JP3230169B2 - 画像焼付方法及び画像焼付装置 - Google Patents

画像焼付方法及び画像焼付装置

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JP3230169B2
JP3230169B2 JP24710293A JP24710293A JP3230169B2 JP 3230169 B2 JP3230169 B2 JP 3230169B2 JP 24710293 A JP24710293 A JP 24710293A JP 24710293 A JP24710293 A JP 24710293A JP 3230169 B2 JP3230169 B2 JP 3230169B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真フィルムの撮影
画像を印画紙に焼き付ける画像焼付方法及び画像焼付装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムの撮影画像を印画紙に焼き
付けるとき、例えば異なる焼付サイズが混在する写真フ
ィルムを焼き付ける場合がある。また、カメラ等で撮影
時に撮影画像範囲を変化させて撮影し、これを通常撮影
されたと同じ大きさに焼き付けることで、撮影レンズを
切り換えることなく撮影倍率を変化させたと同様な効果
を得るものがある。
【0003】このように、異なる焼付サイズが混在する
写真フィルムを焼き付ける場合や焼付倍率を変更するこ
とにより、撮影倍率を変化させたと同様な効果を得る場
合に、オペレータが目視で確認し、焼付処理を行なって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮影時また
は受付店で、例えば写真フィルムに希望する焼付サイズ
(例えば、サービスサイズ、パノラマサイズ)や焼付倍
率(疑似ズーム)を入力できるもので、焼き付けする際
に写真フィルム毎に、しかも各焼付駒毎にその焼付サイ
ズ、焼付倍率を検出し、印画紙サイズ、焼付倍率の設定
変更を行ない、焼付を行なっており、この設定変更に著
しく時間がかかり、焼付効率が悪かった。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、焼付条件の異なる焼付駒が混在する場合でも、自
動的に焼付条件を設定し、しかも設定変更の時間を短縮
し、焼付効率が向上する画像焼付方法及び画像焼付装置
を提供することを第1の目的としている。
【0006】次に、第2の解決すべき問題点について記
述する。
【0007】フィルムから焼付処理する場合、従来は、
当該フィルムに写し込まれた画面(主画像)から、カラ
ーバランスや明るさ等のデータをセンサーをもって検出
し、予め莫大なテストによって経験的に作成しておいた
データ集(テーブル)と比較し、一致するデータに対す
る焼付条件を選択して焼付処理を行なうという方法が実
施されてきた。
【0008】しかし、莫大なデータをもとにしても多様
なユーザーの撮影条件には適用出来ない場合があって、
ユーザーの意図に反したカラーバランスの悪い、明るさ
の合わないプリントが出来てしまうとか、時には、プリ
ントに適さない不良ネガという判定が出てしまうことが
あった。
【0009】このような変化に、対応し易くする方法と
して、撮影時点で、撮影条件等を当該フィルムに記録し
ておいて、焼付処理時点で、該記録情報を利用するシス
テムが提案されている。
【0010】撮影時点で、撮影条件等を当該フィルムに
記録するには、撮影画面を害さない部分に、撮影手段
(カメラ)に特殊な記録手段を設けて記録しなければな
らず、記録情報量も限定されるとか、記録手段付きのカ
メラの普及が進まないとかの理由から、焼付処理を業と
しているラボでは、大変面倒な対応を迫られている。
【0011】撮影情報が確実に利用出来るようになれ
ば、ユーザーの意図に容易に合わせたプリントが得られ
