JP2916090B2 - 寒冷地用ワイパブレード - Google Patents

寒冷地用ワイパブレード

Info

Publication number
JP2916090B2
JP2916090B2 JP7001857A JP185795A JP2916090B2 JP 2916090 B2 JP2916090 B2 JP 2916090B2 JP 7001857 A JP7001857 A JP 7001857A JP 185795 A JP185795 A JP 185795A JP 2916090 B2 JP2916090 B2 JP 2916090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
airflow
wiper blade
wiper
fins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7001857A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08188125A (ja
Inventor
貴明 佐藤
英一 木永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASUMO KK
Original Assignee
ASUMO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASUMO KK filed Critical ASUMO KK
Priority to JP7001857A priority Critical patent/JP2916090B2/ja
Publication of JPH08188125A publication Critical patent/JPH08188125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2916090B2 publication Critical patent/JP2916090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のウインドシール
ドガラス面等の被払拭面を払拭するためのワイパ装置に
用いられるワイパブレードに係り、特に寒冷地で使用さ
れる寒冷地用ワイパブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラス面等の
被払拭面を払拭する車両用ワイパでは、曲面ガラスにお
いても確実に払拭できる所謂トーナメント式ワイパブレ
ードが一般的に用いられている。
【0003】この種のワイパブレードは、被払拭面とし
てのウインドシールドガラス面に接触しこれを払拭する
ブレードラバーと、このブレードラバーを保持するプラ
イマリレバー、セカンダリレバー、及びヨークレバー等
の複数のレバーと、によって構成されており、プライマ
リレバーの中央部分でクリップを介してワイパアームに
支持され、往復回動することによりブレードラバーがウ
インドシールドガラス面上の雨滴等を払拭する。
【0004】また、上記構成のワイパブレードでは降雪
時には雪の付着などによりレバーが凍結する可能性があ
るため、ブレードラバーのリップ部を除いて周囲をフー
ドで覆った寒冷地用ワイパブレードが用いられている。
【0005】ところで、高速走行する自動車のウインド
シールドガラス面上には、ガラス面下方からガラス面上
方へ向けて高速気流が発生する。この高速気流がワイパ
ブレードに干渉することによって揚力を発生させ、ワイ
パブレードをウインドシールドガラス面から浮き上がら
せることがある。この場合、ワイパブレードの払拭性能
が低下するので好ましくない。そこで、従来から高速走
行時のワイパブレードの浮き上がりを防止するべくワイ
パブレードに整流用のフィンを設けたものが提案されて
いる。
【0006】この種のワイパブレードには、例えば、ワ
イパブレードの風上側に所定角度傾斜されたフィンが配
置され、このフィンがねじ等によってワイパブレードに
一体に固定されたものがある。
【0007】また、このようなフィンを寒冷地用ワイパ
ブレードにも適用したものが実開平4ー31060号公
報に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されている寒冷地用ワイパブレードでは、フィ
ンがワイパブレードの風上側に配置されているため、フ
ィンによる浮き上がり防止効果が薄くなってしまい、高
速走行時での払拭性能が低下してしまうという問題があ
る。以下この問題について詳細に説明する。
【0009】フードに覆われていない一般的なワイパブ
レードにフィンを設けた場合では、フィンによって気流
が整流されるため、揚力が抑制され、ワイパの浮き上が
