JP3142750B2 - 衛星放送受信用屋外コンバータ - Google Patents
衛星放送受信用屋外コンバータInfo
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- JP3142750B2 JP3142750B2 JP07182876A JP18287695A JP3142750B2 JP 3142750 B2 JP3142750 B2 JP 3142750B2 JP 07182876 A JP07182876 A JP 07182876A JP 18287695 A JP18287695 A JP 18287695A JP 3142750 B2 JP3142750 B2 JP 3142750B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2種類の独立した直線
偏波信号を受信する同軸導波管変換器を具備して屋外ア
ンテナ装置に搭載される衛星放送受信用屋外コンバータ
に関する。
偏波信号を受信する同軸導波管変換器を具備して屋外ア
ンテナ装置に搭載される衛星放送受信用屋外コンバータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜7は、この種の屋外コンバータの
従来例を説明するためのもので、図5は外観図、図6は
側断面図、図7は正面図である。
従来例を説明するためのもので、図5は外観図、図6は
側断面図、図7は正面図である。
【0003】これらの図に示すように、従来品は、有底
筒状に形成された導波管1内の所定位置に、衛星から送
信される電波の進行方向(矢印A方向)に沿って順次、
第1の直線偏波(例えば水平偏波)を検出する第1のプ
ローブ2と、この第1の直線偏波を反射して第1のプロ
ーブ2に検出させるための短絡棒3と、第1の直線偏波
に対して直交する第2の直線偏波(例えば垂直偏波)を
検出する第2のプローブ4とが配置されており、導波管
1の内底面を第2の直線偏波を反射して第2のプローブ
4に検出させるための短絡面1bとなしている。ここ
で、第1のプローブ2と短絡棒3との間隔、および第2
のプローブ4と短絡面1bとの間隔はいずれも、変換損
失を抑えるために受信の対象となる電波の約1/4波長
分に設定されており、また、第1のプローブ2と第2の
プローブ4との間隔は、各プローブ2,4にて検出され
る偏波信号どうしが干渉してアイソレーションを劣化さ
せないようにするため、受信の対象電波の約3/4波長
分に設定されている。なお、短絡棒3および短絡面1b
はいずれも、図示せぬ接地電極に接続されている。
筒状に形成された導波管1内の所定位置に、衛星から送
信される電波の進行方向(矢印A方向)に沿って順次、
第1の直線偏波(例えば水平偏波)を検出する第1のプ
ローブ2と、この第1の直線偏波を反射して第1のプロ
ーブ2に検出させるための短絡棒3と、第1の直線偏波
に対して直交する第2の直線偏波(例えば垂直偏波)を
検出する第2のプローブ4とが配置されており、導波管
1の内底面を第2の直線偏波を反射して第2のプローブ
4に検出させるための短絡面1bとなしている。ここ
で、第1のプローブ2と短絡棒3との間隔、および第2
のプローブ4と短絡面1bとの間隔はいずれも、変換損
失を抑えるために受信の対象となる電波の約1/4波長
分に設定されており、また、第1のプローブ2と第2の
プローブ4との間隔は、各プローブ2,4にて検出され
る偏波信号どうしが干渉してアイソレーションを劣化さ
せないようにするため、受信の対象電波の約3/4波長
分に設定されている。なお、短絡棒3および短絡面1b
はいずれも、図示せぬ接地電極に接続されている。
【0004】一方、導波管1の外側には、第1のプロー
ブ2を配線パターン(マイクロストリップライン)に接
続して保持する第1の回路基板5と、第2のプローブ4
を配線パターン(マイクロストリップライン)に接続し
て保持する第2の回路基板6とが配置されている。ま
た、上述した各部品を覆う筐体7の底面から外方へ、受
信信号を出力するための出力コネクタ8が突出されてい
る。なお、第1および第2の回路基板5,6にはそれぞ
れ、第1のプローブ2と第2のプローブ4にて検出され
た信号を適宜処理(増幅や周波数変換等)するための処
理回路が設けられている。
ブ2を配線パターン(マイクロストリップライン)に接