るという利点は大きい。
【0012】焼付処理装置も、莫大なデータ集を背負っ
て、個々のフィルムとの比較により、適正焼付条件を探
索するよりは、より簡易なシステムで安価に供給できる
焼付処理装置で、充分に適正プリントを得られるという
利点も考えられる。
【0013】しかし、従来の焼付処理装置においては、
一駒ずつのフィルム送りを行なうように構成されている
ため、記録情報を読み取る際、フィルムの停止、搬送に
よるフィルムの搬送スピードに大きな変化が生じるので
読み取り精度が得られない問題があった。また、撮影情
報記録手段を有しないカメラを保有するユーザーが多
く、かつ、カメラの耐用年数が長いことからして、上記
の如き新システムはいくら便利でも、いっせいに切り換
えてしまうわけにはいかない。従って、旧タイプ、新タ
イプ混在の時期にどう効果的に対応するかということが
サービス性の向上につながる問題である。
【0014】この発明は、上記の如き従来技術の欠点に
鑑みて撮影情報の読み取りが正確に行なえる画像焼付方
法を提供することを第2の目的とする。また、撮影情報
の記録されたフィルムと記録されないフィルムとが混在
しても、効率良く、1つのシステムで、写真焼付処理が
確実に収率良く行なうことのできる画像焼付方法を提供
することも同様の目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るために、本発明の画像焼付方法は、フィルム搬送手段
によって、一方向にフィルム全長を搬送しながら、前
帯情報を読取って記憶した後、続いて前記フィルムを
逆送しながら、予め設定した焼付条件に一致した焼付情
報が記録された写真フィルムの焼付駒を優先焼付処理す
るように写真フィルムを移動し、所定の焼付位置に位置
決めし、前記予め設定した焼付条件と同一焼付情報のも
のを前記フィルム全長にわたって焼き付けた後、更に前
記フィルムを逆送させながら次位の焼付条件に一致した
焼付情報が記録された写真フィルムの焼付駒を焼付処理
するようにしたことを特徴とする。
【0016】上記画像焼付方法において、前記焼付条件
の選定カラーバランス及び明るさるものを選
定する。
【0017】また、本発明の画像焼付装置は、現像済み
フィルムを支持し、焼付露光部を通って搬送するフィル
ム搬送手段と、該フィルムに光源をもって透過照明し該
透過光による光像を印画紙に結像する露光部と、前記フ
ィルムに主画像とは別に付帯的に記録されている情報を
読み取る付帯情報読取り手段と、該付帯情報に応じて焼
付条件を制御する制御手段と、焼付条件を設定する焼付
条件設定手段と、写真フィルムに記録された焼付情報を
読み取る焼付情報読取手段と、この読み取られた焼付情
報を記憶する焼付情報記憶手段と、前記写真フィルムの
撮影画像を印画紙に焼き付ける光学焼付手段とを有し、
記フィルム搬送手段によって、一方向にフィルム全長
を搬送しながら、前記付帯情報を読取って記憶した後
続いて前記フィルムを逆送しながら、前記焼付条件設定
手段で予め設定した焼付条件に一致した前記写真フィル
ムの焼付駒を優先焼付処理し、更に前記フィルムを逆送
しながら、前記焼付条件選定手段で次位の焼付条件を選
定することを特徴とする。
【0018】上記画像焼付装置において、前記焼付条件
選定手段は、カラーバランス及び明るさするものを
選定する。
【0019】本発明では、一方向にフィルム全長を搬送
しながら、全付帯情報を読取って一括して記憶し、続い
て前記フィルムを逆送しながら、予め設定した焼付条件
と同一焼付情報のものを全焼付駒分焼き付けた後、次位
の焼付条件を選定し、焼付条件の異なる焼付駒が混在す
る場合でも、自動的に焼付条件を設定し、しかも設定変
更の時間を短縮し、焼付効率が向上する。
【0020】また本発明の好ましい実施態様において
は、次位の焼付条件の選定が、優先する焼付条件の倍率
に近接する倍率のものを選定し、設定変更の時間が短縮
し、焼付効率が向上する。
【0021】
