JP3220585B2 - 用紙分離装置 - Google Patents

用紙分離装置

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JP3220585B2
JP3220585B2 JP33484493A JP33484493A JP3220585B2 JP 3220585 B2 JP3220585 B2 JP 3220585B2 JP 33484493 A JP33484493 A JP 33484493A JP 33484493 A JP33484493 A JP 33484493A JP 3220585 B2 JP3220585 B2 JP 3220585B2
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直樹 水野
俊雄 坂田
紀郎 外山
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ミノルタ株式会社
トヤマキカイ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転体に接触して搬送さ
れる用紙を、回転体から分離する用紙分離装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】定着ローラのようにそれぞれが回転する
一対のローラを圧接して、それらのローラ間で用紙を搬
送する際に、これらローラに用紙が巻きつくのを防止す
るため用紙分離装置が従来から用いられている。このよ
うな用紙分離装置は、静電的にあるいは転写ローラによ
って搬送用紙と接触状態とされる感光体、あるいは用紙
を側周面に担持して感光体からの画像の転写に供した後
これを分離して次工程へ送り出す中間転写ドラムと云っ
た回転体にも同様な理由で採用されている。
【0003】これら従来用いられている用紙分離装置
は、用紙が巻きつくおそれのある回転体表面から用紙を
分離する分離爪を有している。この分離爪は、通常、樹
脂等の剛体によって形成されており、その先端部は、用
紙が巻きつくおそれのある回転体表面にばねの付勢によ
って圧接された状態になっている。
【0004】そして、用紙が巻きつくおそれのあるロー
ラを通過する用紙はこの分離爪に案内されて、回転体表
面から剥離される。これによって用紙は回転体に巻きつ
くのを防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】回転体表面に先端部が
圧接される従来の分離爪は、樹脂等の剛体よりなるため
に、圧接状態が部品の精度あるいは組付け精度に大きく
左右されるが、前記必要な精度を得るのが困難である
し、回転体の表面の磨耗、あるいは分離爪先端部の磨耗
によって、分離爪先端部が回転体の表面に確実に圧接さ
れなくなるおそれがある。
【0006】このような状態になると、回転体表面に沿
って搬送される用紙を、分離爪の先端部によって回転体
表面から剥離させることができず、用紙が回転体に巻き
つくおそれがある。
【0007】また、何らかのトラブルによって分離爪の
周辺部において紙詰まりが発生すると、分離爪には詰ま
った用紙により通常に加わる荷重とは異なる方向への荷
重が加わって、分離爪が回転体に食い込んだり、分離爪
によって回転体が破損する可能性もある。
【0008】本発明は、このような問題を解決すること
を課題とするものであり、分離部材の製品精度や組付け
精度の影響、および回転体の表面等の磨耗の影響が少な
く、回転体の表面によく接触し用紙の分離機能を長期に
発揮するとともに、詰まった用紙による異なった方向か
らの荷重によっても回転体表面に食い込んでこれを破損
させるようなことのない用紙分離装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の用紙分離装置
は、上記のような課題を達成するために、回転体に接触
して搬送される用紙を、回転体から分離する用紙分離装
置であって、回転体の側周まわりの固定部に基部を取り
付けた分離部材が回転体の側周方向でかつ回転体の回転
方向とは逆向きに延び、この分離部材の基部から先端部
までが弾性を有し、かつ回転体の側周面と同じ向きに凸