りが防止される。この場合、フィンによって整流されず
にフィンとウインドシールドガラスとの間を通り抜ける
気流も存在するが、気流は各レバー間の隙間や、レバー
とブレードラバーとの間の隙間を通り抜けることができ
るため、この種の気流の影響は少なく、フィンによる整
流だけで十分な浮き上がり防止効果を得ることができ
る。
【0010】しかし、図9に示されているような寒冷地
用ワイパブレード130では、ブレード本体132がフ
ード134によって覆われてしまっている。このため、
ウインドシールドガラス面136を流れてくる気流W2
のうち、フィン138とウインドシールドガラス面13
6の間を通り抜けた気流W22は、ブレード本体132の
間(すなわち、各レバー間の隙間や、レバーとブレード
ラバーとの間の隙間)を通り抜けることができず、ブレ
ード本体132に沿って流れてしまう。このとき、ブレ
ード本体132は上下間で圧力差が生じ、揚力L2 が発
生してしまう。このため、上述した一般的なワイパブレ
ードに適用されていたフィンを寒冷地用ワイパブレード
130に取り付けただけでは、十分な浮き上がり防止効
果が得られず、良好な払拭性能を得ることができない。
【0011】また、上記構成の寒冷地用ワイパブレード
130では、降雪時に気流W22によって運ばれてきた雪
が、フィン138とブレード本体132との間の隙間に
付着して隙間を塞いでしまう可能性がある。このような
状態では、フィン138の下方より進入した気流W22
外部に抜けることができず、かえってブレード本体13
2を浮き上がらせる原因となってしまう。
【0012】本発明は上記事実を考慮して、降雪条件下
での高速走行時におけるワイパブレードの浮き上がり現
象を効果的に防止することができ、ワイパの払拭性能を
維持することができる寒冷地用ワイパブレードを得るこ
とが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の寒冷地用
ワイパブレードは、周囲がフードによって覆われ、被払
拭面に接触してこれを払拭するブレードラバーのリップ
部が前記フードの外部に露出されたブレード本体と、
記ブレード本体より上方でかつ車両走行時に前記被払拭
面上を流れる気流の風下側へ向けて傾斜し、前記気流に
対して前記ブレード本体の風下側上端部に前記ブレード
本体の少なくとも長手方向中央部に対応して設けられ、
前記気流を整流して風下側に案内するフィンと、を備え
ている。
【0014】請求項2記載の寒冷地用ワイパブレードで
は、請求項1記載の寒冷地用ワイパブレードにおいて、
前記ブレード本体の上方を通過した気流を前記フィンの
上方に案内して前記フィンの下方への流入を阻止する気
流阻止手段を備えたことを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、車両走行時に
被払拭面上を流れる気流のうち、少なくとも、ブレード
本体の長手方向中央部へ向けて流れる気流は、ブレード
本体の風下側上端部に設けられたフィンに案内されてブ
レード本体の風下側に流される。
【0016】ここで、本発明によれば、フィンによって
気流は整流され、風下側に円滑に流されるため、気流の
風圧によって発生する揚力は効果的に抑制され、ワイパ
の浮き上がりが防止される。
【0017】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
記載の本発明において、気流阻止手段を設けることによ
って、気流はフィンの下方から漏れ流れることなく効果
的にフィンによって整流され、風下側に円滑に流される
ため、より一層ワイパの浮き上がり防止される。
【0018】
【実施例】図1には本発明の第1実施例に係る寒冷地用
ワイパブレード10の一部を破断した斜視図が示されて
いる。また、図2には図1に示されている寒冷地用ワイ
パブレード10の内部構造を示す正面図が示されてお
り、図3には図1に示されている寒冷地用ワイパブレー
ド10の平面図が示されている。これらの図に示される
ように、寒冷地用ワイパブレード10は、ブレード本体
14とブレード本体14に取り付けられたフィン20と
によって構成されている。
【0019】ブレード本体14はプライマリレバー2
2、セカンダリレバー24、及びヨークレバー26から
成る複数のレバーと、これら複数のレバーに保持されて
いるブレードラバー18、及び複数のレバーを被覆して
いるフード12によって構成されており、即ち本実施例
の寒冷地用ワイパブレード10は所謂トーナメント式の
ワイパブレードを構成している。
【0020】プライマリレバー22は上述した複数のレ
バーの最上部に配置されており、互いに平行に配置され
た一対の側壁28、30(図4)と、これらの側壁2
8、30を上端部間で繋ぐ上壁32とを含んで断面略コ
字形に形成されている。このプライマリレバー22の長
手方向両端部には、ウインドシールドガラス面16側を
開放側とする断面コ字形の連結部34がそれぞれ形成さ
れている。これらの連結部34には、断面コ字形のセカ
ンダリレバー24がリベット36によって回動自在に連
結されている。
【0021】さらに、セカンダリレバー24の長手方向
両端部にも、ウインドシールドガラス面側を開放側とす
る断面コ字形の連結部38が形成されている。連結部3
8には、断面コ字形のヨークレバー26がリベット40
によって回動自在に連結されている。そして、これらの
ヨークレバー26の長手方向両端部には断面コ字形の保
持部42がそれぞれ形成されており、各保持部42がブ
レードラバー18を保持する構成となっている。
【0022】ブレードラバー18は所定硬度の弾性材料
で形成されており、ウインドシールドガラス面16に接
触するリップ部46を備えている。
【0023】上述した複数のレバーとブレードラバー1
8は、例えばゴム等の柔軟な材質から成るフード12に
よって被覆されており、ブレードラバー18のリップ部
46のみが外部に露出される構成となっている。またフ
ード12に被覆されることによって上述したレバーは降
雪時等での凍結が防止される構成となっている。
【0024】フード12の上方(すなわちプライマリレ
バー22の上方)の長手方向中央部にはクリップホルダ
48が配置されている。このクリップホルダ48は側壁
50、52と、側壁50、52のブレード長手方向端部
で繋ぐ上壁54とで形成されており、長手方向中央部に
は開口部56が形成されている。この開口部56には、
リベット58によってクリップ60が回動自在に支持さ
れている。なお、このクリップ60には図示しないワイ
パアームの先端部が係止されるようになっている。
【0025】上記構成のブレード本体14の風下側に
は、ワイパの浮き上がり防止用のフィン20が設けられ
ている。
【0026】図4には、図1の4−4線に沿った寒冷地
用ワイパブレード10の部分断面構造が示されている。
図4に示されるようにフィン20は、基部64の一端に
形成された翼部62と、翼部62及び基部64とブレー
ド本体14とを連結する取付足66と、気流阻止手段と
しての縦壁70とが樹脂によって一体に成形された部材
である。
【0027】詳細には、基部64の一端から、フィン2
0取付後にはブレード本体14より上方に位置し、さら
に風下側かつ上方に傾斜するように翼部62が形成され
ている。好ましくは、この翼部62がブレード本体14
の長手方向長さの70%以上となるように形成されてい
る。また、翼部62はブレード本体14の高さ方向(図
中の矢印A方向)対して所定の角度θで傾斜しており、
好ましくは、角度θが0°<θ≦15°の範囲となるよ
うに形成されている。翼部62の風上側の面の下方には
取付足66が形成されており、クリップホルダ48と共
にネジ68によってブレード本体14に一体的に固定さ
れる。
【0028】一方、基部64の風上側の端部には、気流
阻止手段としての縦壁70が形成されている。この縦壁
70は図中矢印A方向と逆方向に向けて形成されてお
り、フィン20取付後には、この縦壁70の風上側の面
とブレード本体14の風下側の面とが密着して、気流W
1 をフィン20の下方に流出させない構成となってい
る。ただし、ブレード本体14の長手方向全域に縦壁7
0を設けると、セカンダリレバー24とヨークレバー2
6との連結部38付近に雪が付着して回動が妨げられる
可能性があるため、プライマリレバー22の連結部34
付近から外方に向けては、縦壁70が設けられていない
構成となっている。
【0029】次に本第1実施例の作用を説明する。ワイ
パモータが駆動するとワイパアームを介して寒冷地用ワ
イパブレード10がピボット軸回りに往復回動される。
これにより、ブレードラバー18によってウインドシー
ルドガラス面16上の雨滴や雪等が払拭される。
【0030】ここで、高速走行時では、ウインドシール
ドガラス面16上にガラス面16下方からガラス面16
上方へ向かう高速気流W1 が発生する。図4に示される
ように、この気流W1 はブレード本体14に沿って流
れ、さらにフィン20の翼部62に案内されて寒冷地用
ワイパブレード10の風下側に流される。ここで気流W
1 はフィン20の翼部62に案内されることで、寒冷地
用ワイパブレード10上通過時に整流され、極めて円滑
に流される。このため、ブレード本体14をウインドシ
ールドガラス面16上から離間させる押圧力L1 の発生
を抑制することができ、ワイパの浮き上がりを防止する
ことができる。
【0031】ここで、上記の構成及び作用を有する本実
施例の寒冷地用ワイパブレード10と図9に示されてい
る従来の寒冷地用ワイパブレード130の揚力係数CL
の計算をおこない、双方の浮き上がり防止性能を比較し
てみた。なお、この揚力係数CL は、双方の寒冷地用ワ
イパブレードともにフィンの前面投影面積だけでなく、
ブレード本体の前面投影面積も考慮されて計算されてい
ることを付け加えておく。この計算の結果、従来の寒冷
地用ワイパブレード130の揚力係数CL1=1.21、
本案の寒冷地用ワイパブレード10の揚力係数CL2
0.79となり、本案の寒冷地用ワイパブレード10で
は揚力係数CL が約35%減少する。この計算結果に基
づいた気流Wの速度(無風状態のときではすなわち車両
の速度)と揚力Lとの関係を表すグラフを図5に示す。
この図5からもわかるように、本実施例に係る寒冷地用
ワイパブレード10では、従来の寒冷地用ワイパブレー
ド130と比較して高速走行時における揚力L1 が小さ
くなる。これらの結果に基づいて実車走行試験を行った
結果、従来の寒冷地用ワイパブレード130では時速9
0kmでワイパの浮き上がりが起こったのに対して、本
実施例に係る寒冷地用ワイパブレード10では時速12
0kmまで向上した。
【0032】以上のことより、本実施例に係る寒冷地用
ワイパブレード10では、高速走行時におけるワイパの
浮き上がりを効果的に防止でき、高速走行時においても
払拭性能が低下することがない。また、フィン20をブ
レード本体14の風下側に設けているため、従来の寒冷
地用ワイパブレード130では起こりえた、雪の付着に
よる浮き上がり防止効果の低減の恐れがない。しかも、
フィン20はネジ68によってブレード本体14に固定
されているため、ユーザ側でフィン20の着脱が可能と
なり、従来使用されていた寒冷地用ワイパブレードの流
用が可能となる。また、フィン20をブレード本体14
より上方に配置しているため、曲率の大きなウインドシ
ールドガラスでもガラス面16にフィン20が干渉する
恐れはない。
【0033】なお、本実施例ではフィン20を樹脂によ
る一体成形品としたが、フィン20は金属や他の材料を
用いたものでもよい。
【0034】次に本発明の第2実施例について説明す
る。なお、第1実施例と実質的に同一の部品、部位に関
しては同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0035】図6には本発明の第2の実施例に係る寒冷
地用ワイパブレード90の正面図が示されており、図7
には寒冷地用ワイパブレード90の平面図が示されてい
る。また、図8には図6の8−8線に沿った断面図が示
されている。
【0036】本実施例に係る寒冷地用ワイパブレード9
0では、ブレード本体14がプライマリレバー22、セ
カンダリレバー24、及びヨークレバー26から成る複
数のレバーと、これら複数のレバーに保持されているブ
レードラバー18、及び複数のレバーとブレードラバー
18を被覆しているフード12によって構成されている
点については前述した第1実施例と同様である。しかし
ながら図6乃至図9に示されているように、フィン92
とブレード本体14とを連結する取付足94が、フィン
92とは別体で構成された点に特徴がある。
【0037】フィン92は樹脂によって板状に成形され
た部材で、気流を整流する翼部96を備えている。
【0038】この翼部96は、フィン92取付後にブレ
ード本体14より上方に位置し、さらに風下側かつ上方
に向けて傾斜するように形成されている。好ましくは、
前述した第1実施例と同様に、翼部96がブレード本体
14の長手方向長さの70%以上となるように形成され
ている。また、翼部96はブレード本体14の高さ方向
(図中の矢印A方向)対して所定の角度θで傾斜してお
り、好ましくは、角度θが0°<θ≦15°の範囲とな
るように形成されている。この翼部96の下端部には、
気流阻止手段としての縦壁100が形成されている。
【0039】一方、取付足94は略直角に屈曲された金
属性の板状の部材である。取付足94はブレード本体1
4の上側に配置されており、ネジ110によってクリッ
プホルダ48と共にブレード本体14に一体的に固定さ
れている。この取付足94の風下側の端部には、直角下
方に向けて屈曲された側壁106が形成されている。こ
の側壁106がリベット102によってフィン92の縦
壁100に固定されることで、取付足94にフィン92
が一体に固定される。
【0040】フィン92取付後には、この縦壁100の
風上側の面が、ブレード本体14の風下側の面、もしく
は取付足94と密着して、ブレード本体14上を通過し
た気流が翼部96の下方に流入するのを阻止する構成と
なっている。
【0041】本実施例におけるフィン92についての作
用は、前述した第1実施例と同様である。このため、本
実施例によっても、高速走行時におけるワイパの浮き上
がりを効果的に防止でき、高速走行時においても払拭性
能が低下することがない。また、フィン92をブレード
本体14の風下側に設けているため、従来の寒冷地用ワ
