JP3226384B2 - 天井用換気扇 - Google Patents

天井用換気扇

Info

Publication number
JP3226384B2
JP3226384B2 JP17510093A JP17510093A JP3226384B2 JP 3226384 B2 JP3226384 B2 JP 3226384B2 JP 17510093 A JP17510093 A JP 17510093A JP 17510093 A JP17510093 A JP 17510093A JP 3226384 B2 JP3226384 B2 JP 3226384B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
opening
connecting member
shaft
mounting frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17510093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0727389A (ja
Inventor
裕二 月足
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Carrier Corp filed Critical Toshiba Carrier Corp
Priority to JP17510093A priority Critical patent/JP3226384B2/ja
Publication of JPH0727389A publication Critical patent/JPH0727389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3226384B2 publication Critical patent/JP3226384B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は本体を天井に形成された
開口部から挿入して該開口部の周囲に設けられた取付枠
に取り付けられる天井用換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の天井用換気扇における従来の取
付構成は、図15に示すように、本体1を、天井板2に
形成された開口部3から天井裏に挿入し、本体1の下端
部のフランジ4を開口部3の周囲部に設けた木製の取付
枠5に木ねじ6により締め付けて固定するというもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の取付構成では、本体1を木枠5に取り付けた
り、木枠5から取り外したりする場合、作業者が一方の
手で本体1を支えながら、他方の手に持ったドライバー
で木ねじ6を締め付け方向、緩め方向に回さねばなら
ず、取り付け及び取り外し作業が面倒であるという問題
があった。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、本体の取り付け及び取り外し作業を容
易に行うことができる天井用換気扇を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の天井用換
気扇は、本体を天井に形成された開口部から挿入して該
開口部の周囲に設けられた取付枠に取り付けるものにお
いて、前記本体に設けられ、前記開口部の周縁部下面に
当接されるフランジと、前記本体の側面部に形成された
挿通孔と、前記本体の内側に前記挿通孔の近傍に位置し
て設けられた支持部材に軸を介して上下方向に回動可能
に支持された締付部材と、弾性を有する金属部材から途
中部分が略く字形に屈曲する二股状に形成され、基端部
が前記締付部材に対し前記軸から離れた部位において回
動可能に連結されると共に、先端部側に掛合部を形成し
てなり、前記挿通孔を通じて前記本体の内外方向に変位
可能な連結部材と、前記取付枠の上面部に固定され、前
記連結部材の掛合部が引っ掛けられる止め部材とを具備
し、前記連結部材は、前記本体の内側方向へ変位される
ことにより、前記開口部への本体の挿入に伴って少なく
とも前記掛合部側が前記取付枠を通過可能に構成され、
前記締付部材は、前記連結部材の前記掛合部が前記止め
部材に引っ掛けられた状態で下方へ回動操作されること
により、連結部材を下方に引っ張ってその反力により前
記本体を上方に付勢して前記フランジを前記開口部の下
面に押圧すると共に、自身は連結部材から受ける引っ張
り力により下方に回動された状態を保持するように構成
