JPH11198767A - 自動車のワイパ装置 - Google Patents

自動車のワイパ装置

Info

Publication number
JPH11198767A
JPH11198767A JP10022665A JP2266598A JPH11198767A JP H11198767 A JPH11198767 A JP H11198767A JP 10022665 A JP10022665 A JP 10022665A JP 2266598 A JP2266598 A JP 2266598A JP H11198767 A JPH11198767 A JP H11198767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
wiper
wiper device
fin
winter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10022665A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Hidai
英樹 日台
Kaneyuki Andou
兼幸 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP10022665A priority Critical patent/JPH11198767A/ja
Publication of JPH11198767A publication Critical patent/JPH11198767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の高速走行時にワイパ装置を作動させた
とき、ワイパ装置の閉動作に伴う水引き現象を防止する
こと。 【解決手段】 自動車のフロントウィンドガラスFを払
拭するワイパ装置Wであって、ワイパアーム1の先端に
はブレードゴム21を保持するブレード保持金具22を
カバー部材23で被覆したワイパブレード2を備え、か
つ、ワイパブレード2にはその後縁に沿って斜め後方へ
立ち上がり、フロントウィンドガラスFからのブレード
2の浮き上りを防止するフィン3を備えたワイパ装置W
において、上記フィン3は、その下縁を上記ワイパブレ
ード2の後端に結合してワイパブレード2のほぼ全長に
わたって設置するとともに、上記フィン3の上縁の長手
方向の中間部に、車両高速走行中にワイパ装置Wを作動
させたときに風抜きとなる切欠き31を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のワイパ装
置、特に寒冷地仕様車に設置する大型のワイパ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図2および図3に自動車のフロントウィ
ンドガラスFを払拭するワイパ装置を示し、運転席側の
ワイパ装置W1および助手席側のワイパ装置W2はそれ
ぞれ、基端を中心に回動するワイパアーム1の先端に、
ブレードゴム21とこれを保持するブレード保持金具2
2で構成したワイパブレード2が取付けられている。
【0003】近時、自動車のフロントウィンドガラスは
大型化しており、かつ、降雨時または降雪時の運転者の
視界を広く確保するために、運転席側のワイパ装置W1
のワイパブレード2を長く大型化して拭き取り面積を広
くしている。このように大型のワイパ装置W1のワイパ
ブレード2には、車両高速走行中の強い走行風により作
動時にワイパブレード2が浮き上がらないようにフィン
3を付設している。フィン3は、ワイパブレード2のほ
ぼ全長にわたって設けてあり、ワイパブレード2の後縁
から斜め後方へ立ち上がる形状としている。フィン3は
前面に走行風を受けることで下方に向かってワイパブレ
ード2を押さえ付ける力が作用し、ワイパブレード2の
フロントウィンドガラスFからの浮き上がりを防止す
る。助手席側のワイパ装置W2は、ワイパ装置W1を大
型化した分、小型となりワイパブレードの長さも短いの
で浮き上がる率が低く一般にフィンは付設されない。図
中、Pはフロントピラーである。
【0004】また、降雪量の多い寒冷地向けの寒冷地仕
様車には、ワイパブレード2のブレード保持金具22全
体をゴムまたは合成樹脂のカバー部材23で被覆し、ワ
イパブレード2に付着した雪の凍結でワイパブレード2
の作動に支障が生じないようにしたもの(ウィンタブレ
ード)を用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィン3が
付設されたウィンタブレード2を用いたワイパ装置W1
において車両の高速走行時に装置を作動させると、走行
風は矢印Yで示すようにフィン3の上端を越えて吹き抜
け、かつ、ブレード保持金具22を被覆するカバー部材
23が風の通過を遮断してガラス面に沿う風抜きがない
ためにウィンタブレード2の後面(背面)側に大きな負
圧が生じる。この結果、原位置から上反転位置に至る開
動作時にブレードゴム21によりかき上げられた雨水等
は、ワイパ装置が上記上反転位置となっても流下するこ
となくとどまり、上反転位置から原位置に戻る閉動作時
にウィンタブレード2に追従して移動する水引き現象が
生じる。この水引き現象は、ウィンタブレード2のほぼ
中央付近で発生し、運転者の視界を妨げるおそれがあ
る。
【0006】そこで本発明は、フィン付きウィンタブレ
ードを備えた大型のワイパ装置において、車両高速走行
中のワイパ装置の作動時、上反転位置からの閉動作時の
水引き現象の発生を防止するワイパ装置を提供すること
を課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車のフロ
ントウィンドガラスを払拭するワイパ装置であって、ワ
イパアームの先端にはブレードゴムを保持するブレード
保持金具をカバー部材で被覆したワイパブレードを備
え、かつ、ワイパブレードにはその後縁に沿って斜め後
方へ立ち上がり、ウィンドガラスからのワイパブレード
の浮き上りを防止するフィンを備えたワイパ装置におい
て、上記フィンは、その下縁を上記ワイパブレードの後
端に結合してワイパブレードのほぼ全長にわたって設置
するとともに、フィンの上縁の長手方向の中間部に、車
両高速走行中にワイパ装置を作動させたときに風抜きと
なる切欠きを形成する。フィンに形成した切欠きにより
車両高速走行中にワイパ装置を作動させても、走行風の
抜けがよくワイパブレードの後面(背面)側に生じる負
