JP2646152B2 - モルタル下地板の製造方法 - Google Patents

モルタル下地板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、建物の外壁構造下地体上に固定してその上
に直にモルタル、しっくい、塗材等を塗布または吹き付
けしあるいはタイルを貼り付けて壁面を形成するに適し
た建築用下地板を製造する新規な方法に関する。
<従来技術及び本発明が解決しようとする課題> 木摺りや下地合板等のラス下地貼り、フェルトやルー
フィング等の防水シート貼り、ラス網貼り、モルタル下
塗り等の下地工程が必要とされていた伝統的な湿式壁塗
り工法に代えて、近年、建築物の下地構造に釘着するこ
とによって直ちに壁材の施工を可能とする上述のタイプ
のモルタル下地板が各種提案されている。
このようなモルタル下地板として、その表面材に複数
の穴や溝を穿設して上塗りモルタルを投錨的に密着させ
るよう構成したものがあり、例えば実公昭57−25934号
公報には「ボード、独立気泡組織の発泡合成樹脂体、防
水シートの順次積層し、一体に形成したモルタル下地板
において、上記ボードに貫通孔、発泡合成樹脂体にめく
ら孔状の下孔を同軸に設けると共に、めくら孔が貫通孔
より大きい径に穿設されていることを特徴とするモルタ
ル下地板」が、実公昭57−25935号公報には「合板の片
面に合成樹脂発泡体を固着し、その下に防水シートを積
層一体化せしめ、上記合板と合成樹脂発泡体には同軸的
に多数の孔を穿設し、また前記合成樹脂発泡体には水硬
性物質を混合せしめたことを特徴とするモルタル下地
板」が、また実公昭58−7872号公報には「合成樹脂発泡
体の表面に複数個の凹溝、めくら穴、および貫通孔の少
なくとも1種以上を設け、該凹溝等に水硬化性組成物の
塊を形成すると共に、合成樹脂発泡体の裏面に防水層を
形成したことを特徴とするモルタル下地板」が、夫々示
されている。
前二者の従来技術によるモルタル下地板は、上塗りさ
れるモルタル壁材が表層ボード(合板)に設けた貫通孔
を通ってその下層の合成樹脂発泡体に同軸状に設けた下
孔に入り込むことによる投錨硬化が得られると共に、モ
ルタル壁材が下孔内に圧入される際に下孔内面が拡大さ
れてその分だけモルタル壁材が充填されることによって
モルタル壁材と下地板との連結力がより強力なものとな
る旨記述されている。ところが、貫通孔と同軸状にしか
も大径に形成される下孔の上端縁部から開口部に向けて
表層ボードが突出するような構成であるため、実際に
は、モルタル壁材の塗着圧入によって下孔内の空気を完
全に押し出すことが困難であり、該下孔内に空気溜が残
存しやすいものであった。この残存空気溜はモルタル壁
材と下地板との接着面積を実質的に減少することとなる
ため所期の投錨効果が得られなくなるだけでなく、モル
タル壁材の施工後において外気温の影響によって残存空
気溜が膨張収縮を繰り返し、その応力によって貫通孔縁
部上に塗着されたモルタル壁材に割れが発生しやすくな
るという問題点を有していた。
また後者においては、表層ボードとして用いられる合
成樹脂発泡体自体のモルタル材に対する密着性が良好で
なく強度も低いため、該発泡体に穿設した設溝等内へモ
ルタル材の投錨効果及び該凹溝等に充填あるいは突出形
成される水硬化性組成物の塊による投錨効果によって
も、なおモルタル材に対する密着力を十分に発揮するこ
とが困難なものであった。
本出願人は、これら従来技術の不利欠点に鑑みて鋭意
工夫の末に、上塗りされるモルタル壁材に対して大きな
密着力を発揮することのできる新規な構成のモルタル下
地板を開発することに成功した。そして本発明は、かか
る新規なモルタル下地板を効率的にしかも安価に製造す
るこのできる方法を提供することを目的とするものであ
る。
<課題を解決するための手段> 本発明はかかる目的を達成するために創案されたもの
であって、基板の表面に必要に応じて防水層を形成した
後、その全表面に水硬性無機物を主成分とする混練物を
任意厚さに塗布し、塗布された混練物が未硬化状態にお
いて、その片面側に多数の独立した空気封入部が突設さ
れた軟質合成樹脂シートを用いて該空気封入部が突設さ
れた側を未硬化混練物と接するように積層し、次いで合
成樹脂シートの反対側から押圧することによって空気封
入部を混練物中に埋没せしめ、かかる埋没状態を維持し
つつ混練物を養生硬化させて表面塗着層とし、混練物が
半硬化あるいは硬化した後に該表面塗着層から軟質合成
樹脂シートを剥離することを特徴とする、モルタル下地
板の製造方法。
<作用> 軟質合成樹脂シートの片面に多数突出形成された独立
空気封入部を未硬化混練物に圧接することにより、空気
封入部の先端部ないし中央部がこの押圧力によって膨大
し、かくして膨大化された形状に変形されて未硬化混練
物中に埋没される。軟質合成樹脂シートは混練物が半硬
化ないし硬化して表面塗着層を形成した後に剥離される
が、空気封入部の圧縮変形に対応して先端部ないし中央
部が膨大化された形状を有するめくら孔が表面塗着層中
にその痕跡として残される。従ってめくら孔は、その上
部における開口面積よりも下方における断面積の方が大
きなものとして形成され、モルタル塗材との接着面積が
増大し、投錨効果を向上させて密着力を高める。
<構成の具体的な説明> 以下第1図及び第2図を参照しながら本発明が製造し
ようとするモルタル下地板の構成について詳述すると、
このモルタル下地板10の基板1としては合板、繊維板、
パーティクルホード、無機質等が用いられる。
基板1の表面には、必要に応じて、合成樹脂、合成ゴ
ム等を単独あるいは複数混合して成る防水層2が設けら
れる。
基板1の全表面に直接、あるいは防水層2を介して、
表面塗着層3が設けられる。この表面塗着層3は、例え
ばセメント、石膏、スラグ等の水硬性無機物を主体と
し、これに必要に応じて硅砂、炭酸カルシウム、タル
ク、クレー、シラスバルーン、バーミキュライト、パー
ライト、合成樹脂発泡粒ないし粉砕粒、木粉、フライア
ッシュ等の骨材、ガラス繊維、ロックウール、パルプ、
木質繊維、ヤシ繊維、ナイロン、ビニロン、ポリプロピ
レン繊維等の有機あるいは無機繊維が、またポリビニル
アルコール、メチルセルローズ、合成樹脂等の混和剤、
防水剤等が添加される。
表面塗着層3は少なくとも3mm以上の厚さを有するこ
とが好ましい。これより薄いと、下記するめくら孔の深
さが不十分となって所期の投錨効果を得ることができな
い。表面塗着層の厚さの上限は特に限定的ではないが、
モルタル下地板としての作業性を考慮すると15〜30mm程
度が現実的である。なお表面塗着層の厚さは、後述する
モルタル壁材の1回塗りによって建築基準法、同法施行
令並びに同法施行規則に規定されるところの家屋建築に
伴う防火規制である防火構造壁ないし土塗壁同等構造壁
を得ることができるよう、調整することが好ましい。
表面塗着層3の表面には複数のめくら孔4が形成され
ている。このめくら孔4は上塗りされるモルタル壁材を
投錨的に密着させ、またモルタル壁材に対する接着面積
を拡大することによって接着力を高める作用を有する。
この作用を効果的に発揮するため、めくら孔4は上部に
おける開口面積よりも下方における断面積の方が大きく
形成されることが好ましく、より具体的には、その下部
の底面積に対して上部の開口面積が65〜95%であるよう
な断面台形状に形成されることが好ましい。65%未満で
あると接着面積は増大するものの、開口部が狭くなって
モルタル壁材の塗着の際にめくら孔内の空気が内部から
押し出されにくくなり、残存空気の膨張に伴うクラック
発生の原因となりやすい。また95%を越えると残存空気
の問題は生じないが、めくら孔の内壁が略垂直となって
接着面積の拡大による作用効果が減殺されてしまう。
めくら孔4の断面形状は台形状に限定されず、開口面
積よりも大きな内部断面積を有する形状であれば、上記
と同様の作用効果を発揮することができる。第3図
(a)〜(d)には他の好ましい断面形状が例示されて
いる。なお、同図(a)に示す略太鼓形状もしくは同図
(b)に示す略六角形状の場合には、中央部が最大の断
面積を有するので、開口面積及び/又は低面積が中央部
の断面積に対して65〜95%の範囲となるように形成され
ることが好ましい。
このような構成のモルタル下地板10を製造する本発明
方法は以下の工程より成る。すなわち、第4図に示すよ
うに、基板1の表面に必要に応じて防水層2を形成した
後、その全表面に水硬性無機物を主成分とする混練物
3′を任意厚さに塗布する。塗布された混練物が未硬化
状態において、その片面側に多数の独立した空気封入部
5が突出して配列された軟質合成樹脂シート6を用い、
該空気封入部が突出形成された側を未硬化混練物3′と
接するように積層し、次いで合成樹脂シート6の反対側
から手であるいは任意圧締装置を用いて押圧することに
よって、空気封入部5を混練物中に埋没させる。合成樹
脂シート6は軟質材であるので、これを空気封入部5を
未硬化混練物の表面に当接した状態で積層しつつ反対側
から押圧することにより、その押圧力によって空気封入
部5の先端部ないし中央部が膨大し、このような膨大化
された形状として未硬化混練物3′中に埋没される。
次に、合成樹脂シート6の突出空気封入部5が混練物
3′中に埋没された状態で該混練物を養生硬化して、混
合物層とする。養生は通常行われる常温養生または蒸気
養成等による。養生により混練物が半硬化または硬化さ
れた後、合成樹脂シート6を剥離する。合成樹脂シート
6の剥離の際、混練物中に埋没されていて空気封入部5
は引き伸ばされつつ、半硬化ないし硬化された混練物か
ら抜き出される。かくして、上記したように膨大化され
た形状として未硬化混練物中に埋没されていた空気封入
部5の痕跡が、上部において比較的小さな開口面積を有
し中央部または底部の断面積が比較的大きく形成された
めくら孔として混合物層中に複数形成される。かくして
めくら孔4がその表面に複数開口形成された表面塗着層
3が得られ、モルタル下地板10が製造される。
上記軟質合成樹脂シート6としては、従来より梱包材
として広く使用されているポリエチレンシートを好適に
用いることができる。このポリエチレンシートの一表面
に複数形成された空気封入部5は上端縁が丸みを帯びた
略円柱形状をなしているが、未硬化混練物に圧接される
と該円柱形状の上端部が拡大され、かくして断面略台形
状として混練物中に圧入される。従って、混練物が半硬
化ないし硬化した後に該ポリエチレンシートを剥離する
ことにより、表面塗着層3中に複数の断面略台形状のめ
くら孔4を容易に形成することができる。
上記製造工程において用いられる梱包用ポリエチレン
シート等の合成樹脂シートは、モルタル下地板の出荷前
に剥離しても良いが、これを積層付着せしめた状態にて
出荷することにより、モルタル下地板の表面塗着層の表
面養生シートを兼ねることができ、表面の損傷を防止す
ることができる。このようにして養生シートとして用い
られた合成樹脂シートは、出荷後、施工現場にてモルタ
ル下地板の施工前あるいは施工後に剥離される。
モルタル下地板10は、第5図に示すように、柱や間注
等の下地構造材11上に複数枚を突き合わせて釘12にて打
ち付け固着されて用いられる。固着後、その突き合わせ
部を目地テープ貼りや目地の塗着等によって目地処理13
した後、その表面にモルタル壁材14を吹き付け、コテ塗
り等によってめくら孔3内を充填するように塗着する。
壁面をタイル貼りとする場合は、モルタル壁材の塗着後
にタイルを貼り付けることができ、あるいはタイル直貼
りとすることもできる。
前述したように、本発明方法によって製造されるモル
タル下地板は、その表面にモルタル壁材を1回塗りする
だけで、建築基準法、同法施行令並びに同法施行規則に
記載されるところの家屋建築に伴う防火規制である防火
構造ないし土塗壁同等構造を得ることができる。ここに
「モルタル壁材の1回塗り」とは、下地材(モルタル下
地板)上に塗着されるモルタル壁材が塗着後から養生硬
化までの間にダレの発生、ダレ割れの発生を生じさせな
い塗着工程を意味し、一般に10〜12mm程度の塗厚が限度
である。また、1回のコテ塗りで10〜12mmの塗厚を得る
場合の他、1回目のコテ塗りで5〜6mmの塗厚に塗着し
た後、その養生硬化前の基本的なウエットの状態におい
て2回目のコテ塗りを塗厚5〜6mmに塗着して合計10〜1
2mmの塗厚を得る場合(いわゆる左官用語に言うところ
の追いかけ塗り)も、上記「モルタル壁材の1回塗り」
に含まれる。
本発明者等の実験によれば、土塗壁同等構造壁を得る
には普通モルタルの場合には約13mm以上の塗厚が、特殊
モルタルの場合には約10mm以上の塗厚が必要であり、ま
た防火構造壁を得るには普通モルタルの場合には約18mm
以上の塗厚が、特殊モルタルの場合には約15mm以上の塗
厚が、夫々必要であった。上記した夫々の塗厚の数値
は、モルタル下地板の表面塗着層の厚さとその表面に塗
着形成されるモルタル上塗り層の厚さとの合計を意味す
る。従って、普通モルタルを用いることが前提とした場
合、表面塗着層の厚さを3mm以上とすればモルタル壁材
の1回塗りによって土塗壁同等構造壁が得られ、また8m
m以上とすればモルタル壁材の1回塗りによって防火構
造壁を得ることができる。なお表面塗着層が3mm未満で
あるとめくら孔の深さが不十分となって所期の投錨効果
が得られず、上記した安定の塗厚を得ることが困難とな
ることは前述した通りである。特殊モルタルを用いる場
合は、3mm以上の厚さを有する表面塗着層とすることに
よってモルタル壁材の1回塗りで土塗壁同等構造壁が、
また5mm以上とすることによってモルタル壁材の1回塗
りで防火構造壁が得られる。
本発明方法によって製造されるモルタル下地板を用い
て土塗壁同等の壁面構造と得ようとする場合は、例えば
表面塗着層が3mm厚に形成されたモルタル下地板を外壁
下地構造体上に釘着固定した後、その表面に普通モルタ
ルを塗着して、めくら孔が該普通モルタルに充填される
と共に更に表面塗着層の表面に7mm厚に該普通モルタル
上塗り層が形成されるものとする。これにより、表面塗
着層厚(3mm)+上塗り層厚(7mm)=10mmの塗厚が得ら
れるので、土塗壁同等構造性能範囲となる。また、表面
塗着層を10mm厚に形成したモルタル下地板の表面に、め
くら孔を充填するに十分な普通モルタルを塗着すること
によっても、10mmのモルタル塗厚が確保され、土塗膜同
等構造性能範囲となる。
また、例えば表面塗着層が5mm厚に形成された本発明
のモルタル下地板を外壁下地構造体上に釘着固定した
後、その表面に特殊モルタルを塗着して、めくら孔が外
特殊モルタルに充填されると共に更に表面に塗着層の表
面に10mm厚に外特殊モルタル上塗り層が形成されるもの
とすると、5mm+10mm=15mmのモルタル塗厚が得られる
こととなって、防火構造性能範囲の壁面が得られる。ま
た、25mm厚の表面塗着層を有するモルタル下地板を用い
る場合において、そのめくら孔を普通モルタルによって
充填することにより、25mmのモルタル塗厚を確保するこ
とによっても、防火構造壁が得られる。
<発明の効果> 本発明によれば、基板の表面に複数のめくら孔が形成
された表面塗着層が設けられたモルタル下地板を効率的
且つ安価に製造するための好適な方法が提供される。本
発明方法によって製造されるモルタル下地板は、これを
下地構造材上に釘着固定した後にモルタル壁材を直ちに
塗工することができる。塗着されたモルタル壁材は、モ
ルタル下地板の表面塗着層に複数形成されためくら孔内
に入り込んで投錨的に密着される。めくら孔は、その上
部における表面開口面積よりも下方の断面積の方が大き
く形成されるので、投錨効果が向上すると共にモルタル
壁材に対する接着面積が増大するため、密着力が大幅に
向上する。めくら孔はモルタル下地板の表面に直接開口
されているため、モルタル壁材はめくら孔内の全般に亙
って充填され、めくら孔内に空気が残存されることがな
く、従って残存空気の収縮膨張に伴って発生するクラッ
クを防止することができる。また本発明方法によって製
造されるモルタル下地板を用いることにより、防火構造
壁あるいは土塗壁同等構造壁が、モルタル壁材の1回塗
りによって容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によって製造されるモルタル下地板
の構成を概略的に示す斜視図、第2図はその部分拡大断
面図、第3図は該モルタル下地板の表面塗着層に形成さ
れるめくら孔の形状についての変形例を示す部分拡大断
面図、第4図は本発明によるモルタル下地板の好適な製
造方法を示す斜視図、第5図はモルタル下地板の施工例
を示す断面図である。 符号の説明 1……基板、2……防水層、3……表面塗着層、4……
めくら孔、5……空気封入部、6……合成樹脂シート、
10……モルタル下地板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 1/94 E04B 1/94 L

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面に必要に応じて防水層を形成し
    た後、その全表面に水硬性無機物を主成分とする混練物
    を任意厚さに塗布し、塗布された混練物が未硬化状態に
    おいて、その片面側に多数の独立した空気封入部が突設
    された軟質合成樹脂シートを用いて該空気封入部が突設
    された側を未硬化混練物と接するように積層し、次いで
    合成樹脂シートの反対側から押圧することによって空気
    封入部を混練物中に埋没せしめ、かかる埋没状態を維持
    しつつ混練物を養生硬化させて表面塗着層とし、混練物
    が半硬化あるいは硬化した後に該表面塗着層から軟質合
    成樹脂シートを剥離することを特徴とする、モルタル下
    地板の製造方法。
  2. 【請求項2】上記軟質合成樹脂シートとしてポリエチレ
    ン梱包シートを用いる、請求項1記載のモルタル下地板
    の製造方法。
  3. 【請求項3】上記軟質合成樹脂シートをモルタル下地板
    の表面塗着層に対する養生シートとして用い、施工現場
    にてこれを剥離する、請求項1記載のモルタル下地板の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006102285A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Inax Corp 便座の製造方法及び便座本体
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