JP3935337B2 - 分離型ショックマウント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の構造体に対して免振機能を付加した状態で各種機器類を支持するのに用いられる分離型ショックマウントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のショックマウントとしては、例えば図8に示すようなものがあった。図示のショックマウント100は、円板状の頭部101を有する2本の金属製ボルト102,102と、ゴム製の緩衝材103を備え、両ボルト102,102を相反する向きにして両プレート101,101間に緩衝材を接着固定した構成になっている。
【0003】
上記のショックマウント100は、一方のボルト102を所定の構造体に連結すると共に、他方のボルト102を各種機器類に連結して、構造体において機器類を支持し、この際、緩衝材103が1自由度系の振動をすることにより、緩衝材103の弾性定数と支持した機器類の重量とで決定される共振周波数以上の周波数の振動を減衰させる機能を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来のショックマウントにあっては、金属製のボルト102にゴム製の緩衝材を接着で固定していたため、とくに引っ張り方向の強度が弱いという問題点があった。また、支持する機器類の重量等に応じて弾性定数を設定するには、緩衝材103の直径や厚さを変えることとなるが、この場合、圧縮/剪断方向の弾性定数比が大きく且つこの比を大きく変化させることができないために、設計の自由度が小さく、さらに、ボルト102のサイズ等も大幅に変更する必要があるので、結果として弾性定数を自由に設定することが難しいという問題点があり、これらの問題点を解決することが課題であった。
【0005】
【発明の作用】
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、充分な強度を有するとともに振動に対して大きな減衰機能を得ることができ、また、弾性定数の設定にも容易に対処することができる分離型ショックマウントを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる分離型ショックマウントは、請求項1として、第1おねじ部と第2おねじ部を同軸上で相反する向きに備えた分離型ショックマウントであって、第1おねじ部と同おねじ部よりも大径の頭部を有する第1部材と、第2おねじ部を有する第2部材と、第1部材の第1おねじ部を貫通状態にして第2部材にねじ結合により連結されるとともに第2部材との間で第1部材の頭部を収容する第3部材を備え、第1部材の頭部と、第2および第3の部材の双方との軸線方向間の対向面がテーパ状を成していると共に、第1部材の頭部のテーパ面と第2および第3の部材のテーパ面の間に緩衝材を介装した構成とし、請求項2として、第2部材と第3部材とがねじ結合により連結されると共に、第2部材と第3部材の間に互いのねじ込み量を調整するスペーサを介装可能にした構成としており、上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
【0007】
なお、上記構成において、第1、第2および第3の部材には、その素材として金属やプラスチックなどを用いることができ、緩衝材には、その素材としてゴムや樹脂などを用いることができる。
【0008】
【発明の作用】
本発明の請求項1に係わる分離型ショックマウントでは、第1おねじ部を有する第1部材と第2おねじ部を有する第2部材を直接連結せずに分離した状態にして、第2部材と第3部材をねじ結合により連結し、第1おねじ部と第2おねじ部を同軸上で相反する向きにしている。そして、例えば第2おねじ部を所定の構造体に連結すると共に、第1おねじ部を各種機器類に連結して、構造体において機器類を支持し、このとき、第1部材の頭部と第2および第3の部材との軸線方向間に介装した緩衝材により、構造体において支持する機器類の振動を減衰する。
【0009】
