JP3044562B2 - 自動車の窓拭きワイパー用可動気流偏向器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の窓拭きワイパー用の可動気流偏向
器に関する。

〔従来の技術〕

窓拭きワイパーは、通常、ゴム質材料の清拭用ストリ
ップを取付けるようにした、少なくとも１個のあぶみ型
金具からなる保持部材を備えている。

自動車が高速度で走行しているときには、ワイパーの
作動中に、空気の流れによって、ワイパーブレードを持
ち上げようとする力がはたらくことは知られている。極
端な条件下では、この力により、ワイパーブレードは窓
ガラス面から離れてしまい、窓拭きの効果を損なうこと
になる。

この問題を解消するために、フランス国特許公開公報
第2,513,952A号には、空気偏向板を清拭用ストリップと
平行に、所要間隔を設けて取付けたものが記載されてい
る。この空気偏向器は、清拭用ストリップを取付けた弾
性の棒材を備えているか、あるいはその棒材から延出し
ており、清拭用ストリップの作動範囲から、気流の方向
を転向させるようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の空気偏向器は、気流によるワイパーブレードの
浮き上がりの問題を、いくらか改善することができる
が、なお、清拭用ストリップによる窓拭き効果は低下し
ている。

空気偏向器と弾性棒材との剛性を大きくして、清拭用
ストリップの剛性をより大きくすると、自動車のフロン
トガラスのように清拭すべき面が大きく湾曲している場
合には、清拭用ストリップが、湾曲面に適合できなくな
る。そのために、フロントガラス面の一部が拭かれなく
なり、運転者の視界が損なわれるのが避けられない。

さらに、この型式の空気偏向器では、清拭用ストリッ
プと偏向機との間に気流が入りこむことにより、清拭用
ストリップの方を向く偏向器の面に浮き上がり力が生じ
て、ワイパーブレード全体が離れることがある。

本発明は、この問題を解決するための、簡易な構成
で、清拭面を正しく拭くことができるようにした、窓拭
きワイパー用空気偏向器を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上述目的を達成するために、本発明は、以下のとおり
に構成されている。

ワイパーアーム（１′）と、清拭帯（２）を取付けた
保持部材（１）を備える窓拭きワイパーブレードとの、
２つの要素（１）（１′）からなる窓拭きワイパー装置
の気流偏向器であつて、気流偏向器（18）（48）を、前
記要素（１）（１′）の１つに少なくとも２個の関節
（28）（48）により、その面（Ｐ）に沿って移動可能に
装着したことを特徴とする自動車の窓拭きワイパー用可
動気流偏向器。

関節（28）（48）を、関連して作動する２個の要素
（30）（32）；（59）（60）で構成した関節としてもよ
い。

この場合、構成要素の１つを枢軸部材（30）（59）と
し、他の１つを透孔（32）（60）としてもよい。

関節（28）（48）が、気流偏向器（18）（47）を要素
（１）（１′）の１つに取付ける手段となっているのが
よい。

関節（28）（48）は、要素（１）（１′）の１つに取
付けたタブ（49）に設けるのがよい。

関節（28）は、側方変位可能であるのがよい。

関節（48）は、回転可能であるのがよい。

〔作 用〕

気流偏向器は、走行中にワイパーブレードにかかる風
圧をそらて、ワイパーをフロントガラス面に押圧すると
ともに、側方変位または回転可能な関節によって、保持
部材及び清拭帯に対して移動可能に取付けてあるため、
ワイパーブレードの清拭帯が、湾曲したフロントガラス
面に沿って変形することができる。

〔第１実施例〕 第１図は、本発明の一実施例の窓拭きワイパーブレー
ドの正面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ線における断面
図、第３図は、同じくＢ−Ｂ線における断面図である。

第１図及び第２図において、ワイパーブレードは、清
拭用ストリップ（２）を取付けた保持部材（１）を備え
ている。この実施例では、保持部材（１）は、細長くて
僅かに湾曲し、Ｕ字状の断面をなす１対の側面板（４）
（５）を備える主あぶみ金具（３）を備えている。側面
板（４）（５）は、第２図に示すように、Ｕ字形の底板
（６）の両側縁に、互いに平行に設けられている。

公知のように、主あぶみ金具（３）の底板（６）に
は、側面板（４）（５）から延びる２枚の軸受板（７）
の間に透孔（図示しない）があけられている。２枚の軸
受板（７）には、軸ピ（８）が貫挿されている。保持部
材（１）は、底板（６）の透孔とピン（８）とで、ワイ
パーアーム（１′）の末端に取付けた通常型の離型関節
装置に装着されている。