されていることを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の天井用換気扇は、連結部材
を板材により形成し、且つ該連結部材の先端部を斜め上
向きに曲がるガイド部として形成したことを特徴とする
ものである。
【0007】請求項3記載の天井用換気扇は、本体を天
井に形成された開口部から挿入して該開口部の周囲に設
けられた取付枠に取り付けるものにおいて、前記本体に
設けられ、前記開口部の周縁部下面に当接されるフラン
ジと、前記本体の側面部に形成された挿通孔と、前記本
体の内側に前記挿通孔の近傍に位置して設けられた支持
部材に軸を介して上下方向に回動可能に支持された締付
部材と、弾性を有する金属部材から途中部分が略く字形
に屈曲する二股状に形成され、基端部が前記締付部材に
対し前記軸から離れた部位において回動可能に連結され
ると共に、先端部側に前記取付枠の上面部に食い込んで
係止される係止爪部を突設してなり、前記挿通孔を通じ
て本体の内外方向に変位可能な連結部材とを具備し、前
記連結部材は、前記本体の内側方向へ変位されることに
より、前記開口部への本体の挿入に伴って少なくとも前
記係止爪部側が前記取付枠を通過可能に構成され、前記
締付部材は、前記連結部材の係止爪部が前記取付枠の上
面部に係止された状態で下方へ回動操作されることによ
り、連結部材を下方に引っ張ってその反力により前記本
体を上方に付勢して前記フランジを前記開口部の下面に
押圧し、自身は連結部材から受ける引っ張り力により下
方に回動された状態を保持するように構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の天井用換気扇は、本体を天
井に形成された開口部から挿入して該開口部の周囲に設
けられた取付枠に取り付けるものにおいて、前記本体に
設けられ、前記開口部の周縁部下面に当接されるフラン
ジと、前記本体の側面部に形成された挿通孔と、前記本
体の内側に前記挿通孔の近傍に位置して設けられた支持
部材に軸を介して上下方向に回動可能に支持された締付
部材と、弾性を有する金属部材から途中部分が略S字形
に曲がる二股状に形成され、基端部が前記締付部材に対
し前記軸から離れた部位において回動可能に連結される
と共に、先端部側に前記取付枠の上面部に当接する支え
部及び本体の外側面に当接する拘束部を形成してなり、
前記挿通孔を通じて前記本体の内外方向に変位可能な連
結部材とを具備し、前記連結部材は、前記本体の内側方
向に変位されることにより、前記開口部への本体の挿入
に伴って少なくとも前記支え部及び拘束部が前記取付枠
を通過可能に構成されていると共に、前記締付部材は、
前記連結部材の前記支え部及び拘束部をそれぞれ前記取
付枠の上面部及び本体の外側面に当接させた状態で下方
に回動操作されることにより、連結部材を下方に引っ張
ってその反力により前記本体を上方に付勢して前記フラ
ンジを前記開口部の下面に押圧し、自身は連結部材から
受ける引っ張り力により下方に回動された状態を保持す
るように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】請求項5記載の天井用換気扇は、支持部材
に対して締付部材を回動可能に支持する軸は締付部材に
取り付けられ、この軸が通された支持部材の軸支孔は上
下方向に延びる長孔状に形成されていると共に、該軸支
孔の内側面に軸を支える凹部が上下複数段に形成されて
いることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の手段によれば、本体を天井の開
口部から挿入して連結部材の掛合部を止め部材に引っ掛
けて締付部材を下方に回動操作するだけで、本体を取付
枠に取り付けることができ、逆に取付枠から本体を取り
外す場合には、締付部材を上方に回動操作して連結部材
の掛合部を止め部材から外すだけで済む。
【0011】請求項2記載の手段によれば、連結部材の
掛合部を止め部材に引っ掛ける際にガイド部により連結
部材の先端部が止め部材を乗り越えて掛合部が止め部材
に掛合するように案内される。請求項3記載の手段によ
れば、連結部材の係止爪部を直接取付枠に食い込ませる
ことにより、連結部材を直接取付枠に止めることができ
る。請求項4記載の手段によれば、拘束部が本体の外側
面に当接することにより、支え部が取付枠の上面部から
外れないように拘束される。請求項5記載の手段によれ
ば、取付枠の厚さ寸法が場合場合により異なっていて
も、その厚さ寸法の相違に容易に対処できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図
