JP3227219B2 - 情報処理方法及び装置 - Google Patents

情報処理方法及び装置

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JP3227219B2 JP24649592A JP24649592A JP3227219B2 JP 3227219 B2 JP3227219 B2 JP 3227219B2 JP 24649592 A JP24649592 A JP 24649592A JP 24649592 A JP24649592 A JP 24649592A JP 3227219 B2 JP3227219 B2 JP 3227219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理方法及び装
置、特に手書き認識辞書にユーザ独自の筆跡の登録を行
なうことの出来るものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本来の認識手段においては目的の
認識結果とならないユーザが入力するユーザ独自の筆跡
を、前記認識手段に反映させたい場合、前述のユーザ独
自の筆跡の特徴をユーザ辞書に記憶、格納することで登
録を行ない、該ユーザ辞書を用いることで文字認識処理
を行ない目的の認識結果を得ていた。したがって、同じ
筆跡であってもユーザが異なるユーザである場合には目
的とする認識結果が異なる場合が存在し、結果として複
数のユーザには対応する複数のユーザ辞書が必要であっ
た。また、その為、図25に示すように、ある特定のユ
ーザが文字認識を行なう際には、予めユーザ辞書切り替
え手段を実行するための操作画面において、一覧表示さ
れているユーザ辞書保有者リストの中から使用しようと
するユーザを選択することでユーザ辞書を選択し、前記
特定のユーザのユーザ辞書を設定する方法が取られてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成においてはユーザ辞書を登録している複数の
ユーザが同じ文字認識装置を交互に使用する場合におい
ては、例え各ユーザがなんらかの他のアプリケーション
において操作を行なっている最中においても、いちいち
ユーザ辞書切り替え手段を実行するための操作画面を呼
び出し、ユーザ辞書を切り替える必要があり、ユーザ辞
書保有者が多数の場合にはユーザ辞書の選択が大変手間
の懸かる作業であった。さらには、前述の複数のユーザ
が同時に使用する際には大変不自由であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、記憶手段に記憶されているオンライン文
字認識用の複数のユーザ辞書についての優先順位を設定
し、手書き入力を行う表示画面の表示方向が切り替えら
れたことを検知することにより使用者の変更を検知し、
前記使用者の変更の検知に応じて、前記設定されたオン
ライン文字認識用の複数のユーザ辞書についての優先順
位を更新することを特徴とする情報処理方法及び装置を
提供する。好適には、更に、手書き入力された文字を前
記オンライン文字認識用の複数のユーザ辞書を用いて文
字認識すると、前記設定されたオンライン文字認識用の
複数のユーザ辞書についての優先順位に応じた順番で候
補を出力する。
【0005】
【実施例】以下添付図面を参照して、本発明に係る好適
な実施例を詳細に説明する。
【0006】図30は本発明の一実施例による情報処理
装置の構成を示す概略構成図である。図において、1は
装置全体の制御を行うCPUであり、ROM2に格納さ
れるプログラムに従って各種処理を行う。2は制御プロ
グラム、エラー処理プログラム、後述するフローチャー
トに従って動作させるプログラム等を格納したROMで
ある。3は各種プログラムのワークエリア及びエラー処
理時の一時退避エリアとして用いるRAMである。この
RAMには後述する認識に用いる為の辞書、ユーザ辞書
106、ユーザ名インデックスファイル107、文字種
ファイル108、文字標準画数データベース109、と
いった各種データベースが格納される。4は不図示の透
明な座標入力板とこの座標入力板に対して座標点の位置
を指示する不図示のペンとを備えた座標入力部であり、
座標点の位置の検出においては電磁誘導或いは超音波振
動を利用した方式を用いるものとする。5は不図示の座
標入力板の座標点に1対1に対応したメモリを有し、座
標入力板の入力した座標点のビット情報或は後述する座
