JP3205714B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3205714B2
JP3205714B2 JP02073197A JP2073197A JP3205714B2 JP 3205714 B2 JP3205714 B2 JP 3205714B2 JP 02073197 A JP02073197 A JP 02073197A JP 2073197 A JP2073197 A JP 2073197A JP 3205714 B2 JP3205714 B2 JP 3205714B2
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shutter
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邦夫 有坂
富男 黒須
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に関し,よ
り詳細には所謂電子スチルカメラの様に被写体像を光電
変換して静止画像得る撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年被写体像を光電変換して静止画像を
得る様にした撮像装置が所謂銀塩カメラとともにスチル
カメラの1分野として普及しつつある。この種の撮像装
置における露出制御としては,撮像手段のオンからオフ
迄の時間を制御することによって露出秒時を制御する様
にしたものも知られているが,動的な被写体を撮影する
場合にはインタレースの影響で奇数ラインと偶数ライン
とで時間的なズレが生じ,被写体の外形がギザギザが生
じるという問題がある。又,最近ではこの様な問題を解
決するためにノンインタレースでフルフレーム画像を出
力できる様にした撮像素子も普及しつつあるが,ノンイ
ンタレースで画素数を多くした場合には素子自体が非常
に高価なものとなり,画像データの取込中に撮像素子を
被写界光から遮蔽するためにシャッタ装置を備える要望
がある。又,スチル型の所謂電子カメラやデジタルビデ
オカメラの場合,銀塩フィルムカメラの様に現像所での
露光補正が期待できず,露出許容度も銀塩フィルムより
も狭いので,絞り口径とシャッタ秒時は単独で制御した
いという要望がある。銀塩フィルムカメラの場合には単
独のアクチュエータを絞り羽根とシャッタ羽根の駆動源
として兼用する様にしたものが広く普及している。この
様な機構は一般的にはアクチュエータの作動の第1段階
で絞り機構を目的の位置迄駆動してラチェット等のラッ
チ機構によって絞り機構を係止した後にアクチュエータ
の作動の第2段階でシャッタ機構を開閉駆動する様にな
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,所謂電
子スチルカメラは撮像素子面積が一般的な35ミリフィ
ルムや新規格フィルム等の銀塩フィルムよりも格段に狭
いのでレンズ鏡胴周囲を小型化する一方でレンズ口径の
みは大口径を維持したいという要望が強く,羽根駆動機
構の実装スペースが狭小化する傾向にあり,上述の様に
単独のアクチュエータを絞り機構とシャッタ機構の駆動
源として兼用する場合には,動力の伝達系が複雑になる
とともに絞り機構を係止する係止機構や係止解除機構も
設けなければならないため,実装が困難となるという問
題もある。
【0004】この問題を解決するためには,絞り機構と
シャッタ機構双方に独立したアクチュエータを設けると
ともに,各々の羽根を各々のアクチュエータでダイレク
ト駆動することが有効である。ところで,電子カメラの
場合,カメラの非使用時には撮像手段を被写界光から保
護するためにはシャッタ羽根を閉鎖状態にする所謂ノー
マルクローズタイプが望ましい一方で電源の投入時には
例えば液晶ファインダ等のモニタ装置に被写体像を写し
出すためにシャッタをオープン状態で維持したいという
要望があるが,電源の投入時にシャッタ羽根を開口位置
で維持するために電流を供給し続けた場合,電源の消耗
が著しいという問題が生じる。特に,電子カメラの場
合,銀塩カメラと比較してカメラサイズが小型化される
とともにファインダの表示や画像記録等にも電力を消費
するので,電源の消耗を極力抑制したいという要望が強
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこの様な問題点
に鑑みてなされたものであり,シャッタ周辺を小型化で
き,撮像素子の保護と液晶ファインダの表示を可能とし
ながら電力消費の少ない撮像装置を提供することを目的
とする。要約すれば,本発明の請求項1に係る撮像装置
は:入射光を所定の結像面に結像させる撮影光学系と:
前記結像面に配置されている撮像手段と:露光開口を有
していて該露光開口を前記入射光の光路中に配置してい
る地板と:を備えていて:前記地板は:前記露出開口よ
りも小さな開口を有していて前記露出開口から待避して
いる第1位置と前記露出開口に進入した第2位置との間
で作動可能に配置されている絞り羽根部材と:前記露出
開口から待避している第1位置と前記露出開口に進入し
た第2位置との間で作動可能に配置されているシャッタ
羽根部材と:駆動電流が供給されたとき前記絞り羽根部
材を前記第1位置と前記第2位置との間で作動させる絞
り羽根駆動手段と:駆動電流が供給されたとき前記シャ
ッタ羽根部材を前記第1位置と前記第2位置との間で作
動させ撮影の終了段階においては前記シャッタ羽根部材
を前記第1位置から前記第2位置へ作動させるシャッタ
羽根駆動手段と:前記絞り羽根部材が前記第1位置か前
記第2位置にあって前記絞り羽根駆動手段に駆動電流が
供給されていないとき前記絞り羽根駆動手段を保持する
第1保持手段と:前記シャッタ羽根部材が前記第1位置
か前記第2位置にあって前記シャッタ羽根駆動手段に駆
動電流が供給されていないとき前記シャッタ羽根駆動手
段を保持する第2保持手段と:を具備することにより上
記目的を達成する。
【0006】請求項2に係る撮像装置は請求項1を前提
として:前記各々の羽根駆動手段は,電流の供給方向に
対応して出力端が所定の角度範囲内で旋回するムービン
グマグネットで構成され:前記各々の保持手段は,前記
ムービングマグネットの旋回動作限に配置された強磁性
体で構成される。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】即ち、本発明によれば,シャッタ羽根部材
を,露出開口中に進入させておくことによって,不使用
時における撮像手段の保護がなされるとともに撮像手段
の画素数の増加も容易に行え,しかも,非通電時におい
は,絞り羽根部材及びシャッタ羽根部材が,露出開口
から待避した状態或いは露出開口内に進入した状態で
各々の羽根駆動部材が各々の保持手段によって保持され
ようになっているので,無駄な電力消費が抑制され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の1実
施形態を説明する。図1は本発明の撮像装置がカメラ本
体側の電源がオフした状態を示す平面図であり,図2は
ムービングマグネットの周辺を示す断面図である。図中
1は上地板,2は中地板,3は下地板であり,図1にお
いては上地板1,中地板2,下地板3は同一の一点鎖線
で仮想的に示している。これらの地板類の中央部分には
撮像光路を形成する露出開口APが形成されている。
4,5は露出開口APを開閉するシャッタ羽根であり,
シャッタ羽根4,5は上地板1の裏面に植設されたピン
1a,1bに対して各々揺動自在に支持されている。
尚,本実施例に示すシャッタ羽根4,5はアパーチュア
形成縁は有しておらず,不使用時には露出開口APを遮
蔽した状態にある。
【0012】次に,6はシャッタ羽根4,5を開閉駆動
するためのムービングマグネットであり,図2は断面
を,図3は図1に示す平面を拡大して各々示している。
尚,ムービングマグネット6の構成要素の符号は図1に
は特に示さないが,図2及び図3を参照すれば理解され
る。ムービングマグネット6は円筒状のケーシング6a
