JP2730712B2 - Lpガス充填装置 - Google Patents

Lpガス充填装置

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JP2730712B2
JP2730712B2 JP19044393A JP19044393A JP2730712B2 JP 2730712 B2 JP2730712 B2 JP 2730712B2 JP 19044393 A JP19044393 A JP 19044393A JP 19044393 A JP19044393 A JP 19044393A JP 2730712 B2 JP2730712 B2 JP 2730712B2
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gas container
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガス容器にLPガスを
充填する際にガス容器の開閉バルブを開き、ガス充填ノ
ズルを開閉バルブ本体のガス充填口に接続し、ガスの充
填が終了した後に開閉バルブを締める作業を自動化する
LPガスの充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LPガスの充填作業は種々の充填
装置を用いて行なわれているが、それらの装置はいずれ
もガス容器のガス充填口に対するガス充填ノズルの接続
と取り外し、及び開閉バルブの開閉は作業者自身が手作
業で行なわなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、本願出願人は
先願(特開昭59−93598 号公報)で充填作業の集中化及
びその合理化を図るために、ガス充填場所へのガス容器
の搬入とその搬出を自動的に行なう様にしたLPガスの
充填装置を出願している。上記した装置は、ターンテー
ブルの定位置に搬入口及び搬出口を設け、各口にガス容
器を移送する搬入路、搬出路を連設してある。そして、
上記搬入路によりターンテーブルの上面同一円周上に定
間隔をおいて配設される容器載部にガス容器を自動的に
搬入せしめ、容器載部に載せられたガス容器のガス充填
口にガス充填機のガス充填ノズルを作業者が手作業で接
続する。そして、上記ガス容器が搬入口から搬出口へと
ターンテーブルの回転より移送される間に所定量のLP
ガスが充填し、搬出口まで移送されてきた際にガス容器
のガス充填口からガス充填ノズルを手作業で取り外して
いる。
【0004】また、上記した従来装置では、ガス充填ノ
ズルを接続する際に、充填ノズルに対する容器のガス充
填口の方向と位置合わせを作業者が容器を回しながら行
なう必要があり、この作業は大変重労働であった。この
ことから、上記作業を自動化することが望まれていた。
【0005】本願発明は上記した如き事情に鑑みなされ
たものであり、ガス容器のガス充填口とガス充填ノズル
との方向及び位置合わせと開閉バルブの開閉作業を自動
化し、これによりガス充填作業の合理化を図ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本願のLPガス充填装置は、正立状態で搬入され
て来るガス容器の外周部を受け止め該ガス容器の軸芯を
所定の位置に設定した垂直な基準芯に一致させた状態で
保持するクランプ機構と、上記ガス容器の直上に設置
し、ガス容器開閉バルブのハンドルに対して下降上昇自
在且つ回転動自在に支持したバルブ開閉ヘッドと、開閉
バルブ本体の平面視外周に係合する形状を構成する係合
体を具備し、この係合体をバルブ開閉ヘッドとガス容器
の開閉バルブとの間を結ぶ基準芯上に対して進退動自在
且つ基準芯に沿って昇降動自在に支持し、且つ上記係合
体を開閉バルブ本体対して上方から押し付けながら水平
回動させることにより開閉バルブ本体外周との形状一致
により同係合体が開閉バルブ本体外周に係合するように
構成したバルブ方向検出部と、上記バルブ方向検出部に
して方向及び上下位置関係を対応させ、バルブ方向検出