保持部材（１）に取付けられた清拭帯（２）は、関節
部（11）を介して基部（10）に接合してある清拭用舌片
（９）を備えている。基部（10）の中段には、長さ方向
に１対の溝（12）を設けて、弾性棒材（14）の爪（13）
に係合させてある。

弾性棒材（14）は、中空の長方形断面をなし、１対の
側面板（15）を備えている。側面板（15）の下端には爪
（13）を設け、同じく上端は、帯材（２）の背部（17）
を支える背板（16）で連結されている。背部（17）は、
帯材の舌片（９）の反対側である。

弾性棒材（14）を、たとえば公知のように、金属製の
ブレード部材としてもよく、また、各溝（12）の位置
は、帯材（12）の背部（17）が背板（16）から離れるよ
うに定めてもよい。

本明細書では、理解を容易にするために、清拭用スト
リップを弾性棒材に取付け、清拭用ストリップの基部に
溝を設けた実施例について記述する。

ワイパーブレードには、気流偏向器（18）を設けてあ
る。図示の実施例では、ブレードに取付けてあるが、変
形例として、窓拭きワイパーアームに取付けてもよい。
すなわち、実施例は、気流偏向器の１つの型式を説明す
るものであり、本発明は、他の型式の偏向器をも含むも
のである。

第１図ないし第４図に示す実施例に記載した気流偏向
器の型式は、フランス国特許公開公報第2,621,288A号
（特開平１−122757号公報）に詳細に記載してあり、こ
こでは一般的な用語を除き、それ以上の説明を省略す
る。

第２図に示すように、気流偏向器（18）は、変向部
（19）、取付け部（20）及び接続部（21）を有してい
る。この実施例では、取付け部（20）は、気流偏向器を
装着部材（１）に固着し、接続部（21）は、変向部（1
9）を取付け部（20）に接続し、ワイパーブレードによ
る被清拭面（22）に向けて延びている。典型的には、被
清拭面（22）は自動車のフロントガラスの面である。

変向部（19）は、被清拭面（22）に向かって凸面をな
している。この変向部の内面（23）には、ほぼ実質的に
平面状で、被清拭面（22）に対して所要角度で傾斜した
第１ゾーン（24）を備えている。第１ゾーン（24）は、
前縁（25）から後方に向けて、すなわち保持部材（１）
に向けて延びている。前縁（25）は、半円形に丸められ
ている。

第１ゾーン（24）に続く第２ゾーン（26）は、被清拭
面に対する角度を第１ゾーン（24）よりも大きくしてあ
り、それによって、変向部（19）の内面側の断面形を、
清拭面（22）に向かってＶ字形をなす凸面としている。

変向部（19）の外面（27）は、厚さが前縁（25）から
ブレード側に向けて漸減するＶ字状の凹面をなしてい
る。変向部（19）は、被清拭面（22）から離れている。
その詳細は、前記の先行特許の明細書に記載してある。

この実施例では、接続部（21）には、ゾーン（26）で
限定される硬質のウエブをもって、変向部（19）の内側
端と取付け部（20）とを連結してある。

ウエブ（21）は、取付け部（20）自体を構成するよう
に、変向部（19）の全長にわたって設置してある。変向
部（19）及び接続部（21）を構成するウエブは、プラス
チック材料で一体的に形成することが望ましい。

第１図及び第２図に示すように、気流偏向器（18）
は、少なくとも２個の関節（28）によって、保持部材
（１）に取付けてある。また、この実施例では、関節
（28）は、気流偏向器を取付ける手段を兼ねている。気
流偏向器は、その一方の面、この例ではウエブ（21）の
背面（29）を通る基準平面（Ｐ）に沿って移動できるよ
うに、関節に可動式に装着してある。

そのために、可動関節（28）には、あぶみ金具（３）
の側面板（５）の外面（31）から、ピン（30）を垂直に
突設し、気流偏向器（18）のウエブ（21）に設けた透孔
（32）に挿嵌させてある。透孔（32）は、平行な両側縁
と半円形の端部で形成した長円形の孔で、その長手方向
を、気流偏向器が移動すべき方向としてある。この方法
は、任意に設定してもよく、第１図示の例では、被清拭
面（22）に垂直な方向としてある。

ピン（30）の先端には、ピン（30）の直径より少し幅
広の長孔（32）の幅よりも大径とした頭部（35）を形成
してあり、気流偏向器（18）を移動可能に保持してい
る。

