JP2967572B1 - 通信機 - Google Patents

通信機

Info

Publication number
JP2967572B1
JP2967572B1 JP14450998A JP14450998A JP2967572B1 JP 2967572 B1 JP2967572 B1 JP 2967572B1 JP 14450998 A JP14450998 A JP 14450998A JP 14450998 A JP14450998 A JP 14450998A JP 2967572 B1 JP2967572 B1 JP 2967572B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
operated
party
telephone number
number data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14450998A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11341150A (ja
Inventor
健 伊崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP14450998A priority Critical patent/JP2967572B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2967572B1 publication Critical patent/JP2967572B1/ja
Publication of JPH11341150A publication Critical patent/JPH11341150A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 特定の相手方と通信し、通信途中に一度通信
を切った後に、再度直前に通信した相手方と折り返し通
信したい場合、その折り返し通信を確実且つ容易に適え
ることができる通信機を提供する。 【解決手段】 電話機10は、発信元の電話番号データ
が送信される相手方と電話回線L1を介して通信できる
親機11と、この親機11との間で情報を送受信するこ
とによって、前記相手方と通信できる子機12とを有す
る。前記子機12には、直前に通話した相手方と、再度
の通話を行うことを要求する際に操作するための折り返
しキー12c1を設ける。前記親機11のCPU11k
は、折り返しキー12c1が操作された場合に、直前に
通話した相手方の電話番号データと、新たに受信した情
報の発信元の電話番号データとが一致するか否かを検出
し、一致する場合には、前記折り返しキー12c1が操
作された子機12の呼び出しを開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発信元の識別デー
タが送信される相手方と通信回線を介して情報を通信で
きる親機と、この親機との間で情報を送受信することに
よって、前記相手方と通信できる子機とを備える通信機
に関し、特に、特定の相手方と通信し、通信途中に一度
通信を切った後に、再度直前に通信した相手方と折り返
し用の通信ができる通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信機の一種としての電話機に
は、親機と複数の子機とを備えるものがあり、利用者は
親機を使用して電話回線を介して相手方と通話できる他
に、この親機と子機との間で、無線を介して信号を送受
信することによって、子機からも相手方と通話できる。
そのような電話機に着信があった場合、一般に、親機の
他に総ての子機も呼び出し音が鳴るので、着信の予定の
無い子機の利用者も呼び出しが行われ、騒音の原因にな
っていた。
【0003】そのような事態に対処するために、例え
ば、実公平8−7717号公報に記載の電話機は、特定
の子機または親機のみを呼び出すことができる優先呼び
出し機能を有し、その優先呼び出しモード時に着信があ
った場合、特定の子機または親機の呼び出し用のリンガ
ーが呼動するものの、それ以外のものの呼び出し用のリ
ンガーは呼動しないので、着信の予定の無い利用者にと
って、無用な呼び出しが行われずに、騒音の発生を防止
する効果がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、子機を使用
しながら特定の相手方と通話し、何らかの都合で通話途
中に一度電話を切り、数分後に再度その相手方と、折り
返し通話したい場合がある。前記実公平8−7717号
公報に記載の電話機の場合、単に特定の子機または親機
のリンガーを優先的に呼動させるにすぎず、特定の相手
方に対して優先呼び出しをするものではないので、前記
優先呼び出しモード時を仮にセットしても、そのセット
直後の最初の着信が、折り返し通話したい特定の相手方
でない場合であって、折り返し通話したい場合という利
