JP3221999B2 - ウインター用ワイパブレード - Google Patents

ウインター用ワイパブレード

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JP3221999B2
JP3221999B2 JP32802093A JP32802093A JP3221999B2 JP 3221999 B2 JP3221999 B2 JP 3221999B2 JP 32802093 A JP32802093 A JP 32802093A JP 32802093 A JP32802093 A JP 32802093A JP 3221999 B2 JP3221999 B2 JP 3221999B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のウインドシール
ドガラス等を払拭する車両用ワイパに用いられるワイパ
ブレードに係り、特に降雪条件下において多用されるウ
インター用ワイパブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラス等を払
拭する車両用ワイパにおいては、ウインドシールドガラ
スが曲面ガラスであっても払拭性能が低下することなく
確実に払拭できるように、複数のレバー及びブレードラ
バーによって構成される所謂トーナメント式のワイパブ
レード(以後、標準ワイパブレードという)が一般的に
用いられている。またさらに、車両用ワイパに用いられ
るワイパブレードでは、ブレードラバーのリップ部を除
く周囲がフードによって被覆されたウインター用ワイパ
ブレードも知られている。
【0003】ところで、車両用ワイパにおいては、車両
の高速走行時にワイパブレードの浮き上がり現象が発生
するが、特に前述のウインター用ワイパブレードでは、
ブレードラバーのリップ部を除く周囲がフードによって
被覆されているため、標準ワイパブレードに比べて風の
流れが大きく妨げられ、浮き上がり現象に対する性能が
劣っていた。
【0004】すなわち、ブレードラバーを複数のレバー
によって保持する標準ワイパブレードでは、車両の高速
走行に伴ってワイパブレードが気流中に置かれると(気
流がワイパブレードに当たると)、気流はワイパブレー
ドに沿ってその上方へ流れるのみならず、各レバーの間
やレバーとブレードラバーとの間にも流れ、このため、
ワイパブレードの上方と下方との間の圧力差(揚力)が
少なく、比較的ワイパブレードの浮上りが力の発生が少
ない。これに対し、周囲がフードによって被覆されたウ
インター用ワイパブレードでは、気流がワイパブレード
(フード)の側面に当たると、全ての気流がワイパブレ
ードに沿ってその上方へ流れ、このため、ワイパブレー
ドの上方と下方との間に大きな圧力差(揚力)を生じ、
ワイパブレードの浮上り現象の発生が顕著であった。
【0005】この場合従来では、標準ワイパブレードに
おいて、ブレードラバーを保持する複数のレバーを風上
側へ傾斜させることにより、ワイパブレードの浮上り現
象を防止する技術が提案されている(特開平3−121
957号公報)。この標準ワイパブレードによれば、ワ
イパブレード(最も上方に位置するレバー)の上面に気
流が当たることにより、この気流の圧力がワイパブレー
ドの押さえ力(ダウンフォース)に変換されてワイパブ
レードの浮上り現象が防止されるようになっている。
【0006】しかしながら、前記公報に示された従来の
ワイパブレード浮上り防止技術では、これをそのままウ
インター用ワイパブレードに適用すると、却って浮き上
がり現象が助長される。すなわち、前記技術をそのまま
適用してウインター用ワイパブレードを風上側へ傾斜さ
せた構成とすると、ワイパブレード(フード)の側面に
当たる気流の圧力が更に増加、つまり、ワイパブレード
の風上側の側面に当たった風は、ワイパブレードがフー
ドで覆われているためその風上側の側面前方に気流が溜
まってしまい、却って大きな圧力差(揚力)を生じ、ワ
イパブレードの浮上り現象が助長されてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、車両の更なる高速化が進んでも浮き上がり現象を
防止することができ、かつこれを、払拭性能が低下する
ことなく簡単な構造により実現できるウインター用ワイ
パブレードを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のウインタ
ー用ワイパブレードは、複数の保持レバーを含めて構成