となるように湾曲した爪部とされ、分離部材の先端を
固定部により進退できるように支持して回転体の側周
に接線方向から接触させて配置するとともに、前記爪
部をその先端部に接し他の部分とギャップを持って背部
からバックアップするバックアップ部材を設けて、分離
部材の先端が回転体に接触した状態で前記接線方向に進
退できるようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の用紙分離装置の上記構成では、爪部は
回転体まわりの固定部に基部を取付けられて回転体の側
周方向でかつ回転体の回転方向とは逆向きに延び、先端
部が回転体とは反対の側で回転体まわりの固定部により
進退できるように支持されて回転体の側周面に接線方向
から接触して、しかも、爪部の先端部に接し他の部分と
ギャップを持ったバックアップ部材にて背部からバック
アップされていることにより、回転する回転体の側周面
に密着した状態で爪部の先端部に対向する側から搬送さ
れてくる用紙を爪部の先端部で掬い上げるようにして回
転体の側周面から剥離し、回転体に巻きつくことなく通
過できるようにする。
【0011】この際、爪部の先端部に回転体の側周面に
沿った方向から用紙が当接して押圧力が加わっても、こ
の先端部は前記固定部により進退できるように支持され
ており、爪部の基部から先端部までの回転体の側周面と
同じ側に凸の湾曲形状をなし、かつ弾性を有しているこ
とを利用した全体の無理のない変形を伴って一時的に押
し戻されるだけであるため、回転体の表面に食い込むの
を防止することができる。
【0012】また、爪部は前記湾曲形状であることによ
り、回転体の側周面にほぼ接線方向から接触するように
するとともに、回転体の側周まわりでかさ張ることなし
に十分な長さを持って先端部を回転体の側周面に前記固
定部による支持と相まち十分な分離機能を発揮するよう
に確実な接触を図りながら接触圧を小さく抑え、詰まっ
た用紙等により通常とは異なる回転体の直径方向からの
荷重が加わっても、爪部の先端部は回転体の側周面上で
無理なく滑りながら回転体の側周面に沿うように変形す
るだけで、回転体の表面に食い込むようなことおよびこ
れによって回転体が破損するようなことを防止すること
ができるし、爪部の先端部や回転体の表面が磨耗しても
爪部は自身の弾性変形を伴う柔軟な圧接によって回転体
の表面によく接触し続け回転体の側周面から用紙を確実
に分離することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。本実施例は図1に示すように下側の搬送ローラ1
1に上側の加圧ローラ12が圧接した定着装置に適用し
た場合を示している。これら搬送ローラ11、加圧ロー
ラ12は図の矢印の方向に回転して用紙を矢印Aの方向
に搬送しながら、加圧によって、あるいはこれにローラ
内の熱源による熱が加わって、用紙上に電子写真方式に
て形成されているトナー画像を定着する。
【0014】用紙分離装置2は図1、図2に示すように
用紙が巻きつくおそれのある回転体としての搬送ローラ
11に働かせてあり、搬送ローラ11の用紙搬送方向下
流側の側方にて、この搬送ローラ11に沿って配置され
た回転体まわりの固定部としての分離爪ホルダー20
を、搬送ローラ11の側周まわりの固定部として有して
いる。
【0015】この分離爪ホルダー20は、搬送ローラ1
1のほぼ全長に亘って延びており、両端部に鉛直状態で
位置する側板21と、これら各側板21間に架設した断
面L型の本体部22とで構成されている。
【0016】図1に示すように、各側板21は用紙搬送
装置1にねじ23によって取付けられ、各側板21の上
部には、上縁から切り込んだ位置決め溝21aが設けら
れ、この位置決め溝21aに、用紙搬送装置1に取付け
られた位置決めピン13が係合している。これにより各
側板21はねじ23を中心とした所定の姿勢となるよう
に位置決めされる。
【0017】分離爪ホルダー20の本体部22は、ほぼ
水平状態になった底面22aと、この底面22aにおけ
る搬送ローラ11の遠方側の側縁部から上方に垂直に屈
曲された背面22bとを有している。底面22aは搬送
ローラ11の遠方側の側縁部が搬送ローラ11側の側縁