5を参照して説明する。図1に示すように、室の天井板
11には矩形状の開口部12が形成されており、該天井
板11の上面(裏面)にこの開口部12を取り囲むよう
にして取付枠としての矩形状の木枠13が取り付けられ
ている。そして、木枠13には開口部12から挿入され
た天井用換気扇の本体14が後述のようにして取り付け
られている。
【0013】上記本体14は下端部の外周にフランジ1
5を有した四角箱形に形成されている。この本体14の
上半部には端板16によりファンケーシング部17が形
成されており、このファンケーシング部17内には本体
14の上面部に取り付けられたモータ18によって回転
される遠心形のファン19が配置されている。また、本
体14には開口部12の全体を室内側から覆う化粧カバ
ー20が図示しない取付具を介して着脱可能に取り付け
られている。そして、ファン19がモータ18により回
転されると、室内の空気が化粧カバー20の通気孔20
a、端板16に形成された吸気口16aを順に介してフ
ァンケーシング部17内に吸引され、該ファンケーシン
グ部17の吐気口、該吐気口に連結されたダクト(いず
れも図示せず)を順に介して室外に排出されるようにな
っている。
【0014】次に、前記開口部12(木枠13)への本
体14の取付構成につき説明する。すなわち、図2にも
示すように、本体14の左右両側面部の下方部位には例
えば本体14の対角線上の2隅角部近くに位置して一対
の挿通孔21(一方のみ図示)が形成されている。そし
て、本体14の左右両内側面には挿通孔21の下側近傍
に位置して支持部材22が取着されており、この支持部
材22には締付部材23の一端部が軸24を介して上下
方向に回動可能に取り付けられている。
【0015】上記締付部材23には連結部材25が回動
可能に連結されている。この締付部材23への連結部材
25の連結構成につき説明するに、まず図5に示すよう
に、締付部材23は断面略逆コ字形をなし、その対向両
側面部には該締付部材23の回動中心である軸24から
先端側の指当て部23a側に寄せて連結孔23bが形成
されている。一方、連結部材25は弾性を有する金属線
材により途中部分が略く字形に屈曲する二股状に形成さ
れ、該連結部材25の回動中心側の端部である基端部に
は該連結部材25を構成する金属線材の両端部を内向き
に略L字形に折曲することにより軸部25a(一方のみ
図示)が形成されている。そして、この軸部25aを連
結孔23bに挿入することにより、連結部材25の基端
部が締付部材23に回動可能に連結された状態となって
いる。
【0016】上述のように締付部材23に連結された連
結部材25の先端部、すなわち二股状に分岐する部分は
掛合部26とされおり、該掛合部26は軸部25aを中
心とする回動により、挿通孔21を通じて本体14の内
外方向である矢印A及び矢印B方向に変位するようにな
っている。このような連結部材25に対し、木枠13の
上面部には止め部材27が木ねじ28により固定されて
いる。この止め部材27の先端部分には開口部12の外
側に向かって斜め上向きに突出するフック部27aが形
成されており、このフック部27aに連結部材25の掛
合部26が引っ掛けにより受け支持されるようになって
いる。
【0017】次に本体14を木枠13に取り付ける手順
につき説明するに、今、化粧カバー20は本体14から
取り外されているものとする。化粧カバー20が取り外
された状態では、本体14の下面は開放されているた
め、この開放下面から本体14内に手を差し入れ、そし
て図2に示すように締付部材23を例えば略水平状態と
なるように回動操作すると共に、連結部材25を矢印A
方向に回動変位させて該連結部材25の大部分が本体1
4内に引き入れられた状態にする。なお、この状態は支
持部材22、締付部材23、連結部材25の相互間に作
用する摩擦力により保持される。
【0018】この後、図2に示すように、本体14を開
口部12に挿入するように押し上げると、連結部材25
は大部分が本体14内に収められていることから、該連
結部材25の掛合部26が木枠13に支えるおそれはな
く、本体14は支承なく開口部12を通じて天井裏へと
挿入される。そして、本体14をフランジ15が開口部
12の周縁部下面すなわち木枠13の下面に当接するま
で押し上げると、連結部材25の先端部側である掛合部
26側が図3に二点鎖線で示すように木枠13を完全に
通過した状態となる。そこで、締付部材23を図3に二
点鎖線で示す位置から実線で示すように上方に回動さ
せ、その後、連結部材25を矢印B方向に回動変位させ
て該連結部材25の掛合部26を本体14の外方に突出
させる。これにより、最終的に掛合部26が止め部材2
7のフック部27aに引っ掛かって連結部材25が止め
部材27に支持された状態となる。
【0019】このように掛合部26がフック部27aに
引っ掛けられると、本体14から手を離しても、該本体
14は締付部材23、連結部材25を介して止め部材2
7に吊持されるようになるから、開口部12から脱落す
ることはない。
【0020】さて、掛合部26をフック部27aに引っ
掛けた後、フランジ15を木枠13に押し付けた状態
で、指当て部23aに指を掛けて締付部材23を図4に
矢印Cで示す下方に回動操作する。すると、締付部材2
3が水平状態となるまでの間は、フック部27a(掛合
部26)から連結孔23b(軸部25a)までの距離が
増大するので、連結部材25が弾性的に伸長し、そして
締付部材23が水平状態より更に下方に回動されると、
逆にフック部27aから連結孔23bまでの距離が減少
するので、連結部材25は自身の弾性復元力で縮まるよ
うになる。
【0021】そして、図4に示すように締付部材23の
先端側が本体14の内側面に当接すると、そこで締付部
材23の回動は停止する。この状態では、フック部27
aから連結孔23bまでの距離は当初の掛合部26と軸
部25aとの間の長さよりもやや長いことにより、連結
部材25はやや伸長された状態にある。しかして、図4
に示す状態では、締付部材23は連結部材23を斜め下
方に引っ張った状態にあるので、その反力(連結部材2
3の弾性復元力)により本体14が上方への付勢力を受
けるようになり、この結果、該本体14のフランジ15
が木枠13に押し付けられるようになる。以上により、
連結部材25の掛合部26とフランジ15との間で木枠
13を強く締め付ける状態となって図1に示すように本
体14が木枠13に取り付けられた状態となる。
【0022】ここで、図1に示す本体14の取り付け完
了状態においては、図4に示すように連結部材25の掛
合部26と軸部25aとを結ぶ直線、換言すれば連結部
材25に作用する引っ張り力の作用線Dは締付部材23
の回動中心の軸24よりも下方に存在する。このため、
連結部材25に作用する引っ張り力は締付部材23を矢
印C方向に回動させる付勢力として作用するので、該締
付部材23が不用意に矢印Cとは反対方向に回動して本
体14が木枠13から外れるような事態は生じない。そ
して、上述のようにして木枠13に固定した本体14を
取り外すには、上述した取り付け手順とは逆の手順にて
行えば良い。
【0023】このように本実施例によれば、本体14を
開口部12内に挿入し、そして連結部材25の掛合部2
6を止め部材27のフック部27aに引っ掛けて締付部
材23を下方に回動操作するという簡単な作業で本体1
4を木枠13に取り付けることができるので、面倒で長
い時間を要する従来の木ねじによる取り付け構成に比
べ、容易且つ短時間で本体14を取り付けることができ
ると共に、取り外す作業も同様に容易且つ短時間で行う
ことができる。
【0024】図6および図7は本発明の第2の実施例を
示すもので、前記第1の実施例と同一部分には同一符号
を付して詳細な説明を省略し、異なる部分のみ説明する
に、まず本体14の側面部の挿通孔29は上下に長く形
成されている。そして、挿通孔29の下半部の左右両側
からその下方にかけて支持部材30を構成する一対の板
材30a(一方のみ図示)が取り付けられている。この
一対の板材30aには上下に延びる長孔状の軸支孔31
が形成されており、この軸支孔31の両内側面のうち挿
通孔29とは反対側の内側面には上下に多段に凹部31
aが形成されている。一方、締付部材23は上記一対の
板材30a間に上下動可能に配置され、その一端部には
軸32が取付けられている。そして、この軸32の両端
部は締付部材23から突出されて軸支孔31内に挿入さ
れている。
【0025】上記構成において、本体14を開口部12
に挿入した後、木枠13に取り付けるには、まず締付部
材23を上下動させてその位置を木枠13の厚さ寸法T
に応じた高さにセットし、そして軸32を凹部31aの
うちセットされた高さに対応する凹部に支持させる。そ
の後、図7に示すように連結部材25の掛合部26を止
め部材27のフック部27aに引っ掛けて締付部材23
を下方に回動操作する。すると、前記第1の実施例と同
様に連結部材25の掛合部26とフランジ15との間に
木枠13が締め付けられて本体14が木枠13に取り付
けられた状態となる。
【0026】ちなみに、図7の本体14の取り付け完了
状態においては、軸32が本体14の重量により矢印E
方向に回動付勢されるようになるため、軸部32が凹部
31から不用意に抜け出るおそれはない。このように構
成した本実施例では、締付部材23の位置を上下多段に
調節できるので、木枠13の厚さ寸法が場合場合によっ
て異なっていても、その木枠13の厚さの相違に容易に
対処できる。
【0027】図8乃至図10は本発明の第3の実施例を
示すもので、前記第1の実施例との相違は連結部材を金
属の板材により形成したところにある。すなわち、図8
に示すように、連結部材33は弾性を有する金属板材に
より略く字形に形成されている。この連結部材33の基
端部は二股状に形成され、その両辺部の先端部がピン3
4を介して締付部材23に回動可能に連結されている。
そして、連結部材33の先端側には掛合部としての掛合
孔35が形成されており、この掛合孔35よりも先端側
の部分は斜め上向きにカールされてガイド部36として
形成されている。
【0028】この構成によれば、図9に示すように連結
部材33を矢印B方向に回動させて掛合孔35を止め部
材27のフック部27aに掛合させる際、先端部のガイ
ド部36がフック部27aに当接すると、ガイド部36
の案内作用により該ガイド部36がフック部27aを自
然に乗り越えてこれを通過するようになる。このため、
ガイド部36がない場合とは異なり、連結部材33の先
端部がフック部27aに支えてそれ以上矢印B方向に回
動させ得なくなるというおそれがない。従って、単に連
結部材33を矢印B方向に回動させるだけで掛合孔35
がフック部27aに確実に掛合するので、その後、締付
部材23を下方に回動操作することによって図10に示
す取り付け状態とすることができ、作業性が一層優れ
る。
【0029】図11および図12は本発明の第4の実施
例を示すもので、前記第1の実施例と同一部分には同一
符号を付して異なる部分のみ説明する。すなわち、連結
部材37は弾性を有する金属板材により略く字形に形成
されており、該連結部材37の基端部は上記第3の実施
例における連結部材37と同様にピン38により締付部
材23に回動可能に連結されている。そして、連結部材
37の先端部には木枠13の上面部に食い込みにより係
止される三角形の係止爪部39が切り起こし形成されて
いる。なお、本実施例では、第1の実施例において木枠
13に取り付けられた止め部材27は省略されている。
【0030】この構成の本実施例において、本体14を
開口部12に挿入した後、木枠13に取り付けるには、
連結部材37を矢印B方向に回動させて係止爪部39を
木枠13の上面部に位置させる。その後、締付部材23
を下方に回動操作すると、連結部材37が下方に引っ張
られてその引っ張り力により係止爪部39が木枠13の
上面部に食い込んで係止された状態となる。このため、
止め部材27が設けられていなくとも、連結部材37の
先端部分が木枠13から外れるおそれはなく、確実に本
体14を取り付けることができる。
【0031】図13及び図14は本発明の第5の実施例
を示すもので、前記第1の実施例と同一部分には同一符
号を付して異なる部分のみ説明する。すなわち、連結部
材40は弾性を有する金属線材により途中部分が略S字
形に曲がる二股状に形成され、該連結部材40の基端部
は第1の実施例における連結部材25と同様の手段によ
り締付部材23に回動可能に連結されている。
【0032】この連結部材40のうち下向きに凸となる
ように曲げられた部分は木枠13の上面部に当接する支
え部41とされ、また先端部は本体14の外側面に当接
する拘束部42とされている。そして、連結部材40の
先端側である拘束部42側は本体14の挿通孔21から
外方に突出されている。
【0033】上記構成において、本体14を開口部12
に挿入するには、図13に示すように、締付部材23を
略水平状態にして連結部材40の支え部41側を本体1
4内に引き込むと共に、連結部材40を矢印A方向に回
動させて拘束部42を本体14の外側面に当てるように
する。これにより、連結部材40の外方への突出量が少
なくなるので、本体14を開口部12に挿入する際、連
結部材40が開口部12の周縁や木枠13に支えること
なく、それらを通過するようになる。
【0034】本体14を開口部12に挿入した後、木枠
13に取り付けるには、締付部材23を下方に回動操作
する。すると、連結部材40が外方に突出して図14に
示すように支え部41が木枠13の上面部に当接すると
共に、拘束部42が本体14の外側面に当接するように
なる。その後、連結部材40は締付部材23の下方への
回動に伴って下方に引っ張られるようになるので、その
反力により本体14が上方に引き上げられるようにな
り、この結果、該本体14のフランジ15が木枠13に
強く押し付けられるようになる。以上により、連結部材
40の支え部41とフランジ15との間で木枠13を強
く締め付ける状態となって本体14が木枠13に取り付
けられる。
【0035】ここで、本体14の取り付け完了状態にお
いては、図14に示すように、連結部材40に作用する
引っ張り力の作用線Fは締付部材23の回動中心の軸2
4よりも下方に存在するため、連結部材40に作用する
引っ張り力は締付部材23を矢印C方向に回動させる付
勢力として作用するので、該締付部材23が不用意に矢
印Cとは反対方向に回動して本体14が開口部12から
脱落するという重大事故が発生するおそれはない。ま
た、連結部材40には締付部材23から受ける引っ張り
力により支え部41を支点とする矢印G方向のモーメン
トが作用するが、拘束部42が本体14の外側面に当接
していることにより、そのモーメントは本体14に受け
られるようになるので、支え部41が木枠13から外れ
るおそれはない。
【0036】このように本実施例では、連結部材40は
それ自身で木枠13からの外れ防止機能を有しているの
で、前記第1の実施例における止め部材27、第4の実
施例における係止爪部39などを設ける必要がなく、構
成の簡単化を図ることができる。
【0037】なお、第2の実施例において説明した構
成、すなわち木枠13の厚さ寸法の相違に対応するため
に、締付部材23の上下位置を調節できるようにした構
成は連結部材25を止め部材27に引っ掛ける構成のも
のばかりでなく、前記第3の実施例に示した係止爪部3
9を木枠13に食い込ませる構成のもの、第5の実施例
に示した連結部材40自身で木枠13からの外れ防止機
能を有する構成のものにも適用しても良い。その他、本
発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施
することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
ような効果を得ることができる。請求項1記載の天井用
換気扇によれば、本体を天井の開口部から挿入して連結
部材の掛合部を止め部材に引っ掛けて締付部材を下方に
回動操作するだけで、本体を取付枠に取り付けることが
できるので、ねじにより本体を取付枠に固定する従来と
は異なり、本体の取り付け及び取り外しを容易且つ短時
間で行うことができる。
【0039】請求項2記載の天井用換気扇によれば、連
結部材の先端部にガイド部が設けられているので、掛合
部を止め部材に引っ掛ける際に連結部材が止め部材に支
えるおそれがなく、連結部材の掛合部を止め部材に引っ
掛ける作業を容易且つ確実に行うことができる。
【0040】請求項3記載の天井用換気扇によれば、連
結部材に取付枠に食い込みにより係止される係止爪部を
設ける構成としたことにより、連結部材の係止爪部を直
接取付枠に係止させることができ、部品点数を削減でき
る。
【0041】請求項4記載の天井用換気扇によれば、連
結部材に本体の外側面に当接して支え部が取付枠から外
れないように拘束する拘束部を設ける構成としたことに
より、取付枠に止め部材を設けたり、連結部材に係止爪
部を形成する必要がなく、構成が簡単となる。
【0042】請求項5記載の天井用換気扇によれば、締
付部材を支持部材に対して上下動可能に支持する構成と
したので、取付枠の厚さ寸法が場合場合により異なって
いても、その厚さ寸法の相違に容易に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を本体の取付状態で示す
縦断側面図
【図2】本体の開口部への挿入途中の状態を示す要部の
縦断側面図
【図3】止め部材の掛合部を受け部材に引っ掛ける過程
を示す要部の縦断側面図
【図4】本体の取り付け状態で示す要部の縦断側面図
【図5】要部の斜視図
【図6】本発明の第2の実施例を示す要部の縦断面図
【図7】図4相当図
【図8】本発明の第3の実施例を示す要部の斜視図
【図9】図3相当図
【図10】図4相当図
【図11】本発明の第4の実施例を示す要部の斜視図
【図12】図4相当図
【図13】本発明の第5の実施例を示す要部の縦断側面
【図14】図4相当図
【図15】従来構成を示す図1相当図
【符号の説明】
11は天井板、12は開口部、13は木枠(取付枠)、
14は本体、15はフランジ、21は挿通孔、22は支
持部材、23は締付部材、24は軸、25は連結、26
は掛合部、27は止め部材、29は挿通孔、30は支持
部材、31は軸支孔、32は軸、33は止め部材、35
は掛合孔(掛合部)、36はガイド部、37は止め部
材、39は係止爪部、40は止め部材、41は支え部、
42は拘束部である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を天井に形成された開口部から挿入
    して該開口部の周囲に設けられた取付枠に取り付けるも
    のにおいて、 前記本体に設けられ、前記開口部の周縁部下面に当接さ
    れるフランジと、 前記本体の側面部に形成された挿通孔と、 前記本体の内側に前記挿通孔の近傍に位置して設けられ
    た支持部材に軸を介して上下方向に回動可能に支持され
    た締付部材と、弾性を有する金属部材から途中部分が略く字形に屈曲す
    る二股状に形成され、 基端部が前記締付部材に対し前記
    軸から離れた部位において回動可能に連結されると共
    に、先端部側に掛合部を形成してなり、前記挿通孔を通
    じて前記本体の内外方向に変位可能な連結部材と、 前記取付枠の上面部に固定され、前記連結部材の掛合部
    が引っ掛けられる止め部材とを具備し、 前記連結部材は、前記本体の内側方向へ変位されること
    により、前記開口部への本体の挿入に伴って少なくとも
    前記掛合部側が前記取付枠を通過可能に構成され、 前記締付部材は、前記連結部材の前記掛合部が前記止め
    部材に引っ掛けられた状態で下方へ回動操作されること
    により、連結部材を下方に引っ張ってその反力により前
    記本体を上方に付勢して前記フランジを前記開口部の下
    面に押圧すると共に、自身は連結部材から受ける引っ張
    り力により下方に回動された状態を保持するように構成
    されていることを特徴とする天井用換気扇。
  2. 【請求項2】 連結部材は板材により形成され、且つ該
    連結部材の先端部は斜め上向きに曲がるガイド部として
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の天井用
    換気扇。
  3. 【請求項3】 本体を天井に形成された開口部から挿入
    して該開口部の周囲に設けられた取付枠に取り付けるも
    のにおいて、 前記本体に設けられ、前記開口部の周縁部下面に当接さ
    れるフランジと、 前記本体の側面部に形成された挿通孔と、 前記本体の内側に前記挿通孔の近傍に位置して設けられ
    た支持部材に軸を介して上下方向に回動可能に支持され
    た締付部材と、弾性を有する金属部材から途中部分が略く字形に屈曲す
    る二股状に形成され、 基端部が前記締付部材に対し前記
    軸から離れた部位において回動可能に連結されると共
    に、先端部側に前記取付枠の上面部に食い込んで係止さ
    れる係止爪部を突設してなり、前記挿通孔を通じて本体
    の内外方向に変位可能な連結部材とを具備し、 前記連結部材は、前記本体の内側方向へ変位されること
    により、前記開口部への本体の挿入に伴って少なくとも
    前記係止爪部側が前記取付枠を通過可能に構成され、 前記締付部材は、前記連結部材の係止爪部が前記取付枠
    の上面部に係止された状態で下方へ回動操作されること
    により、連結部材を下方に引っ張ってその反力により前
    記本体を上方に付勢して前記フランジを前記開口部の下
    面に押圧し、自身は連結部材から受ける引っ張り力によ
    り下方に回動された状態を保持するように構成されてい
    ることを特徴とする天井用換気扇。
  4. 【請求項4】 本体を天井に形成された開口部から挿入
    して該開口部の周囲に設けられた取付枠に取り付けるも
    のにおいて、 前記本体に設けられ、前記開口部の周縁部下面に当接さ
    れるフランジと、 前記本体の側面部に形成された挿通孔と、 前記本体の内側に前記挿通孔の近傍に位置して設けられ
    た支持部材に軸を介して上下方向に回動可能に支持され
    た締付部材と、弾性を有する金属部材から途中部分が略S字形に曲がる
    二股状に形成され、 基端部が前記締付部材に対し前記軸
    から離れた部位において回動可能に連結されると共に、
    先端部側に前記取付枠の上面部に当接する支え部及び本
    体の外側面に当接する拘束部を形成してなり、前記挿通
    孔を通じて前記本体の内外方向に変位可能な連結部材と
    を具備し、 前記連結部材は、前記本体の内側方向に変位されること
    により、前記開口部への本体の挿入に伴って少なくとも
    前記支え部及び拘束部が前記取付枠を通過可能に構成さ
    れていると共に、 前記締付部材は、前記連結部材の前記支え部及び拘束部
    をそれぞれ前記取付枠の上面部及び本体の外側面に当接
    させた状態で下方に回動操作されることにより、連結部
    材を下方に引っ張ってその反力により前記本体を上方に
    付勢して前記フランジを前記開口部の下面に押圧し、自
    身は連結部材から受ける引っ張り力により下方に回動さ
    れた状態を保持するように構成されていることを特徴と
    する天井用換気扇。
  5. 【請求項5】 支持部材に対して締付部材を回動可能に
    支持する軸は締付部材に取り付けられ、この軸が通され
    た支持部材の軸支孔は上下方向に延びる長孔状に形成さ
    れていると共に、該軸支孔の内側面に軸を支える凹部が
    上下複数段に形成されていることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の天井用換気扇。
JP17510093A 1993-07-15 1993-07-15 天井用換気扇 Expired - Fee Related JP3226384B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17510093A JP3226384B2 (ja) 1993-07-15 1993-07-15 天井用換気扇

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17510093A JP3226384B2 (ja) 1993-07-15 1993-07-15 天井用換気扇

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0727389A JPH0727389A (ja) 1995-01-27
JP3226384B2 true JP3226384B2 (ja) 2001-11-05

Family

ID=15990261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17510093A Expired - Fee Related JP3226384B2 (ja) 1993-07-15 1993-07-15 天井用換気扇

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3226384B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101412789B1 (ko) * 2013-07-09 2014-06-27 유철 천장 설치용 에어 디퓨져
DE102013015985B4 (de) * 2013-09-25 2016-08-18 Stego-Holding Gmbh Lüftereinrichtung
KR102376197B1 (ko) * 2021-08-13 2022-03-21 주식회사 동우 환풍기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0727389A (ja) 1995-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3226384B2 (ja) 天井用換気扇
JP4246877B2 (ja) 換気扇取付け装置
JPH0742993A (ja) 天井用換気扇
JP2005056641A (ja) バッテリー固定装置
JPH07202444A (ja) 部品の取付構造
JP3795116B2 (ja) 空気調和機の電気品箱取付構造
JP3854396B2 (ja) 空気調和機
JP2002084616A (ja) 中空壁用配線器具取付装置
JP4323027B2 (ja) 換気扇取付け装置
JP4279415B2 (ja) ダクト用換気扇
JP3250012B2 (ja) 電子機器のメツセンジヤワイヤ仮り止め具
JP2517752Y2 (ja) 結束固定具
JP3079020B2 (ja) 電気接続箱の固定構造
JP4411548B2 (ja) サポート及び配線装置
JPH0771799A (ja) 換気扇
JP2528532Y2 (ja) クランプ装置
JP3113459B2 (ja) 天井用換気扇
JPH0544665Y2 (ja)
JP2564098Y2 (ja) ジャッキバー保持装置
JP2007181363A (ja) 取付具
JPH09189122A (ja) 巾木取付構造
JP4530520B2 (ja) 配線器具取付装置の補強構造
JPS6229278Y2 (ja)
JP2000287328A (ja) サポート
JP3250011B2 (ja) 電子機器のメツセンジヤワイヤ取付具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees