JP3293511B2 - シール構造 - Google Patents

シール構造

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JP3293511B2
JP3293511B2 JP5181297A JP5181297A JP3293511B2 JP 3293511 B2 JP3293511 B2 JP 3293511B2 JP 5181297 A JP5181297 A JP 5181297A JP 5181297 A JP5181297 A JP 5181297A JP 3293511 B2 JP3293511 B2 JP 3293511B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシール構造に係り、
特に自動車等の車両に搭載される燃料タンクの開口部等
のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に搭載される燃料
タンクの開口部等のシール構造としては図5に示される
ような構造が知られている。
【0003】図5に示される如く、この燃料タンクの開
口部のシール構造では、燃料タンク100に、開口部と
しての円孔102が穿設されており、この円孔102に
は、短筒状とされた樹脂製の締結部材104が取付られ
ている。締結部材104のフランジ部104Aと、円孔
102の外周部との間には、シール部材としてのリング
状のガスケット106が挟持されている。締結部材10
4のフランジ部104Aの上面には、リング状の締結プ
レート108が配設さており、この締結プレート108
と円孔102の外周部とによって、締結部材104のフ
ランジ部104Aとガスケット106が挟持されてい
る。
【0004】締結プレート108は、燃料タンク100
に固定されたリテーナー110にボルト112によって
固定されており、締結プレート108をリテーナー11
0に固定することで、ガスケット106が図5の上下方
向から圧縮され、締結プレート108と円孔102の外
周部とに密着することで、円孔102の周囲をシールし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このシ
ール構造では、円孔102の外周部と、締結部材104
の外周部104Bとの間に隙間120が形成されてい
る。この結果、部品精度の組み合わせにより、ガスケッ
ト締め代が下限状態において、ガスケット106が膨潤
等により、下方(燃料タンク100の内方)へ膨出した
場合には、ガスケット106の一部が隙間120から下
方(燃料タンク100の内方)へ移動する場合があり、
開口部のシール性が低下する。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、開口部のシー
ル性の低下を抑制することできるシール構造を提供する
ことが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、容器の開口部に挿入された締結部材と、前記開口部
の外周部と前記締結部材とで挟持されたシール部材と、
を備えたシール構造であって、前記容器の内側面に配設
されたリング状プレートであって、前記締結部材の筒部
近傍に達している内周側端部が、前記開口部の奥側へ延
びる前記シール部材の先端に対向配置されているはみ出
し抑制部材を有することを特徴としている。
【0008】従って、膨潤等によって、シール部材の先
端が、開口部の外周部と、容器の開口部に挿入された締
結部材との間から、容器本体内にはみ出そうとした場合
には、シール部材の先端に対向配置されたはみ出し抑制
部材に、シール部材が当接することによって、シール部
材のはみ出しが抑制されるため、シール部のシール性の
低下を確実に抑制することができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のシール構造の一実施形態
を図1〜図3に従って説明する。
【0012】なお、図中矢印UPは容器の上方方向を示
す。図3に示される如く、本実施形態では、燃料タンク
10の上板10Aに、開口部としての円孔12が形成さ
れており、この円孔12の外周部には、短筒状とされた
弾性を有する樹脂製の締結部材14と、リング状とされ
た金属製の締結プレート16とが、ボルト18によって
取付られている。なお、本実施形態では、ボルトによる
締結方法を開示しているが、ボルトによる締結方法に代
えてツイストロック方式等の構造でも良い。
【0013】図1に示される如く、燃料タンク10の円
孔12の外周部20は、端末が円孔12の中心へ向けて
鋭角に屈曲されており、曲面部20Aが、円孔12の中
心へ向けて突出したバーリングシール面となっている。
【0014】図2に示される如く、シール部材としての
ガスケット22は、円孔12の奥側(図1の下側)へ延
びる縦壁部22Aと、この縦壁部22Aの上端に外側へ
向けて形成された横壁部22Bとからなる断面L字状と
なっており、横壁部22Bの外側端部の上下には、がた
つき防止用突起22Cがそれぞれ形成されている。
【0015】図1に示される如く、ガスケット22の縦
壁部22Aは、締結部材14の筒部14Aと、円孔12
の外周部20の曲面部20Aとの間に挟持されており、
この部位が実質的にはシール部となっている。また、締
結部材14の上端部には、上下位置決め用の水平フラン
ジ14Bが形成されており、この水平フランジ14B
と、円孔12の外周部20との間に、ガスケット22の
横壁部22Bが挟持されている。
【0016】締結プレート16は、締結部材14の水平
フランジ14Bの上面に当接しており、ボルト18は、
燃料タンク10に固定されたリテーナー24に螺合して
いる。また、燃料タンク10の上板10Aの下面側(燃
料タンク10の内側面)には、はみ出し抑制部材として
のリング状のプレート30が溶着されている。このプレ
ート30の内周側端部30Aは、締結部材14の筒部1
4Aの近傍に達しており、この内周側端部30Aが、ガ
スケット22の縦壁部22Aの下端に対向配置されてい
る。
【0017】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のシール構造では、燃料タンク10内の燃料によ
るガスケット22の膨潤等によって、ガスケット22の
縦壁部22Aの下端が、円孔12の外周部20と、締結
部材14の筒部14Aとの間を下方へ移動し、燃料タン
ク10の内部にはみ出そうとした場合には、プレート3
0の内周側端部30Aに、ガスケット22の縦壁部22
Aの下端が当接する。この結果、ガスケット22のはみ
出しが抑制され、ガスケット22の充填率の低下を阻止
できるので、円孔12の周囲のシール性の低下を抑制す
ることができる。
【0018】また、本実施形態のシール構造では、ガス
ケット22の縦壁部22Aは、締結部材14の筒部14
Aと、円孔12の外周部20の曲面部(バーリングシー
ル面)20Aとの間に挟持されており、この部位が実質
的にはシール部となっている。このため、外周部20の
曲面部20Aと締結部材14の筒部14Aとの間で、ガ
スケット22の圧縮寸法を決定できる。
【0019】一方、円孔12の外周部20と締結部材1
4の水平フランジ14Bとの間で、ガスケット22の横
壁部22Bを挟持し、がたつきを防止している。
【0020】この結果、ガスケット22の圧縮寸法に関
係無く、がたつきを防止できるため、ガスケット22の
圧縮寸法に関係する取付け寸法のバラツキを抑制でき
る。
【0021】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、図4に示される如く、プレート30の内
周側端部30Aを、締結部材14の筒部14Aに略当接
する位置まで延設しても良い。また、プレート30の内
周側端部30Aをガスケット22の縦壁部22Aの下端
に当接させても良い。
【0022】また、本発明のシール構造は、燃料タンク
10等の容器の開口部以外にも、管と管との各開口部の
接続部のシール構造にも適用可能である。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、容器の開口部
挿入された締結部材と、開口部の外周部と前記締結部
材とで挟持されたシール部材と、を備えたシール構造で
あって、容器の内側面に配設されたリング状プレートで
あって、締結部材の筒部近傍に達している内周側端部
が、開口部の奥側へ延びるシール部材の先端に対向配置
されているはみ出し抑制部材を有するため、開口部のシ
ール性の低下を抑制することができるという優れた効果
を有する。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1−1線に沿った断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るシール構造のガスケ
ットを示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るシール構造が適用さ
れた燃料タンクを示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係るシール構造を示す
図1に対応する断面図である。
【図5】従来の実施形態に係るシール構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 燃料タンク 12 円孔(開口部) 14 締結部材 16 締結プレート 20 円孔の外周部 22 ガスケット(シール部材) 30 プレート(はみ出し抑制部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/10 B60K 15/04 B60K 15/077

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の開口部に挿入された締結部材と、 前記開口部の外周部と前記締結部材とで挟持されたシー
    ル部材と、 を備えたシール構造であって、前記容器の内側面に配設されたリング状プレートであっ
    て、前記締結部材の筒部近傍に達している内周側端部
    が、前記開口部の奥側へ延びる前記シール部材の先端に
    対向配置されている はみ出し抑制部材を有することを特
    徴とするシール構造。
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JP4751247B2 (ja) * 2006-06-23 2011-08-17 株式会社ケーヒン 燃料タンクへの機器の取り付け構造

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