されると共に、周囲がフードにより被覆されたワイパブ
レード本体と、ワイパアームに連結されると共に、前
ワイパブレード本体を保持するホルダと、前記ワイパブ
レード本体に保持されると共に、払拭面へ接触して前記
払拭面を払拭するリップ部が前記ワイパブレード本体か
ら露出したブレードラバーと、を有するウインター用ワ
イパブレードであって、前記ホルダは、前記ワイパブレ
ード本体の上部側を車両走行時の気流の風下側へ傾斜さ
せて保持し前記フードの風上側の側壁を傾斜面としてお
り、前記ブレードラバーは、前記リップ部が前記払拭面
に対して略垂直に接触するように屈曲形成された、こと
を特徴としている。
【0009】
【作用】ここで、本発明に係る前記構成のウインター用
ワイパブレードでは、周囲がフードによって被覆された
ワイパブレード本体は、ホルダによって保持されてワイ
パアームに連結される。また、ワイパブレード本体は、
その上部側が車両走行時の気流の風下側へ傾斜した状態
でホルダに保持されることで、フードの風上側の側壁が
傾斜面となり、さらに、ブレードラバーはワイパブレー
ド本体の傾斜に対応してリップ部が屈曲されて払拭面に
対し、略垂直に接触している。
【0010】したがって、ワイパブレード本体(フー
ド)の風上側の側壁に気流が当たることにより、この気
流の圧力がワイパブレードの押さえ力(ダウンフォー
ス)に変換されて(換言すれば、ワイパブレード本体の
上方と下方との間の圧力差が減少して揚力の発生が大幅
に低減され)、ワイパブレードの浮上り現象が防止され
る。しかも、保持レバーが外部に露出している通常のワ
イパブレードとは異なり、本ウインター用ワイパブレー
ドでは、ワイパブレード本体(保持レバー)がフードに
被覆されているため、保持レバーの間を気流が通過しな
い。このため、通常のワイパブレードに比べてもワイパ
ブレード本体(フード)の側面に充分に気流が当たり、
効果的に押さえ力(ダウンフォース)が生じ、ワイパブ
レードの浮上り現象が防止される。
【0011】また、ワイパブレード本体の傾斜に対応し
てブレードラバーのリップ部が屈曲されているため、ブ
レードラバーのアタックアングルが変更されることがな
く(適正値で維持され)、したがって払拭性能が低下す
ることはない。
【0012】さらに、ホルダによってワイパブレード本
体の上部側を風下側へ傾斜させる構成であるため、構造
も簡単であり前面投影面積が増加することがなく、気流
がスムースに流れることと相まって空気抵抗も低減され
る。
【0013】このように、本発明に係るウインター用ワ
イパブレードでは、このようなウインター用のワイパブ
レードにおいて従来では未解決の問題であった浮き上が
り現象を防止することができ、さらに払拭性能が低下す
ることもなく、しかも簡単な構造により実現できる。
【0014】
【実施例】図1には本発明の第1実施例に係るウインタ
ー用ワイパブレード10の全体構成が斜視図にて示され
ている。また、図2にはウインター用ワイパブレード1
0の側面図が、図3には正面図が、さらに図4には平面
図がそれぞれ示されている。
【0015】ウインター用ワイパブレード10は、ワイ
パブレード本体12、ホルダ14及びブレードラバー1
6を備えている。
【0016】ワイパブレード本体12は、ブレードラバ
ー16を保持する複数の保持レバー(図示省略)によっ
て構成されており、周囲はフード18によって被覆され
ている。このワイパブレード本体12の長手方向中間部
にホルダ14が固定されている。
【0017】ホルダ14には、対向する一対の側壁2
0、22が形成されており、これら側壁20、22の間
にクリップ24が取り付けられている。クリップ24は
ワイパアームのアームピースに対応して形成されてお
り、リベット25によって回動可能に取り付けられてい
る。このクリップ24にアームピースが嵌合することに
よって、ホルダ14がワイパアームに回動可能に保持さ
れる構成である。
【0018】またホルダ14の長手方向両端部には、風
下側の側壁22よりも更に外側へ向けて一対の腕部26
が延出されている。この腕部26は、若干下方へ傾斜さ
れており、この腕部26に前述したワイパブレード本体
12がネジ27によって固定される。この場合、前述の
如く腕部26は下方(払拭面側)へ傾斜されているた
め、ホルダ14がワイパアームに連結された状態におい
ては、図2に示す如く、ワイパブレード本体12はその
上部側が風下側へ傾斜する状態でホルダ14によって保
持される構成である。
【0019】なお、このワイパブレード本体12の傾斜
角度θは10°〜40°が効果的であり、特に30°程
度が好ましい。
【0020】ホルダ14の風上側の側壁20の下端部か
らは、さらに下方へ向けて被覆側壁28が延出さてお
り、ワイパブレード本体12(フード18)の風上側の
側壁18Aとホルダ14の下部との間の空間を緩やかに
覆っている。
【0021】一方、ブレードラバー16は、ワイパブレ
ード本体12(フード18内に配置された複数の保持レ
バー)に保持されており、リップ部30がワイパブレー
ド本体12のフード18から外部に露出している。さら
に、ブレードラバー16のリップ部30は、ワイパブレ
ード本体12の傾斜方向と同方向(すなわち、風下側)
へ向けて屈曲されて形成されている。したがって、ワイ
パブレード本体12が傾斜されているにも拘わらずブレ
ードラバー16(リップ部30)のアタックアングルが
変更されることがないように(適正値で維持されるよう
に)構成されている。
【0022】なおここで、ホルダ14がワイパアームに
連結された状態においては、ワイパブレード本体12が
風下側へ傾斜する状態でホルダ14によって保持される
のみならず、前述の如くワイパブレード本体12を保持
するホルダ14の腕部26は風下側の側壁22よりも更
に外側へ向けて延出されているため、図2に示す如く、
ホルダ14(ワイパアーム)の中心線上にブレードラバ
ー16のリップ部30が位置するように構成されてい
る。
【0023】次に本第1実施例の作用を説明する。前記
構成のウインター用ワイパブレード10では、周囲がフ
ード18によって被覆されたワイパブレード本体12
は、ホルダ14によって保持されてワイパアームに連結
される。また、ワイパブレード本体12が風下側へ傾斜
する状態とされ、さらに、ブレードラバー16はワイパ
ブレード本体12の傾斜に対応して屈曲されている。
【0024】したがって、フード18で覆われたワイパ
ブレード本体12の風上側の側面に気流が当たることに
より、この気流の圧力がワイパブレード10の押さえ力
(ダウンフォース)に変換されて(換言すれば、ワイパ
ブレード本体12の上方と下方との間の圧力差が減少し
て揚力の発生が大幅に低減される)、ワイパブレード1
0の浮上り現象が防止される。
【0025】ここで、図5乃至図8には、ウインター用
ワイパブレード10(ワイパブレード本体12)に対す
る空気の流れ図が示されている。すなわち、図5は傾斜
角度θが20°の状態であり、図6は傾斜角度θが30
°の状態であり、図7は傾斜角度θが40°の状態であ
り、また図8は傾斜角度θが0°の状態である。風は、
100km/hで当てている。
【0026】これらの流れ図において明らかなように、
本実施例の如くワイパブレード本体12を傾斜させた場
合(図5乃至図7)には、ワイパブレード本体12を傾
斜させない場合(図8)に比べて、ワイパブレード本体
12(フード18)の側面に気流の圧力が作用しワイパ
ブレード本体12の上方と下方との間の圧力差が減少し
ており、さらに、気流がスムースに流れていることが判
る。
【0027】さらにここで、ワイパの前面投影面積を
S、空気密度をρ、車両速度(気流速度)をV、揚力係
数をCL とすると、ワイパに作用する揚力Lは、 L=1/2 ・ρ・V2 ・S・CL にて表される。
【0028】したがって、ワイパの浮き上がりを防止す
るためには、揚力係数C Lを極力小さくすることが好ま
しい。
【0029】この場合、本実施例に係るウインター用ワ
イパブレード10においては、表1に示す如くワイパブ
レード本体12の傾斜角度θに応じて揚力係数CL が大
幅に小さくなっている。
【0030】
【表1】
【0031】したがって、ウインター用ワイパブレード
10では、揚力が減少されてワイパブレード10の浮上
り現象が防止されることが判る。しかも、保持レバーが
外部に露出している通常のワイパブレードとは異なり、
本ウインター用ワイパブレード10では、ワイパブレー
ド本体12、より詳細にはワイパブレード本体12を構
成する保持レバーがフード18に被覆されるため、保持
レバーの間を気流が通過することはない。このため、通
常のワイパブレードに比べてもワイパブレード本体12
(フード18)の風上側の側面に充分に気流が当たり、
効果的に押さえ力(ダウンフォース)が生じさせること
ができ、この結果、ワイパブレードの浮上り現象を効果
的に防止できる。
【0032】また、ワイパブレード本体12の傾斜に対
応してブレードラバー16のリップ部30が屈曲されて
