JP3201366B2 - 電話機 - Google Patents

電話機

Info

Publication number
JP3201366B2
JP3201366B2 JP36069398A JP36069398A JP3201366B2 JP 3201366 B2 JP3201366 B2 JP 3201366B2 JP 36069398 A JP36069398 A JP 36069398A JP 36069398 A JP36069398 A JP 36069398A JP 3201366 B2 JP3201366 B2 JP 3201366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
display
telephone
master
slave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36069398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000184047A (ja
Inventor
健 伊崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP36069398A priority Critical patent/JP3201366B2/ja
Publication of JP2000184047A publication Critical patent/JP2000184047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3201366B2 publication Critical patent/JP3201366B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
相手方と通信できる親機と、その親機を介して相手方と
通信できる子機とを有し、これら子機及び親機の双方に
備える表示部に、着信時に相手方の発信元情報をそれぞ
れ表示することができる電話機に関し、特に、通信可能
な状態になった親機及び子機の以外の子機及び親機の表
示部に相手方の発信元情報の表示を通信可能状態の検出
後に所定時間のみ継続させることができる電話機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年ISDNディジタル電話網の敷設に
伴い、発信元の電話番号を表示する機能を備えた電話機
(IDナンバーディスプレイ対応電話機)が広く販売さ
れるようになった。かかる電話機は、発信元の電話番号
を付加した着信があった場合、その発信元の電話番号を
ディスプレイに表示できるので、受話器をとる前に相手
方の発信元電話番号が着信側で判り、例えばいたずら電
話などの迷惑な相手との通話を未然に防止できる。
【0003】また、親機と子機とを備えるコードレスタ
イプの電話機の場合、利用者は親機を使用して電話回線
を介して相手方と通話できる他に、親機と子機との間
で、無線を介して各種信号を送受信することによって、
その親機を介して子機からも相手方と通話できる。
【0004】そのため、かかる親機及び子機を備えるコ
ードレスタイプの電話機でも、発信元の電話番号をディ
スプレイに表示することが可能であり、例えば特開平9
−149120号公報に記載のコードレス電話機は、親
機のディスプレイの他に、子機のディスプレイにも発信
元電話番号を表示できる機能を有し、着信があった場
合、子機側でも発信元を確認してから、応答操作が可能
となった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発信元電話
番号を親機及び子機のディスプレイに表示できる電話機
を用いる利用者が、発信元を確認した後、子機または親
機のいずれか一方の受話器をオフフックして回線を閉結
し、相手方と通話を開始する場合、オフフックしなかっ
た他方の親機または子機は、そのディスプレイから発信
元の電話番号表示を直ちに消去するようになっていた。
【0006】そのため、特定の相手方と通話するために
親機(または子機)の近くで電話待ちしている利用者
が、なんらかの事情で短い時間だけその場を離れたとこ
ろで、着信があった場合、あわててその場に戻ったにも
拘わらず、別の者が子機(または親機)で先にオフフッ
クしてしまった場合、電話待ちしている利用者は通話し
てきた発信元が誰であるのか解らない状況になる。それ
により、電話待ちしていた利用者は、先にオフフックし
た子機(または親機)の元にわざわざ確認に行かなけれ
ばならず極めて不便であって、発信元電話番号の表示機
能が十分に活用されていないといえる。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、発信元電話番号の表示機能を十
分に活用することができる電話機を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、着信時に相手方の
発信元情報を受信する受信手段を備え、通信回線を介し
て前記相手方と通信できる親機と、この親機との間で各
種情報を送受信することによって、その親機を介して前
記相手方と通信できる子機とを有し、これら子機及び親
機の双方に備える表示部に、前記受信手段が受信した前
記発信元情報をそれぞれ表示することができる電話機に
おいて、前記子機または前記親機のいずれかが前記相手
方と通信可能な状態になったか否かを検出する検出手段
と、この検出手段が前記子機または前記親機のいずれか
による通信可能状態を検出した場合に、それ以外の前記
親機及び前記子機の表示部における発信元情報の表示を
継続させる制御手段を設け、前記制御手段による表示の
継続が、前記検出手段による通信可能状態の検出後の所
定時間のみ行われることを特徴とする。
【0009】かかる電話機の場合、子機及び親機の双方
に備える表示部は、着信時に相手方の発信元情報をそれ
ぞれ表示することができ、更に、制御手段は通信可能状
態にならなかった前記親機及び前記子機の表示部に、発
信元情報の表示を所定時間のみ継続させることができる
ので、通信可能状態にならなかった前記親機及び前記子
機の近くに居る利用者が、回線の閉結後の所定時間は発
信元情報を知ることができ、発信元電話番号の表示機能
を十分に活用することができる。特に、所定時間の経過
後は発信元情報が表示されないので機密性が保持される
ことにもなり、発信元電話番号の表示機能を更に高機能
化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電話機を、親機と
子機とを備えるコードレス電話機において具体化した実
施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図
1において、同実施の形態のコードレス電話機の概略構
成を説明する。
【0011】その電話機10は、親機11及び複数の子
機12(図1には、子機を一個のみ表示する)を備える
ものであり、いわゆるIDナンバーディスプレイ(発信
元電話番号表示)に対応した電話機である。このIDナ
ンバーディスプレイの電話機では、電話局の交換機がI
Dナンバー(発信元電話番号データ)を通信に付加し、
これを受信した着信側の電話機10における親機11及
び複数の子機12の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid
Crystal Display)等からなる表示部(後述)において
IDナンバーが表示される。
【0012】その電話機10の親機11は、電話回線L
1を介して通信するためのNCU(網制御装置)11a
と、子機12との間で無線で信号を送受信するための無
線送受信部11bと、この無線送受信部11b用のアン
テナ11cと、電話番号入力用テンキー等からなる操作
パネル11dと、電話番号等を表示する液晶表示装置
(LCD)等で構成される表示部11eと、音声信号増
幅用のアンプ部11fと、音声信号出力用のスピーカー
11gと、電話回線L1の開放・閉結の切替及び音声信
号の入出力用のハンドセット部11hと、相手方の発信
元電話番号データの取得用のモデム11iと、呼び出し
用のリンガー11j、親機11用の制御装置としてのC
PU11kとを備えている。
【0013】このCPU11kは、前記電話番号データ
等の各種データを記憶する記憶装置としての書き換え自
在なメモリ(以下、RAMと称す)、及び、プログラム
等を記憶する読み出し専用メモリ(以下、ROMと称
す)を内蔵し、そのプログラムの実行時に、CPU11
k内部のRAM及びROMを適宜使用することによっ
て、前記無線送受信部11b、リンガー11j、モデム
11i、ハンドセット部11h、アンプ部11f、表示
部11e、操作パネル11d、スピーカー11g及びN
CU11a等を適宜制御する。
【0014】また、その電話機10の子機12は、親機
11との間で無線で信号を送受信するための無線送受信
部12aと、この無線送受信部12a用のアンテナ12
bと、電話番号入力用テンキー等からなる操作パネル1
2cと、電話番号等を表示する液晶表示装置(LCD)
等で構成される表示部12dと、音声入力用のマイク1
2eと、音声信号を増幅するアンプ部12fと、音声信
号出力用のスピーカー12gと、呼び出し用のリンガー
12h、電話回線L1の開放・閉結を行うための開放・
閉結切替部12jと、子機12の制御装置としてのCP
U12iとを備えている。
【0015】この子機12のCPU12iは、前記親機
11と同様に、電話番号データ等の各種データを記憶す
る書き換え自在なメモリ(以下、RAMと称す)、及
び、プログラム等を記憶する読み出し専用メモリ(以
下、ROMと称す)を内蔵している。そのため、そのC
PU12iはその内部のRAM及びROMを適宜使用す
ることによって、プログラムの実行時に、前記開放・閉
結切替部12j、リンガー12h、マイク12e、アン
プ部12f、スピーカー12g、表示部12d、操作パ
ネル12c及び無線送受信部12a等を適宜制御する。
【0016】かかる場合、親機11のCPU11k及び
子機12のCPU12iは、親機11の無線送受信部1
1b及びアンテナ11cと、子機12の無線送受信部1
2a及びアンテナ12bを介して、音声信号を相互に送
受信できるので、親機11から離れた位置の子機12か
らも相手方と通話できるように構成されている。
【0017】ここで各構成要素を概説すると、親機11
に設けられたNCU11aは、電話網に対してダイアル
信号を送出したり、或いは、電話回線L1からの呼出信
号に応答する際の動作を行う。
【0018】また、前記親機11の操作パネル11dま
たは子機12の操作パネル12c上に設けられた「0」
乃至「9」の数値ボタン等が操作されると、その「0」
乃至「9」の数値ボタン等に対応する信号が、親機11
のCPU11k及び子機12のCPU12iに入力さ
れ、NCU11a及び電話回線L1を介して、交換機に
対してダイアル信号を送出する他、親機11のCPU1
1k及び子機12のCPU12iは、相手方電話装置の
電話番号データを内部RAM内にそれぞれ記憶する。
【0019】特に、子機12の操作パネル12cを操作
してダイヤル入力した場合、相手方の電話番号データが
親機11に伝えられ、CPU11kの内部RAM内に記
憶された後に、交換機に対してダイアル信号を送出す
る。また、電話機10が着信側の場合、モデム11iを
使って取り出された相手方の発信元電話番号データは、
親機11の内部RAM内の所定記憶領域に記憶される他
に、親機11から子機12に通知されて子機12の内部
RAM内の所定記憶領域に記憶される。
【0020】また、親機11の無線送受信部11b及び
子機12の無線送受信部12aは、CPU11k、CP
U12iの制御に基づき、アンテナ11c及びアンテナ
12bを介して、音声信号を相互に送受信できる他に、
その他の制御信号も相互に送受信できる。
【0021】特に、子機12の開放・閉結切替部12j
が操作された場合、子機12のCPU12iは、子機1
2の無線送受信部12a及びアンテナ12bと、親機1
1の無線送受信部11b及びアンテナ11cとを介し
て、開放・閉結切替部12jが操作されて電話回線L1
を開放または閉結したことを、子機12から親機11に
通知する。同様に、親機11のハンドセット部11hが
操作された場合、電話回線L1を開放または閉結したこ
とが、親機11から子機12に通知される。
【0022】また、前記親機11の表示部11e及び子
機12の表示部12dは、CPU11k、CPU12i
の制御に基づいて、相手方の電話番号データをそれぞれ
表示する他に、操作案内用メッセージその他必要に応じ
た情報を表示する。
【0023】また、親機11のリンガー11j及び子機
12のリンガー12hは、発信器等をそれぞれ備えてお
り、着信側の利用者の呼び出しを行うことができる。
【0024】また、親機11のハンドセット部11h
は、相手方とハンドセット(以下受話器ともいう)を利
用して通話する際に使用され、NCU11a及び電話回
線L1等を介して、音声信号が送受信される。また、親
機11のアンプ部11fは、NCU11a及び電話回線
L1等を介して相手方から送られた音声信号を増幅し、
この増幅された音声信号をスピーカー11gに出力する
ので、利用者はハンドセット部11hを使用せずに、相
手方の音声を聴くことができる。
【0025】また、子機12のマイク12eに音声信号
が入力されると、この入力された音声信号は、子機12
のアンプ部12fで増幅され、増幅された音声信号は、
無線送受信部12a及び無線送受信部11b等を介して
親機11に送られ、相手方に送信される。また、電話回
線L1及びNCU11a、更には、無線送受信部11b
及び無線送受信部12aを介して相手方から送られた音
声信号は、アンプ部12fで増幅され、この増幅された
音声信号をスピーカー12gが出力する。
【0026】従って、電話機10の場合、親機11から
相手方と電話回線L1を介して適量の音声で通話できる
とともに、子機12は親機11との間で音声情報等を送
受信することによって、適量の音声で相手方と通話でき
る。
【0027】また、親機11のモデム11iは、電話局
の交換機(図示せず)において付加された発信元の電話
番号データを着信時に取り出すために使用され、取り出
された発信元の電話番号データを、前記CPU11kは
読み取ることができる。
【0028】また、親機11のCPU11kはタイマー
機能を有し、子機12の開放・閉結切替部12jが操作
