JP3227037B2 - 圧力容器耐圧試験装置 - Google Patents

圧力容器耐圧試験装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力容器耐圧試験装置
に関し、詳しくは耐圧測定に先立って圧力容器内に水を
注入する際及び耐圧測定後に圧力容器内の水を排出する
際、前記圧力容器の口金を注水金具又は排水金具に対し
て芯出しする位置決め手段を備えた圧力容器耐圧装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種圧力容器耐圧試験装置につ
いては、圧力容器内に水を注入する注水装置と、満水に
した圧力容器を密閉して水槽内に挿入し耐圧測定する耐
圧測定装置と、耐圧測定後に圧力容器内の水を排出する
排水装置とを行程順に並設すると共に、前記各装置に個
別に設けた搬送台を介して圧力容器を順次行程順に移送
し、圧力容器の耐圧試験を自動化したものは知られてい
る(例えば、特開昭64−43741号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の耐
圧試験装置は、注水及び排水装置の注水及び排水金具に
対する圧力容器の口金の芯出しが困難で自動化に支障を
来していた。特に、使用済みの容器は底部の傷みが激し
く、変形していることが多いので、圧力容器が傾いて注
水又は排水装置に搬入されることがしばしばあり、この
ような場合、圧力容器の口金の芯出しは一層困難とな
り、注水金具又は排水金具のノズルが圧力容器の口金に
対して斜めに挿入され、口金の内周面に設けためねじ部
を傷めることがあった。また、注水装置又は排水装置に
設けたクランプ装置により圧力容器を保持固定して位置
決めすることで注水金具又は排水金具に対して圧力容器
の口金を芯出ししていたので、クランプ装置の操作に手
間を要するばかりではなく、大きなクランプ力を必要と
するためクランプ装置自体が大型化し、コスト高につく
という問題があった。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決すべ
くなされたものであり、注水装置又は排水装置の前記ク
ランプ装置を無くし、前記注水金具又は排水金具に付設
した位置決め装置により注水装置又は排水装置に搬入さ
れた圧力容器を自動的に位置決めして、前記注水金具又
は排水金具に対する圧力容器の口金の芯出しが容易かつ
迅速に行なえるようにした圧力容器耐圧試験装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、注水装置、耐圧測定装置及び排水装置
が行程順に並設されると共に、前記各装置に搬送台が個
別に設けられていて、圧力容器を前記各搬送台に行程順
に移送させる移送装置が設けられている圧力容器耐圧試
験装置において、前記注水装置又は排水装置のコラムに
沿って上下移動可能に設けられた注水金具又は排水金具
に位置決め装置が付設され、前記注水金具又は排水金具
の下降に伴い、前記位置決め手段が前記搬送台に載置さ
れている前記圧力容器の上側壁に当接して、前記圧力容
器を変位させることにより、前記圧力容器の口金を前記
金具に対し芯出しするように構成されている。前記搬送
台は、その搬送方向に対して直角方向へ移動自在に配設
すると効果的である。
【0006】前記位置決め装置は、前記注水金具又は排
水金具に固着した半径方向へ突出する支持部と、該支持
部に揺動自在に枢支され、かつ相対向する複数のガイド
アームと、前記ガイドアームの先端当接部を前記金具の
軸線側へ付勢するばね装置とにより構成されている。
【0007】
【作用】上記構成により、圧力容器が前記搬送台に載置
して注水又は排水装置に搬入されると、前記注水又は排
水金具が下降し、該注水又は排水金具に設けた前記位置
決め装置が前記圧力容器の上側壁に当接して、前記圧力
容器の軸線と前記注水又は排水金具の軸線が一致するよ
うに前記圧力容器を変位させて位置決めする。このと
き、圧力容器は前記搬送台に載置されていて搬送方向へ
移動自在であるが、前記搬送台自体を搬送方向に対して
直角方向へ移動自在に配設しておくと、前記圧力容器は
小さな力でスムーズに変位可能となり、前記注水又は排
水金具に対する前記圧力容器の口金の芯出しが容易かつ
迅速に行なわれる。また、底部が傷んで変形した圧力容
器が傾いて搬入された場合でも、前記位置決め装置は容
器底部から最も離れた上側壁に当接しこれを押動するの
で、比較的小さな力で前記圧力容器を変位させて位置決
めさせ得る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る圧力容器耐圧試験装置の平
面図である。注水装置1、耐圧測定装置2及び排水装置
3は、図示のように行程順に並設され、かつ各装置1〜
3にはそれぞれローラコンベアを備えた搬送台4〜6が
搬送方向へ行程順に配列して個別に設けられている。ま
た、搬送台4の端部に搬入用コンベア7が配設され、搬
送台6の端部に搬出用コンベア8が配設されている。注
水装置1、耐圧測定装置2及び排水装置3自体はいずれ
も、従来装置、例えば前述した特開昭64−43741
号公報に記載のものと実質的に同一であるので、以下に
おいては概略のみ説明する。
【0009】圧力容器Aを各搬送台4〜6に工程順に移
送させる移送装置10は、搬送台4〜6に沿って配設し
た案内レール11と、該案内レール11上を移動自在の
移送台12と、該移送台12を案内レール11に沿って
往復移動させるエアシリンダ13とを備えている。移送
台12には、各搬送台4〜6に対応する移送アーム14
〜16が枢支ピン17を介して回動自在に枢着されてい
る。各移送アーム14〜16はエアシリンダ18により
搬送台4〜6の搬送領域に搬送方向に対して直角方向に
突出する作動位置(図1の実線)と、移送台12上に位
置する待機位置(図1の仮想線参照)との間を回動変位
せしめられるようになっている。搬送台4及び5に対応
する移送アーム14及び15はそれぞれ2本からなり、
図1の実線で示す作動位置にある時、搬送台4及び5に
載置している圧力容器Aの胴部を両側から挟み付けて搬
送台4及び5のほぼ中央部にクランプする。一方、搬送
台6に対応する移送アーム16は1本だけで、作動位置
にあるとき、搬送台6に載置している圧力容器Aの胴部
側面に当接する。そして、各移送アーム14〜16が作
動位置にある状態で、移送台12をエアシリンダ13に
より搬送方向へ所定距離だけ前進移動させると、搬送台
4に載置している圧力容器Aが搬送台5に移送されると
同時に、搬送台5に載置している圧力容器Aが搬送台6
に移送され、さらに、搬送台6に載置している圧力容器
Aが搬出用コンベア8に移送される。一方、搬送台4に
は搬入用コンベア7により次の圧力容器Aが搬入され
る。続いて、各移送アーム14〜16をエアシリンダ1
8により仮想線で示す待機位置に回動変位させた後、エ
アシリンダ13により移送台12を後退移動させて、図
1に示す位置に戻る。
【0010】搬送台4は、図2に良く示されているよう
に、注水装置1のフレーム21に多数のローラベアリン
グ22を介し搬送方向に対して直角方向へ移動自在に支
持され、かつ、フレーム21との間に介装した位置調整
ばね23により、図1及び図2に示す中立位置(搬送位
置)に戻るように付勢されている。フレーム21にはコ
ラム24が立設され、該コラム24の上端に搬送台4の
上方へ延びるアーム25が固設されている。該アーム2
5には搬送台4のほぼ中央部に対向位置するようにエア
シリンダ26が固装され、該エアシリンダ26のピスト
ンロッド27に注水金具28が取り付けられている。
【0011】注水金具28には、圧力容器Aの口金を注
水金具28のノズル29に芯出しするための位置決め装
置30が設けられている。該位置決め装置30は、図5
に示すように、注水金具28の上側部に直径方向に相対
向して固着され、半径方向へ突出する一対の支持ブラケ
ット31と、各支持ブラケット31に枢支ピン32を介
して揺動自在に枢支された揺動アーム33とを備えてい
る。各揺動アーム33の下端には水平方向へ延びる取付
板34が固着されている。該取付板34は中央部分がア
ーム33に固着され、両端部が注水金具28側へ屈曲し
た形状を有し、両屈曲端部34a,34aにガイドアー
ム35,35が垂下状態に取り付け固定されており、4
本のガイドアーム35が注水金具28の周囲に等間隔を
おいて配設されると共に、各ガイドアーム35の先端当
接部にボール36が回転自在に装着されている。一方、
支持ブラケット31に固装されたばね収容筒37に装入
した押しばね38で揺動アーム33を押圧することによ
り、4本のガイドアーム35が注水金具28の軸芯に向
けて付勢されている。このような4本のガイドアーム3
5により直径の小さい容器の芯出しが可能になる。
【0012】耐圧測定装置2の搬送台5はフレーム40
に沿って搬送方向に対して直角方向へ移動自在に支持さ
れ、フレーム40の側部に配設したエアシリンダ41に
より図1及び図3の実線に示す搬送位置と仮想線で示す
試験位置との間を往復移動せしめられるようになってい
る。フレーム40にはコラム42が立設され、該コラム
42の中間位置にクランプ装置43が取り付けられてい
る。クランプ装置43は搬送台5に載置して試験位置ま
で移動されてきた圧力容器Aを挟み付けて固定保持する
2本のアーム44,44を有している。コラム42の上
端に搬送台5側へ延びるアーム45が固設されている。
該アーム45には中心線が試験位置に移動した圧力器A
の軸芯とほぼ一致するようにエアシリンダ46が垂直状
態に配設され、そのピストンロッド47に取付金具48
が取付け固定されている。取付金具48には、外部の加
圧装置に接続している回転継手49と蓋体50とが同軸
上に取り付けられ、圧力容器Aの口金aにねじ嵌合され
るねじ継手51が回転継手49に接続され、蓋体50の
下面から突出している。また、取付金具48に取付け固
定したブラケット52がコラム42に固装した案内レー
ル53に沿って上下方向に摺動自在に設けられていて、
該ブラケット52に固装したモータ54によりねじ継手
51が回転駆動されるようになっている。フレーム40
の下方には蓋体50と相対向し、かつ、同軸上に配置し
た水槽55が設けられている。
【0013】排水装置3の搬送台6は、注水装置1の搬
送台4と同様に、フレーム56に多数のローラベアリン
グ22を介し搬送方向に対して直角方向へ移動自在に支
持され、かつ、フレーム56との間に介装した位置調整
ばね23により、図1及び図4に示す中立位置(搬送位
置)に戻るように付勢されている。フレーム56にはコ
ラム57が立設され、該コラム57の中段に第1アーム
58が上下方向へ摺動自在に取り付けられると共に、上
段に第2アーム59が上下方向へ摺動自在に取り付けら
れていて、第1アーム58はエアシリンダ60により上
下動せしめられ、第2アーム59はエアシリンダ61に
より上下動せしめられるようになっている。第1アーム
58には、搬送台6のほぼ中央部に対向位置するように
排水金具62が取付け固定されている。また、第2アー
ム59には外部の排水タンクに接続する排水管63が排
水金具62と同軸芯上に垂直方向へ配設して取り付けら
れている。該排水管63は排水金具62を貫通して延
び、先端に排水ノズル64が装着されている。
【0014】排水金具62には、圧力容器Aの口金aを
排水ノズル64に芯出しするための位置決め装置30が
設けられている。該位置決め装置30は、注水装置1の
注水金具28に取り付けたものと全く同一の構成である
ので、説明は省略する。
【0015】上記のように構成された圧力容器耐熱試験
装置は、図1に示すように、前行程を完了して各搬送台
4〜6に移送されてきた3つの圧力容器Aに対して、そ
れぞれ注水、耐圧試験及び排水の各行程が同時に行なわ
れる。このとき、各移送アーム14〜16はそれぞれ仮
想線に示す待機位置に回動変位されている。
【0016】まず、注水行程について説明する。搬入用
コンベア7を経て搬送台4のほぼ中央部まで搬入された
圧力容器Aは、注水金具28の下方にほぼ同軸芯上に位
置されるのであるが、図6に示すように、圧力容器Aが
注水金具28の軸芯に対して若干ずれている場合や、図
7に示すように、容器底部が傷んで変形しているため
に、圧力容器Aが傾いている場合がある。このような状
態で、注水金具28が下降すると、位置決め装置30の
4本のガイドアーム35の先端当接部のボール36が圧
力容器Aの上側壁に当接して、圧力容器Aの軸線が金具
28の軸線に一致するように圧力容器Aを変位させ、図
5(a)に示すように圧力容器Aの口金aを注水金具2
8に対して自動的に芯出しし、ノズル29が口金aに挿
入する。このとき、搬送台4に載置されている圧力容器
Aは、搬送台4のローラコンベアを介して搬送方向へ容
易に移動し得ると共に、搬送台4自体が搬送方向へ移動
可能となっているので、重量の大きい圧力容器Aでも容
易に、かつ確実に変位して位置決めされる。また、ガイ
ドアーム35のボール36は圧力容器Aの底部から最も
離れた部位である上側壁に当接して圧力容器Aを変位さ
せるので、図7のように傾いている圧力容器Aでも比較
的小さな力で真直に起こすことができる。このように注
水金具28に対して芯出しされた圧力容器Aにノズル2
9を通じて水を注入し、満水にしたのち、注水金具28
及び位置決め位置30が上昇して注水行程を完了する。
【0017】次に、耐圧試験行程を説明する。搬送台5
には、注水行程を完了した圧力容器Aが載置されてい
る。まず、搬送台5をエアシリンタダ41により仮想線
で示す試験位置まで移動させると、該搬送台5と一緒に
試験位置迄移動した圧力容器Aは蓋体50の下方に位置
される。続いて、クランプ装置43が作動し、両アーム
44,44により圧力容器Aを挟み付けてクランプする
と、圧力容器Aの口金aがねじ継手51と同軸上に芯出
しされる。この状態で、エアシリンダ46が作動して蓋
体50及びねじ継手51が下降し、ねじ継手51が口金
aに挿入される。続いて、ねじ継手51がモータ54に
より回転せしめられて口金aにねじ込まれる。次に、搬
送台5をエアシリンダ41により実線で示す搬送位置に
戻したのち、クランプ装置43によるクランプを解除
し、再びエアシリンダ46が作動して蓋体50と一緒に
圧力容器Aを下降させ、水槽55内に圧力容器Aを沈め
て蓋体50により水槽55を密閉した状態で、図示しな
い加圧装置により圧力容器Aに圧力をかけ、その膨脹量
を測定装置により測定する。測定が完了すると、上記と
は逆の順序を経て圧力容器Aを搬送台6に戻し、次の行
程に備える。
【0018】次に、排水行程について説明する。搬送台
5には、耐圧試験装置行程を完了した圧力容器Aが載置
されている。該圧力容器Aは排水金具62の下方にほぼ
軸芯上に位置位置されるが、注水行程の場合と同様に、
図6に示すように圧力容器Aが排水金具62の軸芯に対
し若干ずれたり、図7に示すように圧力容器Aが傾いて
いる場合がある。このような状態で、エアシリンダ60
により第1アーム58を介して排水金具62を下降させ
ると、排水管63も一緒に下降するが、注水行程の場合
と同様に、位置決め装置30の4本のガイドアーム35
の先端当接部のボール36が圧力容器Aの上側壁に当接
して、圧力容器Aの軸線が排水金具62の軸線に一致す
るように圧力容器Aを変位させる。そして、図5(a)
に示すように圧力容器Aの口金aが排水金具28に対し
て自動的に芯出しされ、排水金具62が口金aに押圧さ
れた状態で、排水ノズル64が口金aに挿入する。続い
てエアシリンダ61が作動して、第2アーム59を介し
て排水管63を下降させ、先端の排水ノズル64が圧力
容器Aの底部に達するまで下降させる。しかるのち、排
水金具62に設けた図示しないエア通路を通じて圧力容
器A内に圧縮空気を供給し、その圧力で圧力容器A内の
水を排水管63を通じて排出させる。さらに排出した圧
力容器A内に前記エア通路を通じて蒸気を送入したの
ち、再び圧縮空気を送入して圧力容器A内を完全に乾燥
させる。この状態で排水金具62及び排水管63が元の
位置まで上昇して排水行程を完了する。
【0019】上述した注水行程、耐圧試験行程及び排水
行程が同時に行なわれて完了すると、移送台12の移送
アーム14〜16が、前述のようにエアシリンダ18に
より図1の実線で示す作動位置に回動変位せしめられ、
搬送台4に載置している注水行程を完了した圧力容器A
を2本の移送アーム14,14で挟み付けると共に、搬
送台5に載置している耐圧試験行程を完了した圧力容器
Aを2本の移送アーム15,15で挟み付け、さらに移
送アーム16を搬送台6に載置している排水行程を完了
した圧力容器Aに当接させた状態で移送台12をエアシ
リンダ13により搬送方向へ所定距離だけ前進移動させ
ると、搬送台4上の圧力容器Aが搬送台5に移送される
と同時に、搬送台5上の圧力容器Aが搬送台6に移送さ
れ、さらに搬送台6の上の圧力容器Aが搬出用コンベア
8に移送される。一方、搬送台には次の圧力容器Aが搬
入用コンベア7により搬入される。続いて、各移送アー
ム14〜16をエアシリンダ18により仮想線で示す待
機位置に回動変位させた後、エアシリンダ13により移
送台12を後退移動させて、図1に示す位置に戻る。そ
して、再び上記同様の作動を繰り返し、注水行程、耐圧
試験行程及び排水行程が同時に行なわれる。
【0020】上記の実施例では、搬送台4〜6にローラ
コンベアを配設したが、ローラ付チェンコンベア、スラ
ットコンベアその他、重量のある圧力容器Aを載置して
円滑に搬送させ得るものであればどのようなタイプの搬
送手段であってもよい。なお、ローラ付チェンコンベア
あるいはスラットコンベアを採用した場合、前記移送装
置の代りにコンベア自体で圧力容器を移送することにな
る。
【0021】また、搬送方向に対して直角方向へ移動自
在にした搬送台4及び6を中立位置(搬送位置)に戻す
ように付勢する手段としてばね装置を用いたが、シリン
ダ装置を採用することも可能である。また、位置決め装
置のばね装置は、エアシリンダに代えることも可能であ
る。さらに、位置決め装置のガイドアーム同志をクラン
ク機構により同調移動させるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧力容器の耐圧試験における注水行程及び排水行程で、
注水金具または排水金具に対する圧力容器の口金の芯出
しが容易かつ迅速に行なえ、圧力容器の耐圧試験の処理
時間を大幅に短縮できる。また、注水行程及び排水行程
では従来装置のように圧力容器のクランプ装置を必要と
しないので、装置全体を小型化でき、省スペース化が図
れる等実用上の効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧力容器耐圧試験装置の平面図で
ある。
【図2】同注水装置の側面図である。
【図3】同耐圧測定装置の側面図である。
【図4】同排水装置の側面図である。
【図5】(a)は同位置決め装置の一部縦断正面図、
(b)は同平面図、(c)は同側面図である。
【図6】同位置決め装置の動作説明図である。
【図7】同位置決め装置の別の動作説明図である。
【符号の説明】
1 注水装置 2 耐圧測定装置 3 排水装置 4〜6 搬送台 10 移送装置 28 注水金具 29 注水ノズル 30 位置決め装置 35 ガイドアーム 62 排水金具 64 排水ノズル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 3/00 - 3/62 G01M 3/32 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注水装置、耐圧測定装置及び排水装置が
    行程順に並設されると共に、前記各装置に搬送台が個別
    に設けられていて、圧力容器を前記各搬送台に行程順に
    移送させる移送装置が設けられている圧力容器耐圧試験
    装置において、 前記注水装置又は排水装置のコラムに沿って上下移動可
    能に設けられた注水金具又は排水金具に位置決め装置が
    付設され、前記注水金具又は排水金具の下降に伴い、前
    記位置決め装置が前記搬送台に載置されている前記圧力
    容器の上側壁に当接して、前記圧力容器を変位させるこ
    とにより、前記圧力容器の口金を前記注水金具又は排水
    金具に対し芯出しするように構成されている圧力容器耐
    圧試験装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送台がその搬送方向に対して直角
    方向へ移動自在に配設されると共に、前記配送台を搬送
    位置に戻すように付勢する手段が設けられていて、前記
    圧力容器を前記搬送台上を変位させ、あるいは前記搬送
    台と共に変位させることによって、前記圧力容器の口金
    を前記注水金具又は排水金具に対し芯出しするように構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の圧力容器
    耐圧試験装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め装置が、前記注水金具又は
    排水金具に固着した半径方向へ突出する支持部と、該支
    持部に揺動自在に枢支され、かつ相対向する複数のガイ
    ドアームと、前記ガイドアームの先端当接部を前記金具
    の軸線側へ付勢するばね装置又はエアシリンダ装置とに
    より構成されている請求項1又は2記載の圧力容器耐圧
    試験装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドアームの先端当接部にボール
    が回転自在に装着されている請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載の圧力容器耐圧試験装置。
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