JP4236880B2 - 携帯通信機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話やPHSなどの携帯通信機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機やPHSなどの携帯通信機器において、着信があったときに、その日付と時刻、電話番号(発信者番号通知ありの場合)などを記憶しておく着信履歴機能が知られている。ユーザーは、着信があっても出られなかったときなどに、前記着信履歴をみて電話をかけ直すことができる。
また、従来より、携帯電話機の機能として、予め登録してある電話番号について着信を拒否する指定着信拒否機能が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、携帯電話番号に対して一瞬呼び出して切断する行為、いわゆる「ワン切り」は、悪意の業者がワン切り着信の履歴を見て返信してしまったユーザーに対し多額のサービス利用料を請求するなど、社会問題となっている。
しかし、携帯電話事業者は明らかな悪意の業者からの着信といえども、技術的には可能であるが法的あるいは約款上の理由により、発着信を制限するわけにはいかず、ネットワーク側での対処は事実上困難であった。
そこで本発明は、ワン切り着信を自動的に制限する機能を有する携帯電通信機器を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の携帯通信機器は、着信があったときにその着信履歴情報を記憶する着信履歴記憶手段を有し、該着信履歴情報を表示部に表示することができるようになされている携帯通信機器であって、着信があったときに、着信の開始からその着信呼が網側から切断されるまでの時間である呼出時間を測定する呼出時間測定手段と、該呼出時間測定手段により測定した呼出時間を前記着信履歴情報とともに前記着信履歴記憶手段に記憶させる手段と、任意の時間を設定することができるワン切り時間設定メモリと、着信があったとき、着信の開始から前記ワン切り時間設定メモリに設定した時間を経過するまでは、ユーザーに対して呼出を行わないようにする手段と、ユーザーにより設定された電話番号を記憶するブラックリスト記憶手段と、該ブラックリスト記憶手段に記憶されている発信者番号からの着信は、即時に、着信拒否する手段と、前記着信履歴記憶手段に記憶された着信履歴情報のうち、選択された着信履歴情報の発信者番号を前記ブラックリスト記憶手段に記憶する手段と、前記選択された着信履歴情報に含まれている前記呼出時間が前記ワン切り時間設定メモリに設定されている時間よりも長い場合に、該呼出時間を前記ワン切り時間設定メモリに設定する手段とを有するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の携帯通信機器のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
この図において、1はマイクロプロセッサなどからなる制御部、2は各種制御プログラムや各種データを記憶するメモリ部、3は表示部、4は操作キー、5はアンテナ、6は送受信部、7は音声信号処理などを行う信号処理部、8はマイク、9はスピーカである。
ここで、前記メモリ部2には、メモリダイヤル(電話帳)データベース、着信履歴データベース、発信履歴データベースなどの各種データ、及び、後述するブラックリストデータベースやホワイトリストデータベースが記憶されている。また、前記制御部1には、着信呼の呼出時間(呼出音の鳴動時間)を計測する呼出時間測定手段10が設けられている。この呼出時間測定手段10は、例えば、呼設定メッセージの受信により測定を開始し、網側からの切断メッセージの受信により測定を終了することにより、着信の開始からその着信呼が網側から切断されるまでの時間を計測するものであり、実際にはソフトウェアにより実現される。
【0009】
図2は、前記メモリ部2に記憶される着信履歴データベースの一例を示す図である。
この図に示すように、本発明においては、着信履歴データベースに、着信があったときにその日時、発信者番号(発信者番号通知があった場合)及び着信種別を記憶するだけではなく、前記呼出時間測定手段10で計測した呼出時間も記憶するようにしている。
そして、ユーザーが着信履歴を表示部3で表示させたときに、その着信の呼出時間も表示するようにしているので、ユーザーは不在着信の着信履歴に表示されている呼出時間をみることにより、その着信が所謂ワン切りの可能性が高いものであるか否かを認識することができる。したがって、ユーザーがワン切りの可能性の高い着信履歴の発信者番号に電話をかけることを防止することができる。
【0010】
図3は、着信があったときの処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、着信があったとき、着信履歴データベースに着信日時、発信者番号(番号が通知されないときはその理由:非通知設定/公衆電話/通知不可能)を記録し、表示部に着信表示を行うとともに、ユーザーの設定に基づいて着信音あるいは着信メロディの鳴動あるいは振動装置の振動を開始して呼出を開始し、さらに、呼出時間測定手段10にて呼出時間の測定を開始する(S11)。そして、この着信呼が網側から切断されたか否か(S12)、ユーザーが着信拒否の操作をしたか否か(S13)、及び、ユーザーが着信に応答したか否か(S14)を判定する。
網側から切断メッセージを受信し、着信が終了したときは(S12がYES)、前記呼出時間測定手段10による呼出時間の測定を終了し(S15)、着信履歴データベースのその呼の着信履歴情報に、種別(不在着信)及び測定した呼出時間を記録する(S16)。