されたことが分かるので、子機12の開放・閉結切替部
12jが操作され電話回線L1を閉結した後、タイマー
機能を動作させ、例えば十秒間程度の所定時間親機11
の表示部11eに相手方の電話番号データを表示させる
ことができる。
【0029】また、子機12のCPU12iはタイマー
機能を有し、親機11のハンドセット部11hがオフフ
ックされたことが分かるので、親機11のハンドセット
部11hがオフフックされ電話回線L1を閉結した後、
タイマー機能を動作させ、例えば十秒間程度の所定時間
子機12の表示部12dに相手方の電話番号データを表
示させることができる。
【0030】このように子機12及び親機11の表示部
11e及び表示部12dは、着信時に相手方の発信元電
話番号データをそれぞれ表示することができ、更に、親
機11の受話器がオフフックされなかったり、または、
子機12の開放・閉結切替部12jが操作されなかった
場合、親機11のCPU11k及び子機12のCPU1
2iは、通信可能状態にならなかった親機11及び子機
12の表示部11e及び表示部12dに、発信元の電話
番号のデータの表示を着信後の所定時間だけ継続させる
ことができるので、通信可能状態にならなかった前記親
機11及び前記子機12の傍に居る利用者が、回線の閉
結後においても発信元情報を知ることができる。
【0031】ここで、この実施形態において、通信相手
方の発信元電話番号データを取り出せるモデム11iが
受信手段を構成し、表示部11e及び表示部12dが表
示手段を構成し、RAM及びROMを内蔵するCPU1
1k及びCPU12iが制御手段を構成する。また、C
PU11k及びCPU12iは、親機11の受話器がオ
フフックされるのを検出したり、子機12の開放・閉結
切替部12jが操作されるのを検出して、相手方と通信
可能な状態になったか否かを検出する検出手段を構成す
る。
【0032】以上のように構成された電話機10の親機
11及び子機12の動作を、図2に示されるフローチャ
ートに従って説明する。尚、各ステップSについて、以
下単にSと略記する。
【0033】最初に、電話機10の親機11に着信があ
った場合(S1)、その着信信号中に、相手方の発信元
電話番号データが付加されている否かを、CPU11k
が判別する(S2)。一般にIDナンバーディスプレイ
のサービスの場合、交換機から送出される着信信号は、
発信元電話番号データの付加の有無によって異なってい
る。そのため、親機11のCPU11kが、着信信号の
相違を判別することにより、着信側の電話機10は、発
信元の電話番号データ付きの着信か否かを判別できる。
【0034】ここで、親機11のCPU11kは、発信
元の電話番号データが付加されていないと判別した場合
には(S2:NO)、親機11の表示部11e及び子機
12の表示部12dに相手方の発信元電話番号データを
表示せずに、後述するS8に進む。
【0035】それに対して、CPU11kが、発信元の
電話番号データが付加されていると判別した場合には
(S2:YES)、NCU11aを用いて電話回線L1
を自動閉結し(S3)、CPU11kは、モデム11i
を利用して発信元の電話番号データを読み取る(S
4)。その後、CPU11kは、NCU11aを用いて
電話回線L1を自動開放する(S5)。
【0036】尚、この時の回線の自動閉結は、電話機1
0の親機11が発信元の電話番号データを受信するため
のものであるので、IDナンバーディスプレイのサービ
スの場合においては、通話料金はかからないように設定
されている。但し、この回線の自動閉結は、発信元の電
話番号データを読み取るためのみに使用される。
【0037】そして、親機11のCPU11k及び子機
12のCPU12iは、親機11の表示部11e及び子
機12の表示部12dに、読み取った発信元電話番号を
表示する(S6)。その時の表示部11eの表示例を図
3に示すが、図3(a)の親機11の表示部11eに
は、着信があった旨とその発信元電話番号(チャクシン
0123456789)が表示され、同様に図3(b)
の子機12の表示部12dには、着信があった旨とその
発信元電話番号(チャクシン 0123456789)
が表示される。
【0038】その後、親機11のCPU11k及び子機
12のCPU12iの制御に基づき、親機11のリンガ
ー11j及び子機12のリンガー12hの総てが鳴動す
る(S7)。
【0039】そして、親機11の受話器がオフフックさ
れたか否かが判断される(S8)。親機11の受話器が
オフフックされない場合(S8:NO)、利用者が子機
12の開放・閉結切替部12jを操作して、電話回線L
1が閉結されるか否か判断される(S9)。そして、ど
ちらかによって電話回線L1が閉結されるまで(S8:
NO及びS9:NO)、親機11及び子機12では、呼
び出し状態が維持される。
【0040】ここで、当該親機11の近くの利用者が呼
