JP3282046B2 - 画像焼付装置 - Google Patents

画像焼付装置

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JP3282046B2
JP3282046B2 JP02375993A JP2375993A JP3282046B2 JP 3282046 B2 JP3282046 B2 JP 3282046B2 JP 02375993 A JP02375993 A JP 02375993A JP 2375993 A JP2375993 A JP 2375993A JP 3282046 B2 JP3282046 B2 JP 3282046B2
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弘美 梁取
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貴夫 三澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真フィルムの撮影
画像を印画紙に焼き付ける画像焼付装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、カメラ等で撮影時に焼付画像範
囲を指定して撮影し、これを通常撮影されたと同じ大き
さに焼き付けることで、撮影レンズを切り換えることな
く撮影倍率を変化させたと同様な効果を得るもの等があ
る。このような焼付を行う場合には、写真フィルムに焼
付のための情報を撮影時に写真フィルムに記録し、この
写真フィルムを現像処理して、画像焼付装置で写真フィ
ルムの撮影画像を付加情報に基づき印画紙に焼き付ける
と、焼付処理を効率よくすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように焼付処理を
効率よく行うために付加情報を写真フィルムに記録する
ことが行われているが、しかし付加情報の中には、必ず
しもプリント依頼時には必要でない情報や変更しなけれ
ばならない条件も含まれることがある。このため、写真
フィルムに記録した付加情報によらないで顧客の注文に
応じた焼付ができないと顧客サービスの低下となる。
【0004】この発明では、かかる点に鑑みてなされた
もので、必要に応じて付加情報によらないで注文情報に
基づいて焼付を行なうことができる画像焼付装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明の画像焼付装置は、写真フィルムに記録さ
れた付加情報を読み取る読取手段と、前記写真フィルム
の撮影画像を印画紙に焼き付ける焼付手段と、焼付のた
めの注文情報を入力する入力手段と、前記付加情報と前
記注文情報とを比較して一致するときは前記付加情報に
基づき、一方不一致のときは前記注文情報に基づいて前
記焼付手段を制御して焼付を行う制御手段とを備えるこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明では、付加情報と注文情報とを比較し
て一致するときは、付加情報に基づき写真フィルムの撮
影画像を印画紙に焼き付ける。一方、付加情報と注文情
報とを比較して不一致のときは注文情報に基づいて写真
フィルムの撮影画像を印画紙に焼き付ける。
【0007】
【実施例】以下、この発明の画像焼付装置の実施例を図
面に基づいて詳細に説明する。まず、画像焼付装置の実
施例について説明する。図1は画像焼付装置の概略構成
を示すブロック図である。
【0008】この画像焼付装置は、フィルム送り手段
1、読取手段2、入力手段3、記憶手段4、焼付手段5
及び制御手段6を備えている。フィルム送り手段1は、
撮影情報又は撮影時に付加された付加情報を記録してあ
る現像処理済の写真フィルムFを往復動させる。この写
真フィルムFは撮影情報又は撮影時に付加される付加情
報を有しているが、この付加情報を記録するには大型の
記録手段や複数の記録手段を使用して記録することがで
きないため、写真フィルムの片側に記録してコンパクト
な記録手段で記録するようになっている。
【0009】読取手段2は、フィルム送り手段1で送ら
れる写真フィルムFの付加情報を読み取る。入力手段3
は焼付のための注文情報を入力する。記憶手段4は、読
取手段2で読み取られた付加情報及び入力手段3から入
力された注文情報を記憶する。焼付手段5は、現像処理
済の写真フィルムFの撮影画像を印画紙Pに焼き付け
る。制御手段6は入力手段3から注文情報されると、こ
の注文情報を記憶手段4に記憶する。また、この制御手
段6はフィルム送り手段1を制御して写真フィルムFを
送り、読取手段2で読み取られた付加情報を記憶手段4
に記憶する。そして、この制御手段6では付加情報と注
文情報とを比較して一致するときは、付加情報に基づき
写真フィルムFの撮影画像を印画紙に焼き付け、一方、
付加情報と注文情報とを比較して不一致のときは注文情
報に基づいて写真フィルムFの撮影画像を印画紙に焼き
付ける。
【0010】この制御手段6での付加情報と注文情報と
の比較は、付加情報及び注文情報をいずれも記憶手段4
に一旦記憶して、写真フィルムFの撮影画像を印画紙に
焼き付けるときに比較しても良く、また付加情報を予め
記憶手段4に記憶しておき、写真フィルムFの撮影画像
を印画紙に焼き付けるときに注文情報を入力して比較し
ても良く、さらに注文情報を予め記憶手段4に記憶して
おき、写真フィルムFの撮影画像を印画紙に焼き付ける
ときに付加情報を入力して比較しても良い。
【0011】付加情報に基づき写真フィルムFの撮影画
像を印画紙に焼き付ける時に、付加情報の内容が従来の
技術の所で述べたようなカメラ等で撮影時に焼付画像範
囲を指定して撮影し、これを通常撮影されたと同じ大き
さに焼き付ける内容において、露光制御を撮影画像の全
範囲を対象に行う方式と、露光制御を焼付画像範囲を指
定した部分のみを対象にする方式が考えられるが、露光
制御を焼付画像範囲を指定した部分のみを対象にする方
式の方が実際にプリントになる範囲を対象に行っている
ので、良好なプリントが作れる割合が多くなる。さら
に、焼付画像範囲を指定した部分のみを対象にする方法
は焼付画像範囲を指定した部分以外を光学的にマスクす
る方法と、露光制御時に焼付画像範囲を指定した部分以
外を電気的にマスクする方法が考えられるが、電気的に
マスクする方法の方が機構的な可動部がないので、機器
を小型にしかも信頼性が高く作れるという点で好まし
い。
【0012】このように、画像焼付装置で写真フィルム
の撮影画像を付加情報に基づき印画紙に焼き付け、焼付
処理を効率よくすることができる。しかも付加情報の中
には、必ずしもプリント依頼時には必要でない情報や変
更しなければならない条件も含まれることがあると、注
文情報に基づいて写真フィルムFの撮影画像を印画紙に
焼き付け、必要に応じて付加情報によらないで注文情報
に基づいて焼付を行なうことができる。従って、顧客の
注文に応じた焼付が可能となり、顧客サービスが向上す
る。
【0013】次に、この発明の画像焼付装置のさらに具
体的な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図2は
この発明の画像焼付装置の構成図、図3はネガキャリヤ
の平面図、図4は現像処理済の写真フィルムの焼付状態
を示す図である。
【0014】この画像焼付装置には、印画紙Pを搬送す
る印画紙送り手段10と、現像処理済の写真フィルムF
を搬送するフィルム送り手段1と、写真フィルムFの画
像を印画紙Pに焼き付ける焼付手段5と、写真フィルム
Fの付加情報を読み取る読取手段2と、焼付のための注
文情報を入力する入力手段3と、情報を記憶する記憶手
段4と、付加情報と注文情報とを比較して一致するとき
は付加情報に基づき、一方不一致のときは注文情報に基
づいて焼付手段5を制御して焼付を行う制御手段6とを
備えている。
【0015】印画紙送り手段10は、搬送ベルト11、
回転軸12、ステッピングモータ13等で構成され、カ
ッタ14で切断された印画紙Pが搬送ベルト11上に供
給され、この搬送ベルト11によって送られる。また、
フィルム送り手段1は、ネガキャリヤ20、ステッピン
グモータ21、送りローラ22等で構成され、現像処理
済写真フィルムFはネガキャリヤ20にガイドされて送
られる。また、焼付手段5は、光源30、ガイドフィル
タ31、レンズ32、シャッタ33等から構成されてい
る。
【0016】ネガキャリヤ20は、図3に示すように、
現像処理済の写真フィルムFのガイド部20aを有し、
このガイド部20aの中央に露光ステージ24が形成さ
れている。現像処理済の写真フィルムFの搬入側に、写
真フィルムFのフレームコード40を読み取るフレーム
コードセンサ50、写真フィルムFのDXコード41を
読み取るDXセンサ51、写真フィルムFの撮影画面4
2を検出する画面センサ52、焼付サイズや焼付倍率等
の付加情報43を読み取る読取手段2が設けられてい
る。
【0017】現像処理済の写真フィルムFは例えば磁気
記録層を有しており、この磁気記録層にフレームコード
40、DXコード41、焼付サイズ情報及び焼付倍率等
の撮影情報又は撮影時に付加された付加情報43が記録
される。写真フィルムFをネガキャリア20に挿入し、
この写真フィルムFの搬送によって、フレームコードセ
ンサ50でフレームコード40を読み取り、DXセンサ
51でDXコード41を読み取り、画面センサ52で写
真フィルムFの撮影画面42を検出し、読取手段2で写
真フィルムFの焼付サイズや焼付倍率等の付加情報43
を読み取る。この読取手段2で読み取られた付加情報4
3を記憶手段4に記憶し、この各焼付駒の付加情報43
は、DXコード41やフレームコード40からの駒No
(例えば1、1A、2)に対応して記憶するか、または
単に最初の焼付駒から最後の焼付駒までの連番で記憶し
ても良い。
【0018】このように、撮影情報又は撮影時に付加さ
れた情報を記録してある現像処理済の写真フィルムFを
フィルム送り手段1で一方向に送りながら、この写真フ
ィルムFの付加情報を読取手段2で読み取り、この付加
情報を記憶手段4に記憶する。このようにして記憶手段
4に記憶した後、写真フィルムFをフィルム送り手段1
で読み取りとは逆の方向へ送りながら、制御手段6で予
め入力手段3から入力されている注文情報と比較して、
付加情報と注文情報が一致するときは、付加情報に基づ
き写真フィルムFの撮影画像を印画紙に焼き付け、一
方、付加情報と注文情報とを比較して不一致のときは注
文情報に基づいて写真フィルムFの撮影画像を印画紙に
焼き付ける。
【0019】また、制御手段6での付加情報と注文情報
との比較は、付加情報及び注文情報をいずれも記憶手段
4に一旦記憶して、写真フィルムFの撮影画像を印画紙
に焼き付けるときに比較しても良く、また付加情報を予
め記憶手段4に記憶しておき、写真フィルムFの撮影画
像を印画紙に焼き付けるときに注文情報を入力して比較
しても良い。なお、カット印画紙の焼き付けだけでな
く、ロール印画紙の焼き付けにも適用できる。
【0020】
【発明の効果】前記したように、この発明は、付加情報
と注文情報とを比較して一致するときは、付加情報に基
づき写真フィルムの撮影画像を印画紙に焼き付け、一
方、付加情報と注文情報とを比較して不一致のときは注
文情報に基づいて写真フィルムの撮影画像を印画紙に焼
き付け、必要に応じて付加情報によらないで注文情報に
基づいて焼付を行なうことができるから、顧客の注文に
応じた焼付が可能となり、顧客サービスが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像焼付装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】画像焼付装置の構成図である。
【図3】ネガキャリヤの平面図である。
【図4】写真フィルムの焼付状態を示す図である。
【符号の説明】
1 フィルム送り手段 2 読取手段 3 入力手段 4 記憶手段 5 焼付手段 6 制御手段 F 写真フィルム P 印画紙
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 紀善 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 平4−241343(JP,A) 特開 平4−155325(JP,A) 特開 平4−241344(JP,A) 特開 平4−328540(JP,A) 特開 平2−213832(JP,A) 特開 平2−281248(JP,A) 特開 平4−289841(JP,A) 特開 昭63−41839(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムに記録された付加情報を読
    み取る読取手段と、前記写真フィルムの撮影画像を印画
    紙に焼き付ける焼付手段と、焼付のための注文情報を入
    力する入力手段と、前記付加情報と前記注文情報とを比
    較して一致するときは前記付加情報に基づき、一方不一
    致のときは前記注文情報に基づいて前記焼付手段を制御
    して焼付を行う制御手段とを備えることを特徴とする画
    像焼付装置。
JP02375993A 1992-11-17 1993-01-19 画像焼付装置 Expired - Fee Related JP3282046B2 (ja)

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