この分離型ショックマウントは、第1部材の頭部が第2部材と第3部材の間に収容され、この頭部が第3部材に対して係止状態となるので、第1および第2のおねじ部を用いた連結に対して機械的強度が非常に高く、また、緩衝材も第2部材と第3部材との間に収容されるので、基本的には、緩衝材を第1〜第3の部材に接着等で固定する必要が無く、これにより緩衝材による振動の減衰機能がより高められると共に、緩衝材が破断するような事態も防止される。さらに、緩衝材の幅や厚さあるいは材質を変更することで、弾性定数の設定が行われる。
そしてさらに、上記分離型ショックマウントでは、第1部材の頭部と、第2および第3の部材の双方との軸線方向間の対向面をテーパ状とし、第1部材の頭部のテーパ面と第2および第3の部材のテーパ面との間に緩衝材を介装したので、軸線方向および軸線に直交する方向の振動に対する減衰機能がより高められ、また、テーパ面に生じる滑りによっても振動エネルギを吸収し得るので、より大きな減衰機能が得られるものとなる。
【0010】
本発明の請求項2に係わる分離型ショックマウントでは、第2部材と第3部材とがねじ結合により連結してあり、第2部材と第3部材の間にスペーサを介装可能にしたので、弾性定数の設定において緩衝材の厚さを変更する際に、その厚さに対応して第2部材と第3部材の互いのねじ込み量を調整し、これにより第2部材と第3部材の間に生じた隙間にスペーサを介装する。
【0012】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係わる分離型ショックマウントによれば、第1〜第3の部材および緩衝材を採用したことから、組立てが非常に簡単であって、一対のボルト間に緩衝材を介装した従来のショックマウントに比べて、非常に高い機械的強度を得ることができると共に、小型でありながら振動に対する大きな減衰機能を得ることができ、また、緩衝材の破断等の不具合を防止し得るうえに、緩衝材の幅や厚さなどの変更を伴う弾性定数の設定にもきわめて容易に対処することができる。
さらに、当該分離型ショックマウントによれば、第1部材の頭部と第2および第3の部材の双方との軸線方向間の対向面をテーパ状とし、第1部材の頭部のテーパ面と第2および第3の部材のテーパ面との間に緩衝材を介装したことから、形状や大きさを殆ど変更することなく、軸線方向と軸線に直交する方向の2方向の振動に対する減衰機能をより高めることができると共に、テーパ面に生じる滑りによってさらに大きな減衰機能を得ることができ、また、テーパの角度を変えることによっても弾性定数を変化させることができるので、設計の自由度をより一層高めることができる。
【0013】
本発明の請求項2に係わる分離型ショックマウントによれば、請求項1と同様の効果を得ることができるうえに、第2と第3の部材をねじ結合するとともにスペーサを介装可能としたことにより、当該ショックマウントの形状や大きさを何ら変更することなく、第1部材の頭部と第2および第3の部材との軸線方向間の間隔ならびに緩衝材の厚さを自由に変更することができ、これにより弾性定数の設定により一層容易に対処することができると共に、スペーサにより、変更後における第2および第3の部材の連結状態を確実に維持することができる。
【0015】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本発明に係わる分離型ショックマウントの一実施例を説明する。
【0016】
図1および図2に示す分離型ショックマウントS1は、第1おねじ部11と同おねじ部11よりも大径の頭部13を有する第1部材1と、第2おねじ部12を有する第2部材2と、第1部材1の第1おねじ部11を貫通状態にして第2部材2に連結されるとともに第2部材2との間で第1部材1の頭部13を収容する第3部材3を備えている。第1〜第3の部材1〜3はいずれも金属製である。
【0017】
第1部材1における頭部13には、その軸線方向における第1おねじ部11側とその反対側に、互いに反する方向に向けて直径が漸次減少する2つのテーパ面13A,13Bが形成してある。そして、両テーパ面13A,13Bには、環状を成すゴム製の緩衝材14A,14Bが接着により固定してある。
【0018】
