JP3210889B2 - 直交2偏波導波管入力装置およびそれを用いた衛星放送受信用のコンバータ - Google Patents

直交2偏波導波管入力装置およびそれを用いた衛星放送受信用のコンバータ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直交2偏波導波管入
力装置に関し、特に各々の偏波面の方向が相互に直交す
る2つの電波を受信するための、衛星放送・衛星通信受
信用コンバータ(LNB)等において、導波管入力部の
構造に特徴を有する直交2偏波導波管入力装置の改良、
およびそうした直交2偏波導波管を用いた衛星放送・衛
星通信受信用(以下「衛星放送受信用」と呼ぶ。)コン
バータに関する。
【0002】
【従来の技術】図16を参照して、従来の直交2偏波導
波管入力装置の一例について説明する。図16(a)は
正面の断面図であり、図16(b)は側面図であり、図
16(c)は平面図である。特に図16(a)は図16
(c)の断面S−Sにおける断面図である。直交2偏波
導波管入力装置90は、偏波を導入する導波管90a
と、垂直偏波の偏波面2に平行な方向に導波管90aに
装着され垂直偏波を受信するためのプローブ25と、水
平偏波の偏波面3に平行な方向に導波管90aに装着さ
れたプローブ26と、短絡棒6と、プローブ25と接続
されプローブ25に直交する状態で取付部29aに配置
された回路基板27と、プローブ26と接続されプロー
ブ26に直交する状態で取付部29bに配置された回路
基板28と、回路基板27と回路基板28とを接続する
ための接続部31とを含む。
【0003】導波管90aは内壁に短絡壁8を形成す
る。導波管90aには、2つの偏波面2および3とそれ
ぞれ平行な方向に2つのプローブ25および26が装着
される。プローブ25および26と回路基板27および
28との接続は両者を直交状態(ねじれの位置)に配置
して行なわれる。したがって導波管90aの外周壁にお
いて、プローブ25および26が各々突出するそれぞれ
の側に取付部29aおよび29bが設けられ、その取付
部29aおよび29bに回路基板27および28がそれ
ぞれ取付けられている。導波管90aに受信される2つ
の偏波面2および3は互いに直交している。いわゆる垂
直偏波は偏波面2に対応し、水平偏波は偏波面3に対応
する。垂直偏波を給電し回路基板に偏波信号を伝達する
ためにプローブ25および短絡棒6が設置されている。
また水平偏波を給電し回路基板に偏波信号を伝達するた
めにプローブ26と短絡壁8とが設置されている。
【0004】プローブ25および26は直交2偏波のそ
れぞれを受信する。プローブ25は受信した偏波面3の
偏波信号を回路基板27へ伝達する。プローブ26は受
信した偏波面2の偏波信号を回路基板28へ伝達する。
回路基板28は接続部31を介して偏波信号を回路基板
27へ伝達する。回路基板27はプローブ25から伝達
された偏波信号と回路基板28から伝達された偏波信号
とを合成する。
【0005】図17を参照して、従来の直交2偏波導波
管入力装置の他の一例について説明する。図17(a)
は正面の断面図、図17(b)は側面図であり、図17
(c)は平面図である。特に図17(a)は図17
(c)の断面T−Tにおける断面図である。直交2偏波
導波管入力装置100は、導波管100aと、互いに直
交する2つの偏波面2および3にそれぞれ平行な方向に
装着されたプローブ34および35と、プローブ34お
よび35と接続されプローブ34および35とそれぞれ
略45°の角度で交差する状態で取付部33に配置され
た回路基板32とを含む。
【0006】導波管100aの外周壁に形成される回路
基板32の取付部33は、2つの偏波面2および3に対
してともに45°となる向きに回路基板32が取付けら
れるように構成される。このため2つのプローブ34お
よび35からの2つの信号は1枚の回路基板32により
受入れることができる。すなわちプローブ34および3
5は直交2偏波のそれぞれを受信する。プローブ34は
受信した偏波面2の偏波信号を回路基板32へ伝達す
る。プローブ35は受信した偏波面3の偏波信号を回路
基板32へ伝達する。回路基板32はこれらの偏波信号
を合成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図16で説明した入力
部構造を有する導波管入力装置においては、プローブ2
5および26で受入れた信号を増幅し、合成して出力す
るためには、回路基板27および28の各々にプローブ
25および26からの信号を受入れるための回路を具備
させることに加えて、一方の回路基板27に信号の合成
手段を設け、他方の回路基板28から接続部31を介し
て合成手段を設けた回路基板27へ信号を伝達しなけれ
ばならない。
【0008】しかしそのように信号を引き回すと、回路
パターンや構造が複雑化するばかりでなく、偏波信号は
周波数が極めて高いため、信号のロスが増加したり干渉
を起こしたりしやすい。このため回路パターンの引き回
しには極めて高度な配慮が必要となり回路設計が極めて
難しくなるという課題がある。また導波管を組立てる場
合においても、2枚の回路基板27および28の取付が
必要な上に、接続部31への接続の際には高周波的な配
慮が必要となるので、その作業が難しくなり、コストア
ップにつながるという課題があった。
【0009】一方図17で説明した入力部構造を有する
導波管入力装置においては、基板が1枚なので、2枚の
基板を接続するための配線をしなくてもよいという利点
がある。しかしこの装置では、回路基板32の取付部3
3に対して、プローブ34および35を挿入するための
取付孔(2箇所)を、各々向かい合うようにして45°
の角度を精度よく設ける必要がある。このため取付部の
構造設計が複雑になるばかりでなく、極めて高度な加工
技術が不可欠である。このためその加工作業が難しくな
り、組立作業も複雑になる。したがってコストアップに
つながるばかりでなく、量産時の品質ばらつきが大きく
なり、1台ずつ調整しなければ性能が満足できないとい
う課題があった。
【0010】このような直交2偏波導波管装置を利用す
る装置としてたとえば衛星放送受信用コンバータがある
が、衛星放送受信用コンバータでも、上記した直交2偏
波導波管装置の問題点がそのまま問題点となっている。
【0011】本願発明は係る課題を解決するためになさ
れたものであり、請求項1に記載の発明の目的は、回路
設計が簡単になるとともに、プローブ取付部の構造設
計、加工、および取付作業性が極めて良く、材料費およ
び組立加工費を低減することができ、量産性に優れ、さ
らに良好な受信特性を得ることができる、直交2偏波導
波管入力装置を提供することにある。
【0012】請求項2に記載の発明の目的は、請求項1
に記載の発明の目的に加え、水平偏波受信用プローブと
垂直偏波受信用プローブとを1枚の基板に接続すること
ができ、かつプローブの取付孔を極めて容易に設計で
き、加工することができ、かつプローブと導波管本体と
を極めて容易に組立てることができる直交2偏波導波管
入力装置を提供することにある。
【0013】請求項3〜請求項13に記載の発明の目的
は、請求項2に記載の発明の目的に加え、より一層良好
な受信特性を得ることができる直交2偏波導波管入力装
置を提供することにある。
【0014】請求項14および請求項15に記載の発明
の目的は、請求項1に記載の発明の目的に加え、水平偏
波受信用プローブと垂直偏波受信用プローブとを1枚の
基板に接続することができ、かつプローブを挿入するた
めの取付孔を容易に設計し、加工することができ、かつ
プローブと導波管本体とを容易に組立てることができる
直交2偏波導波管入力装置を提供することにある。
【0015】請求項16に記載の発明の目的は、回路設
計が簡単になるとともに、プローブ取付孔の構造設計、
加工、および取付作業性が極めて良く、量産性に優れ、
さらに良好な特性を得ることができる直交2偏波導波管
入力装置を提供することにある。
【0016】請求項17に記載の発明の目的は、請求項
1〜16に記載の直交2偏波導波管入力装置により得ら
れる効果を持つ衛星放送受信用のコンバータを提供する
ことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、互いに直交する第1の偏波面を有する第1の偏波と
第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直交2偏波を
導入し、かつ伝搬するために、一端が開口し他端が短絡
壁において閉ざされた導波管と、先端部が第1の偏波面
と平行に、導波管の直交2偏波が伝搬する方向に伸びる
内周壁に突出して設けられ、第1の偏波を受信するため
の第1のプローブと、先端部が第2の偏波面と平行に、
導波管の直交2偏波が伝搬する方向に伸びる内周壁に突
出して設けられ、第2の偏波を受信するための第2のプ
ローブと、導波管の直交2偏波が伝搬する方向に伸びる
外周壁に第2の偏波面と平行に設けられ、第1のプロー