び出し音に気づき、親機11で受話器をオフフックする
と(S8:YES)、親機11側によって電話回線L1
が閉結するので(S10)、通話状態に移行する。この
場合、親機11のCPU11k及び子機12のCPU1
2iは、親機11の無線送受信部11b及びアンテナ1
1cと、子機12の無線送受信部12a及びアンテナ1
2bを介して、通話状態に移行した旨の制御信号を相互
に送受信するので、子機12のCPU12iは親機11
でその受話器がオフフックしたことを認識できる。
【0041】そして、親機11のCPU11kは、その
表示部11eに読み取った発信元の電話番号データの表
示を継続させ、また、子機12のCPU12iは表示部
12dに読み取った発信元の電話番号データの表示を回
線の閉結後、例えば十秒間程度の所定時間は継続させる
(S11)。それにより、図3(b)に示される子機1
2の表示部12dが回線の閉結後、例えば十秒間程度の
所定時間は表示を継続するので、通信可能状態にならな
かった子機12の近くに居る利用者が、相手方の発信元
情報を見ることができる。
【0042】その後、親機11のCPU11kは、親機
11の受話器がオンフックしたか否かを判断する(S1
2)。親機11の受話器がオンフックされない場合(S
12:NO)、利用者が親機11の受話器をオンフック
するのを待つ。そして、親機11の受話器がオンフック
された場合(S12:YES)、図3(a)及び(b)
に示される親機11の表示部11e及び子機12の表示
部12dにおける発信元電話番号の表示がクリアされる
(S13)。
【0043】一方、親機11の受話器がオフフックされ
ない場合(S8:NO)で、子機12の開放・閉結切替
部12jが操作されて電話回線L1が閉結される場合
(S9:YES)、電話回線L1が閉結するので(S1
4)、通話状態に移行する。その場合、親機11のCP
U11kは、既述した如く、子機12の開放・閉結切替
部12jが操作されて電話回線L1が閉結されたことが
認識できる。
【0044】そして、子機12のCPU12iは、表示
部12dにおける発信元の電話番号データの表示を継続
させ、また、親機11のCPU11kは、その表示部1
1eに読み取った発信元の電話番号データの表示を、回
線の閉結後例えば、十秒間程度の所定時間だけ継続させ
る(S15)。それにより、図3(a)に示される親機
11の表示部11eが回線の閉結後例えば、十秒間程度
の所定時間だけ表示を継続するので、通信可能状態にな
らなかった親機11の傍に居る利用者は、着信後十秒間
程度の所定時間の間は、相手方の発信元情報を見ること
ができる。
【0045】子機12のCPU11kは、開放・閉結切
替部12jが操作されて電話回線L1を開放したか否か
を判断する(S16)。電話回線L1が開放しない場合
(S16:NO)、利用者が開放・閉結切替部12jを
操作するのを待つ。そして、電話回線L1が開放された
場合(S16:YES)、図3(a)及び(b)に示さ
れる親機11の表示部11e及び子機12の表示部12
dにおける発信元電話番号の表示がクリアされる(S1
3)。
【0046】以上説明したことから明らかなように、こ
の実施の形態の電話機によれば、相手方の発信元の電話
番号データを取り出せ得るモデム11iを備え、発信元
の電話番号データ(識別データ)が送信される相手方電
話機と電話回線L1(通信回線)を介して通信できる親
機11と、この親機11との間で情報を送受信すること
によって、相手方電話機と通信できる子機12とを有
し、これら親機11及び子機12の表示部11e、12
dに、モデム11iを使って取得した発信元の電話番号
データを着信時に表示することができる電話機10にお
いて、これら子機12のCPU12k及び親機11のC
PU11kは、子機12または親機11が通信可能状態
になったことを検出した場合に、通信可能状態にならな
かった親機11及び子機12の表示部11e、12d
に、発信元情報の表示を着信後所定時間だけ継続させ
る。
【0047】それにより、通信可能状態にならなかった
親機11及び子機12の近くに居る利用者は、回線の閉
結後の所定時間は発信元情報を知ることができ、従来技
術の如く、着信後直ちに相手方の発信元情報の表示が消
去する不都合、すなわち、特定の相手方と通話するため
親機(または子機)の近くで電話待ちしている利用者
が、なんらかの事情で短い時間だけその場を離れたとこ
ろで着信があった場合、あわててその場に戻ったにも拘
わらず、別の者が子機(または親機)で先にオフフック
してしまい、その利用者は通話してきた相手方が電話待
ちしていた相手か否か解らないといった状況が解消され
る。
【0048】別の者が子機(または親機)で通話中の相
手が、利用者自身も通話したい相手である可能性もある
ので、通話中の相手が分かれば後に取り次いでもらう等
の対応をとることができる。
【0049】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0050】例えば、ステップS11における「親機1
1の表示部11eに発信元の電話番号データの表示を継
続させ、子機12の表示部12dに発信元の電話番号デ
ータの表示を着信後例えば十秒間程度の所定時間だけ継
続させる。」という態様、またはステップS15におけ
る「子機12の表示部12dに発信元の電話番号データ
の表示を継続させ、親機11の表示部11eに発信元の
電話番号データの表示を着信後例えば十秒間程度の所定
時間だけ継続させる。」という態様については、「親機
11の表示部11e及び子機12の表示部12に読み取
った発信元の電話番号データの表示を通話中継続させ
る。」という態様に変更してもよい。
【0051】また、所定時間は、例えば十秒間程度に必
ずしも限定される訳でなく、更に長い時間または短い時
間であってもよい。また、親機または子機が、通信可能
状態になったり通信可能状態にならなかったりするた
め、親機または子機の操作パネル上のオフフックボタン
等を操作しても良い。更に、親機と子機とを備える電話
機であれば、必ずしもコードレス電話機に限定される訳
でない。また、親機と子機とを備える表示部は、液晶表
示装置以外のものであっても良い。
【0052】また、この発明の電話機は、例えば、電話
機能のみを有する電話機に限定される訳ではなく、電話
機能とファクシミリ送受信機能とを有するファクシミリ
装置で用いられてもよい。更に、搬送される原稿上の画
像情報を読み取り、その読み取った画像情報を記録紙に
コピーさせるコピー機能の他に、プリンタ機能、読取専
用機能等を有している多機能装置に用いてもよく、コン
ピュータ機能を有する装置に用いてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1に記載の発明によれば、着信時に相手方の発信
元情報を受信する受信手段を備え、通信回線を介して相
手方と通信できる親機と、この親機との間で各種情報を
送受信することによって、その親機を介して相手方と通
信できる子機とを有し、これら子機及び親機の双方に備
える表示部に、受信手段が受信した発信元情報をそれぞ
れ表示することができる電話機において、子機または親
機のいずれかが相手方と通信可能な状態になったか否か
を検出する検出手段と、この検出手段が子機または親機
のいずれかによる通信可能状態を検出した場合に、それ
以外の親機及び子機の表示部における発信元情報の表示
を継続させる制御手段を設け、前記制御手段による表示
の継続が、前記検出手段による通信可能状態の検出後の
所定時間のみ行われるので、通信可能状態にならなかっ
た親機及び子機の表示部に、発信元情報の表示を回線の
閉結後に継続させることができる。それにより、通信可
能状態にならなかった親機及び子機の傍に居る利用者
が、回線の閉結後においても発信元情報を知ることがで
き、従来技術と異なって発信元電話番号の表示機能を十
分に活用することができる。
【0054】すなわち、従来技術の場合、通信可能状態
にならなかった親機または子機は、そのディスプレイか
ら発信元の電話番号表示を直ちに消去するようになって
いたので、特定の相手方と通信するため親機(または子
機)の近くで着信待ちしている利用者が、なんらかの事
情で短い時間だけその場を離れたところで着信があった
場合、あわててその場に戻ったにも拘わらず、別の者が
子機(または親機)で先にオフフックしてしまい、その
利用者は通信してきた相手方が誰であるのか解らない状
況になって極めて不便であったのが、この発明の場合、
このような不都合が生じなく、発信元電話番号の表示機
能を十分に活用することができる。
【0055】そして、制御手段による表示の継続が、検
出手段による通信可能状態の検出後の所定時間のみ行わ
れので、通信可能状態にならなかった親機及び子機の傍
に居る利用者が、回線の閉結後の所定時間は発信元情報
を知ることができる。特に、所定時間の経過後は発信元
情報が表示されないので機密性が保持されることにもな
り、発信元電話番号の表示機能を更に高機能化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る電話機の電気的構
成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態の電話機の動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】同実施の形態の電話機の表示部を示す図であっ
て、(a)は親機側の表示部を示し、(b)は子機側の
表示部を示している。
【符号の説明】
