JP2593675Y2 - ワイパー装置 - Google Patents

ワイパー装置

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JP2593675Y2
JP2593675Y2 JP1993046106U JP4610693U JP2593675Y2 JP 2593675 Y2 JP2593675 Y2 JP 2593675Y2 JP 1993046106 U JP1993046106 U JP 1993046106U JP 4610693 U JP4610693 U JP 4610693U JP 2593675 Y2 JP2593675 Y2 JP 2593675Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば高速走行に適し
かつワイパーブレードへの雪や氷等の付着等を防ぐよう
に構成された寒冷地用若しくは冬季用のワイパー装置に
係り、特にカバーの耐久性が向上されかつ水がカバー内
に侵入し難いワイパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の寒冷地用若しくは冬季用の
ワイパー装置を図6乃至図9を参照して説明する。この
例は、自動車のフロントウインドガラス用のワイパー装
置について説明する。図において、1は払拭面としての
自動車のフロントウインドガラス(以下、単にガラス面
と称する)である。このガラス面1は、3次曲面をな
す。図において、2は前記ガラス面1を払拭するブレー
ドラバーである。このブレードラバー2は、例えばゴム
製からなり、ガラス面1を払拭する一端側(下端側)の
ほぼ逆三角形形状をなす払拭部20と、他端側(上端
側)のほぼ台形形状をなす保持部21と、その保持部2
1の下面と前記払拭部20の上面との間に一体に設けた
中間部の首部22とからなる。
【0003】図において、3は前記ブレードラバー2を
保持するバーティブラ3である。このバーティブラ3
は、内側の形状が前記ブレードラバー2の保持部21の
外形状より一回り大きいロ形状をなし、その下面に前記
ブレードラバー2の首部22の幅より若干大きい幅の切
欠30を設けてなる。このバーティブラ3を前記ブレー
ドラバー2の保持部21に遊嵌外嵌し、かつこのバーテ
ィブラ3の切欠30に前記ブレードラバー2の首部22
を遊嵌挿通する。このようにして、ブレードラバー2を
バーティブラ3で保持する。
【0004】図において、4はプライマリーレバーであ
る。このプライマリーレバー4は、例えば薄い鋼板を折
り曲げて、上面板部と、左右両側面板部と、からなる。
このプライマリーレバー4の中央の上面板部にクリップ
機構40を固定する。このクリップ機構40は、前記プ
ライマリーレバー4に前記ガラス面1とほぼ直交するリ
ベット41により固定したクリッププレート(クリップ
ベース)42と、そのクリッププレート42に前記ガラ
ス面1とほぼ平行なリベット43により回動可能に取り
付けたクリップ体44とからなる。
【0005】図において、5はセカンダリーレバーであ
る。このセカンダリーレバー5は、例えば薄い鋼板を折
り曲げて、上面板部と、左右両側面板部と、からなる。
このセカンダリーレバー5の一端部(前記プライマリー
レバー4に取り付けた際に外側となる端部)に係合爪5
0を設ける。この2本のセカンダリーレバー5のほぼ中
央を前記プライマリーレバー4の両端に前記ガラス面1
とほぼ平行なリベット51によりそれぞれ回動可能に取
り付ける。
【0006】図において、6はヨークである。このヨー
ク6は、例えば薄い鋼板を折り曲げて、上面板部と、左
右両側面板部と、からなる。このヨーク6の両端部に係
合爪60をそれぞれ設ける。この2本のヨーク6のほぼ
中央を前記2本のセカンダリーレバー5の他端部(前記
プライマリーレバー4に取り付けた際に内側となる端
