JP3224895B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP3224895B2
JP3224895B2 JP06374893A JP6374893A JP3224895B2 JP 3224895 B2 JP3224895 B2 JP 3224895B2 JP 06374893 A JP06374893 A JP 06374893A JP 6374893 A JP6374893 A JP 6374893A JP 3224895 B2 JP3224895 B2 JP 3224895B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等における給
紙装置に係り、より詳しくは、印刷用紙を積載した用紙
台から1枚づつ印刷用紙を分離して供給する機構と、印
刷部に向かって印刷用紙を搬送するための用紙搬送ロー
ラとが、1つの駆動モータから同じ伝動ギヤ機構を介し
て動力伝達されるように構成した給紙装置の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給紙装置として、図10
に示すように、印刷用紙Pを積載した用紙台1と、前記
印刷用紙Pが給紙ローラ2に向かって接近するように用
紙台1を付勢するばね3と、このばね3の付勢力に抗し
て印刷用紙Pが給紙ローラ2から離間する方向に用紙台
1を移動させるカム4と、給紙ローラ2から用紙送り方
向下流側に設けられた搬送ローラ対5a,5bと、駆動
モータ6の回転力を前記搬送ローラ対5a,5b及び前
記カム4に伝達する伝動ギヤ機構7とを備え、カム4の
回転により前記用紙台1を前記ばね3の作用で印刷用紙
Pが給紙ローラ2に接近する方向に移動させ、該給紙ロ
ーラ2により送り出された印刷用紙Pを搬送ローラ対5
a,5bに供給し、その搬送下流側の印刷部にて印刷す
るように構成したものがある。
【0003】そして、支軸8には、前記給紙ローラ2及
びカム4と同軸上にて一体的に回転するように設けられ
た第1のクラッチギヤ9を備え、該クラッチギヤ9に
は、欠歯ギヤ部10を有する。駆動モータ6からの回転
力を伝達する伝動ギヤ機構7におけるアイドギヤ11
〜20のうち1つのアイドギヤ17は前記一方の搬送
ローラ5bに回転力を伝達し、他方の1つのアイド
ヤ20は前記クラッチギヤ9における欠歯ギヤ部10と
対面している。
【0004】初期状態(印刷用紙Pが給紙される前の待
機状態)において、前記カム4は、用紙台1における従
節ローラ21に当接し、ばね3の上向き付勢力により、
常時矢印R方向に回転されるような力を受けている。一
方、ばね22にて付勢された係止爪23は第1のクラッ
チギヤ9における係止部9aに係止し、当該クラッチギ
ヤ9の回転を一旦停止させるように構成している。
【0005】また、欠歯歯車部24aを備えた第2のク
ラッチギヤ24は前記アイドギヤ20と対面させてあ
り、該クラッチギヤ24には前記係止爪23をS方向に
押し回動させて、係止爪23を前記第1のクラッチギヤ
9における係止部9aから係止解除させるためのカム部
25を一体的に回転するように備え、このカム部25は
電磁ソレノイド26の作動にて回動するレバー27によ
り係脱する構成である。また、前記第2クラッチギヤ2
4はばね28の力により、常時Q方向に回転するように
付勢されている。
【0006】前記初期状態において、前記アイドギヤ
20と、前記第1のクラッチギヤ9における欠歯ギヤ部
10と第2のクラッチギヤ24における欠歯歯車部24
aとがそれぞれ対面する位置にある。この状態で、駆動
モータ6が回転すると、その回転力はアイドラギヤ11
〜17を介して搬送ローラ5bを回転させる一方、同じ
くアイドラギヤ18〜20を回転させるが、前述のよう
に、アイドラギヤ20とクラッチギヤの欠歯部とが対面
しているので、両クラッチギヤ9,24は回転しない。
次に、用紙挿入の信号が入ると、電磁ソレノイド26に
電流が供給され、レバー27を吸引してカム部25との
係合が解除される。
【0007】従って、ばね28によりQ方向に回転付勢
