JP3215826B2 - 壁下地組立工法 - Google Patents

壁下地組立工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は例えば木造建築等の壁
下地組立工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来は図6に示すように柱(1) 等の構
造材の外側に耐力壁面材(3) を直接釘(4) によって固定
し、その外側に胴縁(5) を配して該胴縁(5) に繊維セメ
ント板等の外壁材(6) を張着し、該柱(1) と間柱(2) 間
にはグラスウール、ロックウール等の繊維材料からなる
断熱材(7) を挾着した壁下地構造が提供されており、該
壁下地構造の柱(1) の内側に石膏ボード等の内壁材(8)
を張設して壁構造が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上記従来構造では建
築基準法によって耐力壁面材(3) は柱(1) 等の構造材に
直接釘(4) で固定しなければ耐力壁とは認められないと
されている。したがって耐力壁面材(3) の外側に断熱材
(7) を配置してその上から該断熱層を介して耐力壁面材
(3) を柱(1) 等の構造材に釘(4) で固定しても耐力壁と
は認められない。
【0004】 そこで図に示すように断熱材(7) を柱
(1,2) 等の構造材の間に挾着するのであるが、このよう
な構造では断熱材(7) としてある程度変形し易いものを
選択し、柱(1,2) 等の構造材の間に隙間の生じないよう
に充填することが必要である。
【0005】 そのために適当な断熱材として従来、上
記繊維材料からなる断熱材(7) が提供されている。しか
し上記繊維材料からなる断熱材(7)は通気性を有するの
で吸水して断熱性が低下するし、また吸水すれば重量が
増大して下方に垂れ下がってしまうと云う問題点があ
る。
【0006】 更に耐力壁面材(3) は吸湿吸水あるいは
温度変化によって伸縮し、耐力壁面材(3) 相互の継目が
浮上る。したがって外壁層としてモルタル層等を耐力壁
面材(3) 表面に直接形成すると、耐力壁面材(3) 相互の
継目が浮上った時、その個所でモルタル層に亀裂が入っ
てしまう。そこで従来では外壁材(6) を胴縁(5) に固定
するのであるが、外壁材(6)は所定寸法(例えば450
×2730cm)のパネルであるから継目が外出しかつデ
ザインもその寸法のパネル単位になり制限を受ける。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記従来の課
題を解決するための手段として、耐力壁面材(3) の外側
にプラスチック発泡体板からなる断熱 材(15)を接着固定
した積層材を構造材(1,2,5A,5B) に当接し、釘(4) 打ち
分の該断熱材(15)を切断剥離して該耐力壁面材(3) を
直接該構造材(1,2,5A, 5B) に釘(4) 打ち固定し、その上
に該断熱材(15)切断剥離部分(15C) を嵌込 み、該断熱材
(15)の外側に外壁層(16)を被覆するにあたり、該断熱材
(15)は 上記釘(4) 打ち予定部分を避けて耐力壁面材(3)
に接着固定される壁下地組 立工法を提供するものであ
る。
【0008】
【作用】 上記構成の壁下地組立工法では耐力壁面材
(3) の外側に断熱材(15)を配置するから、該断熱材(15)
は構造材(1,2,5A,5B) に干渉されず、したがって断熱材
(15)として変形し易い材料を選択する必要がなくなり、
吸水性のないプラスチック発泡体板を材料として選択す
ることが出来る。
【0009】 該プラスチック発泡体板を材料とする断
熱材(15)はナイフ等で容易に切断出来るから、該断熱材
(15)を耐力壁面材(3) の外側に配置しても、該断熱材(1
5)を該耐力壁面材(3) に釘打ち予定部分を避けて接着固
定しておけば、該釘打ち部分で該断熱材(15)は容易に切
断剥離出来、耐力壁面材(3) を直接釘(4) で構造材(1,
2,5A,5B) に固定することが出来る。上記釘打ち固定後
はその上に該断熱材(15)の切断剥離部分(15C) を嵌込
む。
【0010】 外壁層(16)は該耐力壁面材(3) に該断熱
材(15)を介して被覆されるから、該耐力壁面材(3) 相互
の継目の浮上りは該断熱材(15)によって吸収される。し
たがって外壁層(16)として必ずしもパネル状外壁材を使
用する必要がなく、継目のないモルタル層が適用出来
る。
【0011】
【実施例】 本発明を図1〜図5に示す一実施例によっ
て説明すれば、耐力壁面材(3) としては例えば合板、ハ
ードボード、パーティクルボード、硬質木片セメント
板、フレキシブル板、パルプセメント板、炭酸マグネシ
ウム板、石膏ボード、シージングボード、13mm厚以上
の木材板等建築基準法に定められた材料が使用され、該
耐力壁面材(3) の外側にはプラスチック発泡体板からな
る断熱材(15)が固定される。
【0012】 該プラスチック発泡体としてはポリスチ
レン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡
体、ポリスチレン−ポリエチレン発泡体等、独立気泡を
有し吸水性のないプラスチック発泡体が使用され、図3
および図4に示すように該断熱材(15)表面にはメッシュ
状の浅溝(15A) および切断予定部分に切溝(15B) が形成
され、その上にはセメント、シリカ、炭酸カルシウム、
高炉スラグ、石粉、砂利、パーライト等の無機充填材を
合成樹脂に混練した下地層(17)が形成されている。該切
溝(15B) の深さは該断熱材(15)の厚みの2/3程度とす
る。
【0013】 上記下地層(17)に用いられる合成樹脂と
してはアクリル樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹脂等であ
り、上記合成樹脂と無機充填材とは通常40〜60:6
0〜40重量比程度に混合される。
【0014】 該断熱材(15)は接合ボルト(18)と接着剤
(19)とで釘打ち予定部分を避けて耐力壁面材(3) の外側
に接着固定される。そして該耐力壁面材(3) と該断熱材
(15)との積層材は柱(1) に当接され、釘打ち予定部分の
断熱材(15)を切溝(15B) に沿って図5に示すようにナイ
フ等で切断剥離した上で該耐力壁面材(3) を直接釘(4)
によって柱(1) 、間柱(2) 、横架材(5A)、土台(5B)から
なる構造材に固定する。釘打ち固定後はその上に該断熱
材(15)の切断剥離部分(15C) を嵌込み、該断熱材(15)表
面に直接モルタル層等の外壁層(16)を形成する。この
際、下地層(17)はモルタル層等の外壁層(16)と断熱材(1
5)との剥離強度を向上させる。
【0015】 このようにして形成された壁基礎の内側
(室内側)には石膏ボード等の内壁材(8) を柱(1) を介
して張設し、所望なれば該内壁材(8) には壁紙、壁布等
の表装材を張設する。
【0016】 上記実施例以外断熱材(15)は再剥離型粘
着剤によって耐力壁面材(3) に仮止めされ、ボルト等で
点的に固定されてもよい。また下地層(17)は断熱材(15)
と耐力壁面材(3) との積層材を柱(1) に固定した後で断
熱材(15)表面に形成されてもよい。更に断熱材(15)表面
にはメッシュ状の溝に代えて多数の穴が形成されてもよ
い。上記溝または穴はアンカー効果によって下地層(17)
と断熱材(15)表面との密着性を向上せしめるものである
が、下地層の合成樹脂量を増やせばこのような溝または
穴は必ずしも必要なものではない。また外壁層としては
モルタル層以外繊維セメント板等のパネル状のものを使
用することも出来る。
【0017】
【発明の効果】 したがって本発明においては、断熱材
として吸水性のないものが使用出来、良好な断熱性が維
持され、かつ耐力壁面材相互の継目の浮上りが断熱材に
よって吸収されるから、外壁層としてモルタル層のよう
な連続構造を有するものが適用出来、デザインの自由度
も向上する。
【図面の簡単な説明】
図1〜図は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】 部分側断面図
【図2】 正面図
【図3】 断熱材外面図
【図4】 断熱材断面図
【図5】 釘打ち固定部分断面図
【図6】 従来の部分側断面図
【符号の説明】
1 柱(構造材) 2 間柱(構造材) 3 耐力壁面材 4 釘5A 横架材(構造材) 5B 土台(構造材) 15 断熱材15C 切断剥離部分 16 外壁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−197742(JP,A) 特開 平5−248012(JP,A) 実開 平2−43306(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/76 - 1/80

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐力壁面材の外側にプラスチック発泡体板
    からなる断熱材を 接着固定した積層材を構造材に当接
    し、釘打ち部分の該断熱材を切断剥離し て該耐力壁面材
    を直接該構造材に釘打ち固定し、その上に該断熱材切断
    剥離 部分を嵌込み、該断熱材の外側に外壁層を被覆する
    にあたり、該断熱材は上 記釘打ち予定部分を避けて耐力
    壁面材に接着固定されることを特徴とする壁 下地組立工
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