JP3301795B2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP3301795B2
JP3301795B2 JP34338192A JP34338192A JP3301795B2 JP 3301795 B2 JP3301795 B2 JP 3301795B2 JP 34338192 A JP34338192 A JP 34338192A JP 34338192 A JP34338192 A JP 34338192A JP 3301795 B2 JP3301795 B2 JP 3301795B2
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bolt
bracket
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fitting
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和也 高野
誠司 女井
健一郎 岩崎
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンマウント等
の防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防振装置としては、図19ないし
図21に示すように金具100,101間にゴム102
を一体接着し、金具100,101の一方又は両方にエ
ンジンやボディに取付くためのボルト103を設けた種
々の防振ゴムが知られている。ボルト103の金具10
0,101への取付けは、図22ないし図24に示すよ
うに、溶接したり(溶接部104)、金具100,10
1に接触するボルト103の首部分にセレーション10
5を施したり、あるいは首部分に突起106を形成して
これをかしめていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】軽量化や加工工数低減
化を図るために、従来の金具100,101の替りにプ
ラスチック材料を使用するものが出現した。ブラケット
部(金具100又は101)をプラスチック化した場
合、従来の如きボルト取付け方法を採用するとプラスチ
ックが割れたり、変形したりしてしまう。
【0004】そこで、この発明は、ブラケット部にプラ
スチック材料を用いた場合でもボルトをブラケット部に
確実に取付けられる防振装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、ボルトを取付けたブラケット部をプラ
スチック材料から射出成形し、このブラケット部にゴム
が一体成形された防振装置において、ボルト頭部の座面
に固着され、ボルト頭部とともにブラケット部に射出成
形時にインサートされる補助金具の座面を露出させて頭
部全体及び補助金具全体をブラケット部にインサートす
るとともに、ブラケット部成形時にゴムに射出圧力によ
る圧縮力を付与し、補助金具にボルトの軸部が挿通され
る貫通孔を形成するとともに、少なくとも下端側外周に
鍔部又は中間部外側に鍔部又は突条部を形成し、これら
鍔部又は突条部を多角形状に形成したものである。
【0006】
【作用】プラスチック材料を射出成形する際にボルト
び補助金具をインサート成形することができ、しかもゴ
ムも金型内にセットしておくことでゴムに射出圧力によ
る圧縮力が作用し、従来のようにゴムをブラケット部に
圧入したり、絞り加工を施したりする必要もなくなる。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
【0008】図1において、金属製のボルト1が取付け
られたブラケット部2をプラスチック材料から射出成形
し、このブラケット部2にゴム3が一体接着され、この
ゴム3には内筒4が一体接着されている。プラスチック
材料からなるブラケット部2に取付けられるボルト1は
ボルト頭部1Aをその頭部座面1Bを露出させてブラケ
ット部2に射出成形時にインサートされている。図示す
るものでは、後述する補助金具5を用いていないが、請
求項1に係る発明は、ボルト1と補助金具5とを組合せ
るものである。
【0009】図2は図1に示すものの平面図であり、ブ
ラケット部2の3個所にボルト1をインサートしてあ
る。
【0010】この例で使用されるボルト1は、図3及び
図4に示すようにボルト頭部1Aが円形の上部11と、
回り止め部(平面四角形とした)を形成した下部12と
から成り、四角形状の下部12の下面に頭部座面1Bが
形成されている。上部11は下部12よりも表面積が大
きく、そのためにインサートされたボルト1が下方に抜
け出さないようになっている。また下部12が四角形状
に形成されていることによりインサートされたボルト1
の回り止めが図られている。
【0011】ボルト1の抜け止めないし回り止めを図る
手段としては、図5ないし図7に示すような手段も考え
られる。図5では、下部12を円形に形成し上部11を
四角形状に形成したものを示す。図6では、上部11も
下部12も四角形状に形成した例を示す。さらに、図7
では、上部11の外周にセレーションを施し、上部11
と下部12ともに円形に形成したものを示す。このよう
なセレーションは下部12にのみ施してもよいし、上部
11並びに下部12の両方に施してもよい。さらに、図
4ないし図6に示すような形状のボルト頭部1Aにもセ
レーションを任意に施すことができる。
【0012】請求項1に係る発明においては、上述した
いずれのボルト1も後述する補助金具5と組合せて使用
され、補助金具5の座面6がインサートした状態では露
出していなければならない。座面6が露出していないと
相手側部材との接触によりブラケット部2の樹脂がへた
ってしまう。
【0013】図8以下に示すものが本発明の実施例であ
、ボルト1に金属製の補助金具5を固着して用いる例
を示し、ボルト頭部1Aの下側にセレーションを施した
取付部1Cを設け、この取付部1Cに補助金具5を嵌め
込んでボルト1の頭部座面1Bに補助金具5が接触する
ように固着する。補助金具5は図9及び図10に示すよ
うに中心に貫通孔5Aが形成してあり、上下に鍔部5
B,5Cを設け、これら鍔部5B,5Cの間に凹部5D
を形成してある。一方の鍔部5Bを四角形に形成し他方
の鍔部5Cを円形に形成してある。凹部5Dの存在によ
りブラケット部2からの抜けが防止され、鍔部5B,5
Cの存在により回り止めが図られる。
【0014】図11に示す補助金具5は鍔部5B,5C
にそれぞれセレーションを施した例を示し、この場合鍔
部5B,5Cはともに円形であってもよい。図12及び
図13に示す補助金具5は鍔部5Cのみを設けこの鍔部
5Cを四角形状に形成してある。
【0015】図14及び図15に示す補助金具5は中間
部分に突条部5Eを形成し、この突条部5Eの形状を多
角形状としたものである。
【0016】図16及び図17に示す補助金具5は中間
に鍔部5Bを形成しこの鍔部5Bの外周面にセレーショ
ンを施したものを示す。この鍔部5Bは図18に示すよ
うに円形であってもよい。これら補助金具の下面が座面
6となり、この座面6が露出する。ボルト頭部1Aの座
面1Bに固着される。ボルト頭部1Aとともにブラケッ
ト部2にインサートされる補助金具5の座面6は露出
し、この補助金具5に回り止め及び抜け止めを施してあ
る。なお、ボルト1は、図8に示すようにセレーション
を施した取付部1Cを形成したが、補助金具の貫通孔5
Aにボルト1の軸部を挿通して固着する手段としては接
着剤等を使用しても差し支えない。
【0017】図1及び図2に示すような防振ゴムを製造
する場合、かつ補助金具5を組合せる場合、予め内筒4
の外周にゴム3を加硫接着しておき、この内筒4とゴム
3とを射出成形用金型にセットしかつボルト1及び補助
金具5を金型内にセットしたのちにプラスチック材料を
射出する。プラスチック材料の射出圧力によりゴム3に
対して圧力が加えられる。この射出圧力により従来行わ
れていたブラケット部へのゴムの圧入や絞り加工が不要
となる。射出されたプラスチック材料が冷却固化した状
態において、ゴム3には圧縮が加えられ、かつボルト1
及び補助金具5はブラケット部2にインサートされる。
このように、ブラケット部2をプラスチック材料で成形
することにより軽量化や加工工数の低減化が図り得る。
【0018】ボルト1にボディ側を取付け、内筒4にエ
ンジン側を取付けた場合、ボディ側の取付部材が補助金
具5の座面6に直接接触することとなり、ブラケット部
2の樹脂に悪影響を与えることはない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ボルトを取付けたブラケット部をプラスチック材料
から射出成形し、このブラケット部にゴムが一体成形さ
れた防振装置において、ボルト頭部の座面に固着され、
ボルト頭部とともにブラケット部に射出成形時にインサ
ートされる補助金具の座面を露出させて頭部全体及び補
助金具全体をブラケット部にインサートするとともに、
ブラケット部成形時にゴムに射出圧力による圧縮力を付
与し、補助金具にボルトの軸部が挿通される貫通孔を形
成するとともに、少なくとも下端側外周に鍔部又は中間
部外側に鍔部又は突条部を形成し、これら鍔部又は突条
部を多角形状に形成したので、プラスチック材料からな
るブラケット部の割れや変形を引き起こす恐れはなくな
り、しかも全体の軽量化並びに加工工数の低減を図り得
る。また、ボルト頭部の座面に固着され、ボルト頭部と
ともにブラケット部にインサートされる補助金具の座面
を露出させるとともに、この補助金具に回り止め又は/
及び抜け止めを施してあることにより、ブラケット部と
の固着がより一層強固なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防振装置を示す正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】ボルトの正面図。
【図4】ボルトの底面図。
【図5】ボルトの変形例を示す底面図。
【図6】別の例のボルトを示す底面図。
【図7】ボルト頭部にセレーションを施した例を示す正
面図。
【図8】補助金具を用いるためのボルトの一例を示す正
面図。
【図9】補助金具の断面図。
【図10】図9の平面図。
【図11】別の補助金具を示す正面図。
【図12】さらに別の補助金具を示す断面図。
【図13】図12に示す補助金具の平面図。
【図14】さらに別の補助金具を示す断面図。
【図15】図14の平面図。
【図16】さらに別の補助金具を示す断面図。
【図17】図16の補助金具の正面図。
【図18】図17に示す補助金具の平面図。
【図19】従来の防振装置を示す正面図。
【図20】別の従来の防振装置を示す正面図。
【図21】さらに別の従来の防振装置を示す正面図。
【図22】従来のボルト取付例を示す断面図。
【図23】さらに別のボルト取付例を示す断面図。
【図24】ボルトに突起を設けてかしめ加工をする従来
例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ボルト 1A ボルト頭部 1B 頭部座面 2 ブラケット部 3 ゴム 5 補助金具5A 貫通孔 5B,5C 鍔部 5E 突条部 6 座面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−88339(JP,A) 特開 昭62−101411(JP,A) 特開 平4−331113(JP,A) 特開 昭63−72939(JP,A) 実開 平3−73736(JP,U) 実開 平3−14388(JP,U) 特公 昭59−40613(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 1/36 - 1/38 B60K 5/12 F16K 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトを取付けたブラケット部をプラス
    チック材料から射出成形し、このブラケット部にゴムが
    一体成形された防振装置において、 ボルト頭部の座面に固着され、ボルト頭部とともにブラ
    ケット部に射出成形時にインサートされる補助金具の座
    面を露出させて頭部全体及び補助金具全体をブラケット
    部にインサートするとともに、ブラケット部成形時にゴ
    ムに射出圧力による圧縮力を付与し、 補助金具にボルトの軸部が挿通される貫通孔を形成する
    とともに、少なくとも下端側外周に鍔部又は中間部外側
    に鍔部又は突条部を形成し、 これら鍔部又は突条部を多角形状に形成したことを特徴
    とする防振装置。
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