JP3204149B2 - 防振マウント - Google Patents

防振マウント

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JP3204149B2
JP3204149B2 JP03553997A JP3553997A JP3204149B2 JP 3204149 B2 JP3204149 B2 JP 3204149B2 JP 03553997 A JP03553997 A JP 03553997A JP 3553997 A JP3553997 A JP 3553997A JP 3204149 B2 JP3204149 B2 JP 3204149B2
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啓司 三吉
達雄 鈴木
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のエンジンマウ
ント等、振動体と基体との間に介在して振動吸収を行う
防振マウントに関し、特に防振ゴム体の過度の変位を規
制するストッパ金具を備えた防振マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の防振マウントは、基体上に設け
た容器状支持金具内に、外周に筒状の本体金具を接合し
た防振ゴム体の下半部を保持せしめ、該防振ゴム体の上
端部を振動体に連結してなる。一方、上記防振ゴム体の
上半部外周を覆うストッパ金具を備えたものがあり、該
ストッパ金具は、上記防振ゴム体の上端面に対向して設
けたストッパ面によって上記防振ゴム体の過度の変位を
規制している。上記本体金具の上端縁には外方へ張り出
すフランジ部が形成してあり、上記支持金具の上端縁と
ともに、上記ストッパ金具の下端縁内にかしめ固定され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエンジンマウントでは、上記本体金具のフランジ部
が、上記ストッパ金具の下端縁と上記支持金具の上端縁
の間に挟持される構成であるため、かしめ部に水、オイ
ル等が侵入すると、上記本体金具と上記支持金具または
上記ストッパ金具との間の摩擦抵抗が小さくなってずれ
が生じやすくなる。この場合、急発進時、急制動時等に
大きな力が加わると、上記本体金具に回転方向または径
方向のずれ力が作用し、異音が発生するおそれがあっ
た。
【0004】しかして、本発明の目的は、ストッパ金具
と支持金具の間に挟持される本体金具にずれ力が作用し
て異音が発生することを防止し、より快適な乗り心地を
得ることができる防振マウントを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の構成
において、防振マウントは、基体上に設けた容器状支持
金具内に、外周に筒状の本体金具を接合した防振ゴム体
の下半部を保持せしめ、該防振ゴム体の上端部を振動体
に連結する一方、上記防振ゴム体の上半部外周を覆って
その過度の変位を規制するストッパ金具を設けて、この
ストッパ金具の下端縁と上記支持金具の上端縁とを衝合
してかしめ固定するとともにこれら端縁間に上記本体金
具の上端縁に設けたフランジ部を挟持してなる。上記本
体金具は、上記フランジ部外周縁の少なくとも3か所
に、先端が該外周縁より径方向外方に突出し上記かしめ
部の側部立壁にくい込んで固定されるつめ部を有してい
る。
【0006】上記構成によれば、上記フランジ部のつめ
部が、かしめ部の側部立壁にくい込んで固定されるの
で、上記本体金具が確実に固定され、水、オイル等が侵
入してもずれが生じにくい。従って、急発進、急制動時
等に、上記本体金具のずれによる異音が発生することを
防止して、乗り心地を向上させることができる。
【0007】請求項2の構成では、上記つめ部を上記フ
ランジ部の周面に対し傾斜させて設ける。このつめ部を
上記かしめ部の上記立壁に対向配置して上記傾斜がなく
なるように変性せしめることにより、その先端を上記側
部立壁にくい込ませて、容易かつ確実に固定することが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1、2に基づいて本発明
の一実施の形態について説明する。図1(a)におい
て、1は上端が開口する容器状の支持金具で、底面に突
設した取付けボルト11によって図略の基体たる車両ボ
デーに固定される。上記支持金具1内には、外周に筒状
の本体金具3を接合した厚肉防振ゴム体2の下半部が保
持されている。該防振ゴム体2は、上端部に埋設した連
結部材21を有し、この連結部材21に螺結したボルト
22によって図略の振動体たる車両エンジンに連結され
る。
【0009】上記防振ゴム体1の上半部周りには、これ
を覆うように容器状のストッパ金具4が配設してある。
該ストッパ金具4は、図2(a)、(b)に示すよう
に、ストッパ面となる上面41に三角形の開口42を有
しており、上記連結部材21上端部に設けた三角形のフ
ランジ部23を該開口42に挿通した後、相対回転させ
るようになしてある。これにより上記上面41が上記フ
ランジ部23と上記防振ゴム体2の上面との間に位置
し、上記防振ゴム体2の上下方向の変位に対しストッパ
面として機能する。
【0010】上記支持金具1の上端縁12は径方向外方
へ拡がるフランジ状となしてあり、上記本体金具3の上
端縁には、この支持金具1の上端縁に沿って径方向外方
へ突出するフランジ部31が設けてある(図1
(a))。上記ストッパ金具4の下端縁43は、これら
支持金具1および本体金具3の上端縁外周に延びてお
り、該下端縁43内に、上記支持金具1の上端縁12を
上記本体金具3のフランジ部31とともにかしめ固定し
ている。
【0011】ここで、上記本体金具3は、図1(b)に
示すように、上記フランジ部31の外周縁にほぼ45°
の間隔をおいて形成される多数のつめ部32を有してい
る。これらつめ部32は、先端が該外周縁より径方向外
方に突出するとともに、下方に向けて傾斜するように設
けてあり(図1(c))、これらつめ部32によって、
上記ストッパ金具4に固定されるようになしてある。な
お、図1(b)において、33は上記支持金具1との位
置決め用の係止部、34は上記ストッパ金具4との位置
決め用の切欠きであり、これら係止部33、切欠き34
の形成位置においては上記つめ部32を形成していな
い。
【0012】次に、上記つめ部32の固定方法を図3を
用いて説明する。まず、上記本体金具3のフランジ部3
1を、上記ストッパ金具4のL字形に成形した下端縁4
3上に配置し(図3(a))、パンチPを下降させて上
記つめ部32が上記フランジ部31と面一となるように
プレスする。この過程で上記つめ部32の先端が、対向
する上記ストッパ金具下端縁43の立壁43aにくい込
んで固定される(図3(b))。しかる後、上記本体金
具3の上面に上記支持金具1を配置して、上記支持金具
1の上端縁12と上記ストッパ金具4の下端縁43とを
かしめ固定すればよい。
【0013】このように、本発明では、上記本体金具3
のフランジ部31につめ部32を設けたので、これらつ
め部により上記本体金具が上記ストッパ金具4に確実に
固定される。従って、かしめ部に侵入する水、オイル等
の影響を受けることがなく、急発進時等に大きな力を受
けても、上記本体金具3にズレが生じて異音が発生する
ことが防止される。
【0014】ここで、上記効果を得るためには、上記つ
め部32を、上記フランジ部31外周縁の少なくとも3
か所ないしそれ以上に設けるのがよい。特に、上記フラ
ンジ部31をその中心を通る任意の直線で分割した時に
形成される半円の両方に、つめ部32が少なくとも1か
所ないしそれ以上存在するようにすると、どの方向から
の力に対しても確実にズレを抑えることができ、異音の
発生を防止することができる。
【0015】上記実施の形態では、上記ストッパ金具4
にて上記支持部材1をかしめる構成としたが、上記支持
部材1をかしめ側とし、該支持部材1上端縁12内に上
記ストッパ金具4の上端縁および上記本体金具3のフラ
ンジ部31をかしめる構成とすることもできる。この場
合、上記本体金具3をそのつめ部32にて上記支持部材
1に固定し、その後、上記ストッパ金具4を重ねてかし
め固定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態における防
振マウントの全体断面図、(b)は本体金具の上方視
図、(c)は(b)のA−A線断面図である。
【図2】(a)は第1の実施の形態におけるストッパ金
具の上方視図、(b)はストッパ金具の断面図である。
【図3】(a)、(b)は本体金具とストッパ金具の固
定方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 支持金具 11 取付けボルト 12 フランジ部 2 防振ゴム体 21 連結部材 22 取付けボルト 23 フランジ部 3 本体金具 31 上端縁 32 つめ部 4 ストッパ金具 41 上面 42 開口 43 下端縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−46233(JP,A) 特開 平5−126187(JP,A) 特開 平6−307490(JP,A) 実開 平1−118230(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/02 - 15/08 F16F 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に設けた容器状支持金具内に、外
    周に筒状の本体金具を接合した防振ゴム体の下半部を保
    持せしめ、該防振ゴム体の上端部を振動体に連結する一
    方、上記防振ゴム体の上半部外周を覆ってその過度の変
    位を規制するストッパ金具を設けて、このストッパ金具
    の下端縁と上記支持金具の上端縁とを衝合してかしめ固
    定するとともにこれら端縁間に上記本体金具の上端縁に
    設けたフランジ部を挟持してなる防振マウントにおい
    て、上記本体金具の上記フランジ部外周縁の少なくとも
    3か所に、先端が該外周縁より径方向外方に突出し上記
    かしめ部の側部立壁にくい込んで固定されるつめ部を設
    けたことを特徴とする防振マウント。
  2. 【請求項2】 上記つめ部を上記フランジ部の周面に対
    し傾斜させて設け、上記かしめ部の上記立壁に対向配置
    して上記傾斜がなくなるように変性せしめることにより
    その先端を上記側部立壁にくい込ませた請求項1記載の
    防振マウント。
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