JP3217326B2 - 電磁波シールド構造を有する強誘電体メモリ - Google Patents

電磁波シールド構造を有する強誘電体メモリ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体メモリ
(FRAM)に関し、ICカードなどに搭載される場合
の外部からの電磁波の影響を受けない電磁波シールド構
造を有する強誘電体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体メモリは、強誘電体材料に一定
方向の電界を印加して分極させると、電源をオフにして
もその分極の状態が残留分極として維持されることを利
用する。かかる強誘電体材料は、EEPROMなどに比
較すると比較的小さいエネルギーで分極させることがで
き、強誘電体メモリは、EEPROMやフラッシュメモ
リに比較して短時間でデータの書き込み、消去及び読み
出しを行うことができる。しかも、強誘電体メモリは、
電源を切断した後も記憶データを保持することができる
ことから、次世代の不揮発性メモリとして注目されてい
る。例えば、書き換え可能なプログラムROMとして利
用されたり、従来のDRAMに置き換えることなどが検
討されている。
【0003】強誘電体メモリの有力な用途として、大量
のデータを保持して種々の機能を有するICカードへの
搭載が提案されている。かかるICカードは、通常非接
触で外部のコンピュータと接続され、電磁波を利用して
電源の供給と通信データの送受信を行う。そのために、
ICカード内には、強誘電体メモリが形成されたチップ
に接続された電磁波送受信用のアンテナが設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非接触
で電源供給とデータの送受信を行う為、強誘電体メモリ
を搭載したICカードは、非常に大きいエネルギーの電
磁波にさらされることになる。この電磁波は、ICカー
ド内のアンテナと共に内蔵される強誘電体メモリのチッ
プにも照射される。強誘電体メモリチップ内には、ワー
ド線とプレート線とそれらの直交するビット線とが設け
られ、その交差位置に強誘電体キャパシタを有するメモ
リセルが形成される。その場合、ワード線やプレート
線、或いはビット線は、チップ内に比較的長い距離を有
して配置されるので、電磁波によって高周波電圧が印加
されその電位が変動することが予想される。これらの線
の電位が変動する結果、プレート線に接続される強誘電
体キャパシタに書き込み時とは異なる方向に電界が印加
され、記憶されている残留分極の状態が反転或いは破壊
する場合がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、電磁波によって
記憶状態が変動しないようにした強誘電体メモリを提供
することにある。
【0006】更に、本発明の目的は、データを記憶して
いる強誘電体キャパシタに電磁波が照射されないように
した強誘電体メモリを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、強誘電体キャパシタをそれぞれ有する
複数のメモリセルが配置されたメモリセル領域を有する
強誘電体メモリチップにおいて、上記のメモリセル領域
に外部からの電磁波をシールドする電磁波シールド層が
形成されることを特徴とする。電磁波シールド層は、例
えば、メモリセル領域上及び又は下に設けられた導電層
或いは半導体層で構成され、好ましくは同じ電位になる
よう接続される。かかる電磁波シールド層を設けること
により、メモリセル領域内のワード線、プレート線、ビ
ット線などに電磁波が直接照射されることはなくなり、
従って、予期しない電界がメモリセル内の強誘電体キャ
パシタに印加されて記憶状態が変化するのを防止するこ
とができる。
【0008】上記の目的を達成するために、本発明は、
強誘電体キャパシタをそれぞれ有する複数のメモリセル
が配置されたメモリセル領域を有する強誘電体メモリに
おいて、前記メモリセル領域に外部からの電磁波をシー
ルドする電磁波シールド層が形成されていることを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0010】図1は、本実施の形態例における強誘電体
メモリが搭載されるICカードの構造を示す図である。
プラスチックの成型で形成されたICカード10の内部
には、強誘電体メモリチップ12、或いは強誘電体メモ
リを内蔵するマイクロプロセッサチップ12が搭載され
る。また、このチップ12には、接続端子13,14が
形成され、ICカード10の内部に銅箔などの導電性物
質からなるアンテナ15がコイル状に形成される。そし
て、ICカード10を、コンピュータに接続された入出
力装置に近接させることで、入出力装置からの電磁波を
アンテナ15で受信して、チップ12に電源が供給され
ると共に通信データが受信される。また、チップ12
は、アンテナ15から電磁波を照射することにより、入
出力装置に対して通信データを送信する。
【0011】図2は、強誘電体メモリのメモリセル領域
の回路図である。この例は、メモリセルMCが、1対の
トランジスタQa、Qbと、1対の強誘電体キャパシタCa、
Cbとで構成される例である。図2には、簡単の為に、1
行のメモリセルアレイのみが示される。メモリセルMC
は、行方向に延在するワード線WL及びプレート線PLと、
列方向に延在する1対のビット線BL、/BLとの交差位置
に配置される。1対のトランジスタQa,Qbのゲートは、
ワード線WLに接続され、ソース又はドレイン端子は、1
対のビット線BL,/BLに接続される。また、1対のトラン
ジスタQa,Qbには強誘電体キャパシタCa,Cbが接続され、
その反対側の電極はプレート線PLに接続される。ワード
線WLはCMOSインバータで構成されるワードドライバ
20によって駆動され、プレート線PLは同様にCMOS
インバータで構成されるプレート線ドライバ22によっ
て駆動される。ビット線対には図示しないセンスアンプ
が接続される。
【0012】かかる強誘電体メモリにおいて、データの
記憶は、ワード線WLをHレベルに駆動してトランジスタ
Qa,Qbを導通させ、ビット線BL,/BLとプレート線PLを所
定のレベルに駆動し、強誘電体キャパシタQa,Qbに対し
て所定の方向の電界を印加し、強誘電体材料を所定の方
向に分極させることにより行われる。図2に示した1対
の強誘電体キャパシタを有するメモリセルの場合は、1
対の強誘電体キャパシタに対して反対方向の分極を発生
させることで、データの記憶が行われる。
【0013】図3は、強誘電体キャパシタの強誘電体材
料におけるヒステリシス特性を示す図である。横軸が電
界、縦軸が分極電荷を示す。このヒステリシス特性を利
用して、上記のデータの記憶及び読み出しが行われる。
例えば、ワード線WLをHレベルに駆動してトランジスタ
Qaを導通させ、ビット線BLをHレベル、プレート線PLを
Lレベルにすると、強誘電体キャパシタCaには、例えば
プラス方向の電界が印加される。その結果、強誘電体キ
ャパシタCaは、図3中の点cの状態に分極する。その
後、ワード線WLをLレベルにしてトランジスタを非導通
にして強誘電体キャパシタ間の電界をなくしても、強誘
電体キャパシタCaは、図3中の点dの状態を維持する。
一方、強誘電体キャパシタCbには、上記と反対方向の電
界を印加して、図3中の点aの状態にする。その後ワー
ド線をLレベルにしてトランジスタを非導通にしても、
強誘電体キャパシタCbは図3中の点bの状態を維持す
る。
【0014】次に読み出しにおいては、ビット線対を共
に0電位にプリンタチャージしてから、ワード線WLをH
レベルに駆動してメモリセルの両トランジスタを導通さ
せて、プレート線PLをLレベルからHレベルに駆動す
る。その結果、キャパシタCaは、 図3中の点dから点
cの状態に移動し、ΔQaの電荷をビット線BLに流出す
る。一方、キャパシタCbは、図中の点bから点cの状態
に移動し、ΔQbの電荷をビット線/BLに流出する。こ
のビット線への流出電荷ΔQa、ΔQbの違いに従って、ビ
ット線対の間には微少電位差が発生する。この微少電位
差が、図示しないセンスアンプにより増幅される。そし
て、その後、センスアンプによって増幅されたビット線
の電位に従って、メモリセル内の強誘電体キャパシタに
再書き込みが行われる。
【0015】以上の様に、強誘電体メモリでは、強誘電
体キャパシタに所定の方向の電界を印加することで、そ
の分極方向を変えることができ、その分極方向によって
データの記憶が行われる。ところが、チップ内のメモリ
セル領域には、比較的長い距離にわたりワード線、プレ
ート線、ビット線が延在する。これらの線はアルミニウ
ムやポリシリコンなどの導電材料で形成されるので、実
質的にアンテナと同等の機能を有する。従って、外部か
ら強いエネルギーの電磁波が照射されると、ICカード
10内のアンテナ15と同様にこれらのワード線、プレ
ート線、ビット線なども電磁波にさらされる。電源オフ
