JP5056681B2 - ワイパーブレード - Google Patents
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(1)ワイパーアーム30と支持機構とが、単一の連結機構18により連結されているので、従来のワイパーブレード1(図10参照)のようにアタッチメント2および連結機構3の2つの部材を用いることと比較して、部品点数の増加を抑制することができ、質量の増加を抑制することができる。これは、次のことによる。従来のワイパーブレード1では、図10に示すように、ブレードラバーおよび支持機構に対して偏心されていない位置でクリップ4を回動可能に支持する連結機構3としてのクリップベース5が設けられている。このワイパーブレード1をそのまま車両Cのサイドロック取付式のワイパーアーム30(図1および図4参照)に取り付けてしまうと、ワイパーブレード1とワイパーアーム30とが干渉してしまう等の不都合が生じる虞がある。そこで、アタッチメント2を用いることが考えられる。このアタッチメント2は、ワイパーアーム30の装着部30aと同様の構成の第1装着部6と、ワイパーブレード1に設けられたクリップ4と同様のクリップ7を回動可能に保持する第2装着部8とが、クリップ7の回動軸線に沿って並列するように一体化されて構成されている。ワイパーブレード1では、そのクリップ4にアタッチメント2の第1装着部6を装着し、アタッチメント2のクリップ7にワイパーアーム30(図1および図4参照)を装着することにより、サイドロック取付式のワイパーアーム30に適切に装着することができる。ところが、この方法では、支持機構をワイパーアーム30に連結するために、連結機構3(クリップベース5、クリップ4、それを取り付けるためのリベット4a)に加えて、アタッチメント2(第1装着部6を形成しつつクリップ7を保持する箇所、クリップ7、それを取り付けるためのリベット7a)が必要となることから、この図10の例では2つの部材(6点の部品)が必要となってしまう。これに対し、本発明に係るワイパーブレード10では、単一の連結機構18(クリップベース40、クリップ41およびリベット42の3点の部品)で支持機構をワイパーアーム30に連結することができるので、部品点数の増加を抑制することができ、質量の増加を抑制することができる。
(2)ワイパーアーム30と支持機構との連結構造において、連結機構18におけるガタつき(各部品間の組み付け精度に起因する)のみの影響を受けるだけであるので、従来のようにアタッチメント2およびクリップベース5の2つの部材を用いること(図10参照)と比較して、ワイパーアーム30と支持機構との間でのガタつきを抑制することができる。特に、本発明の連結機構18のクリップベース40は、所望の形状とされた板状部材に適宜折り曲げ加工を施すだけで形成できるものであることから、絞り加工を施すものに比較して、高い加工精度で形成することができる。このため、ワイパーアーム30と支持機構との間でのガタつきをより効果的に抑制することができる。このため、ジャダーの発生を抑制することができ、払拭面Sを良好に払拭することができる。
(3)連結機構18(クリップベース40)には、逃げ孔60(開口部45)が設けられていることから、サイドロック取付式のワイパーアーム30に適切に装着することを可能としつつ車両Cの高速走行時における払拭性能を良好なものとすることができる。これは、以下のことによる。往路Gの場合、ブレードラバー15および支持機構で捕まえた払拭面S上の空気を、従来のワイパーブレードと同様に支持機構の上方から逃がすことができるので、円滑に移動することができる。また、復路Bの場合、ブレードラバー15および支持機構で捕まえた払拭面S上の空気を、連結機構18が設けられている箇所においては逃げ孔60から支持機構の上方から逃がすことができ(図8の矢印A3参照)、かつその他の箇所においては従来のワイパーブレードと同様に支持機構の上方から逃がすことができるので、円滑に移動することができる。ここで、単に連結機構(クリップベース)を支持機構に取り付けられる取付部に対して復路Bの進行方向側に装着部が位置する構成とすると、ブレードラバー15および支持機構で捕まえた払拭面S上の空気を、当該連結機構が設けられている箇所においては逃がすことを阻害してしまい、払拭性能の低下を招く虞がある。このことは、復路Bの進行方向に抗する走行風Wの強さは、車速に応じて変化することから、車両Cが高速走行をしている場面では特に顕著となる。これに対し、本発明のワイパーブレード10では、連結機構18(クリップベース40)には、逃げ孔60(開口部45)が設けられていることから、サイドロック取付式のワイパーアーム30に適切に装着することを可能としつつ車両Cの高速走行時における払拭性能を良好なものとすることができる。
(4)連結機構18のクリップベース40では、開口部45において平坦縁部43b側に位置する開口縁部45bが傾斜部52とされていることから、逃げ孔60を通過させて逃がす空気の流れ(図8の矢印A3参照)をより円滑なものとすることができ、逃げ孔60を設けたことによる払拭性能の確保の効果をより効果的なものとすることができる。