ブと第2のプローブとに接続され、第1のプローブが受
信した第1の偏波の信号と第2のプローブが受信した第
2の偏波の信号とを受取って合成するための回路基板と
を含み、第2のプローブは、先端部を形成し第2の偏波
を受信して回路基板へ伝達するための中芯導体を含み、
中芯導体は、突出方向から回路基板への方向へ略直角に
曲がるように形成された曲げ部を有することを特徴とす
る。
【0018】請求項1に記載の発明によれば、導波管
は、互いに直交する第1の偏波面を有する第1の偏波と
第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直交2偏波を
導入しかつ伝搬する。第1のプローブが第1の偏波を受
信する。第2のプローブが第2の偏波を受信する。回路
基板は導波管の外周壁に第2の偏波面と平行に設けら
れ、第1のプローブと第2のプローブとに接続され、第
1のプローブが受信した第1の偏波の信号と第2のプロ
ーブが受信した第2の偏波の信号とを受取って合成す
る。
【0019】したがって、導波管の第2の偏波面に平行
な外周壁に垂直に挿入され装着される第1のプローブ
と、第2のプローブとが共通の回路基板に接続される。
このため第1のプローブと第2のプローブとが別個の回
路基板に接続されている場合と比較して、第1のプロー
ブの受信した偏波信号と第2のプローブの受信した偏波
信号とを合成するための回路基板の回路設計が簡単にな
るとともに、材料費を低減することができる。また、第
1のプローブおよびその装着部の構造設計が簡単になる
とともに、加工が容易となり取付作業性が向上し、組立
加工費を低減でき、量産性を向上させることができる。
さらに回路基板は回路設計が簡単となりプローブの取付
精度が向上するため良好な特性を得ることができる。
た、第2のプローブを導波管の第1の偏波面と平行な方
向に沿って導波管の外周壁に挿入して装着できる。この
ため第2のプローブおよびその装着部の構造設計も第1
のプローブの場合と同様に簡単になるとともに、加工も
簡単となり取付作業性が向上し、組立加工費を低減で
き、量産性を向上させることができる。
【0020】
【0021】
【0022】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の発明であって、第2のプローブは、中芯導体の周囲を
覆うための誘電体をさらに含み、誘電体は導波管の内周
壁の一部を形成することを特徴とする。
【0023】請求項に記載の発明によれば、請求項
に記載の発明の作用、効果に加え、導波管内へ導入され
た直交2偏波に面する導波管の内周壁を誘電体で形成し
て、直交2偏波のインピーダンスに適合するように構成
することができる。このため良好な受信特性を得ること
ができる。
【0024】請求項に記載の発明は、互いに直交する
第1の偏波面を有する第1の偏波と第2の偏波面を有す
る第2の偏波とを含む直交2偏波を導入し、かつ伝搬す
るために、一端が開口し他端が短絡壁において閉ざされ
た導波管と、先端部が第1の偏波面と平行に導波管の内
周壁に突出して設けられ、第1の偏波を受信するための
第1のプローブと、先端部が第2の偏波面と平行に導波
管の内周壁に突出して設けられ、第2の偏波を受信する
ための第2のプローブと、導波管の外周壁に第2の偏波
面と平行に設けられ、第1のプローブと第2のプローブ
とに接続され、第1のプローブが受信した第1の偏波の
信号と第2のプローブが受信した第2の偏波の信号とを
受取って合成するための回路基板とを含み、第2のプロ
ーブは、先端部を形成し第2の偏波を受信して回路基板
へ伝達するための中芯導体を含み、中芯導体は、突出方
向から回路基板への方向へ略直角に曲がるように形成さ
れた曲げ部を有し、第2のプローブは、中芯導体の周囲
を覆うための誘電体をさらに含み、誘電体は導波管の内
周壁の一部を形成し、かつ誘電体の表面は薄膜金属で覆
われていることを特徴とする。
【0025】請求項に記載の発明によれば、導波管
は、互いに直交する第1の偏波面を有する第1の偏波と
第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直交2偏波を
導入しかつ伝搬する。第1のプローブが第1の偏波を受
信する。第2のプローブが第2の偏波を受信する。回路
基板は導波管の外周壁に第2の偏波面と平行に設けら
れ、第1のプローブと第2のプローブとに接続され、第
1のプローブが受信した第1の偏波の信号と第2のプロ
ーブが受信した第2の偏波の信号とを受取って合成す
る。したがって、導波管の第2の偏波面に平行な外周壁
に垂直に挿入され装着される第1のプローブと、第2の
プローブとが共通の回路基板に接続される。このため第
1のプローブと第2のプローブとが別個の回路基板に接
続されている場合と比較して、第1のプローブの受信し
た偏波信号と第2のプローブの受信した偏波信号とを合
成するための回路基板の回路設計が簡単になるととも
に、材料費を低減することができる。また、第1のプロ
ーブおよびその装着部の構造設計が簡単になるととも
に、加工が容易となり取付作業性が向上し、組立加工費
を低減でき、量産性を向上させることができる。さらに
回路基板は回路設計が簡単となりプローブの取付精度が
向上するため良好な特性を得ることができる。第2のプ
ローブを導波管の第1の偏波面と平行な方向に沿って導
波管の外周壁に挿入して装着できる。このため第2のプ
ローブおよびその装着部の構造設計も第1のプローブの
場合と同様に簡単になるとともに、加工も簡単となり取
付作業性が向上し、組立加工費を低減でき、量産性を向
上させることができる。さらに、導波管内へ導入された
直交2偏波に面する導波管の内周壁を誘電体で形成し、
さらにその表面を薄膜金属で覆って、直交2偏波のイン
ピーダンスに適合するように構成することができる。こ
のためより一層良好な受信特性を得ることができる。
【0026】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の発明であって、第2のプローブは、中芯導体の周囲を
覆うための誘電体と、誘電体に隣接して設けられ、導波
管の内周壁の一部を形成するための導体とをさらに含む
ことを特徴とする。
【0027】請求項に記載の発明によれば、請求項
に記載の発明の作用、効果に加え、導波管内へ導入され
た直交2偏波に面する導波管内の内周壁を導体で形成し
て、直交2偏波のインピーダンスに適合するように構成
することができる。このためより一層良好な受信特性を
得ることができる。
【0028】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の発明であって、第2のプローブは、中芯導体の周囲を
覆うための誘電体をさらに含み、誘電体は、所定の誘電
率、所定の形状を有するように調整することが可能であ
り、中芯導体は曲がり角度を調整することが可能である
ことを特徴とする。
【0029】請求項に記載の発明によれば、請求項
に記載の発明の作用、効果に加え、導波管内へ導入され
た直交2偏波に面する導波管内の内周壁と中芯導体の曲
がり角度とを、直交2偏波のインピーダンスに適合する
ように調整することができる。このためより一層良好な
受信特性を得ることができる。
【0030】請求項に記載の発明は、請求項に記載
の発明であって、曲げ部は4分の1円の形状を有するこ
とを特徴とする。
【0031】請求項に記載の発明によれば、請求項
に記載の発明の作用、効果に加え、曲げ部での受信偏波
信号の反射干渉が減少し、より広い帯域の周波数を受信
できる。このため良好な受信特性を得ることができる。
【0032】請求項に記載の発明は、互いに直交する
第1の偏波面を有する第1の偏波と第2の偏波面を有す
る第2の偏波とを含む直交2偏波を導入し、かつ伝搬す
るために、一端が開口し他端が短絡壁において閉ざされ
た導波管と、先端部が第1の偏波面と平行に導波管の内
周壁に突出して設けられ、第1の偏波を受信するための
第1のプローブと、先端部が第2の偏波面と平行に導波
管の内周壁に突出して設けられ、第2の偏波を受信する
ための第2のプローブと、導波管の外周壁に第2の偏波
面と平行に設けられ、第1のプローブと第2のプローブ
とに接続され、第1のプローブが受信した第1の偏波の
信号と第2のプローブが受信した第2の偏波の信号とを
受取って合成するための回路基板とを含み、第2のプロ
ーブは、先端部を形成し第2の偏波を受信して回路基板
へ伝達するための中芯導体を含み、中芯導体は、突出方
向から回路基板への方向へ略直角に曲がるように形成さ
れた曲げ部を有し、曲げ部は、先端部から回路基板の方
向へ略45°に曲がっている第1の屈曲部と、第1の屈
曲部からさらに回路基板の方向へ略45°に曲がってい
る第2の屈曲部とを有することを特徴とする。
【0033】請求項に記載の発明によれば、導波管
は、互いに直交する第1の偏波面を有する第1の偏波と
第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直交2偏波を
導入しかつ伝搬する。第1のプローブが第1の偏波を受