10 電話機 11 親機 11i モデム 11h ハンドセット部 11j リンガー 11e 表示部 11k CPU 12 子機 12c 操作部 12d 表示部 12e マイク 12g スピーカー 12h リンガー 12i CPU 12j 開放・閉結切替部 L1 電話回線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信時に相手方の発信元情報を受信する
    受信手段を備え、通信回線を介して前記相手方と通信で
    きる親機と、この親機との間で各種情報を送受信するこ
    とによって、その親機を介して前記相手方と通信できる
    子機とを有し、これら子機及び親機の双方に備える表示
    部に、前記受信手段が受信した前記発信元情報をそれぞ
    れ表示することができる電話機において、 前記子機または前記親機のいずれかが前記相手方と通信
    可能な状態になったか否かを検出する検出手段と、 この検出手段が前記子機または前記親機のいずれかによ
    る通信可能状態を検出した場合に、それ以外の前記親機
    及び前記子機の表示部における発信元情報の表示を継続
    させる制御手段を設け、 前記制御手段による表示の継続が、前記検出手段による
    通信可能状態の検出後の所定時間のみ行われることを特
    徴とする電話機。
JP36069398A 1998-12-18 1998-12-18 電話機 Expired - Fee Related JP3201366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36069398A JP3201366B2 (ja) 1998-12-18 1998-12-18 電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36069398A JP3201366B2 (ja) 1998-12-18 1998-12-18 電話機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000184047A JP2000184047A (ja) 2000-06-30
JP3201366B2 true JP3201366B2 (ja) 2001-08-20

Family

ID=18470514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36069398A Expired - Fee Related JP3201366B2 (ja) 1998-12-18 1998-12-18 電話機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3201366B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5136907B2 (ja) * 2009-05-19 2013-02-06 Necインフロンティア株式会社 電話装置の着信表示制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000184047A (ja) 2000-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5019330B2 (ja) コードレス電話装置
JP3820968B2 (ja) 留守番電話装置
JP3201366B2 (ja) 電話機
EP2034711B1 (en) Cellular phone
JP2967572B1 (ja) 通信機
JP3696120B2 (ja) 電話機
JP3880204B2 (ja) 電話装置
JP3976039B2 (ja) 電話装置
JPH11341149A (ja) 電話機
JP3632462B2 (ja) 音声応答機能付電話装置
US6026294A (en) Information transmitting apparatus
JP3601311B2 (ja) 通信端末装置
JP3767158B2 (ja) 通信装置および記憶媒体
JP3801799B2 (ja) 携帯電話機、携帯電話機の着信報知方法
JPH07131550A (ja) 電子手帳及び電話機
JPH11168546A (ja) 無線通信機器
JP3831829B2 (ja) 通信装置
JP4375421B2 (ja) 通信装置、制御プログラム
JP2005094431A (ja) コードレス親子電話装置
JPH11136354A (ja) 送信元別通信対応装置
JP2002077370A (ja) 通信端末装置
JP2000041085A (ja) 電話機
JP2000106589A (ja) 音声応答機能付電話装置
JPH1168933A (ja) 留守番電話機
JP2002271480A (ja) 通信端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees