JPH0742993A - 天井用換気扇 - Google Patents

天井用換気扇

Info

Publication number
JPH0742993A
JPH0742993A JP5178895A JP17889593A JPH0742993A JP H0742993 A JPH0742993 A JP H0742993A JP 5178895 A JP5178895 A JP 5178895A JP 17889593 A JP17889593 A JP 17889593A JP H0742993 A JPH0742993 A JP H0742993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
mounting member
mounting
flange
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5178895A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiko Ono
充彦 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5178895A priority Critical patent/JPH0742993A/ja
Publication of JPH0742993A publication Critical patent/JPH0742993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井用換気扇の本体の取り付け作業を容易化
する。 【構成】 本体14を開口部12から挿入すると、取付
部材20が矢印A方向に揺動して逃げ、掛合突部23が
木枠13を通過することを許容する。掛合突部23が木
枠13を通過すると、取付部材20が元の起立状態に復
帰し、掛合突部23が木枠13の上面部に掛合する。こ
の掛合により本体14が仮止めされるので、この状態で
蝶ナット25を締め付けると、本体14が上方に移動
し、フランジ18と掛合突部23との間で天井板11お
よび木枠13を締め付けるようになり、これにて本体1
4の取り付けが完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は本体を天井に形成された
開口部から挿入して該開口部の周囲に設けられた取付枠
に取り付けられる天井用換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の天井用換気扇における従来の取
付構成は、図12に示すように、本体1を、天井裏に設
けられたダクト2内に嵌入するようにして天井板3に形
成された開口部4から挿入し、本体1の下端部のフラン
ジ5を開口部4の周囲部に設けた木製の取付枠6に木ね
じ7により締め付けて固定するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の取付構成では、作業者が片方の手で本体1を支
えながら、残る片方の手で木ねじ7をねじ込まねばなら
ず、作業し難いという問題があった。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、本体の取り付け作業を容易に行うこと
ができる天井用換気扇を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の天井用換
気扇は、本体を天井に形成された開口部から挿入して該
開口部の周囲に設けられた取付枠に取り付けるものにお
いて、前記本体に設けられ、前記開口部の周縁部下面に
押し当てられるフランジと、前記取付枠の上面に掛合す
る掛合突部を有し、前記フランジの上面側に上下動可能
に且つ揺動可能に設けられた取付部材と、この取付部材
を上方に付勢して該取付部材を常時は起立状態に保持
し、前記開口部への本体の挿入時に取付部材の揺動を許
容して掛合突部が取付枠を通過するようにすると共に、
その通過により取付部材を元の起立状態に復帰させて掛
合突部を取付枠の上面に掛合させる弾性部材と、前記取
付フランジの下面側に回転可能に設けられ、前記取付部
材にねじ連結手段により連結されて回転操作されること
により、取付部材をフランジに対して相対的に引き下げ
てその掛合突部を取付枠の上面に押圧すると共にフラン
ジを前記開口部の周縁部下面に押し当てる操作部材とを
具備してなるものである。
【0006】請求項2記載の天井用換気扇は、本体を天
井に形成された開口部から挿入して該開口部の周囲に設
けられた取付枠に取り付けるものにおいて、前記本体に
設けられ、前記開口部の周縁部下面に押し当てられるフ
ランジと、前記取付枠の上面に掛合する掛合突部を有
し、前記フランジの上面側に上下動可能に且つ揺動可能
に設けられた取付部材と、この取付部材を上方に付勢し
て該取付部材を常時は起立状態に保持し、前記開口部へ
の本体の挿入時に取付部材の揺動を許容して掛合突部が
取付枠を通過するようにすると共に、その通過により取
付部材を元の起立状態に復帰させて掛合突部を取付枠の
