JP3696120B2 - 電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発信者番号表示サービスとリンガ発生回数とを利用する電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
電話機、特に携帯電話は、その利便性の良さから、2000年末ではその加入者数がPHS(パーソナル・ハンディホン・システム)を含めて約6,000万を超え、国民の生活における最もポピュラーな情報伝達ツールとなっている。
また、近年、携帯電話からのメールの送受信が可能となり、携帯電話の使用形態も、これまでの2者間での音声通話から、メール交換によるデータ通信へと変化している。この携帯電話によるデータ通信は、メール作成及び送受信が手軽に行えることから利用する人が増え、そのデータ通信の占める割合は全体のデータ通信における50%を超えるまでに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
携帯電話は、友人同士や家族同士での利用が多く、その連絡内容は、例えば「今、駅に着いた」、「少し遅れる」等の簡単な場合がある。従来は、このような簡単な連絡内容でも、通話回線を利用して相手と直接通話したり、相手にメールを送信したりしている。
【0004】
したがって、利用者は、簡単な連絡内容であっても、通話回線を利用して相手と通話すると、課金されてしまう。また、相手にメールを送ると、メールを受信した携帯電話機の使用者が、受信メールを表示させる操作をするまで連絡内容が伝わらない、つまり即時性に欠けるという問題がある。
一方、サービスを提供する事業者側では、通話時間が短くても、発呼信号、ダイヤル信号、通話信号等の発受信の処理が必要であり、また簡単な内容のメールの送信であっても、そのメールを預かり相手側に送信する等の処理が必要であり、これらの処理が大変であると共に、交換機、通話及び通信等の負荷が増大してしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、利用者側では課金されることなく即時性が確保され、事業者側では、交換機、通話及び通信等の負荷を増大させることなく、発信者の連絡内容を伝達することができる電話機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る電話機は、発信者番号表示サービス対応の電話機であって、電話番号と、数値と、着信メッセージとを予め対応させて記憶する着信側記憶手段と、着信時の発信者の発信者電話番号と、着信してから発信者側のオンフックにより終了するまでのリンガ発生回数とを検出する着信側検出手段と、前記着信側検出手段により検出された発信者電話番号が前記着信側記憶手段に記憶された電話番号に対応し、前記着信側検出手段により検出されたリンガ発生回数が前記着信側記憶手段に記憶された数値を含む所定範囲内にあるときに、当該電話番号と数値とに対応する前記着信メッセージを報知手段に報知するように制御する着信側報知制御手段とを備えている。
【0007】
さらに、電話番号と、数値と、発信メッセージとを予め対応させて記憶する発信側記憶手段と、発信時の着信者電話番号と、発信してからオンフックにより終了するまでのリングバックトーン発生回数とを検出する発信側検出手段と、前記発信側検出手段により検出された着信者電話番号とリングバックトーン発生回数とが前記発信側記憶手段に記憶された電話番号と数値とに対応するときに、当該電話番号と数値とに対応する前記発信メッセージを前記報知手段に報知するように制御する発信側報知制御手段とを備えている。
【0008】
前記報知手段は、前記着信メッセージ又は前記発信メッセージを文字により報知するようにしている。或いは、前記報知手段は、前記着信メッセージ又は発信メッセージを音声により報知するようにしている。
また、前記着信側検出手段により検出された発信者電話番号が前記着信側記憶手段に記憶されている電話番号であって、当該電話番号に数値と着信メッセージとが対応しているときに、所定回数分のリンガが発生するまで、当該着信に対する使用者の応答を規制する規制手段を備えている。
さらに、前記発信側記憶手段に記憶された数値と発信メッセージとに対応している電話番号への発信のときに、所定の発信メッセージに対応する数値の回数分のリングバックトーンが発生した後、オンフックするように制御する発信制御手段を備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電話機の実施形態について、図面を参照しながら説明する。この電話機は、発信者番号表示サービスに対応しており、着信があったときに、その発信者の電話番号を検出できるようになっている。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における電話機、例えば携帯電話機の構成を示すブロック図である。同図に示すように、携帯電話機は、各種信号を発受信するための無線部1と、着信時の発信者の発信者電話番号と着信してから発信者側のオンフックにより終了するまでのリンガ発生回数とを検出する検出部2と、検出部2が検出した発信者電話番号に対応する情報等を表示する表示部3と、着信時等に音声を発生する音声発生部4と、電話番号、数値、着信メッセージを予め対応させて記憶する他、名前等を記憶する記憶部5と、各種操作を行うための操作部6と、携帯電話全体を制御する制御部7とを備え、検出部2で検出された発信者電話番号とリンガ発生回数とが、記憶部5に記憶された電話番号と数値に対応するときに、この電話番号と数値とに対応する着信メッセージを表示部3に表示するようになっている。