用者の要望を十分に適えていない。本発明は、上述した
問題点を解決するためになされたものであり、特定の相
手方と通信し、通信途中に一度通信を切った後に、再度
直前に通信した相手方と折り返し通信したい場合、その
折り返し通信を確実且つ容易に適えることができる通信
機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】この目的
を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、発
信元の識別データが送信される相手方と通信回線を介し
て通信できる親機と、この親機との間で情報を送受信す
ることによって、前記相手方と通信できる子機とを有す
る通信機において、直前に通信した相手方と、再度の通
信を行うことを要求する際に操作する折り返し用操作部
材を前記子機に設け、更に、前記折り返し用操作部材が
操作された場合に、前記親機は直前に通信した相手方の
識別データと、新たに受信した情報の発信元の識別デー
タとが一致するか否かを検出し、一致する場合には、前
記折り返し用操作部材が操作された子機の呼び出しを開
始させる制御手段を前記親機に備えることを特徴とす
る。
【0006】かかる通信機の場合、利用者が子機に設け
られている折り返し用操作部材を操作すると、親機に備
えられる制御手段は、直前に通信した相手方の識別デー
タと、新たに受信した情報の発信元の識別データとが一
致するか否かを検出する。そして、直前に通信した相手
方の識別データと、新たに受信した情報の発信元の識別
データとが一致する場合、その制御手段は、折り返し用
操作部材が操作された子機の呼び出しを開始させる。
【0007】それにより、特定の相手方と通信し、通信
途中に一度通信を切った後に、再度直前に通信した相手
方と折り返し通信したい場合、利用者が折り返し用操作
部材を操作した子機は確実に呼び出されるが、それ以外
のものは呼び出されない。そのため、折り返し用操作部
材が操作した利用者のみが、直前に通信した相手方と再
び通信することができ、それ以外の利用者が通信するこ
とがないので、折り返し通信を確実に且つ容易に適える
ことができる。また、その相手からの着信の予定の無い
利用者にとっても、無用な呼び出しが行われずに、騒音
の発生を防止する効果があり、また、無用な取り次ぎを
する必要がない。この場合、通信相手の発信元の識別デ
ータは、前記親機から前記子機に通知されるのが望まし
く、また、前記折り返し用操作部材が操作された場合
に、前記折り返し操作された際の識別データは、その子
機から前記親機に通知されるのが望ましい。尚、発信元
の識別データとは、例えば、発信元の電話番号データ、
ファックス番号データ等をいう。
【0008】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の通信機において、前記折り返し用操作部
材が操作された子機の呼び出しを開始する制御が、折り
返し用操作部材が操作された後所定時間のみ行なわれる
ことを特徴とする。それにより、この発明の通信機によ
れば、折り返し用操作部材を操作した後所定時間(例え
ば、数時間)内のみ、折り返し用操作部材が操作された
子機の呼び出しを行うことができ、その所定時間内に受
信がない場合、折り返し用操作部材が操作された子機の
呼び出しを開始する制御は行われない。従って、所定時
間経過後に新たな着信があった場合、親機及び子機は通
常の呼び出しに戻るので、折り返し用操作部材が操作さ
れた子機以外の呼び出しが可能となって、利用者は確実
に受信動作をすることができる。
【0009】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または請求項2に記載の通信機において、前記折
り返し用操作部材が操作された子機の呼び出しを開始し
た後、所定時間経過時に前記親機の呼び出しが少なくと
も行われることを特徴とする。それにより、この発明の
通信機では、制御手段は、折り返し用操作部材が操作さ
れた子機の呼び出しを開始するが、呼び出し開始後所定
時間(例えば、十数秒間)内に、呼び出された子機が受
信動作を行わない場合、親機の呼び出しが開始され、ま
た必要な場合、折り返し用操作部材を操作した子機以外
のものの呼び出しが開始される。従って、利用者が、折
り返し用操作部材が操作された子機のところから離れた
ところいても、親機の呼び出しにより、あるいは、折り
返し用操作部材が操作されていない子機においても呼び
出されるので、確実に受信動作をすることができる。
【0010】更に、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1〜請求項3のいずれかに記載の通信機において、
直前に通信した相手方の識別データと新たに受信した情
報の発信元の識別データとが一致する場合に、その旨を
前記親機または子機の表示手段で表示させることを特徴
とする。それにより、この発明の通信機によれば、前記
親機または子機の表示手段が、直前に通信した相手方の
識別データと新たに受信した情報の発信元の識別データ
とが一致する旨を表示するので、折り返し用操作部材を
操作した利用者を呼び出すことができ、利用者は特定の
相手方からの受信であることを容易に認識することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信機を、親機と
子機とを備えるコードレス電話機において具体化した実
施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図
1において、同実施の形態のコードレス電話機の概略構
成を説明する。その電話機10は、親機11及び複数の
子機12(図1には、子機を一個のみ表示する)を備え
るものであり、いわゆるIDナンバーディスプレイ(発
信元電話番号表示)に対応した電話機である。このID
ナンバーディスプレイの電話機では、電話局の交換器が
IDナンバー(発信元電話番号データ)を通信に付加
し、着信側の電話機10における親機11等の表示部
(後述)でIDナンバーが表示される。
【0012】その電話機10の親機11は、電話回線L
1を介して通信するためのNCU(網制御装置)11a
と、子機12との間で無線で信号を送受信するための無
線送受信部11bと、この無線送受信部11b用のアン
テナ11cと、電話番号入力用テンキー等からなる操作
パネル11dと、電話番号等を表示する液晶表示装置
(LCD)等で構成される表示部11eと、音声信号増
幅用のアンプ部11fと、音声信号出力用のスピーカー
11gと、音声信号の入出力用のハンドセット部11h
と、相手方の発信元の電話番号データを取得用のモデム
11iと、呼び出し用のリンガー11j、親機11用制
御装置としてのCPU11kとを備えている。
【0013】このCPU11kは、前記電話番号データ
等の各種データを記憶する記憶装置としての書き換え自
在なメモリ(以下、RAMと称す)、及び、プログラム
等を記憶する読み出し専用メモリ(以下、ROMと称
す)を内蔵し、そのプログラムの実行時に、CPU11
k内部のRAM及びROMを適宜使用することによっ
て、前記リンガー11j、モデム11i、ハンドセット
部11h、アンプ部11f、表示部11e、操作パネル
11d、無線送受信部11b及びNCU11a等を制御
する。
【0014】また、その電話機10の子機12は、親機
との間で無線で信号を送受信するための無線送受信部1
2aと、この無線送受信部12a用のアンテナ12b
と、電話番号入力用テンキー等からなる操作パネル12
cと、電話番号等を表示する液晶表示装置(LCD)等
で構成される表示部12dと、音声入力用のマイク12
eと、音声信号を増幅するアンプ部12fと、音声信号
出力用のスピーカー12gと、呼び出し用のリンガー1
2h、子機12の制御装置としてのCPU12iとを備
えている。このCPU12iは、前記電話番号データ等
の各種データを記憶する記憶装置としての書き換え自在
なメモリ(以下、RAMと称す)、及び、プログラム等
を記憶する読み出し専用メモリ(以下、ROMと称す)
を内蔵し、そのプログラムの実行時に、CPU12i内
部のRAM及びROMを適宜使用することによって、前
記リンガー12h、アンプ部12f、表示部12d、操
作パネル12c、無線送受信部12a等を制御する。
【0015】ここで各構成要素を概説すると、親機11
に設けられたNCU11aは、電話網に対してダイアル
信号を送出したり、或いは、電話網からの呼出信号に応
答する等の動作を行う。そして、前記親機11の操作パ
ネル11dまたは子機12の操作パネル12c上の
「0」乃至「9」の数値ボタンが操作されると、NCU
11aを介して、電話網に対してダイアル信号を送出す
る他、親機11のCPU11k及び子機12のCPU1
2iは、相手方の電話番号データを内部RAM内にそれ
ぞれ記憶する。特に、子機12の操作パネル12cを操
作してダイヤル入力した場合、無線送受信部12a及び
無線送受信部11bを介して、相手方の電話番号データ
を親機11に伝えられて、CPU11kの内部RAM内
に記憶される。
【0016】また、子機12の操作パネル12cには、
直前に通話した相手方と再度の通話を行うこと(以下、
折り返し通話ともいう)を要求する際に操作する折り返
しキー12c1が設けられており、また、子機12の表
示部12dには、折り返しキー12c1が操作された時
に表示する発光ダイオード(以下、LEDともいう)1
2d1が設けられている。そして、折り返しキー12c
1が操作された場合、CPU12iはその旨を内部RA
M内に記憶するとともに、無線送受信部11b及び無線
送受信部12aを介して、折り返しキー12c1が操作
されたことを、子機12から親機11に通知される。更
に、折り返しキー12c1が操作された場合、相手方の
電話番号データが、親機11から子機12に、または、
子機12から親機11に相互に通知され、更に、各内部
RAM内の所定記憶領域に記憶される。尚、折り返しキ
ー12c1が操作された時の相手方の電話番号データと
は、この電話機10が発呼側の場合、親機11の操作パ
ネル11dまたは子機12の操作パネル12cの操作に
よる相手方の電話番号データを意味し、また、電話機1
0が着呼側の場合、前回の通話の際に、モデム11iを
使って取り出された発信元の電話番号データを意味す
る。
【0017】また、前記親機11の表示部11e及び子
機12の表示部12dは、CPU11k、CPU12i
の制御に基づいて、相手方の電話番号データをそれぞれ
表示する他に、操作案内用メッセージその他必要に応じ
た情報を表示する。また、子機12の表示部12dに設
けられたLED12d1は、CPU12iの制御に基づ
いてその表示が変わる。具体的には、折り返しキー12
c1が操作された時に、LED12d1は点灯して、そ
の旨を利用者に伝える。また、LED12d1は、折り
返しキー12c1が操作された時に折り返し通話の着信
があると点滅し、更に、その点滅時に受話器(ハンドセ
ット)をオフフックした場合に消灯する。このようにL
ED12d1の表示がモードによって変更することによ
り、利用者にとって使い勝手が良くなるが、特に、直前
に通話した相手方の電話番号データと新たに着信した発
信元の電話番号データとが一致する場合、LED12d
1が点滅することにより、利用者は直前に通話した相手
方からの着信であることを容易に認識することができ
る。また、親機11のリンガー11j及び子機12のリ
ンガー12hは、発信器等をそれぞれ備えており、着呼
側の利用者の呼び出しを行うことができるが、CPU1
1k、CPU12iの制御に基づいて、着信側の呼び出
しの開始及び停止等が制御される。具体的には、親機1
1のリンガー11j及び子機12のリンガー12h総て
が呼動して着信側の呼び出しを行う場合、または、折り
返しキー12c1が操作された子機12のリンガー12
hのみが呼動して着信側の呼び出しを行う場合がある。
【0018】また、親機11の無線送受信部11b及び
子機12の無線送受信部12aは、CPU11k、CP
U12iの制御に基づき、アンテナ11c及びアンテナ
12bを介して、音声信号を相互に送受信できる他に、
その他の制御信号も相互に送受信できる。特に、折り返
しキー12c1が操作された時に、現在通話中の相手の
発信元の電話番号データを、親機11のCPU11kの
内部RAMの折り返し番号記憶領域に記憶することを命
令する制御信号等も送信される。
【0019】また、親機11のハンドセット部11h
は、相手方とハンドセット(受話器)を利用して通話す
る際に使用され、NCU11a及び電話回線L1等を介
して、音声信号が送受信される。また、親機11のアン
プ部11fは、NCU11a及び電話回線L1等を介し
て相手方から送られた音声信号を増幅し、この増幅され
た音声信号を、スピーカー11gに出力するので、利用
者は、ハンドセット部11hを使用せずに、相手方の音
声を適当な音量で聴くことができる。
【0020】また、子機12のマイク12eに音声信号
が入力されると、この入力された音声信号は、子機12
のアンプ部12fで増幅され、無線送受信部12a及び
無線送受信部11b、更には、NCU11a及び電話回
線L1を介して、相手方に送信される。また、電話回線
L1及びNCU11a、更には、無線送受信部11b及
び無線送受信部12aを介して相手方から送られた音声
信号は、アンプ部12fで増幅され、この増幅された音
声信号をスピーカー12gは出力する。従って、電話機
10の場合、一般のコードレス電話機と同様に、親機1
1から相手方と電話回線L1を介して通話できるととも
に、子機12は親機11との間で音声情報等を送受信す
ることによって、前記相手方と通話できる。
【0021】また、親機11のモデム11iは、電話局
の交換器において付加された発信元の電話番号データを
着信時に取り出すために使用され、取り出された発信元
の電話番号データを、前記CPU11kは読み取ること
ができる。そして、親機11のCPU11kは、読み取
った発信元の電話番号データと折り返しキー12c1が
操作された時に内部RAMに記憶された電話番号データ
とが一致するか否かを検出できる。その際、CPU11
kが電話番号データの一致を検出した場合、無線送受信
部11b及び無線送受信部12aを介して、折り返しキ
ー12c1が操作された子機12のCPU12iにその
旨を伝えるので、そのCPU12iが、リンガー12h
を呼動して着信側の呼び出しを行う。それにより、前記
折り返しキー12c1が操作された子機12のみを呼び
出させることができ、着信の予定の無い子機12及び親
機11の無用な呼び出しが行われない。一方、CPU1
1kが電話番号データの一致を検出しない場合、親機1
1のリンガー11jを呼動して着信側の呼び出しを行う
他に、無線送受信部11b及び無線送受信部12aを介
して、総ての子機12のCPU12iにその旨を伝える
ので、そのCPU12iが、リンガー12hを呼動して
着信側の呼び出しを行う。
【0022】また、親機11のCPU11kは、タイマ
ー機能を有する他に、折り返しキー12c1が操作され
た子機12のハンドセット(受話器)がオフされたか否
かを判別することができるので、例えば、十五秒間程度
の所定時間内に受話器がオフされない場合、親機11の
リンガー11jの呼び出しを開始させる他に、無線送受
信部11b及び無線送受信部12aを介して、総ての子
機12のCPU12iにその旨を伝えて、そのCPU1
2iが、リンガー12hを呼動して着信側の呼び出しを
行う。このように親機11のCPU11kは、そのリン
ガー11jを呼動する他に、無線送受信部11b及び無
線送受信部12aを介して、折り返しキー12c1を操
作していない子機12のリンガー12hの呼び出しを開
始するので、利用者は、折り返しキー12c1を操作し
た子機12の設置場所から離れたところにいても、親機
11の呼び出しにより、あるいは、折り返しキー12c
1が操作されていない子機12によって呼び出される。
【0023】更に、親機11のCPU11kは、折り返
しキー12c1が操作された子機12の呼び出しをする
制御を、折り返しキー12c1を操作した後所定時間
(例えば、数時間)のみ行うようにする。これは、所定
時間(例えば、数時間)内に受信がない場合、折り返し
通話を予定していたが、折り返し通話の着呼は実際には
無いと考えれるので、折り返しキー12c1が操作され
た子機12のみの呼び出しする制御は前記所定時間後は
不要でありその制御を解除するのが妥当だからである。
それにより、折り返しキー12c1を操作して所定時間
経過後に、親機11のCPU11kは、新たな着信があ
った場合、親機11及び子機12は通常の呼び出しをす
るので、親機11の呼び出しにより、あるいは、折り返
しキー12c1が操作されていない子機12においても
呼び出されるので、確実に受信動作をすることができ
る。もっとも、このような制御については、親機11の
CPU11kが行う必要はなく、必要に応じて、子機1
2のCPU12iが行ってもよい。
【0024】以上のように構成された電話機10の親機
11の動作を、図2に示されるフローチャートに従って
説明する。尚、各ステップSについて、以下単にSと略
記する。最初に、電話機10の親機11に着信があった
場合(S180)、その着信信号中に発信元の電話番号
データが付加されたものかどうかを、CPU11kが判
別する(S181)。前記IDナンバーディスプレイの
サービスの場合、交換器から送出される着信信号が、発
信元の電話番号データの有無によって異なっている。そ
のため、親機11のCPU11kが、着信信号の相違を
判別することにより、着信側の電話機10は、発信元の
電話番号データ付きの着信か否かを判別できる。
【0025】ここで、親機11のCPU11kは、発信
元の電話番号データが付加されていないと判別した場合
には(S181:NO)、表示部11eに発信元の電話
番号データを表示せずに(S182)、後述するS18
7に進む。それに対して、CPU11kが、発信元の電
話番号データが付加されていると判別した場合には(S
181:YES)、NCU11aを用いて回線を自動閉
結し(S182)、CPU11kは、モデム11iを利
用して発信元の電話番号データを読み取る(S18
3)。その後、CPU11kは、NCU11aを用いて
回線を自動開放する(S184)。
【0026】尚、この時の回線の自動閉結は、電話機1
0の親機11が発信元の電話番号データを受信するため
のものであるので、IDナンバーディスプレイのサービ
スの場合においては、通話料金はかからないように設定
されている。但し、この回線の自動閉結は、発信元の電
話番号データを読み取るためのみに使用される。そし
て、CPU11kは、読み取った発信元の電話番号デー
タと、折り返しキー12c1が操作された時に記憶され
た電話番号データとが一致するか否かを判断する(S1
85)。
【0027】以前に折り返しキー12c1が操作されて
いなければ、電話番号データが記憶されていないので、
当然新たに読み取った電話番号データと記憶された電話
番号データとは一致しない(S185:NO)。また、
以前に折り返しキー12c1が操作されている場合で
も、着信した相手が直前に通話した相手と異なる時は、
CPU11kが新たに読み取った電話番号データと折り
返しキー12c1が操作された時の電話番号データとは
一致しない(S185:NO)。その場合、CPU11
kは、親機11の表示部11eに新たに読み取った発信
元の電話番号データを表示する(S186)。その時の
表示部11eの表示例を図4に示すが、図4の表示部1
1eには、着信があった旨とその発信元電話番号(チャ
クシン 0123456789)が表示される。その
後、CPU11k、CPU12iの制御に基づき、親機
11のリンガー11j及び子機12のリンガー12h総
てが呼動する(S187)。
【0028】そして、受話器がオフフックされるか否か
判断され(S188)、受話器がオフフックされるまで
(S186:NO)、呼び出し状態が維持される。ここ
で、当該電話機10の近くの人が呼び出し音に気づき、
親機11及び子機12のいずれかで受話器をオフフック
すると(S188:YES)、回線が閉結するので(S
189)、通話状態に移行する(S190)。
【0029】ところで、子機12を使用しながら特定の
相手方と通話し、何らかの都合で通話途中に一度電話を
切り、再度その相手方と折り返し通話したい場合には、
利用者は折り返しキー12c1を操作するので、CPU
11kの内部RAMの所定記憶領域には、折り返しキー
12c1が操作された時の電話番号データが記憶される
ことになる。そして、次の着信があった場合、既述した
S180〜S185までの動作が行われ、CPU11k
は、読み取った発信元の電話番号データと、折り返しキ
ー12c1が操作された時に記憶された電話番号データ
とが一致すると判断する(S185:YES)。その場
合、CPU11kは、次回以降の折り返し通話が必要な
いので、発信元の電話番号データをクリアする(S19
1)。そして、CPU11kは、無線送受信部11b及
び無線送受信部12aを介して、折り返しキー12c1
が操作された子機12のCPU12iに折り返し通話が
あった旨を指令するので、CPU12iはその呼び出し
用のリンガー12hに対して呼び出し音の呼動開始を指
示する(S192)。
【0030】その後、親機11のCPU11kは、例え
ば、十五秒間程度の所定時間内に受話器がオフされない
と判断した場合(S193)、親機11のリンガー11
jの呼び出しを開始させるとともに、総ての子機12の
呼び出し用のリンガー12hに対して、呼び出し音の呼
動開始を指示する(S194)。その後、S188に進
む。
【0031】次に、電話機10の子機12の動作を、図
3に示されるフローチャートに従って説明する。最初
に、電話機10の親機11に着信があって、親機11の
CPU11kにより子機12の呼び出しがあった場合
(S200)、子機12のCPU12iは発信元の電話
番号データが付加されたものかどうかを判別する(S2
01)。
【0032】ここで、CPU12iは、発信元の電話番
号データが付加されていないと判別した場合には(S2
01:NO)、表示部12dに発信元の電話番号データ
を表示せずに、後述するS206に進む。それに対し
て、CPU12iは発信元の電話番号データが付加され
ていると判別した場合には(S201:YES)、CP
U12iは、発信元の電話番号データと、折り返しキー
12c1が操作された時に記憶された電話番号データと
が一致するか否かを判断する(S203)。
【0033】発信元の電話番号データと折り返しキー1
2c1が操作された時に記憶された電話番号データとが
一致しない場合(S203:NO)、次回以降の折り返
し通話を可能とすべく、CPU12iは、内部RAMに
発信元の電話番号データを記憶させる(S204)。そ
して、CPU12iは、表示部12dに発信元の電話番
号データを表示し(S205)、親機11のリンガー1
1j及び総ての子機12のリンガー12hに対して、呼
び出し音の呼動の開始を指示する(S206)。
【0034】そして、CPU12iは、受話器がオフフ
ックされるか否かを判断し(S208)、オフフックさ
れない間は(S208:NO)、その状態を維持する。
ここで、電話機10の近くの人が呼び出し音に気づき、
オフフックすると(S208:YES)、通話状態にな
る。一方、発信元の電話番号データと折り返しキー12
c1が操作された時に記憶された電話番号データとが一
致する場合(S203:YES)、CPU12iは通話
途中に一度電話を切った特定通話相手の折り返し通話の
着呼であると判断し、利用者にその旨を知らせるべく、
LED12d1を点滅させた後(S207)、S205
に進む。そして、CPU12iは、表示部12dに相手
方の発信元の電話番号データを表示し(S205)、折
り返しキー12c1が操作された子機12のリンガー1
2hに対して、呼び出し音の呼動の開始を指示する(S
206)。
【0035】そして、CPU12iは、オフフックされ
るか否かを判断し(S208)、オフフックされない間
は(S208:NO)、その状態を維持する。ここで、
当該電話機10の近くの人が呼び出し音に気づき、オフ
フックすると(S208:YES)通話状態になり、そ
の後、CPU12iは、LED12d1を消滅する(S
209)。
【0036】また、通話途中に何らかの都合があって前
記折り返し通話をしたい場合、利用者が折り返しキー1
2c1が操作されるので、CPU12iは、利用者が折
り返しキー12c1を操作したか否かを判断する(S2
10)。また、CPU12iはオンフックされるか否か
を判断し(S211)、オンフックされない間(S21
1:NO)、利用者が折り返しキー12c1を操作した
か否かを判断する(S210)。
【0037】ここで利用者が折り返しキー12c1を操
作した場合(S210:YES)、CPU12iは、発
信元の電話番号データを折り返し用の記憶領域に記憶さ
せ、LED12d1を点灯させる(S212)。その
後、CPU12iは受話器がオンフックされるか否かを
判断し(S211)、オンフックがされない間(S21
1:NO)、利用者が折り返しキーを操作したことを受
け付ける(S210〜S212)。
【0038】CPU12iは、受話器がオンフックされ
たとを判断すると(S211:YES)、内部RAM内
の折り返し用の記憶領域に、折り返し用の発信元の電話
番号データが記憶されているか否かを判断する(S21
3)。折り返し用の発信元の電話番号データが記憶され
ている場合(S213:YES)、子機12のCPU1
2iは、折り返し用の発信元の番号データを親機11に
通知して(S214)、子機12は待機状態になる。一
方、折り返し用の発信元の番号データがない場合(S2
13:NO)、子機12のCPU12iは親機11にそ
の旨を通知することはない。尚、この待機状態は、所定
時間経過したら解除するように構成してもよい。
【0039】以上説明したことから明らかなように、こ
の実施の形態の発明によれば、発信元の電話番号データ
(識別データ)が送信される相手方と電話回線L1(通
信回線)を介して通信できる親機11と、この親機11
との間で情報を送受信することによって、前記相手方と
通信できる子機12とを有する電話機10(通信機)に
おいて、直前に通話した相手方と、再度の通話を行うこ
とを要求する際に操作する折り返しキー12c1(折り
返し用操作部材)を前記子機12に設け、更に、前記折
り返しキー12c1(折り返し用操作部材)が操作され
た場合に、前記親機11は直前に通話した相手方の電話
番号データ(識別データ)と、新たに受信した情報の発
信元の電話番号データ(識別データ)とが一致するか否
かを検出し、一致する場合には、折り返しキー12c1
(折り返し用操作部材)が操作された子機12の呼び出
しを開始させるCPU11k(制御手段)を親機11に
備える。
【0040】この場合、利用者が子機12に設けられて
いる折り返しキー12c1を操作すると、親機11に備
えられるCPU11kは、直前に通話した相手方の電話
番号データと、新たに受信した情報の発信元の電話番号
データとが一致するか否かを検出し、直前に通話した相
手方の電話番号データと、新たに受信した情報の発信元
の電話番号データとが一致する場合、折り返しキー12
c1が操作された子機12の呼び出しを開始させる。従
って、この発明の電話機10によれば、特定の相手方と
通話し、通話途中に一度通話を切った後に、再度直前に
通話した相手方と折り返し通話したい場合、折り返しキ
ー12c1を操作した子機12を確実に呼び出して特定
の相手と通話できる他、それ以外の子機11等は呼び出
されないので、無用な呼び出しが行われずに、騒音の発
生を防止する効果がある。また、その相手方と着信の予
定の無い利用者は、無用な取り次ぎをする必要がなくな
る。
【0041】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、
折り返し用操作部材は、折り返しキーに必ずしも限定さ
れる訳でなく、その他のものであってもよい。また、親
機と子機とを備える電話機であれば、必ずしもコードレ
ス電話機に限定される訳でない。また、この発明の通信
機は、例えば、電話機能のみを有する電話機に限定され
る訳ではなく、電話機能とファクシミリ送受信機能とを
有するファクシミリ装置で用いられてもよい。更に、搬
送される原稿上の画像情報を読み取り、その読み取った
画像情報を記録紙にコピーさせるコピー機能の他に、プ
リンタ機能、読取専用機能等を有している多機能装置に
用いられる他、コンピュータ機能を有する装置において
用いられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る電話機のブロック
構成図を示す図である。
【図2】同実施の形態の電話機の親機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】同実施の形態の電話機の子機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】同実施の形態の電話機の表示部を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 電話機 11 親機 11j リンガー 11e 表示部 11k CPU 12 子機 12c 操作部 12c1 折り返しキー 12d 表示部 12d1 LED 12h リンガー 12i CPU

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信元の識別データが送信される相手方
    と通信回線を介して通信できる親機と、この親機との間
    で情報を送受信することによって、前記相手方と通信で
    きる子機とを有する通信機において、 直前に通信した相手方と、再度の通信を行うことを要求
    する際に操作する折り返し用操作部材を前記子機に設
    け、更に、 前記折り返し用操作部材が操作された場合に、前記親機
    は直前に通信した相手方の識別データと、新たに受信し
    た情報の発信元の識別データとが一致するか否かを検出
    し、一致する場合には前記折り返し用操作部材が操作さ
    れた子機の呼び出しを開始させる制御手段を前記親機に
    備えることを特徴とする通信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信機において、 前記折り返し用操作部材が操作された子機の呼び出しを
    開始する制御が、折り返し用操作部材が操作された後所
    定時間のみ行なわれることを特徴とする通信機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の通信機
    において、 前記折り返し用操作部材が操作された子機の呼び出しを
    開始した後、所定時間経過時に前記親機の呼び出しが少
    なくとも行われることを特徴とする通信機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の通信機
    において、 直前に通信した相手方の識別データと新たに受信した情
    報の発信元の識別データとが一致する場合に、前記制御
    手段は、その旨を前記親機または子機の表示手段で表示
    させることを特徴とする通信機。
JP14450998A 1998-05-26 1998-05-26 通信機 Expired - Fee Related JP2967572B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14450998A JP2967572B1 (ja) 1998-05-26 1998-05-26 通信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14450998A JP2967572B1 (ja) 1998-05-26 1998-05-26 通信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2967572B1 true JP2967572B1 (ja) 1999-10-25
JPH11341150A JPH11341150A (ja) 1999-12-10

Family

ID=15364023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14450998A Expired - Fee Related JP2967572B1 (ja) 1998-05-26 1998-05-26 通信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2967572B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11341150A (ja) 1999-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6547620B1 (en) Communication apparatus, memory medium and method
JPH09107409A (ja) 電話装置
JP5019330B2 (ja) コードレス電話装置
JP3820968B2 (ja) 留守番電話装置
JP2967572B1 (ja) 通信機
JP3201366B2 (ja) 電話機
JP2000236578A (ja) 携帯電話システム
JP3941760B2 (ja) 電話装置
JP5231751B2 (ja) 通信装置及びその制御方法
KR100405591B1 (ko) 게이트웨이 기능을 가진 인터넷폰 교환장치
JP3696120B2 (ja) 電話機
JPH1032644A (ja) データ通信装置
JP3162895B2 (ja) コードレス電話装置
JP2939702B2 (ja) ボタン電話装置
JP2008278428A (ja) 通信装置及びその制御方法
EP1392040A2 (en) Communication apparatus with one-way speakerphone function
EP0828374A2 (en) Facsimile machine
JPS60132458A (ja) フアクシミリ装置
JP2002290621A (ja) 通信装置
JPH05252554A (ja) ファクシミリや留守番電話機の接続を配慮したホームテレホンシステム
JP2000041085A (ja) 電話機
JPH11164047A (ja) 通信端末装置
JPH09186748A (ja) 電話装置
JP2003101666A (ja) 音声出力装置
JPH11155017A (ja) 留守番録音機能付コードレス電話機および通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees