JP4001839B2 - 電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電話機に関し、特に着信拒否機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平6−244943号公報
【0003】
最近、いわゆる「ワン切り詐欺」という犯罪が増加している。これは、着信履歴機能を利用したもので、ごく短い発呼を無差別に行い、ユーザの着信履歴に電話番号を残しておく。ユーザがその電話番号に対して電話をかけ直すと、有料ダイヤルにつながり、法外な料金を請求されるというものである。
【0004】
これは、新しいタイプの犯罪のため、特にこれに対応する機能はみられないが、一般的には、特許文献1で開示されるように着信拒否電話番号を着信拒否リストに登録し、迷惑電話などを着信しないといった方法がある。
【0005】
さらに、最近、1歩進んだ技術として、着信時、一定時間は着信報知を行わないようにし、かつその一定時間内に発呼側が切断したときは着信履歴を残さないようにする技術が考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来、着信拒否電話番号を着信拒否リストに登録して着信拒否を行う場合は、着信拒否の電話番号そのものを着信拒否リストに入力したり、電話番号そのものでなくても入力指示の操作などを行わなければならず、着信拒否リストへの登録が面倒であった。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、着信拒否電話番号の着信拒否リストへの登録が簡単になる電話機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電話機は、通信手段と、記憶手段と、操作手段と、前記記憶手段に記憶した着信拒否リストに登録した電話番号からの着信については着信報知を行わないよう制御する制御手段とを備えた電話機において、前記制御手段は、着信が発生すると計時を開始し、所定時間以上呼び出しの継続しなかった着信について、その発信者電話番号を前記着信拒否リストに登録することを特徴とする。
【0009】
より好ましい例として、前記制御手段は、前記計時を開始してから前記所定時間内の間に前記操作手段による応答操作がなされた場合にも前記計時を継続し、前記所定時間を計時するまでに切断のなされた着信について、その発信者電話番号を前記着信拒否リストに登録するものとする。また、前記制御手段は、前記計時を、電話帳に登録されていない電話番号からの着信に対して行うよう制御するものとする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明による電話機の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の電話機の実施の形態、すなわち携帯電話機を示すブロック図である。この携帯電話機は、制御手段としての制御部10、通信手段としての送受信部20、記憶手段としての記憶部30、判定部40、表示部50、鳴動部60、および操作手段としての操作部70を有する。
【0011】
制御部10は、この携帯電話機の全体を制御する。さらに、制御部10は計時手段を備え、例えば着信時、所定時間の計時を開始する。所定時間は操作部70の操作により使用者が任意に設定でき、例えば1秒〜10秒である。送受信部20は、アンテナ21が接続され、制御部10の制御の下、基地局との通信を行う。表示部50はLCDあるいは有機EL等からなり、各種の情報を表示する。鳴動部60は、着信およびメール受信を報知するもので、スピーカ61およびバイブレータ62を有し、スピーカ61で音により着信およびメール受信を報知できるとともに、バイブレータ62で振動により着信およびメール受信を報知できる。操作部70は多数のキーを有し、各種の情報を入力し、かつ各種の設定を行う。記憶部30は電話帳や着信拒否リストを記憶する。この着信拒否リストに着信拒否の電話番号を登録できる。さらに、記憶部30は発着信履歴等を記憶する。判定部40は各種の判定、例えば着信時、発信者番号通知で得られた発信者電話番号が前記電話帳や着信拒否リストに登録されているか判定する。
【0012】
このように構成された携帯電話機においては、着信時、発信者番号通知で得られた発信者電話番号が記憶部30内の着信拒否リストに登録されているか判断し、もし登録されていると着信報知動作を行わない(すなわち、着信拒否動作を行う)。一方、発信者電話番号が着信拒否リストに登録されていないと、制御部10内の計時手段により所定時間の計時が開始され、この所定時間以内に着信呼切断になると(例えば着信がワン切りであって、所定時間以上呼び出しが継続しない場合は)、そのときの発信者電話番号が制御部10の動作により記憶部30の着信拒否リストに自動的に登録される。したがって、その発信者電話番号よりの次回からの着信に関しては、着信拒否動作となる。
【0013】
また、上記のようにして着信状態になったときに操作部70を操作して例えばメール作成中であったとすると、応答しようと思わなくても応答状態となることがある。しかし、そのときの着信が例えばワン切りであったとすると、応答後直ぐに着信呼切断となる。したがって、応答しても、前記所定時間以内に着信呼切断したときは、そのときの発信者電話番号を着信拒否リストに登録可能とするが、全てのワン切りが有害業者からのワン切りとは限らず、例えば友人同士で電話番号を教えあう際のワン切りや間違い電話によるワン切りもあり得るので、応答した場合は、発信者電話番号を着信拒否リストに登録するか、電話帳に登録させるか、あるいは着信拒否リスト及び電話帳のいずれにも登録させないといったガイダンスを表示部50に表示させ、使用者の選択により、電話帳および着信拒否リストの一方に発信者電話番号を登録させる。
【0014】
上記のような動作の詳細が図2のフローチャートに示されており、以下詳述する。ステップS1で着信があると、発信者番号通知で得られた発信者電話番号が電話帳に登録済か判断され(ステップS2)、もし登録されていれば通常の着信報知動作となる(ステップS3)。一方、発信者電話番号が電話帳に登録されていなければ、ステップS4に進んで、迷惑電話の防止機能の設定がオンされているか判断され、もし設定がオンされていなければ、電話帳に登録されていない発信者電話番号でもステップS3の通常の着信報知動作となる
【0015】
一方、迷惑電話の防止機能の設定がオンされていれば(ステップS4)、ステップS5に進んで、発信者電話番号が着信拒否リストに登録されているか判断される。そして、ステップS5で発信者電話番号が着信拒否リストに登録されていると判断されると、着信報知動作が行われなくなり(ステップS6)、かつ発信者電話番号が着信履歴に登録されない(ステップS7)。一方、発信者電話番号が着信拒否リストに登録されていなければ、ステップS8に進んで所定時間の計時が開始される。そして、その所定時間内に応答状態にならず(ステップS9)、逆に着信呼切断になると(ステップS10)、発信者電話番号が自動的に着信拒否リストに登録される(ステップS11)。一方、所定時間内に着信呼切断にならず(ステップS10)、所定時間が経過してタイムアウトになると(ステップS12)、通常の着信報知動作となる(ステップS13)。したがって、発信者電話番号が電話帳および着信拒否リストに登録されていない通常の着信の場合も、着信報知は着信から所定時間内は行われず、所定時間が経過してから行われる。
【0016】
一方、操作部70を操作して例えばメール作成中にワン切り着信があったりして所定時間以内に応答状態(ステップS9)になると通話状態(ステップS14)となるが、直ぐに(すなわち、所定時間以内に)切断状態になると(ステップS15)、発信者電話番号を着信拒否リストに登録するか電話帳に登録するかあるいはいずれの登録も行なわない、のガイダンス表示が表示部50に行われる(ステップS16)。そして、そのガイダンス表示を見て使用者が操作部70の操作により“電話帳”を選択すると(ステップS17)、そのときの発信者電話番号が電話帳に登録される(ステップS18)。一方、ステップS17で“着信拒否リスト”を選択すると、ステップS11に進んで発信者電話番号が着信拒否リストに登録される。なお、ステップS15で切断状態とならなくても、所定時間が経過してタイムアウトになると(ステップS19)、通話状態(ステップS14)が終了する。
【0017】
このように、上記の携帯電話機によれば、呼び出しが所定時間以上継続しない着信に関しては、そのときの発信者電話番号を自動的に着信拒否リストに登録するようにしたので、着信拒否リストへの着信拒否電話番号の登録が容易になる。また、所定時間以内に応答した着信に関しては、ガイダンス表示を経て電話帳登録と着信拒否リスト登録を選択できるようにしたので、使い勝手がより向上する。
【0018】
なお、応答しても所定時間以内に切断した着信に関しては、発信者電話番号を自動的に直ちに着信拒否リストに登録するようにすることもできる。すなわち、ステップS15から直接ステップS11に移るようにする。
【0019】
また、以上の説明と図1のフローチャートから分かるように、所定時間の計時、延いては着信拒否リストへの登録は、発信者電話番号が電話帳に登録されてなく、かつ着信拒否リストに登録されていない発信者電話番号に対して行われる。
【0020】
また、上記の実施の形態は本発明を携帯電話機に適用した場合であるが、勿論本発明は家庭用の固定電話機等にも適用できる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明の電話機によれば、着信拒否電話番号の着信拒否リストへの登録が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電話機の実施の形態を示すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 制御部
20 送受信部
21 アンテナ
30 記憶部
40 判定部
50 表示部
60 鳴動部
61 スピーカ
62 バイブレータ
70 操作部
Claims (3)
- 通信手段と、記憶手段と、操作手段と、前記記憶手段に記憶した着信拒否リストに登録した電話番号からの着信については着信報知を行わないよう制御する制御手段とを備えた電話機において、
前記制御手段は、着信が発生すると計時を開始し、
呼び出しに対して前記操作手段により応答して通話状態に移行した着信であって、なおかつ着信発生から所定時間内に通話状態が終了した着信と、呼び出しが着信発生から所定時間内に終了された着信との双方について、その発信者電話番号を前記着信拒否リストに登録する
ことを特徴とする電話機。 - 通信手段と、記憶手段と、操作手段と、表示手段と、前記記憶手段に記憶した着信拒否リストに登録した電話番号からの着信については着信報知を行わないよう制御する制御手段とを備えた電話機において、
前記制御手段は、着信が発生すると計時を開始し、
呼び出しに対して前記操作手段により応答して通話状態に移行し、なおかつ着信発生から所定時間内に通話状態が終了した着信について、当該着信にかかる発信者電話番号を前記着信拒否リストに登録するか、電話帳に登録するか、いずれにも登録しないかを選択させるための表示を前記表示手段に行わせる
ことを特徴とする電話機。 - 請求項1または2に記載の電話機において、前記制御手段は、前記計時を、電話帳に登録されていない電話番号からの着信に対して行うよう制御することを特徴とする電話機。
Priority Applications (1)
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- 2003-04-25 JP JP2003122984A patent/JP4001839B2/ja not_active Expired - Fee Related
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