【0010】
無線部1は、発呼信号、ダイヤル信号、切断信号等の発信や、呼出信号等の受信を行うためのもので、アンテナを介して各種の信号を発受信している。音声発生部4は、例えばスピーカを備え、着信を受けたときに、電子音やメロディ等の音声が発生して、その着信を使用者に知らせるようになっている。
検出部2は、着信時に基地局からの信号から発信者電話番号を検出する機能と、着信してからリンガが発生しなくなるまでの間に発生したリンガ発生回数を検出する機能とを備えている。
【0011】
表示部3は、例えば液晶表示手段を備え、着信時に検出部2により検出された発信者電話番号、又はその発信者電話番号に対応する電話番号と名前とが記憶部5に記憶されている場合はその名前を表示したり、発信時の相手の着信者電話番号を表示したり、記憶部5に各種データを登録するときにその内容を表示したりする。
【0012】
記憶部5はRAMを備え、後述の電話帳テーブルT1と、各種のデータとを記憶するようになっており、電話帳テーブルT1には、電話番号、名前、メールアドレス、数値、着信メッセージが登録されている。
操作部6は、数値入力用の数値キー、オンフック用のオンフックキー、オフフック用のオフフックキー、各種機能を選択及び実行するための機能キー等の操作キーを備え、使用者が各種の操作キーを押下して、発信時に電話帳テーブルT1に登録された電話番号を選択したり、電話帳テーブルT1に名前等を登録したりできるようになっている。
【0013】
オフフックキーの押下により、例えばダイヤル信号や応答信号を基地局に発信することができ、またオンフックキーの押下により、例えば通話終了時の切断信号を基地局に発信できる。なお、操作キーは、機能キーの設定により数値キーから英字、数字等が入力できるようになっている。
制御部7は、マイクロコンピュータから構成され内蔵するROM内のプログラムを実行することで、以下の機能の制御を行うようにしている。
【0014】
即ち、制御部7は、使用者が操作部6の操作キーを押下して、電話番号と、この電話番号に対応する名前、メールアドレス、数値、着信メッセージを入力したときに、これらを記憶部5の電話帳テーブルT1に書き込む書き込み機能と、着信後に発信者からのオンフックによりリンガが続けて来なくなったときに、検出部2で検出された発信者電話番号とリンガ発生回数とが電話帳テーブルT1の電話番号と数値に対応する場合に、その電話番号と数値とに対応する着信メッセージを表示部3に表示する表示制御機能とを備えている。
【0015】
図2は、記憶部5に記憶される電話帳テーブルT1の一例を示す図である。同図のように、電話帳テーブルT1には、電話番号、名前、メールアドレス、数値、着信メッセージが対応して登録されるようになっている。同図の電話帳テーブルT1では、5件分が記憶されており、そのうち3件分に数値、着信メッセージが記憶されている。
【0016】
電話帳テーブルT1に登録されている電話番号に対応する数値及び着信メッセージは、その電話番号の相手と使用者との間で予め決められており、数値は、発信者からのリンガ発生回数に対応し、着信メッセージはその数値のときに発信者が使用者に連絡したい内容に対応している。
なお、電話帳テーブルT1において、数値1と着信メッセージ1とが、数値2と着信メッセージ2とが夫々対応している。また、電話帳テーブルT1内の空白は、対応する内容が入力されていないことを示す。
【0017】
図3は、記憶部5の電話帳テーブルT1に、電話番号に対応する数値及び着信メッセージを登録する時の制御部7の動作内容を示すフローチャートである。制御部7は、使用者からの機能キーの押下により数値及びメッセージを登録するメッセージ登録モードが選択されたことを検出すると(ステップS301:YES)、相手の電話番号を、使用者からのキー操作により受け付ける(ステップS302)。
【0018】
以下、受け付けた電話番号が電話帳テーブルT1の最上位の03−1234−△△△△で、この電話番号に対応する数値及び着信メッセージを電話帳テーブルT1に登録する場合について説明する。
まず、使用者は、数値として「2」を数値キーの操作により入力すると、制御部7が、数値1として「2」を受け付け、電話帳テーブルT1の数値1に「2」を登録する(ステップS303)。
【0019】
次に、使用者が、この数値「2」に対応する着信メッセージとして「今、電車に乗ったよ」を機能キー、数値キー等の操作により入力すると、制御部7は、着信メッセージ1として「今、電車に乗ったよ」を受け付け、電話帳テーブルT1の着信メッセージ1に「今、電車に乗ったよ」を登録する(ステップS304)。
【0020】
制御部7は、同じ電話番号について前記登録した数値及び着信メッセージ以外に、他の数値及び着信メッセージを繰り返して入力するか否かを表示部3に表示する。
そして、制御部7は、数値及び着信メッセージの繰り返し入力操作が有る旨を、使用者の機能キーの入力から検出すると(ステップS305:YES)、上記と同様に、数値2として、使用者から入力された「4」を受け付け、電話帳テーブルT1の数値2に「4」を登録する(ステップS303)。
【0021】
数値「4」に対応する着信メッセージとして「今夜は遅くなるよ」が使用者からの入力されると、制御部7は、着信メッセージ2として「今夜は遅くなるよ」を受け付け、電話帳テーブルT1の着信メッセージ2に「今夜は遅くなるよ」を登録する(ステップS304)。
制御部7は、ステップS305で、数値及び着信メッセージの繰り返し入力操作がない旨を使用者の機能キーの入力から検出する(ステップS305:NO)と、メッセージ登録モード終了か否かを表示部3に表示する。
【0022】
そして、制御部7は、使用者が他の電話番号について数値及び着信メッセージの登録を行う場合等に、メッセージ登録モードを終了しない旨を使用者からの機能キーの入力により検出する(ステップS306:NO)と、ステップS302へと進み、新たな電話番号、この電話番号に対応する数値及び着信メッセージの受付等を行う。一方、メッセージ登録モード終了を使用者からの機能キーの入力により検出する(ステップS306:YES)と、メッセージ登録モードを終了させる。
【0023】
図4は、着信時の制御部7の動作内容を示すフローチャートである。待ち受け状態において無線部1を介して着信を受信し、検出部2で発信者電話番号を検出すると、この発信者電話番号に対応する情報として、その発信者電話番号、又はその発信者電話番号に対応する電話番号と名前が電話帳テーブルT1に登録されている場合にはその名前を表示部3に表示する(ステップS401〜S403)。
【0024】
検出部2で検出された発信者電話番号が、記憶部5の電話帳テーブルT1に記憶されている電話番号と同じで、その電話番号に対応する着信メッセージが電話帳テーブルT1に登録されている場合(ステップS404:YES)、ステップS405へと進む。
制御部7は、発信者から最初のリンガ信号に続いてリンガ信号が来ているかを検出し、リンガ信号が続いて来ている場合には、リンガ発生回数を計数する(ステップS405:YES、S407)。
【0025】
そして使用者のオフフックキーの押下を検出すると、発信者との音声通話のための通話信号を発受信し、使用者のオンフックキーの押下を検出すると、無線部1から切断信号を基地局へと発信し、リンガ発生回数をクリアして終了する(ステップS409:YES、S410、S411:YES、S412)。また、使用者のオフフックキーの押下が検出されないときは、ステップS405に戻り、発信者からリンガ信号が続けてきているか否かを判断する。
【0026】
なお、ステップ404で、検出部2により検出された発信者電話番号が、記憶部5の電話帳テーブルT1に記憶している電話番号に対応しているが、その電話番号に対応する着信メッセージが登録されていない場合(例えば、図2の電話帳テーブルT1における最下位の電話番号)で、オフフックキーの押下を検出すると、発信者との間の通話信号を発受信し、オンフックキーの押下の検出により切断信号を無線部1から基地局へと発信して、リンガ発生回数をクリアして終了する(ステップS406:YES、S410〜S412)。
【0027】
一方、ステップS405で、発信者の電話機からリンガ信号が来ていない場合、例えばリンガ信号が所定の時間(例えば3秒)を置いても検出できない場合には、表示部3に所定の着信メッセージを表示する着信メッセージ表示処理を行い、リンガ発生回数をクリアして終了する(ステップS408、S412)。
この着信メッセージ表示処理について、その動作内容のフローチャートを図5に示す。
【0028】
制御部7は、発信者が所定のリングバックトーン発生回数でオンフックキーを押下したときに、そのタイミングが遅れたり早かったりして、着信側のリンガ発生回数が発信者の意思と異なる場合があるので、検出部2で検出したリンガ発生回数が、電話帳テーブルT1に登録されている数値に対応しているか否かを判断する際に、リンガ発生回数が電話帳テーブルT1内の数値を含んだ所定範囲に入っているか否かによって判断している。
【0029】
この実施の形態では、数値1の「2」については、1以上3以下の範囲で、数値2の「4」については、3より大きく5以下の範囲で、リンガ発生回数が数値に対応しているか否かを夫々判断している。
ここで、発信者が図2に示す電話帳テーブルT1に記憶されている「△△ 花子」であり、そのリンガ発生回数が5回でリンガ信号が来なくなった場合を例として、着信メッセージ表示処理について以下に説明する。
【0030】
制御部7は、検出部2により検出されたリンガ発生回数nを、例えば「5」とし、このリンガ発生回数(n=5)が、数値を含んだ所定範囲に入っているか否かを判断する(ステップS502、S504)。
つまり、図5に示すように、リンガ発生回数(n=5)は、1以上3以下の範囲に入っておらず、3より大きく5以下の範囲に入る(ステップS502:NO、ステップS504:YES)ので、制御部7は、このリンガ発生回数(n=5)が数値2(「4」)に対応していると判断する。
【0031】
次に数値2、つまり「4」に対応する着信メッセージ2が電話帳テーブルT1に有るか(登録されているか)を判断し、着信メッセージ2が有る場合に、着信メッセージ2の内容、つまり「いつもの店で」を表示部3に表示してリターンし(ステップS506:YES、S507)、着信メッセージ2が電話帳テーブルT1に無い場合にリターンするようになっている(ステップS506:NO)。
【0032】
一方、リンガ発生回数が、例えば、「6」の場合は、1以上3以下の範囲にも、3より大きく5以下の範囲にも入っていないので、リターンするようになっている(ステップS502:NO、ステップS504:NO)。
なお、図5において、検出された発信者電話番号に対応する電話番号に着信メッセージが登録されているかを判断した後に、発生したリンガの回数を計数しているため、実際に発生したリンガの回数よりも1小さくなるが、発信者側のリングバックトーン発生回数と、着信側のリンガ発生回数とを同一にするため、例えば、リンガ発生回数の結果に1を加えるようにしている。
【0033】
以上のように構成された本実施の形態における携帯電話機の使用について説明する。使用者は、例えば頻繁に連絡を取り合う所定の相手と、リンガ発生回数と、このリンガ発生回数により連絡したい着信メッセージとを予め決めておく。
使用者は、相手との間で決めたリンガ発生回数と着信メッセージを電話帳テーブルT1に登録する(図3のステップS303,S304)。ここで、所定の相手は、図2の電話帳テーブルT1に登録されている「△△ 花子」として、以下説明する。
【0034】
次に、使用者の携帯電話が着信したときに、その着信の発信者電話番号を検出部2で検出して、この発信者電話番号又はこの発信者電話番号に対応する名前が表示部3に表示される。使用者は、この表示された情報を見て、この着信の相手が誰であるかを知ることができる。
着信の相手が「△△ 花子」であるときは、使用者は、「△△ 花子」との間で決めたリンガ発生回数の最大数(数値2)より多い回数分(例えば6回分)まで着信に対して応答するのを待つ。この間にリンガが、例えば2回で終了すると、リンガ発生回数nは2と検出される。
【0035】
この検出されたリンガ発生回数は、1以上で3以下の数値1を含んだ所定範囲内であるので、リンガ発生回数が数値1に対応し、この数値1に対応する着信メッセージ1「今、ひま?」が着信メッセージとして表示部3に表示される。
一方、使用者は、リンガの鳴動が発信者と間で決めたリンガ発生回数の最大数を超えても尚続いている場合は、通常の携帯電話と同様に、オフフックキーを押下して、「△△ 花子」と通話する。
【0036】
このように、使用者は、発信者との間で、リンガ発生回数と着信メッセージとを予め決めているので、使用者はリンガ発生回数から発信者の着信メッセージを知ることができる。
このため、発信者は、課金されることなく、着信メッセージを使用者に連絡することができ、しかもメールを受信する場合に比べて即時性がある。さらに通信サービスを提供する事業者側でも、回線を占有して利用されないので、交換機等の負荷を減少させることができる。
【0037】
また、発信者電話番号とリンガ発生回数とが、電話帳テーブルT1の電話番号と数値に対応するときに、この電話番号と数値とに対応する着信メッセージを表示部3に表示する。このため、使用者は、リンガ発生回数を計数しなくても、着信メッセージが表示部3に表示されるので、着信メッセージの内容を知ることができる。
【0038】
さらに、使用者が、着信時のリンガの鳴動に気づくのが遅れた場合であっても、リンガの終了後に、着信メッセージが表示部3に表示されるので、確実に発信者からの着信メッセージを知ることができる。
しかも、リンガ発生回数と、電話帳テーブルT1内の数値とが対応するか否かの判断を、リンガ発生回数が電話帳テーブルT1の数値を含んだ所定の範囲に入っているか否かにより判断している。
【0039】
このため、例えば、発信者のオンフック操作のばらつきにより、着信者側で発生したリンガ発生回数が発信者の意思と異なる場合や、通話回線の混雑等により、発信者側のリングバックトーン発生回数と着信者側のリンガ発生回数とが一致しない場合でも、発信者は着信者に伝えたいメッセージを表示させることができる。
【0040】
また、リンガ発生回数が電話帳テーブルT1に登録された数値と対応していない場合でも、発信者から着信があった旨が表示部3に表示されるため、使用者は、発信者から着信メッセージ以外の連絡内容について着信を受けたことが分かるようになっている。
なお、本実施形態では、検出部2により検出された発信者電話番号に対応する電話番号に着信メッセージが登録されているか否かを判断した後に、発生したリンガの発生回数を計数しているが、着信と同時に発生するリンガを計数するようにしても良い。
【0041】
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について以下に説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態の携帯電話において、着信者の電話番号とリングバックトーン発生回数とに対応する発信メッセージを表示部3に表示するようにしたものである。なお、第1の実施形態とは、発信メッセージを表示するための構成が異なっているため、発信メッセージに対応する構成について以下に説明する。
検出部2は、発呼信号を発信してからオンフックするまでの間に発生したリングバックトーンのリングバックトーン発生回数を検出する機能を備えている。記憶部5には、図6に示すような、発信テーブルT2が記憶されており、この発信テーブルT2に、電話番号、数値、発信メッセージがそれぞれ対応して登録されている。なお、発信テーブルT2内の電話番号は、電話帳テーブルT1に登録されている電話番号に対応している。
【0042】
制御部7は、第1の実施形態で示した機能のほかに、以下の制御機能を有している。即ち、制御部7は、使用者が操作部6の操作キーを押下して、発信メッセージを送ろうとする相手の電話番号に対応する数値及び発信メッセージを入力したときに、これらを記憶部5の発信テーブルT2に書き込む書き込み機能と、発信した着信者電話番号と検出部2で検出されたリングバックトーン発生回数とが発信テーブルT2の電話番号と数値に対応する場合に、その電話番号と数値に対応するメッセージを発信メッセージとして表示部3に表示する表示制御機能と、発信テーブルT2に登録された数値と発信メッセージとに対応する電話番号への発信の場合に、発信したい発信メッセージに対応する数値分のリングバックトーンを発生させた後、オンフックするように制御する(以下、「自動発信モード」という。)自動発信機能とを備えている。
【0043】
なお、電話番号、数値、発信メッセージを発信テーブルT2に登録するときの動作内容は、第1の実施形態における電話帳テーブルT1への数値及び発信メッセージの登録(図3)と概略同じであるため、ここでの説明は省略する。
図7は、発信メッセージを自動で発信する際の制御部7の動作内容を示すフローチャートである。
【0044】
制御部7は、発信メッセージを自動で発信する自動発信モードが使用者からの操作キーの押下により選択された旨を検出すると(ステップS701:YES)、発信すべき相手の着信者電話番号の入力を受け付ける(ステップS701:YES、S702)。
制御部7は、着信者電話番号を受け付けると、この電話番号に対応し且つ発信テーブルT2に登録されている全発信メッセージを表示部3に表示する。使用者は表示部3に表示された発信メッセージから発信すべき発信メッセージを操作キーにより選択すると、制御部7は発信すべき発信メッセージを受け付ける(ステップS703、S704)。
【0045】
発信すべき発信メッセージを受け付けると、発信する着信者電話番号のダイヤル信号を無線部1から基地局へ送信する。制御部7は、リンガに対するリングバックトーンを基地局から無線部1により受信すると、その回数(リングバックトーン発生回数)を検出部2で計数して検出する(ステップS705、S706)。
【0046】
制御部7は、検出されたリングバックトーン発生回数が、選択された発信メッセージに対応する数値と同じであるか否かを判断し、リングバックトーン発生回数が数値と異なる場合はリングバックトーンの回数を計数する(ステップs707:NO、S706)。
一方リングバックトーン発生回数が数値と同じである場合、オンフックし、その発信メッセージを表示部3に表示して、リングバックトーン発生回数をクリアする(ステップS707:YES、S708〜S710)。
【0047】
以上のように構成された第2の実施形態における電話機について、その使用について説明する。
まず、使用者は、例えば所定の相手と、リングバックトーン発生回数(リンガ発生回数とリングバックトーン発生回数の回数は同じであるものとする)と、このリングバックトーン発生回数に対応する発信メッセージとを予め決めておく。
【0048】
使用者は、相手との間で決めたリングバックトーン発生回数と発信メッセージとに従って、これらに対応する数値と発信メッセージとを発信テーブルT2に操作キーの操作により登録する。
ここで、所定の相手の電話番号は、図6の発信テーブルT2に登録されている「06―9876―△△△△」で、「今夜は遅くなるよ」の発信メッセージを発信する場合を例として以下説明する。
【0049】
なお、発信テーブルT2に登録されている電話番号は、図2の電話帳テーブルT1に登録されている電話番号に対応しており、電話帳テーブルT1を参照することで電話番号の名前が分かるようになっている。例えば、「06―9876―△△△△」の電話番号に対応する名前は 「△△ 富士子」と分かる。
次に、使用者が、「△△ 富士子」へ発信メッセージを発信するときは、操作キーにより自動発信モードを選択して、電話番号「06―9876―△△△△」を入力すると、この電話番号に対応する発信メッセージが発信テーブルT2から抽出され、「今、電車に乗ったよ」、「今夜は遅くなるよ」が表示部3に表示される。
【0050】