部よりも若干下方に位置するように傾斜した状態になっ
ている。
【0018】分離爪ホルダー20における本体部22の
底面22a上には、図2に示すように6個の分離部材3
0が、それぞれ長手方向の所定位置に配設されている。
各分離部材30の上側には、分離部材30の保護を兼用
する回転体まわりの補助的な固定部として用紙案内部材
40が配置されている。
【0019】各分離部材30は金属製の弾性板にて形成
され、図3に示すように分離爪ホルダー20の本体部2
2の底面22aに載置される平板状の基部31と、この
基部31から搬送ローラ11の側周方向でかつ搬送ロー
ラ11の回転方向とは逆向きに延びる爪部32とを有し
ている。分離部材30は基部31から先端部までの爪部
32が少なくとも弾性を有すればよい。
【0020】この爪部32は、搬送ローラ11の側周面
と同じ向きに凸となるように湾曲しし、爪部32の先端
32aを平坦部として、搬送ローラ11の側周面に水平
かつ接線方向から接触させてある。本実施例の爪部32
は円弧状に湾曲しているが、必ずしも円弧状である必要
はない。
【0021】この爪部32の先端部32aは、先端側に
なるにつれて幅寸法が小さくなっており、各側縁がテー
パー状になっている。この爪部32の先端部32aにお
けるテーパー状になった各側縁には、鉛直状態で上方へ
と延びる三角形状の用紙ガイド33がそれぞれ設けられ
ている。各用紙ガイド33は、爪部32の先端側のエッ
ジが後部に向け斜めに立ち上がって搬送ローラ11から
徐々に離れるように傾斜したガイド側縁部33aを形成
している。
【0022】各分離部材30は、図2に示すように、搬
送ローラ11および加圧ローラ12間に送り込まれる用
紙の各サイズにおける搬送方向とは直交する方向の各側
部に対応してそれぞれ設けられている。
【0023】各サイズの用紙は、図2に矢印で示す用紙
の搬送方向で見た左側の端部を基準として搬送されるよ
うになっており、この左側の端部に1個の分離部材30
が設けられている。この分離部材30に隣接する今1つ
の分離部材30は、葉書サイズの用紙が搬送された場合
に、基準となる側部とは反対側の側部に対応して設けら
れている。以下、順番にA5サイズ、B5サイズ、A4
サイズ、B4サイズの各用紙の基準となる側部とは反対
側の側部に対応するようにそれぞれの分離部材30が配
置されている。
【0024】各分離部材30は、用紙案内部材40によ
ってそれぞれ所定の姿勢とされている。各用紙案内部材
40は、図4に示すように、分離部材30の爪部32に
おける幅方向中央部に沿って鉛直状態になった平板状の
爪押圧板41と、この爪押圧板41とは対をなすように
搬送ローラ11の軸線方向に爪押圧板41との間に適当
な間隔をあけて並行に配置された平板状のガイド板42
と、爪押圧板41およびガイド板42の下端部間に架設
された連結板43とを有している。各用紙案内部材40
は、例えば板金によって爪押圧板41、ガイド板42、
および連結板43が一体に形成されている。
【0025】連結板43の中央部にはねじ穴43aが設
けられており、このねじ穴43a内にボルト24が挿入
されて、分離爪30の基部31に設けられた図3に示す
貫通穴31aおよび分離爪ホルダー20の底面22aを
貫通している。そして用紙案内部材40が、分離部材3
0の上側に固定された状態では、爪押圧板41が分離部
材30の爪部32における幅方向中央部に沿って配置さ
れて、その爪部32の幅方向中央部を押圧するようにし
て先端部32aが進退できるように搬送ローラ11とは
反対の側から支持している。
【0026】爪押圧板41の下端面は連結板43よりも
下方に位置しており、この下端面が分離爪ホルダー20
の本体部22の底面22a上に配置されている。爪押圧
板41の下端面の中央部には、位置決めようの係合爪4
1fが、爪押圧板41の下端面よりも下方に延びるよう
に設けられている。
【0027】この係合爪41fは、分離部材30の基部
31に設けられた位置決め穴31bに図5に示すよう
に、また分離爪ホルダー20の本体部22の底面22a
に設けられた図示しない位置決め穴内にそれぞれ嵌まり
込んでいる。ガイド板42の下端部にも同様の係合爪4
2fが設けられており、この係合爪42fが、分離爪ホ
ルダー20の本体部22の底面22aに設けられた位置
決め穴に嵌まり込んでいる。
【0028】爪押圧板41は、搬送ローラ11から爪部
32の先端部32aによって分離された用紙を次へ案内
し、爪部32を紙詰まりした用紙による押圧から保護す
るために、用紙の搬送方向と逆に向いた先端が搬送ロー
ラ11の上方に達するように先鋭的に突出した三角形状
の突出部41aになっている。この突出部41aは、爪
押圧板41における搬送ローラ11側の側縁である上部
の傾斜状態になったガイド側縁部41bと、このガイド
側縁部41bとは突出部41aの先端において鋭角に連
続する下側のほぼ水平な先端側縁部41cとによって形
成されている。この先端側縁部41cの搬送ローラ11
の回転方向下流側において、爪部32の円弧状湾曲部分
のほぼ中央部における接線方向に沿って延びる連結側縁
部41dが連続しており、さらに、これの搬送ローラ1
1の回転方向下流側において、ほぼ鉛直状態になった下
端側縁41eに連続している。
【0029】爪押圧板41の突出部41aにおける下側
の先端側縁部41cの先端部は、図5に示すように、分
離部材30の爪部32の平坦になった先端部32aの各
側縁に設けられている各用紙ガイド33の間に位置され
ており、爪部32の平坦になった先端部32aの上面の
幅方向中央部に圧接し、先端部32aを進退できるよに
バックアップ状態で支持している。
【0030】この先端側縁部41cに連続する連結側縁
部41dは、その中央部が爪部32の円弧状湾曲部のほ
ぼ中央部に適当な間隔をあけ対向している。さらに、ほ
ぼ鉛直状態になった下端側縁部41eは、その最下端部
において爪部32の基部31側の基端部に圧接されてい
る。
【0031】これによって、分離部材30は、このよう
に、先端部32aおよび基部31を搬送ローラ11の側
周まわりの固定部および補助的固定部である分離爪ホル
ダー20および爪押圧板41によって、基部31および
爪部32の先端部32aの2箇所において支持され、爪
押圧板41の先端側縁部41cと下端側縁部41eが爪
部32の先端部32aと基端部とに圧接していることに
より、爪部32が搬送ローラ11に沿う所定の円弧状の
湾曲状態に安定に保持している。しかし、爪部32は弾
性を有し、中央部が爪押圧板41との間の間隔部分での
弾性変形を伴って、先端部32aが爪押圧板41の先端
側縁部41cに沿って用紙の搬送方向に進退できる。
【0032】爪押圧板41の突出部41aにおける上側
のガイド側縁部41bは、爪部32の先端部32aに設
けられた各用紙ガイド33のガイド側縁部33aとほぼ
同様の傾斜状態になっており、搬送ローラ11および加
圧ローラ12間を通過した用紙が、各用紙ガイド33か
らガイド側縁部41bに案内されるようになっている。
【0033】爪押圧板41とは対をなすガイド板42
は、分離部材30における基部31の外側の側方に位置
している。爪押圧板41およびガイド板42の上方に
は、搬送ローラ11と平行に1本のローラ軸51が架設
されており、各用紙案内部材40における爪押圧板41
およびガイド板42の間にそれぞれ位置するように、複
数の送りローラ52がローラ軸51に嵌め付けて取付け
られている。
【0034】ガイド板42は、爪押圧板41あとはぼほ
同様の形状をしており、上下方向の中央部に搬送ローラ
11側に突出する突出部42aを有している。この突出
部42aの上側のガイド側縁部42bは、送りローラ5
2に近接するように、爪押圧板41のガイド側縁部41
bよりも長く上方へと延びている。
【0035】このような構成の用紙分離装置2では、爪
部32は搬送ローラ11まわりの固定部である分離爪ホ
ルダー20に基部31を取付けられて搬送ローラ11の
側周方向でかつ搬送ローラ11の回転方向とは逆向きに
延び、先端部32aが搬送ローラ11とは反対の側で搬
送ローラ11まわりの分離爪ホルダー20により進退で
きるように支持されて搬送ローラ11の側周面に接線方
向から接触して、しかもバックアップ部材としての前記
爪押圧板41にて爪部32の先端部32aに接し他の部
分とギャップを持って背部からバックアップされている
ことにより、回転する搬送ローラ11の側周面に密着し
た状態で爪部32の先端部32aに対向する側から搬送
されてくる用紙を爪部32の先端部32aで掬い上げる
ようにして搬送ローラ11の側周面から剥離し、搬送ロ
ーラ11に巻きつくことなく通過できるようにする。
【0036】この際、爪部32の先端部32aに搬送ロ
ーラ11の側周面に沿った方向から用紙が当接して図6
に示すような押圧力F1が加わっても、この先端部32
aは前記固定部により進退できるように支持されてお
り、爪部32の基部31から先端部までの搬送ローラ1
1の側周面と同じ側に凸の湾曲形状をなし、かつ弾性を
有していることを利用した全体の無理のない図の二点
鎖線で示すような変形を伴って一時的に押し戻されるだ
けであるため、搬送ローラ11の表面に食い込むのを防
止することができる。
【0037】また、爪部32は前記湾曲形状であること
により、搬送ローラ11の側周面にほぼ接線方向から接
触するようにするとともに、搬送ローラ11の側周まわ
りでかさ張ることなしに十分な長さを持って先端部32
aを搬送ローラ11の側周面に前記固定部による支持と
相まち十分な分離機能を発揮するように確実な接触を図
りながら接触圧を小さく抑え、詰まった用紙等により通
常とは異なる搬送ローラ11の直径方向からの図7に示
すような荷重F2が加わっても、爪部32の先端部32
aは搬送ローラ11の側周面上で無理なく滑りながら搬
送ローラ11の側周面に沿うように変形するだけで、搬
送ローラ11の表面に食い込むようなことおよびこれに
よって搬送ローラ11が破損するようなことを防止する
ことができるし、爪部32の先端部32aや搬送ローラ
11の表面が磨耗しても爪部32は自身の弾性変形を伴
う柔軟な圧接によって搬送ローラ11の表面によく接触
し続け搬送ローラ11の側周面から用紙を確実に分離す
ることができる。
【0038】また、紙詰まりした用紙によって、図8に
示すような押圧力F3が加わった場合、この押圧力F3
は爪部32には届かず、用紙案内部材40にしか働かな
い。
【0039】つまり爪部32は用紙案内部材40にプロ
テクトされるため、爪部32が損傷したり搬送ローラ1
1の表面に食い込んでこれに傷を付けたり破損させるよ
うなことを回避することができる。
【0040】搬送ローラ11の表面から分離された用紙
は、爪部32の先端部32aに設けられた各用紙ガイド
33の傾斜したガイド側縁部33aに案内されて、搬送
方向を斜め上方に向けられる。そして、用紙は各用紙ガ
イド33から用紙案内部材40における爪押圧板41の
ガイド側縁部41bと、ガイド板42におけるガイド側
縁部42aとに案内されて、送りローラ52へと搬送さ
れ、この送りローラ52によって、さらに所定方向へと
搬送される。
【0041】なお、図9に示すように、分離部材の爪部
32を、爪部32のこれを働かせる搬送ローラ11等と
の接触線Bと直行する二点鎖線Cのまわりに回動可能に
支持することによって、爪部32の先端部32aが、爪
部32の長さによるのに加えてさらにピッタリと搬送ロ
ーラ11等の表面に接触させることができる。
【0042】したがって、搬送ローラ11の表面が磨耗
しても、爪部32の先端部32aは、爪部32の弾性力
によってこの搬送ローラ11の表面に確実に圧接され、
搬送ローラ11の表面に密着した用紙が確実に搬送ロー
ラ11の表面から分離される。
【0043】また、上記実施例では、搬送ローラ11の
表面にのみ分離部材30の先端部を対向させて保持する
構成としたが、本発明では、加圧ローラ12の表面に対
しても同様に分離爪を働かせてもよい。また、定着ロー
ラの他、感光体や中間転写ドラム等の回転体に対する分
離装置としても適用できる。
【0044】
【発明の効果】本発明の用紙分離装置によれば、爪部は
回転体まわりの固定部に基部を取付けられて回転体の側
周方向でかつ回転体の回転方向とは逆向きに延び、先端
回転体とは反対の側で回転体まわりの固定部により
進退できるように支持されて回転体の側周面に接線方向
から接触して、しかも爪部の先端部と接し他の部分とギ
ャップを持ったバックアップ部材にて背部からバックア
ップされていることにより、回転する回転体の側周面に
密着した状態で爪部の先端部に対向する側から搬送され
てくる用紙を爪部の先端部で掬い上げるようにして回転
体の側周面から剥離し、回転体に巻きつくことなく通過
できるようにする。
【0045】この際、爪部の先端部に回転体の側周面に
沿った方向から用紙が当接して押圧力が加わっても、こ
の先端部は前記のように進退できるように支持され、爪
部の基部から先端までの回転体の側周面と同じ側に凸の
湾曲形状をなし、かつ弾性を有していることによる全体
の無理のない変形を伴い一時的に押し戻されるだけで、
回転体の表面に食い込むようなことが回避される。
【0046】また、爪部は前記湾曲形状にて回転体の側
周面にほぼ接線方向から接触し、回転体の側周まわりで
かさ張ることなく十分な長さで先端部を回転体の側周面
に前記支持と相まち十分な分離機能を発揮するように確
実な接触を図りながら接触圧を小さく抑え、詰まった用
紙等により通常とは異なる回転体の半径方向からの荷重
が加わっても、爪部の先端は回転体の側周面上で無理な
く滑りながら回転体の側周面に沿うように変形して、回
転体の表面に食い込むようなことを防止し、爪部の先端
部や回転体の表面が磨耗しても爪部は自身の弾性変形を
伴う柔軟な圧接によって回転体の表面によく接触し続け
回転体の側周面から用紙を確実に分離することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙分離装置の一実施例を示す断側面
図である。
【図2】図1の装置の分離爪ホルダーの平面図である。
【図3】図1の装置の分離爪の一例を示す斜視図であ
る。
【図4】図1の装置の分離爪保護兼用の用紙案内部材の
一例を示す斜視図である。
【図5】図4の用紙案内部材が分離爪に取付られた状態
を示す斜視図である。
【図6】分離爪に回転体の側周面方向に力が加わった場
合の状態を示す説明図である。
【図7】分離爪に回転体の直径方向に力が加わった場合
の状態を示す説明図である。
【図8】分離爪が用紙案内部材によって紙詰まりした用
紙から保護される状態を示す説明図である。
【図9】分離爪が長手方向の中央線回りに揺動できるよ
うにしたときの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 用紙分離装置 11 搬送ローラ 20 分離爪ホルダー 30 分離部材 31 基部 32 爪部 32a 先端部 33 用紙ガイド 33a ガイド側縁部 40 用紙案内部材 41 爪押圧板 41a ガイド側縁部 42 ガイド板 43 連結板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 俊雄 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会 社内 (72)発明者 外山 紀郎 大阪府大阪市中央区松屋町住吉6番15号 トヤマキカイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−174485(JP,A) 特開 平3−255488(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/14 101 G03G 15/20 B65H 29/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体に接触して搬送される用紙を、回
    転体から分離する用紙分離装置であって、 回転体の側周まわりの固定部に基部を取り付けた分離部
    材が回転体の側周方向でかつ回転体の回転方向とは逆向
    きに延び、この分離部材の基部から先端部までが弾性を
    有し、かつ回転体の側周面と同じ向きに凸となるように
    湾曲した爪部とされ、分離部材の先端を前記固定部によ
    り進退できるように支持して回転体の側周面に接線方向
    から接触させて配置するとともに、前記爪部をその先端
    部に接し他の部分とギャップを持って背部からバックア
    ップするバックアップ部材を設けて、分離部材の先端が
    回転体に接触した状態で前記接線方向に進退できるよう
    にしたことを特徴とする用紙分離装置。
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