(5)連結機構18のクリップベース40では、他方の対向壁47の基部47aが拡幅側縁部43aの長さ寸法に略等しい長さ寸法とされていることから、降雪時における信頼性を確保することができる。これは、以下のことによる。本発明のワイパーブレード10では、復路Bにおいて、クリップベース40の他方の対向壁47が進行方向側に突出していることとなる。すると、降雪時では、払拭面Sに積もった雪の塊をクリップベース40の他方の対向壁47で押す場合が生じる。この他方の対向壁47は、基部47aが拡幅側縁部43aの長さ寸法に略等しい長さ寸法とされていることから、クリップ41を保持するのに必要最低限の大きさ寸法とされた一方の対向壁46よりも大きな面積を有し、この面積の拡大を中間板部43に連続する箇所を延長することにより実現する(立ち上がり箇所の強度を増す)構成とされている。すると、雪の塊を押す際に他方の対向壁47に加わる圧力を、より大きな面積で受けつつより広い範囲で中間板部43へと作用させることができる。このように、クリップベース40では、他方の対向壁47で雪の塊を押す際の圧力を分散させることができるので、降雪時であっても変形したり破損したりすることを抑制することができ、降雪時における信頼性を確保することができる。
(6)他方の対向壁47には、傾斜状切欠50および段差状切欠51が形成されていることから、両切欠の無い構成に比較してワイパーブレード10の移動方向で見た前方投影面積が小さくされているので、払拭面S上での往復移動を円滑なものとすることができ、払拭面Sを良好に払拭することができる。特に、クリップベース40では、(5)で述べた圧力を分散のために基部47aの長さ寸法を拡大して受圧面積の増大を図るとともに、上縁部47bに傾斜状切欠50および段差状切欠51を設けることで前方投影面積の増大を抑制しているので、信頼性を確保しつつ払拭面Sを良好に払拭することができる。
(7)他方の対向壁47には、段差状切欠51が形成されていることから、ワイパーアーム30への装着を容易なものとすることができる。これは、以下のことによる。車両に設けられたワイパーアームでは、デザインや機能等を考慮して、直線形状ではないものがある。例えば、図4に示すように、ワイパーアーム30では、その装着部30aの近傍位置で延在方向に対して湾曲された湾曲箇所30dを有するものがある。ここで、ワイパーアーム30の装着部30aは、図9に示すように、湾曲されたアーム湾曲部分30bを、クリップ41のクリップ湾曲部分56aよりも前方(図9を正面視して斜め手前側)に移動させた後、そのクリップ湾曲部分56aを取り巻くようにアーム湾曲部分30bを当接させる必要がある。このため、上記したように湾曲箇所30dを有するワイパーアーム30では、装着作業の際、湾曲箇所30dがクリップ41の他方の対向壁47に干渉してしまう虞がある。これに対し、本発明のワイパーブレード10では、他方の対向壁47に段差状切欠51が形成されていることから、この他方の対向壁47が湾曲箇所30dに干渉することが防止されているので、ワイパーアーム30への装着を容易なものとすることができる。
11、110 (支持機構としての)プライマリーレバー
12 (支持機構としての)セカンダリーレバー
13 (支持機構としての)ヨーク
14 (支持機構としての)バーティブラ
15 (支持機構としての)ブレードラバー
16 (支持機構としての)ストッパ
17 カバー部材
18、180 連結機構
30 ワイパーアーム
40、400 (板状部材としての)クリップベース
41 クリップ
45 開口部
46 (一対の対向壁の一方の)対向壁
47 (一対の対向壁の他方の)対向壁
52 (傾斜面のための)傾斜部
60 逃げ孔
C 車両
S 払拭面
B (一方の進路である)復路
W 走行風
Claims (2)
- 車両の払拭面を払拭する長尺形状を呈するブレードラバーと、該ブレードラバーの長尺方向に沿って延在しつつ該ブレードラバーを支持する支持機構と、該支持機構を覆うように設けられるカバー部材と、前記車両に設けられたワイパーアームと前記支持機構とを連結すべく該支持機構に設けられた連結機構とを備え、前記ブレードラバーの長尺方向と交差する方向において前記車両の走行に伴って前記払拭面上に生じる走行風に抗する方向を含むように前記払拭面上を往復移動されるワイパーブレードであって、
前記連結機構は、前記払拭面から見て前記ブレードラバーおよび前記支持機構が位置する面上で該支持機構に取り付けられる取付部と、該取付部から見て走行風に抗する方向を含む一方の進路側の位置で該取付部と一体的に設けられ前記ワイパーアームへの装着が可能な装着部とを有し、該装着部と前記取付部との間に、該取付部が前記支持機構に取り付けられた状態において空気の通過を許す逃げ孔が設けられ、
前記連結機構は、一端側で前記取付部を形成し他端側で前記装着部を形成する板状部材を有し、該板状部材の中間位置には、前記逃げ孔を形成すべく厚さ方向に貫通する開口部が設けられ、
前記装着部は、前記ワイパーアームとの着脱が可能とされたクリップと、該クリップを揺動可能に支持すべく前記往復移動方向で対向する一対の対向壁とを有し、
前記板状部材では、中間位置が前記両対向壁の一方として部分的に折り曲げられることにより前記開口部が形成されていることを特徴とするワイパーブレード。 - 前記開口部における走行風に抗する方向を含む一方の進路方向後側に位置する開口縁部は、前記板状部材が前記支持機構に取り付けられた状態において、前記カバー部材に対して緩やかに傾斜するように該カバー部材から立ち上がる傾斜面とされていることを特徴とする請求項1に記載のワイパーブレード。
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