の内法にコイル枠6bが固着されており,コイル枠6b
の長手方向に沿って図3に示す様にコイル6cが捲着さ
れている。コイル枠6bの内側に設けられた軸6dには
2極のマグネット6eが回転可能に支持され,マグネッ
ト6eの外側に突出形成された出力ピン6fは上地板1
及び中地板2を貫通してシャッタ羽根4,5に各々形成
された長孔4a,5a(図1参照)と各々係合してい
る。
【0013】出力ピン6fの作動範囲は上地板1に植設
された例えば鉄等の強磁性体で形成されたピン1c,1
dによって規制されている。初期状態では出力ピン6f
はピン1cを磁着して図1や図3に示す状態で保持され
ているが,この状態でコイル6cに正のパルス電流を供
給するとコイル枠6bの周辺には図3において上側がN
極になる磁界が形成され,マグネット6eは軸6dを中
心に反時計廻り回転し,出力ピン6fがピン1dに当接
して停止する。そして出力ピン6fはピン1dを磁着す
るので,正のパルス電流の供給を遮断しても,出力ピン
6fはピン1dを磁着した状態で保持される。又,出力
ピン6fがピン1dを磁着した状態からコイル6cに対
して負のパルス電流を供給するとコイル枠6bの周辺に
は図3において下側がN極になる磁界が形成されるの
で,マグネット6eは軸6dを中心に時計廻り回転し,
出力ピン6fがピン1cに当接して停止する。そして出
力ピン6fはピン1cを磁着するので,負のパルス電流
の供給を遮断しても,出力ピン6fはピン1cを磁着し
た状態で保持される。
【0014】本実施形態は大中小の三種類の口径制御を
行う様にしたものを想定しており,露出開口APの全開
状態が大口径に相当する。又,中口径及び小口径は絞り
羽根7又は8を露出開口APに各々進入させることによ
って得ている。先ず,中口径に対応した絞り羽根7は上
地板1に植設されたピン1eに揺動自在に支持されてお
り,絞り羽根7の先端部分には中口径に相当する開口7
aが形成されている。又,9は絞り羽根7を旋回させる
ための駆動源となるムービングマグネットであり,ムー
ビングマグネット9の構成は既に説明したムービングマ
グネット6と基本的に同様であり,出力ピン9fが絞り
羽根7に形成された長孔7bと係合している。尚,本実
施形態においては,ムービングマグネット9は,正のパ
ルス電流を供給することによって出力ピン9fが強磁性
体のピン1fに当接するまで軸9dを中心に時計廻りに
回転し,負のパルス電流を供給することによって強磁性
体のピン1gに当接するまで軸9dを中心に反時計廻り
に回転する。又,絞り羽根7に形成された開口7aはム
ービングマグネット9の出力ピン9fがピン1fに当接
した状態の時に開口7aと露出開口APが概ね同心円に
なる。
【0015】次に,小口径に対応した絞り羽根8は上地
板1に植設されたピン1hに揺動自在に支持されてお
り,絞り羽根8の先端部分には小口径に相当する開口8
aが形成されている。又,10は絞り羽根8を旋回させ
るための駆動源となるムービングマグネットであり,ム
ービングマグネット10の構成も既に説明したムービン
グマグネット6と基本的に同様であり,出力ピン10f
が絞り羽根8に形成された長孔8bと係合している。
尚,本実施形態においては,ムービングマグネット10
は,正のパルス電流を供給することによって出力ピン1
0fが強磁性体のピン1iに当接するまで軸10dを中
心に時計廻りに回転し,負のパルス電流を供給すること
によって強磁性体のピン1jに当接するまで軸10dを
中心に反時計廻りに回転する。又,絞り羽根8に形成さ
れた開口8aはムービングマグネット10の出力ピン1
0fがピン1iに当接した状態の時に開口8aと露出開
口APが概ね同心円になる。
【0016】次に,図4は本実施形態の制御系のブロッ
ク図であり,4,5は既述のシャッタ羽根4,5を示
し,7,8は既述の絞り羽根7,8を示し,6,9,1
0は既述のムービングマグネット6,9,10を各々示
している。又,11は撮影用のレンズ,12は撮像手段
たるCCD,13はCCD12から出力された画像信号
の記憶処理等を行う画像信号処理回路,14はシャッタ
レリーズスイッチ,15はメインスイッチ,16はマイ
クロコンピュータを各々示す,又,17はシャッタ駆動
用のムービングマグネット6に駆動信号を供給するシャ
ッタ駆動回路,18は絞り駆動用のムービングマグネッ
ト9及びムービングマグネット10に駆動信号を供給す
る絞り駆動回路,19はCCD12の電荷蓄積及び電荷
放出を制御する電子シャッタ制御回路を各々示す。
【0017】次に,上記事項,図5のフローチャート,
図6のタイムチャート,図7及び図8の状態変化を示す
平面図を参照して本実施形態の動作を詳細に説明する。
先ず,初期状態において機構は図1に示す状態にある。
メインスイッチ15がオンすることによりプログラムは
スタートし,マイクロコンピュータ16は電子シャッタ
制御回路19を制御してCCD12を作動開始させると
ともにシャッタ駆動回路17を制御してムービングマグ
ネット6に対して正のパルス電流を供給させる。(ステ
ップS2,S3)
【0018】ムービングマグネット6に対して正のパル
ス電流が供給されることによって出力ピン6fは軸6d
を中心にしてピン1dに当接するまで反時計廻りに回転
する。そして,出力ピン6fがピン1dに当接すると出
力ピン6fはピン1dを磁着するので,正のパルス電流
が立ち下がった後の非通電状態でも出力ピン6fの位置
は保持される。この様にして図1に示す状態から出力ピ
ン6fが反時計廻りに回転すると,ピン6fは長孔4
a,5aを各々係合しているので,シャッタ羽根4は軸
1aを中心に左旋し,シャッタ羽根5は軸1bを中心に
右旋して露出開口APを開口する。尚,図7及び図8は
シャッタ羽根4,5が露出開口APを開口した状態を示
している。
【0019】さて,CCD12は既に作動を開始してい
るので,上記の様にしてシャッタ羽根4,5が露出開口
APを開口してCCD12が被写界光に露呈されると,
CCD12の出力はマイクロコンピュータ16に加えら
れる。そしてマイクロコンピュータ16はCCD12の
出力によって被写界輝度を測定し,適正な絞り値とシャ
ッタ秒時を算出し,レリーズスイッチ14がオンするの
を待つ(ステップS4)。そしてレリーズスイッチ14
がオンするとステップS4で算出した絞り値に応じて処
理を分岐する(ステップS9)。
【0020】使用される絞り値が中絞りの時にはマイク
ロコンピュータ16は絞り駆動回路18を制御してムー
ビングマグネット9に正のパルス電流を供給し(ステッ
プS10),ムービングマグネット9は出力ピン9fが
軸9dを中心にピン1fに当接するまで右旋し,ピン1
fを磁着するので,正のパルス電流が立ち下がった非通
電状態でも右旋位置を保持する。そして,ムービングマ
グネット9の右旋動作に伴って絞り羽根7も軸1eを中
心に右旋して開口7aが露出開口APを中絞りまで絞り
込む。尚,図7はこの様にして開口7aが露出開口AP
を中絞りまで絞り込んだ状態を示している。又,使用さ
れる絞り値が小絞りの時にはマイクロコンピュータ16
は絞り駆動回路18を制御してムービングマグネット1
0に正のパルス電流を供給し(ステップS11),ムー
ビングマグネット10は出力ピン10fが軸10dを中
心にピン1iに当接するまで右旋し,ピン1iを磁着す
るので,正のパルス電流が立ち下がった非通電状態でも
右旋位置を保持する。そして,ムービングマグネット1
0の右旋動作に伴って絞り羽根8も軸1hを中心に右旋
して開口8aが露出開口APを小絞りまで絞り込む。
尚,図8はこの様にして開口8aが露出開口APを小絞
りまで絞り込んだ状態を示している。更に,使用される
絞り値が大絞りの場合には,口径の絞り込み動作はなさ
れず,直ちにステップS12に移行する。即ち,この場
合には露出開口APの口径がそのままで絞り値になる。
【0021】この様にして口径値が定まるとマイクロコ
ンピュータ16は電子シャッタ制御回路19を制御して
CCD12の蓄積電荷を放出させる(ステップS1
2)。そしてCCD12は放電動作が完了した時点から
再度電荷の蓄積を開始し,従って,このタイミングが有
効露出秒時の開始タイミングになる。適正な露出秒時は
ステップS4で既に算出されているので,マイクロコン
ピュータ16はステップS12でCCD12の蓄積電荷
を放出した後にステップS4で算出された露出秒時が経
過するとシャッタ駆動回路17を制御してムービングマ
グネット6に負のパルス電流を供給する(ステップS1
4)。ムービングマグネット6に対して負のパルス電流
が供給されることによって出力ピン6fは軸6dを中心
にしてピン1cに当接するまで時計廻りに回転する。そ
して,出力ピン6fがピン1cに当接すると出力ピン6
fはピン1cを磁着するので,負のパルス電流が立ち下
がった後の非通電状態でも出力ピン6fの位置は保持さ
れる。この様にして図7又は図8に示す状態から出力ピ
ン6fが時計廻りに回転すると,シャッタ羽根4が軸1
aを中心に左旋するとともにシャッタ羽根5が軸1bを
中心に右旋して露出開口APを遮蔽する。従って,開口
径が露出開口APで定まる大口径撮影の場合には図6に
おけるハッチング部分ABCの合計面積が有効露光量に
相当し,開口径が絞り羽根7の開口7aで定まる中口径
撮影の場合には図6におけるハッチング部分BCの合計
面積が有効露光量に相当し,開口径が絞り羽根8の開口
8aで定まる小口径撮影の場合には図6におけるハッチ
ング部分Cの面積が有効露光量に相当することになる。
【0022】この様にしてシャッタ羽根4,5が露出開
口APを遮蔽するとマイクロコンピュータ16は画像信
号処理回路13を制御してCCD12の出力を取り込ま
せ(ステップS15),画像信号処理回路13は画像信
号を例えば外部のメモリカード等の記憶装置に書き込み
一回の撮影動作を完了する。この様にして一回の撮影動
作が完了するとマイクロコンピュータ16は次の様にし
て次駒の撮影に備える。即ち,マイクロコンピュータ1
6はステップS16で絞り羽根7又は8を使用したか否
かを判別する。そして,絞り羽根7が使用されていれば
ムービングマグネット9に,又,絞り羽根8が使用され
ていればムービングマグネット10に各々負のパルス電
流を加えて,絞り羽根7又は絞り羽根8を各々図1に示
す初期状態に復帰させた後に(ステップS17),ステ
ップS3に復帰してシャッタ羽根4,5を開口させてス
テップS8でレリーズスイッチ14がオンするのを待機
する。尚,ムービングマグネット9や10は負のパルス
電流の停止後も出力ピン9f,10fとピン1g,1j
との間の磁着力によって図1の状態を保持することはい
うまでもない。又,この様にしてレリーズスイッチ14
がオンするのを待機している間に電源スイッチ15がオ
フしたことをステップS5で検出するとステップS6で
シャッタ駆動回路17を制御してムービングマグネット
6に負のパルス電流を加え,シャッタ羽根4,5を閉鎖
駆動して露出動作を終了する。尚,電源スイッチ15が
オフした後の制御動作は例えば図外のキャパシタ等の容
量回路から電源供給されて実行される。
【0023】
【0024】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば,絞り
羽根部材とシャッタ羽根部材とを、露出開口から待避し
た第1状態で保持する場合にも露出開口に進入した第2
状態で保持する場合にも,複雑な機構を伴わずに保持で
きるので,電源のオフ時にはシャッタ羽根部材を第2状
態で保持することにより撮像手段の保護を図り,電源オ
ンでレリーズスイッチが操作されることを待機している
状態ではシャッタ羽根部材を第1状態で保持することに
より液晶ファインダ等の使用を可能となし,更にシャッ
羽根部材を第1状態から第2状態に駆動することによ
露出開口を閉じて露出動作を終了させることが出来
画素数の増大にも有効に対応することが可能となる。そ
して,この羽根駆動に伴う電力消費は,各々の羽根位置
を反転するときにだけ生じ,保持動作のためには生じな
ので,液晶ファインダ駆動や画像データの書込など
で大きな電力消費を必要とする電子スチルカメラ等
像装置においては,全体として電力消費を減少させる
ことが出来,撮影コマ数を増大させることが可能とな
る。更に、本発明は、絞り羽根部材とシャッタ羽根部材
は勿論のこと、それらの各駆動手段や各保持部材を全て
同一の地板に取り付けるのでユニットとして好適に組み
立てることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る撮像装置の初期状態にお
ける平面図。
【図2】図1に示すムービングマグネット6の断面図。
【図3】図1に示すムービングマグネット6の拡大平面
図。
【図4】本発明の実施例に係る撮像装置の制御系のブロ
ック図。
【図5】図4に示す制御系の制御動作示すフローチャー
ト。
【図6】図4に示す制御系の動作タイミングを示すタイ
ムチャート。
【図7】図1に示す実施例を中絞り状態にした平面図。
【図8】図1に示す実施例を小絞り状態にした平面図。
【符号の説明】
1 上地板 1c,1d,1f,1g,1i,1j ピン 4,5 シャッタ羽根 6 ムービングマグネット 6f 出力ピン 7 中絞り用絞り羽根 7a 開口 8 小絞り用絞り羽根 8a 開口 9 ムービングマグネット 9f 出力ピン 10 ムービングマグネット 10f 出力ピン 11 レンズ 12 CCD 16 マイクロコンピュータ AP 露出開口
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−142521(JP,A) 実開 平6−37834(JP,U) 実開 昭64−15475(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 9/10,19/02 H04N 5/238

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を所定の結像面に結像させる撮影
    光学系と,前記結像面に配置されている撮像手段と, 露出開口を有していて該露出開口を前記入射光の光路中
    に配置している地板と, を備えていて, 前記地板は, 前記露出開口よりも小さな開口を有していて前記露出開
    口から待避している第1位置と前記露出開口に進入した
    第2位置との間で作動可能に配置されている絞り羽根部
    材と, 前記露出開口から待避している第1位置と前記露出開口
    に進入した第2位置との間で作動可能に配置されている
    シャッタ羽根部材と, 駆動電流が供給されたとき前記絞り羽根部材を前記第1
    位置と前記第2位置との間で作動させる絞り羽根駆動手
    段と, 駆動電流が供給されたとき前記シャッタ羽根部材を前記
    第1位置と前記第2位置との間で作動させ撮影の終了段
    階においては前記シャッタ羽根部材を前記第1位置から
    前記第2位置へ作動させるシャッタ羽根駆動手段と, 前記絞り羽根部材が前記第1位置か前記第2位置にあっ
    て前記絞り羽根駆動手段に駆動電流が供給されていない
    とき前記絞り羽根駆動手段を保持する第1保持手段と, 前記シャッタ羽根部材が前記第1位置か前記第2位置に
    あって前記シャッタ羽根駆動手段に駆動電流が供給され
    ていないとき前記シャッタ羽根駆動手段を保持する第2
    保持手段と, を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮像装置において, 前記各々の羽根駆動手段は,電流の供給方向に対応して
    出力端が所定の角度範囲内で旋回するムービングマグネ
    ットで構成され, 前記各々の保持手段は,前記ムービングマグネットの旋
    回動作限に配置された強磁性体で構成されることを特徴
    とする撮像装置。
JP02073197A 1997-02-03 1997-02-03 撮像装置 Expired - Lifetime JP3205714B2 (ja)

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