JP3762147B2 - シート給紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はシート搬送装置およびこれを用いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルやアナログの複写機や光プリンタ、光プロッタ、光製版機やファクシミリ受信部といった画像形成装置においては一般に、画像は転写紙やOHPシート(オーバヘッドプロジェクタ用のプラスチックシート)といった「シート状の記録媒体」に担持されることになる。シート状の記録媒体は画像形成装置内を搬送され、画像を担持して装置外へ排出される。シート状の記録媒体の搬送は、一般に複数の搬送ローラ手段により行われるが、各搬送ローラ手段による搬送速度は必ずしも同一でなく、記録媒体が複数の搬送ローラ手段により搬送されている状態において、搬送下流側の搬送ローラ手段の搬送速度が上流側のものの搬送速度より大きいと、搬送ローラ手段間で記録媒体に引張り力が作用する。このような引張り力の作用により搬送中のシート状の記録媒体に「波打ち」が生じ、搬送ローラ手段で「しわ」が発生したり、記録媒体が斜行する問題がある。
【0003】
このような問題を有効に解消できる方法として、搬送速度の異なる2つの搬送ローラ手段間で、記録媒体を挾んだり(実開平5−37794号公報)、記録媒体に線状の押圧力を作用させたり(特開平5−58500号公報)する方法が知られている。これらの方法は「しわ」や「斜行」の防止に有効であるが、挾圧力や線状の押圧力を作用させる部分で、記録媒体に「かなりの摩擦力」が作用するため、下流側の搬送ローラ手段に上記摩擦力に応じた「余分な負荷」がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、画像形成装置内で搬送されるシート状の記録媒体の斜行や、しわの発生を有効に防止し、記録媒体搬送の負荷を軽減することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、画像形成装置において、画像が形成されるシート状の記録媒体を給紙部から搬送するシート給紙搬送装置であって、上記給紙部に設けられた給紙ローラと、上記給紙ローラよりも下流側に配備されたレジストローラ対と、上記給紙ローラおよび上記レジストローラ対の間に配備された回動自在なガイドローラとを有し、上記給紙ローラによる搬送速度をV1、上記レジストローラ対による搬送速度をV2とするとき、V2>V1であり、且つ、上記給紙ローラおよび上記レジストローラ対の少なくとも一方のローラ長が、搬送される記録媒体のシート幅より小さく、上記ガイドローラは、少なくとも表面部が導電性の材料で構成された単一ローラで上記シート幅以上のローラ全長を有し、搬送される記録媒体に所定の接触角で、シート幅全域にわたって接触し、記録媒体の移動に従動回転するものであることを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、潜像担持体に静電潜像を形成し、形成された静電潜像を現像してトナー画像を得、このトナー画像を記録媒体上に転写したのち定着して画像を形成する画像形成装置において、シート状の記録媒体を収納したカセットから、トナー画像の転写部に至る搬送路に、請求項1に記載のシート給紙搬送装置を用いたことを特徴とする。
【0007】
「給紙ローラ」は、画像形成装置内の、シート状の記録媒体を搬送する給紙部に設けられる。
「レジストローラ対」は、上記搬送路における給紙ローラよりも下流側(シート状の記録媒体が搬送されて行く側)に配備される。
【0008】
「ガイドローラ」は、給紙部における給紙ローラおよびレジストローラ対の間に配備される。ガイドローラは「回動自在」である。
【0009】
給紙ローラによる搬送速度をV1、レジストローラ対による搬送速度をV2とすると、V2>V1であり、且つ、給紙ローラおよびレジストローラ対のうちの少なくとも一方のローラ全長が、搬送されるシートのシート幅より小さい。
【0010】
上記ガイドローラは「単一ローラでシート幅以上のローラ全長」を有し、搬送されるシートに「所定の接触角」でシート幅全域にわたって接触し、シートの移動に従動回転するものである。
【0011】