標点に基づいて算定されるドットのビット情報を格納す
るVIDEO RAM(以下、「VRAM」という)で
ある。6はVRAM5に格納されているビット情報に基
づいてビットイメージを表示する表示部であり、この表
示部6にはLCDが用いられており、例えばEL素子や
CRT等による表示方式を用いても良い。この表示部6
に、後述する各種ウィンドウが表示される。
【0007】図1は本発明を実現するためのユーザ登録
アプリケーション構成ブロック図である。101〜10
7の各部はそれぞれオンライン文字認識におけるユーザ
登録の機能要素を担当する部分で、GUI(グラフィカ
ル・ユーザ・インターフェース)によるウィンドウアプ
リケーション実行部と辞書部からなる。101の初期画
面部では登録されているユーザの一覧表示を行い、現在
設定されているユーザ辞書のオーナーが確認できる。そ
のほかの機能として新たにユーザを登録する、ユーザ辞
書内の登録文字を編集するための両指示機能を含んでい
る。102の新規ユーザ登録部では上記新規ユーザの登
録を実施する場所である。103のユーザ辞書編集部で
はユーザ辞書内の文字を一覧表示させ、個々の文字に対
して削除、手書きの再現を指示することができる。ま
た、新たにユーザの筆跡による文字を登録するための指
示機能も含んでいる。104の新規文字登録部では前1
03で指示された文字登録を実施する場所である。10
5の手書き文字再現部では前103で指示された登録文
字を筆跡順に再現描画する場所である。106のユーザ
辞書部はこれらの機能を実現するために、登録されてい
る文字情報を格納している場所である。ここでは複数の
ユーザがそれぞれ異なるユーザ辞書を所有することにな
る。107のユーザ辞書切り替え部ではユーザアプリケ
ーションによって処理されたペン入力部及び画面出力部
からの情報を基に101において設定されているユーザ
辞書を切り換える作業を行なう。
【0008】図2はユーザ登録アプリケーションのウィ
ンドウ状態遷移図である。201〜205の各部は上記
述の機能を実行するウィンドウを表し、206のシステ
ムはこのユーザ登録アプリケーションを終了したときに
制御が返される場所である。図中の矢印は各ウィンドウ
でのボタンコントロールによる制御コマンドの流れを示
している。以下、その流れとウィンドウの移り変わりを
説明する。
【0009】初期画面部201で「新規ユーザ登録」コ
マンドが指示されると新規ユーザ登録画面部202がポ
ップアップウィンドウの形式で新たに現れる。新規ユー
ザ登録画面部202で「登録&終了」コマンドが指示さ
れると、このポップアップウィンドウは消去され、再び
新規画面部201に制御が戻る。初期画面部201で
「ユーザ辞書編集」コマンドが指示されると新規画面部
201が消去され、新たにユーザ辞書編集部203が現
れる。ここで「新規文字登録」コマンドが指示されると
新規文字登録画面部204がポップアップウィンドウの
形式で現れる。このウィンドウでの文字登録操作は「終
了」コマンドが指示されない限り、繰り返して実行する
ことができる。文字を登録した後、「終了」が指示され
ると新規文字登録画面部204は消去され、ユーザ辞書
編集画面部203に制御が移る。このユーザ辞書編集画
面部203での「文字削除」コマンドも複数回実行が可
能である。さらに「手書き再現」コマンドが指示される
と手書き文字再現部205がポップアップウィンドウの
形式で現れる。ウィンドウが表示されると同時に再現が
始まり、「再表示」コマンドにより繰り返し表示するこ
とが可能である。「終了」コマンドにより手書き文字再
現部ウィンドウを消去し、制御をユーザ辞書編集画面部
に戻す。ユーザ辞書編集画面部203で「終了」コマン
ドが指示されると自分自身のウィンドウを消去し、初期
画面201を再度表示する。従ってユーザ登録アプリケ
ーションを終了することができるのは初期画面部201
において「終了」コマンドが指示されたときのみであ
る。
【0010】なお、上述した様に、本ユーザ登録アプリ
ケーション関係のウィンドウ枚数は画面部202・20
4・205のポップアップウィンドウがそれぞれ表示さ
れているときは2枚、201あるいは203のウィンド
ウが表示されているときは1枚となっている。
【0011】図26はユーザ登録アプリケーションのユ
ーザ辞書切り換え部の働きを示すブロック図である。2
601〜2604の各部はユーザ辞書切り換え部260
1と、関連する各部との情報の流れを表している。ここ
で初期画面部2603からユーザ辞書切り換え部260
