→酢酸エチル/MeOH=20:1)して、“実
施例167”の化合物5.0g(10.4ミリモル、56
%)を得る。
LiCl):487(M+Li+)
る。 Rf(酢酸エチル):0.27
合物から“実施例168”の化合物が得られる。
/LiCl):486(M+Li+)
65により、そのジカルボン酸モノアミドに変換する。
びトリエチルアミン5mlに溶解した“実施例165”の
化合物565mg(1ミリモル)を導入しそしてクロロギ
酸エチル96μl(1ミリモル)を0℃で注入する。混
合物を、0℃で15分撹拌し、それから“実施例39”
の化合物630mg(1ミリモル)を固体として加える。
混合物を室温で5時間撹拌する。
0分はげしく撹拌し、それから酢酸エチルで抽出(3
×)する。合した有機相を、飽和NaHCO3水溶液で
洗浄しそして乾燥(MgSO4)する。
シュクロマトグラフィー処理(酢酸エチル/エタノール
=3:1)して、“実施例169”の生成物765mg
(0.65ミリモル、65%)を得る。 C71H107N3O11(1177)、MS(FAB、3−N
BA−LiCl):1184(M+Li+)
6ミリモル)を、エタノール10mlおよび1モル水酸化
ナトリウム溶液5mlとともに、室温で1.5時間撹拌
し、次に燐酸二水素ナトリウム10gとともに10分は
げしくうづまき撹拌し次に酢酸エチル/エタノール=
3:1で抽出(3×)する。合した有機相を乾燥(Mg
SO4)する。溶剤を蒸発し、n−ヘプタンとともにす
りつぶしそして次に吸引濾過して、“実施例170”の
化合物665mg(0.57ミリモル、95%)を得る。 C70H105N3O11(1163)、MS(FAB、3−N
BA/LiCl):1170(M+Li+)
18の化合物が得られる。
および170と同様にして、表19の化合物が得られ
る。
および170と同様にして、表20の化合物が得られ
る。
よび170と同様にして、表21の化合物が得られる。
表22の化合物が得られる。
23の化合物が得られる。
表24の化合物が得られる。
表25の化合物が得られる。
表26の化合物が得られる。
表27の化合物が得られる。
表28の化合物が得られる。
表29の化合物が得られる。
表30の化合物が得られる。
表31の化合物が得られる。
表32の化合物が得られる。
表33の化合物が得られる。
ノール10mlに溶解し、1モル水酸化ナトリウム溶液5
0mlを加えそして混合物を室温で2時間撹拌し、それか
ら燐酸二水素ナトリウム100gとともに15分はげし
く撹拌しそして酢酸エチル/エタノール=5:1で抽出
(3×)する。合した有機相を乾燥(MgSO4)す
る。
ともにすりつぶしそして吸引濾過して“実施例330”
の化合物9.08g(15.8ミリモル、93%)を得
る。 C37H50O5(574)、MS(FAB、2−NBA/
LiLl):581(M+Li+)
の実施例の化合物を得る。
びトリエチルアミン5mlに溶解した“実施例330”の
化合物574mg(1ミリモル)を、導入しそしてクロロ
ギ酸エチル108μl(1.1ミリモル)を0℃で注入
する。混合物を0℃で15分撹拌し、それから“実施例
139”の化合物465mg(1ミリモル)を固体として
加える。混合物を、室温で4時間撹拌する。
分はげしく撹拌しそれから酢酸エチルで抽出(3×)す
る。合した有機相を、飽和NaHCO3水溶液で洗浄し
そして乾燥(MgSO4)する。
シュクロマトグラフィー処理(酢酸エチル/エタノール
=9:1)して“実施例366”の化合物755mg
(0.74ミリモル、74%)を得る。
B、3−NBA/LiCl):1028(M+Li+)
7ミリモル)を、エタノール10mlおよび1モル水酸化
ナトリウム溶液5mlとともに、室温で1.5時間撹拌
し、次に燐酸二水素ナトリウム10gとともに、10分
はげしくうずまき撹拌し次に酢酸エチル/エタノール=
3:1で抽出(3×)する。合した有機相を乾燥(Mg
SO4)する。
ともにすりつぶしそして吸引濾過して“実施例367”
の化合物670mg(0.67ミリモル、95%)を得
る。
B、3−NBA/LiCl):1014(M+Li+)
表36、37の化合物が得られる。
(1.1ミリモル)を、エタノール5mlに溶解し、パラ
ジウム付炭素(10%)200mgを加えそして混合物
を、室温で、水素雰囲気下で1時間振盪する。
蒸発する。シリカゲル上のクロマトグラフィー処理(酢
酸エチル/エタノール=1:1)により、“実施例36
8”の化合物780mg(0.92ミリモル、84%)を
得る。
B、3−NBA/LiCl):848(M+Li+)
表42、43の化合物が得られる。
にして、表44、45の化合物が得られる。
にして、表46、47の化合物が得られる。
にして、表48、49の化合物を得る。
にして、表50、51の化合物を得る。
にして、表52、53の化合物を得る。
にして、表54、55の化合物を得る。
にして、表56、57の化合物を得る。
にして、表58、59の化合物を得る。
にして、表60、61の化合物を得る。
にして、表62、63の化合物を得る。
にして、表64、65の化合物を得る。
にして、表66、67の化合物を得る。
にして、表68、69の化合物を得る。
にして、表70、71の化合物を得る。
にして、表72、73の化合物を得る。
6mg(0.1ミリモル)を、テトラヒドロフラン5mlに
導入し、トリエチルアミン28.2μl(0.2ミリモ
ル)を注入し、混合物を0℃に冷却し、クロロギ酸エチ
ル14.5μl(0.15ミリモル)を注入し、混合物を
室温で15分撹拌し、それから0.1モル水酸化ナトリ
ウム溶液3mlに溶解したタウリン44mg(0.35ミリ
モル)を滴加しそして混合物を室温で1時間撹拌し、燐
酸二水素ナトリウム10gとともに10分うずまき撹拌
しそして次に酢酸エチル/エタノール 4:1で抽出
(3×)する。合した有機相を乾燥(MgSO4)し次
に蒸発する。シリカゲル上のクロマトグラフィー処理
(酢酸エチル/エタノール=3:2)により、“実施例
527”の化合物76mg(0.06ミリモル、60%)
を得る。 C72H110N4SO13(1270)、MS(FAB、3−
NBA/LiCl):1277(M+Li+)
527と同様にしてタウリンを抱合体に変換する。
6mg(0.1ミリモル)を、テトラヒドロフラン5mlに
導入し、トリエチルアミン28.2μl(0.2ミリモ
ル)を注入し、混合物を0℃に冷却し、クロロギ酸エチ
ル14.5μl(0.15ミリモル)を注入し、混合物を
室温で15分撹拌し、そして次に0.1モル水酸化ナト
リウム溶液3mlに溶解したグリシン26.5mg(0.35
ミリモル)を滴加する。それから、混合物を室温で1時
間撹拌し、燐酸二水素ナトリウム10gとともに10分
うずまき撹拌しそして酢酸エチル/エタノール(4:
1)で抽出(3×)する。合した有機相を乾燥(MgS
O4)し次に蒸発する。シリカゲル上のクロマトグラフ
ィー処理(酢酸エチル/エタノール=3:2)によっ
て、“実施例528”の化合物74mg(0.0606ミ
リモル、60.6%)を得る。
AB、3−NBA/LiCl):1227(M+L
i+)
528と同様にしてグリシン抱合体に変換する。
2mg(0.2ミリモル)を、テトラヒドロフラン10ml
に導入し、トリエチルアミン56.5μl(0.4ミリモ
ル)を注入し、混合物を0℃に冷却し、クロロギ酸エチ
ル29μl(0.3ミリモル)を注入し、混合物を室温
で15分撹拌しそして次に0.1モル水酸化ナトリウム
溶液6mlに溶解したタウリン88mg(0.7ミリモル)
を滴加する。混合物を室温で1時間撹拌し、燐酸二水素
ナトリウム20gとともに10分うずまき撹拌しそして
酢酸エチル/エタノール 4:1で抽出(3×)する。
合した有機相を乾燥(MgSO4)しそして蒸発する。
シリカゲル上のクロマトグラフィー処理(酢酸エチル/
エタノール=3:2)によって、“実施例529”の化
合物194mg(0.17ミリモル、87%)を得る。 C65H98N2O11S(1114)、MS(FAB、3−
NBA/LiCl):1121(M+Li+)
529と同様にしてタウリン抱合体に変換する。
2mg(0.2ミリモル)を、テトラヒドロフラン10ml
に導入し、トリエチルアミン56.5μl(0.4ミリモ
ル)を注入し、混合物を0℃に冷却し、クロロギ酸エチ
ル29μl(0.3ミリモル)を注入し、混合物を室温
で15分撹拌しそして次に0.1モル水酸化ナトリウム
溶液に溶解したグリシン53mg(0.7ミリモル)を滴
加する。混合物を室温で1時間撹拌し、燐酸二水素ナト
リウム20gとともに10分うずまき撹拌しそして酢酸
エチル/エタノール 4:1で抽出(3×)する。合し
た有機相を乾燥(MgSO4)しそして蒸発する。シリ
カゲル上のクロマトグラフィー処理(酢酸エチル/エタ
ノール=3:2)によって、“実施例530”の化合物
181mg(0.17ミリモル、85%)を得る。 C65H96N2O10(1064)、MS(FAB、3−N
BA/LiCl):1071(M+Li+)
530と同様にして、グリシン抱合体に変換する。
びトリエチルアミン5mlに溶解した“実施例165”の
化合物565mg(1ミリモル)を導入しそしてクロロギ
酸エチル96μl(1ミリモル)を0℃で注入する。混
合物を0℃で15分撹拌し、次にテトラヒドロフラン1
0mlに溶解した“実施例139”の化合物465mg(1
ミリモル)を滴加する。混合物を室温で1.5時間撹拌
する。反応溶液を1モル塩酸に注加し、次に酢酸エチル
で抽出(3×)する。合した有機相を飽和NaHCO3
溶液で洗浄し次に乾燥(MgSO4)する。
ュクロマトグラフィー処理(酢酸エチル/メタノール=
5:1)して、“実施例531”の化合物608mg
(0.601ミリモル、60.1%)を得る。 C58H96N2O12(1012)、MS(FAB、3−N
BA/LiCl):1019(M+Li+)
296ミリモル)を、エタノール10mlに溶解しそして
1モル水酸化ナトリウム溶液3mlを加えそして混合物を
室温で24時間撹拌し次に燐酸二水素ナトリウム6gと
ともに15分はげしくうずまき撹拌しそして次に酢酸エ
チル/エタノール=4:1で抽出(3×)する。合した
有機相を乾燥(MgSO4)する。
ともにすりつぶしそして吸引濾過して、“実施例53
2”の化合物268mg(0.272ミリモル、92%)を
得る。 C56H92N2O12(984)、MS(FAB、3−NB
A/LiCl):991(M+Li+)
表74の実施例の化合物を得る。
表75の実施例の化合物を得る。
表76の実施例の化合物を得る。
表77の実施例の化合物を得る。
を製造する(L=H)。
化された表78〜80の化合物を示す。
よびIC50Na値を示す。
リジン300mlに溶解しそして5℃に冷却する。メタン
スルホニルクロライド15ml(193ミリモル)を、撹
拌しながら、滴加しそして次に混合物を室温で12時間
撹拌する。それを水に注加しそして酢酸エチルで抽出す
る。乾燥および有機相の濃縮後に、残留物をシリカゲル
上でクロマトグラフィー処理(酢酸エチル)する。“実
施例565”の化合物29.5g(49%)が得られ
る。 C26H44O6S(484)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):491(M+Li+)。
を、ナトリウムアジド7.5g(115ミリモル)の存
在下においてDMF 350ml中で130℃で1.5時間
撹拌する。混合物を水に注加しそして酢酸エチルで抽出
する。乾燥および有機相の濃縮後、残留物をシリカゲル
を通し濾過(シクロヘキサン/酢酸エチル1:1)す
る。“実施例566”の化合物18.5g(74%)が
得られる。 C25H41N3O3(431)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):438(M+Li+)。
Pd/C(10%)0.5gの存在下において、酢酸エ
チル150ml中で、室温および常圧で水素添加する。触
媒を濾去しそして濾液を濃縮する。シリカゲル上のクロ
マトグラフィー処理(メタノールそれからメタノール/
トリエチルアミン 98:2)によって、“実施例56
7”の化合物3.1g(66%)を得る。 C25H43NO3(405)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):412(M+Li+) 実施例565〜567と同様にして、実施例568およ
び569の化合物を製造する。
ル酸メチル14.4g(28.4ミリモル)を、ナトリウ
ム5.75g(0.25モル)およびメタノール400ml
から製造した溶液に加えそして混合物を室温で撹拌す
る。15分後に、飽和燐酸二水素ナトリウム溶液を加え
そして混合物を酢酸エチルで数回抽出する。乾燥および
有機相の濃縮によって、“実施例570”の化合物1.
18g(90%)を得る。この化合物を、さらに精製す
ることなしに、さらに反応させる。 C27H44NO5、MS(FAB,3−NBA/LiC
l):455(M+Li+)。
の化合物から“実施例571”の化合物を得る。 C27H43N3O4(473)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):480(M+Li+)。
メタノール中の2Mナトリウムメチレート溶液300ml
中で、1時間加熱還流する。実施例570に対して記載
した方法により処理を実施する。シリカゲル上のクロマ
トグラフィー処理(シクロヘキサン/酢酸エチル 1:
1)によって、“実施例572”の化合物4.3g(8
3%)を得る。 C25H41N3O3(431)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):438(M+Li+)。
“実施例573”の化合物を得る。 C25H43NO3(405)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):412(M+Li+)。
β−アミノ−7α,12α−ジヒドロキシコール酸メチ
ル1.03g(2.45ミリモル)およびヒドロキシベン
ゾトリアゾール550mg(4.07ミリモル)を、TH
F 40ml中で、室温で20分撹拌する。0℃に冷却し
た後、THF 10ml中のジシクロヘキシルカルボジイ
ミド610mg(2.96ミリモル)を滴加しそして混合
物を、さらに室温で12時間撹拌する。固体を濾去し、
溶剤を濃縮しそして残留物をシリカゲル上でクロマトグ
ラフィー処理(CHCl3/メタノール 9:1)する。
“実施例574”の化合物1.2g(60%)を得る。 C49H81NO8(811)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):818(M+Li+)。
を、エタノール10mlおよび1M水酸化ナトリウム溶液
2ml中で室温で18時間撹拌する。水の添加後、アルコ
ールを溜去する。水溶液を、2M HCl 1.3mlで酸
性にする。沈澱を吸引濾去しそして乾燥しそして“実施
例575”の化合物510mg(98%)を得る。 C48H79NO8(797)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):804(M+Li+) 実施例574および575と同様にして、表84の実施
例の化合物を得る。
の実施例の化合物を製造する。
の実施例の化合物を製造する。
の実施例の化合物を製造する。
の実施例の化合物を製造する。
を、0℃で、ピリジン150ml中の3β−(2−アジド
エトキシ)−7α−ヒドロキシコール酸メチル15.0
g(31.5ミリモル)の溶液に滴加する。室温で3時
間後に、混合物を氷水に注加しそして酢酸エチルで抽出
する。乾燥および有機相の濃縮後、残留物をシリカゲル
上でクロマトグラフィー処理(シクロヘキサン/酢酸エ
チル 2:1)して、“実施例600”の化合物13.8
g(79%)を得る。 C28H47N3O6S(553)、MS(FAB,3−NB
A/LiCl):560(M+Li+)。
ウン−6 7.2g(27.2ミリモル)を、DMSO 3
00ml中で室温で15分撹拌する。DMSO50ml中の
実施例600の化合物13.0g(23.5ミリモル)
を、0℃で滴加する。室温で1.5時間後に、混合物を
再び0℃に冷却し、飽和NaCl溶液を徐々に加えそし
て混合物を2N HClで酸性にする。酢酸エチルで数
回抽出した後、有機相を乾燥しそして濃縮する。粗製生
成物を、メタノール130mlおよび塩化アセチル13ml
から製造した溶液中でエステル化する。処理後、粗生成
物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処理(シクロヘ
キサン/酢酸エチル 6:4)する。“実施例601”
の化合物5.65g(51%)が得られる。 C27H45N3O4(475)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):482(M+Li+)。
“実施例602”の化合物を製造する。 C27H47NO4(449)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):456(M+Li+) 実施例600〜602と同様にして、表93の実施例の
化合物を製造する。
ンゾトリアゾール0.55g(4.07ミリモル)および
ジシクロヘキシルカルボジイミド0.61g(2.96ミ
リモル)を使用して、実施例602の化合物1.21g
(2.69ミリモル)およびコール酸1.0g(2.45
ミリモル)から、“実施例610”の化合物1.7g
(82%)が製造される。 C51H85NO8(839)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):836(M+Li+)。
実施例575に記載された方法により加水分解して、
“実施例611”の化合物1.14g(77%)を得
る。 C50H83NO3(825)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):832(M+Li+) 実施例610および611と同様にして、表94、95
の実施例の化合物が得られる。
の実施例の化合物が得られる。
の実施例の化合物が得られる。
01の実施例の化合物が得られる。
03の実施例の化合物が得られる。
℃で、THF 30ml中の実施例575の化合物200m
g(0.25ミリモル)およびトリエチルアミン0.05
2ml(0.38ミリモル)に滴加する。0℃で15分後
に、0.1M NaOH 7.55ml中のグリシン66mg
(0.88ミリモル)の溶液を滴加しそして混合物を室
温でさらに5時間撹拌する。飽和燐酸二水素ナトリウム
溶液を加えそして混合物を、THFで3回抽出する。乾
燥および有機相の濃縮後、残留物をシリカゲル上でクロ
マトグラフィー処理(CHCl3/メタノール/酢酸 1
6:4:1)して、“実施例661”の化合物180mg
(84%)を得る。 C50H82N2O9(854)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):861(M+Li+) 表84〜103の実施例の化合物を、実施例661と同
様にして、相当するグリシン誘導体に変換する。
℃で、THF 50ml中の実施例611の化合物300m
g(0.38ミリモル)およびトリエチルアミン0.19m
l(1.38ミリモル)に滴加する。0℃で15分後に、
1M NaOH 12ml中のタウリン300mg(2.4ミ
リモル)の溶液を加える。室温で24時間後に、混合物
を実施例661に記載したように処理する。“実施例6
62”の化合物200mg(59%)が得られる。 C52H88N2O10S(932)、MS(FAB,3−N
BA/LiCl):939(M+Li+) 表84〜103の実施例の化合物を、実施例662と同
様にして、相当するタウリン誘導体に変換する。
4,4′−ジヒドロキシビフェニル170mg(0.91ミ
リモル)および炭酸カリウム400mg(2.9ミリモ
ル)を、DMSO 20ml中で、60℃で5時間加熱す
る。水を加えそして混合物を酢酸エチルで抽出する。乾
燥および有機相の濃縮後、残留物をシリカゲル上でクロ
マトグラフィー処理(シクロヘキサン/酢酸エチル
1:4)する。“実施例663”の化合物340mg(3
4%)が得られる。 C66H98O12(1082)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):1089(M+Li+)。
により加水分解して、“実施例664”の化合物を得
る。 C64H94O12(1054)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):1061(M+Li+)。
ル塩酸塩530mg(1.16ミリモル)、7α,12α−
ジアセトキシ−3−ケトコール酸メチル600mg(1.
19ミリモル)およびシアノ硼水素化ナトリウム180
mg(2.86ミリモル)を、無水のメタノール30ml中
で、室温で24時間撹拌する。混合物を水に注加し、
0.1M NaOHでpH9となしそして酢酸エチルで抽出
する。有機相を乾燥しそして濃縮する。シリカゲル上の
クロマトグラフィー処理(シクロヘキサン/酢酸エチル
/トリエチルアミン 50:50:2)によって、“実
施例665”の化合物360mg(34%)を得る。 C54H87NO10(909)、MS(FAB,4−NBA
/LiCl):916(M+Li+)。
を、エタノール5mlおよび5M NaOH 10ml中で3
時間加熱還流する。次に、アルコールを蒸発する。残留
物を1M HClで酸性にしそして得られた沈澱を吸引
濾去しそして乾燥する。“実施例666”の化合物17
0mg(97%)が得られる。 C49H79NO8(797)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):804(M+Li+)。
1.0g(1.98ミリモル)、1,2−ジアミノエタン
ジ塩酸塩130mg(0.98ミリモル)およびシアノ硼
水素化ナトリウム300mg(4.8ミリモル)を、実施
例665に記載した方法により反応させる。“実施例6
67”の化合物740mg(71%)が得られる。 C58H91NO12(993)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):1000(M+Li+)。
を、実施例666に記載したように加水分解する。“実
施例668”の化合物140mg(86%)が得られる。 C50H84N2O8(840)、MS(FAB,3−NBA
/LiCl):847(M+Li+) 実施例667および668と同様にして、表104の実
施例の化合物が得られる。
ノドデカン1.0g(5ミリモル)および2−エトキシ
−1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリン
2.46g(10ミリモル)を、トルエン80ml中で3
時間加熱還流する。溶剤を蒸発しそして残留物をシリカ
ゲル上でクロマトグラフィー処理(クロロホルム/メタ
ノール 6:1)する。“実施例673”の化合物3.0
g(63%)が得られる。 C60H104N2O2(980)、MS(FAB,3−NB
A/LiCl):987(M+Li+) 実施例673と同様にして、表105の実施例の化合物
が得られる。
ル)を、アルゴン下において、乾燥メタノール150ml
に加える。メタノール50ml中のジエチルシアノメタン
ホスホネート9ml(0.055モル)を、冷却しなが
ら、この混合物に滴加する。室温で1時間後に、メタノ
ール300ml中の678Aの20.7g(0.05モル)
をこの混合物に加えそしてそれを、TLC検査しなが
ら、室温で1〜2時間撹拌する。混合物を冷時濃縮しそ
して次に水とジクロロメタンとの間に分配する。分離
後、それをジクロロメタンで抽出しそして有機相を洗浄
し、乾燥しそして濃縮する。残留物をSiO2上のクロ
マトグラフィー処理により精製する。実施例678の化
合物17.5g(82%)が得られる。MS(FAB,
3−NBA,LiCl):434(M+Li+)。
%。MS(FAB,3−NBA,LiCl):434
(M+Li+) クロマトグラフィー処理後、43%の収率で同一分子量
の二重結合異性体生成物679Bが得られる。このもの
は、以下に記載する水素添加において、679と同じ生
成物に導かれる。
0mlに溶解しそして10%パラジウム付炭素5gを添加
して、室温でダック−形(duck-shaped)振盪装置中で
水素添加する。触媒を分離し、濾液を濃縮しそして残留
物をSiO2上でクロマトグラフィー処理する。680
(684の分析により3α−異性体)13.7g(91
%)が得られる。MS(FAB,3−NBA,LiC
l):436(M+Li+)。
%。MS(FAB,3−NBA,LiCl):436
(M+Li+)(685からの情報により3α−異性
体)。
0mlに溶解しそして濃アンモニア溶液30mlおよび5%
ロジウム付Al2O3 3.5gを添加して、20バールお
よび室温で24時間水素添加する。触媒の除去、濃縮お
よび残留物のクロマトグラフィー処理(SiO2)後
に、682を得る。収量9.8g(81%)。MS(F
AB,3−NBA,LiCl):440(M+L
i+)、434(M+H)(684の分析により3α−
異性体)。
(67%)。MS(FAB,3−NBA,LiCl):
440(M+Li+)、434(M+H+)(685の分
析により3α−異性体)。
lに溶解しそして濃アンモニア溶液50mlおよび5%ロ
ジウム付Al2O3 4gを添加して、25バールおよび
室温で24時間水素添加する。682に対するように処
理した後、粗生成物を得る。このものを、ジクロロメタ
ン/メタノール/濃アンモニア溶液(100:15:
5)を使用して、SiO2上でクロマトグラフィー処理
することにより精製する。低極性の3β−684 6.4
g(42%)およびより大なる極性の3α−684 4.
2g(27.6%)が得られる。MS(FAB,3−N
BA,LiCl):440(M+L+)、424(M+
H)。682との薄層クロマトグラフィー比較は、3α
−684との同一性および3β−684からの相違性を
示す。
(低極性)3β−68535%および(より大なる極
性)3α−685 29%。683とのTLC比較は、
3α−685との同一性を示す。MS(FAB,3−N
BA,LiCl):440(M+L+)、434(M+
H+)。
サン/水(2/1)15mlに溶解しそして氷冷しなが
ら、1N NaOH 5mlで処理する。ジ第3ブチルピロ
カーボネート480mg(2.2ミリモル)を0℃でこの
混合物に加えそして次にそれを室温で30分撹拌する。
反応完了後、ジオキサンを真空除去しそして水性相を酢
酸エチルの層でカバーしそして稀KHSO4溶液で氷冷
しながら酸性にしてpH2にする。中性物質を抽出し、乾
燥し次に濃縮しそして残留物をSiO2上のクロマトグ
ラフィー処理により精製する。実施例686の化合物7
92mg(72%)が得られる。MS(FAB,3−NB
A,LiCl):556(M+Li+)。
に溶解しそして2N NaOH 2mlとともに室温で一夜
撹拌する。混合物を水でうすめ、メタノールを真空除去
しそして混合物を、沈澱が形成されるまでKHSO4溶
液を滴加することにより酸性にする。沈澱を吸引濾去し
そして残留物をSiO2を通して濾過する。687の収
量:1.79g(67%)。MS(FAB,3−NB
A,LiCl):543(M+Li+)。
mlに溶解しそしてトリエチルアミン0.5mlを加える。
エチル1,2−ジヒドロ−2−エトキシキノリン−1−
カルボキシレート(EEDQ)0.85gおよび687
の1.6g(3ミリモル)を、この混合物に加えそして
それを4〜5時間還流下で撹拌する。反応が完了した
後、混合物を酢酸エチルでうすめ、飽和硫酸水素カリウ
ム溶液および水で洗浄し、乾燥しそして濃縮し次に残留
物をSiO2上でクロマトグラフィー処理する。688
の収量:2.46g(85%)。MS(FAB,3−N
BA,LiCl):974(M+Li+)。
記載したようにメタノール20ml中で2N NaOH 2
mlで加水分解する。689の収量:1.66g(84
%)。MS(FAB,3−NBA,LiCl):960
(M+Li+)。
8→689と同様にして、次の実施例の化合物を製造す
る。
Li+)。
Li+)。
ットルに溶解しそして実施例684と同様にして水素添
加する。主生成物のほかに、粗生成物のクロマトグラフ
ィー分離は、692の1.28g(4.3%)を与える。
MS(FAB,3−NBA,LiCl):889(M+
Li+)。
mlに溶解しそして2NNaOH 1mlとともに一夜撹拌
することにより加水分解する。混合物を水でうすめ、メ
タノールを真空除去しそして生成物を2N HClの添
加により沈澱させる。粗生成物をカラム濾過により精製
する。693の収量:0.96g(83%)。MS(F
AB,3−NBA,LiCl):861(M+L
i+)。
5mlに溶解する。694A 420mg(1ミリモル)お
よびシアノ硼水素化ナトリウム80mg(1.3ミリモ
ル)を、この混合物に加えそしてそれを室温で一夜撹拌
する。次に、それを濃縮し、残留物を水とジクロロメタ
ンとの間に分配しそして有機相の残留物を、クロマトグ
ラフィー処理(SiO2)により精製する。694の収
量:450mg(53%)。MS(FAB,3−NBA,
LiCl):861(M+Li+)。
