JPH0542683Y2 - - Google Patents

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JPH0542683Y2
JPH0542683Y2 JP2842388U JP2842388U JPH0542683Y2 JP H0542683 Y2 JPH0542683 Y2 JP H0542683Y2 JP 2842388 U JP2842388 U JP 2842388U JP 2842388 U JP2842388 U JP 2842388U JP H0542683 Y2 JPH0542683 Y2 JP H0542683Y2
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bumper
seal rubber
bumper arm
arm
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば自動車等の車体前後に取り
付けられるバンパ構造に関し、特にバンパ取付状
態におけるバンパアームとサイドメンバとの隙間
をシールするようにしたバンパ取付部のシール構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等の車体前後に取り付けられるバ
ンパは、例えば第6図及び第7図に示すように、
バンパの骨格を構成するバンパリインホース50
に結合されたバンパアーム10を車体側の骨格部
材であるサイドメンバ20内に挿入して固着する
ことにより、バンパを車体に取り付けるよう構成
されている。
そして、このようなバンパ取付構造において
は、バンパアーム10とサイドメンバ20との間
に隙間30が生じることになり、この隙間30か
ら砂塵、雨水及び泥水等が浸入して錆が発生する
ことがある。
そこで、このような発錆を防止するため、従来
では第6図及び第7図に示すように、バンパアー
ム10に接着剤70等で取着された棒状のシール
ゴム40によつて前記隙間30を塞ぐ構造、及び
第8図及び第9図に示すようにバンパアーム10
に接着剤70等で取着されたラツパ状のシールゴ
ム40によつて前記隙間30を塞ぐ構造等によ
り、バンパ取付状態におけるバンパアーム10と
サイドメンバ20との隙間30をシールするよう
に構成されている。
尚、第6図及び第8図の図中の符号は車体側の
ロアバツクパネルであり、前記シールゴム40が
密着することにより、前記隙間30をシールする
ように成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし第6図乃至第9図に示すバンパ取付部の
シール構造の場合、バンパアーム10及びサイド
メンバ20等の各部材の製品バラツキ及び取付バ
ラツキ等により、バンパ取付状態におけるシール
ゴム40の車体側のロアバツクパネル60等への
密着が十分とならない、即ちシールゴム40の密
着性が低下することにより、このシールゴム40
による本来の機能である隙間30の塞ぎ作用によ
るシール性を十分に果たすことはできないため、
前記隙間30から砂塵、雨水及び泥水が浸入して
錆が発生するものである。
また、シールゴム40の剥がれ落ち(特に第6
図及び第7図の構造)によるこのシールゴム40
の取着作業性の低下、シールゴム40のロアバツ
クパネル60等への密着による反力によつてバン
パアーム10のサイドメンバ20への取付作業性
が低下するものである。
そこで、この考案の目的は、バンパ取付状態に
おけるバンパアームとサイドメンバとの隙間のシ
ール性を向上するとともに、バンパアーム及びシ
ールゴム等の取付作業性を向上することである。
〔課題を解決するための手段〕
そのためこの考案は上述の課題を、バンパアー
ムのテーパ状傾斜面に反転取着したリング形状の
シールゴムによつて、バンパアームとサイドメン
バとの隙間をシールすることにより、解決しよう
とするものである。
さらに詳しくは、第1図の符号を付して説明す
ると、バンパアーム1をサイドメンバ2に固着し
たバンパ取付状態における前記バンパアーム1と
サイドメンバ2との隙間3をシールゴム4でシー
ルするようにしたバンパ取付部のシール構造にお
いて、前記シールゴム4をバンパアーム1の外周
に沿つたリング形状に形成するとともに、このシ
ールゴム4が取着される前記バンパアーム1の取
着部位をテーパ状の傾斜面11に形成して成り、
前記シールゴム4をバンパアーム1の外周に嵌め
込んで反転させ、このバンパアーム1の傾斜面1
1に取着した状態で前記サイドメンバ2に固着し
て、このサイドメンバ2とバンパアーム1との隙
間3を前記シールゴム4でシールするようにした
ものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、リング形状のシールゴム
4をバンパアーム1の外周に嵌め込んで反転さ
せ、このバンパアーム1のテーパ状傾斜面11に
接着剤7等で取着した状態で、サイドメンバ2に
固着することにより、シールゴム4は反転による
反力によつて車体側のロアバツクパネル6等に確
実に密着して、バンパアーム1とサイドメンバ2
との隙間3を確実に塞ぐことができるとともに、
シールゴム4は確実強固にバンパアーム1の傾斜
面11に取着することができるため、各部材のバ
ラツキが生じた場合であつてもシールゴム4によ
るシール性を十分確保することができるため、シ
ールゴム4の剥がれ落ちによる取付作業性の低下
を防止することができ、しかもシールゴム4はバ
ンパアーム1の傾斜面11に取着され、かつ反転
したシールゴム4の外表面が円弧状となつている
ため、このシールゴム4を取着したバンパアーム
1の取付作業性の低下を防止することができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例を
説明する。
第1図から第5図までの図面はこの考案の実施
例を示すしており、第1図はバンパ取付状態を示
す第5図の−線断面図、第2図はシールゴム
の単体斜視図、第3図はシールゴムのバンパアー
ムへの取着状態を示す第1図相当断面図、第4図
は第3図の視斜視図、第5図はバンパ取付前の
車体後方斜視図を示している。
そして、第1図及び第5図に示すように、バン
パリインホース5に結合されたバンパアーム1を
車体側のサイドメンバ2内に挿入して固着するこ
とにより、バンパを車体に取り付けるとともに、
このバンパ取付状態におけるバンパアーム1とサ
イドメンバ2との隙間3をバンパアーム1に取着
したシールゴム4でシールするように構成されて
いる。
尚、第1図の図中の符号6はロアバツクパネル
であり、このロアバツクパネル6に前記シールゴ
ム4が密着するように成されている。
このように構成されたバンパ取付部のシール構
造であつて、第2図及び第3図に示すようにシー
ルゴム4をバンパアーム1の外周に沿い、かつこ
の外周に嵌り込むようなリング形状に形成する。
また、このように形成されたシールゴム4が取
着される前記バンパアーム1の取着部位を、第1
図及び第3図に示すようにバンパリインホース5
側に向けて徐々に幅広となるテーパ状の傾斜面1
1に形成する。
そして、前記シールゴム4をバンパアーム1の
傾斜面11に取着する場合には、第3図に示すよ
うにまずシールゴム4を図中の二点鎖線のように
バンパアーム1の平坦状外周に嵌め込み、次いで
このシールゴム4を図中の矢印のように反転させ
ることにより、図中の実線で示すように、シール
ゴム4の接着面41に塗布した接着剤7によつ
て、このシールゴム4をバンパアーム1の傾斜面
11に接着取着することができ、図中の実線及び
第4図に示すようにシールゴム4をバンパアーム
1の傾斜面11に確実強固に取着するようにした
ものである。
ここで、前記バンパアーム1におけるシールゴ
ム4の取着部位であるテーパ状の傾斜面11は、
この傾斜面11に取着された前記シールゴム4の
特に接着面41が剥離しない角度を有していると
ともに、前述したようにバンパアーム1の外周に
嵌め込んだシールゴム4を反転させてバンパアー
ム1の傾斜面11に取着した場合には、この反転
取着によりシールゴム4の外表面42は第3図の
実線で示すように円弧状である所謂すりばち状と
することができるものである。
尚、このようなシールゴム4の反転取着による
このシールゴム4の外表面42を、より確実な円
弧状であるすりばち状にするためには、例えば第
2図に示すようにリング形状に形成したシールゴ
ム4の外周側及び内周側の各コーナー部43,4
4をアール形状に形成することが望ましいもので
ある。
また、このようにしてバンパアーム1の傾斜面
11にシールゴム4が取着されたバンパを車体側
に取り付けるべく、第1図に示すようにバンパア
ーム1をサイドメンバ2内に挿入して固着した場
合におけるバンパの取付状態においては、この第
1図に示すように前記シールゴム4の一部がバン
パアーム1とサイドメンバ2との隙間3内に嵌り
込むとともに、前記シールゴム4取着時の反転に
よる反力によつて、このシールゴム4の円弧状で
ある所謂すりばち状の外表面42が車体側のロア
バツクパネル6に確実強固に密着する。即ちシー
ルゴム4のロアバツクパネル6への密着性が大幅
に向上することにより、このようなバンパ取付状
態におけるバンパアーム1とサイドメンバ2との
隙間3を確実に塞ぐことができ、この隙間3を確
実にシールすることができるものである。
したがつて、バンパアーム1及びサイドメンバ
2等の各部材に製品バラツキ及び取付バラツキ等
が生じた場合であつても、シールゴム4による本
来の機能であるこのシールゴム4によるバンパア
ーム1とサイドメンバ2との隙間3の塞ぎ作用に
よるシール性を十分確保することができるため、
前記隙間3からの砂塵、雨水及び泥水等の浸入を
確実に防止することができ、錆の発生を確実に防
止することができる。
さらに、前記シールゴム4は反転によつその接
着面41がバンパアーム1の傾斜面11に確実強
固に接着取着されているとともに、このバンパア
ーム1の傾斜面11は取着された前記シールゴム
4の特に接着面41が剥離することがないような
角度を有していることにより、シールゴム4の剥
がれ落ちを確実に防止することができるため、こ
のシールゴム4の取付作業性を大幅に向上するこ
とができるものである。
さらにまた、シールゴム4は反転取着されてバ
ンパアーム1の傾斜面11に取着されているとと
もに、このように反転取着した前記シールゴム4
の外表面42は円弧形状である所謂すりばち状と
なつていることにより、バンパを取り付けるべく
前記バンパアーム1のサイドメンバ2内への挿入
作業性及びシールゴム4の隙間3内への嵌り込み
性等を大幅に向上することができるため、シール
ゴム4が取着されたバンパアーム1のサイドメン
バ2への取付作業性を大幅に向上することができ
るものである。
尚、このように構成されたバンパ取付部のシー
ル構造は、車体前後に取り付けられるフロントバ
ンパ及びリヤバンパのいずれにも適用することが
できるものである。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、リング形状のシール
ゴムをバンパアームの外周に嵌め込んで反転さ
せ、このバンパアームのテーパ状傾斜面に取着し
た状態で、サイドメンバにバンパアームを固着す
ることにより、シールゴムを車体側に密着させて
バンパアームとサイドメンバとの隙間をシールゴ
ムで塞いでシールするようにしたものであつて、
シールゴムは反転取着による反力によつて車体側
のロアバツクパネル等に確実に密着させることが
でき、バンパアームとサイドメンバとの隙間を確
実に塞ぐことができるため、シールゴムによるシ
ール性を大幅に向上することができ、砂塵、雨水
及び泥水等の隙間への浸入による発錆を防止する
ことができる。
また、シールゴムはバンパアームの傾斜面に確
実強固に取着することができるため、シールゴム
の剥がれ落ちを防止することができ、このシール
ゴムの取付作業性を大幅に向上することができる
とともに、シールゴムは反転されてバンパアーム
の傾斜面に取着され、かつ反転したシールゴムの
外表面が円弧状である所謂すりばち状となつてい
るため、このシールゴムが取着されたバンパアー
ムの取付作業性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、第1図はバンパ取付状態を示す
第5図の−線断面図、第2図はシールゴムの
単体斜視図、第3図はシールゴムのバンパアーム
への取着状態を示す第1図相当断面図、第4図は
第3図の視斜視図、第5図はバンパ取付前の車
体後方斜視図、第6図から第9図までの図面はそ
れぞれ異なる構造の従来例を示しており、第6図
及び第8図は第1図相当断面図、第7図及び第9
図は第2図相当斜視図である。 1……バンパアーム、11……傾斜面、2……
サイドメンバ、3……隙間、4……シールゴム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バンパアームをサイドメンバに固着したバンパ
    取付状態における前記バンパアームとサイドメン
    バとの隙間をシールゴムでシールするようにした
    バンパ取付部のシール構造において、前記シール
    ゴムをバンパアームの外周に沿つたリング形状に
    形成するとともに、このシールゴムが取着される
    前記バンパアームの取着部位をテーパ状の傾斜面
    に形成して成り、前記シールゴムをバンパアーム
    の外周に嵌め込んで反転させ、このバンパアーム
    の傾斜面に取着した状態で前記サイドメンバに固
    着して、このサイドメンバとバンパアームとの隙
    間を前記シールゴムでシールするようにしたこと
    を特徴とするバンパ取付部のシール構造。
JP2842388U 1988-03-03 1988-03-03 Expired - Lifetime JPH0542683Y2 (ja)

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JPH01130854U JPH01130854U (ja) 1989-09-06
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