部と共に基準芯を中心にして回動可能に支持し、且つ開
閉バルブ本体のガス充填口に対して水平進退動可能に支
持したガス充填ノズルとからなるものである。
【0007】
【作用】以上の手段によれば、成立状態で搬入されてく
るガス容器は外周部をクランプ機構により受け止められ
ることにより、ガス容器の軸芯が所定の位置に設定した
基準芯に一致した状態で保持される。上記したように保
持されるガス容器の直上部にはバルブ開閉ヘッドが設置
され、上記ガス容器の開閉バルブに対して下降、上昇動
自在且つ係合回転動自在に支持される。よって、上記バ
ルブ開閉ヘッドは、下降することによりガス容器の開閉
バルブのハンドルと係合し、左回転動することにより開
閉バルブが開かれ、右回転動することにより同開閉バル
ブが閉められる。
【0008】バルブ方向検出部の係合体はバルブ開閉ヘ
ッドの平面視外周形と係合し得る形状を構成する。また
上記係合体は、バルブ開閉ヘッドとガス容器の開閉バル
ブとの間を結ぶ基準芯上に対して進退自在に支持される
と共に、基準芯上を昇降動する。上記係合体は、必要時
に基準芯上へ向けて移動し、基準芯上を下降することに
より、ガス容器の開閉バルブ本体に対して上方から押し
付けると同時に水平方向に回動する。そして、係合体は
開閉バルブ本体の外周形状に形状一致した角度で開閉バ
ルブ本体と係合し、この係合関係に基づいて開閉バルブ
本体及びガス充填口の方向と位置を検出する。検出後の
バルブ方向検出部は上昇した後に基準芯上から後退す
る。
【0009】上記バルブ検出部に方向及び上下位置関係
を対応させて所定の位置に設置されるガス充填ノズル
は、基準芯を中心にして上記バルブ方向検出部と共に回
動可能に支持されている。よって、上記したようにバル
ブ方向検出部が開閉バルブ本体に係合することにより、
ガス充填ノズルは同開閉バルブ本体の側面に設けられる
ガス充填口に対して位置合わせが行なわれ、水平に進動
することによりガス充填口に接続され、退動によりガス
充填口から離脱する。
【0010】次ぎにガス充填作業の作動工程の一例を説
明する。
【0011】所定の位置に搬入されてくるガス容器は、
クランプ機構により基準芯と同芯させた状態で保持さ
れ、不特定の方向を向く開閉バルブの方向と位置をバル
ブ方向検出部にて検出することにより、ガス充填ノズル
と開閉バルブ本体のガス充填口との位置合わせがおこな
われ、ガス充填ノズルが接続される。そして、バルブ方
向検出部が基準芯上から後退した後、バルブ開閉ヘッド
の下降、回転により上記開閉バルブのハンドルを回し開
いてガスの充填を行なう。ガスの充填後、開閉バルブの
ハンドルを閉め、ガス充填ノズルが後退し、バルブ開閉
ヘッドが上昇すると充填工程が終了する。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したも
のであるから、所定の位置に搬入されてくるガス容器の
ガス充填口とガス充填ノズルとの位置合わせと接続、離
脱、及び開閉バルブの開閉作業を全て自動的に行なうこ
とができるようになり、重労働であったLPガスの充填
作業を合理的に自動化することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1及び図2にて示すLPガス充填装置
は、搬入コンベアcにより搬入されて来るガス容器aを
所定位置(基準芯e)にて保持し、このガス容器aの開
閉バルブa1を開いた後、該開閉バルブの本体a1’の
ガス充填口a3に対してガス充填ノズル7を接続し、所
定量のLPガスを充填した後、上記開閉バルブa1を閉
めるガス充填作業を自動的に行なうものであり、搬入コ
ンベアcが接続されるターンテーブルd上に設置させれ
ている。
【0015】尚、LPガス充填装置に対してガス容器a
を搬入する搬入コンベアcの途中には、搬入コンベアc
上を移動するガス容器a毎に重量を測定する電子秤(図
示せず)、ガス容器aの周面に書き込まれる容器種類情
報等のバーコードを読み取るバーコード読取装置、上記
電子秤にて測定した各ガス容器a毎の重量に基づいてガ
ス容器a内の残ガス量、及び個々のガス容器aを満充填