圧が弱まるので、ワイパ装置の閉動作時の水引き現象の
発生を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明のワイパ装置W
は、運転席側に設置する大型のもので、ワイパアーム1
の先端に寒冷地仕様のウィンタブレード2を備え、ウィ
ンタブレード2には浮き上がり防止用のフィン3が付設
してある。ワイパアーム1は、基端側からヘッド11、
リテーナ12およびアームピース13を連結して構成し
た先細り形状としてあり、ヘッド11を車体側のワイパ
シャフト(図略)に連結して、該連結部を中心にほぼ9
0°の回動動作を往復して行うものである。ワイパアー
ム1のリテーナ12とアームピース13とはかしめまた
は溶接により連結してある。ヘッド11とリテーナ12
とは軸着による屈曲可能な連結構造で、ヘッド11とリ
テーナ12との間には内側の屈曲方向に付勢するバネ部
材(図略)が付設してあり、リテーナ12から先のワイ
パアーム1の先端側をフロントウィンドガラス側に付勢
している。
【0009】ウィンタブレード2は、ブレードゴム21
と、これを保持するブレード保持金具22を備え、ブレ
ード保持金具22全体をカバー部材23で被覆した構造
としてある。ブレードゴム21はゴム材を押出し成形し
た長尺体で、下端は先細りのリップ形状に形成してあ
り、頭部がブレード保持金具22のバッキング223に
嵌合してある。ブレード保持金具22は、円弧状にゆる
やかに湾曲したレバー221の両端末にそれぞれ、円弧
状にゆるやかに湾曲したヨーク222を揺動可能に軸着
するとともに、各ヨーク222の両端末をそれぞれ長尺
体の上記バッキング223の複数個所に結合した構造
で、バッキング223を長手方向に撓み変形可能として
ある。このようにブレード保持金具22は、バッキング
223に嵌合したブレードゴム21をガラス面に沿って
長手方向に撓み変形可能にならしめ、かつ、各ヨーク2
22端末の複数個所で押さえ付けてブレードゴム21を
ガラス面に密着させるようにしている。更に、ウィンタ
ブレード2は、そのブレード保持金具22全体を肉薄の
ゴムまたは合成樹脂のカバー部材23で被覆して、降雪
時にブレード保持金具22に雪等が付着しないように
し、レバー221やヨーク222の凍結を防止してヨー
ク222の揺動作動を確保し、ブレードゴム21のガラ
ス面への密着性を確保している。
【0010】ウィンタブレード2の上面にはその中央に
凹部が形成してあり、該凹部に、ウィンタブレード2を
ワイパアーム1の先端に着脱可能に連結するクリップ5
が付設してある。クリップ5は、ウィンタブレード2の
上記凹部に重合する板体のベースプレート51上に設置
してあり、ベースプレート51の左右両端に形成した座
面をウィンタブレード2の上面に締着する取付け構造と
してある。
【0011】また、ウィンタブレード2の後面にはその
ほぼ全長にわたって、斜め後方に立ち上がるフィン3が
付設してある。フィン3は、ウィンタブレード2の全長
とほぼ同じ長さの合成樹脂の板体で、長手方向の中央部
には上縁を切欠いた切欠き31が形成してある。切欠き
31はフィン3の全長の1/6 〜 1/5の長さの範囲にわた
って設けてあり、その深さは残った下半部の上縁がウィ
ンタブレード2の上面とほぼ合致するように設定してあ
る。また、フィン3の前面には左右両端に前方に突出す
る突起32が一体に成形してあり、各突起32はウィン
タブレード2の上面の幅とほぼ同じ長さで、それらの先
端には下方に突出する爪320が設けてある。
【0012】フィン3は、その下縁をウィンタブレード
2の後面に当接せしめ、上記各突起32先端の爪320
を上方よりウィンタブレード2の前面に係合してウィン
タブレード2を挟み込むとともに、フィン3の中央部付
近の下端を、ウィンタブレード2に締着したクリップ5
のベースプレート51の左右両端に設けたウィンタブレ
ード2の後面に沿って下方に突出する屈曲フランジ51
0に重ね合わせてかしめ結合してある。ベースプレート
51は予めフィン3にかしめ結合しておき、フィン3を
ウィンタブレード2の後面に配設した後にウィンタブレ
ード2の上面に締着する。よって、フィン3とクリップ
5とは一体にウィンタブレード2に固定される。
【0013】本発明のワイパ装置Wはフィン3の中央に
切欠き31を設けてウィンタブレード2の上縁中間付近
の高さを低くしたので、ガラス面に沿う走行風を遮る範
囲が小さくなる。従って、車両が高速走行中にワイパ装
置Wを作動させた場合、ウィンタブレード2の中央部に
おいて風抜けがよく、走行風は図1(B)の矢印Xに示
すようにガラス面に近い位置を通過するので、従来に比
べてウィンタブレード2の後面(背面)側に発生する負
圧が小さくなる。よって、ワイパ装置Wの開動作でかき
上げられた雨水等は、ワイパ装置Wが上反転位置に至る
とウィンタブレード2後面の負圧が小さいためガラス面
に沿って流下するので、ワイパ装置Wの閉動作時の水引
き現象が起きない。
【0014】また、本発明のワイパ装置Wは、ワイパア
ーム1によりガラス面に押し付けられて浮き上がる率が
低いウィンタブレード2の中央付近においてフィン3の
中央に切欠き31を設け、浮き上がる率の高いウィンタ
ブレード2の左右両端のフィン3を残してウィンタブレ
ード2の両端にフィン3によるガラス面への押付け力を
作用せしめるようにしたので、ウィンタブレード2は全
体に浮き上がることなくフィン3の浮き上がり防止効果
は充分に発揮される。
【0015】
【発明の効果】本発明のワイパ装置によれば、車両高速
走行時にワイパ装置を作動させたとき、ワイパブレード
の浮き上がりを防止するとともに、ワイパ装置の上反転
位置からの閉動作時に水引き現象の発生を防止して、運
転者の視界を良好に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイパ装置を示すもので、図1(A)
はその斜視図、図1(B)は図1(A)のIB−IB線に沿
う位置での断面図である。
【図2】従来のワイパ装置を示すもので、車両のフロン
トウィンドに設置した状態の正面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う位置での断面図であ
る。
【符号の説明】
F フロントウィンドガラス W ワイパ装置 1 ワイパアーム 2 ウィンタブレード(ワイパブレード) 21 ブレードゴム 22 ブレード保持金具 23 カバー部材 3 フィン 31 切欠き

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のフロントウィンドガラスを払拭
    するワイパ装置であって、ワイパアームの先端にはブレ
    ードゴムを保持するブレード保持金具をカバー部材で被
    覆したワイパブレードを備え、かつ、ワイパブレードに
    はその後縁に沿って斜め後方へ立ち上がり、ウィンドガ
    ラスからのブレードの浮き上りを防止するフィンを備え
    たワイパ装置において、上記フィンは、その下縁を上記
    ワイパブレードの後端に結合してワイパブレードのほぼ
    全長にわたって設置するとともに、上記フィンの上縁の
    長手方向の中間部に、車両高速走行中にワイパ装置を作
    動させたときに風抜きとなる切欠きを形成したことを特
    徴とする自動車のワイパ装置。
JP10022665A 1998-01-19 1998-01-19 自動車のワイパ装置 Pending JPH11198767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10022665A JPH11198767A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 自動車のワイパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10022665A JPH11198767A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 自動車のワイパ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11198767A true JPH11198767A (ja) 1999-07-27

Family

ID=12089156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10022665A Pending JPH11198767A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 自動車のワイパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11198767A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7603742B2 (en) 2004-01-30 2009-10-20 Asmo Co., Ltd. Wiper blade and wiper system having the same
JP2012224126A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Nippon Wiper Blade Co Ltd ワイパーブレード

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7603742B2 (en) 2004-01-30 2009-10-20 Asmo Co., Ltd. Wiper blade and wiper system having the same
JP2012224126A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Nippon Wiper Blade Co Ltd ワイパーブレード

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2627845B2 (ja) 車両用ワイパ
JP2747581B2 (ja) ワイパーブレード
EP0429334B1 (fr) Essuie-glace à déflecteur d'air notamment de véhicule automobile
EP0403386A1 (fr) Déflecteur à guidage de flux d'air
JPH11198767A (ja) 自動車のワイパ装置
JP4641915B2 (ja) ワイパブレード
US6598258B2 (en) Winter windshield wiper for use in a motor vehicle
JPH0728759U (ja) ワイパブレード
US6523217B1 (en) Wiper element for cleaning motor vehicle windows
JP2916090B2 (ja) 寒冷地用ワイパブレード
JPH08133022A (ja) 車両用ワイパブレード
JP3000818B2 (ja) ワイパー装置
JPH07179165A (ja) ウインター用ワイパブレード
JPH0114488Y2 (ja)
JPH09164916A (ja) ワイパーブレード
JP2593675Y2 (ja) ワイパー装置
JPS6333717Y2 (ja)
JPH0420694Y2 (ja)
JPH0911862A (ja) ワイパーブレードゴム
JPH07242160A (ja) ワイパーブレード
JPS6229329Y2 (ja)
KR200316438Y1 (ko) 와이퍼 블레이드 세이버
JPS6037867Y2 (ja) 車両のワイパ−ブレ−ド保護装置
JPS6024670Y2 (ja) 車両用ワイパ−
KR100206157B1 (ko) 스포일러가 일체로 형성된 와이퍼 블레이드