いるため、ブレードラバー16のアタックアングルが変
更されることがなく(適正値で維持され)、したがって
払拭性能が低下することはない。
【0033】さらに、ホルダ14によってワイパブレー
ド本体12を風下側へ傾斜させる構成であるため、構造
も簡単であり前面投影面積が増加することがなく、気流
がスムースに流れることと相まって空気抵抗も低減され
る。
【0034】このように、本第1実施例に係るウインタ
ー用ワイパブレード10では、このようなウインター用
のワイパブレードにおいて従来では未解決の問題であっ
た浮き上がり現象を防止することができ、さらに払拭性
能が低下することもなく、しかも簡単な構造により実現
できる。
【0035】また、揚力および空気抵抗が低減されるた
め、ワイパ駆動時の負荷が減少され、ワイパモータを小
型軽量化することができる。さらに、ワイパブレード1
0のオープン方向移動時およびクローズ方向移動時のス
ピード差による不快感を乗員に与えることもない。
【0036】次に本発明の第2実施例を説明する。な
お、前記第1実施例と基本的に同一の部品には前記第1
実施例と同一の符号を付与してその説明を省略してい
る。
【0037】図9には本発明の第2実施例に係るウイン
ター用ワイパブレード40の全体構成が斜視図にて示さ
れている。また、図10にはウインター用ワイパブレー
ド40の側面図が、図11には正面図が、さらに図12
には平面図がそれぞれ示されている。
【0038】ウインター用ワイパブレード40において
は、前記第1実施例に係るウインター用ワイパブレード
10に比べて、ホルダ42が異なっている。
【0039】ホルダ42には、対向する一対の側壁4
4、46が形成されており、さらに、長手方向両端部に
は、風上側の側壁44から風下側の側壁46へ向けて一
対の腕部48が延出されている。この腕部48は、前記
第1実施例の腕部26と同様に、若干下方へ傾斜されて
おり、この腕部48に前述したワイパブレード本体12
が固定される。これにより、ホルダ42がワイパアーム
に連結された状態においては、図10に示す如く、ワイ
パブレード本体12が風下側へ傾斜する状態でホルダ4
2によって保持される構成である。
【0040】ホルダ42の風下側の側壁46の下端部か
らは、さらに下方へ向けて被覆側壁50が延出さてお
り、ワイパブレード本体12(フード18)の風下側の
側壁18Bに達している。
【0041】なおここで、ホルダ42がワイパアームに
連結された状態においては、ワイパブレード本体12が
風下側へ傾斜する状態でホルダ42によって保持される
のみならず、前述の如くワイパブレード本体12を保持
するホルダ42の腕部48は風上側の側壁44から風下
側の側壁46へ向けて延出されているため(換言すれ
ば、腕部48は側壁44と側壁46との間に位置してい
るため)、図10に示す如く、ホルダ42(ワイパアー
ム)の直下にワイパブレード本体12が位置し、ホルダ
42(ワイパアーム)の中心線から所定寸法離間して
(オフセットして)ブレードラバー16のリップ部30
が位置するように構成されている。
【0042】次に本第2実施例の作用を説明する。前記
構成のウインター用ワイパブレード40においても、ワ
イパブレード本体12は、風下側へ傾斜する状態とさ
れ、さらに、ブレードラバー16はワイパブレード本体
12の傾斜に対応してリップ部30が屈曲されている。
【0043】したがって、ワイパブレード本体12(フ
ード18)の側面に気流が当たることにより、この気流
の圧力がワイパブレード40の押さえ力(ダウンフォー
ス)に変換されて(換言すれば、ワイパブレード本体1
2の上方と下方との間の圧力差が減少して揚力の発生が
大幅に低減される)、ワイパブレード40の浮上り現象
が防止される。
【0044】また、ワイパブレード本体12の傾斜に対
応してブレードラバー16が風下側へ屈曲されているた
め、ブレードラバー16のアタックアングルが変更され
ることがなく(適正値で維持され)、したがって払拭性
能が低下することはない。
【0045】さらに、ホルダ42によってワイパブレー
ド本体12を風下側へ傾斜させる構成であるため、構造
も簡単であり前面投影面積が増加することがなく、気流
がスムースに流れることと相まって空気抵抗も低減され
る。
【0046】このように、本第2実施例に係るウインタ
ー用ワイパブレード40でも、このようなウインター用
のワイパブレードにおいて従来では未解決の問題であっ
た浮き上がり現象を防止することができ、さらに払拭性
能が低下することもなく、しかも簡単な構造により実現