かくして気流偏向器（18）は、側面板（５）の外面
（31）と頭部（35）の内面との間に挟持されたウエブ
（21）によって、保持部材（１）に取付けられている。
側面板（５）と頭部（35）との間隔を、ウエブ（21）の
厚さよりも大きくして、気流偏向器が移動できるように
してある。

第１図Ｂ−Ｂ線における断面図である第３図に示すよ
うに、気流偏向器（18）には、以下に説明する移動制御
手段（36）を設けてある。

移動制御手段には、気流偏向器の第２ゾーン（26）か
ら突設した、少なくとも１個の突起部（37）を設けてあ
る。突起部（37）は、図示のように、弾性棒材（14）の
背板（16）の外面に接続したり、あるいは前述したよう
に、清拭ストリップ（２）の基部（10）の背部（17）に
直接に接続するなどの手段によつて、清拭ストリップ
（２）に取付けてある。実際には、弾性のある突起（3
7）を第２ゾーン（26）から水平に突設し、その先端（3
8）が清拭ストリップ（２）の中心線（Ｍ）にとどくよ
うにしてある。

第１図では、２個の制御用突起部（37）を、清拭スト
リップ（２）の長さのほぼ半分の領域に配設してある。
これは、気流偏向器の態様に応じて配置すればよい。突
起部（37）は、気流偏向器と一体的に成型してある。

第４図は、移動制御手段の変形例を示す断面図で、弾
性棒材（14）の背板（16）から所要間隔で、壁板（39）
を平行に付設し、各制御用突起部（37）の先端（38）
を、それらの間に隙間を設けて嵌着してある。壁板（3
9）は、脚部（41）を設けたウエブ（40）によって、背
板（16）の外面に、たとえば接着等により固着してあ
る。

かくして、制御用突起が、背板（16）によって第１の
方向（F1）に押圧されるのと、壁板（39）によつて第２
の方向（F2）に押圧されるのと、両方向に作動され得る
ようにしてある。

この構成は、気流偏向器（18）をワイパーブレードに
したがわせて、前述した浮き上がり力を、清拭ストリッ
プ（２）に対向する気流偏向器の面にはたらかせる作用
をもたらせる。

ワイパーブレードと気流偏向器とを、平らな被清拭面
（22）に関連させて示した第１図により、気流偏向器
（18）の目的と作用を説明する。

被清拭面（22）が大きく湾曲している場合には、清拭
ストリップ（２）は、この曲率に合致するように、長さ
の中央部の領域が主あぶみ金具（３）に向かって移動
し、一方、ストリップの両端部があぶみ金具から離れる
方向に移動して、凹んだ形状になる。

第１図示の実施例では、この移動により、清拭ストリ
ップ（２）は、基部（10）の背部（17）あるいは棒材
（14）を介して、気流偏向器（18）の制御用突起（37）
を押圧する。突起（37）は、気流偏向器（18）を、ウエ
ブ（21）の内面（29）とあぶみ金具（３）の側面板
（５）の外面（31）との面（Ｐ）に沿って移動させる。
その際、ピン（30）と長孔（32）とで移動を案内し、か
つ、頭部（35）によりピンが長孔（32）から脱落しない
ようにしてある。かくして、気流偏向器は、長孔（32）
に対して、矢印（F1）と（F2）の両方向に移動すること
ができる。

この構成により、清拭ストリップ（２）の中央部領域
において、気流偏向器の前縁（25）と被清拭面（22）と
の間隔が保持される。この間隔は、被清拭面がどのよう
に湾曲していても、実質的に一定になる。

〔第２実施例〕 第５図は、本発明の第２実施例を示す正面図、第６図
は、第５図Ｃ−Ｃ線における断面図、第７図は、同じく
Ｄ−Ｄ線における断面図である。

この実施例において、保持部材（１）は、細長く湾曲
にしており、Ｕ字形断面の主あぶみ金具（３）の両端部
（42）に、主あぶみ金具と同様な形状の中間あぶみ金具
（43）を取付けてある。

中間あぶみ金具（43）は、Ｕ字状断面をなし、少なく
ともその中央部を、主あぶみ金具（３）のＵ字状断面の
中に嵌着できる寸法としてあり、各中間あぶみ金具（4
3）を主あぶみ金具（３）に、通常の手法によって枢着
してある。

各中間あぶみ金具（43）の両端部（44）には、それぞ
れ２次あぶみ金具（45）を取付けてある。２次あぶみ金
具（45）も、細長くて湾曲した形状をなし、それぞれ両
端部に、清拭ストリップ（２）を保持するための把持爪
（46）を備えている。