イパブレード130では起こりえた、雪の付着によるワ
イパの浮き上がり防止効果が低減する恐れがない。さら
に本実施例では、取付足94を金属性としたので、上壁
54を薄くしても所定の強度を維持できる。しかも、上
壁54を薄くすることによって、取付足94の前面投影
面積を小さくすることができるので、この部分での気流
の抵抗が小さくなり、気流はさらに円滑に整流される。
これによって、本実施例に係る寒冷地用ワイパブレード
90は前記第1実施例に係る寒冷地用ワイパブレード1
0と比較して、さらに気流の速度を時速10km上昇さ
せてもワイパの浮き上がりが防止できる。しかも、フィ
ン92はネジ110によってブレード本体14に固定さ
れているため、ユーザ側でフィン92の着脱が可能とな
り、従来使用されていたフィンのない寒冷地用ワイパブ
レードの流用が可能となる。
【0042】なお、本実施例ではブレード本体14とフ
ィン92とは取付足94のみで結合されているが、例え
ばフィン92の翼部96等から鉤形に延出され、ブレー
ド本体14に係止される取付部を形成することで、フィ
ン92の強度を一層向上させることもできる。
【0043】また、本実施例ではフィン92を樹脂製と
し、取付足94を金属製としたが、フィン92と取付足
94の強度を考慮したうえで、フィン92及び取付足9
4を他の材質としてもよく、さらにはフィン92及び取
付足94を同じ材質としてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る寒冷地
用ワイパブレードは、降雪条件下での高速走行時におけ
るワイパブレードの浮き上がり現象を効果的に防止する
ことができ、ワイパの払拭性能を維持することができる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る寒冷地用ワイパブレ
ードの構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示される寒冷地用ワイパブレードの構成
を示す正面図である。
【図3】図1に示される寒冷地用ワイパブレードの平面
図である。
【図4】図1の4−4線断面図で、図1に示される寒冷
地用ワイパブレードと気流の流れの関係を示した図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例に係る寒冷地用ワイパブレ
ードと従来の寒冷地用ワイパブレードのそれぞれの気流
と揚力の関係を比較したグラフである
【図6】本発明の第2実施例に係る寒冷地用ワイパブレ
ードの構成を示す正面図である。
【図7】図7に示される寒冷地用ワイパブレードの平面
図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】従来の寒冷地用ワイパブレードと気流の流れの
関係を示した図である。
【符号の説明】
10 寒冷地用ワイパブレード 12 フード 14 ブレード本体 16 ウインドシールドガラス面(被払拭面) 18 ブレードラバー 20 フィン 70 縦壁(気流阻止手段) 90 寒冷地用ワイパブレード 92 フィン 100 縦壁(気流阻止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 1/38 B60S 1/06 B60S 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲がフードによって覆われ、被払拭面
    に接触してこれを払拭するブレードラバーのリップ部が
    前記フードの外部に露出されたブレード本体と、前記ブレード本体より上方でかつ車両走行時に前記被払
    拭面上を流れる気流の風下側へ向けて傾斜し、前記気流
    に対して前記ブレード本体の風下側上端部に前記ブレー
    ド本体の少なくとも長手方向中央部に対応して設けら
    れ、 前記気流を整流して風下側に案内するフィンと、 を備える寒冷地用ワイパブレード。
  2. 【請求項2】 前記ブレード本体の上方を通過した気流
    を前記フィンの上方に案内して前記フィンの下方への流
    入を阻止する気流阻止手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の寒冷地用ワイパブレード。
JP7001857A 1995-01-10 1995-01-10 寒冷地用ワイパブレード Expired - Lifetime JP2916090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7001857A JP2916090B2 (ja) 1995-01-10 1995-01-10 寒冷地用ワイパブレード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7001857A JP2916090B2 (ja) 1995-01-10 1995-01-10 寒冷地用ワイパブレード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08188125A JPH08188125A (ja) 1996-07-23
JP2916090B2 true JP2916090B2 (ja) 1999-07-05

Family

ID=11513222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7001857A Expired - Lifetime JP2916090B2 (ja) 1995-01-10 1995-01-10 寒冷地用ワイパブレード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2916090B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008539115A (ja) * 2005-04-28 2008-11-13 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ワイパブレード

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5755489B2 (ja) * 2011-04-15 2015-07-29 日本ワイパブレード株式会社 ワイパーブレード

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008539115A (ja) * 2005-04-28 2008-11-13 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ワイパブレード
JP4809420B2 (ja) * 2005-04-28 2011-11-09 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ワイパブレード

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08188125A (ja) 1996-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5392489A (en) Antilift wiper blade assembly with integral flexor and airfoil
US20060064841A1 (en) Wiper blade having cover member
JP2747581B2 (ja) ワイパーブレード
US7802341B2 (en) Wiper system having a pin-style wiper arm and wiper assembly
US5564157A (en) Vehicle windshield wiper blade assembly and wiper system
EP0403386A1 (fr) Déflecteur à guidage de flux d'air
JPS6241149B2 (ja)
US9003598B2 (en) Wiper blade and vehicle wiper device
JP2916090B2 (ja) 寒冷地用ワイパブレード
JP3221999B2 (ja) ウインター用ワイパブレード
US5666687A (en) Wiper blade including yoke mounted lateral wind-deflecting surface
US6598258B2 (en) Winter windshield wiper for use in a motor vehicle
JPH08133022A (ja) 車両用ワイパブレード
JPH0728759U (ja) ワイパブレード
JP2518824B2 (ja) ワイパ−ブレ−ドの浮き上がり防止装置
JPH11198767A (ja) 自動車のワイパ装置
JPH07242161A (ja) ウインタブレード
JP2593675Y2 (ja) ワイパー装置
JP3000818B2 (ja) ワイパー装置
JP3691661B2 (ja) ワイパ装置
JPH07242160A (ja) ワイパーブレード
JPS6229329Y2 (ja)
JPH0891179A (ja) 車両用ワイパブレード
JP2002530240A (ja) 自動車ウインドシールドの洗浄のためのワイパブレード
KR200316438Y1 (ko) 와이퍼 블레이드 세이버

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term