JP3237335B2 - 自動車用バンパーステイ装置 - Google Patents

自動車用バンパーステイ装置

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JP3237335B2 JP22132993A JP22132993A JP3237335B2 JP 3237335 B2 JP3237335 B2 JP 3237335B2 JP 22132993 A JP22132993 A JP 22132993A JP 22132993 A JP22132993 A JP 22132993A JP 3237335 B2 JP3237335 B2 JP 3237335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用バンパーステ
イ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術としては、例えば図3(特
開平4−31152号公報参照)に示されているものが
ある。図中、自動車用バンパーステイ装置100は、フ
ロントサイドメンバー102と、該フロントサイドメン
バー102の前部102aに固設されたバンパーステイ
レインフォース103と、該バンパーステイレインフォ
ース103を介在して前後に大略中空状に形成されたバ
ンパーステイ本体104が固設されてなる。この両者の
固設手段は、フロントサイドメンバー102、バンパー
ステイレインフォース103、バンパーステイ本体10
4を貫通したボルト105、ナット106による。該フ
ロントサイドメンバー102の下部102bと「自動車
用機器」としてのトランスミッション107との間に、
該トランスミッション107の振動でも該フロントサイ
ドメンバー102の下部102bに衝接しないだけの所
定の隙間108を有する逆凹部109が形成されてい
る。前記バンパーステイ本体104には、上面部104
a及び下面部104bが略水平状をなし、該上面部10
4a及び下面部104b夫々に同一の形状に形成された
第1ビード110a、第2ビード110bが形成されて
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
自動車用バンパーステイ装置100にあっては、フロン
トサイドメンバー102の下部102bに形成された逆
凹部109があるため、その部分のフロントサイドメン
バー102の上部102cとの間隙寸法111が小さ
く、フロントサイドメンバー102の断面積が小さくな
り、自動車の前方FRよりの衝突などの入力112が入
ると、モーメント113がフロントサイドメンバー10
2に生じ、軸方向に圧壊せず、逆凹部109でフロント
サイドメンバー102前部が下方に座屈し、有効な反力
が得られにくく、改善が望まれる。そこで、本発明は、
自動車の前方よりの衝突などの入力が入った時、フロン
トサイドメンバー及びバンパーステイを軸方向に圧壊し
て、衝撃エネルギを充分に吸収できる自動車用バンパー
ステイ装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動車用バンパーステイ装置は、フロント
サイドメンバーの前部にバンパーステイ本体が固設さ
れ、該フロントサイドメンバーの下部自動車用機器と
の間所定の隙間を有する逆凹部が形成された自動車用
バンパーステイ装置において、該バンパーステイ本体
は、上面部が略水平状をなし且つ下面部が該上面部に
近接した前部とフロントサイドメンバーの前部の下部に
近接した後部に向けて斜面状に形成され、該バンパース
テイ本体の上部に上下方向へ第1ビードを、同じく下部
に上下方向へ第2ビードを形成し、その第1ビードに対
し第2ビードの方が大きくなるようにしたことを特徴と
する。
【0005】
【作 用】自動車の前方よりの衝突などの入力が入った
時、逆凹部の周りに生じるモーメントをバンパーステイ
の斜面状に形成された下面部に生じる分力により相殺
し、フロントサイドメンバー及びバンパーステイを軸方
向に圧壊させることができる。従って、衝撃エネルギを
充分に吸収できる。また、バンパーステイ本体の上部に
形成した第1ビードに対してバンパーステイ本体の下部
に形成した第2ビードの方大きくし、上面部より下面
部の方潰れ易くしているので、上面部の入力と下面部
に沿って生じる分力とのバランスを取ることができ、軸
方向の圧壊をより確実にすることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を用
いて詳述する。図1及び図2において、自動車用バンパ
ーステイ装置1は、前記フロントサイドメンバー102
と、該フロントサイドメンバー102の前部102aに
固設された前記バンパーステイレインフォース103
と、該バンパーステイレインフォース103を介在して
前後に大略中空状に形成されたバンパーステイ本体2が
固設されてなる。この両者の固設手段は、フロントサイ
ドメンバー102、バンパーステイレインフォース10
3、バンパーステイ本体2を貫通したボルト105、ナ
ット106による。11は前記ナット106に螺合した
前記ボルト105の抜け止め用のCリングである。該フ
ロントサイドメンバー102の下部102bと「自動車
用機器」としてのトランスミッション107との間に、
該トランスミッション107の振動でも該フロントサイ
ドメンバー102の下部102bに衝接しないだけの所
定の隙間108を有する逆凹部109が形成されてい
る。
【0007】前記バンパーステイ本体2は、シェル状に
形成されて上下に分割され、両者が溶接により固設され
てなる。そして上面部2aが略水平状をなし、且つ下面
部2bが該上面部2aに近接した前部2c(上下寸法
3)からフロントサイドメンバー102の前部102a
の下部102bに近接した後部2dに向けて斜面状に形
成されている。該上面部2aには、第1ビード4が形成
され、下面部2bには、第2ビード5が形成されてな
る。前部2cには、フランジ10が形成されてなる。前
記バンパーステイ本体2の上面部2aに形成した第1ビ
ード4の形状に対して下面部2bに形成した前記第2ビ
ード5の方が大きな形状となるようにしている。
【0008】12は、前記ボルト105を挿通させるカ
ラーで、前記バンパーステイ本体2の上面部2aと下面
部2bとの間に架設される。13は前記バンパーステイ
本体2のフランジ10による空隙を覆うプレートであ
る。この実施例によると、自動車の前方よりの衝突など
の入力112が入った時、斜面状の下面部2bにかかる
入力は、図1に示した分力7と8を生じるから、分力8
によってモーメント6を相殺することができる。従っ
て、フロントサイドメンバー102及びバンパーステイ
2は軸方向9に圧壊し、衝撃エネルギを充分に吸収でき
る。また、このとき上面部2aにかかる入力は分力7よ
り大きくなるが、前記バンパーステイ本体2の上面部2
aに形成した第1ビード4に対して下面部2bに形成し
た第2ビード5の方を大きな形状とし、上面部2aより
下面部2bの方を潰れ易くしておけば、より軸方向の圧
壊を確実にすることができる。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明によれば自動車の
前方よりの衝突などの入力が入った時、逆凹部の回りに
生じるモーメントをバンパーステイの斜面状に形成され
た下面部に生じる分力により相殺し、フロントサイドメ
ンバー及びバンパーステイを軸方向に圧壊させることが
できる。従って、衝撃エネルギを充分に吸収でき、ま
た、バンパーステイ本体の上部に形成した第1ビードに
対してバンパーステイ本体の下部に形成した第2ビード
の方大きくし、上面部より下面部の方潰れ易くして
いるので、上面部の入力と下面部に沿って生じる分力と
のバランスを取ることができ、軸方向の圧壊をより確実
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動車用バンパーステ
イ装置の側面図である。
【図2】図1の分解斜視説明図である。
【図3】従来例の図1相当断面図である。
【符号の説明】
2 バンパーステイ本体 2a バンパーステイ本体の上面部 2b バンパーステイ本体の下面部 2c バンパーステイ本体の前部 2d バンパーステイ本体の後部 102 フロントサイドメンバー 102a フロントサイドメンバーの前部 102b フロントサイドメンバーの下部 107 自動車用機器 108 所定の隙間 109 逆凹部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/24 B62D 21/15 B62D 25/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントサイドメンバーの前部にバンパ
    ーステイ本体が固設され、該フロントサイドメンバーの
    下部自動車用機器との間所定の隙間を有する逆凹部
    が形成された自動車用バンパーステイ装置において、 該バンパーステイ本体は、上面部が略水平状をなし
    つ下面部が該上面部に近接した前部とフロントサイドメ
    ンバーの前部の下部に近接した後部に向けて斜面状に形
    成され 該バンパーステイ本体の上部に上下方向へ第1ビード
    を、同じく下部に上下方向へ第2ビードを形成し、その
    第1ビードに対し第2ビードの方が大きくなるようにし
    ことを特徴とする自動車用バンパーステイ装置。
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