続して保持する第1の回路基板5と、第2のプローブ4
を配線パターン(マイクロストリップライン)に接続し
て保持する第2の回路基板6とが配置されている。ま
た、上述した各部品を覆う筐体7の底面から外方へ、受
信信号を出力するための出力コネクタ8が突出されてい
る。なお、第1および第2の回路基板5,6にはそれぞ
れ、第1のプローブ2と第2のプローブ4にて検出され
た信号を適宜処理(増幅や周波数変換等)するための処
理回路が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の衛星放送受信用屋外コンバータは、互いに直交する
向きに導波管1内に突出させた第1および第2のプロー
ブ2,4を電波進行方向に3/4波長分程度離して配設
することにより、アイソレーションが良好となるように
設計されているが、この構造では第1のプローブ2と、
第2のプローブ4用の短絡面1bとの間に、受信の対象
電波の1波長分程度の距離を確保しなければならないの
で、装置の小型化が困難であるという不具合があった。
また、かかる従来構造は、互いに独立した部品である第
1のプローブ2と短絡棒3と第2のプローブ4を導波管
1と組み合わせ、さらに各プローブ2,4をそれぞれ別
の回路基板5,6に接続するというものなので、部品点
数が多く、これがコストアップを招来する要因となって
いた。
来の衛星放送受信用屋外コンバータは、互いに直交する
向きに導波管1内に突出させた第1および第2のプロー
ブ2,4を電波進行方向に3/4波長分程度離して配設
することにより、アイソレーションが良好となるように
設計されているが、この構造では第1のプローブ2と、
第2のプローブ4用の短絡面1bとの間に、受信の対象
電波の1波長分程度の距離を確保しなければならないの
で、装置の小型化が困難であるという不具合があった。
また、かかる従来構造は、互いに独立した部品である第
1のプローブ2と短絡棒3と第2のプローブ4を導波管
1と組み合わせ、さらに各プローブ2,4をそれぞれ別
の回路基板5,6に接続するというものなので、部品点
数が多く、これがコストアップを招来する要因となって
いた。
【0006】本発明はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、小型化やコストダウンに有
利な衛星放送受信用屋外コンバータを提供することにあ
る。
されたもので、その目的は、小型化やコストダウンに有
利な衛星放送受信用屋外コンバータを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上述した目的
は、管内へ進入した放送電波が互いに直交する第1の直
線偏波および第2の直線偏波として進行する導波管と、
この導波管内の所定位置に配置して前記第1の直線偏波
を検出する第1のプローブと、この第1のプローブから
電波進行方向に約1/4波長離れた位置に配置して前記
第1の直線偏波を反射する第1の短絡端末と、この第1
の短絡端末の近傍に配置して前記第2の直線偏波を検出
する第2のプローブと、この第2のプローブから電波進
行方向に約1/4波長離れた位置に配置して前記第2の
直線偏波を反射する第2の短絡端末とを備えることによ
って達成される。
は、管内へ進入した放送電波が互いに直交する第1の直
線偏波および第2の直線偏波として進行する導波管と、
この導波管内の所定位置に配置して前記第1の直線偏波
を検出する第1のプローブと、この第1のプローブから
電波進行方向に約1/4波長離れた位置に配置して前記
第1の直線偏波を反射する第1の短絡端末と、この第1
の短絡端末の近傍に配置して前記第2の直線偏波を検出
する第2のプローブと、この第2のプローブから電波進
行方向に約1/4波長離れた位置に配置して前記第2の
直線偏波を反射する第2の短絡端末とを備えることによ
って達成される。
【0008】例えば、前記第1のプローブから電波進行
方向に約1/4波長離れた位置に基板を配置し、この基
板の表裏両面のうち前記第1のプローブ側の面に前記第
1の短絡端末を設け、且つ他面に前記第2のプローブを
設ければよい。また、この基板として、前記第1および
第2のプローブにて検出された信号を処理する回路を設
けた回路基板の一部を前記導波管内に延設しておけば好
ましい。
方向に約1/4波長離れた位置に基板を配置し、この基
板の表裏両面のうち前記第1のプローブ側の面に前記第
1の短絡端末を設け、且つ他面に前記第2のプローブを
設ければよい。また、この基板として、前記第1および
第2のプローブにて検出された信号を処理する回路を設
けた回路基板の一部を前記導波管内に延設しておけば好
ましい。
【0009】
【作用】上述したように、第1のプローブから電波進行
方向に約1/4波長離れた位置に、第1の短絡端末と第
2のプローブとを配置すれば、第1のプローブと第2の
短絡端末との間隔が受信の対象電波の約1/2波長とな
るので、良好なアイソレーションが得られるとともに、
装置の小型化が促進できる。そして、これら第1の短絡
端末および第2のプローブを基板の表裏両面に形成して
おけば、部品点数が削減でき、さらに該基板として、偏
波信号の処理回路を設けた回路基板の一部を用いれば、
部品点数を一層削減することができる。
方向に約1/4波長離れた位置に、第1の短絡端末と第
2のプローブとを配置すれば、第1のプローブと第2の
短絡端末との間隔が受信の対象電波の約1/2波長とな
るので、良好なアイソレーションが得られるとともに、
装置の小型化が促進できる。そして、これら第1の短絡
端末および第2のプローブを基板の表裏両面に形成して
おけば、部品点数が削減でき、さらに該基板として、偏
波信号の処理回路を設けた回路基板の一部を用いれば、
部品点数を一層削減することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明による衛星放送受信用屋外コン
バータの一実施例を図1ないし図4に基づいて説明す
る。ここで、図1は本実施例の側断面図、図2は同実施
例の正面図、図3は同実施例の内部構造を示す背面図、
図4は同実施例の外観図である。
バータの一実施例を図1ないし図4に基づいて説明す
る。ここで、図1は本実施例の側断面図、図2は同実施
例の正面図、図3は同実施例の内部構造を示す背面図、
図4は同実施例の外観図である。
【0011】これらの図において、符号10で示す導波
管は、両端が開口している筒状に形成されていて、その
後部開口端10aには、マイクロストリップラインが形
成されている回路基板11が延設してあり、さらに、有
底で鍔部12aを有する金属ケース12が、回路基板1
1を介して、前記開口端10aを蓋閉する位置に設置し
てある。また、導波管10内には、その後方の回路基板
11から受信の対象電波の約1/4波長分手前の位置
に、第1の直線偏波(例えば水平偏波)を検出する第1
のプローブ13が配置させてある。この第1のプローブ
13は略L字形で、その基端部を回路基板11に接続
し、且つ該基端部から直線状に延びる部分をテフロン等
の絶縁部材14で被覆して導波管10の凹溝10b内に
組み込んだうえで、先端側を所定寸法だけ導波管10内
に突出させたものである。そして、導波管10の軸線方
向に対して直交している前記回路基板11の表裏両面の
うち、第1のプローブ13側の面には、前記第1の直線
偏波を反射して第1のプローブ13に検出させるための
短絡パターン15が設けてあり、また他面には、第1の
直線偏波に対して直交する第2の直線偏波(例えば垂直
偏波)を検出する第2のプローブ16がパターニングし
てある。ここで、回路基板11の板厚は受信の対象電波
の波長に比べれば無視できる程度の薄さなので、結局、
短絡パターン15および第2のプローブ16はいずれ
も、第1のプローブ13から電波進行方向(矢印A方
向)に約1/4波長離れて位置していることになる。ま
た、本実施例では金属ケース12の内底面を、前記第2
の直線偏波を反射して第2のプローブ16に検出させる
ための短絡面12bとなしている。
管は、両端が開口している筒状に形成されていて、その
後部開口端10aには、マイクロストリップラインが形
成されている回路基板11が延設してあり、さらに、有
底で鍔部12aを有する金属ケース12が、回路基板1
1を介して、前記開口端10aを蓋閉する位置に設置し
てある。また、導波管10内には、その後方の回路基板
11から受信の対象電波の約1/4波長分手前の位置
に、第1の直線偏波(例えば水平偏波)を検出する第1
のプローブ13が配置させてある。この第1のプローブ
13は略L字形で、その基端部を回路基板11に接続
し、且つ該基端部から直線状に延びる部分をテフロン等
の絶縁部材14で被覆して導波管10の凹溝10b内に
組み込んだうえで、先端側を所定寸法だけ導波管10内
に突出させたものである。そして、導波管10の軸線方
向に対して直交している前記回路基板11の表裏両面の
うち、第1のプローブ13側の面には、前記第1の直線
偏波を反射して第1のプローブ13に検出させるための
短絡パターン15が設けてあり、また他面には、第1の
直線偏波に対して直交する第2の直線偏波(例えば垂直
偏波)を検出する第2のプローブ16がパターニングし
てある。ここで、回路基板11の板厚は受信の対象電波
の波長に比べれば無視できる程度の薄さなので、結局、
短絡パターン15および第2のプローブ16はいずれ
も、第1のプローブ13から電波進行方向(矢印A方
向)に約1/4波長離れて位置していることになる。ま
た、本実施例では金属ケース12の内底面を、前記第2
の直線偏波を反射して第2のプローブ16に検出させる
ための短絡面12bとなしている。
【0012】なお、前記回路基板11には、第1のプロ
ーブ13と第2のプローブ16にて検出された信号を適
宜処理(増幅や周波数変換等)するための処理回路が設
けられており、これら第1および第2のプローブ13,
16はそれぞれ、図3に示すように、回路基板11上の
引き出しパターン19,20を介して初段増幅器用トラ
ンジスタ21,22に接続されている。また、金属ケー
ス12には予め、これら引き出しパターン19,20と
の接触を回避するための逃げ凹部12c,12dが設け
てある。
ーブ13と第2のプローブ16にて検出された信号を適
宜処理(増幅や周波数変換等)するための処理回路が設
けられており、これら第1および第2のプローブ13,
16はそれぞれ、図3に示すように、回路基板11上の
引き出しパターン19,20を介して初段増幅器用トラ
ンジスタ21,22に接続されている。また、金属ケー
ス12には予め、これら引き出しパターン19,20と
の接触を回避するための逃げ凹部12c,12dが設け
てある。
【0013】そして、回路基板11のうち導波管10内
に配置される部分は、図2,3に示すように切欠11b
を設けることで略T字形に加工されており、この略T字
形部分に短絡パターン15および第2のプローブ16が
形成されている。つまり、切欠11bを設けることによ
って、第2のプローブ16で検出される電波(前記第2
の直線偏波)が減衰しないように配慮してある。
に配置される部分は、図2,3に示すように切欠11b
を設けることで略T字形に加工されており、この略T字
形部分に短絡パターン15および第2のプローブ16が
形成されている。つまり、切欠11bを設けることによ
って、第2のプローブ16で検出される電波(前記第2
の直線偏波)が減衰しないように配慮してある。
【0014】一方、回路基板11の表裏両面で導波管1
0の後部開口端10aの周縁部と対応する個所には、は
んだメッキ層からなる接地電極17が設けてあり、これ
ら両面の接地電極17どうしを、該開口端10aの周縁
部に沿って回路基板11に多数個設けたスルーホール1
1aを介して接続しているとともに、前記短絡パターン
15が該接地電極17に接続してある。また、金属ケー
ス12の鍔部12aは回路基板11を介して導波管10
の開口端10a周縁部にビス18で固定されているの
で、該回路基板11の両面の接地電極17にはそれぞ
れ、導波管10と金属ケース12が圧接している。な
お、導波管10の後部に取り付けた回路基板11および
金属ケース12は、回路収納部である筐体23内に位置
し、カバー24にて覆われている。そして、この筐体2
3内から外方へ、受信信号を出力するための出力コネク
タ25が突設してある。
0の後部開口端10aの周縁部と対応する個所には、は
んだメッキ層からなる接地電極17が設けてあり、これ
ら両面の接地電極17どうしを、該開口端10aの周縁
部に沿って回路基板11に多数個設けたスルーホール1
1aを介して接続しているとともに、前記短絡パターン
15が該接地電極17に接続してある。また、金属ケー
ス12の鍔部12aは回路基板11を介して導波管10
の開口端10a周縁部にビス18で固定されているの
で、該回路基板11の両面の接地電極17にはそれぞ
れ、導波管10と金属ケース12が圧接している。な
お、導波管10の後部に取り付けた回路基板11および
金属ケース12は、回路収納部である筐体23内に位置
し、カバー24にて覆われている。そして、この筐体2
3内から外方へ、受信信号を出力するための出力コネク
タ25が突設してある。
【0015】上述したように本実施例では、第1のプロ
ーブ13から電波進行方向に約1/4波長離れた位置に
回路基板11を延設し、この延設部分の表裏両面にそれ
ぞれ短絡パターン15と第2のプローブ16が設けてあ
るので、第1のプローブ13と短絡パターン15との間
隔、および第2のプローブ16と短絡面12bとの間隔
を、変換損失を抑えるために受信の対象となる電波の約
1/4波長分に設定すれば、第1のプローブ13と短絡
面12bとの間隔を、受信の対象電波の約1/2波長分
と従来品に比べて短くすることができ、小型化に有利な
屋外コンバータが得られる。しかも、第1のプローブ1
3と短絡面12bとの間隔が約1/2波長分に設定して
あれば、各プローブ13,16にて検出される偏波信号
どうしが干渉してアイソレーションを劣化させる心配も
ない。
ーブ13から電波進行方向に約1/4波長離れた位置に
回路基板11を延設し、この延設部分の表裏両面にそれ
ぞれ短絡パターン15と第2のプローブ16が設けてあ
るので、第1のプローブ13と短絡パターン15との間
隔、および第2のプローブ16と短絡面12bとの間隔
を、変換損失を抑えるために受信の対象となる電波の約
1/4波長分に設定すれば、第1のプローブ13と短絡
面12bとの間隔を、受信の対象電波の約1/2波長分
と従来品に比べて短くすることができ、小型化に有利な
屋外コンバータが得られる。しかも、第1のプローブ1
3と短絡面12bとの間隔が約1/2波長分に設定して
あれば、各プローブ13,16にて検出される偏波信号
どうしが干渉してアイソレーションを劣化させる心配も
ない。
【0016】また、本実施例のように、第1および第2
のプローブ13,16を1枚の回路基板11に接続し、
且つ該回路基板11に予め短絡パターン15および第2
のプローブ16が形成してあれば、従来品に比べて部品
点数を大幅に削減することができるので、コストダウン
の促進が容易になる。しかも、本実施例の場合、金属ケ
ース12の取付時にビス18を締め付けることにより、
はんだメッキ層からなる接地電極17が適度に押しつぶ
されるので、この接地電極17と導波管10および金属
ケース12(短絡面12b)とを確実に接続させること
ができて、安定した特性が得られるようになっている。
のプローブ13,16を1枚の回路基板11に接続し、
且つ該回路基板11に予め短絡パターン15および第2
のプローブ16が形成してあれば、従来品に比べて部品
点数を大幅に削減することができるので、コストダウン
の促進が容易になる。しかも、本実施例の場合、金属ケ
ース12の取付時にビス18を締め付けることにより、
はんだメッキ層からなる接地電極17が適度に押しつぶ
されるので、この接地電極17と導波管10および金属
ケース12(短絡面12b)とを確実に接続させること
ができて、安定した特性が得られるようになっている。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による衛星
放送受信用屋外コンバータは、第1の直線偏波を検出す
る第1のプローブ用の短絡端末と、第1の直線偏波に対
して直交する第2の直線偏波を検出する第2のプローブ
が共に、第1のプローブから電波進行方向に約1/4波
長離れた位置に配置してあるので、第1のプローブと、
第2のプローブ用の短絡端末との間隔を受信の対象電波
の約1/2波長分に設定することができて、良好なアイ
ソレーションが得られるとともに、装置の小型化が促進
できるという優れた効果を奏する。また、これら第1の
プローブ用短絡端末および第2のプローブを、回路基板
の延設部分を利用するなどして、基板の表裏両面に形成
しておけば、部品点数が削減できてコストダウンが促進
できるという優れた効果を奏する。
放送受信用屋外コンバータは、第1の直線偏波を検出す
る第1のプローブ用の短絡端末と、第1の直線偏波に対
して直交する第2の直線偏波を検出する第2のプローブ
が共に、第1のプローブから電波進行方向に約1/4波
長離れた位置に配置してあるので、第1のプローブと、
第2のプローブ用の短絡端末との間隔を受信の対象電波
の約1/2波長分に設定することができて、良好なアイ
ソレーションが得られるとともに、装置の小型化が促進
できるという優れた効果を奏する。また、これら第1の
プローブ用短絡端末および第2のプローブを、回路基板
の延設部分を利用するなどして、基板の表裏両面に形成