搬送されるシート状の記録媒体の「シート幅」は、搬送されつつある記録媒体の表面上において、搬送方向に直交する方向の幅を言う。
【0012】
ガイドローラが「単一ローラ」であるとは、シート状の記録媒体に接触するローラ周面部分が回転軸方向にわたって単一で分割されていないことを意味する。従って、ガイドローラは記録媒体に「シート幅全域にわたって」接触することができる。上記「接触角」は、ガイドローラに記録媒体が接触して搬送されている状態を軸方向から見て、記録媒体とガイドローラとが接触している領域をガイドローラの回転中心軸から見込む角をいう。
また、上記「一方のローラ長が、搬送されるシートのシート幅より小さい」とは、一方のローラが「分離されていない単一ローラ」であるときには「そのローラ長(軸方向のローラ周面長さ)」が、また、ローラが複数のローラを軸方向に間隔をあけて配列した「分割ローラ」である場合には「分離された個々のローラの軸方向の周長」が、シート幅より短いことを意味する。
【0015】
給紙ローラは、カセット内に積層収納されているシート状の記録媒体を給紙するためのローラであり、給紙の際、最上位の1枚のみが給紙されるようにするため、フリクションパッド分離方式、FRR(摩擦逆回転ローラ)分離方式、分離爪方式などの分離方式が用いられる。
【0016】
レジストローラは「分離されていない単一ローラ」であることが多いが、「分割ローラ」として構成することもできる。
【0018】
ガイドローラ自体を鉄やアルミニウムなどの金属類、導電性樹脂等で構成することもできるし、樹脂ローラの周面部に導電性コーティングを施したものとして構成することもできる。
【0019】
このような少なくとも表面部を導電性としたガイドローラを、画像形成装置本体アースへ落とす場合は、画像形成装置の作像条件に合わせ、抵抗値をゼロから中抵抗(体積固有抵抗10の5〜8乗Ω・cm程度)の範囲に選ぶ事ができる。必要な抵抗を実現するには、表面層と軸との間に中抵抗材質の物質を用いたり、中抵抗材質の軸受を使用するなどすればよい。
【0020】
この発明の画像形成装置は、潜像担持体に静電潜像を形成し、形成された静電潜像を現像してトナー画像を得、このトナー画像を記録媒体上に転写したのち定着して画像を形成する画像形成装置であり、シート状の記録媒体を収納したカセットからトナー画像の転写部に至る搬送路に、上記請求項1に記載のシート給紙搬送装置を用いたものである(請求項2)。この画像形成装置は例えば、アナログやデジタルの複写機、光プリンタや光プロッタ、ファクシミリ装置等として実施できる。
【0021】
請求項1記載のシート給紙搬送装置は、このような画像形成装置の他、例えばインクジェット方式の画像形成装置に対しても適用できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明のシート搬送装置の実施の1形態を説明するための図である。図1(a)において、符号Sは「シート状の記録媒体」を示す。符号10A,10Bは「第1搬送ローラ手段」を構成するローラの対、符号20A,20Bは「第2搬送ローラ手段」を構成するローラの対、符号30は「ガイドローラ」を示す。これらローラ10A,10B、20A,20Bは、それぞれ矢印方向へ回転駆動され、記録媒体SはP方向へ搬送される。P方向は図1(a)において上方を向いているが、実際の画像形成装置内における搬送方向は、必ずしも上方に限られない。また、図1に図示されていないが、第1搬送ローラ手段から第2搬送ローラ手段へ記録媒体Sが支障無く搬送されるように、搬送路を形成する適宜の「ガイド手段(ガイド板等)」が設けられている。
【0023】
シート状の記録媒体Sは、ローラ10A,10Bによる第1搬送ローラ手段により搬送速度:V1で上記搬送路中を第2搬送ローラ手段に向けて搬送される。記録媒体Sの先端部がローラ20A,20Bにより銜え込まれると、ローラ20A,20Bによる第2搬送ローラ手段は記録媒体Sを搬送速度:V2搬送する。搬送速度:V1,V2の大小関係は「V2>V1」と設定されているので、第1,第2搬送ローラ手段の間において、記録媒体Sには搬送方向に引張り力(搬送力という)が作用し、記録媒体Sは図1(b)に示すようにガイドローラ30に接触角:θをもって圧接する。この状態で記録媒体Sが搬送されると、ガイドローラ30には記録媒体Sからの摩擦力により反時計回りのトルクが作用する。ガイドローラ30は回転自在であるので、上記トルクの作用によりシート状の記録媒体Sの移動に従動して回転する。