された第2クラッチギヤ24の欠歯歯車部24aがアイ
ドラギヤ20と噛み合い始め、カム部25にて係止爪2
3をS方向に押し回動する。そうすると、前記用紙台1
の上向き付勢するばね3の付勢力にてカム4と共に第1
のクラッチギヤ9をR方向に回動させるから、その欠歯
ギヤ部10が前記アイドギヤ20に衝撃的に噛み合
い、その噛み合いにて、カム4及び給紙ローラ2が1回
転する。前記カム4のR方向への回動につれて、前記ば
ね3にて上向き付勢された用紙台1における印刷用紙P
は給紙ローラ2の下面に押しつけられ、当該給紙ローラ
2の回転にて印刷用紙Pは搬送ローラ対5a,5bに搬
送され、図示しない印刷部へと搬送される。前記第2の
クラッチギヤ24の1回転にて係止爪23は反S方向へ
回動し、第1クラッチギヤ9の係止部9aに係合してカ
ム4は用紙台1を下向きに押した状態(初期状態)に復
帰する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の作動において、
係止爪23による第1のクラッチギヤ9の静止係合の解
除が実行されて、当該第1のクラッチギヤ9における欠
歯ギヤ部10と前記アイドギヤ20との噛み合いが衝
撃的に突然実行されると、ばね3によるカム4のR方向
への回転付勢力が強いため、第1のクラッチギヤ9のR
方向への回転力が原動力となって、アイドギヤ20を
前記駆動モータ6による回転力以上の力にて回転するこ
とになり、この回転力が他のアイドギヤ19,18,
16,17を介して搬送ローラ5bに伝達され、該搬送
ローラ5bは所定の搬送速度より早い速度で回転する区
間が生じ、回転ムラが発生する。
【0009】そのため、前記搬送ローラ対5a,5bに
よる用紙搬送中に、次の用紙の挿入を開始すると、この
搬送ローラ対5a,5bによる印刷用紙の搬送速度が乱
れて、印刷部での印刷画像に乱れが生じるという問題が
あった。
【0010】本発明は、上記の問題を解決し、印刷の乱
れのない給紙装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の給紙装置は、印刷用紙を積載する用紙台
と、その用紙台上の印刷用紙が給紙ローラに向かって接
近するように用紙台を付勢する付勢手段と、この付勢力
に抗し印刷用紙が給紙ローラから離間する方向に用紙台
を移動させるカムと、給紙ローラから用紙送り方向下流
側に設けられた搬送ローラと、前記カム及び搬送ローラ
を駆動する共通の駆動源である駆動モータと、駆動モー
タの回転力を搬送ローラ及び前記カムに伝達する伝動
ヤ機構とを備え、カムの回転により用紙台を付勢手段の
作用で印刷用紙が給紙ローラに接近する方向に移動さ
せ、給紙ローラにより送り出された印刷用紙を前記搬送
ローラに供給するように構成してなる給紙装置におい
て、前記カムと同軸上に回転可能に設けられ、且つ前記
伝動ギヤ機構における1つのアイドラギヤに噛み合う欠
歯歯車を形成したクラッチ体と、前記欠歯部分がアイド
ラギヤと対向する位置でクラッチ体を停止する係止手段
と、前記カムとクラッチ体との間に設けられ、カムに対
してクラッチ体が適宜角度だけ自由回転し、その後カム
と一体的に回転するように両者を係合する係合手段を設
けたものである。
【0012】
【実施例】次に本発明を具体化した実施例を図面を参照
しながら説明すると、図1は、図10に示す従来技術と
略同様の部品の配列状態で示す給紙装置の側面図であっ
て、従来技術と同一の部材には同一の符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0013】枢支軸30にて基端を上下回動可能に支持
された用紙台1の先端側をコイルバネ等の付勢手段31
にて上向き付勢し、支軸8に固着した給紙ローラ2の下
面方向に、前記用紙台1に積載された印刷用紙Pの上面
を接近させるように構成する。前記支軸8には、前記用
紙台1の一側に上向き突出するように設けた従節ローラ
21と対面させるカム4を支軸8に固着する一方、クラ
ッチ体32を支軸8に回転可能に且つカム4と隣接させ
て枢支する。
【0014】図3及び図4に示すように、クラッチ体3
2には、前記伝動ギヤ機構7における1つのアイドラギ
ヤ20と対面するように、欠歯歯車33を設ける。そし
て、カム4とクラッチ体32との間には、カム4に対し
てクラッチ体32が適宜中心角(回動角度)θだけ自由
回転し、その後、カム4と一体的に回転するように、カ
ムとクラッチ体32との両者を係合するための係合手段
を設ける。その1実施例として、欠歯歯車33に隣接し
た外周部には、前記カム4から支軸8の軸線と平行状に
突出する係合突起体34が適宜回動角度θにわたって回
動移動可能で円弧状の案内溝35を形成する。この案内
溝35は、前記欠歯歯車33における欠歯部分33aの
側方を含み、また、前記係合突起体34の付け根部34
aが欠歯歯車33の内径側空所36を潜って通過でき、
且つ前記係合突起体34が欠歯歯車33の内径側空所3
6から案内溝35に挿入できるように、前記欠歯部分3
3aを支軸8の軸線方向に沿って切り離す切り溝37が
設けられている。
【0015】さらに、カム4が初期状態(図1参照)の
位置にあるとき、クラッチ体32の外周に形成された係
止段部38と、前記係合突起体34における係止段部3
4aとの両者にわたって、バネ22にて付勢された係止
爪23の先端が係脱するように構成されており、また、
クラッチ体32を図1の矢印R方向に回動付勢するため
のばね39の一端が係合するピン40を突設している。
【0016】次に、これらの構成による動作について説
明する。先ず駆動モータ6が作動すると、アイドラギヤ
11〜20は図1の矢印方向に回転し、アイドラギヤ1
7を介して搬送ローラ対5a,5bが所定の方向に回転
する。図1に示す初期状態では、クラッチギヤ24と一
体的に回動可能なカム部25がレバー27にて静止保持
され、ばね22にて付勢された係止爪23は、前記クラ
ッチ体32の係止段部38及びカム4の係合突起体34
における係止段部34aにわたって係止しているので、
クラッチ体32及びカム4は、図1及び図6の実線で示
す状態に静止しており、クラッチギヤ24における欠歯
歯車24aの欠歯部分及びクラッチ体32における欠歯
歯車33の欠歯部分がアイドラギヤ20と対面している
ので、駆動モータ6の回転力は伝達されない。
【0017】次に用紙挿入の信号が入ると、電磁ソレノ
イド26に電流が供給され、レバー27の下端側が吸引
されてカム部25との係合が解除され、ばね28の力に
てQ方向に回動付勢されているクラッチギヤ24はその
欠歯歯車部24aがアイドラギヤ20と噛み合う。そう
すると、カム部25は前記係止爪23を矢印S方向に押
し出し、係止爪23が前記両係止段部34a,38から
外れるので、カム4及びクラッチ体32は、それぞれ、
単独で矢印R方向への回動が可能となる。
【0018】このとき、カム4は、付勢手段31にて上
向きに付勢された用紙台1における従節ローラ21にて
矢印R方向に回動付勢されているから、直ちにカム4が
図7及び図8の時計方向に回動し、このカム4と一体的
に回動する給紙ローラ2の下面に前記用紙台1上の印刷
用紙Pの上面が当接する位置(図7)で、用紙台1の上
昇動は停止し、カム4の回動も一旦停止する。
【0019】即ち、図8に示すように、クラッチ体32
における案内溝35内にて、カム4における係合突起体
34が図6に示す自由回転可能な範囲内で移動するが、
この係合突起体34によりクラッチ体32を積極的に矢
印R方向に押し回動することはない。略同時に、バネ3
9にて矢印R方向に回動付勢されているクラッチ体32
が回動し、アイドラギヤ20と欠歯歯車33とが噛み合
い、クラッチ体32の回転速度が一定(定常)状態とな
って、クラッチ体32の案内溝35の一端35aにより
係合突起体34を矢印R方向に押しながら、当該クラッ
チ体32とカム4とが一体的に回動する(図9参照)。
【0020】このカム4と一体的に回動する給紙ローラ
2に押しつけられた印刷用紙Pは、1枚だけピックアッ
プされ、搬送ローラ対5a,5bに向かって搬送され、
印刷部に搬送される。カム4が従節ローラ21を下方に
押して用紙台1を下向き回動させると、給紙ローラ2と
印刷用紙Pとの当接状態が解除されると共に、クラッチ
ギヤ24、係止爪23、クラッチ体32及びカム4はそ
れぞれ前記の初期状態に戻って停止するのである。
【0021】このように、係合突起体34と案内溝35
との位置関係から、カム4とクラッチ体32とが1回転
する間に、それぞれ所定角度だけ当該両者が係合しない
自由回転領域を形成することになり、付勢手段31によ
る付勢力がアイドラギヤ20に衝撃的に作用したり、当
該アイドラギヤ20を加速するような回転力を伝達する
ことを防止できる結果、このアイドラギヤ20を介して
搬送ローラ対5a,5bに回転ムラを発生させるような
力が作用することがなく、従って、印刷用紙Pの搬送中
に続いて用紙挿入指令を入れても、印刷部において、印
刷用紙Pに印刷ムラが発生することがなく綺麗な印刷画
像を得ることができる。
【0022】なお、付勢手段31の力により用紙台1に
積載されている印刷用紙Pを回転している給紙ローラ2
に押しつける際、印刷用紙Pと給紙ローラ2との間に発
生する衝撃は、ピックアップされる印刷用紙Pがその下
面側の印刷用紙Pまたは用紙台1の表面と滑ることによ
り吸収されるため、その衝撃は給紙機構内の動作に悪影
響を及ぼさないのである。
【0023】また、前記実施例においては、給紙ローラ
2とカム4とが一体的に回転するように連結したが、ク
ラッチ体32と給紙ローラ2とが一体的に回転するよう
に装着しても良い。さらに、前記実施例ではカム4にお
ける係合突起体34をクラッチ体32の円柱側面の中程
に形成した案内溝35に臨ませたが、カム4とクラッチ
体32とが軸線上にて隣接した状態を保持できるよう
に構成するならば、クラッチ体32の一側に案内溝35
を形成して、この案内溝35に前記係合突起体34を臨
ませるように構成しても良い。
【0024】なお、クラッチ体32に初期の回転力を付
与するのはばねに限らず、力が強すぎなければ、カム4
側から伝達される力であっても良く、例えば、クラッチ
体32とカム4との間に適度な摩擦力を生じさせる箇所
を設けたり、クラッチ体32とカム4との間に適度な粘
度を持つ物質を挟み込み、その粘度を利用して共回りす
るように構成したり、弱いバネでクラッチ体32とカム
4とを連結する等の構成にして、クラッチ体32に初期
の回転力を与えるようにしても良いのである。
【0025】なお、前記実施例では、初期状態におい
て、係止爪23がカム4の係止段部34aに係合してい
るとき、係合突起体34の背面と案内溝35の一端35
aとが当接しているため、クラッチ体32はカム4に対
してR方向の回転に自由度がないので、クラッチ体32
は係止段部38を省略しても、案内溝35の一端35a
と係合突起体34とを介して停止している。また、その
係止段部38を残して、前記実施例の動作に支障がない
範囲の自由度を持たせる、例えば、前記係合突起体34
の背面と案内溝35の一端35aとの間に隙間を有する
ように設定するようにしても良い。
【0026】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、本発明
は、印刷用紙を積載する用紙台と、その用紙台上の印刷
用紙が給紙ローラに向かって接近するように用紙台を付
勢する付勢手段と、この付勢力に抗し印刷用紙が給紙ロ
ーラから離間する方向に用紙台を移動させるカムと、給
紙ローラから用紙送り方向下流側に設けられた搬送ロー
ラと、前記カム及び搬送ローラを駆動する共通の駆動源
である駆動モータと、駆動モータの回転力を搬送ローラ
及び前記カムに伝達する伝動ギヤ機構とを備え、カムの
回転により用紙台を付勢手段の作用で印刷用紙が給紙ロ
ーラに接近する方向に移動させ、給紙ローラにより送り
出された印刷用紙を前記搬送ローラに供給するように構
成してなる給紙装置において、前記カムと同軸上に回転
可能に設けられ、且つ前記伝動ギヤ機構における1つの
アイドラギヤに噛み合う欠歯歯車を形成したクラッチ体
と、前記欠歯部分がアイドラギヤと対向する位置でクラ
ッチ体を停止する係止手段と、前記カムとクラッチ体と
の間に設けられ、カムに対してクラッチ体が適宜角度だ
け自由回転し、その後カムと一体的に回転するように両
者を係合する係合手段を設けたものである。
【0027】従って、用紙台を下向きに押し下げている
カム及びクラッチ体から係止爪が外れると、前記カムは
用紙台を上向きに押圧する付勢手段の力にて自由回転す
る。一方、前記係止爪から静止係合を解除されたクラッ
チ体は、その欠歯歯車がアイドギヤと噛み合って前記
カムの回転方向と同方向に回転し始める。
【0028】この場合、前記係合手段により、カムとク
ラッチ体とは一定区間において互いに自由回転可能で、
両者が拘束されないから、カムに作用する力がクラッチ
体、ひいてはアイドラギヤを介して伝動ギヤ機構に伝わ
ることがなく、従って、搬送ローラ対に対して駆動モー
タ側からの回転力のみが作用し、搬送ローラ対の回転ム
ラが発生しない。
【0029】そして、アイドラギヤとクラッチ体の欠歯
歯車とが噛み合って一定角度以上回動した後は、前記係
合手段により、カムとクラッチ体とは一体的に回転し
て、用紙台上の印刷用紙を搬送ローラ対に向かって搬送
するように給紙ローラが1回転して後、このクラッチ体
は係止手段にて停止するので、元の静止状態に戻るので
ある。
【0030】このように、本発明によれば、用紙台を給
紙ローラ方向に押しつける付勢手段の付勢力がカムにの
み作用し、クラッチ体には作用しないから、給紙作動ご
とに前記付勢力により、伝動ギヤ機構に脈動する外力や
衝撃力が作用せず、搬送ローラ対の回転ムラを無くする
ことができて、印刷画像の乱れを発生させないように
し、良好な印刷結果を得ることができるという効果を奏
するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例における側面図である。
【図2】概略平面図である。
【図3】カムとクラッチ体との組付け状態における斜視
図である。
【図4】カムとクラッチ体の一部切欠き平面図である。
【図5】図4におけるV−V線矢視図である。
【図6】図3のVI−VI線矢視断面で示す作用説明図であ
る。
【図7】係止爪の係止解除直後の状態を示す要部拡大側
面図である。
【図8】図7の状態におけるカムの係合突起体とクラッ
チ体の案内溝との位相関係を示す図である。
【図9】カムとクラッチ体とが一体的に回転する状態を
示す要部拡大側面図である。
【図10】従来技術の側面図である。
【符号の説明】 1 用紙台 2 給紙ローラ 4 カム 5a,5b 搬送ローラ対 6 駆動モータ 7 伝動ギヤ機構 21 従節ローラ 23 係止爪 24 クラッチギヤ 25 カム部 26 電磁ソレノイド 27 レバー 31 付勢手段 32 クラッチ体 33 欠歯歯車 34 係合突起体 35 案内溝 34a,38 係止段部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用紙を積載する用紙台と、その用紙
    台上の印刷用紙が給紙ローラに向かって接近するように
    用紙台を付勢する付勢手段と、この付勢力に抗し印刷用
    紙が給紙ローラから離間する方向に用紙台を移動させる
    カムと、給紙ローラから用紙送り方向下流側に設けられ
    た搬送ローラと、前記カム及び搬送ローラを駆動する共
    通の駆動源である駆動モータと、駆動モータの回転力を
    搬送ローラ及び前記カムに伝達する伝動ギヤ機構とを備
    え、カムの回転により用紙台を付勢手段の作用で印刷用
    紙が給紙ローラに接近する方向に移動させ、給紙ローラ
    により送り出された印刷用紙を前記搬送ローラに供給す
    るように構成してなる給紙装置において、前記カムと同軸上に回転可能に設けられ、且つ 前記伝動
    ギヤ機構における1つのアイドラギヤに噛み合う欠歯歯
    車を形成したクラッチ体と、 前記欠歯部分がアイドラギヤと対向する位置でクラッチ
    体を停止する係止手段と、前記カムとクラッチ体との間に設けられ、カムに対して
    クラッチ体が 適宜角度だけ自由回転し、その後カムと一
    体的に回転するように両者を係合する係合手段を設けた
    ことを特徴とする給紙装置。
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