JP3217234B2 - 車両用レバースイッチの構造 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のワイパ等を制
御操作する車両用レバースイッチの構造に関する。
御操作する車両用レバースイッチの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、この種の技術としては、例え
ば実公昭６３−２３２５４号公報に開示された技術があ
る。該技術の車両用ワイパスイッチは、操作レバーをミ
スト操作すると、プッシュロッドが板ばねを押圧して固
定接点に接触してＯＮするものである。該板ばねは、一
端をビス等で加締め固定している。
ば実公昭６３−２３２５４号公報に開示された技術があ
る。該技術の車両用ワイパスイッチは、操作レバーをミ
スト操作すると、プッシュロッドが板ばねを押圧して固
定接点に接触してＯＮするものである。該板ばねは、一
端をビス等で加締め固定している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術は、板ばねをビス等で加締め固定するので、
作業性が悪く、また部品点数が増加してコストアップの
原因になっている。本発明は、板ばねを極盤にワンタッ
チで取付け、かつ部品点数を削減することを目的とする
ものである。
た従来技術は、板ばねをビス等で加締め固定するので、
作業性が悪く、また部品点数が増加してコストアップの
原因になっている。本発明は、板ばねを極盤にワンタッ
チで取付け、かつ部品点数を削減することを目的とする
ものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した従来
の技術の問題点を解消すべく発明したものであり、上下
方向に回動自在に設置したレバーと、該レバーの上下方
向の回動操作で作動し、極盤上の固定接点板に接触する
板ばねと、を具備した車両用レバースイッチにおいて、
前記板ばねは、一端に前記固定接点板に接触する可動接
点を有し、他端に前記固定接点に接触する複数の挟持片
を形成したことで成る。
の技術の問題点を解消すべく発明したものであり、上下
方向に回動自在に設置したレバーと、該レバーの上下方
向の回動操作で作動し、極盤上の固定接点板に接触する
板ばねと、を具備した車両用レバースイッチにおいて、
前記板ばねは、一端に前記固定接点板に接触する可動接
点を有し、他端に前記固定接点に接触する複数の挟持片
を形成したことで成る。
【０００５】また、本発明は、固定接点板が、挟持片を
設置する取付部を有し、極盤が、前記固定接点板の取付
部に隣接して、前記挟持片を挿入する孔を穿設したこと
で成る。
設置する取付部を有し、極盤が、前記固定接点板の取付
部に隣接して、前記挟持片を挿入する孔を穿設したこと
で成る。
【０００６】また、本発明の極盤は、板ばねの挟持片の
両側に、支持突起を隣設したことで成る。
両側に、支持突起を隣設したことで成る。
【０００７】また、本発明の板ばねの挟持片は、固定接
点板の取付部の側面に係止する脱落防止爪を形成したこ
とで成る。
点板の取付部の側面に係止する脱落防止爪を形成したこ
とで成る。
【０００８】また、本発明の極盤は、孔の近隣に、板ば
ねの下面に当接する支持部を形成したことで成る。
ねの下面に当接する支持部を形成したことで成る。
【０００９】
【実施例】以下、図１、乃至図４に基づき本発明の一実
施例を詳述する。１は、自動車用ステアリングコラム
（図示せず）に固着したベースに設置するワイパスイッ
チのレバーである。以下、本発明の一実施例として、レ
バー１を自動車用ワイパスイッチの操作部材として詳述
する。
施例を詳述する。１は、自動車用ステアリングコラム
（図示せず）に固着したベースに設置するワイパスイッ
チのレバーである。以下、本発明の一実施例として、レ
バー１を自動車用ワイパスイッチの操作部材として詳述
する。
【００１０】該レバー１は、一端にスプリング４を介し
て節度体５を挿設した盲孔１ｂを穿設し、他端に回動ス
イッチで成る間欠ワイパボリューム２、及びリヤワイパ
ウォッシャスイッチ３を設置している。尚、前述したレ
バー１の一端、及び他端は、単に使用した呼称であり、
どちらであってもよい。
て節度体５を挿設した盲孔１ｂを穿設し、他端に回動ス
イッチで成る間欠ワイパボリューム２、及びリヤワイパ
ウォッシャスイッチ３を設置している。尚、前述したレ
バー１の一端、及び他端は、単に使用した呼称であり、
どちらであってもよい。
【００１１】該レバー１は、軸１ａを中心として矢印
Ａ、及びＢの上下方向に回動する。該レバー１は、矢印
Ａの上方向に第１段目の揺動操作するとミスト動作し、
更に矢印Ａの上方向に第２段目の揺動操作をするとワイ
パウォッシャ動作する。該レバー１は、間欠ワイパボリ
ューム２、及びリヤワイパウォッシャスイッチ３に接続
すると共に、軸１ａを可動体６の両側面に形成した軸支
片６ａに軸支している。
Ａ、及びＢの上下方向に回動する。該レバー１は、矢印
Ａの上方向に第１段目の揺動操作するとミスト動作し、
更に矢印Ａの上方向に第２段目の揺動操作をするとワイ
パウォッシャ動作する。該レバー１は、間欠ワイパボリ
ューム２、及びリヤワイパウォッシャスイッチ３に接続
すると共に、軸１ａを可動体６の両側面に形成した軸支
片６ａに軸支している。
【００１２】尚、レバー１は、ターンシグナルスイッ
チ、パッシングスイッチ、及びディマスイッチの操作部
材としてもよい。また、間欠ワイパボリューム２は前照
灯スイッチ、リヤワイパウォッシャスイッチ３はフォグ
ランプスイッチとしてもよい。
チ、パッシングスイッチ、及びディマスイッチの操作部
材としてもよい。また、間欠ワイパボリューム２は前照
灯スイッチ、リヤワイパウォッシャスイッチ３はフォグ
ランプスイッチとしてもよい。
【００１３】可動体６は、ケース７の側面に形成した開
口部７ｂに挿設する。該可動体６は、上下面に支軸６
ｂ，６ｃを突出形成し、該支軸６ｂ，６ｃを中心とし
て、レバー１と共に矢印Ｃ、及びＤの左右方向に回動す
る。該可動体６は、支軸６ｂを開口部７ｂの上面に穿設
した軸穴７ｃに、支軸６ｃを極盤９の軸穴９ａに軸合し
ている。可動体６は、節度溝７ａ側の下面に、スプリン
グ１１を介して可動接点板１２を係止している。
口部７ｂに挿設する。該可動体６は、上下面に支軸６
ｂ，６ｃを突出形成し、該支軸６ｂ，６ｃを中心とし
て、レバー１と共に矢印Ｃ、及びＤの左右方向に回動す
る。該可動体６は、支軸６ｂを開口部７ｂの上面に穿設
した軸穴７ｃに、支軸６ｃを極盤９の軸穴９ａに軸合し
ている。可動体６は、節度溝７ａ側の下面に、スプリン
グ１１を介して可動接点板１２を係止している。
【００１４】６ｅは、図３に示すように、可動体６の下
面中央に形成した板ばね１０の設置空間である。板ばね
１０の設置空間６ｅは、可動体６の軸穴６ｄに通じる縦
穴で成り、レバー１の押圧部１ｃが板ばね１０の作動部
１０ａに圧接するように穿設したものである。
面中央に形成した板ばね１０の設置空間である。板ばね
１０の設置空間６ｅは、可動体６の軸穴６ｄに通じる縦
穴で成り、レバー１の押圧部１ｃが板ばね１０の作動部
１０ａに圧接するように穿設したものである。
【００１５】ケース７は、ステアリングコラムにネジ止
めしたスイッチベース（図示せず）に嵌着する。該ケー
ス７は、下面に突出した位置決め突棒７ｄを盲孔９ｂに
嵌合し、かつケース７の周囲に形成した係止片７ｅを爪
９ｃに係合すると共に、極盤９にネジ止めしている。1
めしたスイッチベース（図示せず）に嵌着する。該ケー
ス７は、下面に突出した位置決め突棒７ｄを盲孔９ｂに
嵌合し、かつケース７の周囲に形成した係止片７ｅを爪
９ｃに係合すると共に、極盤９にネジ止めしている。1
【００１６】節度溝７ａは、ワイパスイッチのレバー１
をワイパ停止位置（ＯＦＦ）、ワイパ間欠動作位置（Ｉ
ＮＴ）、ワイパ低速動作位置（ＬＯ）、ワイパ高速動作
位置（ＨＩ）、ミスト動作位置（Ｉ）、及びワイパウォ
ッシャ動作位置（ＩＩ）に支持するもので、開口部７ｂ
の奥壁に形成する。各節度溝７ａには、垂直面７ｆと、
所謂ミスト動作する第１斜面７ｇ、及びワイパウォッシ
ャ動作する第２斜面７ｈとを形成している。該節度溝７
ａは、図１に示すように、略垂直方向に、かつ円弧状に
連続形成した溝である。
をワイパ停止位置（ＯＦＦ）、ワイパ間欠動作位置（Ｉ
ＮＴ）、ワイパ低速動作位置（ＬＯ）、ワイパ高速動作
位置（ＨＩ）、ミスト動作位置（Ｉ）、及びワイパウォ
ッシャ動作位置（ＩＩ）に支持するもので、開口部７ｂ
の奥壁に形成する。各節度溝７ａには、垂直面７ｆと、
所謂ミスト動作する第１斜面７ｇ、及びワイパウォッシ
ャ動作する第２斜面７ｈとを形成している。該節度溝７
ａは、図１に示すように、略垂直方向に、かつ円弧状に
連続形成した溝である。
【００１７】垂直面７ｆは、ミストのＯＦＦ状態を保持
する面で、節度体５が圧接したとき、レバー１が完全に
矢印Ｂ方向に回動した状態にある。該垂直面７ｆは、開
口部７ｂの奥壁の各節度溝７ａの上部に垂直に形成す
る。
する面で、節度体５が圧接したとき、レバー１が完全に
矢印Ｂ方向に回動した状態にある。該垂直面７ｆは、開
口部７ｂの奥壁の各節度溝７ａの上部に垂直に形成す
る。
【００１８】第１斜面７ｇは、レバー１を矢印Ａ方向に
第１段目の操作をしたとき、節度体５が圧接して節度感
を与えると共に、レバー１を前記ＯＦＦ位置（Ｎ）に自
動復帰させる面である。該第１斜面７ｇに節度体５が圧
接する第１段目の操作位置は、ワイパが１回作動するミ
スト動作をするミスト動作位置（Ｉ）である。該第１斜
面７ｇは、前記各節度溝７ａの垂直面７ｆの下方部位に
連設した斜面である。
第１段目の操作をしたとき、節度体５が圧接して節度感
を与えると共に、レバー１を前記ＯＦＦ位置（Ｎ）に自
動復帰させる面である。該第１斜面７ｇに節度体５が圧
接する第１段目の操作位置は、ワイパが１回作動するミ
スト動作をするミスト動作位置（Ｉ）である。該第１斜
面７ｇは、前記各節度溝７ａの垂直面７ｆの下方部位に
連設した斜面である。
【００１９】第２斜面７ｈは、第１斜面７ｇの下方部位
に連設した斜面で、第１斜面７ｇより傾斜角度が小さ
い。第２斜面７ｈは、レバー１を矢印Ａ方向に第２段目
の操作をしたとき、節度体５が圧接して節度感を与える
と共に、レバー１を前記ＯＦＦ位置（Ｎ）に自動復帰さ
せる面である。該第２斜面７ｈに節度体５が圧接するレ
バー１の第２段目の操作位置は、ワイパとウォッシャが
同時に作動するワイパウォッシャ動作位置（ＩＩ）であ
る。
に連設した斜面で、第１斜面７ｇより傾斜角度が小さ
い。第２斜面７ｈは、レバー１を矢印Ａ方向に第２段目
の操作をしたとき、節度体５が圧接して節度感を与える
と共に、レバー１を前記ＯＦＦ位置（Ｎ）に自動復帰さ
せる面である。該第２斜面７ｈに節度体５が圧接するレ
バー１の第２段目の操作位置は、ワイパとウォッシャが
同時に作動するワイパウォッシャ動作位置（ＩＩ）であ
る。
【００２０】極盤９は、可動体６の下面に設置した可動
接点板１２が接触する固定接点板１３と、板ばね１０の
ミスト用可動接点１０ｂ、及びワイパウォッシャ用可動
接点１０ｃが接触する固定接点板１４と、端子１５とを
インサート成形している。極盤９は、基板１６を介して
カバー１７を装着している。
接点板１２が接触する固定接点板１３と、板ばね１０の
ミスト用可動接点１０ｂ、及びワイパウォッシャ用可動
接点１０ｃが接触する固定接点板１４と、端子１５とを
インサート成形している。極盤９は、基板１６を介して
カバー１７を装着している。
【００２１】９ｄは、図４に示すように、極盤９に穿設
した四角形の孔であり、該孔９ｄの上方部位に、板ばね
１０の挟持片１０ｅ，１０ｆが圧入する固定接点板１４
の取付部１４ａを配設している。
した四角形の孔であり、該孔９ｄの上方部位に、板ばね
１０の挟持片１０ｅ，１０ｆが圧入する固定接点板１４
の取付部１４ａを配設している。
【００２２】９ｅは、板ばね１０の挟持片１０ｅが嵌合
する支持突起で、該支持突起９ｅは、板ばね１０が水平
方向に遊動することを阻止する。該支持突起９ｅは、挟
持片１０ｅの両側に隣接して突設した複数の突起で成
る。
する支持突起で、該支持突起９ｅは、板ばね１０が水平
方向に遊動することを阻止する。該支持突起９ｅは、挟
持片１０ｅの両側に隣接して突設した複数の突起で成
る。
【００２３】９ｅは、左右の支持突起９ｅの間に設置
し、かつ板ばね１０の下面に当接する支持部である。該
支持部９ｆは、レバー１がＯＦＦ位置（Ｎ）のとき、ミ
スト用可動接点１０ｂ、及びワイパウォッシャ用可動接
点１０ｃが固定接点板１４から所定の高さに保持すべ
く、極盤９の上面から所望の高さに突出している。
し、かつ板ばね１０の下面に当接する支持部である。該
支持部９ｆは、レバー１がＯＦＦ位置（Ｎ）のとき、ミ
スト用可動接点１０ｂ、及びワイパウォッシャ用可動接
点１０ｃが固定接点板１４から所定の高さに保持すべ
く、極盤９の上面から所望の高さに突出している。
【００２４】板ばね１０は、一端部側に、作動部１０ａ
とミスト用可動接点１０ｂとワイパウォッシャ用可動接
点１０ｃとを三股状に形成し、他端部側に固定接点板１
４の取付部１４ａに圧入する挟持片１０ｅ，１０ｆを三
股状に形成している。該板ばね１０は、金属製導電材で
成り、挟持片１０ｅ，１０ｆを取付部１４ａに圧入し、
ワンタッチで固定接点板１４に固定して、板ばね１０と
固定接点板１４とを電気接続するものである。挟持片１
０ｆは、対向させて形成した２つの脱落防止爪１０ｄを
取付部１４ａの側面、及び切欠溝１４ｂに係止すること
で、板ばね１０が取付部１４ａから脱落することを阻止
する。
とミスト用可動接点１０ｂとワイパウォッシャ用可動接
点１０ｃとを三股状に形成し、他端部側に固定接点板１
４の取付部１４ａに圧入する挟持片１０ｅ，１０ｆを三
股状に形成している。該板ばね１０は、金属製導電材で
成り、挟持片１０ｅ，１０ｆを取付部１４ａに圧入し、
ワンタッチで固定接点板１４に固定して、板ばね１０と
固定接点板１４とを電気接続するものである。挟持片１
０ｆは、対向させて形成した２つの脱落防止爪１０ｄを
取付部１４ａの側面、及び切欠溝１４ｂに係止すること
で、板ばね１０が取付部１４ａから脱落することを阻止
する。
【００２５】作動部１０ａは、ミスト用可動接点１０ｂ
とウォッシャ用可動接点１０ｃとの間の延長線上に設置
した湾曲状のもので、押圧部１ｃが接触している。尚、
作動部１０ａは、レバー１との間にプッシュロッドを介
在して、該プッシュロッドにて作動するようにしてもよ
い。
とウォッシャ用可動接点１０ｃとの間の延長線上に設置
した湾曲状のもので、押圧部１ｃが接触している。尚、
作動部１０ａは、レバー１との間にプッシュロッドを介
在して、該プッシュロッドにて作動するようにしてもよ
い。
【００２６】ミスト用可動接点１０ｂは、図４に示すよ
うに作動部１０ａから水平方向に長さＬ１突出すると共
に、下方向に長さＨ１、Ｌ字状に折曲している。ワイパ
ウォッシャ用可動接点１０ｃは、作動部１０ａから水平
方向に長さＬ２突出すると共に、下方向に長さＨ２、Ｌ
字状に折曲している。
うに作動部１０ａから水平方向に長さＬ１突出すると共
に、下方向に長さＨ１、Ｌ字状に折曲している。ワイパ
ウォッシャ用可動接点１０ｃは、作動部１０ａから水平
方向に長さＬ２突出すると共に、下方向に長さＨ２、Ｌ
字状に折曲している。
【００２７】脱落防止爪１０ｄは、挟持片１０ｆに上側
に向けて互いに対向して形成した２つの爪状舌片でな
り、この２つの脱落防止爪１０ｄを取付部１４ａの両側
面に係止して、板ばね１０を極盤９に固着する。挟持片
１０ｅは、挟持片１０ｆの両側に形成した２つの突片で
成り、先端を上側に折曲して取付部１４ａに圧入しやす
くしている。該挟持片１０ｅは、取付部１４ａに設置し
たとき、該取付部１４ａの上側に配置される。
に向けて互いに対向して形成した２つの爪状舌片でな
り、この２つの脱落防止爪１０ｄを取付部１４ａの両側
面に係止して、板ばね１０を極盤９に固着する。挟持片
１０ｅは、挟持片１０ｆの両側に形成した２つの突片で
成り、先端を上側に折曲して取付部１４ａに圧入しやす
くしている。該挟持片１０ｅは、取付部１４ａに設置し
たとき、該取付部１４ａの上側に配置される。
【００２８】挟持片１０ｆは、２つの挟持片１０ｅの間
に配設した突片であり、前記２つの脱落防止爪１０ｄを
形成すると共に、先端を下側に向けて折曲している。該
挟持片１０ｆは、取付部１４ａに設置したとき、該取付
部１４ａの下側に配置される。
に配設した突片であり、前記２つの脱落防止爪１０ｄを
形成すると共に、先端を下側に向けて折曲している。該
挟持片１０ｆは、取付部１４ａに設置したとき、該取付
部１４ａの下側に配置される。
【００２９】尚、前記板ばね１０は、三股状に形成した
可動接点１０ｂ，１０ｃ、及び作動部１０ａを、１つの
板状にしてもよい。すなわち、板ばね１０は、可動接点
１０ｂ，１０ａを１つにし、作動部１０ａをなくしても
よい。また、板ばね１０は、例えばパッシングスイッチ
やディマスイッチ等の接点部材としても使用でき、その
使用目的は特に限定しない。
可動接点１０ｂ，１０ｃ、及び作動部１０ａを、１つの
板状にしてもよい。すなわち、板ばね１０は、可動接点
１０ｂ，１０ａを１つにし、作動部１０ａをなくしても
よい。また、板ばね１０は、例えばパッシングスイッチ
やディマスイッチ等の接点部材としても使用でき、その
使用目的は特に限定しない。
【００３０】固定接点板１３，１４は、上端を極盤９上
に露出し、下端を端子１５に一体成形、又は溶着してい
る。該端子１５は、図３に示すように、基板１６のスル
ーホールに半田付けしている。基板１６は、極盤９とカ
バー１７との間に介在している。カバー１７は、極盤９
に係止している。
に露出し、下端を端子１５に一体成形、又は溶着してい
る。該端子１５は、図３に示すように、基板１６のスル
ーホールに半田付けしている。基板１６は、極盤９とカ
バー１７との間に介在している。カバー１７は、極盤９
に係止している。
【００３１】本発明は、以上のような構成であり、次に
作用を図１乃至図４に基づき詳述する。板ばね１０を極
盤９上に設置するときは、板ばね１０の挟持片１０ｆを
極盤９の孔９ｄに挿入し、２つの挟持片１０ｅを固定接
点板１４の取付部１４ａの上面に配置する。これによ
り、板ばね１０は、挟持片１０ｅと、挟持片１０ｆとの
弾性力で取付部１４ａに支持すると共に、電気接続され
る。
作用を図１乃至図４に基づき詳述する。板ばね１０を極
盤９上に設置するときは、板ばね１０の挟持片１０ｆを
極盤９の孔９ｄに挿入し、２つの挟持片１０ｅを固定接
点板１４の取付部１４ａの上面に配置する。これによ
り、板ばね１０は、挟持片１０ｅと、挟持片１０ｆとの
弾性力で取付部１４ａに支持すると共に、電気接続され
る。
【００３２】更に板ばね１０は、脱落防止爪１０ｄが、
切欠溝１４ｂに係合すると共に、２つの該脱落防止爪１
０ｄで、取付部１４ａの側面に係止して、取付部１４ａ
から脱落することが防止される。板ばね１０は、取付部
１４ａに設置される。挟持片１０ｅの両側に支持突起９
ｅが隣接して、該板ばね１０が水平方向に遊動すること
が阻止される。また、該板ばね１０は、下面が支持部９
ｆに当接することで、可動接点１０ｂ，１０ｃが所望の
高さの位置に保持される。
切欠溝１４ｂに係合すると共に、２つの該脱落防止爪１
０ｄで、取付部１４ａの側面に係止して、取付部１４ａ
から脱落することが防止される。板ばね１０は、取付部
１４ａに設置される。挟持片１０ｅの両側に支持突起９
ｅが隣接して、該板ばね１０が水平方向に遊動すること
が阻止される。また、該板ばね１０は、下面が支持部９
ｆに当接することで、可動接点１０ｂ，１０ｃが所望の
高さの位置に保持される。
【００３３】レバー１がＯＦＦ位置（Ｎ）のときは、図
３及び図４の状態にある。節度体５は、節度溝７ａの垂
直面７ｆに圧接している。板ばね１０は、押圧部１ｃで
湾曲されず、ミスト用可動接点１０ｂ、及びワイパウォ
ッシャ用可動接点１０ｃが固定接点板１４から離れてい
る。
３及び図４の状態にある。節度体５は、節度溝７ａの垂
直面７ｆに圧接している。板ばね１０は、押圧部１ｃで
湾曲されず、ミスト用可動接点１０ｂ、及びワイパウォ
ッシャ用可動接点１０ｃが固定接点板１４から離れてい
る。
【００３４】このＯＦＦ位置（Ｎ）のレバー１を矢印Ａ
の上方向に第１段目の揺動操作すると、該レバー１は、
軸１ａを中心として回動し、ミスト動作位置（Ｉ）に回
動する。節度体５の先端は、垂直面７ｆから第１斜面７
ｇを摺動して、該第１斜面７ｇと第２斜面７ｈの境まで
移動する。このとき、節度体５は、スプリング４を圧縮
し、盲孔１ｂにわずかに没入して、第１段目の操作の節
度感がある。板ばね１０は、作動部１０ａが押圧部１ｃ
に押圧されて、ミスト用可動接点１０ｂが固定接点板１
４に接触してＯＮする。これにより、ワイパが１回作動
する所謂ミスト動作をする。尚、このとき、ワイパウォ
ッシャ用可動接点１０ｃは、僅かに下降するが固定接点
板１４には接触しない。
の上方向に第１段目の揺動操作すると、該レバー１は、
軸１ａを中心として回動し、ミスト動作位置（Ｉ）に回
動する。節度体５の先端は、垂直面７ｆから第１斜面７
ｇを摺動して、該第１斜面７ｇと第２斜面７ｈの境まで
移動する。このとき、節度体５は、スプリング４を圧縮
し、盲孔１ｂにわずかに没入して、第１段目の操作の節
度感がある。板ばね１０は、作動部１０ａが押圧部１ｃ
に押圧されて、ミスト用可動接点１０ｂが固定接点板１
４に接触してＯＮする。これにより、ワイパが１回作動
する所謂ミスト動作をする。尚、このとき、ワイパウォ
ッシャ用可動接点１０ｃは、僅かに下降するが固定接点
板１４には接触しない。
【００３５】このミスト動作位置（Ｉ）のレバー１を矢
印Ａの上方向に第２段目の揺動操作すると、該レバー１
は、軸１ａを中心としてワイパウォッシャ動作位置（Ｉ
Ｉ）に回動する。節度体５の先端は、第１斜面７ｇと第
２斜面７ｈの境から第２斜面７ｈ上にまで移動する。こ
のとき、節度体５は、スプリング４を圧縮し、盲孔１ｂ
内に更に没入して、第２段目の操作の節度感がある。板
ばね１９は、作動部１０ａが押圧部１ｃに押圧されて、
ワイパウォッシャ用可動接点１０ｃが固定接点板１４に
接触してＯＮする。これにより、ワイパウォッシャが同
時に作動するワイパウォッシャ動作する。
印Ａの上方向に第２段目の揺動操作すると、該レバー１
は、軸１ａを中心としてワイパウォッシャ動作位置（Ｉ
Ｉ）に回動する。節度体５の先端は、第１斜面７ｇと第
２斜面７ｈの境から第２斜面７ｈ上にまで移動する。こ
のとき、節度体５は、スプリング４を圧縮し、盲孔１ｂ
内に更に没入して、第２段目の操作の節度感がある。板
ばね１９は、作動部１０ａが押圧部１ｃに押圧されて、
ワイパウォッシャ用可動接点１０ｃが固定接点板１４に
接触してＯＮする。これにより、ワイパウォッシャが同
時に作動するワイパウォッシャ動作する。
【００３６】前述した第１段目のミスト動作位置
（Ｉ）、及び第２段目ワイパウォッシャ動作位置（Ｉ
Ｉ）のレバー１の位置から手を放すと、スプリング４に
付勢された節度体５は第２斜面７ｈ、及び第１斜面７ｇ
を摺動して、垂直面７ｆまで移動し、レバー１が、矢印
Ｂ方向に回動し、元のＯＦＦ位置（Ｎ）に自動復帰す
る。
（Ｉ）、及び第２段目ワイパウォッシャ動作位置（Ｉ
Ｉ）のレバー１の位置から手を放すと、スプリング４に
付勢された節度体５は第２斜面７ｈ、及び第１斜面７ｇ
を摺動して、垂直面７ｆまで移動し、レバー１が、矢印
Ｂ方向に回動し、元のＯＦＦ位置（Ｎ）に自動復帰す
る。
【００３７】また、レバー１は、矢印Ｄ方向に回動して
節度体５が節度溝７ａに係合しているとき、ワイパスイ
ッチがワイパ停止位置（ＯＦＦ）にある。このワイパ停
止位置（ＯＦＦ）からレバー１を矢印Ｃ方向に１段回動
操作すると、ワイパ間欠動作位置（ＩＮＴ）にセットさ
れる。レバー１がワイパ間欠動作位置（ＩＮＴ）にある
とき、間欠ワイパボリューム２を回動することで、ワイ
パの間欠時間を調整できる。
節度体５が節度溝７ａに係合しているとき、ワイパスイ
ッチがワイパ停止位置（ＯＦＦ）にある。このワイパ停
止位置（ＯＦＦ）からレバー１を矢印Ｃ方向に１段回動
操作すると、ワイパ間欠動作位置（ＩＮＴ）にセットさ
れる。レバー１がワイパ間欠動作位置（ＩＮＴ）にある
とき、間欠ワイパボリューム２を回動することで、ワイ
パの間欠時間を調整できる。
【００３８】更にレバー１を矢印Ｃ方向に１段回動操作
するとワイパ低速動作位置（ＬＯ）にセットされ、ワイ
パが低速駆動する。更に１段回動操作するとワイパ高速
動作位置（ＨＩ）にセットされ、ワイパが高速駆動す
る。
するとワイパ低速動作位置（ＬＯ）にセットされ、ワイ
パが低速駆動する。更に１段回動操作するとワイパ高速
動作位置（ＨＩ）にセットされ、ワイパが高速駆動す
る。
【００３９】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。 （１）本発明は、上下方向に回動自在に設置したレバー
と、該レバーの上下方向の回動操作で作動し、極盤上の
固定接点板に接触する板ばねと、を具備した車両用レバ
ースイッチにおいて、前記板ばねは、一端に前記固定接
点板に接触する可動接点を有し、他端に前記固定接点板
に接触する複数の挟持片を形成したことで、板ばねをワ
ンタッチで極盤に組付けることができ、組付け工数及び
部品点数を削減できる。 （２）本発明は、固定接点板が、前記挟持片を設置する
取付部を有し、極盤が、前記固定接点板の取付部に隣接
して、前記挟持片を挿入する孔を穿設したことで、極盤
の上面から挟持片を前記孔に挿入して固定接点板を挟持
し、板ばねを固定接点板に容易に組付けることができ
る。 （３）本発明の極盤は、板ばねの挟持片の両側に、支持
突起を隣設したことで、固定接点板に係止した板ばね
が、衝撃や振動等で脱落することを防止できる。 （４）本発明の板ばねの挟持片は、固定接点板の取付部
の側面に係止する脱落防止爪を形成したことで、固定接
点板に係止した板ばねの脱落を防止して、スイッチの耐
衝撃性や耐振動性を向上できる。 （５）本発明の極盤は、孔の近隣に、板ばねの下面に当
接する支持部を形成したことで、可動接点を固定接点板
から所望の高さの位置に保持して、可動接点と固定接点
の接触具合の安定化を図ることができる。
ので、次のような効果がある。 （１）本発明は、上下方向に回動自在に設置したレバー
と、該レバーの上下方向の回動操作で作動し、極盤上の
固定接点板に接触する板ばねと、を具備した車両用レバ
ースイッチにおいて、前記板ばねは、一端に前記固定接
点板に接触する可動接点を有し、他端に前記固定接点板
に接触する複数の挟持片を形成したことで、板ばねをワ
ンタッチで極盤に組付けることができ、組付け工数及び
部品点数を削減できる。 （２）本発明は、固定接点板が、前記挟持片を設置する
取付部を有し、極盤が、前記固定接点板の取付部に隣接
して、前記挟持片を挿入する孔を穿設したことで、極盤
の上面から挟持片を前記孔に挿入して固定接点板を挟持
し、板ばねを固定接点板に容易に組付けることができ
る。 （３）本発明の極盤は、板ばねの挟持片の両側に、支持
突起を隣設したことで、固定接点板に係止した板ばね
が、衝撃や振動等で脱落することを防止できる。 （４）本発明の板ばねの挟持片は、固定接点板の取付部
の側面に係止する脱落防止爪を形成したことで、固定接
点板に係止した板ばねの脱落を防止して、スイッチの耐
衝撃性や耐振動性を向上できる。 （５）本発明の極盤は、孔の近隣に、板ばねの下面に当
接する支持部を形成したことで、可動接点を固定接点板
から所望の高さの位置に保持して、可動接点と固定接点
の接触具合の安定化を図ることができる。
【図１】本発明の好適な実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図２】本発明の好適な実施例を示す図面であり、極盤
の拡大平面図である。
の拡大平面図である。
【図３】本発明の好適な実施例を示す図面であり、一部
破断面を有する拡大中央断面図である。
破断面を有する拡大中央断面図である。
【図４】本発明の好適な実施例を示す図面であり、板ば
ねの取付状態を示す一部断面を有する要部拡大側面図で
ある。
ねの取付状態を示す一部断面を有する要部拡大側面図で
ある。
１ レバー ９ 極盤 ９ｂ 孔 ９ｅ 支持突起 ９ｆ 支持部 １０ 板ばね １０ｂ，１０ｃ 可動接点 １０ｄ 脱落防止爪 １０ｅ，１０ｆ 挟持片 １３，１４ 固定接点板 １４ａ 取付部
Claims (5)
- 【請求項１】 上下方向に回動自在に設置したレバー
と、該レバーの上下方向の回動操作で作動し、極盤上の
固定接点板に接触する板ばねと、を具備した車両用レバ
ースイッチにおいて、 前記板ばねは、一端に前記固定接点板に接触する可動接
点を有し、他端に前記固定接点に接触する複数の挟持片
を形成したことを特徴とする車両用レバースイッチの構
造。 - 【請求項２】 前記請求項１記載の発明において、 前記固定接点板は、前記挟持片を設置する取付部を有
し、 前記極盤は、前記固定接点板の取付部に隣接して、前記
挟持片を挿入する孔を穿設したことを特徴とする車両用
レバースイッチの構造。 - 【請求項３】 前記請求項１、及び２記載の発明におい
て、 前記極盤は、板ばねの挟持片の両側に、支持突起を隣設
したことを特徴とする車両用レバースイッチの構造。 - 【請求項４】 前記請求項２記載の発明において、 前記板ばねの挟持片は、前記固定接点板の取付部の側面
に係止する脱落防止爪を形成したことを特徴とする車両
用レバースイッチの構造。 - 【請求項５】 前記請求項２記載の発明において、 前記極盤は、前記孔の近隣に、板ばねの下面に当接する
支持部を形成したことを特徴とする車両用レバースイッ
チの構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11006395A JP3217234B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 車両用レバースイッチの構造 |
| KR1019960004639A KR100253490B1 (ko) | 1995-04-11 | 1996-02-26 | 차량용 레버스위치의 구조 |
| US08/628,321 US5661276A (en) | 1995-04-11 | 1996-04-05 | Automobile lever switch having a plate spring with movable contact points and multiple holding fingers |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11006395A JP3217234B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 車両用レバースイッチの構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08287780A JPH08287780A (ja) | 1996-11-01 |
| JP3217234B2 true JP3217234B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=14526136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11006395A Expired - Fee Related JP3217234B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 車両用レバースイッチの構造 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5661276A (ja) |
| JP (1) | JP3217234B2 (ja) |
| KR (1) | KR100253490B1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP3565388B2 (ja) * | 1996-11-26 | 2004-09-15 | ナイルス株式会社 | 車両用レバースイッチの構造 |
| DE19732232A1 (de) * | 1997-07-26 | 1999-01-28 | Eaton Controls Gmbh | Lenkstockschalter |
| DE19744088A1 (de) * | 1997-10-06 | 1999-04-08 | Eaton Controls Gmbh | Elektrischer Hebelschalter |
| JP3691241B2 (ja) * | 1998-02-27 | 2005-09-07 | ナイルス株式会社 | 車両用レバースイッチ |
| DE19822271A1 (de) * | 1998-05-18 | 1999-11-25 | Eaton Controls Gmbh | Hebelschalter |
| US6025564A (en) | 1999-05-11 | 2000-02-15 | Eaton Corporation | Single stalk steering column switch |
| JP2001028224A (ja) * | 1999-07-14 | 2001-01-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レバースイッチ及びこれを用いた複合スイッチ |
| US6384351B1 (en) * | 2000-03-23 | 2002-05-07 | Valeo Electrical Systems, Inc. | Switch apparatus for actuating a plurality of electrical circuits |
| DE10056665C5 (de) * | 2000-11-10 | 2008-05-08 | Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh | Lenkstockschalter, insbesondere für Fahrzeuge |
| TW474199U (en) * | 2001-03-23 | 2002-01-21 | Amglad Entpr Inc | Luminous alarm for skateboard |
| KR200461865Y1 (ko) | 2008-02-22 | 2012-08-09 | 대성전기공업 주식회사 | 레버 스위치 유니트 |
| KR101526406B1 (ko) * | 2013-12-31 | 2015-06-08 | 현대자동차 주식회사 | 차량용 와이퍼 스위치 장치 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4088858A (en) * | 1976-09-27 | 1978-05-09 | General Motors Corporation | Steering column having manual lever for controlling turn signal and headlamp dimmer switches |
| US4328431A (en) * | 1978-12-09 | 1982-05-04 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Lever switch |
| JPS6140043Y2 (ja) * | 1979-03-10 | 1986-11-15 | ||
| US4599500A (en) * | 1985-04-01 | 1986-07-08 | Chrysler Corporation | Tilt steering column head mounted switch operating control |
| JPH0335631U (ja) * | 1989-08-18 | 1991-04-08 |
-
1995
- 1995-04-11 JP JP11006395A patent/JP3217234B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-02-26 KR KR1019960004639A patent/KR100253490B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-04-05 US US08/628,321 patent/US5661276A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR960037392A (ko) | 1996-11-19 |
| KR100253490B1 (ko) | 2000-04-15 |
| JPH08287780A (ja) | 1996-11-01 |
| US5661276A (en) | 1997-08-26 |
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