できる。
【0047】また、揚力および空気抵抗が低減されるた
め、ワイパ駆動時の負荷が減少され、ワイパモータを小
型軽量化することができる。さらに、ワイパブレード4
0のオープン方向移動時およびクローズ方向移動時のス
ピード差による不快感を乗員に与えることもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るウインタ
ー用ワイパブレードでは、車両の更なる高速化が進んで
も浮き上がり現象を防止することができ、かつこれを、
払拭性能が低下することなく簡単な構造により実現でき
るという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るウインター用ワイパ
ブレードの全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るウインター用ワイパ
ブレードの構成を示す側面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るウインター用ワイパ
ブレードの構成を示す正面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るウインター用ワイパ
ブレードの構成を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例に係るウインター用ワイパブレ
ードのワイパブレード本体に対する空気の流れを示し、
傾斜角度が20°の状態における流れ図である。
【図6】本発明の実施例に係るウインター用ワイパブレ
ードのワイパブレード本体に対する空気の流れを示し、
傾斜角度が30°の状態における流れ図である。
【図7】本発明の実施例に係るウインター用ワイパブレ
ードのワイパブレード本体に対する空気の流れを示し、
傾斜角度が40°の状態における流れ図である。
【図8】本発明の実施例に係るウインター用ワイパブレ
ードのワイパブレード本体に対する空気の流れを示し、
傾斜角度が0°の状態における流れ図である。
【図9】本発明の第2実施例に係るウインター用ワイパ
ブレードの全体構成を示す斜視図である。
【図10】本発明の第2実施例に係るウインター用ワイ
パブレードの構成を示す側面図である。
【図11】本発明の第2実施例に係るウインター用ワイ
パブレードの構成を示す正面図である。
【図12】本発明の第2実施例に係るウインター用ワイ
パブレードの構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ウインター用ワイパブレード 12 ワイパブレード本体 14 ホルダ 16 ブレードラバー 18 フード 26 腕部 30 リップ部 40 ウインター用ワイパブレード 42 ホルダ 48 腕部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 西本 浩司 (56)参考文献 特開 昭59−45251(JP,A) 特開 平3−121957(JP,A) 特開 昭62−221954(JP,A) 実開 平4−104754(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 1/04 - 1/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の保持レバーを含めて構成されると
    共に、周囲がフードにより被覆されたワイパブレード本
    体と、 ワイパアームに連結されると共に、前記ワイパブレード
    本体を保持するホルダと、 前記ワイパブレード本体に保持されると共に、払拭面へ
    接触して前記払拭面を払拭するリップ部が前記ワイパブ
    レード本体から露出したブレードラバーと、 を有するウインター用ワイパブレードであって、 前記ホルダは、前記ワイパブレード本体の上部側を車両
    走行時の気流の風下側へ傾斜させて保持し前記フードの
    風上側の側壁を傾斜面としており、 前記ブレードラバーは、前記リップ部が前記払拭面に対
    して略垂直に接触するように屈曲形成された、 ことを特徴とする ウインター用ワイパブレード。
JP32802093A 1993-12-24 1993-12-24 ウインター用ワイパブレード Expired - Lifetime JP3221999B2 (ja)

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