【作用】この発明における、フィルムに、主画像とは別
に付帯的に記録されている情報とは、主画像としてのフ
ィルムに撮影された画像とは別に、記録手段をもって記
録された情報であって、光学的書きこみ手段をもってフ
ィルムの周縁部分に記録される文字、記号を用いた情報
であるか、又はフィルム面に磁気記録層を設けて、該磁
気記録層に、磁気記録手段をもって記録した情報などで
ある。
【0022】光学的書きこみ手段をもって記録された該
情報は、光電読取り手段で読取り、磁気記録手段をもっ
て記録した情報は、磁気読取り手段で読取る。
【0023】上記読取った情報は、比較、演算処理を行
なう制御手段に送られ、当該情報に対して、適正な焼付
処理条件を選定して、カラーバランス、明るさ(濃度)
の制御を行なうために使用される。この発明において上
記付帯情報読取は、焼付露光を行なう部位の近傍に該読
取手段を設けて読取ってもよいが、情報記録が主画像に
近接し、又は重複している場合に、該付帯情報読取手段
で、主画像に欠落部分を生じさせることがあり好ましく
ないから、上記露光を行なう部位ではないところで、予
め、付帯情報の読取りを行なって、当該画像コマの整合
を行なう。
【0024】更に、付帯情報が記録されていないフィル
ムや、同一フィルムの中でも、付帯情報が記録されてい
ない部分については、読取り動作を省略する如くして、
読取り、焼付処理の作業効率を向上する如くした。
【0025】上記の如く作業効率に寄与する手段とし
て、フィルム搬送手段を使用した。フィルム搬送手段に
当該フィルムを支持し、間隔を決めて間欠的にフィルム
を搬送して、焼付露光すべき画像コマに至って該フィル
ムを停止し焼付露光を行なう。
【0026】更に、上記付帯情報を当該フィルム1本分
につき、焼付露光を待たずに次々に読取り、記憶手段に
情報収納しておいて、別々に焼付露光を連続して行なう
如く構成して、いちいち、付帯情報読取りと、焼付露光
を各画像コマ毎に行なうときの作業の切換えに要する時
間のロスを低減すると共に、未だ、付帯情報が記録され
ないフィルムが混在するため、付帯情報が記録されない
フィルムについては、付帯情報読取り手段を不作動とし
て作業効率の向上に寄与するためにも、該フィルム搬送
手段によって、一方向にフィルム全長を搬送しながら、
全付帯情報を一括して読取り記憶し、続いて該フィルム
搬送手段を逆転して該フィルムを逆送しながら、該付帯
情報に基づいて、該付帯情報が対応しているところの画
像コマについて焼付け条件を制御して、焼付処理を行な
う如くした。
【0027】上記の如く、付帯情報と当該付帯情報が対
応する画像コマとの整合は、該付帯情報に当該画像コマ
のコマ番号を付加しておく方法と、又は、該付帯情報を
順に記憶するときに当該フィルムの画像コマ間隔に応じ
て、当該フィルム先端からの距離情報を作成し、合せて
記憶しておき、上記の如くフィルムを逆送するにあたっ
て、該距離情報を制御手段で減算処理して当該付帯情報
を逆方向の位置に換算して、該逆送りしたフィルムとの
整合をはかる方法とがある。
【0028】なおこの発明では、付帯情報は撮影条件ば
かりでなく、撮影者が意図的に付加した焼付け条件、プ
リントサイズ情報、プリント形状情報、日付け情報等で
あってもよい。
【0029】
【実施例】以下、この発明の画像焼付方法及び画像焼付
装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は
画像焼付装置の概略構成を示すブロック図である。
【0030】この画像焼付装置は、焼付情報読取手段1
と、焼付情報記憶手段2と、焼付条件設定手段3と、焼
付条件選定手段4と、フィルム搬送手段5と、光学焼付
手段6とを備えている。この焼付情報読取手段1は、写
真フィルムFに記録された焼付情報を読み取る。この焼
付情報としては、例えば焼付サイズや焼付倍率等を挙げ
ることができる。焼付情報記憶手段2には、この焼付情
報読取手段1で読み取られた焼付情報が記憶される。焼
付条件設定手段3は、この読み取られた焼付情報に基づ
き光学焼付手段6を駆動して焼付条件を設定する。この
焼付条件は、例えば焼付情報に応じて設定され、例えば
焼付サイズや焼付倍率等がある。焼付条件選定手段4
は、焼付条件を選定する。
【0031】図2はこの画像焼付装置の画像焼付工程図
(フローチャート)である。
【0032】フィルム搬送手段5により写真フィルムF
を一方向に搬送しながら、写真フィルムFの各コマ毎に
記録された付帯情報を読取る。すなわち、ロール状の写
真フィルムFの1本分の各コマの付帯情報を順次読み取
り、全データを焼付情報記憶手段2に記憶させる。同時
に写真フィルムFの各コマの距離を逆算し前記記憶手段
2に記憶させる。次に、写真フィルムのFの全コマの焼
付処理順番(条件)を決定し、写真フィルムFを前記と
同方向に急速搬送しながら前記焼付順番と一致する各コ
マを焼付処理する。この同一焼付条件のコマの焼付処理
完了後、写真フィルムFを再び急速搬送して第2の焼付
条件に合致するコマの焼付処理を行う。このようにして
順次焼付条件毎にフィルム搬送と焼付処理を繰り返し写
真フィルムFの1本分の全コマの焼付処理を完了し、次
の写真フィルムFに移る。
【0033】上記処理動作において、写真フィルムFの
搬送,停止は急速に作動するのに対して、焼付条件変
更、例えば焼付倍率の変更のための焼付機のレンズ移動
やフレーム変更等は急速変換が不可能でかなりの時間を
要する。これは焼付条件の異なるコマが混在する写真フ
ィルムFを1コマずつ順次搬送して各コマ毎に焼付条件
設定変更を行うと時間的ロスが大きくなるためである。
【0034】次に、この発明の画像焼付方法及び画像焼
付装置のさらに具体的な実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図3はこの発明の画像焼付装置の構成図、図
4はネガキャリヤの平面図、図5は他の実施例のネガキ
ャリヤの平面図、図6は写真フィルムの焼付状態を示す
図である。
【0035】この画像焼付装置には、印画紙Pを搬送す
る印画紙搬送手段100と、写真フィルムFを搬送するフ
ィルム搬送手段5と、この写真フィルムFの画像を印画
紙Pに焼き付ける光学焼付手段6とが備えられている。
この印画紙搬送手段100は、搬送ベルト101、回転軸10
2、ステッピングモータ103等で構成され、カッタ104で
切断された印画紙Pが搬送ベルト101上に供給され、こ
の搬送ベルト101によって搬送される。また、フィルム
搬送手段5は、ネガキャリヤ50、ステッピングモータ5
1、送りローラ52等で構成され、写真フィルムFはネガ
キャリヤ50にガイドされて搬送される。また、光学焼付
手段6は、光源60、ガイドフィルタ61、レンズ62、シャ
ッタ63等から構成されている。
【0036】ネガキャリヤ50は、図4に示すように、写
真フィルムFのガイド部50aを有し、このガイド部50a
の中央に露光ステージ53が形成されている。写真フィル
ムFの搬入側に、写真フィルムFのフレームコード70を
読み取るフレームコードセンサ80、写真フィルムFのD
Xコード71を読み取るDXセンサ81、写真フィルムFの
撮影画面72を検出する画面センサ82、焼付サイズや焼付
倍率等の焼付情報73を読み取る焼付情報読取手段1が設
けられている。
【0037】また、ネガキャリヤ50は、図5に示すよう
に構成することができる。このネガキャリヤ50は、写真
フィルムFの搬入側に、DXセンサ81、焼付情報読取手
段1が設けられ、写真フィルムFの搬出側に、フレーム
コードセンサ80が設けられている。この写真フィルムF
は、図6に示すように、フレームコード70、DXコード
71、焼付サイズ情報及び焼付倍率等の焼付情報73が記録
され、これらは磁気記録層を有する写真フィルムでは磁
気記録される。
【0038】写真フィルムFをネガキャリア50に挿入
し、この写真フィルムFの搬送によって、フレームコー