部)に前記ガラス面1とほぼ平行なリベット61により
それぞれ回動可能に取り付ける。
【0007】前記セカンダリーレバー5の係合爪50及
び前記ヨーク6の係合爪60は、前記セカンダリーレバ
ー5の左右両側面板部及び前記ヨーク6の左右両側面板
部の下端をそれぞれ内側にほぼ直角に折り曲げてなる。
この左右両側の係合爪50及び60の隙間52及び62
を前記ブレードラバー2の首部22の幅より若干大きく
する。このセカンダリーレバー5の係合爪50及びヨー
ク6の係合爪60を前記バーティブラ3に遊嵌外嵌し、
かつこのセカンダリーレバー5の係合爪50の隙間52
及びヨーク6の係合爪60の隙間62に前記ブレードラ
バー2の首部22を遊嵌挿通する。このようにして、前
記セカンダリーレバー5の外側の端部の係合爪50及び
前記ヨーク6の両端の係合爪60を、前記ブレードラバ
ー2及び前記バーティブラ3に、それぞれ係合させる。
【0008】このセカンダリーレバー5及びヨーク6
は、前記プライマリーレバー4と前記ブレードラバー2
及び前記バーティブラ3とを連結する連結部材を構成す
る。また、前記ブレードラバー2及びバーティブラ3及
びプライマリーレバー4及びセカンダリーレバー5及び
ヨーク6は、ワイパーブレードを構成する。なお、この
ワイパーブレードは後述するカバー7を含める場合もあ
る。
【0009】図において、7は例えば弾性部材(ゴム)
製からなるカバーである。このカバー7は、前記ブレー
ドラバー2の保持部21に外嵌するほぼロ形状をなしか
つ下面部分の中央に切欠を有する外嵌部70と、その外
嵌部70から延設して前記ブレードラバー2の首部22
と前記バーティブラ3の切欠30及び前記セカンダリー
レバー5の隙間52及び前記ヨーク6の隙間62との間
に介装する巾狭部71と、その巾狭部71から前記プラ
イマリーレバー4及び前記セカンダリーレバー5及び前
記ヨーク6を外から覆う覆部72とからなる。前記カバ
ー7の外嵌部70を前記ブレードラバー2の保持部21
に外嵌し、かつそのカバー7の巾狭部71を前記ブレー
ドラバー2の首部22と前記バーティブラ3の切欠30
及び前記セカンダリーレバー5の隙間52及び前記ヨー
ク6の隙間62との間に介装し、さらに前記カバーの覆
部72で前記プライマリーレバー4及び前記セカンダリ
ーレバー5及び前記ヨーク6を外から覆う。このカバー
7の覆部72を前記プライマリーレバー4に覆ったとこ
ろで、前記クリップ機構40を前記カバー7の覆部72
を介して前記プライマリーレバー4にリベット41によ
り固定する。
【0010】図において、8はワイパー装置の駆動部で
ある。この駆動部8は、ワイパーモータ(図示せず)の
駆動軸に連結し、前記ガラス面1に対してほぼ直交する
方向に延設したワイパー軸80と、そのワイパー軸80
に取り付けたアームヘッド81と、そのアームヘッド8
1に前記ワイパー軸80に対してほぼ直交するヒンジピ
ン82により回動可能に取り付けた前記ワイパーアーム
83と、そのワイパーアーム83と前記アームヘッド8
1とに介装して前記ワイパーアーム83をガラス面1側
に常時押圧する弾性部材(図示せず)と、を備えてな
る。この駆動側のワイパーアーム83の先端を前記ワイ
パーブレードのプライマリーレバー4のクリップ機構4
0に着脱可能に取り付ける。
【0011】かくして、駆動部8のワイパーモータを駆
動させることにより、ワイパーブレードが、図7中の矢
印D方向及び矢印E方向に、高速往復運動、低速往復運
動、間欠往復運動、を行なって、ブレードラバー2の払
拭部20でガラス面1上を払拭する。一方、前記カバー
7は、前記ブレードラバー2の一部(保持部20及び首
部21)及び前記バーティブラ3及び前記プライマリー
レバー4及び前記セカンダリーレバー5及び前記ヨーク
6を覆って、それらに雪や氷等が付着するのを防ぐこと
ができる。このように、このワイパー装置は、寒冷地若
しくは冬季におけるガラス面1を払拭するのに適してい
るものである。なお、上述のワイパー装置において、ワ
イパーブレードを収納したとき(ワイパー装置の駆動を
停止させたとき)、ワイパーブレードは矢印E方向側が
下向きとなる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】そして、上述のワイパ
ー装置において、自動車の走行時にワイパー装置を作動
させると、自動車の走行時の風圧をワイパーブレード全
体、特にプライマリーレバー4を覆ったカバー7で受け
ることとなる。ところが、上述の従来のワイパー装置
は、ブレードラバー2の一部(保持部20及び首部2
1)及びバーティブラ3及びプライマリーレバー4及び
セカンダリーレバー5及びヨーク6に雪や氷等が付着す
るのを防ぐために、それらにカバー7を覆ったものであ
る。このために、図8に示すように、ガラス面1からプ
ライマリーレバー4を覆うカバー7の頂部までの高さL
1が大であり、自動車の走行時の風圧を受けるワイパー
ブレードの面積が大となる。この結果、ブレードラバー
2の払拭部20がガラス面1から離れる方向の力が前述
のワイパーブレードに作用し、ガラス面1の払拭能率が
低下する等の問題がある。しかも、その問題は自動車が
高速走行すればするほど顕著に現れる。
【0013】そこで、高速走行に適したワイパー装置
(実願平3−109185号(実開平5−49527
号))が先に出願された。 このワイパー装置は、ガラス
面を払拭するラバーブレード(13)と、そのラバーブ
レード(13)を装着支持するバッキング(10)と、
そのバッキング(10)及びラバーブレード(13)に
装着したセコンダリーレバー(6)及びヨークレバー
(8)と、そのセコンダリーレバー(6)及びヨークレ
バー(8)及びバッキング(10)及びラバーブレード
(13)の一部を覆ったゴムカバー(12)と、そのゴ
ムカバー(12)を介して前記セコンダリーレバー
(6)に取り付けたプライマリーレバー(2)と、を備
えたものである。 このワイパー装置は、露出するプライ
マリーレバー(2)とゴムカバー(12)による被覆部
との間の空間(S)を空気流が通過して、高速走行時に
作用する風圧が軽減され、ワイパーブレード(1)に対
する抗力及び揚力が小さくなってラバーブレード(1
3)がガラス面から浮上ることがなく、払拭性が損なわ
れることがない。 しかしながら、上述の先願に係るワイ
パー装置においては、プライマリーレバー(2)の左右
両側板の枢着部(5),(5)がゴムカバー(12)を
介してセコンダリーレバー(6)の左右両側板にガラス
面とほぼ平行な枢着ピン(5a)により枢着されている
ものである。このために、ワイパー駆動時において、ガ
ラス面とほぼ平行な枢着ピン(5a)により枢着された
プライマリーレバー(2)の左右両側板の枢着部
(5),(5)とセコンダリーレバー(6)の左右両側
板とが相対的にガラス面に対してほぼ垂直方向に激しく
往復運動し、その激しい往復運動がプライマリーレバー
(2)の左右両側板の枢着部(5),(5)とセコンダ
リーレバー(6)の左右両側板との間に挟まれたゴムカ
バー(12)に伝達され、そのゴムカバー(12)に負
荷がかかり易い。この結果、プライマリーレバー(2)
の左右両側板の枢着部(5),(5)とセコンダリーレ
バー(6)の左右両側板との間に挟まれたゴムカバー
(12)が破損し易い等の課題がある。 また、ガラス面
とほぼ平行な枢着ピン(5a)の両端がゴムカバー(1
2)に挿通されているので、ゴムカバー(12)には1
本の枢着ピン(5a)に対して 2個の透孔が開設されて
いることとなり、その分水がゴムカバー(12)内に侵
入し易くなる等の課題がある。本考案の目的は、高速走
行に適し、かつワイパーブレードへの雪や氷等の付着等
を防ぐように構成された寒冷地用若しくは冬季用のワイ
パー装置であって、特にカバーの耐久性が向上されかつ
水がカバー内に侵入し難いワイパー装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案は、カバー内で、
連結部材にホルダが払拭面とほぼ平行な取付手段により
回動可能に取り付けられており、かつそのホルダにプラ
イマリーレバーがカバーを介して払拭面に対してほぼ垂
直な締結手段により締結されている、ことを特徴とす
る。
【0015】
【作用】本考案は、上記の構成により、ワイパー駆動時
において、払拭面とほぼ平行な取付手段により回動可能
に取り付けられた連結部材とホルダとが相対的に払拭面
に対してほぼ垂直方向に激しく往復運動したとしても、
その連結部材とホルダとはカバー内に収納されているの
で、上述の激しい往復運動がカバーに伝達されず、その
カバーに負荷がかからない。一方、プライマリーレバー
がカバーを介してホルダに払拭面に対してほぼ垂直な締
結手段により締結されているので、ワイパー駆動時にお
いて、払拭面に対してほぼ垂直な締結手段により締結さ
れたプライマリーレバーとホルダとが一体で払拭面に対
してほぼ垂直方向に激しく往復運動したとしても、その
プライマリーレバーとホルダとの間に挟まれたカバーが
そのプライマリーレバー及びホルダと共に一体で払拭面
に対してほぼ垂直方向に往復運動するので、そのカバー
に負荷がかかり難い。この結果、カバーが破損し難くな
り、カバーの耐久性が向上されることとなる。 また、払
拭面に対してほぼ垂直な締結手段がカバーに挿入されて
いるので、そのカバーには1の締結手段に対して1の透
孔が開設されていることとなり、その分水がカバー内に
侵入し難くなる。
【0016】
【実施例】以下、本考案のワイパー装置の一実施例を図
1乃至図5を参照して説明する。なお、作図上ハッチン
グを省略してある。この例は、自動車のフロントウイン
ドガラス用のワイパー装置について説明する。図中、図
6乃至図9と同符号は同一のものを示す。
【0017】図において、9はホルダである。このホル
ダ9は、上面板部と、左右両側面板部と、からなる。こ
のホルダ9の上面板部及び左右両側面板部に透孔90及
び91をそれぞれ設ける。
【0018】一方、プライマリーレバー4の両端部の上
面板部に透孔45を設ける。また、セカンダリーレバー
5の中央部の左右両側面板部に透孔53を設ける。さら
に、カバー7の覆部72の上面部に透孔73を設ける。
【0019】かくして、前記ホルダ9をセカンダリーレ
バー5の中央部に外嵌し、かつホルダ9の左右両側面板
部の透孔91とセカンダリーレバー5の左右両側面板部
の透孔53を合致させ、その透孔53及び91にガラス
面1とほぼ平行なリベット51を挿入して、そのリベッ
ト51により回動可能に取り付ける。このホルダ9及び
セカンダリーレバー5及びヨーク6及びバーティブラ3
及びブレードラバー2の組立品をカバー7内に挿入セッ
トすると共に、そのカバー7の上にプライマリーレバー
4をセットし、かつそのプライマリーレバー4の透孔4
5とカバー7の透孔73とホルダ9の上面板部の透孔9
0とを合致させ、その透孔45及び73及び90にガラ
ス面1に対してほぼ垂直なポップリベット92を挿入し
て、そのポップリベット92によりプライマリーレバー
4とカバー7とホルダ9とを固定して、プライマリーレ
バー4とセカンダリーレバー5及びヨーク6との間にカ
バー7を介装する。すなわち、カバー7で、セカンダリ
ーレバー5及びヨーク6及びバーティブラ3及びブレー
ドラバー2の一部(保持部21及び首部22)を覆っ
て、前記プライマリーレバー4を露出状態となすもので
ある。この実施例における本考案のワイパー装置は、ワ
イパー駆動時において、ガラス面1とほぼ平行なリベッ
ト51により回動可能に取り付けられたセカンダリーレ
バー5とホルダ9とが相対的にガラス面1に対してほぼ
垂直方向に激しく往復運動したとしても、そのセカンダ
リーレバー5とホルダ9とはカバー7内に収納されてい
るので、上述の激しい往復運動がカバー7に伝達され
ず、そのカバー7に負荷がかからない。一方、プライマ
リーレバー4がカバー7を介してホルダ9にガラス面1
に対してほぼ垂直なポップリベット92により締結され
ているので、ワイパー駆動時において、ガラス面1に対
してほぼ垂直なポップリベット92により締結されたプ
ライマリーレバー4とホルダ9とが一体でガラス面1に
対してほぼ垂直方向に激しく往復運動したとしても、そ
のプライマリーレバー4とホルダ9との間に挟まれたカ
バー7がそのプライマリーレバー4及びホルダ9と共に
一体でガラス面1に対してほぼ垂直方向に往復運動する
ので、そのカバー7に負荷がかかり難い。この結果、カ
バー7が破損し難くなり、カバー7の耐久性が向上され
ることとなる。 また、ガラス面1に対してほぼ垂直なポ
ップリベット92がカバー7に挿入されているので、そ
のカバー7には1本のポップリベット92に対して1個
の透孔が開設されていることとなり、その分水がカバー
7内に侵入し難くなる。
【0020】この実施例における本考案のワイパー装置
において、プライマリーレバー4の上面板部にほぼ長方
形の透孔47を複数個、例えば7個設ける。なお、この
透孔47は必ずしも設ける必要はない。また、前記プラ
イマリーレバー4の図1中のE側、すなわちワイパーブ
レードを収納したとき(ワイパー装置の駆動を停止させ
たとき)のワイパーブレードが下向きとなる側の側面板
部のうち、プライマリーレバー4の両端部及び中央部を
除いた部分の長さを、図4(A)及び(B)及び(C)
の二点鎖線に示すように、他の側面板部の長さより若干
長くし、かつその長い側面板部を走行時の風圧を受けて
ワイパーブレードをガラス面1に押し付ける力が作用す
るように傾斜させる。
【0021】この実施例における本考案のワイパー装置
は、プライマリーレバー4とセカンダリーレバー5及び
ヨーク6との間にカバー7を介装する。すなわち、カバ
ー7で、セカンダリーレバー5及びヨーク6及びバーテ
ィブラ3及びブレードラバー2の一部(保持部21及び
首部22)を覆って、前記プライマリーレバー4を露出
状態となすものであるから、図5(A)に示すように、
セカンダリーレバー5に取り付けたホルダ9を覆うカバ
ー2の高さ(ガラス面1からカバー7の頂部までの高
さ)L2が、図5(B)に示す従来のワイパー装置のよ
うなプライマリーレバー4を覆うカバー7の高さ(ガラ
ス面1からカバー7の頂部までの高さ)L1と比較して
小である。その結果、自動車の走行時の風圧を受けるワ
イパーブレードの面積が小となり、その分ブレードラバ
ー2の払拭部20がガラス面1から離れる方向に作用す
る力が小となり、ガラス面1の払拭能率が低下するのを
防ぐことができ、高速走行に適する。しかも、ブレード
ラバー2の一部及びバーティブラ3及びセカンダリーレ
バー5及びヨーク6及びホルダ9をカバー7で覆ったの
で、ワイパーブレードへの雪や氷等の付着等を防ぐこと
ができる。
【0022】一方、この実施例における本考案のワイパ
ー装置は、カバー7で、セカンダリーレバー5及びヨー
ク6及びバーティブラ3及びブレードラバー2の一部
(保持部21及び首部22)を覆い、かつプライマリー
レバー4を露出状態となすものであるから、プライマリ
ーレバー4とカバー7との間に隙間を有するので、走行
時の風が上述の隙間を抜けて行き、その結果ワイパーブ
レードにガラス面1から離れる力が作用することを防ぐ
ことができ、さらに高速走行に適し、ワイパーブレード
の払拭能率を向上させることができる。
【0023】また、上述の実施例においては、プライマ
リーレバー4の上面板部に透孔47を設けたものである
から、プライマリーレバー4とカバー7との間に入った
風は上述の透孔47から外部に抜けることができるの
で、ワイパーブレードがガラス面1から離れるのを防ぐ
ことができ、ワイパーブレードの払拭能率を向上させる
ことができる。
【0024】さらに、上述の実施例においては、プライ
マリーレバー4のうち図1中のE側の両端部及び中央部
を除いた部分の長さを図4中の二点鎖線に示すように若
干長くし、かつその長い側面板部を走行時の風圧を受け
てワイパーブレードをガラス面1に押し付ける力が作用
するように傾斜させることができるので、その場合さら
に高速走行に適し、ワイパーブレードの払拭能率を向上
させることができる。
【0025】なお、上述の実施例においては、セカンダ
リーレバー5の両端にヨーク6をそれぞれ取り付けたも
のであるが、上述の従来例のように、セカンダリーレバ
ー5の他端部にヨーク6を取り付けたものであっても良
い。
【0026】
【考案の効果】以上から明らかなように、本考案のワイ
パー装置は、カバーの耐久性が向上されかつ水がカバー
内に侵入し難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のワイパー装置の一実施例を示し、ワイ
パーブレードの斜視図である。
【図2】プライマリーレバーとカバーとホルダとセカン
ダリーレバーとヨークとの分解斜視図である。
【図3】同じく要部の拡大分解斜視図である。
【図4】(A)、(B)、(C)は図1におけるA−A
線断面図、B−B線断面図、C−C線断面図であって、
図6におけるA−A線断面、B−B線断面、C−C線断
面にそれぞれ対応する断面図である。
【図5】(A)は本考案のワイパー装置のカバーの高さ
を示した説明図、(B)は従来のワイパー装置のカバー
の高さを示した説明図である。
【図6】従来のワイパー装置を示し、ワイパーブレード
からカバーを取り除いた状態の側面図である。
【図7】従来のワイパー装置で、カバーを取り付けた状
態のワイパーブレードの斜視図である。
【図8】ワイパーが矢印D方向に作動しているときの風
の抵抗を受けている状態を示した図7おけるA−A線断
面図である。
【図9】(A)、(B)、(C)は、ワイパーが矢印D
方向に作動している状態のときの図7おけるA−A線断
面図、B−B線断面図、C−C線断面図であって、図6
おけるA−A線断面、B−B線断面、C−C線断面にそ
れぞれ対応する断面図である。
【符号の説明】
1…ガラス面(払拭面)、2…ブレードラバー、3…バ
ーティブラ、4…プライマリーレバー、5…セカンダリ
ーレバー、6…ヨーク、7…カバー、8…ワイパー駆動
部、9…ホルダ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 払拭面を払拭するブレードラバーと、そ
    のブレードラバーを保持するバーティブラと、前記ブレ
    ードラバー及び前記バーティブラに装着した連結部材
    と、その連結部材及び前記バーティブラ及び前記ブレー
    ドラバーの一部を覆ったカバーと、そのカバーを介して
    前記連結部材側に取り付けたプライマリーレバーと、を
    備えたワイパー装置において、 前記カバー内で、前記連結部材にはホルダが前記払拭面
    とほぼ平行な取付手段により回動可能に取り付けられて
    おり、かつそのホルダには前記プライマリーレバーが前
    記カバーを介して前記払拭面に対してほぼ垂直な締結手
    段により締結されている、 ことを特徴とするワイパー装
    置。
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JPH0549527U (ja) * 1991-12-10 1993-06-29 アスモ株式会社 ワイパーブレード

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JPH0715465U (ja) 1995-03-14

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