JP2504353B2 - 偏波切換受信装置 - Google Patents

偏波切換受信装置

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JP2504353B2
JP2504353B2 JP31618891A JP31618891A JP2504353B2 JP 2504353 B2 JP2504353 B2 JP 2504353B2 JP 31618891 A JP31618891 A JP 31618891A JP 31618891 A JP31618891 A JP 31618891A JP 2504353 B2 JP2504353 B2 JP 2504353B2
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JP
Japan
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waveguide
strip line
switch element
polarization switching
substrate
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JP31618891A
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English (en)
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JPH06140801A (ja
Inventor
良治 小磯
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は衛星放送用などのマイ
クロ波を受信する受信装置に関し、詳しくは、導波管を
用いて垂直偏波、水平偏波を切換えて受信しうる受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星放送などのマイクロ波は垂直、水平
2つの偏波または円偏波など複数の種類があり、1つの
アンテナでもって、例えば垂直、水平2つの偏波を受信
しようとすると、導波管内に設けた1本のプローブアン
テナを直交する2位置にわたってモータで回転させた
り、2本の直交するプローブアンテナを導波管内に設け
ると共に、該2本のプローブアンテナの交差位置にパッ
チアンテナを設ける(特開平2−223201)など簡
単な構造で受信することができなかった。特開平2−2
23201の技術ではプローブアンテナとパッチアンテ
ナとの間の間隙の調整が難しかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記偏波を
簡単な構造で良好に切換え受信できる装置を提供しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る偏波切換
受信装置は、導波管内部に、該導波管の軸方向を横断す
るように基板を設け、該基板上にストリップラインと、
該ストリップラインにON、OFFスイッチ素子を介し
てアースパターンと接続した回路を設け、上記スイッチ
素子がOFF時には上記ストリップラインが電界と結合
して一方の偏波(水平偏波)を受信するプローブアンテ
ナを構成し、スイッチ素子がON時には上記回路が磁界
と結合して他方の偏波(垂直偏波)を受信するループア
ンテナを構成する装置である。
【0005】
【実施例】図2はこの発明に係る偏波切換受信装置の1
例の一部切欠き縦断面図であり、円形導波管(1)の閉
塞端部(1a)から管内波長の約4分の1の距離を隔て
た位置に、導波管(1)の軸方向を横断するようにプリ
ント基板(2)を設けてある。このプリント基板(2)
上の配線は、もちろんローノイズブロックダウンコンバ
ータ(LNB)等のコンバータ回路へと接続されてい
る。また、導波管(1)の内部には次に説明する通りの
ストリップライン、アースパターン等が配置されてい
る。
【0006】すなわち、図1に図2の矢視I−Iを示し
たように、導波管(1)の管壁にあけた穴(10)(図
2)を通しては、直流成分ブロックのためのコンデンサ
(3)を介して1本のストリップライン(4)が導波管
(1)の中心へ向けて延びており、このストリップライ
ン(4)の先端はON、OFFスイッチ素子としてのP
INダイオード(5)に接続してある。(6)はバイア
ス電圧の接続線である。
【0007】この接続線(6)は図1に示したように、
受信チャンネルに応じて電圧を変化させるバイアス電圧
供給回路(11)に接続してあり、このバイアス電圧供
給回路(11)は、現在の受信チャンネルを検出する検
出手段(12)からの信号に基づき、受信チャンネルが
水平偏波の放送電波ならダイオード(5)をOFFさせ
るマイナス電圧を供給し、他方、垂直偏波の放送電波な
らダイオード(5)をONさせるプラス電圧を供給する
ようになっている。
【0008】なお、上記ストリップライン(4)が導波
管(1)の管壁を貫通する穴(10)には絶縁材(1
3)を詰めて、ストリップライン(4)が導波管(1)
に導通しないよう図ってある。そして、プリント基板
(2)の導波管管壁に当接する円形部分には、上記スト
リップライン(4)が導波管(1)を貫通する穴(1
0)部分のみ欠如した略C字状のアースパターン(7)
(8)が基板(2)の裏表に設けてある。また、表面の
アースパターン(7)には導波管(1)の中心へ向けて
延びたストリップライン状部(7a)が形成してあり、
このストリップライン状部(7a)先端が上記のPIN
ダイオード(5)に接続してある。さらに、表、裏のア
ースパターン(7)(8)は基板(2)を貫通する多数
のスルーホール(9)によって導通接続されている。従
って、上記構造により基板(2)によって分割された導
波管(1)の閉塞端部(1a)と前方部(1b)とは導
通される。
【0009】この実施例の偏波切換受信装置は、以上の
構成になっているので、PINダイオード(5)がOF
Fされ、ストリップライン(4)とストリップライン状
部(7a)とが非導通となれば、ストリップライン
(4)は導波管(1)内に突き出た1本のプローブアン
テナとして作用し、導波管(1)内を進入してきている
マイクロ波の電界と結合して水平偏波を受信する。ま
た、PINダイオード(5)がONされ、ストリップラ
イン(4)と前記ストリップライン状部(7a)とが導
通すれば、ストリップライン(4)とストリップライン
状部(7a)を介してアースに接続されループアンテナ
として作用し、円形導波管(1)内を進入してきている
マイクロ波の磁界と結合して垂直偏波を受信する。
【0010】上記実施例においては、ON、OFFスイ
ッチ素子としてPINダイオード(5)を用いたが、も
ちろん相応する高周波特性のトランジスタ等の半導体あ
るいは機械的スイッチその他の電子部材を用いてもよい
し、アースパターン(7)の形状も上記実施例における
略C字状に限定されない。また、ストリップライン状部
(7a)の形状、アースとの接続位置も限定されない
し、ストリップライン状部(7a)の代わり銅線等の金
属線を用いてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る偏波切換
受信装置は、格段に簡単な構造で、水平、垂直の偏波を
良好に切換えて受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る偏波切換受信装置の基板部分
の正面図。
【図2】 同じく縦断側面図。
【符号の説明】
(1)導波管 (2)プリント基板 (4)ストリップライン (5)PINダイオード(ON、OFFスイッチ素子) (7)アースパターン (8)アースパターン (9)スルーホール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形導波管内部に、該導波管の軸方向を
    横断するように基板を設け、該基板上にストリップライ
    ンと、該ストリップラインにON、OFFスイッチ素子
    を介してアースパターンと接続した回路を設け、上記ス
    イッチ素子がOFF時には上記ストリップラインが電界
    と結合して一方の偏波を受信するプローブアンテナを構
    成し、スイッチ素子がON時には上記回路が磁界と結合
    して他方の偏波を受信するループアンテナを構成するこ
    とを特徴とする偏波切換受信装置。
JP31618891A 1991-11-29 1991-11-29 偏波切換受信装置 Expired - Lifetime JP2504353B2 (ja)

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JPH06140801A JPH06140801A (ja) 1994-05-20
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US6999552B2 (en) 2002-11-18 2006-02-14 Canon Kabushiki Kaisha Radiographic apparatus and method
WO2007066405A1 (ja) * 2005-12-08 2007-06-14 The University Of Tokyo 通信装置

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