の状態では、これらの線は例えばフローティング状態に
あり、照射された電磁波により予期しない電位に駆動さ
れる場合がある。
【0016】図4は、電磁波の照射によりメモリセルの
記憶状態が変化することを説明するための図である。図
4(A)は、データ1が記憶されている状態が破壊され
ることを示し、図4(B)は、データ0が記憶されてい
る状態が破壊されることを示す。両方とも、ビット線対
BL,/BLがLレベルに固定されている状態で、ワード線WL
とプレート線PLとがフローティング状態にあるところ
に、電磁波が照射されてワード線WLとプレート線PLに高
周波電圧が印加されて正電位に上昇した場合を想定して
いる。
【0017】図4(A)に示すように、データ1が記憶
されている状態では、強誘電体キャパシタCaは上向きに
分極し、レファレンス用の強誘電体キャパシタCbはそれ
とは逆の下向きに分極している。そこで、上記の通り電
磁波の照射によりワード線WLとプレート線PLとが正電位
に駆動されると、メモリセルのトランジスタQa,Qbが共
に導通し、両キャパシタCa,Cbに下向きの電界が印加さ
れる。その結果、キャパシタCaの分極方向が反転する場
合がある。図3で示した通り、両キャパシタCa,Cbが共
に同じ方向に分極すると、読み出しを行うことができな
くなる。
【0018】図4(B)に示すように、データ0が記憶
されている状態は、上記のデータ1の状態と反対方向に
両キャパシタが分極される。この状態で、上記の電磁波
の照射が行われると、両キャパシタCa,Cbに下向きの電
界が印加され共に同じ下向きの方向に分極される。この
状態になるとやはり読み出しを行うことができなくな
る。
【0019】強誘電体メモリセルは、1つのトランジス
タと1つの強誘電体キャパシタで構成される場合もあ
る。その場合は、レファレンス用の強誘電体キャパシタ
を有するレファレンスセルが、反対側のビット線に設け
られる。従って、電磁波の照射によりメモリセルの記憶
状態が反転して読み出し不能になったり、或いはデータ
の反転が生じることは、上記の2トランジスタ・2キャ
パシタ・タイプのメモリセルと同様である。
【0020】図5は、本実施の形態例における強誘電体
メモリの一部断面構造を示す図である。P型のシリコン
半導体基板30の表面に、フィールド酸化膜38により
画定された領域にP型ウエル領域32が形成され、更に
そこにメモリセルトランジスタのN型のソース、ドレイ
ン領域33,34が形成される。N型領域34には、強
誘電体キャパシタを構成する強誘電体44の一方の電極
が接続され、キャパシタの他方の電極はプレート線PLに
より構成される。プレート線PLは、基板30上に形成さ
れた絶縁膜40上に形成される。また、他方のN型領域
3は、ビット線BLに接続される。ビット線BLは、例え
ば、第一層のアルミニウム層により形成される。メモリ
セル・トランジスタのゲートはポリシリコン層により形
成されたワード線WLにより構成される。42は、別の絶
縁膜である。
【0021】かかるメモリセルMCが形成されたメモリセ
ル領域に、電磁波シールド層46が形成される。この例
では、この電磁波シールド層46は、基板30上に形成
された第二層のアルミニウム層により形成され、基板上
に形成されたワード線WL、プレート線PL、及びビット線
BLより上に形成されて、外部から照射される高いエネル
ギーの電磁波をシールドする。電磁波シールド層46
は、更に、P型領域36を経由してP型の基板30にも
接続されて、同じ電位にされる。従って、P型の半導体
基板30も電磁波シールド層としての機能を有し、基板
の裏面側からの電磁波をシールドする機能を有する。即
ち、基板30と最上層のアルミニウム層46とにより、
電磁波シールド構造48が形成される。これらの電磁波
シールド構造により挟まれたワード線WL、ビット線BL、
及びプレート線PLは、外部からの電磁波にさらされるこ
とがなく、図4で説明したような電磁波による記憶状態
の変化が防止される。
【0022】図6は、図5の電磁波シールド層を示す斜
視図である。図5と同じ部分には同じ引用番号を与え
た。図6には、アルミニウム層により形成される電磁波
シールド層46とビット線BLとが示される。基板30
の左側にはメモリセルのトランジスタ構造が示され、そ
のゲートとなるワード線WLが示される。但し、強誘電体
キャパシタ構造は省略されているが、基板30の左側に
プレート線が形成される。また、電磁波シールド層46
の右半分は簡単の為に破線で示している。電磁波シール
ド層46は、図6の例では隙間のない平板構造である。
しかしながら、電磁波シールド層46は、この平板構造
に限定されず、後述するような格子構造、櫛歯構造等、
電磁波をシールドできる導電性材料による構造体であれ
ばよい。
【0023】図6により明らかな通り、メモリセル領域
のワード線WL、プレート線PL、ビット線BLなどは、基板
30上に形成された電磁波シールド層46と、それに接
続されたP型の半導体基板30とにより挟まれている。
従って、外部からの電磁波がこれらの導線WL、PL、
BLに照射されることはない。
【0024】図7は、別の実施の形態例における強誘電
体メモリの一部断面構造を示す図である。図7におい
て、図5,6と同じ部分には同じ引用番号を与えてい
る。この例では、シリコン半導体基板30上の第二層の
アルミニウム層で構成される電磁波シールド層46と、
基板30表面に形成されるフィールド酸化膜層38上に
形成されるポリシリコン層50とで、電磁シールド構造
が構成される。基板表面のポリシリコン層は、前述の通
りメモリセルのトランジスタのゲート(ワード線WL)と
しても利用されるので、電磁シールド構造を構成するポ
リシリコン層50は、メモリセルのトランジスタが形成
されない領域において形成される。
【0025】特にアルミニウム層の電磁波シールド層4
6に接続されるポリシリコン層50は、強誘電体キャパ
シタの電極となるプレート線PLの下側に形成することが
できる。各メモリセルにはトランジスタと共に強誘電体
キャパシタが形成される。従って、複数のメモリセルが
形成されるメモリセル領域において、強誘電体キャパシ
タが形成されるための領域が存在し、その領域にはフィ
ールド酸化膜38が形成される。従って、そのフィール
ド酸化膜38上に電磁シールド用のポリシリコン膜50
を形成して、上方のアルミニウム層からなる電磁波シー
ルド層46と接続することで、少なくともプレート線PL
とビット線BLとを上下からシールド層46,50で挟む
電磁波シールド構造48を形成することができる。ま
た、ワード線WLは、上方のシールド層46により電磁波
からシールドされる。
【0026】図8は、図7の電磁波シールド層を示す斜
視図である。図7と同じ部分には同じ引用番号を与えて
いる。図8に示される通り、第二層のアルミニウム層を
利用して形成される電磁波シールド層46は、第一層の
アルミニウム層47を経由してフィールド酸化膜38上
に形成されたポリシリコン層50に接続される。従っ
て、図8の例では、第一層のアルミニウム層により形成
されるビット線BLの両側に、上記の電磁波シールド層4
6に接続されるアルミニウム層47を配置することで、
ビット線BLを上下と左右とから挟むことができる。従っ
て、ビット線BLに対しては完全に電磁波シールド構造を
提供することができる。尚、図8中には、強誘電体キャ
パシタ部分の構造は省略されているが、図中の左側に形
成される。
【0027】図9は、更に、図7の電磁波シールド層を
示す別の斜視図である。この例も、上層の電磁波シール
ド層46とフィールド酸化膜38上のポリシリコン層5
0とが接続される。そして、図9の例では、上層の電磁
波シールド層46が、格子状の形状に加工されている。
格子状の形状であっても、十分に電磁波をシールドする
ことができる。この電磁波シールド層46は、更に、櫛
歯形状に加工されても良い。即ち、図9に示された電磁
波シールド層46の格子形状の一方向の格子を取り除く
ことで、櫛歯形状にすることができる。
【0028】或いは、図8に示したビット線方向の第一
層のアルミニウム層47とは直交する方向に、短冊状に
第二層のアルミニウム層によるシールド層46を形成す
ることでも良い。その場合は、第一層のアルミニウム層
47と第二層のアルミニウム層46とで格子形状に形成
される。或いは、第二層のアルミニウム層と更にその上
の第三層のアルミニウム層とで、直交方向に延在する短
冊形状を形成して接続することで、格子形状に形成して
も良い。
【0029】上記の実施の形態例で示した電磁波シール
ド層46は、それらの形状に限定されない。電磁波を適
切にシールドできる形状であれば、どのような形状であ
っても良い。
【0030】
【発明の効果】以上、本発明によれば、強誘電体メモリ
のメモリセル領域に電磁波シールド構造を形成したの
で、メモリセル領域内のワード線、ビット線、プレート
線などが強いエネルギーの電磁波にさらされることがな
く、それに伴いメモリセルの記憶状態が変化することも
防止される。従って、電磁波により非接触により接続さ
れるICカード内にかかる強誘電体メモリチップ或いは
それを内蔵するマイクロプロセッサを格納しても、電磁
波によりメモリの記憶データが破壊されることは防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例における強誘電体メモリが搭載
されるICカードの構造を示す図である。
【図2】強誘電体メモリのメモリセル領域の回路図であ
る。
【図3】強誘電体キャパシタの強誘電体材料におけるヒ
ステリシス特性を示す図である。
【図4】電磁波の照射によりメモリセルの記憶状態が変
化することを説明するための図である。
【図5】本実施の形態例における強誘電体メモリの一部
断面構造を示す図である。
【図6】図5の電磁波シールド層を示す斜視図である。
【図7】別の実施の形態例における強誘電体メモリの一
部断面構造を示す図である。
【図8】図7の電磁波シールド層を示す斜視図である。
【図9】図7の電磁波シールド層を示す斜視図である。
【符号の説明】
MC メモリセル WL ワード線 PL プレート線 BL、/BL ビット線 30 半導体基板 46 電磁波シールド層 50 電磁波シールド層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−102367(JP,A) 特開 平6−268169(JP,A) 特開 平6−85205(JP,A) 特開 平4−35063(JP,A) 特開 平1−59960(JP,A) 特開 平11−214643(JP,A) 月刊Semiconductor W orld,Vol.17,No.7, (1998),p.78−80 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/10 - 27/108 H01L 21/8242 - 21/8247 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強誘電体キャパシタをそれぞれ有する複数
    のメモリセルが配置されたメモリセル領域を有する強誘
    電体メモリにおいて、前記メモリセル領域の上面を覆う第一の電磁波シールド
    層と、 前記第一の電磁波シールド層の下側に配されるビット線
    と、 前記ビット線の下側に配されるワード線と、 前記ビット線の下側に配され、前記強誘電体キャパシタ
    の電極となるプレート線と、 前記プレート線の下側で且つフィールド酸化膜上に形成
    された第二の電磁波シールド層とを有し、 前記第一の電磁波シールド層は、上側から前記ビット
    線、前記ワード線及び前記プレート線を覆い、 前記第二の電磁波シールド層は、下側から前記プレート
    線を覆い、 前記第一の電磁波シールド層と前記第二の電磁波シール
    ド層は電気的に接続される ことを特徴とする強誘電体メ
    モリ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記電磁波シールド層は、電層であることを特徴とす
    る強誘電体メモリ。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記導電層は、属層又はポリシリコン層であることを
    特徴とする強誘電体メモリ。
  4. 【請求項4】請求項1乃至のいずれかにおいて、 前記電磁波シールド層は、格子形状、櫛歯形状、若しく
    は所定の電磁波シールド形状を有することを特徴とする
    強誘電体メモリ。
  5. 【請求項5】請求項1乃至のいずれかにおいて、 前記強誘電体メモリチップが搭載されたICカード。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記電磁波シールド層は、電位が固定されてた導電層で
    あることを特徴とする強誘電体メモリ。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記ワード線及び第二の電磁波シールド層は、同じ導電
    層により形成されていることを特徴とする強誘電体メモ
    リ。
JP07579199A 1999-03-19 1999-03-19 電磁波シールド構造を有する強誘電体メモリ Expired - Fee Related JP3217326B2 (ja)

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