しておけば、部品点数が削減できてコストダウンが促進
できるという優れた効果を奏する。
【図1】本実施例の側断面図である。
【図2】同実施例の正面図である。
【図3】同実施例の内部構造を示す背面図である。
【図4】同実施例の外観図である。
【図5】従来例の外観図である。
【図6】同従来例の側断面図である。
【図7】同従来例の正面図である。
10 導波管 10a 後部開口端 11 回路基板 11a スルーホール 12 金属ケース 12b 短絡面(第2の短絡端末) 13 第1のプローブ 15 短絡パターン(第1の短絡端末) 16 第2のプローブ 17 接地電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴫原 亮 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−242101(JP,A) 特開 平6−140801(JP,A) 特開 平2−171001(JP,A) 特開 昭61−102802(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/161 H01P 5/107
Claims (7)
- 【請求項1】 管内へ進入した放送電波が互いに直交す
る第1の直線偏波および第2の直線偏波として進行する
導波管と、この導波管内の所定位置に配置して前記第1
の直線偏波を検出する第1のプローブと、この第1のプ
ローブから電波進行方向に約1/4波長離れた位置に配
置して前記第1の直線偏波を反射する第1の短絡端末
と、この第1の短絡端末の近傍に配置して前記第2の直
線偏波を検出する第2のプローブと、この第2のプロー
ブから電波進行方向に約1/4波長離れた位置に配置し
て前記第2の直線偏波を反射する第2の短絡端末とを備
えたことを特徴とする衛星放送受信用屋外コンバータ。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、前記第1のプ
ローブから電波進行方向に約1/4波長離れた位置に基
板を配置し、この基板の表裏両面のうち前記第1のプロ
ーブ側の面に前記第1の短絡端末を設け、且つ他面に前
記第2のプローブを設けたことを特徴とする衛星放送受
信用屋外コンバータ。 - 【請求項3】 請求項2の記載において、前記第1およ
び第2のプローブにて検出された信号を処理する回路を
設けた回路基板の一部を前記導波管内に延設し、この延
設部分を前記基板となしたことを特徴とする衛星放送受
信用屋外コンバータ。 - 【請求項4】 請求項2または3の記載において、前記
基板を前記導波管の開口端に設置するとともに、該基板
を介して、有底の金属ケースを前記開口端を蓋閉する位
置に設置し、この金属ケースの内底面を前記第2の短絡
端末となしたことを特徴とする衛星放送受信用屋外コン
バータ。 - 【請求項5】 請求項4の記載において、前記基板の表
裏両面で前記開口端の周縁部と対応する個所に接地電極
を設けるとともに、これら両面の接地電極どうしを該基
板に設けたスルーホールを介して接続し、且つ、これら
両面の接地電極にそれぞれ前記導波管と前記金属ケース
を圧接させたことを特徴とする衛星放送受信用屋外コン
バータ。 - 【請求項6】 請求項5の記載において、前記スルーホ
ールを前記開口端の周縁部に沿って多数個設けたことを
特徴とする衛星放送受信用屋外コンバータ。 - 【請求項7】 請求項5または6の記載において、前記
接地電極がはんだメッキ層からなることを特徴とする衛
星放送受信用屋外コンバータ。
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---|---|---|---|
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TW085108293A TW344152B (en) | 1995-07-19 | 1996-07-09 | Outdoor converter for receiving satellite broadcast |
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Applications Claiming Priority (1)
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