信する。第2のプローブが第2の偏波を受信する。回路
基板は導波管の外周壁に第2の偏波面と平行に設けら
れ、第1のプローブと第2のプローブとに接続され、第
1のプローブが受信した第1の偏波の信号と第2のプロ
ーブが受信した第2の偏波の信号とを受取って合成す
る。したがって、導波管の第2の偏波面に平行な外周壁
に垂直に挿入され装着される第1のプローブと、第2の
プローブとが共通の回路基板に接続される。このため第
1のプローブと第2のプローブとが別個の回路基板に接
続されている場合と比較して、第1のプローブの受信し
た偏波信号と第2のプローブの受信した偏波信号とを合
成するための回路基板の回路設計が簡単になるととも
に、材料費を低減することができる。また、第1のプロ
ーブおよびその装着部の構造設計が簡単になるととも
に、加工が容易となり取付作業性が向上し、組立加工費
を低減でき、量産性を向上させることができる。さらに
回路基板は回路設計が簡単となりプローブの取付精度が
向上するため良好な特性を得ることができる。第2のプ
ローブを導波管の第1の偏波面と平行な方向に沿って導
波管の外周壁に挿入して装着できる。このため第2のプ
ローブおよびその装着部の構造設計も第1のプローブの
場合と同様に簡単になるとともに、加工も簡単となり取
付作業性が向上し、組立加工費を低減でき、量産性を向
上させることができる。さらに、曲げ部での受信偏波信
号の反射干渉が減少し、より広い帯域の周波数を受信で
きる。このためより一層良好な受信特性を得ることがで
きる。
【0034】請求項に記載の発明は、互いに直交する
第1の偏波面を有する第1の偏波と第2の偏波面を有す
る第2の偏波とを含む直交2偏波を導入し、かつ伝搬す
るために、一端が開口し他端が短絡壁において閉ざされ
た導波管と、先端部が第1の偏波面と平行に導波管の内
周壁に突出して設けられ、第1の偏波を受信するための
第1のプローブと、先端部が第2の偏波面と平行に導波
管の内周壁に突出して設けられ、第2の偏波を受信する
ための第2のプローブと、導波管の外周壁に第2の偏波
面と平行に設けられ、第1のプローブと第2のプローブ
とに接続され、第1のプローブが受信した第1の偏波の
信号と第2のプローブが受信した第2の偏波の信号とを
受取って合成するための回路基板とを含み、第2のプロ
ーブは、先端部を形成し第2の偏波を受信して回路基板
へ伝達するための中芯導体を含み、中芯導体は、突出方
向から回路基板への方向へ略直角に曲がるように形成さ
れた曲げ部を有し、さらに第2のプローブの先端部が、
第2の偏波面と平行な面内において、導波管の中心軸と
直角に交差する方向から予め定められた角度だけ振られ
るように第2のプローブが回路基板に取り付けられてい
ることを特徴とする。
【0035】請求項に記載の発明によれば、導波管
は、互いに直交する第1の偏波面を有する第1の偏波と
第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直交2偏波を
導入しかつ伝搬する。第1のプローブが第1の偏波を受
信する。第2のプローブが第2の偏波を受信する。回路
基板は導波管の外周壁に第2の偏波面と平行に設けら
れ、第1のプローブと第2のプローブとに接続され、第
1のプローブが受信した第1の偏波の信号と第2のプロ
ーブが受信した第2の偏波の信号とを受取って合成す
る。したがって、導波管の第2の偏波面に平行な外周壁
に垂直に挿入され装着される第1のプローブと、第2の
プローブとが共通の回路基板に接続される。このため第
1のプローブと第2のプローブとが別個の回路基板に接
続されている場合と比較して、第1のプローブの受信し
た偏波信号と第2のプローブの受信した偏波信号とを合
成するための回路基板の回路設計が簡単になるととも
に、材料費を低減することができる。また、第1のプロ
ーブおよびその装着部の構造設計が簡単になるととも
に、加工が容易となり取付作業性が向上し、組立加工費
を低減でき、量産性を向上させることができる。さらに
回路基板は回路設計が簡単となりプローブの取付精度が
向上するため良好な特性を得ることができる。第2のプ
ローブを導波管の第1の偏波面と平行な方向に沿って導
波管の外周壁に挿入して装着できる。このため第2のプ
ローブおよびその装着部の構造設計も第1のプローブの
場合と同様に簡単になるとともに、加工も簡単となり取
付作業性が向上し、組立加工費を低減でき、量産性を向
上させることができる。さらに、先端部をこのようにあ
る角度だけ振って導波管内に挿入することによって、各
部の寸法、加工精度、波長などによって生じる干渉を調
整でき、最もよい特性を得るような位置とすることがで
きる。加工精度によるバラツキ等の影響を消して、より
製造のし易い、かつ良好な受信特性の直交2偏波導波管
入力装置を得ることができる。
【0036】請求項に記載の発明は、互いに直交する
第1の偏波面を有する第1の偏波と第2の偏波面を有す
る第2の偏波とを含む直交2偏波を導入し、かつ伝搬す
るために、一端が開口し他端が短絡壁において閉ざされ
た導波管と、先端部が第1の偏波面と平行に導波管の内
周壁に突出して設けられ、第1の偏波を受信するための
第1のプローブと、先端部が第2の偏波面と平行に導波
管の内周壁に突出して設けられ、第2の偏波を受信する
ための第2のプローブと、導波管の外周壁に第2の偏波
面と平行に設けられ、第1のプローブと第2のプローブ
とに接続され、第1のプローブが受信した第1の偏波の
信号と第2のプローブが受信した第2の偏波の信号とを
受取って合成するための回路基板とを含み、第2のプロ
ーブは、先端部を形成し第2の偏波を受信して回路基板
へ伝達するための中芯導体を含み、中芯導体は、突出方
向から回路基板への方向へ略直角に曲がるように形成さ
れた曲げ部を有し、さらに導波管は、回路基板に望む面
に開口し、かつ導波管内周面にも開口する深溝を有し、
深溝は第2のプローブの曲げ部より先の先端部を第2の
偏波面と平行に維持して挿入できる大きさを有し、第2
のプローブを深溝に挿入した後、第2のプローブの先端
部を導波管内周面への開口に進入させて導波管内に突出
させたことを特徴とする。
【0037】請求項に記載の発明によれば、導波管
は、互いに直交する第1の偏波面を有する第1の偏波と
第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直交2偏波を
導入しかつ伝搬する。第1のプローブが第1の偏波を受
信する。第2のプローブが第2の偏波を受信する。回路
基板は導波管の外周壁に第2の偏波面と平行に設けら
れ、第1のプローブと第2のプローブとに接続され、第
1のプローブが受信した第1の偏波の信号と第2のプロ
ーブが受信した第2の偏波の信号とを受取って合成す
る。したがって、導波管の第2の偏波面に平行な外周壁
に垂直に挿入され装着される第1のプローブと、第2の
プローブとが共通の回路基板に接続される。このため第
1のプローブと第2のプローブとが別個の回路基板に接
続されている場合と比較して、第1のプローブの受信し
た偏波信号と第2のプローブの受信した偏波信号とを合
成するための回路基板の回路設計が簡単になるととも
に、材料費を低減することができる。また、第1のプロ
ーブおよびその装着部の構造設計が簡単になるととも
に、加工が容易となり取付作業性が向上し、組立加工費
を低減でき、量産性を向上させることができる。さらに
回路基板は回路設計が簡単となりプローブの取付精度が
向上するため良好な特性を得ることができる。第2のプ
ローブを導波管の第1の偏波面と平行な方向に沿って導
波管の外周壁に挿入して装着できる。このため第2のプ
ローブおよびその装着部の構造設計も第1のプローブの
場合と同様に簡単になるとともに、加工も簡単となり取
付作業性が向上し、組立加工費を低減でき、量産性を向
上させることができる。さらに、第2のプローブの先端
部が導波管内に望む部分の開口を小さくすることがで
き、実質的に導波管の内周壁が金属導体の一体形成物で
あるかのようにすることができる。そのため、一層良好
な受信特性および交差偏波特性を得ることができる。
【0038】請求項1に記載の発明は、請求項に記
載の発明であって、深溝のうち、第2のプローブを深溝
に挿入し先端部が導波管内周面への開口に進入するよう
に第2のプローブを移動させた後に形成される残余の空
間を金属導体で埋めたことを特徴とする。
【0039】請求項1に記載の発明によれば、請求項
に記載の発明の作用、効果に加え、深溝の中に残る空
間を金属導体で埋めることにより、伝送インピーダンス
良好にすることができる。伝送損失を低減でき、一層良
好な受信特性および交差偏波特性を得ることができる。
【0040】請求項1に記載の発明は、請求項に記
載の発明であって、第2のプローブは、深溝において第
2の偏波面と平行な面内において、導波管の中心軸と交
差する方向にスライド可能であり、回路基板には、第2
のプローブの、回路基板への接続部分が挿入される、第
2のプローブのスライド方向に沿った長径を有する長円
形状の接続穴が形成されていることを特徴とする。
【0041】請求項1に記載の発明によれば、請求項
に記載の発明の作用、効果に加えて、第2のプローブ
の先端部の、導波管内部への突出部分の長さを、取付け
時に調整することができる。導波管とプローブ間のイン
ピーダンス調整ができ、一層良好な受信特性および交差
偏波特性を得ることができる。
【0042】請求項1に記載の発明は、請求項に記
載の発明であって、深溝の内周壁を覆う誘電体層をさら
に含む。誘電体層は、第2のプローブの先端部を第2の
偏波面と平行に保ちながら第2のプローブの中芯軸を深
溝の深さ方向に挿入できる大きさおよび深さを有する細
深溝を深溝内に形成し、中芯軸を細深溝内に挿入した
後、第2のプローブの先端部を導波管内に突出させたこ
とを特徴とする。
【0043】請求項1に記載の発明によれば、請求項
に記載の発明の作用、効果に加え、深溝の内周壁が誘
電体で覆われているため、中芯導体と誘電体とによる伝
送インピーダンスを良好にすることができる。その結
果、より一層良好な受信特性および交差偏波特性を得る
ことができる。
【0044】請求項1に記載の発明は、互いに直交す
る第1の偏波面を有する第1の偏波と第2の偏波面を有
する第2の偏波とを含む直交2偏波を導入し、かつ伝搬
するために、一端が開口し他端が短絡壁において閉ざさ
れた導波管と、先端部が第1の偏波面と平行に導波管の
内周壁に突出して設けられ、第1の偏波を受信するため
の第1のプローブと、先端部が第2の偏波面と平行に導
波管の内周壁に突出して設けられ、第2の偏波を受信す
るための第2のプローブと、導波管の外周壁に第2の偏
波面と平行に設けられ、第1のプローブと第2のプロー
ブとに接続され、第1のプローブが受信した第1の偏波
の信号と第2のプローブが受信した第2の偏波の信号と
を受取って合成するための回路基板とを含み、第2のプ
ローブは第2の偏波を受信して回路基板へ伝達するため
の中芯導体を含み、中芯導体は、突出方向から回路基板
の方向へ略45°に曲げられた曲げ部を有することを特
徴とする。
【0045】請求項1に記載の発明によれば、導波管
は、互いに直交する第1の偏波面を有する第1の偏波と
第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直交2偏波を
導入しかつ伝搬する。第1のプローブが第1の偏波を受
信する。第2のプローブが第2の偏波を受信する。回路
基板は導波管の外周壁に第2の偏波面と平行に設けら
れ、第1のプローブと第2のプローブとに接続され、第
1のプローブが受信した第1の偏波の信号と第2のプロ
ーブが受信した第2の偏波の信号とを受取って合成す
る。したがって、導波管の第2の偏波面に平行な外周壁
に垂直に挿入され装着される第1のプローブと、第2の
プローブとが共通の回路基板に接続される。このため第
1のプローブと第2のプローブとが別個の回路基板に接
続されている場合と比較して、第1のプローブの受信し
た偏波信号と第2のプローブの受信した偏波信号とを合
成するための回路基板の回路設計が簡単になるととも
に、材料費を低減することができる。また、第1のプロ
ーブおよびその装着部の構造設計が簡単になるととも
に、加工が容易となり取付作業性が向上し、組立加工費
を低減でき、量産性を向上させることができる。さらに
回路基板は回路設計が簡単となりプローブの取付精度が
向上するため良好な特性を得ることができる。さらに、
曲げ部での受信偏波信号の反射干渉が減少し、より広い
帯域の周波数を受信することができる。このためより一
層良好な受信特性を得ることができる。
【0046】請求項1に記載の発明は、請求項1
記載の発明であって、中芯導体の先端形状は、導波管内
のインピーダンスに適合するように調整された形状であ
ることを特徴とする。
【0047】請求項1に記載の発明によれば、請求項
に記載の発明の作用、効果に加え、導波管に導入さ
れる偏波の周波数、導波管の形状に応じて、中芯導体の
先端形状を調整できる。このためより一層良好な受信特
性を得ることができる。
【0048】請求項1に記載の発明は、互いに直交す
る第1の偏波面を有する第1の偏波と第2の偏波面を有
する第2の偏波とを含む直交2偏波を導入し、かつ伝搬
するために、一端が開口し他端が短絡壁によって閉ざさ
れた導波管と、先端部が第1の偏波面と平行に導波管の
内周壁に突出して設けられ、第1の偏波を受信するため
の第1のプローブと、先端部が第2の偏波面と平行に導
波管の内周壁に突出して設けられ、第2の偏波を受信す
るための第2のプローブと、第1のプローブと接続され
る第1の部分と第2のプローブと接続される第2の部分
とを含み、かつ少なくとも第1の部分と第2の部分との
境界部分が可撓性を有する回路基板とを含み、第2の部
分が第1の偏波面と平行に、かつ第1の部分が第2の偏
波面とをそれぞれ平行になるように、回路基板が境界部
分で折り曲げられて導波管に取付けられることを特徴と
する。
【0049】請求項1に記載の発明によれば、導波管
の、第2の偏波面に平行な外周壁に垂直に挿入され装着
される第1のプローブと、第1の偏波面に平行な外周壁
に垂直に挿入され装着される第2のプローブとが、第1
の部分と第2の部分とを含み、かつ少なくとも第1の部
分と第2の部分との境界部分が可撓性を有する共通の回
路基板に接続される。このため第1のプローブと第2の
プローブとが別個の回路基板に接続された場合に比較し
て、第1のプローブの受信した偏波信号と第2のプロー
ブの受信した偏波信号とを合成するための回路基板の回
路設計が簡単になるとともに、第1のプローブおよびそ
の装着部、第2のプローブおよびその装着部の双方の構
造設計が簡単になり、取付作業性が向上し、組立加工費
を低減でき、量産性を向上させることができる。
【0050】請求項1に記載の発明によれば、衛星放
送受信用のコンバータは、請求項1〜1のいずれかに
記載の直交2偏波導波管入力装置と、直交2偏波導波管
入力装置の出力から中間周波数信号を得るコンバート回
路とを含む。
【0051】請求項1に記載の発明によれば、請求項
1〜1のいずれかに記載の直交2偏波導波管入力装置
の持つ効果をそのまま実現することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1を参照して、本実施の形
態1に係る直交2偏波導波管入力装置1について説明す
る。図16で説明した直交2偏波導波管入力装置と同一
の要素には同一の参照符号を付している。これらについ
ての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0053】一方の偏波面3(水平偏波)と回路基板4
とが平行に位置しており、もう一方の偏波面2(垂直偏
波)と2個のプローブ5および7とが平行に位置してい
る。プローブ5および7はともに回路基板4に接続され
ている。プローブ7の中芯導体9の先端部10は、導波
管1の内壁に突出する方向へ略直角に曲がっている。プ
ローブ7は、導波管1aに形成された空洞部に、上方か
ら挿入され装着される。図1は、プローブ7を装着した
後の状態を示している。図1に示すように、プローブ7
が装着された状態では空洞部1bが形成される。導波管
1aの材質としては、主として亜鉛ダイキャスト、アル
ミダイキャスト等が用いられる。プローブ5および7の
材質としては、主としてポリエチレン、テフロン等の樹
脂が用いられる。中芯導体9の材質としては、主として
真鍮、ニッケル等の金属が用いられる。
【0054】本実施の形態1によれば、直交する2偏波
をそれぞれ受信するための2つのプローブ5および7
は、同一の回路基板4に接続される。また2つのプロー
ブ5および7は導波管1aの外壁に直交する方向におい
て互いに平行に取付けられる。
【0055】したがって2つのプローブ5および7が別
個の回路基板に接続されている場合と比較して、高周波
信号である2偏波を合成処理するための回路パターンの
引き回し等を含む回路設計が簡単になるとともに、回路
基板が1枚で済むので材料費を低減でき、かつ交差偏波
特性や入力リターンロスの良好な直交2偏波導波管入力
装置を提供することができる。
【0056】また導波管の外壁に互いに45°の角度で
プローブ5および7を取付ける場合と比較して、プロー
ブ取付部の構造設計およびプローブ取付部の加工の対象
が金型で形成できる孔を用いた簡単な構造になるととも
に、プローブの取付作業性が向上する。このため組立加
工費を低減することができ、かつ量産性に優れた直交2
偏波導波管入力装置を提供することができる。
【0057】図2を参照して、本実施の形態に係る直交
2偏波導波管入力装置の入力周波数と交差偏波特性との
関係、および入力周波数と入力リターンロスとの関係
を、従来の例と比較して説明する。本実施の形態に係る
直交2偏波導波管入力装置では、周波数の極めて高い偏
波信号における信号のロスの増加や干渉等を防止するた
めの、回路パターンの引き回しにおける高度な配慮が不
要であるために、回路パターン設計が簡単となる。また
回路基板の取付のための加工組立においても、高周波信
号を扱う基板であることによる配慮が不要となる。この
ため交差偏波特性および入力リターンロスが従来の直交
2偏波導波管入力装置よりも改善されている。
【0058】図3は、この実施の形態1に係る直交2偏
波導波管入力装置を用いた衛星放送受信用コンバータ6
1の組立構造を示した分解斜視図である。図3を参照し
て、円形導波管1aを備えたシャーシ本体45の所定の
穴1cおよび1bにそれぞれプローブ5および7を挿入
する。このとき、プローブ5および7の中芯導体がそれ
ぞれ回路基板4上に形成された孔に貫通するように回路
基板4を設置する。プローブ5および7の中芯導体は回
路基板4上に形成された回路パターン48および49に
それぞれはんだ付けなどで接続される。回路基板4およ
びシールドカバー46は、固定穴46、52を介して固
定ビス47をシャーシ本体45の取付け穴53内にネジ
込むことによりシャーシ本体45に固定される。なお、
回路基板4の、シャーシ本体45を向いた面上にはコン
バータを構成する回路が形成されている。この回路の概
略については後述する。
【0059】シャーシ本体45の全面には防水パッキン
54を介してカバー55が取り付けられる。シャーシ本
体45の背面には出力端子44が固定されており、シャ
ーシ本体45を防水カバー41内に挿入したときに、そ
の背面に突き出る出力端子44に防水パッキン42を介
して固定ナット43をはめてシャーシ本体45を固定す
る。
【0060】円形導波管1a内に入力された垂直偏波お
よび水平偏波はそれぞれ、短絡棒6および短絡壁8で反
射されプローブ5および7で受信されて回路基板4上の
コンバータを形成する回路に送られる。回路基板4上で
増幅され中間周波数に変換された信号は、シャーシ本体
45に固定された出力端子44に送られ出力される。
【0061】図4に、回路基板4上に形成された衛星放
送・衛星通信受信用のコンバータの回路構成をブロック
図形式で示す。図4を参照して、このコンバータ61
は、プローブ5および7からの信号を増幅するLNA
(低雑音増幅器)62と、LNA62の出力を受けるフ
ィルタ63と、局部発振器68と、フィルタ63の出力
と局部発振器68の出力信号とを合成して中間周波数に
変換するためのミキサ64と、ミキサ64の出力信号を
増幅し出力端子44を介して出力するための中間周波数
増幅器65と、これら各回路にパワーを供給するための
電源67とを含む。
【0062】LNA62は、プローブ5の出力信号を増
幅する増幅器71と、プローブ7の出力信号を増幅する
増幅器72と、増幅器71および72の出力を、コンバ
ータの動作電圧制御などで切り換えるための切換器74
と、切換器74の出力を増幅してフィルタ63に与える
増幅器73とを含んでいる。
【0063】導波管1aに入力された偏波は、プローブ
5および7を通してLNA62に与えられ、どちらか一
方が切換器74により選択されてフィルタ63に与えら
れる。フィルタ63の出力信号は、ミキサ63で局部発
振器68の出力信号と合成され中間周波数信号に変換さ
れる。この中間周波数信号はさらに、中間周波増幅器6
5によって増幅され出力端子44を介して出力される。
【0064】このように、実施の形態1に係る直交2偏
波導波管入力装置を衛星放送受信用コンバータに用いる
と、直交2偏波導波管入力装置の部品代が低く抑えら
れ、かつその組み立ても容易であるため、コンバータ自
体の製造コストを下げることができる。また、実施の形
態1の直交2偏波導波管入力装置を用いると、量産に適
していると同時に受信特性も良好となるという効果を奏
する。
【0065】なお、図3および図4に示したコンバータ
には、実施の形態1の直交2偏波導波管入力装置だけで
なく、以下に述べる実施の形態2〜12の直交2偏波導
波管入力装置も適用でき、それによって実施の形態1で
述べた効果に加えて、またはそれに替えて、各実施の形
態で述べる効果をも奏することは明らかである。
【0066】次に図5〜図8を参照して、実施の形態2
〜5に係る直交2偏波導波管入力装置の例を説明する。
図5〜図8では、図1における断面I−Iに相当する断
面図が示されている。
【0067】図5を参照して、実施の形態2に係る直交
2偏波導波管入力装置30が、図1の直交2偏波導波管
入力装置と異なる点は、プローブ7aの中芯導体9の周
囲を覆っている誘電体11が導波管30aの内周壁の一
部分12を形成し、導波管30aを密閉している点、お
よび誘電体11の表面の一部分12および13が薄膜金
属12aおよび13aによって覆われている点である。
誘電体11の誘電率を導波管内のインピーダンスに適合
するように調整し、また中芯導体9の曲がり角度17を
導波管内のインピーダンスに適合するように調整するこ
とにより、より高い性能を維持することができる。
【0068】図6を参照して、実施の形態3に係る直交
2偏波導波管入力装置の例を説明する。直交2偏波導波
管入力装置40が、図1の直交2偏波導波管入力装置と
異なる点は、プローブ7bが、中芯導体9の周囲を覆っ
ている誘電体14と導波管内周壁の一部分を形成する導
体部15とを含む点である。プローブ7bは、図5の場
合と同様に、導波管40aを密閉する。導体部15と誘
電体14とは別部材である。導体部15はプローブ7b
の挿入後に埋め込まれるもので、そのステップ状の形状
部15aは、導体部15が下方へ滑り落ちることを防止
するためのものである。導波管内のインピーダンスに適
合するように、誘電率や曲げ部16の形状が調整された
誘電体14や、曲がり角度が調整された中芯導体を使用
することにより、より高性能を維持することができる。
【0069】図7を参照して、実施の形態4に係る直交
2偏波導波管入力装置の例を説明する。直交2偏波導波
管入力装置50が、図1の直交2偏波導波管入力装置と
異なる点は、プローブ7cの中芯導体9aの一部分が4
分の1円の形状18になっている点である。図1で説明
した、略直角に曲がった形状の中芯導体9の場合と比較
して、中芯導体内での信号の反射、干渉が少なくなり、
インピーダンスを良好にすることができる。したがって
より広い帯域の周波数の信号を良好に受信でき、リター
ンロスも減少する。このため受信特性が向上する。また
この実施の形態では、プローブの曲げ部を直角とする場
合と比較して加工が容易になり、量産性に優れていると
いう効果を奏する。
【0070】図8を参照して、実施の形態5に係る直交
2偏波導波管入力装置の例を説明する。直交2偏波導波
管入力装置60が、図1の直交2偏波導波管入力装置と
異なる点は、プローブ7dの中芯導体9bの一部分が4
5°に曲がった形状19になっている点である。図7の
場合と同様に、特に曲げ部での中芯導体内での信号の反
射、干渉が少なくなり、インピーダンスを良好にするこ
とができる。したがってより広い範囲の周波数の信号を
良好に受信することができる。このため受信特性が向上
する。またこの実施の形態でも、プローブの曲げ部を直
角とする場合と比較して加工が容易になり、量産性に優
れているという効果を奏する。
【0071】以上のように本実施の形態2〜5によれ
ば、プローブの材質、構造、形状、および中芯導体の形
状を適切に選択することにより、より一層良好な受信特
性を得ることができる直交2偏波導波管入力装置を提供
することができる。
【0072】図9を参照して、本発明の実施の形態6に
係る直交2偏波導波管入力装置について説明する。図9
(a)は正面の断面図であり、図9(b)は側面図であ
り、図9(c)は平面図である。図9(a)は図9
(c)に示される断面IX−IX上での断面図である。
図1で説明した実施の形態1に係る直交2偏波導波管入
力装置と同一の要素には同一の参照符号を付している。
これらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0073】直交2偏波導波管入力装置70が、図1の
直交2偏波導波管入力装置と異なる点は、プローブ5が
偏波面2(垂直偏波)と平行に位置しており、残る一方
のプローブ20と45°の角度をなすように位置してい
る点、および導波管70aの内部のインピーダンスに適
合するように、プローブ20の中芯導体の先端部21の
形状が調整されている点である。プローブ20は、導波
管70aの右斜め45°方向から取付孔に挿入され装着
される。先端部21の長さは取付孔に挿入できる程度に
短い。
【0074】本実施の形態6によれば、直交する2偏波
をそれぞれ受信するための2つのプローブ5および20
は、同一の回路基板4aに接続される。またプローブ5
は、導波管70aの外壁に直交する方向に取付けられ
る。
【0075】したがって2つのプローブが別個の回路基
板に接続されている場合と比較して、高周波信号である
2偏波を合成処理するための回路パターンの引き回し等
を含む回路設計が簡単になるとともに、回路基板が1枚
ですむので材料費を低減でき、かつ交差偏波特性や入力
リターンロスの良好な直交2偏波導波管入力装置を提供
することができる。
【0076】また導波管の外壁に互いに45°の角度で
2つのプローブを取付ける場合と比較して、一方のプロ
ーブ5の取付部の構造設計の対象および一方のプローブ
5の取付部の加工の対象が、金型で形成できる孔を用い
た簡単な構造になるとともに、一方のプローブ5の取付
作業性が向上する。このため組立加工費を低減すること
ができ、かつ量産性に優れた直交2偏波導波管入力装置
を提供することができる。図10を参照して、本実施の
形態7に係る直交2偏波導波管入力装置について説明す
る。図10(a)は正面の断面図であり、図10(b)
は側面図であり、図10(c)は平面図である。図10
(a)は図10(c)の断面X−X上での断面図であ
る。直交2偏波導波管入力装置80が、図1で説明した
実施の形態1に係る直交2偏波導波管入力装置と異なる
点は、水平偏波の偏波面方向3と平行な方向にプローブ
23が設けられている点、および可撓性を有するフレキ
シブル基板24により回路基板部22aと回路基板部2
2bとを結合した回路基板22に対して、プローブ5お
よび23が接続されている点である。組立は、プローブ
5および23を装着した後に、回路基板22をプローブ
5および23に接続することにより行なう。なお回路基
板22はフレキシブル基板24によって結合されている
例を示したが、これに限定されるものではなく、回路基
板22は、同等の形状に一体成形された回路基板であっ
てもよい。
【0077】本実施の形態7によれば、直交する2偏波
をそれぞれ受信するための2つのプローブが、同一の回
路基板22に接続される。また2つのプローブ5および
23は、それぞれ導波管のそれぞれの外壁に直交する方
向に取付けられる。
【0078】したがって2つのプローブが別個の回路基
板に接続されている場合と比較して、高周波信号である
2偏波を合成処理するための回路パターンの引き回し等
を含む回路設計が簡単になるとともに、回路基板が1枚
ですむので材料費を低減でき、かつ交差偏波特性や入力
リターンロスの良好な直交2偏波導波管入力装置を提供
することができる。
【0079】また導波管の外壁に互いに45°の角度で
2つのプローブを取付ける場合と比較して、プローブ取
付部の構造設計の対象およびプローブ取付部の加工の対
象が、金型で形成できる孔を用いた簡単な構造になるこ
ととともに、プローブの取付作業が向上する。このため
組立加工費を低減することができ、かつ量産性に優れた
直交2偏波導波管入力装置を提供することができる。
【0080】図11を参照して、本発明の実施の形態8
に係る直交2偏波導波管入力装置について説明する。図
11(a)はこの直交2偏波導波管入力装置の平面図で
あり、図11(b)は図11(a)のXI−XI線に沿
った断面図である。この図において、図1で説明した実
施の形態1に係る直交2偏波導波管入力装置と同一の要
素には同一の参照符号を付している。これらについての
詳細な説明はここでは繰返さない。
【0081】この実施の形態8の直交2偏波導波管入力
装置110が図1に示した実施の形態1に係る直交2偏
波導波管入力装置1と異なる点は、プローブ7eの先端
部10eが、導波管の中心軸と先端部10eとを含む、
水平偏波面と平行な平面内において、プローブ7eの中
芯軸回りに所定の角度α度だけ振られた状態で取り付け
られている点である。
【0082】このように先端部10eをある角度だけ振
らせると、各部、特にプローブ5の先端部、反射棒6、
反射壁8などとプローブ先端部10eとの間の距離が変
わり、角度によって特性が特に良くなる点が得られる。
良い特性が得られる角度は各部の寸法およびそのバラツ
キ、対象となる偏波の波長などにより場合によって異な
るため一概に特定はできないが、あまり大きな角度を付
けると好ましい特性が得られないことが分かっている。
好ましくはこの角度αは、実施の形態1での取付け角度
を0°として、その前後20°程度、さらに好ましくは
前後10°程度である。この範囲内でよい特性が得られ
る角度となるようにプローブ7eを取り付けることによ
り、たとえば部品の製造時のバラツキなどによる誤差を
解消でき、好ましい特性の直交2偏波導波管入力装置を
得ることができる。
【0083】図12を参照して、本発明の実施の形態9
に係る直交2偏波導波管入力装置について説明する。図
12(a)はこの直交2偏波導波管入力装置の平面図で
あり、図12(b)は図12(a)のXII−XII線
に沿った断面図である。この図において、図1で説明し
た実施の形態1に係る直交2偏波導波管入力装置と同一
の要素には同一の参照符号を付している。これらについ
ての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0084】この実施の形態9の直交2偏波導波管入力
装置120が図1に示した実施の形態1に係る直交2偏
波導波管入力装置1と異なる点は、図1に示されている
空洞部1bがなく、プローブ7の先端部10が垂直に挿
入できる大きさおよび深さを有する深溝部120bがプ
ローブ7を設ける位置に形成されていること、および深
溝部120bの先端部(最も深い部分)に、ブローブ7
の先端部10が導波管1a内に突出するように切欠け部
120cが形成されていることである。この切欠き部1
20cの大きさは、先端部10が通る程度の細さであ
る。
【0085】プローブ7を、深溝部120bに垂直に奥
まで挿入した後、プローブ7を導波管1a内に向けてス
ライドさせることにより、プローブ7の先端部10が切
欠き部120cを通り、導波管1a内に突出する。切欠
き部120cのうち、先端部10以外の部分は、プロー
ブ7の外周によって塞がれる。こうした構造とすること
により、導波管1aの内周壁に形成される空洞部を小さ
くすることができ、内周壁の大部分を金属導体で一体形
成されたものとすることができる。このため、実施の形
態1の装置と比較して、さらに良好な受信特性および交
差偏波特性を維持することができる。
【0086】図13を参照して、本発明の実施の形態1
0に係る直交2偏波導波管入力装置について説明する。
図13はこの直交2偏波導波管入力装置の、図12
(a)のXII−XII線に沿った断面に対応する断面
における正面断面図である。この図において、図12で
説明した実施の形態9に係る直交2偏波導波管入力装置
と同一の要素には同一の参照符号を付している。これら
についての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0087】この実施の形態10の直交2偏波導波管入
力装置130が図12に示した実施の形態9に係る直交
2偏波導波管入力装置120と異なる点は、図12に示
されているプローブ7を深溝120bに挿入し、スライ
ドさせて固定した後に形成される空洞部に、金属導体1
31を圧入している点である。このように空洞部に金属
導体131を圧入することにより、伝送インピーダンス
を良好にできるため伝送損失を低減できる。その結果、
実施の形態9の装置と比較してより一層良好な受信特性
および交差偏波特性を維持することができる。
【0088】図14を参照して、本発明の実施の形態1
1に係る直交2偏波導波管入力装置について説明する。
図14(a)はこの直交2偏波導波管入力装置の平面図
であり、図14(b)は図14(a)のXIV−XIV
線に沿った断面における正面断面図である。この図にお
いて、図12で説明した実施の形態9に係る直交2偏波
導波管入力装置と同一の要素には同一の参照符号を付し
ている。これらについての詳細な説明はここでは繰返さ
ない。
【0089】この実施の形態11の直交2偏波導波管入
力装置140が図12に示した実施の形態9に係る直交
2偏波導波管入力装置120と異なる点は、回路基板1
42に形成される、プローブ7の接続穴141を、プロ
ーブ7のスライド方向を長径とする長円形状とした点で
ある。こうすることにより、プローブ7を回路基板14
2にはんだ付けなどで固定する際に、先端部10のうち
導波管内に突出する部分の長さLを調整することができ
る。この構成により、導波管内とプローブ間のインピー
ダンス調整ができ、実施の形態9の直交2偏波導波管入
力装置と比較して一層良好な受信特性、交差偏波特性を
維持することができる。なお、接続穴141をこのよう
な長円形状とすることにより、直交2偏波導波管入力装
置の製造後にプローブ7の位置を調整することも可能と
なる。
【0090】図15を参照して、本発明の実施の形態1
2に係る直交2偏波導波管入力装置について説明する。
図15(a)はこの直交2偏波導波管入力装置の平面図
であり、図15(b)は図15(a)のXV−XV線に
沿った断面における正面断面図である。この図におい
て、図12で説明した実施の形態9に係る直交2偏波導
波管入力装置と同一の要素には同一の参照符号を付して
いる。これらについての詳細な説明はここでは繰返さな
い。
【0091】この実施の形態12の直交2偏波導波管入
力装置150が図12に示した実施の形態9に係る直交
2偏波導波管入力装置120と異なる点は、図12に示
されている深溝部120bと同様の深溝部の内周壁を誘
電体151で覆い、誘電体151に中芯軸9の曲げ部を
垂直方向(深溝部の深さ方向)に挿入できる大きさおよ
び深さを有する細深溝152を設けた点である。また細
深溝152は、その底部付近に、導波管内部に開口する
開口部を有している。
【0092】この構造により、中芯軸9を細深溝152
に挿入した後、中芯軸9をスライドさせて、先端部10
を導波管内に突出させることができる。深溝部の内周壁
が誘電体151で覆われており、中芯導体と誘電体15
1とで伝送インピーダンスを良好にすることができる。
そのため、実施の形態9の直交2偏波導波管入力装置と
比較して、一層良好な受信特性および交差偏波特性を維
持することができる。
【0093】以上、本発明種々の実施の形態を例として
説明した。実施の形態2〜12においては、各実施の形
態の直交2偏波導波管入力装置を用いた衛星放送受信用
コンバータについては説明しなかったが、いずれも、実
施の形態1で説明したのと同様に、直交2偏波導波管入
力装置さえ各実施の形態で述べたものを用いれば他の部
分の変更なく実現でき、かつ同様の効果を奏することは
明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る直交2偏波導波
管入力装置の全体構成を示す三面図である。
【図2】実施の形態1に係る直交2偏波導波管入力装置
の入力周波数と交差偏波特性との関係、および入力周波
数と入力リターンロスとの関係を示す図である。
【図3】実施の形態1に係る直交2偏波導波管入力装置
の分解斜視図である。
【図4】実施の形態1に係る直交2偏波導波管入力装置
を用いた衛星放送コンバータの概略ブロック図である。
【図5】実施の形態2に係る直交2偏波導波管入力装置
を示す正面の断面図である。
【図6】実施の形態3に係る直交2偏波導波管入力装置
を示す正面の断面図である。
【図7】実施の形態4に係る直交2偏波導波管入力装置
を示す正面の断面図である。
【図8】実施の形態5に係る直交2偏波導波管入力装置
を示す正面の断面図である。
【図9】実施の形態6に係る直交2偏波導波管入力装置
の全体構成を示す三面図である。
【図10】実施の形態7に係る直交2偏波導波管入力装
置の全体構成を示す三面図である。
【図11】実施の形態8に係る直交2偏波導波管入力装
置の全体構成を示す平面図および正面断面図である。
【図12】実施の形態9に係る直交2偏波導波管入力装
置の全体構成を示す平面図および正面断面図である。
【図13】実施の形態10に係る直交2偏波導波管入力
装置の正面断面図である。
【図14】実施の形態11に係る直交2偏波導波管入力
装置の全体構成を示す平面図および正面断面図である。
【図15】実施の形態12に係る直交2偏波導波管入力
装置の全体構成を示す平面図および正面断面図である。
【図16】従来の直交2偏波導波管入力装置の一例の全
体構成を示す三面図である。
【図17】従来の直交2偏波導波管入力装置の他の一例
の全体構成を示す三面図である。
【符号の説明】
1、30、40、50、60、70、80、90、10
0、110、120、130、140、150 直交2
偏波導波管入力装置 2 第1の偏波面 3 第2の偏波面 4、4a、22、27、28、32 回路基板 5、25、34 第1のプローブ 7、7a、7b、7c、7d、7e、20、23、2
6、35 第2のプローブ 9、9a、9b 中芯導体 11、14 誘電体 15 導体部 22a、22b 回路基板部 24 フレキシブル基板 61 衛星放送受信用コンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−263903(JP,A) 特開 平6−283912(JP,A) 実開 平5−18102(JP,U) 実公 昭55−17523(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/161 H01P 1/10 H04B 1/18

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交する第1の偏波面を有する第
    1の偏波と第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直
    交2偏波を導入し、かつ伝搬するために、一端が開口し
    他端が短絡壁によって閉ざされた導波管と、 先端部が前記第1の偏波面と平行に、前記導波管の前記
    直交2偏波が伝搬する方向に伸びる内周壁に突出して設
    けられ、前記第1の偏波を受信するための第1のプロー
    ブと、 先端部が前記第2の偏波面と平行に、前記導波管の前記
    直交2偏波が伝搬する方向に伸びる内周壁に突出して設
    けられ、前記第2の偏波を受信するための第2のプロー
    ブと、 前記導波管の前記直交2偏波が伝搬する方向に伸びる外
    周壁に前記第2の偏波面と平行に設けられ、前記第1の
    プローブと前記第2のプローブとに接続され、前記第1
    のプローブが受信した前記第1の偏波の信号と前記第2
    のプローブが受信した前記第2の偏波の信号とを受取っ
    て合成するための回路基板とを含み、 前記第2のプローブは、 前記先端部を形成し前記第2の偏波を受信して前記回路
    基板へ伝達するための中芯導体を含み、 前記中芯導体は、突出方向から前記回路基板への方向へ
    略直角に曲がるように形成された曲げ部を有する、 直交
    2偏波導波管入力装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のプローブは、前記中芯導体の
    周囲を覆うための誘電体をさらに含み、 前記誘電体は、前記導波管の内周壁の一部を形成する、
    請求項に記載の直交2偏波導波管入力装置。
  3. 【請求項3】 互いに直交する第1の偏波面を有する第
    1の偏波と第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直
    交2偏波を導入し、かつ伝搬するために、一端が開口し
    他端が短絡壁によって閉ざされた導波管と、 先端部が前記第1の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第1の偏波を受信するための
    第1のプローブと、 先端部が前記第2の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第2の偏波を受信するための
    第2のプローブと、 前記導波管の外周壁に前記第2の偏波面と平行に設けら
    れ、前記第1のプローブと前記第2のプローブとに接続
    され、前記第1のプローブが受信した前記第1の偏波の
    信号と前記第2のプローブが受信した前記第2の偏波の
    信号とを受取って合成するための回路基板とを含み、 前記第2のプローブは、 前記先端部を形成し前記第2の偏波を受信して前記回路
    基板へ伝達するための中芯導体を含み、 前記中芯導体は、突出方向から前記回路基板への方向へ
    略直角に曲がるように形成された曲げ部を有し、 前記第2のプローブは、前記中芯導体の周囲を覆うため
    の誘電体をさらに含み、 前記誘電体は、前記導波管の内周壁の一部を形成し、か
    つ前記誘電体の表面は、薄膜金属で覆われている、直交
    2偏波導波管入力装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のプローブは、前記中芯導体の
    周囲を覆うための誘電体と、 前記誘電体に隣接して設けられ、前記導波管の内周壁の
    一部を形成するための導体とをさらに含む、請求項
    記載の直交2偏波導波管入力装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のプローブは、前記中芯導体の
    周囲を覆うための誘電体をさらに含み、 前記誘電体は、所定の誘電率、所定の形状を有するよう
    に調整することが可能であり、前記中芯導体は、曲がり
    角度を調整することが可能である、請求項に記載の直
    交2偏波導波管入力装置。
  6. 【請求項6】 前記曲げ部は、4分の1円の形状を有す
    る、請求項に記載の直交2偏波導波管入力装置。
  7. 【請求項7】 互いに直交する第1の偏波面を有する第
    1の偏波と第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直
    交2偏波を導入し、かつ伝搬するために、一端が開口し
    他端が短絡壁によって閉ざされた導波管と、 先端部が前記第1の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第1の偏波を受信するための
    第1のプローブと、 先端部が前記第2の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第2の偏波を受信するための
    第2のプローブと、 前記導波管の外周壁に前記第2の偏波面と平行に設けら
    れ、前記第1のプローブと前記第2のプローブとに接続
    され、前記第1のプローブが受信した前記第1の偏波の
    信号と前記第2のプローブが受信した前記第2の偏波の
    信号とを受取って合成するための回路基板とを含み、 前記第2のプローブは、 前記先端部を形成し前記第2の偏波を受信して前記回路
    基板へ伝達するための中芯導体を含み、 前記中芯導体は、突出方向から前記回路基板への方向へ
    略直角に曲がるように形成された曲げ部を有し、 前記曲げ部は、前記第2のプローブの前記先端部から前
    記回路基板の方向へ略45°に曲がっている第1の屈曲
    部と、前記第1の屈曲部からと前記回路基板の方向へ略
    45°に曲がっている第2の屈曲部とを有する、直交2
    偏波導波管入力装置。
  8. 【請求項8】 互いに直交する第1の偏波面を有する第
    1の偏波と第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直
    交2偏波を導入し、かつ伝搬するために、一端が開口し
    他端が短絡壁によって閉ざされた導波管と、 先端部が前記第1の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第1の偏波を受信するための
    第1のプローブと、 先端部が前記第2の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第2の偏波を受信するための
    第2のプローブと、 前記導波管の外周壁に前記第2の偏波面と平行に設けら
    れ、前記第1のプローブと前記第2のプローブとに接続
    され、前記第1のプローブが受信した前記第1の偏波の
    信号と前記第2のプローブが受信した前記第2の偏波の
    信号とを受取って合成するための回路基板とを含み、 前記第2のプローブは、 前記先端部を形成し前記第2の偏波を受信して前記回路
    基板へ伝達するための中芯導体を含み、 前記中芯導体は、突出方向から前記回路基板への方向へ
    略直角に曲がるように形成された曲げ部を有し、 前記第2のプローブの先端部が、前記第2の偏波面と平
    行な面内において、前記導波管の中心軸と直角に交差す
    る方向から予め定められた角度だけ振られるように前記
    第2のプローブが前記回路基板に取り付けられている、
    直交2偏波導波管入力装置。
  9. 【請求項9】 互いに直交する第1の偏波面を有する第
    1の偏波と第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直
    交2偏波を導入し、かつ伝搬するために、一端が開口し
    他端が短絡壁によって閉ざされた導波管と、 先端部が前記第1の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第1の偏波を受信するための
    第1のプローブと、 先端部が前記第2の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第2の偏波を受信するための
    第2のプローブと、 前記導波管の外周壁に前記第2の偏波面と平行に設けら
    れ、前記第1のプローブと前記第2のプローブとに接続
    され、前記第1のプローブが受信した前記第1の偏波の
    信号と前記第2のプローブが受信した前記第2の偏波の
    信号とを受取って合成するための回路基板とを含み、 前記第2のプローブは、 前記先端部を形成し前記第2の偏波を受信して前記回路
    基板へ伝達するための中芯導体を含み、 前記中芯導体は、突出方向から前記回路基板への方向へ
    略直角に曲がるように形成された曲げ部を有し、 前記導波管は、前記回路基板に望む面に開口し、かつ前
    記導波管内周面にも開口する深溝を有し、前記深溝は前
    記第2のプローブの前記曲げ部より先の先端部を前記第
    2の偏波面と平行に維持して挿入できる大きさを有し、
    前記第2のプローブを前記深溝に挿入した後、前記第2
    のプローブの前記先端部を前記導波管内周面への前記開
    口に進入させて前記導波管内に突出させた、直交2偏波
    導波管入力装置。
  10. 【請求項10】 前記深溝のうち、前記第2のプローブ
    を前記深溝に挿入し前記先端部が前記導波管内周面への
    前記開口に進入するように前記第2のプローブを移動さ
    せた後に形成される残余の空間を金属導体で埋めたこと
    を特徴とする、請求項に記載の直交2偏波導波管入力
    装置。
  11. 【請求項11】 前記第2のプローブは、前記深溝にお
    いて前記第2の偏波面と平行な面内において、前記導波
    管の中心軸と交差する方向にスライド可能であり、 前記回路基板には、前記第2のプローブの、前記回路基
    板への接続部分が挿入される、第2のプローブのスライ
    ド方向に沿った長径を有する長円形状の接続穴が形成さ
    れている、請求項に記載の直交2偏波導波管入力装
    置。
  12. 【請求項12】 前記深溝の内周壁を覆う誘電体層をさ
    らに含み、 前記誘電体層は、前記第2のプローブの先端部を前記第
    2の偏波面と平行に保ちながら前記第2のプローブの中
    芯軸を前記深溝の深さ方向に挿入できる大きさおよび深
    さを有する細深溝を前記深溝内に形成し、 前記中芯軸を前記細深溝内に挿入した後、前記第2のプ
    ローブの先端部を前記導波管内に突出させた、請求項
    に記載の直交2偏波導波管入力装置。
  13. 【請求項13】 互いに直交する第1の偏波面を有する
    第1の偏波と第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む
    直交2偏波を導入し、かつ伝搬するために、一端が開口
    し他端が短絡壁によって閉ざされた導波管と、 先端部が前記第1の偏波面と平行に、前記導波管の前記
    直交2偏波が伝搬する方向に伸びる内周壁に突出して設
    けられ、前記第1の偏波を受信するための第1のプロー
    ブと、 先端部が前記第2の偏波面と平行に、前記導波管の前記
    直交2偏波が伝搬する方向に伸びる内周壁に突出して設
    けられ、前記第2の偏波を受信するための第2のプロー
    ブと、 前記導波管の外周壁に前記第2の偏波面と平行に設けら
    れ、前記第1のプローブと前記第2のプローブとに接続
    され、前記第1のプローブが受信した前記第1の偏波の
    信号と前記第2のプローブが受信した前記第2の偏波の
    信号とを受取って合成するための回路基板とを含み、 前記第2のプローブは、前記第2の偏波を受信して前記
    回路基板へ伝達するための中芯導体を含み、 前記中芯導体は、突出方向から前記回路基板の方向へ略
    45°に曲げられた曲げ部を有する、直交2偏波導波管
    入力装置。
  14. 【請求項14】 前記中芯導体の先端形状は、前記導波
    管内のインピーダンスに適合するように調整された形状
    である、請求項1に記載の直交2偏波導波管入力装
    置。
  15. 【請求項15】 互いに直交する第1の偏波面を有する
    第1の偏波と第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む
    直交2偏波を導入し、かつ伝搬するために、一端が開口
    し他端が短絡壁によって閉ざされた導波管と、 先端部が前記第1の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第1の偏波を受信するための
    第1のプローブと、 先端部が前記第2の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第2の偏波を受信するための
    第2のプローブと、 前記第1のプローブと接続される第1の部分と前記第2
    のプローブと接続される第2の部分とを含み、かつ少な
    くとも前記第1の部分と前記第2の部分との境界部分が
    可撓性を有する回路基板とを含み、 前記第2の部分が前記第1の偏波面と平行に、かつ前記
    第1の部分が前記第2の偏波面とそれぞれ平行になるよ
    うに、前記回路基板が前記境界部分で折り曲げられて前
    記導波管に取付けられる直交2偏波導波管入力装置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜1のいずれかに記載の直
    交2偏波導波管入力装置と、 前記直交2偏波導波管入力装置の出力から中間周波数信
    号を得るコンバート回路とを含む、衛星放送受信用のコ
    ンバータ。
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