JPH06268169A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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Publication number
JPH06268169A
JPH06268169A JP5054475A JP5447593A JPH06268169A JP H06268169 A JPH06268169 A JP H06268169A JP 5054475 A JP5054475 A JP 5054475A JP 5447593 A JP5447593 A JP 5447593A JP H06268169 A JPH06268169 A JP H06268169A
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JP
Japan
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insulating film
film
layer
light
semiconductor chip
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Withdrawn
Application number
JP5054475A
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English (en)
Inventor
Souichi Kunito
総一 国戸
Susumu Sugita
進 杉田
Yoshihiko Yasu
義彦 安
Takayuki Tanaka
隆幸 田中
Naoto Sakano
直人 坂野
Seiji Takasuka
誠司 高須賀
Miyuki Uchino
美由紀 内野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強い光の存在下で使用してもLSIを誤動作
させる虞れのない超薄型LSIパッケージを提供する。 【構成】 メモリセル上のファイナルパッシベーション
膜37の表面を遮光層38で覆うことにより、外部光が
パッケージの樹脂層を透過して半導体チップ1の表面に
達するのを防止する。また、この遮光層38を基準電圧
に接続し、外部の電磁波や強磁界の影響をシールドす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に、超薄型LSIパッケージに適用して有効な
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パソコンなどの小型軽量電子機
器の普及に伴い、メモリカードやICカードに搭載する
LSIパッケージとして、TSOP(Thin Small Outlin
e Package)やTQFP(Thin Quad Flat Package)など、
厚さ1〜1.2mm程度の超薄型LSIパッケージが実現さ
れている。
【0003】この超薄型パッケージについては、日経B
P社、1991年2月1日発行「日経マイクロデバイス
2月号」P65〜P66などに記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したTSOP、T
QFPなどの超薄型LSIパッケージは、従来のSO
P、QFPなどに比べてパッケージを構成する樹脂の肉
厚が極めて薄いため、直射日光や強い人工光の存在下で
使用すると、光の一部がパッケージの樹脂層を透過して
半導体チップの表面に達し、LSIを誤動作させてしま
う虞れがある。
【0005】その対策として、超薄型LSIパッケージ
を実装した基板を金属板などで覆って光を遮蔽したり、
超薄型LSIパッケージの表面に遮光膜をコーティング
したりするなどの方法が考えられるが、前者の対策では
基板が大型化してしまうという問題があり、後者の対策
ではLSIパッケージを成形した後に遮光膜をコーティ
ングする作業が必要となるため、この作業中や搬送中に
LSIパッケージの外部リードが変形したりする虞れが
ある。
【0006】本発明の目的は、直射日光や強い人工光の
存在下で使用してもLSIを誤動作させる虞れのない超
薄型LSIパッケージを提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0009】(1).請求項1記載の半導体集積回路装置
は、LSIパッケージに樹脂封止された半導体チップの
表面に遮光層を設けたものである。
【0010】(2).請求項3記載の半導体集積回路装置
は、LSIパッケージに樹脂封止された半導体チップの
表面に遮光層を設け、この遮光層をGND電位に接続し
たものである。
【0011】
【作用】上記した手段(1) によれば、半導体チップの表
面に遮光層を設けることにより、この半導体チップを封
止したLSIパッケージを直射日光や強い人工光の存在
下で使用した場合でも、光の一部がパッケージの樹脂層
を透過して半導体チップの表面に達し、LSIを誤動作
させる不具合を防止できるので、LSIパッケージの超
薄型化を実現することができる。
【0012】上記した手段(2) によれば、半導体チップ
の表面を覆う遮光層をGND電位に接続することによ
り、外部の電磁波や強磁界の影響をこの遮光層でシール
ドできるので、電磁波や磁界によるLSIの誤動作を防
止することができる。
【0013】
【実施例】図3は、本発明の一実施例である超薄型LS
Iパッケージを示す断面図である。
【0014】本実施例の超薄型LSIパッケージは、例
えば厚さ1mm程度のTSOP40であり、エポキシ系樹
脂をトランスファ・モールドしてなるパッケージ本体4
1には、SRAMなどのメモリLSIを形成した厚さ3
00μm程度のシリコン単結晶からなる半導体チップ1
が封止されている。
【0015】パッケージ本体41の側面には、TSOP
40の外部端子を構成する複数本のリード42が外方に
延在している。これらのリード42は、パッケージ本体
41に封止されたダイパッド部43と共に、42アロイ
のようなFe系金属からなる厚さ100μm程度のリー
ドフレームで構成されており、リード42のインナーリ
ード部にはAuメッキが、またアウターリード部には半
田メッキがそれぞれ施されている。
【0016】リード42のインナーリード部と半導体チ
ップ1の電極パッド44とは、Auなどの導電材からな
るワイヤ45を介して電気的に接続されている。このワ
イヤ45は、電極パッド44からの高さが100μm程
度となるような低ループワイヤボンティング法によって
リード42、電極パッド44間に架設されている。
【0017】半導体チップ1の表面には、例えば酸化シ
リコン膜からなるファイナルパッシベーション膜37が
形成されており、このファイナルパッシベーション膜3
7の表面の一部には、後述する遮光層38が設けられて
いる。
【0018】図2は、上記半導体チップ1の主面に形成
されたSRAMの全体の概略構成(チップレイアウト)
図である。
【0019】半導体チップ1の主面には、特に限定はさ
れないが、例えば16メガビット〔Mbit〕の大容量を有
するSRAMが形成されている。このSRAMのメモリ
セルアレイは、4個のメモリブロックMB(MB1 〜M
4)からなり、各メモリブロックMBは、32個のサブ
アレイSMAで構成されている。また、各サブアレイS
MAは、1024行×128列のメモリセルで構成され
ている。
【0020】各メモリブロックMBの一端には、ロード
回路LOADが配置されており、他端には、Yセレクタ
回路YSW、Yデコーダ回路YDECおよびセンスアン
プ回路SAが配置されている。また、各メモリブロック
MBの中央部には、Xデコーダ回路XDECが配置され
ている。
【0021】メモリブロックMBを構成するサブアレイ
SMAのそれぞれの一端には、ワードデコーダ回路(図
示せず)が配置されている。このワードデコーダ回路
は、メモリブロックMBの上を列方向に延在するメイン
ワード線MWLを介して前記Xデコーダ回路XDECで
選択される。また、ワードデコーダ回路は、サブアレイ
SMAの上を列方向に延在するサブワード線SWLを介
して、このサブワード線SWLと平行に延在するワード
線(図示せず)を選択する。
【0022】サブアレイSMAの上には、前記メインワ
ード線MWL、サブワード線SWLおよびワード線と交
差する方向(行方向)に延在する相補性データ線(図示
せず)が配置されている。相補性データ線は、互いに平
行に延在する2本のデータ線(第1データ線、第2デー
タ線)からなり、行方向に配列されたメモリセル毎に配
置されている。相補性データ線の一端は、ロード回路L
OADに接続され、他端はYセレクタ回路YSWを介し
てセンスアンプ回路SAに接続されている。
【0023】図1は、上記SRAMのメモリセルを示す
半導体チップ1の要部断面図である。
【0024】n- 型シリコン単結晶からなる半導体基板
(チップ)1の主面には、p- 型ウエル2が形成され、
このp- 型ウエル2の非活性領域の主面には、酸化シリ
コン膜からなる素子分離用のフィールド絶縁膜4が形成
されている。フィールド絶縁膜4の下には、反転防止用
のp型チャネルストッパ領域5が形成されている。
【0025】メモリセルを構成する駆動用MISFET
Qd1 、Qd2 、転送用MISFETQt1 、Qt2
よび負荷用MISFETQp1 、Qp2 のうち、駆動用
MISFETQd1 、Qd2 および転送用MISFET
Qt1 、Qt2 のそれぞれは、前記フィールド絶縁膜4