上面に掛合させる弾性部材と、上端側が前記取付部材に
連結されると共に、下端側が前記フランジを挿通して該
フランジの下面側に突出され、外周部に係止突部を上下
多段に形成した連結ロッドと、この連結ロッドを通す通
し孔を有すると共に、該通し孔の周縁部に上方への移動
に対しては弾性変形を伴って前記係止突部を乗り越える
ことにより該上方移動を許容し、下方への移動に対して
は係止突部に係止されて該下方移動を阻止する弾性係止
片を一体に有し、連結ロッドのうち前記フランジの下面
側に突出する部分に嵌挿されて上方に移動されることに
より、前記取付部材の掛合突部を前記取付枠の上面に押
圧すると共にフランジを前記開口部の周縁部下面に押し
当てた状態に止める止め部材とを具備してなるものであ
る。
【0007】請求項3記載の天井用換気扇は、掛合突部
を取付枠に食い込ませるべく、掛合突部の下面を根元側
から先端に向かって下方に傾くように形成したことを特
徴とするものである。
【0008】請求項4記載の天井用換気扇は、掛合突部
を取付部材のうち開口部の外側に向く一側部に設け、そ
の取付部材を本体側に設けられた規制部により揺動方向
が開口部の内外に向かう一方向に規制したことを特徴と
するものである。
【0009】請求項5記載の天井用換気扇は、弾性部材
を、取付部材を上方に付勢すると共に、開口部の外側方
向に揺動するように付勢するねじりコイルばねにより構
成したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の手段によれば、本体を天井の開
口部から挿入するだけで、取付部材の掛合突部が取付枠
の上面に掛合して本体を支持する状態となる。この状態
で操作部材を回転操作すれば、本体を取付枠に固定でき
る。
【0011】請求項2記載の手段によれば、本体を天井
の開口部から挿入し、止め部材を連結ロッドに対して上
方に移動操作することにより、本体を取付枠に固定でき
る。
【0012】請求項3記載の手段によれば、掛合突部の
下面を根元側から先端に向かって下方に傾く形状に形成
したことにより、該掛合突部が取付枠に食い込むように
なるので、本体の取り付けがより一層確実となる。
【0013】請求項4記載の手段によれば、取付部材を
主部の一側部に掛合突部を設けて構成したことにより、
該取付部材を金属板等によって安価に製作でき、且つこ
のようにしても取付部材の揺動方向は一方向に規制され
るので、掛合突部が取付枠に確実に掛合する。
【0014】請求項5記載の手段によれば、取付部材は
ねじりコイルばねにより開口部の外側方向に揺動するよ
うに付勢されているので、取付枠を通過した後、確実に
取付枠の上面に係合する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図
5を参照して説明する。図1に示すように、室の天井板
11には矩形状の開口部12が形成されており、該天井
板11の上面(裏面)にこの開口部12を取り囲むよう
にして取付枠としての矩形状の木枠13が取り付けられ
ている。そして、木枠13には、開口部12から挿入さ
れた天井用換気扇の本体14が後述のようにして取り付
けられている。
【0016】上記本体14は円筒状をなし、その内部に
はファン15を取着したモータ16が配設されており、
該本体14の上端部には天井裏に配置された蛇腹状のフ
レキシブルダクト17が嵌合連結されている。また、本
体14の下端部には開口部12よりも一回り大きな矩形
状のフランジ18が一体に形成されており、このフラン
ジ18に多数の通気孔19aを有した化粧カバー19が
着脱可能に取り付けられている。そして、ファン15が
モータ16により回転されると、室内の空気が化粧カバ
ー19の通気孔19aを通じて本体14内に吸引され、
該本体14からフレキシブルダクト17を通じて室外に
排出される。
【0017】次に、前記開口部12への本体14の取付
構成につき説明する。すなわち、図3に示すように、フ
ランジ18の上面側には、例えば対角線上の2隅角部に
位置して一対の取付部材20が配設されている。この取
付部材20は、図4に示すように、金属板を略U字形に
折曲して形成した二股状主部21の底辺部21aにシャ
フト22を下向きに取着して構成されており、シャフト
22には雄ねじ22aが形成されている。
【0018】上記二股状主部21の対向両側部には、開
口部12の外側を向く一側縁部の上部に位置して、木枠
13の上面部に掛合する掛合突部23が突設されてい
る。この掛合突部23の上面は下降傾斜する傾斜ガイド
面23aとして形成されていると共に、下面は根元側か
ら先端に向かって下方に傾く斜面23bとして形成され
ており、これにより掛合突部23の先端部分は斜め下向
きの鋭角状角部23cに形成されている。
【0019】しかして、上記取付部材20のシャフト2
2の下方部分はフランジ18に形成された支持孔24に
挿通されて該フランジ18の下方に突出している。この
シャフト22の下方部分にはフランジ18の下面側に位
置する操作部材としての蝶ナット25がその雌ねじ(図
示せず)を雄ねじ22aに螺合することによって回転操
作可能に取り付けられている。そして、シャフト22の
うちフランジ18の上側に位置する部分には弾性部材と
しての圧縮コイルばね26が巻装されており、この圧縮
コイルばね25はフランジ18と二股状主部21の底辺
部21aとの間に弾発力を及ぼして取付部材20を上方
に付勢している。なお、シャフト22の支持孔24から
の抜け止めは蝶ナット25がフランジ18の下面に当接
することによってなされている。
【0020】ところで、前記支持孔24はシャフト22
よりも径大に形成されており、これにより取付部材20
は上下動可能であると共に、フランジ18への蝶ナット
24の当接部分を中心に揺動可能になっている。そし
て、取付部材20は圧縮コイルばね25により常時上方
に付勢されることにより、常には図4に実線で示すよう
に起立した状態に保持されており、後述のように掛合突
部23の傾斜ガイド面23aが木枠13に当接すると、
これを逃げるべく図4に二点鎖線で示す如く揺動するよ
うになっている。
【0021】この場合、取付部材20の二股状主部21
は、フランジ18の上面に一体に突設された規制部とし
ての一対の突片27間に若干の隙間をもって挟まれてお
り、これにより取付部材20がシャフト22を中心に回
転しないように規制されると共に、取付部材20の揺動
方向が開口部12の内外方向に向く一方向のみとなるよ
うに規制する。
【0022】また、前記蝶ナット25は取付部材20の
シャフト22にねじ連結手段としての雄ねじ22aおよ
び雌ねじによって連結された状態となっている。従っ
て、蝶ナット25を正逆方向に回転操作すると、その回
転方向に応じて取付部材20が上下動するようになって
いる。
【0023】次に本体14を木枠13に取り付ける手順
につき説明する。今、化粧カバー19は本体14から取
り外されており、また蝶ナット25はシャフト22の下
端近くに位置されていて、フランジ18と掛合突部23
との間の上下方向距離は天井板11および木枠13の合
計厚さよりも大きいものとする。この状態で、まずフレ
キシブルダクト17を開口部12から引き出して該フレ
キシブルダクト17の下端部分を本体14の上端部に嵌
着し、シールテープ28を巻回して固定する。
【0024】この後、図2に示すように、本体14を開
口部12に挿入するように押し上げると、掛合突部23
の傾斜ガイド面23aが天井板11の開口部12の周縁
部に当接するため、その後の本体14の押し上げに伴な
い、取付部材20が圧縮コイルばね26の起立状態保持
力に抗して開口部12の内側に向かって図2の矢印A方
向に揺動する。
【0025】この取付部材20の矢印A方向への揺動に
より、掛合突部23が開口部12内および木枠13内に
侵入することが許容される。そして、該掛合突部23は
本体14の押し上げにより、開口部12の内面および木
枠13の内面を上方に向かってスライドし、掛合突部2
3が木枠13の内面から外れたところで、取付部材20
が圧縮コイルばね26の弾発力により起立状態に復帰す
る。
【0026】このようにして取付部材20が起立状態に
復帰すると、その掛合突部23が木枠13の上面部に掛
合し、これにより本体14が取付部材20により吊り下
げ支持され仮止め状態になる。この状態で、蝶ナット2
5を螺進方向に回転操作し、取付部材20をフランジ1
8に対して相対的に引き下げるようにする。すると、本
体14が蝶ナット25により押し上げられ、本体14の
フランジ18が開口部12の周縁部下面すなわち天井板
11の下面に押し当てられるようになる。そして、蝶ナ
ット25を強く締め付けると、フランジ18と掛合突部
23との間に天井板1および木枠13が強く締め付けら
れるようになり、これにて本体14の取り付けが完了す
る。
【0027】この場合、蝶ナット25の締め付けにより
掛合突部23は木枠13の上面部に圧接されるが、該掛
合突部23の先端部が斜め下向きの鋭角状角部23cに
形成されていることにより、該鋭角状角部23cは図5
に示すように木枠13の上面部に食い込むようになる。
この食い込みにより、取付部材20が矢印A方向に揺動
することが確実に防止されるようになるので、掛合突部
23が木枠13から外れること、ひいては本体14が外
れることを確実に防止できる。
【0028】このように本実施例によれば、本体14を
開口部12内に挿入するだけで、該本体14を取付部材
20を介して木枠13に仮止めすることができるので、
蝶ナット25の回転操作は本体14を手で支えつつ行う
必要がなくなり、本体14の取付作業を容易に行うこと
ができる。
【0029】また、掛合突部23の下面を根元側から先
端に向かって下方に傾くように形成したことにより、掛
合突部23の先端部分(鋭角状角部23c)を木枠13
の上面部に食い込ませることができるので、取付部材2
0が不用意に矢印A方向に揺動するおそれがなく、本体
14の不用意な落下をより確実に防止できる。
【0030】しかも、掛合突部23は二股状主部21の
一側部に設けるだけであるから、該二股状主部21は金
属板を打ち抜いて得たものを略U字形に折り曲げるだけ
で製作でき、製作コストを低く押さえることができる。
この場合、取付部材20は突片27により揺動方向が開
口部12の内外方向に向く一方向となるように規制され
るので、掛合突部23が二股状主部21の外側の一側縁
部にだけ存在していても、該掛合突部23を木枠13の
上面部に確実に掛合させることができる。
【0031】その上、取付部材20の係合突部23と蝶
ナット25との間隔は該蝶ナット25の螺進退操作によ
り自在に調節することができるので、天井板11および
木枠13の厚さが場合場合によって異なっていても、フ
ランジ18と掛合突部23との間に天井板11および木
枠13を締め付けることができ、天井板11および木枠
13の厚さの相違に容易に対処できる。
【0032】図6は本発明の第2の実施例を示すもの
で、上記第1の実施例との相違は、取付部材29を上記
一実施例の二股状主部21に相当する部材のみから構成
する一方、操作部材を蝶ボルト30から構成し、そして
蝶ボルト30をフランジ18の支持孔24に挿通してそ
の雄ねじ30aを取付部材29の底辺部29aに形成し
た雌ねじ29bに螺合したところにある。ここで雌ねじ
29bと雄ねじ30aとはねじ連結手段を構成するもの
である。
【0033】このように構成しても、取付部材29は蝶
ボルト30の頭部を中心に揺動可能であると共に、蝶ボ
ルト30の回転操作により上下動するので、前記一実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0034】図7ないし図9は本発明の第3の実施例を
示すもので、前記第1の実施例と同一部分には同一符号
を付して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。フラ
ンジ18の上面側に配設された取付部材31は第1の実
施例の二股状主部21に相当する部材のみから構成され
ており、この取付部材31の対向両側部には、開口部1
2の外側を向く一側縁部の上部に位置して、木枠13の
上面に掛合する掛合突部32が突設されている。この掛
合突部32の上面は下降傾斜する傾斜ガイド面32aと
して形成されていると共に、下面は根元側から先端に向
かって下方に傾く斜面32bとして形成されており、こ
れにより掛合突部32の先端部分は斜め下向きの鋭角状
角部32cに形成されている。
【0035】上記取付部材31の底辺部31aには雌ね
じ31bが形成されている。一方、フランジ18に形成
された支持孔24には操作部材としての座付なべ小ねじ
33が頭部33aを下にしてフランジ18の下面側から
挿通されている。そして、座付なべ小ねじ33の雄ねじ
33bが取付部材31の雌ねじ31bに螺合されてお
り、これにより座付なべ小ねじ33がねじ連結手段とし
ての雌ねじ31bおよび雄ねじ33bを介して取付部材
31に連結された状態になっている。
【0036】また、フランジ18に形成された小孔18
aと取付部材31の底辺31aとの間には、弾性部材と
してのねじりコイルばね34が連結されている。このね
じりコイルばね34は取付部材31を上方に付勢すると
共に、開口部12の外側に向く矢印B方向に揺動するよ
うに付勢している。そして、フランジ18に突設された
一対の突片27のうち、開口部12の外側を向く一側縁
部の相互間には、図9にも示すように衝止壁27aが一
体に形成されており、取付部材31はこの衝止壁27a
に当接することによって図9に実線で示す起立状態を越
えてそれ以上矢印B方向に揺動することのないように止
められている。
【0037】上記構成において、本体14を開口部12
に挿入するように押し上げると、傾斜ガイド面32aの
作用により、取付部材31が図8に示すように矢印Bと
は反対方向に揺動して掛合突部32が木枠13を通過す
ることを許容する。掛合部32が木枠13を通過したと
ころで、取付部材31がねじりコイルばね34の弾発力
により矢印B方向に揺動して起立状態に復帰する。これ
により、掛合突部32が木枠13の上面に掛合し、本体
14が吊り下げ支持されて仮止め状態になる。そこで、
座付なべ小ねじ33の頭部33aにドライバなどの工具
を宛てがって該座付なべ小ねじ33を螺進方向に回転操
作すると、図7に示すようにブランジ18と掛合突部3
2との間に天井板11および木枠13が強く締め付けら
れるようなり、これにて本体14の取り付けが完了す
る。
【0038】このように本実施例によれば、取付部材3
1をねじりコイルばね34により矢印B方向(開口部1
2の外側方向)に揺動するように付勢する構成としたの
で、掛合部32が木枠13を通過したとき、取付部材3
1がねじりコイルばね34の弾発力により確実に矢印B
方向に揺動し、掛合部32が木枠13の上面部に確実に
掛合する。
【0039】図10および図11は本発明の第4の実施
例を示すもので、上記第3の実施例と同一部分には同一
符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
取付部材31の底辺部31aには透孔35が形成されて
おり、この孔35には連結ロッドとしてのなべ小ねじ3
6が頭部36aを上にして底辺部31aの上面側から挿
通されている。ここで、なべ小ねじ36は頭部36aに
より透孔35からの抜け止めがなされることにより、上
端側が取付部材31に連結された状態になっている。そ
して、なべ小ねじ36の下端側はフランジ18に形成さ
れた支持孔24を挿通して該フランジ18の下面側に突
出されており、その突出下端側には止め部材としての板
ナット37が嵌挿されている。
【0040】上記板ナット37はばね鋼板により形成さ
れたいわゆるスピードナットと称されるもので、図11
に示すようになべ小ねじ36を通す通し孔38の周縁部
に弾性係止片39が一体に形成されている。この弾性係
止片39はなべ小ねじ36に形成されたねじ山36aを
係止突部として該ねじ山36aに係止されることによ
り、板ナット37の下方への抜け止めを行うようになっ
ており、板ナット37の上方への移動に対しては上下多
段に存在するねじ山36aを下方に弾性変形することに
より乗り越えて該板ナット37の上方への移動を許容す
るようになっている。
【0041】上記構成において、掛合突部32が木枠1
3の上面部に掛合し、本体14が吊り下げ支持されて仮
止め状態になったところで、なべ小ねじ36の下端部を
掴んで板ナット37を図10に二点鎖線で示す位置から
押し上げる。すると、板ナット37は弾性係止片39の
弾性変形を伴って上方に移動されると共に、本体14も
上方に押し上げられる。そしてフランジ18が天井板1
1の下面に押し当てられたところで、板ナット37の押
し上げを停止すると、該板ナット37は弾性係止片39
がねじ山36aに係止されることによりその位置に止め
られるようになる。これにより、フランジ18と掛合突
部32との間に天井板11と木枠13とが締め付けられ
て本体14が取付状態となる。なお、板ナット37をな
べ小ねじ36から取り外すには、板ナット37を緩め方
向に回すことにより下方に移動させれば良い。このよう
に本実施例によれば、板ナット37を回転操作せずと
も、単に押上操作するだけで本体14を取付状態にする
ことができるので、本体14の取り付け作業を短時間で
済ますことができる。
【0042】なお、上記第4の実施例では、連結ロッド
をなべ小ねじ36から構成し、そのねじ山36aを係止
突部としたが、連結ロッドとしては棒状のものに上下多
段に突条を形成したものであれば良い。
【0043】その他、本発明は上記し且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、例えば、取付部材とし
ては、シャフトの上端部に板状の掛合突部を十字状に突
設した形態のもの、或いはシャフトの上端部に円錐台状
の掛合突部を突設した形態のものであっても良く、この
ように円錐台状とした場合には、取付部材の揺動方向を
一方向に規制する必要はない等、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更して実施することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
ような効果を得ることができる。請求項1記載の天井用
換気扇では、本体を天井の開口部から挿入するだけで、
取付部材の掛合突部が取付枠の上面に掛合して本体を支
持する状態となるので、この状態で操作部材を回転操作
することにより、本体を取付枠に固定でき、本体の取付
作業が簡単になると共に、天井板或いは取付枠の厚さ寸
法が場合場合で相違していても、その厚さ寸法の相違に
容易に対処することができる。
【0045】請求項2記載の天井用換気扇では、弾性係
止片を有した止め部材を連結ロッドに嵌挿する構成とし
たので、止め部材を回転操作ではなく、単に上方に移動
するだけで本体を取付状態に支持することができ、該本
体の取付作業を短時間で済ますことができる。
【0046】請求項3記載の天井用換気扇では、掛合突
部が取付枠に食い込むようになるので、掛合突部が取付
枠から外れることがなく、本体の取り付けが確実にな
る。
【0047】請求項4記載の天井用換気扇では、取付部
材を金属板等によって安価に製作でき、且つこのように
しても取付部材の揺動方向は一方向に規制されるので、
掛合突部が取付枠に掛合する位置からずれるおそれがな
い。
【0048】請求項5記載の天井用換気扇では、取付部
材をねじりコイルばねにより開口部の外側方向に揺動す
るように付勢するので、取付部材の掛合突部を確実に取
付枠の上面に掛合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断側面図
【図2】本体の取り付け途中の状態を示す縦断側面図
【図3】本体の平面図
【図4】要部の斜視図
【図5】掛合突部の木枠への掛合状態を示す部分断面図
【図6】本発明の第2の実施例を示す要部の縦断側面図
【図7】本発明の第3の実施例を本体の取付状態で示す
要部の縦断側面図
【図8】本体の取り付け途中の状態を示す要部の縦断側
面図
【図9】図4相当図
【図10】本発明の第4の実施例を示す図7相当図
【図11】部分的な拡大縦断側面図
【図12】従来構成を示す図1相当図
【符号の説明】
11は天井板、12は開口部、13は木枠(取付枠)、
14は本体、17はフレキシブルダクト、18はフラン
ジ、19は化粧カバー、20は取付部材、21は二股状
主部、22はシャフト、22aは雄ねじ(ねじ連結手
段)、23は掛合突部、24は支持孔、25は蝶ナット
(操作部材)、26は圧縮コイルばね(弾性部材)、2
7は突片(規制部)、29は取付部材、30は蝶ボルト
(操作部材)29a,30aは雌ねじ,雄ねじ(ねじ連
結手段)、31は取付部材、32は掛合突部、32bは
雌ねじ(ねじ連結手段)、33は座付なべ小ねじ(操作
部材)、33bは雄ねじ(ねじ連結手段)、34はねじ
りコイルばね(弾性部材)、36はなべ小ねじ(連結ロ
ッド)、36aはねじ山(係止突部)、37は板ナット
(止め部材)、38は通し孔、39は弾性係止片であ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を天井に形成された開口部から挿入
    して該開口部の周囲に設けられた取付枠に取り付けるも
    のにおいて、 前記本体に設けられ、前記開口部の周縁部下面に押し当
    てられるフランジと、 前記取付枠の上面に掛合する掛合突部を有し、前記フラ
    ンジの上面側に上下動可能に且つ揺動可能に設けられた
    取付部材と、 この取付部材を上方に付勢して該取付部材を常時は起立
    状態に保持し、前記開口部への本体の挿入時に取付部材
    の揺動を許容して掛合突部が取付枠を通過するようにす
    ると共に、その通過により取付部材を元の起立状態に復
    帰させて掛合突部を取付枠の上面に掛合させる弾性部材
    と、 前記取付フランジの下面側に回転可能に設けられ、前記
    取付部材にねじ連結手段により連結されて回転操作され
    ることにより、取付部材をフランジに対して相対的に引
    き下げてその掛合突部を取付枠の上面に押圧すると共に
    フランジを前記開口部の周縁部下面に押し当てる操作部
    材とを具備してなる天井用換気扇。
  2. 【請求項2】 本体を天井に形成された開口部から挿入
    して該開口部の周囲に設けられた取付枠に取り付けるも
    のにおいて、 前記本体に設けられ、前記開口部の周縁部下面に押し当
    てられるフランジと、 前記取付枠の上面に掛合する掛合突部を有し、前記フラ
    ンジの上面側に上下動可能に且つ揺動可能に設けられた
    取付部材と、 この取付部材を上方に付勢して該取付部材を常時は起立
    状態に保持し、前記開口部への本体の挿入時に取付部材
    の揺動を許容して掛合突部が取付枠を通過するようにす
    ると共に、その通過により取付部材を元の起立状態に復
    帰させて掛合突部を取付枠の上面に掛合させる弾性部材
    と、 上端側が前記取付部材に連結されると共に、下端側が前
    記フランジを挿通して該フランジの下面側に突出され、
    外周部に係止突部を上下多段に形成した連結ロッドと、 この連結ロッドを通す通し孔を有すると共に、該通し孔
    の周縁部に上方への移動に対しては弾性変形を伴って前
    記係止突部を乗り越えることにより該上方移動を許容
    し、下方への移動に対しては係止突部に係止されて該下
    方移動を阻止する弾性係止片を一体に有し、連結ロッド
    のうち前記フランジの下面側に突出する部分に嵌挿され
    て上方に移動されることにより、前記取付部材の掛合突
    部を前記取付枠の上面に押圧すると共にフランジを前記
    開口部の周縁部下面に押し当てた状態に止める止め部材
    とを具備してなる天井用換気扇。
  3. 【請求項3】 掛合突部を取付枠に食い込ませるべく、
    掛合突部の下面は根元側から先端に向かって下方に傾く
    ように形成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の天井用換気扇。
  4. 【請求項4】 掛合突部は取付部材のうち開口部の外側
    に向く一側部に設けられ、その取付部材は本体側に設け
    られた規制部により揺動方向が開口部の内外に向かう一
    方向に規制されていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の天井用換気扇。
  5. 【請求項5】 弾性部材は、取付部材を上方に付勢する
    と共に、開口部の外側方向に揺動するように付勢するね
    じりコイルばねにより構成されていることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の天井用換気扇。
JP5178895A 1993-05-21 1993-07-20 天井用換気扇 Pending JPH0742993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5178895A JPH0742993A (ja) 1993-05-21 1993-07-20 天井用換気扇

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-119617 1993-05-21
JP11961793 1993-05-21
JP5178895A JPH0742993A (ja) 1993-05-21 1993-07-20 天井用換気扇

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0742993A true JPH0742993A (ja) 1995-02-10

Family

ID=26457308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5178895A Pending JPH0742993A (ja) 1993-05-21 1993-07-20 天井用換気扇

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742993A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT410125B (de) * 1999-02-12 2003-02-25 Limot Elektromotorenbaugesells Einbaugebläse
JP2013155918A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Toto Ltd 浴室空調装置
CN106524376A (zh) * 2015-09-10 2017-03-22 建准电机工业股份有限公司 具有照明功能的通风装置
AT517980A1 (de) * 2015-11-27 2017-06-15 Limot Elektromotorenbaugesellschaft M B H & Co Kg Vorrichtung zum Lüften von Räumen
KR102376197B1 (ko) * 2021-08-13 2022-03-21 주식회사 동우 환풍기

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT410125B (de) * 1999-02-12 2003-02-25 Limot Elektromotorenbaugesells Einbaugebläse
JP2013155918A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Toto Ltd 浴室空調装置
CN106524376A (zh) * 2015-09-10 2017-03-22 建准电机工业股份有限公司 具有照明功能的通风装置
AT517980A1 (de) * 2015-11-27 2017-06-15 Limot Elektromotorenbaugesellschaft M B H & Co Kg Vorrichtung zum Lüften von Räumen
AT517980B1 (de) * 2015-11-27 2019-07-15 Limot Elektromotorenbaugesellschaft M B H & Co Kg Vorrichtung zum Lüften von Räumen
KR102376197B1 (ko) * 2021-08-13 2022-03-21 주식회사 동우 환풍기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5898987A (en) Method of installing acoustical ceiling grid
EP2017543A1 (en) Indoor unit for air conditioner
JP2009063211A (ja) 換気グリル
JP2001146807A (ja) 固定金物
JPH0742993A (ja) 天井用換気扇
JP2558170Y2 (ja) 穴閉塞具
JP6366096B2 (ja) 点検口の外枠固定装置
JP3226384B2 (ja) 天井用換気扇
JP6509078B2 (ja) 埋設式ガス栓の取付構造
JP2001280660A (ja) 換気扇取付け装置
JPH0771799A (ja) 換気扇
JP2007010222A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2007212001A (ja) 換気装置
JPH0615231Y2 (ja) 空気調和機
JPH07280317A (ja) 天井用換気扇
JPH07189556A (ja) 戸枠の隙間調整具および隙間調整方法
JP4279415B2 (ja) ダクト用換気扇
JPH0828951A (ja) 空気調和機の据付装置
JPH073228Y2 (ja) 天井用換気扇
JPH0345076Y2 (ja)
JPS5856492Y2 (ja) 空気調和機の固定装置
JP2502618Y2 (ja) 換気扇
JPH08436Y2 (ja) サニタリールームユニットの壁・水平状パネルの連結部材
JP2792433B2 (ja) 換気扇におけるオリフィス固定構造
JPS6120433Y2 (ja)