ドセンサ80でフレームコード70を読み取り、DXセンサ
81でDXコード71を読み取り、画面センサ82で写真フィ
ルムFの撮影画面72を検出し、焼付情報読取手段1で写
真フィルムFの焼付サイズや焼付倍率等の焼付情報73を
読み取る。この焼付情報読取手段1で読み取られた焼付
情報73を焼付情報記憶手段2に記憶し、この各焼付駒の
焼付情報73は、DXコード71やフレームコード70からの
駒No(例えば1、1A、2)に対応して記憶するか、
または単に最初の焼付駒から最後の焼付駒までの連番で
記憶しても良い。
【0039】この写真フィルムFの各焼付駒を露光ステ
ージ53上に停止させて印画紙への焼付を行う。
【0040】従って、焼付条件設定手段3で予め設定し
た焼付条件に一致した焼付情報73が記録された写真フィ
ルムFの焼付駒を優先焼付処理するように、フィルム搬
送手段5で写真フィルムFを移動し、所定の焼付位置に
位置決めし、この写真フィルムFの移動と同時に、その
他の焼付情報73を焼付情報読取手段1で読み取って、焼
付情報記憶手段2に記憶し、光学焼付手段6で予め設定
した焼付条件と同一焼付情報73のものを全焼付駒分焼き
付けた後、焼付条件選定手段4で次位の焼付条件を選定
する。
【0041】この読み取られた焼付情報73に基づき、焼
付条件設定手段3で例えば焼付情報73に応じて焼付サイ
ズや焼付倍率等の焼付条件を設定し、例えば印画紙のサ
イズ(例えばカット長)及びレンズの倍率を変化させ
る。この焼付サイズや焼付倍率等の焼付条件と同じ焼付
条件ものを選択し、この選択された焼付条件が同じ写真
フィルムFの撮影画像72を印画紙Pに焼き付け、この同
じ焼付条件のもの全ての焼付が終了するまで繰り返す。
次の焼付条件を変更して、同様に、この変更された焼付
サイズや焼付倍率等の焼付条件と同じ焼付条件ものを選
択し、この選択された焼付条件が同じ写真フィルムFの
撮影画像72を印画紙Pに焼き付け、全ての焼付が終了す
るまで繰り返す。
【0042】このように、焼付効率化のため焼付サイ
ズ、焼付倍率情報より、同じサイズの駒または同じ倍率
の駒をまとめて焼き付ける。例えば、あるサイズ、倍率
の駒のみを、写真フィルムFを復方向に搬送しながら焼
き付ける。次にサイズ、倍率の設定を変更し、写真フィ
ルムFを往方向に搬送しながら焼き付ける。
【0043】従って、焼付サイズ切換のための印画紙サ
イズ、焼付倍率の変更時間や疑似ズームプリントでのズ
ーム倍率変更時間を短縮できる。なお、カット印画紙の
焼き付けだけでなく、ロール印画紙の焼き付けにも適用
できる。
【0044】次に、この発明の第2の目的を達成する具
体的構成を添付図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0045】図7は、写真焼付装置の正面図で、フィル
ム搬送手段201は、透過照明用光源202と、光源光を均質
にするミラートンネル203とを内蔵した本体209の上にあ
って、フィルム巻取手段206,207と、搬送ローラ210,2
11及びアキュームローラ208等によりフィルムFを左右
方向に搬送する。フィルムFは露光部204でネガキャリ
ア205に挟持され停止して光源202による透過照明を受け
て、焼付用レンズ212で、蛇腹213を経て暗箱221の中に
張られた印画紙Pに結像し、焼付露光される。
【0046】印画紙Pは、元巻マガジン216から巻取マ
ガジン217にかけて、搬送ローラ218,219とアキュームロ
ーラ220とによって張設されており、焼付部215において
平面性良く保たれている。
【0047】図8は、フィルム搬送手段と付帯情報読取
り手段の実施例の斜視図であり、搬送ローラ210で左方
に送られたフィルムFはフィルム巻取手段206に巻取ら
れる。フィルムFが左方に送られるときに付帯情報読取
り手段222a,222bによってフィルム側端縁に記録され
た付帯情報を読取り、制御手段223に情報を送る。この
ときの搬送スピードの許容変動幅は、平均搬送スピード
の±10%の範囲であればよい。次々に読取り情報が制御
手段223に記憶され、該フィルムFの1本分が終了する
と、逆送りの指令を制御手段223から搬送手段に送り、
搬送ローラ210は逆転してフィルムFを右方へと搬送す
る。そして制御手段223により、該フィルムFの画像コ
マ毎の搬送停止、位置決めに続いて、当該画像コマに対
応した付帯情報が呼び出され、焼付条件の制御をして焼
付処理される。
【0048】図9は、上記の一連の動作を示すフローチ
ャートである。即ち、スタートして、フィルムFの一方
向送りが行なわれると共に付帯情報読取りと、フィルム
画像コマの距離情報が付加されて当該フィルム1本分に
つきデータ記憶が行なわれ、1本分完了すると、フィル
ム距離逆算して、フィルム逆送りされ、上記記憶された
付帯情報を呼び出して、該付帯情報に基づき、当該画像
コマの焼付処理が行なわれる。そして1本分が終了する
と、次のフィルムFの順送り(一方向送り)に移行し、
繰返す。なお、上記の如き付帯情報が記録されていない
フィルムFについては、まず、付帯情報読取り手段222
a,222bによって、情報無しが確認されるから、制御
手段223によって切り換えられ、図示しない読取り手段
により画像コマの画像そのものから画像情報読取りが行
なわれる。
【0049】このように付帯情報が記録されたフィルム
Fと記録されていないフィルムFとが混在しても、同一
の焼付装置で自動切換でそれぞれに対応した焼付制御が
円滑に効率良く行なわれる。
【0050】この発明におけるフィルムに、主画像とは
別に付帯的に記録されている情報とは、主画像としての
フィルムに撮影された画像とは別に、記録手段をもって
記録された情報である。
【0051】上記付帯情報読取りは、上記露光を行う部
位ではないところで、予め、付帯情報の読取りを行っ
て、当該画像コマの整合を行う。
【0052】更に、上記付帯情報を当該フィルム1本分
につき、焼付露光を待たずに次々に読取り、記憶手段に
情報収納しておいて、別々に焼付露光を連続して行う如
く構成した。これは、付帯情報読取りと、焼付露光を各
画像コマ毎に行うときの作業の切り換えに要する時間の
ロスを低減するためである。
【0053】その後、続いて上記フィルム搬送手段を逆
転してフィルムF逆送する。
【0054】前記焼付条件設定手段3で予め設定した焼
付条件に一致した焼付条件が記憶された前記写真フィル
ムFの焼付駒を優先焼付処理するように、前記フィルム
搬送手段5で写真フィルムFを移動し、所定の焼付位置
に位置決めし、この写真フィルムFの移動と同時に、そ
の他の焼付情報を前記焼付情報読取手段1で読取って、
前記焼付情報記憶手段2に記憶し、前記光学焼付手段6
で前記予め設定した焼付条件と同一焼付情報のものを全
焼付駒分焼き付けた後、前記焼付条件設定手段4で次位
の焼付条件を選定する。
【0055】
【発明の効果】前記したようにこの発明は、予め設定し
た焼付条件に一致した焼付情報が記録された写真フィル
ムの焼付駒を優先焼付処理するように写真フィルムを移
動し、所定の焼付位置に位置決めし、この写真フィルム
の移動と同時に、その他の焼付情報を読み取って記憶
し、予め設定した焼付条件と同一焼付情報のものを全焼
付駒分焼き付けた後、次位の焼付条件を選定するから、
焼付条件の異なる焼付駒が混在する場合でも、自動的に
焼付条件を設定し、しかも設定変更の時間を短縮し、焼
付効率が向上する。
【0056】またこの発明では、次位の焼付条件の選定
が、優先する焼付条件の倍率に近接する倍率のものを選
定するから、設定変更の時間が短縮し、焼付効率が向上
する。
【0057】さらに本発明は上記の如く構成したもので
あるから、主画像の他に付帯情報として撮影情報等の記
録されたフィルムと、記録されてないフィルムが混在し
ても、効率良く1つのシステムで写真焼付処理が確実
に、収率良く行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像焼付装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】画像焼付装置の画像焼付工程のフローチャー
ト。
【図3】画像焼付装置の構成図。
【図4】ネガキャリヤの平面図。
【図5】他の実施例のネガキャリヤの平面図。
【図6】写真フィルムの焼付状態を示す図。
【図7】写真焼付装置の正面図。
【図8】フィルム搬送手段と付帯情報読取り装置の斜視
図。
【図9】フィルム付帯情報読取動作を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 焼付情報読取手段 2 焼付情報記憶手段 3 焼付条件設定手段 4 焼付条件選定手段 5 フィルム搬送手段 6 光学焼付手段 201 フィルム搬送手段 202 透過照明用光源 204 露光部 205 ネガキャリア 206,207 フィルム巻取手段 209 本体 210,211 搬送ローラ 212 焼付用レンズ 215 焼付部 216 元巻マガジン 217 巻取マガジン 218,219 搬送ローラ 222a,222b 付帯情報読取手段 223 制御手段 F 写真フィルム P 印画紙
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−92838(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/46 G03B 27/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム搬送手段によって、一方向にフ
    ィルム全長を搬送しながら、主画像とは別に付帯的に記
    録されている付帯情報を読取って記憶した後、前記フィ
    ルムを逆送しながら、予め設定した焼付条件に一致した
    焼付情報が記録された写真フィルムの焼付駒を優先焼付
    処理するように写真フィルムを移動し、所定の焼付位置
    に位置決めし、前記予め設定した焼付条件と同一焼付情
    報のものを前記フィルム全長にわたって焼き付けた後、
    更に前記フィルムを逆送させながら次位の焼付条件に一
    致した焼付情報が記録された写真フィルムの焼付駒を焼
    付処理するようにしたことを特徴とする画像焼付方法。
  2. 【請求項2】 前記焼付条件の選定が、カラーバランス
    及び明るさる選であることを特徴とする請求項
    1記載の画像焼付方法。
  3. 【請求項3】 現像済みフィルムを支持し、焼付露光部
    を通って搬送するフィルム搬送手段と、該フィルムに光
    源をもって透過照明し該透過光による光像を印画紙に結
    像する露光部と、前記フィルムに主画像とは別に付帯的
    に記録されている情報を読み取る付帯情報読取り手段
    と、該付帯情報に応じて焼付条件を制御する制御手段
    と、焼付条件を設定する焼付条件設定手段と、写真フィ
    ルムに記録された焼付情報を読み取る焼付情報読取手段
    と、この読み取られた焼付情報を記憶する焼付情報記憶
    手段と、前記写真フィルムの撮影画像を印画紙に焼き付
    ける光学焼付手段とを有し、前記フィルム搬送手段によ
    って、一方向にフィルム全長を搬送しながら、前記付
    情報を読取って記憶した後、続いて前記フィルムを逆送
    しながら、前記焼付条件設定手段で予め設定した焼付条
    件に一致した前記写真フィルムの焼付駒を優先焼付処理
    し、更に前記フィルムを逆送しながら、前記焼付条件選
    定手段で次位の焼付条件を選定することを特徴とする画
    像焼付装置。
  4. 【請求項4】 前記焼付条件選定手段は、カラーバラン
    ス及び明るさる選であることを特徴とする請求
    項3記載の画像焼付装置。
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