5mlに溶解しそして693において記載したように2N
NaOH 0.5mlで加水分解する。収量:695の1
80mg(95%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):823(M+L
i+)、827(M+H+)。
モル)およびコール酸408mg(1ミリモル)を、乾燥
酢酸エチル30ml中の686A 449mg(1ミリモ
ル)に加えそして混合物を4時間加熱還流する。反応が
完了した後、混合物を酢酸エチル約100mlでうすめそ
してKHSO4溶液で洗浄しそして有機相の残留物をク
ロマトグラフィー処理により精製する。696の収量:
597mg(71%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):847(M+
Li+)。
て記載したようにエタノール15ml中で2N NaOH
1.5mlで加水分解する。697の収量:452mg(9
1%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):883(M+
Li+)。
ル3〜5mlに溶解しそしてメタノール中のNaOHの1
M溶液1当量で処理する。このナトリウム塩698を、
乾燥エーテルの添加により沈殿させ、吸引濾去しそして
乾燥する。698の収量:390mg(92%)。 MS(FAB,3−NBA):849(M+H+)。
にして、次の実施例の物質(699〜713)を製造す
る。
−NBA,LiCl):801(M+Li+)。
3−NBA,LiCl):801(M+Li+)。
3−NBA,LiCl):801(M+Li+)。
A,LiCl):817(M+Li+)。
A,LiCl):817(M+Li+)。
AB,3−NBA,LiCl):801(M+L
i+)。
l中で半濃度水酸化ナトリウム溶液2mlとともに一夜撹
拌することにより加水分解する。混合物を、水でうす
め、エタノールを真空除去しそして希塩酸で酸性にする
ことにより714を沈殿させる。生成物を吸引濾去し、
水で洗浄し次に乾燥する。収量:420mg(97%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):438(M+
Li+)。
に溶解しそしてトリエチルアミン0.14mlおよびEE
DQ 1.1モルを加える。714の432mg(1ミリモ
ル)をこの混合物に加えそしてそれを6時間加熱還流す
る。反応が完了した後、それを濃縮し、酢酸エチルにと
りそしてKHSO4溶液および水で洗浄する。有機相の
残留物をクロマトグラフィー処理により精製する。71
5の587mg(68%)が得られる。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):870(M+
Li+)。
l2O3 0.3gを使用して、メタノール50mlおよび濃
NH3溶液5ml中において、20バールおよび室温で2
4時間水素添加する。触媒を吸引濾去し、濾液を濃縮し
そして残留物をクロマトグラフィー処理により精製す
る。716の収量:1.5g(75%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):874(M+
Li+)。
製造した塩化アセチル1.5mlおよびメタノール25ml
の混合物に加えそして混合物を室温で2時間(薄層クロ
マトグラフィー(TLC)により反応を検査しながら撹
拌する。反応が完了した後、混合物を濃NH3溶液で中
和しそして真空濃縮しそして次に残留物をクロマトグラ
フィー処理(SiO2)により精製する。716の24
7mg(58%)が得られる。このものは、TLCおよび
MSによって、(a)により製造した物質と同一である。
0mlに溶解しそして半濃厚な水酸化ナトリウム溶液2ml
とともに一夜撹拌することにより加水分解する。混合物
を水でうすめ、メタノールを真空除去しそしてアミノ酸
717を、注意深い酸性化により沈殿させる。この沈殿
を吸引濾去し、水で洗浄し次に乾燥する。収量:1.1
g(93%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):860(M+
Li+)。
716→717と同様にして、次の実施例の物質(71
8〜725)を製造する。
て記載したようにメタノール15ml中で12N NaO
H 1.5mlで加水分解する。724の収量:318mg
(75%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):856(M+
Li+)。
して、次の実施例の物質(725〜729)を製造す
る。
0.6ml、EEDQ 1.1g(4.4ミリモル)およびコ
ール酸1.64g(4ミリモル)とともに、乾燥THF
50ml中で8時間加熱還流する。反応が完了した後に、
混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチルにとり、溶液をK
HSO4溶液および水で洗浄し次に有機相の残留物をク
ロマトグラフィー処理により精製する。730の収量:
2.48g(68%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):919(M+
H+)。
載したようにメタノール30ml中で2N NaOH 3ml
で加水分解する。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):905(M+
Li+)。
にして、次の実施例の物質(732〜734)を製造す
る。
び酢酸ナトリウム4.57gの溶液を、還流下でイソプ
ロパノール30ml中の735A 3.1g(7.4ミリモ
ル)に加えそして混合物を4時間加熱還流する。反応が
完了した後、水を加え、イソプロパノールを一部分真空
除去しそして混合物を十分な量のジクロロメタンで振盪
することにより抽出する。有機相の残留物をクロマトグ