する為に必要なガス充填量を算出すると共に、各ガス容
器aに対するガス充填量を制御する制御部(図示せず)
を設置してある。
【0016】また、上記LPガス充填装置は搬入コンベ
アcの終端部が接続されるターンテーブルdの外周部に
沿って複数台定間隔を置いて設置され、ターンテーブル
dの回転によりテーブルd上の各LPガス充填装置が搬
入コンベアcの終端部に対して順番に通過する。そし
て、ターンテーブルd上の各LPガス充填装置は、搬入
コンベアcを通過する際に受け取ったガス容器aに対
し、ターンテーブルdが略1回転する間に上記制御部
(図示せず)により算出した所定量のガスを充填する。
また、所定量のガスが充填されたガス容器は、上記搬入
コンベアcと平行する形で設置される搬出コンベアgに
移し変えられ、所定の回収場所へ向けて搬送される。
【0017】上記LPガス充填装置は、搬入コンベアc
により正立状態で搬入されて来るガス容器aの外周部を
受け止めることにより同容器aの軸芯を基準芯eに一致
させた状態で保持するクランプ機構1、上記ガス容器a
の直上に設置し、ガス容器aの開閉バルブa1のハンド
ルa2に対して下降上昇自在且つ係合回転動可能に支持
するバルブ開閉ヘッド3、上記バルブ開閉ヘッド3とガ
ス容器aの開閉バルブa1との間を結ぶ基準芯e上に対
して進退動自在且つ基準芯上を昇降動自在に支持するバ
ルブ方向検出部5、このバルブ方向検出部5と共に基準
芯eを中心にして回動可能に支持し、開閉バルブa1の
ガス充填口a3に対して接続可能に構成したガス充填ノ
ズル7から構成され、各部材はターンテーブルdの外周
部に立設する機枠9に対して取付支持してある。
【0018】搬入コンベアcからターンテーブルd上に
正立状態で搬入されたガス容器aは、クランプ機構1に
より外周部を保持される。クランプ機構1は、図1、図
2にて示すように円筒形のガス容器a外周部を両側から
挟む上下両クランプ11,12を具備し、この両クラン
プ11,12を機枠9の下部において上下に間隔を置い
て取付支持している。ガス容器aの上部を保持する一方
のクランプ11は、図5にて示すようにガス容器aの外
周を挟んで保持する一対のクランプ体11a,11bを
有する。
【0019】クランプ体11a,11bの保持部分は略
く形に切欠形成され、ガス容器aの外周面に当接する両
突出端にはローラ13cが設けてある。両クランプ体1
1a,11bを支持するアーム13a,13bの基端は
機枠9に対して水平に取付けられる摺動板14に沿って
摺動自在に取り付け支持し、これにより両クランプ体1
1a,11b相互がガス容器aの軸芯へ向けて同時に接
近したり離間したりするように構成してある。
【0020】上記した両クランプ体11a,11bから
は内側へ向けてラック15a,15bを突出させると共
に、平行状態で対向する両ラック15a,15bの歯面
の間にギヤ16を挟む形で歯合させてある。上記ギヤ1
6は軸17を介して駆動ギヤ18と一体的に回転する。
図4にて示すように、駆動ギヤ18はエアシリンダ19
により直線往復動するラック20と歯合している。よっ
て、上記エアシリンダ19によるラック20の往復直線
駆動によって駆動ギヤ18及びギヤ16が回転し、該ギ
ヤ16と歯合する両ラック15a,15bが外側若しく
は内側へ向けて同時に平行移動することにより、クラン
プ11a,11bの開け締めが行なわれる。
【0021】上記した上部クランプ11は、支持基板で
ある摺動板14を、機枠9に対して2本垂直に取り付け
られるガイド杆21に沿って摺動可能に取付支持すると
共に、ロッドレスエアシリンダ22の作動により所定高
さまで移動できるように構成し、これによりガス容器a
の大きさに対応して上部保持位置を変更できるようにし
てある。
【0022】一方、ガス容器aの下部を保持するクラン
プ12は、上記したクランプ11と全く同様に構成さ
れ、クランプ11と同調して作動するが、機枠9に対し
て取付固定されている。即ち下部クランプ12はガス容
器aに対する保持位置が固定されている。上記した下部
のクランプ12には搬送コンベアcから移されたガス容
器aの下部を所定の位置にて受け止めるがストッパ25
が設けてある。ストッパ25はエアシリンダ25aによ
り支持され、ガス容器aの径に対応して基準芯eへ向け
て移動可能に支持してある。
【0023】上記したように構成した両クランプ11,
12によりガス容器aの外周部をクランプすると、該ガ
ス容器aは軸芯を基準芯eに一致した状態で保持される
(図1)。尚、クランプ機構1により保持されるガス容
器aの接地面には電子秤bが設けてある。電子秤bは前
記した制御部(図示せず)と電気的に連絡し、ターンテ
ーブルd上を移動中におけるガス容器aの重量変化、即
ちLPガスの充填量を測定し、その測定信号を制御部へ
向けて出力している。また、電子秤bの上面には多数の
ローラを並設し、搬入コンベアcから移されるガス容器
aの接地面の滑べりが円滑に行なわれるようにしてあ
る。
【0024】上記したように基準芯eに一致した状態で
保持されるガス容器aの直上部にはガス容器aの開閉バ
ルブa1のハンドルa2を開閉するバルブ開閉ヘッド3
が設けてある。図3にて示すように、バルブ開閉ヘッド
3は開閉バルブa1のハンドルa2に対して上方から嵌
合するヘッド部31を備えている。ヘッド部31は基準
芯e上に沿って垂直に設けられるエアシリンダ32のピ
ストンロッド33下端に取付固定され、上記ピストンロ
ッド33の進退に伴って基準芯e上をハンドルa2へ向
けて降下、上昇する。上記したピストンロッド33には
スプライン溝が形成してあり、シリンダ筒34の下面壁
を貫通している。また、上記シリンダ筒34は、エアシ
リンダ32の上部に取り付けられる歯車機構35を介し
てモータ36と連絡し、該モータ36の駆動により正回
転/逆回転し、さらに前記スプライン係合を介してヘッ
ド部31が回動するように構成してある。即ち、上記ヘ
ッド部31はエアシリンダ32とモータ36の駆動によ
り基準芯eに沿って降下/上昇可能及び正逆回転可能に
支持される。
【0025】上記エアシリンダ32は、機枠9側の取付
基台40を垂直に貫通する形で固定してあり、その外周
に歯車板41を回動自在に嵌装してある(図7)。歯車
板41は歯車42を介してステッピングモータ43に連
絡している。また、上記歯車板41の一端は後述するバ
ルブ方向検出部5とガス充填ノズル7を取付支持する回
動枠45の一側部に固定して一体化してある(図1
0)。略三角形に形成される回動枠45は、垂直な一辺
部の中間部を上記歯車板41に取付固定すると共に、一
辺部の上端部を取付基台40に対して固定されるガス供
給管91のスイベルジョイント92により軸支してあ
る。よって、上記回動枠45は、取付基台40と共に昇
降動すると共に、モータ43の駆動により、基準軸eを
回転中心として略180゜の範囲で回動する。
【0026】上記取付基台40は、機枠9上部の両側部
に沿って垂直に設けたガイドレール46に沿って上下摺
動可能に支持してある。また、取付基台40から背面側
へ向けて突出させた腕体47の先端を、機枠9上部と中
位置に設けたプーリ48a,48bの間に架設したチェ
ーン48cに連結してある。そして、下側のプーリ48
bに設けたブレーキ付エアモータ49の回転駆動により
上記取付基台40及び回動枠45が上記ガイドレール4
6の範囲で降下、上昇するように構成してある。また、
取付基台40には機枠9上部両側に設けた滑車61に掛
回したワイヤ62の一端を接続すると共に、上記ワイヤ
62の他端にウエイト63を吊持し、これにより、取付
基台40と上糸63との重さのバランスを取り、上記エ
アモータ49により取付基台40を昇降動する際の負荷
を低減している。
【0027】バルブ方向検出部5は、様々な方向へ向い
た状態で運び込まれるガス容器aの開閉バルブa1の方
向を検出するものであり、図6にて示すように、両端へ
向けてピストンロッドが突出するエアシリンダ52の各
々のロッド先端に、開閉バルブ本体a1’の外周に係合
する係合片51a,51bを取付支持してある。また、
上記エアシリンダ52の中心部には開閉バルブa1のハ
ンドルa2に対して当接する当接体56を真下へ向けて
弾性的に出没するように軸支してある。上記エアシリン
ダ52はエアシリンダ53のピストンロッド53aの先
端から水平に延出させた回動アーム55の先端に取付支
持してある。エアシリンダ53は弾性エアシリンダ54
と直列接続した状態で回動枠45の垂直辺部に対して取
付支持され、54ピストンロッド53aを真下へ向けた
状態で支持されている。エアシリンダ53はピストンロ
ッド53aの上下伸縮駆動と回転駆動を行なうものであ
り、ピストンロッド53aの回動により、回動アーム5
5先端に設けた係合片51a,51bの中心部がバルブ
開閉ヘッド3とガス容器aの開閉バルブa1を結ぶ基準
芯e上の位置と、開閉バルブa1から外れる位置との間
を回動する。また、エアシリンダ53の伸縮動により、
基準芯e上に位置する係合片51a,51b及び当接体
56が開閉バルブa1に対して下降/上昇するように構
成してある。
【0028】上記した係合片51a,51bは、エアシ
リンダ52のピストンロッドの先端に取付られることに
より、図6にて示す如く開閉可能に支持され、開状態に
おいて両係合片51a,51bの間隔がハンドルa2の
直径より大きくなり、両係合片51a,51bの間をハ
ンドルa2が上下に通過するように構成してある。ま
た、係合片51a,51bが閉じた状態にある時は、両
係合片51a,51bの先端に形成した切欠部57a,
57bが開閉バルブ本体a1’のガス充填口a3とその
反対側の円周部の平面視外周形状と略一致し、両切欠部
57a,57bの間に開閉バルブ本体a1’が適宜なク
リアランスを介して嵌合するようになっている(図1
1)。例えば両係合片51a,51bを閉じた状態で開
閉バルブa1に対して上方から押し当てると、開閉バル
ブ本体a1’の方向と係合片51a,51bの切欠部5
7a,57bの方向が一致しない状態では係合片51
a,51b内に開閉バルブ本体a1’が嵌合することは
ない。しかし、係合片51a,51bを水平回動させて
両者の方向を一致させると、両係合片51a,51bの
切欠部57a,57bの間に開閉バルブ本体a1’が嵌
合し、その際の係合片51a,51bの方向により同バ
ルブ本体a1’の方向が検出される。
【0029】エアシリンダ53と直列的に接続される弾
性エアシリンダ54は、図6にて示すようにエアシリン
ダ53により開閉バルブ本体a1の直上まで降下させた
係合片51a,51bをガス充填口a3の半径程度の小
さなストロークにて且つ余分な負荷が生じないように弱
く且つ弾性的に押圧させるものであり、弾性エアシリン
ダ54による押圧力を与えながら係合片51a,51b
を回動させると、上記したように開閉バルブ本体a1’
の方向と係合片51a,51bの方向が一致した時点に
おいて、両者の形状一致により両係合片51a,51b
が弾性エアシリンダ54のストローク分だけ落ち込むこ
とになる。
【0030】係合片51a,51bを支持するエアシリ
ンダ52に設けられるセンサ58は、バルブ方向検出部
5の降下により当接体56がハンドルa2の上面に当接
した際に、当接体56の支軸56a上端に接触して作動
するものであり、同センサ58の作動に基づいてバルブ
方向検出部5の降下が停止し、さらにエアシリンダ52
が縮動して係合片51a,51bが閉じ、弾性エアシリ
ンダ54が伸動するようになっている。また、上記セン
サ58に並べて設けたセンサ59は、係合片51a,5
1bの方向と開閉バルブ本体a1’の方向が一致し、前
記したように係合片51a,51bが弾性エアシリンダ
54のストローク分だけ落ち込んだ際に当接体56の支
軸56a上端と接触して作動するものであり、同センサ
58の作動により方向の検出が確認される。
【0031】ガス充填ノズル7は、ガス容器aの開閉バ
ルブa1のガス充填口a3に対して水平に嵌挿して接続
するノズル71と、電磁弁72を具備し、ノズル71を
基準芯e、即ちガス容器の開閉バルブa1へ向けた状態
で回動枠45の底辺部に設けてある。上記電磁弁72の
後部にはガス供給管91との間を連絡するフレキシブル
管93を接続し、電磁弁72に対してLPガスの供給を
行なっている。電磁弁72とノズル部71を取付支持す
る摺動基板73は、回動枠45の底辺部に沿って水平に
設けたガイドレール74に沿って摺動自在に支持し、ロ
ッドレス式エアシリンダ75の駆動により基準芯eへ向
けて直線的に進退動するように構成してある。上記した
ノズル71の方向は前記したバルブ方向検出部5の係止
片51a,51bの方向と一致し、基準伸eへ向いてい
る。また、ノズル71と係止片51a,51bとの間の
上下方向の間隔は所定寸法を維持し、係止片51a,5
1bが開閉バルブ本体a1’の外周に嵌合した状態でノ
ズル71が開閉バルブa1のガス充填口a3の位置と一
致するように構成してある。
【0032】次ぎに上記した如く構成したLPガス充填
装置の作動工程を説明する。
【0033】搬入コンベアcに載せられて動コンベアの
終端まで搬送された来たガス容器aを自動投入機若しく
は手動により電子秤bの上に載せると、クランプ機構1
のエアシリンダ19が作動し、両クランプ11,12が
締められて上記ガス容器aの外周を両側から挟む形でク
ランプする。これにより、ガス容器aが基準芯eに一致
した状態で保持される。尚、ガス容器aは電子秤bの上
に載せられた時点で、開閉バルブa1のガス充填ノズル
a3がガス充填ノズル7側へ向けて180゜の範囲にあ
る必要がある。よって、搬入コンベアcにガス容器aを
載せる際には各ガス容器aのガス充填ノズルが上記18
0゜の範囲を向いた状態で載せることになる。また、上
下両クランプ11,12の間隔は充填を行なうガス容器
aの種類に対応し、ガス容器aの搬入前に変更される。
各ガス容器aの種類は搬入コンベアc途中に設けられる
バーコード読取装置(図示せず)により読取り、制御部
(図示せず)からの制御信号に基づいてロッドレスシリ
ンダ22を作動することにより行なわれる。
【0034】クランプ11,12によりガス容器aが保
持された後、プーリ48bのエアモータ49が作動し、
取付基台40の降下により、上昇位置にあったバルブ開
閉ヘッド3、及び基準芯e上に位置していたバルブ方向
検出部5が下降し、同検出部5の当接体56がハンドル
a2の上面に当接してセンサ58が作動する(図6)。
【0035】センサ58の作動に基づいてバルブ方向検
出部5のエアシリンダ52が縮動し、開状態にあった係
合片51a,51bが閉じられ、さらに弾性エアシリン
ダ54が伸動する。これにより閉状態の係合片51a,
51bが開閉ノズル本体a1’に対して比較的弱い力に
て弾性的に押し当てられる。大抵の場合、例えば図11
にて示すように開閉バルブ本体a1’の方向と、係止片
51a,51bの切欠57a,57bの形状の方向とが
一致しないことから、係止片51a,51bは開閉バル
ブ本体a1’の上部に押し当てられた状態となる(図
6)。
【0036】次いでバルブ開閉ヘッド3部のエアモータ
43が作動し、回動枠45と共にバルブ方向検出部5及
びガス充填ノズル5が回動する。この回動が進行する
と、ある時点で係止片51a,51bの切欠57a,5
7bとの形状が一致し、これにより、開閉バルブ本体a
1’の外側に係止片51a,51bが嵌合し、同係合片
51a,51bが図7にて示すように一段落込み、当接
体56の支軸56aの先端がセンサ59に当ってセンサ
59が作動する。センサ59の作動に基づいてエアモー
タ43の作動が停止し、上記係止片51a,51b及び
ガス充填ノズル7の回動も停止する。この時点で開閉バ
ルブa1の方向が検出され、ガス充填ノズル7は開閉バ
ルブa1のガス充填口a3に対し方向及び高さが共に一
致した状態となる。
【0037】センサ59の作動に伴ってバルブ方向検出
部5のエアシリンダ52が伸動して両係止片51a,5
1bが開き、次いでエアシリンダ53,54が共に縮動
してバルブ方向検出部5が上昇し、さらにエアシリンダ
54が90゜回動してバルブ方向検出部5が開閉バルブ
a1から後退し、図8にて示す位置で待機する。
【0038】バルブ開閉ヘッド3のエアシリンダ32が
伸動し、ヘッド部31が降下して開閉バルブa1のハン
ドルa2に対して上方から嵌合する。次いでモータ36