清拭ストリップ（２）は、前述第１実施例と同様な形
状であり、同じ符号で示してある。異なる点は、上記の
把持爪（46）によって弾性棒材（14）を掴み、棒材の爪
（13）を下降させるようにしてあることのみである。

図示のように、把持爪（46）は底板（16）の外面と係
合し、清拭用帯材（２）に前述した溝（12）（図示しな
い）がある場合には、帯材の背部（17）に直接に当接す
るようにしてある。

清拭用帯材（２）の近くに、気流偏向器（47）を帯材
に平行に配置してある。第５図に示すように、気流偏向
器（47）は、保持部材（１）に対して、２個の枢軸（4
8）により回転可能に装着してある。

実際には、気流偏向器（47）を枢支する各枢軸（48）
は、主あぶみ金具（３）の側面板（５）の１つに、清拭
用ストリップ（２）に向けて突設したタブ（49）に取付
けてある。

本発明が、どのような型式の気流偏向器でも適用でき
ることを説明する第６図において、偏向器（47）の軟質
の変形可能な材質の本体（50）は、清拭ストリップ
（２）に平行に長手方向に延び、本体（50）の中央部と
枢着点（48）を通る面（Ｐ）に沿って設けてある。面
（Ｐ）は、保持部材とワイパーブレードとの中心線に対
して、０度でないある角度、たとえば約20度に傾斜させ
てある。

本体（50）は、Ｌ字形部分を背中合わせに連接したＬ
字状断面で、符号（51）で示すＬ字の縦線部に気流偏向
器の先端縁（52）を、符号（53）で示すＬ字の横線部に
気流偏向器（47）の内縁（54）を備え、内縁（54）を縦
線部（51）に平行に形成してある。

内縁（54）から接続部材（55）を突設して、主あぶみ
金具（３）に取付けたタブ（49）に接続して、前述の樞
軸ピン（48）により、気流偏向器（47）をタブ（49）に
回転可能に枢着してある。このために、接続部材（55）
は、内縁（54）から主あぶみ金具（３）に向かう本体
（50）の面に沿った方向に沿って、２個の軸受（56）
（57）を設けてある。

軸受（56）（57）は、互いに平行に、かつ、隙間（5
8）を形成させて、隙間の開口側をあぶみ金具に向けて
配置してあり、タブ（49）の先端を挿入するようにして
ある。

第６図示のように、タブ（49）と、２個の軸受（56）
（57）の隙間（58）とで構成される連結部で、気流偏向
器の回転関節を形成してある。

この目的のために、軸受（56）（57）には、２個の軸
受と隙間（58）とを垂直に貫通する円筒形の軸ピン（5
9）を取付けてある。タブ（49）には、軸ピン（59）よ
りも大径の透孔（60）を設けて、軸ピン（59）を挿通
し、タブ（49）を軸ピン（59）に対して可動に係合して
ある。透孔（50）は、タブ（49）の先端付近で、隙間
（58）の中になる位置に設けてある。

さらに、気流偏向器（47）の本体（50）に帯条（61）
を設けてあり、この実施例では、帯条（61）は、前記の
縦線部（53）に形成してある。帯条（61）は、長方形断
面をなし、内縁（54）に平行に設置してある。帯条（6
1）は、清拭帯（２）の全長にわたって、縦線部（53）
に刻設した長溝（62）内に、隙間を設けて装着してあ
る。

第７図示のように、気流偏向器（47）には、第１実施
例と同様な移動制御手段（63）を設けてある。これら
は、前述と同様に、清拭ストリップ（２）に係合する硬
質の突起部（64）を、気流偏向器の内縁に突設してあ
る。気流偏向器（47）を取付けたブレード（１）を所定
位置に装着すると、清拭ストリップ（２）は、フロント
ガス（22）の曲面に密接し、かつ、突起部（64）を押圧
する。

突起部（64）は、気流偏向器の先端縁（52）が係合し
ている縁部（53）から離間するように、気流偏向器を移
動させ、気流偏向器の本体が２個の軸ピン（48）を通る
平面（Ｐ）に沿って移動し、かつ、各枢着点で部分的に
回転することによって、気流偏向器を湾曲させる。

これは、突起部（64）が清拭帯（２）から離間するこ
と、及び、突起部が清拭帯の背部に沿って水平方向に摺
動できることの、２つの要因によって可能になる。

さらに、第１実施例の関節点（28）と第２実施例の関
節点（48）は、２個同時ではなく、１つが他方より遅れ
て作動するようにしてもよい。すなわち、偏向器が全体
的に初期移動をした後に、必要に応じて、移動関節部
が、たとえばピン（30）が嵌挿してある長孔（32）の付
近で回転または枢動して、前述の軸ピン（59）の作動と
同様に、偏向器をピン（30）回りに回転させるようにし
てもよい。

〔発明の効果〕

（１）ワイパーに気流偏向器を付設して、走行中の風圧
により、ワイパーブレードをフロントガラスに押圧する
ようにしてあるため、特に高速走行に際して、ワイパー
ブレードがフロントガラス面から浮き上がって、窓拭き
が不完全になるのを解消することができる。

（２）ワイパーブレードを、湾曲したフロントガラス面
に沿った形状に自動的に変形させ、清拭領域を確実に拭
くことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例の気流偏向器を取付けた
窓拭きワイパーブレードの正面図、 第２図は、第１図Ａ−Ａ線における断面図、 第３図は、第１図Ｂ−Ｂ線における断面図、 第４図は、第３図の変形例を示す断面図、 第５図は、本発明の気流偏向器の第２実施例の正面図、 第６図は、第５図Ｃ−Ｃ線における断面図、 第７図は、第５図Ｄ−Ｄ線における断面図、である。 （１）保持部材、（１′）ワイパーアーム （２）清拭ストリップ、（３）主あぶみ金具 （４）（５）側面板、（６）底板 （７）軸受、（８）軸ピン （９）清拭用舌片、（10）基部 （11）関節部、（12）溝 （13）爪、（14）弾性棒材 （15）側面板、（16）背板 （17）背部、（18）気流偏向器 （19）変向部、（20）取付け部 （21）接続部、（22）被清拭面 （24）第１ゾーン、（25）前縁 （26）第２ゾーン、（28）関節 （29）背面、（30）ピン （32）長孔、（36）移動制御手段 （37）突起部、（39）壁板 （42）主あぶみ金具、（43）中間あぶみ金具 （45）２次あぶみ金具、（46）把持爪 （47）気流偏向器、（48）枢軸 （49）タブ、（50）本体 （52）先端縁、（55）接続部材 （56）（57）軸受板、（59）軸ピン （60）透孔、（61）帯条 （62）長溝、（63）移動制御手段 （64）突起部

Claims (7)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ワイパーアーム（１′）と、清拭帯（２）
   を取付けた保持部材（１）を備える窓拭きワイパーブレ
   ードとの、２つの要素（１）（１′）からなる窓拭きワ
   イパー装置の気流偏向器であって、気流偏向器（18）
   （48）を、前記要素（１）（１′）の１つに少なくとも
   ２個の関節（28）（48）により、該気流偏向器（18）の
   両側面の一つの面を通過する基準面（Ｐ）に沿って移動
   可能に装着したことを特徴とする自動車の窓拭きワイパ
   ー用可動気流偏向器。
2. 【請求項２】関節（28）（48）が、関連して作動する２
   個の要素（30）（32）；（59）（60）で構成されている
   ことを特徴とする請求項（１）記載の自動車の窓拭きワ
   イパー用可動気流偏向器。
3. 【請求項３】構成要素の１つが枢軸部材（30）（59）で
   あり、他の１つが透孔（32）（60）である請求項（２）
   記載の自動車の窓拭きワイパー用可動気流偏向器。
4. 【請求項４】関節（28）（48）が、気流偏向器（18）
   （47）を要素（１）（１′）の１つに取付ける手段とも
   なっていることを特徴とする請求項（１）記載の自動車
   の窓拭きワイパー用可動気流偏向器。
5. 【請求項５】関節（28）（48）が、要素（１）（１′）
   の１つに取付けたタブ（49）についてなることを特徴と
   する請求項（１）記載の自動車の窓拭きワイパー用可動
   気流偏向器。
6. 【請求項６】気流偏向器（18）が、気流偏向器（18）に
   設けた透孔（32）を貫通してピン（30）で固定されてい
   る関節（28）で保持されていて、該透光（32）の長手方
   向を並進運動することを特徴とする請求項（１）記載の
   自動車の窓拭きワイパー用可動気流偏向器。
7. 【請求項７】気流偏向器（48）が、関節によって要素の
   一つに回転可能或いは蝶番式に取り付けられていること
   を特徴とする請求項（１）記載の自動車の窓拭きワイパ
   ー用可動気流偏向器。