ラフィー処理により精製する。735の収量:2.7g
(84%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):442(M+L
i+)、436(M+H+)。
/炭素200mgを使用してメタノール50ml中でH2の
20バールおよび室温で24時間水素添加する。触媒を
除去し、混合物を濃縮しそして残留物をクロマトグラフ
ィー処理により精製する。736の収量:1.56g
(80%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):428(M+L
i+)、422(M+H+)。 TLC(SiO2、ジクロロメタン/メタノール/濃N
H3溶液=100:15:5)によれば、736は3β
−異性体アミンと同一でない。
0.15ml、EEDQ2.2ミリモルおよびコール酸82
0mg(2ミリモル)とともに、乾燥THF50ml中で6
時間加熱還流する。混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチ
ルにとり、溶液をKHSO4溶液および水とともに振盪
することにより抽出しそして有機相の残留物をクロマト
グラフィー処理により精製する。収量:926mg(57
%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):819(M+
Li+)。
いて記載したようにメタノール15ml中で半濃厚NaO
H 1.5mlで加水分解する。738の収量162mg(8
2%)。 MS(FAB,3−NBA):798.6(M+H+)。
7→738と同様にして、次の実施例の物質を製造す
る。
ml中で0℃でトリフルオロ酢酸無水物4当量で処理しそ
して混合物を室温で2時間撹拌する。THF中のコール
酸ベンジル1.04g(2.01ミリモル)を氷冷下で加
えそして混合物を室温で一夜撹拌する。濃NH3溶液約
2.5mlを氷冷しながら加えそして混合物を、TLC検
査しながら数時間撹拌する。反応が完了した後に、それ
を大なる程度に冷時濃縮しそして残留物を多量のエーテ
ルとNaHCO3溶液との間に分配する。有機相をNa
HCO3溶液および水で洗浄しそして濃縮しそして次に
残留物をクロマトグラフィー処理により精製する。74
3の収量:1.14g(64%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):896(M+
H+)。
ム付炭素200mgを使用して、ダック−形振盪装置中で
THF 10ml中で室温で水素添加する。反応が完了し
た後に、触媒を除去し、混合物を濃縮しそして残留物を
クロマトグラフィー処理により精製する。744の収
量:828mg(92%)。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):806(M+
Li+)。
にして次の実施例の物質(745〜747)を製造す
る。
Li+) 3−β−OH−ベンジルコレート+コール酸から。
ミリモルを、乾燥、精製したジメチルホルムアミド8ml
に溶解しそしてトリエチルアミン0.18mlおよびタウ
リン140mg(1ミリモル)を加える。この溶液を、9
0℃で15分加熱する。冷却後、乾燥エーテル40mlを
加える。冷却器中で一夜放置することによって、生成物
の沈殿を完了させる。溶液を傾瀉分離しそして沈殿をエ
ーテルで洗浄し、吸引濾去しそして空気乾燥する。生成
物を0.2Nメタノール性NaOH5mlに溶解し、乾燥
エーテル40mlをこの溶液に加えそしてそれを氷冷しな
がら1時間撹拌する。形成した沈殿を吸引濾去しそして
デシケーター中で乾燥する。逆相クロマトグラフィーに
より、さらに精製を実施する。748の収量:806mg
(84%)。 MS(FAB,3−NBA):956(M+H+)。
の実施例の物質を製造する。
Claims (6)
- 【請求項1】 式I G1−X−G2 (I) 〔式中、G1およびG2は遊離酸の形態、エステルまた
はアミド、塩形態およびまたアルコール基において誘導
化された形態の胆汁酸基または変性された胆汁酸基であ
りそしてXはブリッジ基または単一の共有結合であり、
G1およびG2は場合によってはXを経て結合されてい
てもよく、但し基G1およびG2の結合は非対称であ
る、すなわち同じ環を経て行なわれない〕の二量体の胆
汁酸誘導体。 - 【請求項2】 G1がその環Aを経てG2の環AにXを
経て結合していない請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】 G1が式II 【化1】 〔式中、 Yは、基Xを結合する遊離原子価であるかまたは次の意
義、すなわち、−OL、−NHL、−NL2、アミノ基
を経て結合するアミノ酸またはアミノスルホン酸、例え
ば−NHCH2−CO2H、−NH−CH2CH2−SO3
H、−N(CH3)−CH2CH2−SO3H、−N(CH3)
−CH2CO2H、−NH−C(R6)HCO2Hおよびこれ
らの(C1〜C4)−アルキルエステルおよびアルカリ金
属およびアルカリ土類金属塩、−OKa(式中、Kaは
カチオン、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属
イオンまたは第4アンモニウムイオンである)を有し、 Lは、水素、 分枝鎖状または非分枝鎖状の1〜10個の炭素原子を有
する飽和または不飽和のアルキル基、 3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基、 置換されていないかまたは1〜3個のF、Cl、Br、
(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキ
シにより置換されているフェニル基、 置換されていないかまたは1〜3個のF、Cl、Br、
(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキ
シにより置換されているベンジル基であり、 R6は、メチル、イソプロピル、イソブチル、2−ブチ
ル、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、ヒドロキシメ
チル、1−ヒドロキシエチル、H3CSCH2CH2−、
HO2CCH2−またはHO2CCH2CH2−であり、 R1は、基Xを結合する遊離原子価またはH、 分枝鎖状または非分枝鎖状の1〜10個の炭素原子を有
する飽和または不飽和のアルキル基、 3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基、 置換されていないかまたは1〜3個のF、Cl、Br、
(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキ
シ、−N+H3、−OPO3 -により置換されているフェニ
ル基、 環において置換されていないかまたは1〜3個のF、C
l、Br、(C1〜C4)−アルキル、(C1〜C4)−ア
ルコキシ、−N+H3、−OPO3 -またはフェニル(これ
は1〜3個のF、Cl、Br、(C1〜C4)−アルキル
または(C1〜C4)−アルコキシ、−N+H3、−OPO
3 -により置換されていてもよい)により置換されている
ベンジル基、 置換されていないかまたは1〜3個のF、Cl、Br、
(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキ
シ、−N+H3、−OPO3 -により置換されているビフェ
ニルメチル基、 置換されていないかまたは1〜3個のF、Cl、Br、
(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキ
シ、−N+H3、−OPO3 -により置換されているトリフ
ェニルメチル基、 置換されていないかまたは1〜3個のF、Cl、Br、
(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキ
シ、−N+H3、−OPO3 -により置換されている1−ま
たは2−ナフチルメチル基、 置換されていないかまたは1〜3個のF、Cl、Br、
(C1〜C4)−アルキルまたは(C1〜C4)−アルコキ
シ、−N+H3、−OPO3 -により置換されている9−フ
ルオレニル基、 2−、3−または4−ピリジル基、 基−P(=O)(OL)2、−S(=O)2(OL)または−C
(=O)L(式中、Lは上述した意義を有する)であり、 R2およびR3またはR4およびR5は、それぞれの場合に
おいて一緒になってカルボニル基の酸素であるかまたは
R2〜R5は、個々にそしてそれぞれの場合において相互
に独立してH、OT、−ST、−NHT、O−C(=O)
−T、−S−C(=O)−T、−NH−C(=O)−T、−
O−P(=O)(OL)(OT)、−OS(=O)2(OT)、−
T(式中、Lは上述した意義を有しそしてTはLの意義
を有するかまたは基Xを結合する遊離原子価である)で
あるが、但し全部で基Xを結合する1個の遊離原子価の
みがG1から生じる〕の化合物であり、 Xが、単結合または式III 【化2】 〔式中、Aはアルキレン鎖であって、この基は分枝鎖状
または非分枝鎖状で飽和または不飽和でありそして場合
によっては−O−、−S−またはアリーレン、特にフェ
ニレン 【化3】 によって鎖が中断されていてもよく、そしてこの鎖は全
部で2〜12個、好ましくは2〜6個の鎖員pを含有し
ており、 Bは、アルキレン鎖であって、この基は分枝鎖状または
非分枝鎖状で飽和または不飽和でありそして場合によっ
ては−O−、−S−またはアリーレン、特にフェニレン 【化4】 によって鎖が中断されていてもよく、そしてこの鎖は全
部で2〜18個、好ましくは2〜12個の鎖員nを含有
しており、 L1、L2およびL3は、同一または異なりそしてLの意
義を有し、 qは0〜5であり rは0または1であり sは0または1であり tは0または1である〕の基であり、 G2が式IV 【化5】 〔式中、YおよびR1はG1において示した意義を有
し、 R7およびR8またはR9およびR10は、それぞれの場合
において一緒になってカルボニル基の酸素であるかまた
はR7〜R10は、個々にそしてそれぞれの場合において
相互に独立して、H、OT、−ST、−NHT、−O−
C(=O)T、−S−C(=O)T、−NHC(=O)T、−
O−P(=O)(OL)(OT)、−O−S(=O)2(OT)、
−S(=O)2(OT)、−P(=O)2(OT)、−Tであり、 LおよびTは、G1において示した意義を有するが、但
しG1と同様に全部で基Xを結合する1個の遊離原子価
のみがG2から生じる〕の化合物である請求項1〜2の
何れかの項記載の化合物。 - 【請求項4】 基G1の結合がC24(環D)を経て基
G2のC3位(環A)、C7位(環B)またはC12位
(環C)の1つの位置にXを経て行われる請求項1〜3
の何れかの項記載の化合物。 - 【請求項5】 (a) X=単結合である場合は、適当
な反応性形態のG1およびG2を原理的に知られている
方法によって相互に反応させ、または (b) Xがブリッジ基である場合は、原理的に知られ
ている方法によって、 (α) 反応性形態のG1−XをG2と反応させるかま
たは (β) 反応性形態のG2−XをG1と反応させ、また
は (c) Xが特に縮合または置換反応の過程における共
有結合の構成によりX1およびX2から形成される既知
の方法によってG1−X1から式I(G1−X−G2)
の化合物を製造することからなる請求項1〜4の何れか
の項記載の化合物の製法。 - 【請求項6】 請求項1〜4の何れかの項記載の1種ま
たはそれ以上の化合物を含有する血中コレステロールを
減少させる医薬。
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