【0024】
図1(c)は、図1(a)の状態からローラ10B,20Bを「仮想的に取り除き」、図1(a)の右側から見た状態を説明図的に示している。第1搬送ローラ手段のローラ10Aは「複数のローラ101,102,103を軸方向に間隔をあけて配列した分割ローラ」、第2搬送ローラ手段のローラ20Aは「複数のローラ201,202,203を軸方向に間隔をあけて配列した分割ローラ」である。第1搬送ローラ手段のローラ10Bはローラ10Aと同様のもので、第2搬送ローラ手段のローラ20Bはローラ20Aと同様のものである。ガイドローラ30は図示の如く、記録媒体のシート幅よりも長いローラ全長を有している。図1(c)に示すように、第1、第2搬送ローラ手段とも分割ローラ対で構成されている場合、ガイドローラ30が設けられていないと、分割ローラの各ローラ部分のローラ長が記録媒体のシート幅より短いため、搬送される記録媒体Sに作用する「搬送力」はシート幅方向の複数部分に分割されて記録媒体に均一に作用せず、記録媒体Sに不均一な応力が生じて記録媒体に波打ちを発生させ、この波打ちが「しわ」の原因となる。また「斜行」も発生しやすい。
【0025】
ガイドローラ30は、ローラ全長が記録媒体Sのシート幅よりも大きく、記録媒体Sは接触角:θをもってガイドローラ30の周面に圧接するので、記録媒体Sの搬送方向の搬送力をシート幅方向に均一に分散させることになり、上記「しわ」や「斜行」の発生が有効に防止されることになる。ガイドローラ30は回転自在で、搬送される記録媒体に従動して回転するので、ガイドローラ30の存在が記録媒体搬送系に過大な負荷を付与することがない。
【0026】
上記接触角:θはしわや斜行の防止が最も有効に行われるように実験的に最適化して定める。
【0027】
シート状の記録媒体Sの先端部が第2搬送ローラ手段をなすローラ20A,20Bに「銜え込まれた時点」で、第1搬送ローラ手段をなすローラ10A,10Bの駆動を切り、以後は連れまわりするようにしてもよい。
【0028】
図2はこの発明のシート搬送装置の実施の別形態を説明するための図である。繁雑を避けるため、混同の虞れがないと思われるものについては図1におけると同一の符号を用いた。
【0029】
図1の実施の形態との差異は「第2搬送ローラ手段」を構成するローラ20a(図2は図1(c)に倣って描かれており、ローラ20aと対をなして第2搬送ローラ手段を構成する他方のローラは、ローラ20aと同様のものである)が、(分割ローラではなく)単一ローラで、記録媒体Sのシート幅以上のローラ全長を有していることである。第2搬送ローラ手段が「レジストローラ対」である場合は、一般にこのような形態になる。この場合も、ガイドローラ30が無いと、第1搬送ローラ手段のローラ10A(およびこれと対をなすローラ10B)が分割ローラであることにより、記録媒体の搬送方向に作用する搬送力はシート幅方向に不均一に分布して記録媒体を斜行させたり、「しわ」の原因となる波打ちを生じさせるが、ガイドローラ30により、記録媒体Sに作用する搬送力がシート幅方向へ均一にならされるので「しわや斜行」の発生が有効に防止される。
【0030】
この実施の形態の場合においても、シート状の記録媒体Sの先端部が第2搬送ローラ手段に「銜え込まれた時点」で、第1搬送ローラ手段の駆動を切り、以後は第1搬送ローラ手段が連れまわりするようにしてもよい。
【0031】
図3は、この発明の実施の他の形態を示す図である。この実施の形態は、第1搬送ローラ手段を「カセット40に収納されたシート状の記録媒体Sを、カセット40からレジストローラ対側へ送り出す給紙ローラ10a」とし、第2搬送ローラ手段をレジストローラ対20a,20bとしたものである。
【0032】
給紙ローラ10aは、一般にローラ長が短く、記録媒体Sのシート幅方向中央部のみに接触して搬送を行うものであるため、ガイドローラ30がないと、レジストローラ対20a,20bによる搬送力の作用で、記録媒体に不均一な応力が発生し「しわの原因となる波打ち」や「斜行」を発生しやすいが、ガイドローラ30を用いることにより、記録媒体Sに作用する搬送力の分布がシート幅方向へ均一にならされ、上記しわや斜行の発生が有効に防止される。
【0033】
この実施の形態においても、シート状の記録媒体Sの先端がレジストローラ対20a,20bに「銜え込まれた時点」で、給紙ローラ10aの駆動を切り、以後は給紙ローラ10aが記録媒体Sの移動に応じて連れまわりするようにしてもよい。上記レジストローラとして図1で説明した「分割ローラ」を用いても、この実施の形態と同様の効果が得られる。
【0034】
図3の実施の形態では、給紙ローラ10aにフリクションパッド45を弾性手段46により弾性的に圧接して「フリクションパッド分離方式」を実施しているが、これ以外にも、前述のFRR分離方式、分離爪方式などの分離方式を採用できる。FRR分離方式のように負荷の大きい分離方式の方が、ガイドローラ30の効果が大きい。
【0035】
なお、図1〜図3の実施の各形態で用いたガイドローラ30は金属ローラにより「導電性ローラ」として構成されているが、導電性樹脂等で構成することもできるし、樹脂ローラの周面部に導電性コーティングを施したものとして構成してもよい。
【0036】
図4は、この発明の「画像形成装置」の実施の1形態を示している。この画像形成装置はレーザプリンタである。
【0037】
レーザプリンタ100は像担持体111として「円筒状に形成された光導電性の感光体」を有している。像担持体111の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ112、現像装置113、転写ローラ114、クリーニング装置115が配備されている。帯電手段としては「コロナチャージャ」を用いることもできる。また、レーザ光束LBによる光走査方式の光走査装置117が設けられ、帯電ローラ112と現像装置113との間で「光書込による露光を行う」ようになっている。符号116は定着装置、符号118はカセット、符号119はレジストローラ対、符号120は給紙ローラ、符号121は搬送路、符号122は排紙ローラ対、符号123はトレイ、符号125はガイドローラ、符号Sはシート状の記録媒体としての転写紙を示している。
【0038】
画像形成を行うときは像担持体111が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ112により均一帯電され、複数ビーム走査装置117のレーザ光束LBによる光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」で画像部が露光されている。この静電潜像は、現像装置113により反転現像され、像担持体111上にトナー画像が形成される。
【0039】
転写紙Sを収納したカセット118は、画像形成装置100本体に着脱可能であり、図の如く装着された状態において、収納された転写紙Sの最上位の1枚が給紙ローラ120により給紙される。給紙された転写紙Pはレジストローラ対119により「像担持体111上のトナー画像が転写位置へ移動するタイミング」にあわせてを転写部へ送りこまれる。転写部において転写紙Sはトナー画像と重ね合わせられ、転写ローラ114の作用によりトナー画像を静電転写される。トナー画像を転写された転写紙Sは定着装置116でトナー画像を定着され、搬送路121を通り、排紙ローラ対122によりトレイ123上に排出される。
【0040】
トナー画像が転写後の像担持体111はクリーニング装置115によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
【0041】
この実施の形態において「シート搬送装置」は、第1搬送ローラ手段を給紙ローラ120とし、第2搬送ローラ手段をレジストローラ対119とし、その間にガイドローラ125を設けることにより実施されている。
【0042】
上に図1に即して実施の形態を説明したシート搬送装置は、画像形成装置において画像を担持するためのシート状の記録媒体Sを搬送する装置であって、搬送路に設けられた第1搬送ローラ手段10A,10Bと、搬送路における第1搬送ローラ手段よりも下流側に配備された第2搬送ローラ手段20A,20Bと、搬送路における第1および第2搬送ローラ手段の間に配備された回動自在なガイドローラ30とを有し、第1搬送ローラ手段による搬送速度をV1、第2搬送ローラ手段による搬送速度をV2とするとき、V2>V1であり、且つ、第1および第2搬送ローラ手段の少なくとも一方の搬送ローラ手段のローラ長が、搬送される記録媒体Sのシート幅より小さく、ガイドローラ30は単一ローラでシート幅以上のローラ全長を有し、搬送される記録媒体Sに所定の接触角で、シート幅全域にわたって接触し、記録媒体の移動に従動回転するものである。
図2に示した実施の形態は、第2搬送ローラ手段がレジストローラ対で、第1搬送ローラ手段は分割ローラによる搬送ローラ対である。また、図3に示した実施の形態は、第2搬送ローラ手段がレジストローラ対20a,20bで、第1搬送ローラ手段はカセット40に収納されたシート状の記録媒体Sをカセット40からレジストローラ対側へ送り出す給紙ローラ10aである(請求項1)。そして、上記各実施の形態におけるガイドローラ30は「導電性の材料で構成」されている。
【0043】
図4に実施の形態を示した画像形成装置100は、潜像担持体111に静電潜像を形成し、形成された静電潜像を現像してトナー画像を得、このトナー画像を記録媒体S上に転写したのち定着して画像を形成する画像形成装置であって、シート状の記録媒体Sを収納したカセット118から、トナー画像の転写部に至る搬送路に上記シート搬送装置を用いたものである。
【0044】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば新規なシート搬送装置と画像形成装置を実現できる。この発明のシート搬送装置によれば、シート状の記録媒体に作用する搬送力がガイドローラによりシート幅方向へ均一化されるので、記録媒体の「しわの発生」や「斜行」を有効に防止でき、搬送途上で記録媒体が斜行するのを防ぐことができる。また、ガイドローラが記録媒体に従動回転するので、搬送の負荷を小さく抑えられる。また請求項5記載の発明によれは、導電性のガイドローラを本体アースへ落とす事により、記録媒体との摩擦による帯電電荷を逃し、画像への悪影響(転写不良、転写抜け、トナーのチリなど)を防止でき、ガイド板等への記録媒体の静電的な貼りつきも防げる。
【0045】
この発明の画像形成装置は、上記シート搬送装置を具備することにより、画像を担持させるべきシート状の記録媒体を「しわ」や「斜行」を発生させることなく適正かつ低負荷で搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシート搬送装置の実施の1形態を説明するための図である。
【図2】この発明のシート搬送装置の実施の別形態を説明するための図である。
【図3】この発明のシート搬送装置の実施の他の形態を説明するための図である。
【図4】この発明の画像形成装置の実施の1形態を示す図である。
【符号の説明】
10A,10B 第1搬送ローラ手段
20A,20B 第2搬送ローラ手段
30 ガイドローラ
S シート状の記録媒体
Claims (2)
- 画像形成装置において、画像が形成されるシート状の記録媒体を給紙部から搬送するシート給紙搬送装置であって、
上記給紙部に設けられた給紙ローラと、
上記給紙ローラよりも下流側に配備されたレジストローラ対と、
上記給紙ローラおよび上記レジストローラ対の間に配備された回動自在なガイドローラとを有し、
上記給紙ローラによる搬送速度をV1、上記レジストローラ対による搬送速度をV2とするとき、V2>V1であり、
且つ、上記給紙ローラおよび上記レジストローラ対の少なくとも一方のローラ長が、搬送される記録媒体のシート幅より小さく、
上記ガイドローラは、少なくとも表面部が導電性の材料で構成された単一ローラで上記シート幅以上のローラ全長を有し、搬送される記録媒体に所定の接触角で、シート幅全域にわたって接触し、記録媒体の移動に従動回転するものであることを特徴とするシート給紙搬送装置。 - 潜像担持体に静電潜像を形成し、形成された静電潜像を現像してトナー画像を得、このトナー画像を記録媒体上に転写したのち定着して画像を形成する画像形成装置において、
シート状の記録媒体を収納したカセットから、トナー画像の転写部に至る搬送路に、請求項1に記載のシート給紙搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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