第2部材2は、その頭部に、収容空間形成用のセグメント15が一体成形してある。このセグメント15は、図示しない所定の構造体への取付け面を形成するフランジ部15Aと、外周におねじ15Bを形成した連結部15Cと、連結部15Cにおいて頭部側に開口した凹部15Dを同心状に備えている。この凹部15Dは、内周面が、底部に向けて直径が漸次減少するテーパ面15Eになっており、このテーパ面15Eには、環状を成すゴム製の緩衝材16Bが接着により固定してある。
【0019】
第3部材3は、概略円筒状を成す部材であって、図1中側となる一端側の内周面に、めねじ3Aが形成してあると共に、他端側に、端部に向けて直径が漸次減少するテーパ部3Bを有している。また、テーパ部3Bの中央には、第1部材1の第1おねじ部11の直径よりも大きく且つ頭部13の直径よりも小さい挿通孔3Cが設けてあると共に、テーパ部3Bの内側のテーパ面3Dには、環状を成すゴム製の緩衝材16Aが接着により固定してある。
【0020】
ここで、第1部材1の頭部13に設けた緩衝材14A,14Bは、その断面が矩形状を成しており、これに対して、第2および第3の部材2,3に設けた緩衝材16A,16Bは、その断面が、頭部13のものよりも幅が大きく且つ厚さが小さいシート状を成している。
【0021】
上記の第1〜第3の部材1〜3は、第1部材1の第1おねじ部11を第3部材3の内側から挿通孔3Cに貫通させたのち、第2部材2と第3部材3を各々のおねじ15およびめねじ3Aによりねじ結合し、第1部材1の頭部13を第2部材2と第3部材3の間に収容する。このように当該分離型ショックマウントS1は、組立てが非常に簡単であり、組立て後には、第1部材1の頭部13と第2および第3の部材2,3との軸線方向間に、緩衝材14A,14B,16A,16Bが介装された状態となる。
【0022】
このとき、当該分離型ショックマウントS1では、第1部材1と第2部材2との軸線方向間の対向面がテーパ面13B,15Eになっていて、この間で緩衝材14B,16B同士が同じテーパ角度にて接触し、また、第1部材1と第3部材3との軸線方向間の対向面がテーパ面13A,3Dになっていて、この間で緩衝材14A,16A同士が同じテーパ角度にて接触している。
【0023】
また、各々対向する緩衝材同士は、接着せず、互いに加圧力を受けることの無い状態で接触している。このような状態を得るには、第2部材2と第3部材3の互いのねじ込み量を調整すれば良く、そのねじ込み位置を維持するために、第2部材2のフランジ部15Aと第3部材3の端部との間には、環状のスペーサ17が介装してある。
【0024】
上記構成を備えた分離型ショックマウントS1は、第1部材1と第2部材2を直接連結せずに分離した状態にして、第1おねじ部11と第2おねじ部12を同軸上で相反する向きにしている。また、分離型ショックマウントS1は、第2部材2と第3部材3がねじ結合により連結され、第1部材1の頭部13が第3部材3に対して係止状態となるので、例えばねじ結合部分が破断するほどの著しく大きな外力を受けない限り破損することはなく、第1および第2のおねじ部11,12を用いた連結に対して機械的強度が非常に高いものとなっている。
【0025】
そして、上記の分離型ショックマウントS1は、例えば第2おねじ部12を所定の構造体に連結すると共に、第1おねじ部11を各種機器類に連結して、構造体において機器類を支持し、緩衝材14A,14B,16A,16Bにより、その弾性定数と支持した機器類の重量とで決定される共振周波数以上の周波数の振動を減衰させる。
【0026】
このとき、分離型ショックマウントS1は、第1部材1の頭部13とともに緩衝材14A,14B,16A,16Bも第2部材2と第3部材3との間に収容されているので、衝撃を受けた際に緩衝材14A,14B,16A,16Bが破断することが無く、また、対向する緩衝材14A,14B,16A,16B同士を接着等で固定する必要が無く、むしろ接着しないことにより緩衝材14A,14B,16A,16B間に滑りが生じて振動エネルギを吸収するので、振動に対してより大きな減衰機能を有するものとなっている。
【0027】
また、分離型ショックマウントS1は、緩衝材14A,14B,16A,16Bをテーパ面13A,13B,3D,15Eに設けているので、軸線方向および軸線に直交する方向の振動に対する減衰機能がより高められ、且つ対向する緩衝材14A,14B,16A,16B同士がテーパ面で接触しているので、その間における滑りがより発生し易く、より大きな減衰機能をもたらすこととなる。
【0028】
さらに、分離型ショックマウントS1では、第2部材2と第3部材3とがねじ結合により連結してあり、第2部材2と第3部材3の間にスペーサ17を介装可能にしたので、幅寸法の異なるスペーサ17を複数用意しておくことで、弾性定数を設定するための緩衝材14A,14B,16A,16Bの厚さの変更に容易に対処し得ることが明らかである。
【0029】
なお、上記実施例の分離型ショックマウントS1では、第3部材3と緩衝材16A、および第2部材2と緩衝材16Bを接着しない構成としても良く、この場合、滑り面が増すこととなってより大きな減衰機能を得ることができる。また、滑り面にグリース類を塗布することにより、さらに滑り易くして減衰機能を高めることも有効であり、この場合、組立て性がより向上し、且つ緩衝材14A,14B,16A,16Bの耐久性も向上する。さらに、第2および第3の部材2,3側における緩衝材16A、16Bが無い構成にすることも勿論可能である。
【0030】
図3は、上記実施例で説明した分離型ショックマウントS1の振動特性を示す図である。この振動特性は、図3(c)に示すように、基板B上に、4個の分離型ショックマウントS1で重量10kgのダミーウエイトWを支持し、垂直方向(縦方向)および水平方向(横方向)の振動を与えて測定したものである。図3(a)に縦方向の振動特性を示し、図3(b)に横方向の振動特性を示す。これにより良好な振動特性を有することが確認された。
【0031】
また、図9には、図8で説明した従来のショックマウントの縦方向の振動特性を示す。この従来例と図3(a)に示す本実施例とを比較すると、本実施例のショックマウントS1の方がピークが低いものとなっており、さらに、本実施例のショックマウントS1では、従来に比べて小型でありながら充分な振動特性を有することが判明した。
【0032】
図4および図5は、本発明に係わる分離型ショックマウントの他の実施例を説明する図である。なお、先の実施例と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0033】
この実施例における分離型ショックマウントS2は、図1に示す実施例に対して、テーパ面13A,13B,3D,15Eの傾斜角度θが異なっており、さらに、第1部材1の頭部13に設けた緩衝材14A,14Bの厚さが異なる場合を例示している。つまり、図4に示す緩衝材14A,14Bに対して図5に示す緩衝材14A,14Bが薄くなっており、これにより図5に示す分離型ショックマウントS2にはスペーサ(図1の符号17)を用いていない。
【0034】
このように、当該分離型ショックマウントS2は、緩衝材14A,14Bの厚さを選択することにより、全体の形状や大きさを変えずに弾性定数を変更することができ、しかも、傾斜角度θを異ならせることによっても弾性定数を変更することができるので、設計の自由度が非常に高いものとなっている。
【0035】
図6は、本発明に係わる分離型ショックマウントの参考例を説明する図である。なお、先の実施例と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0036】
この参考例の分離型ショックマウントS3は、第1部材1が、第1おねじ部11と頭部13との間に、中間の直径を有する軸部18を備えている。そして、軸部8の外周に設ける緩衝材19と、軸部18側のテーパ面13Aに設ける緩衝材20と、頭部13の外周に設ける緩衝材21と、頭部13の頂面(図6では下面)に設ける緩衝材22を備えている。なお、第2部材2は、図1に示すようなテーパ面(符号15E)が無いものとなっている。また、各緩衝材19〜22は、ゴム製であって、第1部材1には接着により固定されるが、第2および第3の部材2,3に接着する必要は無い。
【0037】
上記構成を備えた分離型ショックマウントS3は、先の実施例と同様の作用および効果が得られるほか、第1部材1の外周に設けた緩衝材19,21によって横方向の振動に対する減衰機能が高められる。また、第1部材1の頂面に設けた緩衝材22では、軸線方向に対して傾斜していないので、振動を当該緩衝材22の純粋な圧縮と剪断で受けることとなり、弾性定数の予測が容易であって、設計変更することが簡単であるという利点がある。
【0038】
なお、上記参考例では、各緩衝材19〜22を個別に設けた場合を示したが、これらの緩衝材19〜22が連続するように第1部材1に被着することも当然可能である。
【0039】
図7は本発明に係わる分離型ショックマウントの具体的な使用例を説明する図であって、この例では、ロケットの胴体R内に各種機器を取り付ける場合を示している。
【0040】
ロケットの胴体Rの内側には、複数のステー50が突出状態で設けてあり、各ステー50に設けた分離型ショックマウントS1(S2,S3)により、ベースプレート51を支持している。ベースプレート51には、観測用や制御用などの機器52が取り付けてあり、さらに、別の分離型ショックマウントS1を複数用いて別の機器53を支持している。
【0041】
このようにして、複数の分離型ショックマウントS1により、ロケットの打ち上げ時の振動等から各機器52,53を保護している。また、当該分離型ショックマウントS1は、先にも述べたように、緩衝材に加圧力を付与しない状態で緩衝材同士あるいは緩衝材と第2および第3の部材とを接触させているので、とくに無重力環境下においては双方の接触状態が非常に弱くなり、これにより振動に対する大きな減衰効果を発揮することとなる。したがって、ロケットにおける機器の支持だけでなく、例えば宇宙ステーション等の周回軌道上の宇宙機における支持手段としても非常に好適である。
【0042】
なお、本発明に係わる分離型ショックマウントは、その詳細な構成が上記各実施例のみに限定されることは無く、第1〜第3の部材や緩衝材の形状、あるいは緩衝材の介装箇所などを適宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる分離型ショックマウントの一実施例を示す断面図である。
【図2】 図1に示す分離型ショックマウントを分解状態で説明する断面図である。
【図3】 図1に示す分離型ショックマウントの縦方向の振動特性を示すグラフ(a)、横方向の振動特性を示すグラフ(b)、および振動特性の測定要領を示す説明図(c)である。
【図4】 本発明に係わる分離型ショックマウントの他の実施例を示す断面図である。
【図5】 図3に分離型ショックマウントの緩衝材の厚さが異なる場合を示す断面図である。
【図6】 本発明に係わる分離型ショックマウントの参考例を示す図であって、第1部材および緩衝材の側面図(a)、組付け要領を説明する断面図(b)、および組立て状態を説明する断面図(c)である。
【図7】 本発明に係わる分離型ショックマウントの使用例を説明するロケットの要部の断面図である。
【図8】 従来の分離型ショックマウントを示す断面図である。
【図9】 従来のショックマウントの縦方向の振動特性を示すグラフである。
【符号の説明】
S1〜S3 分離型ショックマウント
1 第1部材
2 第2部材
3 第3部材
11 第1おねじ部
12 第2おねじ部
13 頭部
14 14 緩衝材
15 15 緩衝材
19〜22 緩衝材

Claims (2)

  1. 第1おねじ部と第2おねじ部を同軸上で相反する向きに備えた分離型ショックマウントであって、第1おねじ部と同おねじ部よりも大径の頭部を有する第1部材と、第2おねじ部を有する第2部材と、第1部材の第1おねじ部を貫通状態にして第2部材にねじ結合により連結されるとともに第2部材との間で第1部材の頭部を収容する第3部材を備え、第1部材の頭部と、第2および第3の部材の双方との軸線方向間の対向面がテーパ状を成していると共に、第1部材の頭部のテーパ面と第2および第3の部材のテーパ面の間に緩衝材を介装したことを特徴とする分離型ショックマウント。
  2. 第2部材と第3部材とがねじ結合により連結されると共に、第2部材と第3部材の間に互いのねじ込み量を調整するスペーサを介装可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の分離型ショックマウント。
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