1へは、現在選択されているユーザ辞書のオーナー及び
メインユーザ情報が、また、ユーザ辞書切り換え部26
01から初期画面部2603へは更新されたメインユー
ザ情報が送られる。また、ユーザ辞書切り換え部260
1が呼び出される相手であるシステム2604からは表
示部状態情報が送られている。2602はユーザが実行
している認識操作を伴う任意のアプリケーションであ
り、このアプリケーション2602からシステム260
4へはアプリケーションの表示情報、またはシステム2
604からアプリケーション2602へは表示状態情報
が送られる。
【0012】次に各画面部における機能の詳細と処理の
流れを添付の図3以降を用いて説明する。
【0013】まず初期画面部における処理の流れを図1
7と図3のフローチャートを用いて説明する。図17中
の1701はメッセージ表示エリア、1702はユーザ
名一覧表示及びユーザ辞書オーナー表示エリア、170
3は登録されているユーザが一画面に収まり切らないと
きのためのスクロールバー、1704から1707はペ
ンタップによって機能を呼び出すことができるボタンで
ある。
【0014】ユーザ登録アプリケーションが起動される
と301でウィンドウを作成するが、このとき309の
ユーザ名インデックスファイル107から登録されてい
るユーザ名を読み込む。このユーザ名インデックスファ
イル107は図23に示される構造を持つディスクファ
イルであり、読み書き可能なファイルである。作成され
たウィンドウは図17のようになる。302においてシ
ステムに設定されているユーザ辞書のオーナーを判断す
る。オーナーが判別されると303において判別された
選択されているオーナーの辞書に対して1701ユーザ
名表示エリアにユーザ辞書のオーナーであるユーザに登
録マークが付く。またこの際、特にメインの使用者であ
るユーザとして登録されている特定の1ユーザに対して
はメインユーザであることを示すメインユーザマークも
付く。例えば図17ではユーザ名が“arai”である
ユーザとユーザユーザ名が“uzuki”であるユーザ
の2名がユーザとして登録されており、そのうちユーザ
名“arai”であるユーザに対してはメインのユーザ
であることを示すメインユーザマークも付いている。こ
こまでの処理が終わると、ユーザによるコマンド指示を
待つ状態(304)になる。
【0015】ペンなどのポインティングデバイスで直接
ユーザ名を選択すると、システムに対して308でユー
ザ辞書のオーナー追加を要求し、設定を変更する。同様
にペンなどのポインティングデバイスで直接メインユー
ザであることを示すチェックボタン部分を選択すると、
システムに対して309でユーザ辞書107のメインユ
ーザ登録を要求し設定を変更する。そのほかのボタンコ
マンドによる動作については1704の「ユーザ辞書編
集」ボタンを指示すれば(306)ユーザ辞書編集ルー
チンへ制御が移り、1705の「新規ユーザ登録」ボタ
ンを指示すれば(307)新規ユーザ登録ルーチンへ制
御が移り、1706の「取消」ボタンを指示すればこれ
までに行われているユーザ名選択によるユーザ辞書の設
定変更を無効にし、ユーザ辞書設定をこのアプリケーシ
ョン起動前の状態に戻す。1707の「終了」ボタンを
指示すれば(305)このユーザ登録アプリケーション
を終了し、システムに制御を戻す。
【0016】次に新規ユーザ登録画面部における処理の
流れを図18と図4のフローチャートを用いて説明す
る。図18中の1801はユーザ名を入力するユーザ名
入力エリア、1802はユーザ名の入力を取り消す機能
ボタン、1803は入力されたユーザ名を登録し、この
ウィンドウを終了する機能ボタンである。
【0017】前初期画面部で1704の「新規ユーザ登
録」コマンドを指示すると図18に示すポップアップウ
ィンドウが表示される(401)。その後ユーザによる
コマンド指示を待つ状態に入る。1801のユーザ名入
力エリアにペンダウンによるイベント信号が検知される
と(404)既存の認識ルーチンを呼び出す。これを用
いてユーザ名入力エリアに描かれる文字筆跡をオンライ
ン文字認識処理し、文字データを文字コードに変換する
(407)。1803の「登録&終了」ボタンコマンド
の指示があるとユーザ名入力エリアに変換入力されたユ
ーザ名を新規ユーザ名と判断し、409のユーザ名イン
デックスファイル107に追加登録する(406)。そ
の後、自分自身のウィンドウを消去し、再び、制御を初
期画面部に戻す。一方、1802の「取消」ボタンコマ
ンドの指示があるとユーザ名入力エリアに入力されてい
る文字をすべて消去し(408)、再びユーザ名入力コ
マンド指示を待つ状態に入る。
【0018】次にユーザ辞書編集部における処理の流れ
を図21と図5のフローチャートを用いて説明する。図
21中の2101はメッセージ表示エリア、2102は
登録文字一覧表示エリア、2103は多数の登録文字を
表示することが可能なスクロールバー、2104から2
108はペンタップによる機能呼び出しボタンである。
【0019】前初期画面部において1705の「ユーザ
辞書編集」が指示されると、まず、指定されたユーザ辞
書を複写コピーし、別途格納しておく(512)。これ
は辞書編集作業を取り消すことができるようにするため
である。次にユーザ辞書106をオープンし、ユーザ辞
書内の文字コードをバッファ領域に読み込む(50
2)。ここで、ユーザ辞書106内の文字と表示する文
字を1対1に対応させるため、文字コード対応テーブル
を作成する(図6の601)。例えば登録されている文
字が6文字の場合、図24に示すようになる。この文字
コード対応テーブルを作成する意味は、もし仮に同一文
字コードの辞書文字データが複数存在した場合、「削
除」「再現」コマンドによる文字の編集に対し、文字コ
ードのみの情報では辞書内データの検索を一意的に行う
ことができないためである。この文字コード対応テーブ
ルをもとに図21に示すユーザ辞書編集画面を表示する
(503)。このとき読み込まれた文字コードが210
1の登録文字一覧表示エリアに表示されている(50
4)。その後、ユーザによるコマンド指示待ち状態に入
る(505)。登録文字一覧表示エリアにペンダウンな
どによる信号を検知すると、ペンダウンされた場所の文
字が選択される(506)。その選択された文字の位置
情報から文字コードテーブル上の表示番号を得る。その
表示番号から実際にユーザ辞書に格納されている辞書文
字データの格納場所を決定し、編集される辞書文字デー
タ情報を得る。2104の「文字登録」ボタンコマンド
が指定される(507)と新規文字登録ルーチンへ制御
が移る(図7の701)。2105の「文字削除」ボタ
ンコマンドが指示される(509)と、登録文字一覧表
示エリアの文字が選択されているかどうかが判断され
(図8の801)、選択されていなければ505のコマ
ンド指示待ち状態に戻る。すでに選択されていれば前述
の文字コード対応テーブルを用いて削除すべき文字の辞
書データ格納場所を捜し出す。見つかった時点で実際の
ユーザ辞書106に格納されている辞書文字データを削
除する(802)。
【0020】ユーザ辞書の内容が変更されると同時に文
字コード対応テーブルも変更され、登録文字一覧表示エ
リアの文字表示を更新する(504)。2106の「手
書き再現」ボタンが指示されると(509)、文字が選
択されていれば手書き再現ルーチンへ制御が移り、選択
されていなければ再び文字が選択されるのを待つ状態に
入る(901)。2107の「取消」ボタンコマンドが
指示される(510)と登録文字一覧表示エリア内の文
字が選択されているかどうかが判断され(図10の10
01)、選択されていればその文字を無効にし、表示の
上でも文字が何も選択されていない状態にしてから(1
002)登録辞書の内容を辞書編集ウィンドウ起動前の
状態に戻す(1003)。この操作によって再び編集作
業が再開できる様にする。2108の「終了」ボタンコ
マンドはこのユーザ辞書編集ウィンドウを消去し、前初
期画面部に制御を戻す動作を行う。
【0021】次に新規文字登録部における処理の流れを
図19、図20と図11のフローチャートを用いて説明
する。図19中の1901はメッセージ表示エリア、1
902は手書き文字入力エリア、1903は活字文字入
力エリア、1904は入力コード一覧表エリア、190
5は複数の文字コードが表示可能となるスクロールバ
ー、1906から1908はペンタップによる機能呼び
出しボタンである。
【0022】前ユーザ辞書編集部において2104の
「文字登録」が指示されると、図19に見られる画面の
骨格を作成しポップアップウィンドの形式で表示する
(1101)。ここでいう文字登録とは、ユーザ独自の
筆跡による文字データを該当する文字コードに割り当て
る作業のことである。よって、ユーザの筆跡データを取
得するデータ入力部と対応する文字コード入力部が必要
になるわけだが図19における1902の『手書き』欄
が筆跡データ入力部、1903の『活字』欄が文字コー
ド入力部となっている。図19中央下の1904はこの
文字コードを入力するための入力コード一覧表であり、
この中から文字を選択することによって入力する方式を
採っている。従って、入力コード一覧表には登録可能な
文字種を表示しなくてはならないが、これはあらかじめ
登録可能な文字種が格納されている文字種ファイル10
8を作成しておけばよい(1109)。このファイルを
読み込むことによって登録可能な文字種を表示する(1
102)。この表示が終了するとユーザからのコマンド
指示を待つ(1103)。『手書き』欄にユーザのペン
ダウン入力信号を検知すると、その筆跡データは2次元
の座標点の集合としてバッファ領域に格納され(図12
の1201)、同時に『手書き』欄に描画する。図19
はユーザが1902のように“職”に対応する手書きパ
ターンを記入し終った状態である。対応する文字コード
の入力は、前述したように入力コード一覧表より文字を
選択することによって、その文字コードが一度バッファ
領域に格納され、その文字コードを獲得することによっ
て行われる(図13の1301)。選択された文字はそ
の都度『活字』欄に拡大して表示される(1302)。
1906の「登録」ボタンコマンドが指示されると『手
書き』欄の手書き文字と『活字』欄の文字が共に入力さ
れているかを確認し(1401)、入力されていればそ
の文字に対する認識辞書の作成を開始する(140
3)。認識辞書の作成方法は文字データから標準パター
ンを作成することによって行われるが、これは公知の技
術を利用する。結果としてこの標準パターンをユーザ辞
書106に新規作成あるいは追加する(1404)。も
し、筆跡データ、文字コードの入力が不十分であれば警
告を発し(1402)、登録しようとする文字の手書き
文字データと文字コードが共に入力されるように処理は
繰り返される。1907の「取消」ボタンコマンドが指
示されると『手書き』『活字』欄に入力されている文字
データ、文字コードを無効にし(図15の1501)、
再度入力を可能にする。図20は『職』の文字を文字コ
ード一覧表から選んで入力したところである。1908
の「終了」ボタンコマンドはこの新規文字登録ウィンド
ウを消去し、制御をユーザ辞書編集部に戻す動作を行
う。
【0023】次に手書き文字再現部における処理の流れ
を図22と図16のフローチャートを用いて説明する。
図22中の2201は手書き文字再現エリア、2202
は手書き文字の対象となる活字表示エリア、2203は
手書き文字の筆跡画数表示エリア、2204は対象活字
の標準画数表示エリア、2205、2206はペタップ
による機能呼び出しボタンである。
【0024】前ユーザ辞書編集部において2106の
「手書き再現」が指示されると、図22に見られる画面
の骨格を作成しポップアップウィンドウの形式で表示す
る(1602)。ユーザ辞書編集部で文字コードが選択
されていることは確認されているので、まずその文字を
活字エリアに拡大フォントを表示する(1603)。フ
ォント表示と共に文字の画数を表示する(1603)
が、これは文字別に標準画数の記述された文字標準画数
データベース109(1607)を用意し、該当する文
字を検索することで行う。ユーザ辞書106内の文字デ
ータを再現するにはまず、選択された文字に対応する辞
書内データの一意的な摘出を行わなければならないが、
前述の文字コード対応テーブルを利用すれば可能であ
る。該当する文字の辞書データは座標点を含んでおり、
また、ペンダウン、ペンアップの情報がこれに付加され
ているので、座標点がどの画数の筆跡(ストロークと呼
ぶ)に属するかが判断できる。これを用いて同一ストロ
ーク内の座標点を順次直線で連結させることにより筆跡
を描画する(1604)。またペンダウンの回数をカウ
ントして筆跡データの画数とし、これを表示する(16
05)。ボタンコマンドの動作(1606)は2205
の「再表示」であれば再現された描画データを消去し、
再び辞書内データを利用して筆跡再現を始める。220
6の「終了」が指示されればこの手書き文字再現ウィン
ドウを消去し、制御を登録文字編集部に戻す。図22は
文字『あ』が選択されその文字筆跡を途中まで再現して
いるところの図である。
【0025】最後に、ユーザ辞書切り換え部における処
理の流れを図26と図27のフローチャートを用いて説
明する。図26中のアプリケーション2602は任意の
アプリケーションであり、ここでは図28及び図29に
示す手書き入力による「ローン計算アプリケーション」
であるとする。システム2604は本発明によるユーザ
辞書登録アプリケーションおよび前述のアプリケーショ
ン2602を司るシステムである。当該システムには図
28中の画面反転ボタン2803の押下により表示画面
部2802の上下が180度反転し図29に示すような
反転表示仮面2901に切り替わる仕様が存在してい
る。この機能は図28および図29に示されているよう
な手書き入力項目が多いプレゼンテーションを前提とし
たアプリケーションにおいて向い合った複数のユーザが
交互に入力を行なう場合に大変便利な機能であり、旧来
から多くの機械に採用されているものである。いま、図
28中のアプリケーション画面において、ユーザ登録ア
プリケーションの登録内容が図17に示すような内容で
あったとする。つまり、登録されているユーザ辞書の
内、ユーザ名“arai”なるユーザとユーザ名“uz
uki”なるユーザのユーザ辞書が選択されており、そ
のうちユーザ名“arai”なるユーザはメインユーザ
として選択されている。したがって、図28の初期使用
状態においてはユーザ名“arai”なるユーザのユー
ザ辞書が優先して使用されていることとなり、その結果
極めて似たようなストローク情報がユーザ登録アプリケ
ーションにおいてユーザ名“arai”および“uzu
ki”の2つのユーザ辞書に異なる活字データとして登
録されている場合においてもメインユーザである“ar
ai”の登録した登録内容が早い候補として出現させる
ことが出来快適な操作が期待できる。またこの時点で表
示画面部2802の記述が進み、対面に位置したユー
ザ、ここではユーザ名“uzuki”なるユーザの記述
する場面となった場合、いずれかのユーザが画面反転ボ
タン2803を押下することで反転表示画面2901に
システム2604が表示画面の切り替えを行なったとす
る。その結果システム2604は図27にしめす処理を
起動することになる。先ず2701ではシステム260
4より送られた表示状態情報が読み込まれ、続いて初期
画面部2603より選択されているユーザ辞書のオーナ
ー情報およびメインユーザ情報が呼び込まれる(270
2及び2703)。次に2702および2703で得ら
れたユーザ辞書情報を基にメインユーザ情報の入れ換え
が行なわれる。最後に2706において初期画面部26
03に更新されたメインユーザ辞書情報が送出されユー
ザ辞書切り換え部の処理が終了する。この結果、図29
の状態においてはユーザ名“uzuki”なるユーザが
メインユーザとユーザ登録アプリケーションにおいて登
録される。
【0026】以上説明したように本実施例によれば、表
示画面反転という、明らかな手書き認識を行なうユーザ
の変更を、システムから通知されることにより、予め優
先順位が付けられている登録された複数のユーザのうち
のメインユーザのユーザ辞書が自動的に切り替わり、引
き続き快適な手書き入力環境が提供されることとなる。
【0027】なお、本文中に記載しているウィンドウの
作成方法、信号検知方法、表示画面反転方法は既存の公
知の技術を用いて再現される。また、ポインティングデ
バイスとしてペンを取り上げたが、マウスによる操作で
も選択、記入が行えることは明らかである。
【0028】尚、選択されたユーザ辞書を2個とし、メ
インユーザの登録を表示画面の正転表示および反転表示
の2パターンに対応させて変更を行なうことでユーザ辞
書の自動切り替えを行う例について述べたが、さらに多
くのユーザ辞書を同時に登録し、これと対応するより多
くの画面表示方向を内部記憶テーブルにおいて対応さ
せ、該画面表示方向の切り替えにより同時に対応するユ
ーザ辞書をメインユーザの辞書として再設定することに
より、より複雑なユーザ間の入れ替わりにも対応するユ
ーザ登録の認識辞書の使用を可能とすることもできる。
【0029】尚、画面の表示方向の変更により認識を行
なうべきユーザの入れ替わりをする例について述べた
が、前記表示方向の変更ではなく、他のユーザの入れ替
わりを検出する手段、例えば複数のスタイラスペン装置
に識別可能な個別IDを持たせ、これを複数のユーザに
対応させることで検出する手段等の、ペン装置を使用し
て検出する手段を用いることで、さらに多くのユーザの
入れ替わりの検出を可能とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザ登録アプリケーション構成ブロック図
【図2】ユーザ登録アプリケーションウィンドウ状態遷
移図
【図3】初期画面部の処理のフローチャート
【図4】新規ユーザ登録画面部の処理のフローチャート
【図5】ユーザ辞書編集部の処理のフローチャート
(1)
【図6】ユーザ辞書編集部の処理のフローチャート
(2)
【図7】ユーザ辞書編集部の処理のフローチャート
(3)
【図8】ユーザ辞書編集部の処理のフローチャート
(4)
【図9】ユーザ辞書編集部の処理のフローチャート
(5)
【図10】ユーザ辞書編集部の処理のフローチャート
(6)
【図11】新規文字登録部の処理のフローチャート
(1)
【図12】新規文字登録部の処理のフローチャート
(2)
【図13】新規文字登録部の処理のフローチャート
(3)
【図14】新規文字登録部の処理のフローチャート
(4)
【図15】新規文字登録部の処理のフローチャート
(5)
【図16】手書き文字再現部の処理のフローチャート
【図17】初期画面ウィンドウ
【図18】新規ユーザ登録画面ウィンドウ
【図19】新規文字登録画面ウィンドウ(1)
【図20】新規文字登録画面ウィンドウ(2)
【図21】ユーザ辞書編集画面ウィンドウ
【図22】手書き文字再現画面ウィンドウ
【図23】ユーザ名インデックスファイル
【図24】文字コード対応テーブル
【図25】従来技術
【図26】ユーザ辞書切り換え部のブロック図
【図27】ユーザ辞書切り換え部の処理のフローチャー
【図28】ユーザ辞書切り換え部のウィンドウ(1)
【図29】ユーザ辞書切り換え部のウィンドウ(2)
【図30】本実施例の情報処理装置の構成ブロック図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 隆史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松林 一弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 阪口 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉井 裕人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−196774(JP,A) 特開 平1−145789(JP,A) 特開 平2−89112(JP,A) 特開 昭59−165182(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/62 - 9/68 G06F 3/03 380 G06F 17/22 506

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段に記憶されているオンライン文
    字認識用の複数のユーザ辞書についての優先順位を設定
    し、 手書き入力を行う表示画面の表示方向が切り替えられた
    ことを検知することにより、使用者の変更を検知し、 前記使用者の変更の検知に応じて、前記設定されたオン
    ライン文字認識用の複数のユーザ辞書についての優先順
    位を更新することを特徴とする情報処理方法。
  2. 【請求項2】 更に、手書き入力された文字を前記オン
    ライン文字認識用の複数のユーザ辞書を用いて文字認識
    すると、前記設定されたオンライン文字認識用の複数の
    ユーザ辞書についての優先順位に応じた順番で候補を出
    力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理方
    法。
  3. 【請求項3】 記憶手段に記憶されているオンライン文
    字認識用の複数のユーザ辞書についての優先順位を設定
    する設定手段と、 手書き入力を行う表示画面の表示方向が切り替えられた
    ことを検知することにより、使用者の変更を検知する検
    知手段と、 前記使用者の変更の検知に応じて、前記設定されたオン
    ライン文字認識用の複数のユーザ辞書についての優先順
    位を更新することを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 更に、手書き入力された文字を前記オン
    ライン文字認識用の複数のユーザ辞書を用いて文字認識
    すると、前記設定されたオンライン文字認識用の複数の
    ユーザ辞書についての優先順位に応じた順番で候補を出
    力する文字認識手段を有することを特徴とする請求項3
    に記載の情報処理装置。
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