使用者は、表示部3に表示された上記発信メッセージの中から、発信したい発信メッセージ、「今夜は遅くなるよ」を操作キーの操作により選択入力する。すると、制御部7は無線部1を介して着信者電話番号のダイヤル信号を基地局へ発信し、相手の呼出を行っていることを使用者(発信者)に知らせるためのリングバックトーンを受信する。
【0051】
このリングバックトーンの発生回数を検出部2で検出し、この検出したリングバックトーン発生回数と、上記「今夜は遅くなるよ」の着信メッセージ2に対応する数値2とが同じ値になった場合に、自動的にオンフックする。
このように、「△△ 富士子」に「今夜は遅くなるよ」の着信メッセージが伝わるように、発信側で2回目のリングバックトーンでオンフックすると共に、表示部3に「今夜は遅くなるよ」の発信ヘッセージを表示する。
【0052】
一方、着信側の「△△ 富士子」では、第1の実施形態で説明したように、着信してから発信者側のオンフックにより終了するまで2回のリンガが発生し、表示部3に「今夜は遅くなるよ」の着信メッセージが表示される。
このとき、使用者は、発信メッセージを発信したい着信者電話番号を選択入力すると、この電話番号に対応する発信メッセージが表示部3に表示されるので、表示部3で発信メッセージを確認しながら選択することができる。
【0053】
したがって、使用者は、相手間で決めたリングバックトーン発生回数とその発信メッセージを記憶しておく必要がなく、間違った発信メッセージを発信する怖れがなくなる。
さらに、検出部2で検出したリングバックトーン発生回数と、発信したい発信メッセージに対応する数値との比較を行い、これらが同じである場合に自動的にオンフックするようになっているので、使用者は、リングバックトーンの回数を計数したり、所定回数でオンフックしたりする必要がなく、簡単な操作で発信メッセージを発信することができる。しかも、発信メッセージを発信した後に、その発信メッセージが表示部3に表示されるので、発信したメッセージを確認することができる。
【0054】
なお、本第2の実施形態では、発信テーブルT2に発信メッセージを複数個、例えば2個登録しているが、発信メッセージが1個の場合、発信すべき電話番号受け付けた(ステップS703)後に、ダイヤル信号を無線部1から発信する(ステップS705)ようにしても良い。さらに、図7において、ステップS701の「自動発信モード?」の判断をステップS702の後に行っても良い。
【0055】
また、本第2の実施形態では、制御部7で、リングバックトーン発生回数が所定回数に達すると、自動的にオンフックするようにしているが、使用者が、リングバックトーン発生回数が所定回数になると、オンフックキーの押下によりオンフックするようにして良い。この場合においても、オンフックした後に発信メッセージが表示部3に表示されるのはいうまでも無い。
【0056】
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態において、使用者は所定の相手から着信を受けた場合、リンガが所定回数発生するまで、使用者の着信に対する応答を規制するようにしたものである。
本実施形態の構成は第1の実施形態のものと概略同じであるが、着信への応答を規制する構成が異なっているため、着信への応答を規制するための構成について以下に説明する。
【0057】
制御部7は、検出手段により検出された発信者電話番号が電話帳テーブルT1に登録されている電話番号であって、この電話番号に数値と着信メッセージとが対応しているときに、所定回数分のリンガが発生するまで、この着信に対する使用者の応答を規制する規制機能を備えている。
つまり、制御部7は、検出部2が検出した発信者電話番号が、電話帳テーブルT1に登録された電話番号に対応し、この電話番号に対応する着信メッセージが電話帳テーブルT1に登録されている場合、リンガが所定回数終了するまでオフフックできないようにオフフック操作を規制するオフフック規制機能を備えている。
【0058】
図8は、制御部7によるオフフック操作を規制する際の動作内容を示すフローチャートである。同図に示すように、着信があったときに、その発信者電話番号を検出し、この発信者に対応する情報を表示部3に表示する(ステップS801〜S803)。
次に、発信者電話番号に対応する電話番号が電話帳テーブルT1の電話番号に対応し、この電話番号に対応する着信メッセージが電話帳テーブルT1に登録されている場合に、使用者がオフフックキーを押下してもオフフックしないようにオフフック操作を規制する(ステップS804:YES、S805)。
【0059】
制御部7は、発信者からのリンガ信号が所定の時間間隔で続けて来ていると検出すると、リンガ発生回数を計数する(ステップS807:YES、S808)。
計数したリンガ発生回数が数値の最大値よりも大きいかを判断し、小さい場合には、ステップS807へ進み、大きい場合には、オフフック操作の規制を解除する(ステップS810:YES、S811)。なお、ステップS806、S812からS815は第1の実施形態と同様の動作内容である。
【0060】
所定回数は、電話帳テーブルT1に登録された数値の最大値よりも大きい値であり、リンガ発生回数が電話帳テーブルT1の数値に対応するか否かの判断を、リンガ発生回数が所定の範囲に入っているかで行っている場合は、その範囲の最大値より大きい値となる。
例えば、本実施形態では、リンガ発生回数が数値2に対応しているか否かを、リンガ発生回数が3より大きく5以下の範囲に入っているかで判断しているため、所定回数は、この範囲よりも大きい値、即ち6以上の値となる。
【0061】
以上のように構成された第3の実施形態における携帯電話機では、リンガ発生回数が電話帳テーブルT1に登録された数値の最大数よりも大きくなるまで、使用者のオンフック操作を規制するように制御されている。
このため、所定のリンガ発生回数が終了する前に、使用者がオフフックキーを押下してもオフフックしないので、着信メッセージがある場合には確実にそれを受けることができる。
【0062】
なお、本第3の実施形態においては、所定回数分のリンガが発生するまで、使用者の応答を規制するために、使用者のオフフック操作を規制するようにしているが、例えば、着信してからのリンガの音量を、所定回数分のリンガが終了するまで消去或いは小さくし、その後で通常通りリンガが発生するようにしても良い。この場合、発信者からのリンガが続けて来なくなり、着信メッセージがあるときは、着信メッセージがあることを使用者に知らせる音声等の発生が必要となる。
【0063】
なお、上記実施形態では、発信者番号表示サービス対応の電話機として、携帯電話について説明したが、加入者線に接続された発信者番号表示サービス対応の電話機を用いても実施でき、携帯電話機と電話機との間でも、発信メッセージ又は発信メッセージを表示させることができる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の内容が、上記各実施形態に示された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば以下のような変形例を実施することができる。
(変形例1)
上記の実施形態では、数値と着信メッセージとを電話帳テーブルT1に登録しているが、電話帳テーブルT1とは別の、例えば着信テーブルを設け、この着信テーブルに、電話番号と数値と着信メッセージとを登録するようにしても良い。
【0064】
また、発信テーブルT2に、電話番号、数値、発信メッセージを対応させて登録しているが、電話帳テーブルT1に、数値と発信メッセージとを対応させて登録して、1つの電話帳テーブルT1に、着信用の数値と着信メッセージ及び発信用の数値と発信メッセージを登録するようにしても良い。
(変形例2)
上記の各実施形態では、発信メッセージ及び着信メッセージは表示部3に表示するように制御部7により制御されているが、発信メッセージ又は着信メッセージを音声としてスピーカから報知するようにしても良い。
【0065】
この場合、音声を記憶する音声記憶部5を設け、記憶部5に電話番号と数値とを対応させて記憶し、この電話番号と数値とに対応する音声を予め音声記憶部5に登録しておく。
そして、検出部2で検出された発信者電話番号とリンガ発生回数が、記憶部5の電話番号と数値とに対応するときに、これらの電話番号と数値とに対応する音声を音声記憶部5から抽出して、音声発生から再生するようにすれば良い。
(変形例3)
上記の実施形態では、数値として、数値1と数値2の2個あるが、例えば、数値は1個でも良く、3個以上あっても良い。この場合、この数値の個数にメッセージの個数を対応するようにしておけば良い。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る電話機は、発信者番号表示サービス対応の電話機であって、電話番号と、数値と、着信メッセージとを予め対応させて記憶する着信側記憶手段と、着信時の発信者の発信者電話番号と、着信してから発信者側のオンフックにより終了するまでのリンガ発生回数とを検出する着信側検出手段と、前記着信側検出手段により検出された発信者電話番号が前記着信側記憶手段に記憶された電話番号に対応し、前記着信側検出手段により検出されたリンガ発生回数が前記着信側記憶手段に記憶された数値を含む所定範囲内にあるときに、当該電話番号と数値とに対応する前記着信メッセージを報知手段に報知するように制御する着信側報知制御手段とを備えているので、発信者は、課金されることなく、着信メッセージを使用者に連絡することができ、しかも着信者は、着信メッセージが報知手段に報知されるので、メールを受信する場合に比べて即時性がある。さらに通信サービスを提供する事業者側でも、回線を占有して利用されないので、交換機等の負荷を減少させることができる。
【0067】
その上、電話番号と、数値と、発信メッセージとを予め対応させて記憶する発信側記憶手段と、発信時の着信者電話番号と、発信してからオンフックにより終了するまでのリングバックトーン発生回数とを検出する発信側検出手段と、前記発信側検出手段により検出された着信者電話番号とリングバックトーン発生回数とが前記発信側記憶手段に記憶された電話番号と数値とに対応するときに、当該電話番号と数値とに対応する前記発信メッセージを前記報知手段に報知するように制御する発信側報知制御手段とを備えているので、発信者は、課金されることなく着信メッセージを使用者に連絡することができる。しかも、発信メッセージが報知手段に報知されるので、発信したメッセージを確認することができる。
【0068】
さらに、前記報知手段は、前記着信メッセージ又は前記発信メッセージを文字により報知するようにしているので、メッセージの内容を直ちに理解することができる。前記報知手段は、前記着信メッセージ又は発信メッセージを音声により報知するようにしているので、メッセージの内容を直ちに理解することができる。
【0069】
しかも、前記着信側検出手段により検出された発信者電話番号が前記着信側記憶手段に記憶されている電話番号であって、当該電話番号に数値と着信メッセージとが対応しているときに、所定回数分のリンガが発生するまで、当該着信に対する使用者の応答を規制する規制手段を備えているので、着信メッセージがある場合には、確実にメッセージを受けることができる。
【0070】
また、前記発信側記憶手段に記憶された数値と発信メッセージとに対応している電話番号への発信のときに、所定の発信メッセージに対応する数値の回数分のリングバックトーンが発生した後、オンフックするように制御する発信制御手段を備えているので、発信者は、所定の発信メッセージに対応する数値の回数分のリングバックトーン発生回数で確実にオンフックできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における電話帳テーブルの一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における数値とメッセージとの電話帳テーブルへの登録時の動作内容を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態における電話機の着信時の動作内容を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態における着信メッセージ表示処理の動作内容を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態における発信テーブルの一例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における電話機の発信時の動作内容を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態における着信メッセージ表示処理の動作内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 無線部
2 検出部
3 表示部
4 音声発生部
5 記憶部
6 操作部
7 制御部
T1 電話帳テーブル
T2 発信テーブル
Claims (5)
- 発信者番号表示サービス対応の電話機であって、
電話番号と、数値と、着信メッセージとを予め対応させて記憶する着信側記憶手段と、
着信時の発信者の発信者電話番号と、着信してから発信者側のオンフックにより終了するまでのリンガ発生回数とを検出する着信側検出手段と、
前記着信側検出手段により検出された発信者電話番号が前記着信側記憶手段に記憶された電話番号に対応し、前記着信側検出手段により検出されたリンガ発生回数が前記着信側記憶手段に記憶された数値を含む所定範囲内にあるときに、当該電話番号と数値とに対応する前記着信メッセージを報知手段に報知するように制御する着信側報知制御手段と、
電話番号と、数値と、発信メッセージとを予め対応させて記憶する発信側記憶手段と、
発信時の着信者電話番号と、発信してからオンフックにより終了するまでのリングバックトーン発生回数とを検出する発信側検出手段と、
前記発信側検出手段により検出された着信者電話番号とリングバックトーン発生回数とが前記発信側記憶手段に記憶された電話番号と数値とに対応するときに、当該電話番号と数値とに対応する前記発信メッセージを前記報知手段に報知するように制御する発信側報知制御手段と
を備えたことを特徴とする電話機。 - 前記報知手段は、前記着信メッセージ又は前記発信メッセージを文字により報知するようにしていることを特徴とする請求項1に記載の電話機。
- 前記報知手段は、前記着信メッセージ又は前記発信メッセージを音声により報知するようにしていることを特徴とする請求項1に記載の電話機。
- 前記着信側検出手段により検出された発信者電話番号が前記着信側記憶手段に記憶されている電話番号であって、当該電話番号に数値と着信メッセージとが対応しているときに、所定回数分のリンガが発生するまで、当該着信に対する使用者の応答を規制する規制手段を備えたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電話機。
- 前記発信側記憶手段に記憶された数値と発信メッセージとに対応している電話番号への発信のときに、所定の発信メッセージに対応する数値の回数分のリングバックトーンが発生した後、オンフックするように制御する発信制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電話機。
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