の駆動によりヘッド部31がハンドルa2を開方向へ回
動する。これにより開閉バルブa1は開いた状態とな
る。
【0039】ガス充填バルブ7のロッドレスエアシリン
ダ75が作動し、ノズル71が進動してノズル充填口a
3に接続され、電磁弁72が開弁してガス充填が開始さ
れる。ガスの充填量は電子秤bによるガス容器aの重量
変化に基づいて計測され、その値が制御部(図示せず)
へ向けて信号として送られる。
【0040】制御部(図示せず)からの制御に基づいて
所定量のガスが充填されると、電磁弁72が閉弁し、次
いでバルブ開閉ヘッドのモータ43の駆動によりヘッド
部31がハンドルa2を閉め方向に回動し、ガス容器a
の開閉バルブa1が閉められる。
【0041】その後、上記エアシリンダ75の作動によ
りガス充填ノズル7が退動して開閉バルブa1のガス充
填口a3から外され、次いでバルブ開閉ヘッド3が基の
位置まで上昇し、クランプ11,12が開かれ、取付基
台40の上昇によりバルブ開閉ヘッド3、バルブ方向検
出部5、ガス充填ノズル7が基の定位置まで上昇する。
さらに、エアモータ43の駆動により回動枠45が基の
位置まで逆に回動し、バルブ方向検出部5のエアシリン
ダ53が伸動、且つ90゜逆転し、充填装置は初期状態
に戻る。
【0042】上記した充填作業はターンテーブルdが1
回転する間に行なわれ、充填が終了したガス容器aは搬
送コンベアcと平行して設置される搬出コンベアgに自
動搬出機若しくは手動により移され、所定の回収場所ま
で搬送される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したLPガス充填装置を示す
側面図。
【図2】 同装置の正面図。
【図3】 バルブ開閉ヘッド部分を切欠して示す拡大
図。
【図4】 図2におけるIV-IV 線断面図。
【図5】 図2におけるV-V 線断面図。
【図6】 降下状態のバルブ方向検出部を一部切欠し
て示す拡大図。
【図7】 開閉バルブの方向を検出した状態のバルブ
方向検出部を一部切欠して示す拡大図。
【図8】 ヘッド部を降下させた状態のバルブ開閉ヘ
ッドを一部切欠して示す拡大図。
【図9】 ヘッド部を降下させた状態のバルブ開閉ヘ
ッド部分を一部切欠して示す側面図。
【図10】 図7におけるX-X 線断面図。
【図11】 図7におけるXI-XI 線断面図。
【符号の説明】
a・・・ガス容器 a1・・・開閉バルブ a1’・・・開閉バルブ本体 a2・・・ハンドル a3・・・ガス充填口 c・・・搬入コンベア e・・・基準芯 1・・・クランプ機構 3・・・バルブ開閉ヘッド 5・・・バルブ方向検出部 7・・・ガス充填ノズル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正立状態で搬入されて来るガス容器の
    外周部を受け止め該ガス容器の軸芯を所定の位置に設定
    した垂直な基準芯に一致させた状態で保持するクランプ
    機構と、上記ガス容器の直上に設置し、ガス容器開閉バ
    ルブのハンドルに対して下降上昇自在且つ回転動自在に
    支持したバルブ開閉ヘッドと、開閉バルブ本体の平面視
    外周に係合する形状を構成する係合体を具備し、この係
    合体をバルブ開閉ヘッドとガス容器の開閉バルブとの間
    を結ぶ基準芯上に対して進退動自在且つ基準芯に沿って
    昇降動自在に支持し、且つ上記係合体を開閉バルブ本体
    対して上方から押し付けながら水平回動させることによ
    り開閉バルブ本体外周との形状一致により同係合体が開
    閉バルブ本体外周に係合するように構成したバルブ方向
    検出部と、上記バルブ方向検出部にして方向及び上下位
    置関係を対応させ、バルブ方向検出部と共に基準芯を中
    心にして回動可能に支持し、且つ開閉バルブ本体のガス
    充填口に対して水平進退動可能に支持したガス充填ノズ
    ルとからなるLPガス充填装置。
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