JP2545323Y2 - 車両用ワイパのウインターブレード - Google Patents

車両用ワイパのウインターブレード

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JP2545323Y2
JP2545323Y2 JP55592U JP55592U JP2545323Y2 JP 2545323 Y2 JP2545323 Y2 JP 2545323Y2 JP 55592 U JP55592 U JP 55592U JP 55592 U JP55592 U JP 55592U JP 2545323 Y2 JP2545323 Y2 JP 2545323Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブレードラバーを支承
しているヨーク、及びレバー機構を覆うゴムカバーを備
えたウインターブレードに係り、特に、ブレードラバー
がウインドウガラスの曲面に追従する場合にゴムカバー
が弛まないように改良したウインターブレードに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3はウインターブレードの従来例を示
し、ゴムカバー1の一部を破断して描いた側面図であ
る。プライマリーレバー2は、本図3においてその左半
分が描かれており、その両端がセカンダリーレバー3の
中央部を傾動自在に軸支している。上記のセカンダリー
レバー3は、更にその両端にヨーク4を傾動自在に支持
しており、これらヨーク4がブレードラバー5を支持し
てウインドウガラス(本図において図示を省略する)に
押しつけ、払拭作動を行わせる。上記プライマリーレバ
ー2,ヨーク4,ブレードラバー5、およびゴムカバー
1のA−A断面を図4(A)に示す。この図は、ブレー
ドラバー5がウインドウガラス6の平坦部に接している
状態を描いてある。この状態で、ゴムカバー1の側面は
プライマリーレバー2とヨーク4との間に張り渡され、
該ゴムカバー自身の弾性によって軽いテンションを受け
ている。本考案においてゴムカバーの側面とは、ゴムカ
バーがプライマリーレバー2とヨーク4との間に張り渡
されている部分を言い、その外側の空間を側方と言うも
のとする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図5は、自動車のウイ
ンドウガラス6の前方(図においては紙面の手前側)に
設けられているウインドウワイパ7の作動範囲を示す模
式図である。本図において、図の左側が運転席側であ
り、右側が助手席側である。本図においては助手席側の
ウインドウワイパを図示し、運転席側のウインドウワイ
パを省略してある。仮想線で囲んで示した略扇形の区域
6aはワイパの作動区域であり、その片側の半径方向の
辺に沿った部分6bはワイパブレードの休止部である。
他方の辺に沿った部分6cはワイパブレードの往復作動
における反転部である。上記のウインドウガラス6が曲
面をなしているため、ワイパブレードのブレードラバー
5(図3参照)が、この曲面に追従して払拭作動を行わ
なければならない。このように追従するため、該ブレー
ドラバー5はヨーク4を支持しているセカンダリーレバ
ー3,プライマリーレバー2よりなるレバー機構が設け
られている。ワイパブレードが、助手席側の休止位置6
b付近を払拭するとき、特に、小さい曲率の部分に追従
しなければならない。この位置にあるワイパブレード
を、図5(A)に示した矢印B方向に見たところを同図
(B)に示す。図示の矢印R付近の曲率半径が小さいの
で、これに追従するため(B)図の左端部ではブレード
ラバー5のガラス面に対する摺接圧力が不足気味になり
易く、図の右端部では摺接圧力が過大気味になり易い。
(B)図の断面A′−A′を図4(B)に示す。図4に
ついて、平面部を払拭している状態である(A)図に比
して、追従状態である(B)図ではプライマリーレバー
2とブレードラバー5との間の距離が減少している。こ
のため、ゴムカバー1の側面に弛みを生じている。この
弛みのために該ゴムカバー1がウインドウガラス6に摺
触すると、摩擦抵抗が増大してワイパアームの払拭作動
をしている駆動機構(図示せず)がロックし、モータを
焼損する虞れが有る。また、ウインドウガラス6との摩
擦によってゴムカバー1が破損すると、レバー機構が氷
雪のために動作を妨げられて払拭不良を招く虞れが有
る。本考案は上述の事情に鑑みて為されたものであっ
て、ワイパブレードがウインドウガラスの曲面に追従作
動するとき、ゴムカバー1が弛みを生じてウインドウガ
ラスに接触する虞れの無い、ウインターブレードを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的(ゴムカバー
の弛み発生防止)を達成するため、本考案に係るウイン
ターブレードは、ブレードラバーを支承しているヨーク
及びレバー機構を覆ってゴムカバーを設けたウインター
ブレードにおいて、セカンダリーレバーがプライマリー
レバーに対向している個所に、プライマリーレバーに向
けて突出する突起を設けるとともに、プライマリーレバ
ーに、上記の突起の挿通を許容する開口を設けたことを
特徴とする。
【0005】
【作用】上記の手段を適用すると、ワイパブレードが追
従状態になってブレードラバーがプライマリーレバーに
接近したとき、これに伴ってセカンダリーレバーがプラ
イマリーレバーに接近し、該セカンダリーレバーに設け
られた突起がプライマリーレバーの開口に挿通される。
そしてプライマリーレバーの開口を通過した突起はゴム
カバーに当接して押し拡げ、ゴムカバーの弛みを吸収し
て弛みを除き、該ゴムカバーがウインドウガラスに接触
することを防止する。
【0006】
【実施例】図1は本考案の1実施例を示す分解斜視図で
ある。本実施例は図3に示した従来例に本考案を適用し
て改良したものであって、図3と同一の図面参照番号を
付したものは前記従来例におけると同様ないし類似の構
成部材である。9はワイパアーム(図示せず)を軸支す
るためのクリップベース、10はリベットである。ただ
し、本図においては読図を容易ならしめるためゴムカバ
ー1を破断して大部分を除去した状態を描いてある。本
図1に示した実施例を、組立てた状態で切断した断面図
を図2(A)に示す。この図2(A)は従来例における
図4(A)に対応する縦断面図であって、ウインドウガ
ラス6の平坦部を払拭している状態を描いてある。図1
(A)および図2(A)に示すごとく、プライマリーレ
バー2に開口2aが設けられている。上記図1(A)の
開口2a付近を破断して描くと図1(B)のごとくであ
って、上記開口2aに対向するように位置せしめて、セ
カンダリーレバー3に取付孔3aが設けられていて、プ
ッシャ11が該取付孔3aに装着されて突起を形成する
(図2(A)参照)。図1(B)の取付孔3aおよびプ
ッシャ11付近の拡大図を図1(C)に示す。このよう
に構成されたウインターブレードでウインドウガラスの
曲面部を払拭して追従状態になったところを図2(B)
に示す。ウインドウガラス6の曲率半径Rが小さいと、
プライマリーレバー2とセカンダリーレバー3とのなす
図示の角θが小さくなり、プッシャ11が開口2aを通
って図の上方(ウインドウガラス6と反対の方向)に突
出してゴムカバー1を図の上方に押し上げる。このた
め、ゴムカバー1の側面1aに軽いテンションを与えて
弛みを防止する。
【0007】上述の実施例における構成と作用効果から
容易に理解されるように、本考案を実施する場合、必ず
しもセカンダリーレバー3の取付孔3aにプッシャ11
を取り付けた構造であることを要しない。すなわち、セ
カンダリーレバーからプライマリーレバーに向けて突出
する突起を設けるとともに、この突起がプライマリーレ
バーに妨げられることなくゴムカバーをウインドウガラ
スと反対の方向に押動し得るようにすれば良いのであ
る。ただし、この場合、プライマリーレバーが突起に干
渉しないようにするための構成としては、該プライマリ
ーレバーに干渉回避用の切欠を設けるよりも干渉回避用
の開口を設ける方が、該プライマリーレバーの強度低下
を招きにくいので好適である。
【0008】
【考案の効果】以上、実施例について説明したように本
考案を適用すると、ワイパブレードがウインドウガラス
の曲面に追従作動するとき、ゴムカバーに弛みを生じる
虞れが無い。従って、該ゴムカバーとウインドウガラス
とが接触して摩擦抵抗によって駆動モータをロックさせ
て焼損を誘発する虞れが無く、また該ゴムカバーが摩擦
によって損傷してレバー機構に氷雪が付着する虞れも無
く、耐久性に優れ、作動の円滑性が保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るウインターブレードの1実施例を
示し、部分的に破断した斜視図である。
【図2】本考案に係るウインターブレードの1実施例に
おける、作用,効果を説明するための断面図である。
【図3】車両用ワイパのウインターブレードの従来例を
示し、一部を破断した側面図である。
【図4】上記従来例の車両用ワイパのウインターブレー
ドに関する課題を説明する断面図である。
【図5】(A)はワイパを備えたウインドウガラスの正
面図、(B)はそのB矢視図である。
【符号の説明】
1…ゴムカバー、2…プライマリーレバー、3…セカン
ダリーレバー、4…ヨーク、5…ブレードラバー、6…
ウインドウガラス、6a…ワイパの作動区域、6b…ワ
イパブレードの停止部、、6c…ワイパブレードの反転
部、7…ウインドウワイパ、9…クリップベース、10
…リベット、11…弾性板、R…ウインドウガラスの曲
率半径。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレードラバーを支承しているヨーク及
    びレバー機構を覆ってゴムカバーを設けたウインターブ
    レードにおいて、 セカンダリーレバーがプライマリーレバーに対向してい
    る個所に、プライマリーレバーに向けて突出する突起を
    設けるとともに、 プライマリーレバーに、上記の突起の挿通を許容する開
    口を設けたことを特徴とする、車両用ワイパのウインタ
    ーブレード。
JP55592U 1992-01-10 1992-01-10 車両用ワイパのウインターブレード Expired - Fee Related JP2545323Y2 (ja)

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JP2007076611A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Ichikoh Ind Ltd ウインターワイパーブレード、ワイパー装置

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