で囲まれたp- 型ウエル2の活性領域の主面に形成され
ている。
【0026】メモリセルの駆動用MISFETQd1
Qd2 のそれぞれは、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7、
ソース領域およびドレイン領域で構成されている。ゲー
ト電極7は、第1層目のゲート材形成工程で形成され、
例えば多結晶シリコン膜で形成されている。この多結晶
シリコン膜には、抵抗値を低減するためにn型の不純物
(例えばP)が導入されている。
【0027】ゲート電極7の上部には、絶縁膜8が形成
されている。この絶縁膜8は、例えば酸化シリコン膜か
らなる。また、ゲート電極7のゲート長方向の側壁に
は、サイドウォールスペーサ9が形成されている。この
サイドウォールスペーサ9は、例えば酸化シリコン膜か
らなる。
【0028】駆動用MISFETQd1 、Qd2 のそれ
ぞれのソース領域およびドレイン領域は、低不純物濃度
のn型半導体領域10とその上部に設けられた高不純物
濃度のn+ 型半導体領域11とで構成されている。すな
わち、駆動用MISFETQd1 、Qd2 は、それぞれ
のソース領域およびドレイン領域が、いわゆる2重拡散
ドレイン(Double Diffused Drain) 構造で構成されてい
る。
【0029】メモリセルの転送用MISFETQt1
Qt2 のそれぞれは、ゲート絶縁膜12、ゲート電極1
3A、ソース領域およびドレイン領域で構成されてい
る。ゲート電極13Aは、第2層目のゲート材形成工程
で形成され、例えば多結晶シリコン膜と高融点金属シリ
サイド膜との積層膜(ポリサイド膜)で構成されてい
る。下層の多結晶シリコン膜には、抵抗値を低減するた
めにn型の不純物(例えばP)が導入されている。上層
の高融点金属シリサイド膜は、例えばWSiX 、MoS
X 、TiSiX 、TaSiX などからなる。
【0030】ゲート電極13Aの上部には、絶縁膜15
および絶縁膜21が形成されている。この絶縁膜15お
よび絶縁膜21は、例えば酸化シリコン膜からなる。ま
た、ゲート電極13Aの側壁には、サイドウォールスペ
ーサ16が形成されている。このサイドウォールスペー
サ16は、例えば酸化シリコン膜からなる。
【0031】転送用MISFETQt1 、Qt2 のそれ
ぞれのソース領域およびドレイン領域は、低不純物濃度
のn型半導体領域17と高不純物濃度のn+ 型半導体領
域18とで構成されている。すなわち、転送用MISF
ETQt1 、Qt2 のソース領域およびドレイン領域
は、LDD(Lightly Doped Drain) 構造で構成されてい
る。
【0032】転送用MISFETQt1 のゲート電極1
3Aには、第1ワード線WL1 が接続され、転送用MI
SFETQt2 のゲート電極13Aには、第2ワード線
WL2 が接続されている。転送用MISFETQt1
ゲート電極13Aは、第1ワード線WL1 と一体に構成
され、転送用MISFETQt2 のゲート電極13A
は、第2ワード線WL2 と一体に構成されている。
【0033】第1ワード線WL1 と第2ワード線WL2
との間には、2個の駆動用MISFETQd1 、Qd2
に共通のソース線として構成される基準電圧線13B
(VSS)が配置されている。基準電圧線13B(VSS)
は、転送用MISFETQt1、Qt2 のゲート電極1
3Aおよびワード線WL(第1ワード線WL1 、第2ワ
ード線WL2)と同じ第2層目のゲート材形成工程で形成
され、フィールド絶縁膜4上をワード線WLと同一方向
に延在している。また、基準電圧線13B(VSS)は、
駆動用MISFETQd1 、Qd2 のゲート絶縁膜6と
同一層の絶縁膜に開孔されたコンタクトホール14を通
じて、駆動用MISFETQd1 、Qd2のそれぞれの
ソース領域(n+ 型半導体領域11)に接続されてい
る。
【0034】メモリセルの2個の負荷用MISFETQ
1 、Qp2 のうち、負荷用MISFETQp1 は、駆
動用MISFETQd2 の領域上に配置され、負荷用M
ISFETQp2 は、駆動用MISFETQd1 の領域
上に配置されている。負荷用MISFETQp1 、Qp
2 のそれぞれは、ゲート電極23A、ゲート絶縁膜2
4、チャネル領域26N、ソース領域26Pおよびドレ
イン領域26Pで構成されている。
【0035】負荷用MISFETQp1 、Qp2 のゲー
ト電極23Aは、第3層目のゲート材形成工程で形成さ
れ、例えば多結晶シリコン膜で形成されている。この多
結晶シリコン膜には、抵抗値を低減するためにn型の不
純物(例えばP)が導入されている。
【0036】負荷用MISFETQp1 のゲート電極2
3Aは、絶縁膜21、絶縁膜8および絶縁膜(転送用M
ISFETQt1 、Qt2 のゲート絶縁膜12と同一層
の絶縁膜)に開孔されたコンタクトホール22を通じ
て、駆動用MISFETQd1のゲート電極7および転
送用MISFETQt2 のソース領域乃至ドレイン領域
の一方に接続されている。同様に、負荷用MISFET
Qp2 のゲート電極23Aは、絶縁膜21、絶縁膜8お
よび絶縁膜(転送用MISFETQt1 、Qt2のゲー
ト絶縁膜12と同一層の絶縁膜)に開孔したコンタクト
ホール22を通じて、駆動用MISFETQd2 のゲー
ト電極7および転送用MISFETQt1のソース領域
乃至ドレイン領域の一方に接続されている。
【0037】転送用MISFETQt1 、Qt2 のソー
ス領域乃至ドレイン領域の他方の上部には、負荷用MI
SFETQp1 、Qp2 のゲート電極23Aと同じ第3
層目のゲート材形成工程で形成されたパッド層23Bが
それぞれ配置されている。このパッド層23Bは、絶縁
膜21および絶縁膜(転送用MISFETQt1 、Qt
2 のゲート絶縁膜12と同一層の絶縁膜)に開孔された
コンタクトホール22を通じて、転送用MISFETQ
1 、Qt2 のソース領域乃至ドレイン領域の他方に接
続されている。
【0038】負荷用MISFETQp1 、Qp2 のゲー
ト電極23Aの上部には、負荷用MISFETQp1
Qp2 のゲート絶縁膜24が形成されている。このゲー
ト絶縁膜24は、例えば酸化シリコン膜からなる。
【0039】負荷用MISFETQp1 、Qp2 のゲー
ト絶縁膜24の上部には、負荷用MISFETQp1
Qp2 のチャネル領域26N、ソース領域26Pおよび
ドレイン領域26Pが形成されている。チャネル領域2
6Nは、第4層目のゲート材形成工程で形成され、例え
ば多結晶シリコン膜で構成されている。この多結晶シリ
コン膜には、負荷用MISFETQp1 、Qp2 のしき
い値電圧をエンハンスメント型に設定するために、n型
の不純物(例えばP)が導入されている。
【0040】負荷用MISFETQp1 、Qp2 のチャ
ネル領域26Nの一端側にはドレイン領域26Pが形成
され、他端側にはソース領域26Pが形成されている。
ドレイン領域26Pおよびソース領域26Pは、チャネ
ル領域26Nと同じ第4層目のゲート材形成工程で形成
され、チャネル領域26Nと一体に構成されている。ド
レイン領域26Pおよびソース領域26Pを構成する領
域の多結晶シリコン膜には、p型の不純物(例えばBF
2)が導入されている。
【0041】負荷用MISFETQp1 のドレイン領域
26Pは、ゲート絶縁膜24と同一層の絶縁膜に開孔さ
れたコンタクトホール25を通じて、負荷用MISFE
TQp2 のゲート電極23Aに接続されている。同様
に、負荷用MISFETQp2のドレイン領域26P
は、ゲート絶縁膜24と同一層の絶縁膜に開孔されたコ
ンタクトホール25を通じて、負荷用MISFETQp
1 のゲート電極23Aに接続されている。
【0042】負荷用MISFETQp1 、Qp2 のソー
ス領域26Pには、電源電圧線(VCC) 26Pが接続さ
れている。この電源電圧線(VCC) 26Pは、チャネル
領域26N、ドレイン領域26Pおよびソース領域26
Pと同じ第4層目のゲート材形成工程で形成され、これ
らと一体に構成されている。
【0043】負荷用MISFETQp1 、Qp2 の上層
には、絶縁膜27が形成されている。この絶縁膜27
は、例えば酸化シリコン膜からなる。この絶縁膜27の
上層には、絶縁膜31および層間絶縁膜32を介して中
間導電層33、サブワード線SWLおよびメインワード
線MWLが形成されている。中間導電層33は、層間絶
縁膜32、絶縁膜31および前記絶縁膜27に開孔した
コンタクトホール34を通じて前記パッド層23Bに接
続されている。
【0044】中間導電層33、サブワード線SWLおよ
びメインワード線MWLのそれぞれは、第1層目の配線
材形成工程で形成され、例えばタングステン(W)など
の高融点金属膜で構成されている。絶縁膜31は、例え
ば酸化シリコン膜からなり、層間絶縁膜32は、例えば
BPSG(Boron-doped Phospho Silicate Glass)膜から
なる。
【0045】中間導電層33、サブワード線SWLおよ
びメインワード線MWLの上層には、第2層目の層間絶
縁膜35を介して相補性データ線DL(第1データ線D
1および第2データ線DL2)が配置されている。相補
性データ線DLは、層間絶縁膜35に開孔されたコンタ
クトホール36を通じて中間導電層33に接続されてい
る。
【0046】相補性データ線DLは、第2層目の配線材
形成工程で形成され、例えばバリアメタル膜、アルミニ
ウム合金膜、バリアメタル膜を順次積層した3層膜から
なる。バリアメタルは、例えばTiWで構成され、アル
ミニウム合金は、例えばCuおよびSiを添加したアル
ミニウムで構成されている。層間絶縁膜35は、例えば
酸化シリコン膜、スピンオングラス(SOG:Spin On
Glass)膜、酸化シリコン膜を順次積層した3層膜からな
る。
【0047】相補性データ線DLのうち、第1データ線
DL1 は、転送用MISFETQt1 のソース領域乃至
ドレイン領域の一方(n+ 型半導体領域18)に接続さ
れ、第2データ線DL2 は、転送用MISFETQt2
のソース領域乃至ドレイン領域の一方(n+ 型半導体領
域18)に接続されている。相補性データ線DLと転送
用MISFETQt1 、Qt2 のn+ 型半導体領域18
との接続は、前記中間導電層33およびパッド層23B
をそれぞれ介して行われる。
【0048】相補性データ線DLの上層には、ファイナ
ルパッシベーション膜37が形成されている。このファ
イナルパッシベーション膜37は、例えば酸化シリコン
膜からなる。
【0049】ファイナルパッシベーション膜37の表面
には、遮光層38が形成されている。この遮光層38
は、第3層目の配線材形成工程で形成され、例えばバリ
アメタル膜、アルミニウム合金膜、バリアメタル膜を順
次積層した3層膜からなる。遮光層38は、前記図2に
示す4個のメモリブロックMB(MB1 〜MB4)のそれ
ぞれのサブアレイSMA上を覆うように形成されている
が、ロード回路LOAD、Yセレクタ回路YSW、Yデ
コーダ回路YDEC、センスアンプ回路SA、Xデコー
ダ回路XDEC、ワードデコーダ回路などの周辺回路上
には形成されていない。また、遮光層38は、例えばサ
ブアレイSMAの一端において基準電圧(VSS)に接続
されている。
【0050】ファイナルパッシベーション膜37の表面
に上記のような配線材からなる遮光層38を設けた本実
施例1のTSOP1によれば、下記のような効果を得る
ことができる。
【0051】(1).SRAMのメモリセルを形成したサブ
アレイ上を配線材からなる遮光層で覆うことにより、T
SOPを直射日光や強い人工光の存在下で使用した場合
でも、光の一部がパッケージの樹脂層を透過して半導体
チップの表面に達することがないので、メモリセルの誤
動作を防止でき、TSOPの超薄型化を実現することが
できる。
【0052】(2).SRAMのメモリセルを形成したサブ
アレイ上を配線材からなる遮光層で覆うことにより、パ
ッケージを構成する樹脂中に含まれるα線が半導体チッ
プの表面に達してメモリセルを誤動作させる不具合を防
止できるので、α線ソフトエラー耐性の向上したTSO
Pを提供することができる。
【0053】(3).半導体チップの表面を覆う遮光層を基
準電圧に接続することにより、外部の電磁波や強磁界の
影響をこの遮光層でシールドできるので、電磁波や磁界
によるSRAMの誤動作を防止することができる。
【0054】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0055】前記実施例では、ファイナルパッシベーシ
ョン膜の表面に遮光層を設けたが、これに限定されるも
のではなく、例えばファイナルパッシベーション膜を2
層で構成し、その間に遮光層を挟み込んでもよい。
【0056】前記実施例では、バリアメタル膜、アルミ
ニウム合金膜、バリアメタル膜を順次積層した3層膜で
遮光層を構成したが、これに限定されるものではなく、
他の配線材で遮光層を構成してもよい。
【0057】前記実施例では、SRAMを封止したTS
OPに適用した場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、DRAMその他のメモリLSIを封
止したTSOJ(Thin Small Outline J-lead package)
などに適用することができる。また、メモリLSIのみ
ならず、論理LSIを封止したTQFPなどの超薄型L
SIパッケージにも適用することができる。
【0058】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0059】(1).本発明によれば、直射日光や強い人工
光の存在下でも使用することのできる超薄型LSIパッ
ケージを提供することができる。
【0060】(2).本発明によれば、α線ソフトエラー耐
性の向上したLSIパッケージを提供することができ
る。
【0061】(3).電磁波や強磁界の影響を受けにくいL
SIパッケージを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるLSIパッケージに封
止された半導体チップの要部断面図である。
【図2】図1の半導体チップに形成されたSRAMの全
体の概略構成図である。
【図3】本発明の一実施例であるLSIパッケージの断
面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板(チップ) 2 p- 型ウエル 4 フィールド絶縁膜 5 p型チャネルストッパ領域 6 ゲート絶縁膜 7 ゲート電極 8 絶縁膜 9 サイドウォールスペーサ 10 n型半導体領域 11 n+ 型半導体領域 12 ゲート絶縁膜 13A ゲート電極 13B 基準電圧線(VSS) 14 コンタクトホール 15 絶縁膜 16 サイドウォールスペーサ 17 n型半導体領域 18 n+ 型半導体領域 21 絶縁膜 22 コンタクトホール 23A ゲート電極 23B パッド層 24 ゲート絶縁膜 25 コンタクトホール 26N チャネル領域 26P ソース領域 26P ドレイン領域 26P 電源電圧線(VCC) 27 絶縁膜 31 絶縁膜 32 層間絶縁膜 33 中間導電層 34 コンタクトホール 35 層間絶縁膜 36 コンタクトホール 37 ファイナルパッシベーション膜 38 遮光層 40 TSOP 41 パッケージ本体 42 リード 43 ダイパッド部 44 電極パッド 45 ワイヤ DL 相補性データ線 DL1 第1データ線 DL2 第2データ線 LOAD ロード回路 MB メモリブロック MWL メインワード線 Qd1 駆動用MISFET Qd2 駆動用MISFET Qp1 負荷用MISFET Qp2 負荷用MISFET Qt1 転送用MISFET Qt2 転送用MISFET SA センスアンプ回路 SMA サブアレイ SWL サブワード線 WL ワード線 WL1 第1ワード線 WL2 第2ワード線 XDEC Xデコーダ回路 YDEC Yデコーダ回路 YSW Yセレクタ回路
フロントページの続き (72)発明者 杉田 進 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 安 義彦 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 田中 隆幸 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 坂野 直人 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 高須賀 誠司 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 内野 美由紀 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップがLSIパッケージに樹脂
    封止されてなる半導体集積回路装置であって、前記半導
    体チップの表面に遮光層を設けたことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光層は、前記半導体チップの主面
    に形成された回路の配線と同一の導電材料で構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 前記遮光層は、前記半導体チップの主面
    に形成された回路のGND電位に接続されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の半導体集積回路装
    置。
  4. 【請求項4】 前記半導体チップの主面にはメモリセル
    アレイと周辺回路とが形成され、前記遮光層は、前記メ
    モリセルアレイ上を覆うように設けられていることを特
    徴とする請求項1、2または3記載の半導体集積回路装
    置。
  5. 【請求項5】 前記LSIパッケージは、厚さ1.2mm以
    下の超薄型LSIパッケージであることを特徴とする請
    求項1、2、3または4記載の半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6420741B1 (en) 1999-03-19 2002-07-16 Fujitsu Limited Ferroelectric memory having electromagnetic wave shield structure
JP2011223026A (ja) * 2011-07-04 2011-11-04 Getner Foundation Llc 不揮発性記憶装置及びその製造方法

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US6420741B1 (en) 1999-03-19 2002-07-16 Fujitsu Limited Ferroelectric memory having electromagnetic wave shield structure
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