また、ユーザーにより着信拒否操作が行われたときは(S13がYES)、開放完了メッセージを送出するなどして着信を終了し、呼出時間測定を終了して(S17)、着信履歴データベースにその着信についての種別(着信拒否)を記録する(S18)。なお、着信種別を不在着信としてもよいし、また、測定した呼出時間は記憶してもよいし、記憶しないようにしてもよい。
さらに、ユーザーが着信に応答したときは(S14がYES)、呼出時間の測定を終了し、通話を開始させる(S19)。
【0011】
このように、着信があったときに、その呼が網側からの切断メッセージにより切断されたときは、その呼出時間、すなわち、着呼(呼設定メッセージの受信)から切断メッセージの受信までの時間を計測し、該不在着信とされた呼の着信履歴に、計測した呼出時間を記録するようにしている。そして、着信履歴を表示するときに記録されている呼出時間も表示するようにしている。
図4は、着信履歴の表示例を示す図である。この図に示すように、本発明によれば、着信履歴表示中に前述のようにして測定し記録した呼出時間が表示されているために、ユーザーは、その着信がいわゆるワン切りであるか否かを判定することができ、その着信の発信者に対して電話をかけることを防止することができる。
なお、前記着信履歴表示において、呼出時間が予め設定した所定の時間(例えば、2秒間)よりも、短い場合には、その表示色を他の情報とは異なるものとしたり、あるいは、そのことを示す情報を付加するなどして、ユーザーに対し注意を喚起するようにしてもよい。
【0012】
このように、着信履歴データベースにその着信呼の呼出時間を記憶し、着信履歴情報として表示するようにしたために、いわゆるワン切りであったか否かをユーザーが判定することができ、ワン切り呼に対してユーザーが折返し電話をかけることを防止することが可能となる。
【0013】
次に、前記メモリ部2に任意の時間を設定することができるワン切り時間設定メモリを設け、着信があったときに、このワン切り時間設定メモリに記憶されている時間(ワン切り時間)の間はユーザーに対する呼出を行わなず、呼出時間(着呼からの経過時間)が前記ワン切り時間よりも長くなった場合に、はじめてユーザーに対して呼出を行うようにする場合について説明する。ここで、ユーザーは、前記ワン切り時間設定メモリに任意のワン切り時間を設定することができるようになされている。
【0014】
図5は、この呼出抑止を行う場合において着信があったときの処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、着信があったとき、着信履歴データベースにその日時及び発信者番号などを記録するとともに、前記呼出時間測定手段10により、その着信呼の呼出時間の計測を開始する(ステップS21)。ただし、表示部における着信表示、及び、着信音の鳴動あるいは振動装置の振動はまだ開始させずにオフ状態のままにしておく。すなわち、この段階では、ユーザーを呼び出さない。
【0015】
そして、網側から切断メッセージを受信することなく、その着信呼の呼出時間(着呼からの経過時間)が前記ワン切り時間設定メモリに設定されている時間を超えたか否かを判定し(ステップS22)、網側から切断メッセージを受信することなく前記ワン切り時間を経過したときには、ワン切り着信ではないと判断されるので、着信表示及び着信音の鳴動あるいは振動装置の動作を開始させてユーザーに着信を知らせ、通常の着信動作を行う(ステップS23)。一方、設定されているワン切り時間を経過する前に、網側から切断メッセージを受信し、その呼が切断されたときには、その着信はワン切り呼であると判断されるため、前記ステップS21で記録したその呼についての着信履歴情報を削除する(ステップS24)。これにより、ユーザーは、ワン切り呼と判断された着信に対する着信履歴をなんら知覚することが無くなる。
なお、前記ステップS24で着信履歴を削除することなく、記録だけは残すようにしてもよい。この場合は、前述した場合と同様に、その呼の呼出時間を着信履歴に記録するようにする。
【0016】
この呼出抑止をすることにより、ワン切り時間設定メモリに任意に設定したワン切り時間よりも短い呼出時間の着信呼については、ユーザーは着信を認識しなくなるため、悪意のワン切り着信の実効をなくすことができる。
【0017】
さて、図5に示した場合においては、着信呼が、発信者番号非通知、公衆電話、発信者番号通知のいずれであっても一律に扱い、前記ワン切り時間設定メモリに設定されたワン切り時間の間は、ユーザーの呼出を行わないようにするものであった。
そこで、ユーザーが悪意の発信者であると判断した電話番号を記録したブラックリスト及びユーザーの家族や知人等の電話番号を記録したホワイトリストを用いる本発明の携帯通信機器の一実施の形態について説明する。この実施の形態によれば、前述した第1の実施の形態などにおいてユーザーが着信履歴の呼出時間をみて悪意のワン切り呼であると判断した番号から再度の着信があったときなどに、その着信を制限することができ、また、ユーザーがメモリダイヤルに記憶しているような既知の電話番号からの着信については、前述した場合のように呼出抑止をすることなく、通常の着信動作を行うことが可能となる。
【0018】
図6は、前記メモリ部2に記憶されるブラックリストデータベース及びホワイトリストデータベースの一例を示す図である。この図に示すように、ブラックリストデータベース及びホワイトリストデータベースはともにそれぞれ所定数の電話番号を記憶するものである。ユーザーは、このブラックリストデータベース及びホワイトリストデータベースを任意に読み出して編集することができる。また、着信履歴を表示させている状態からその発信者番号をブラックリストデータベースに記憶することができる。さらに、携帯通信機器が既存の機能として搭載しているメモリダイヤル(電話帳あるいはアドレス帳)のデータを前記ホワイトリストデータベースに転送記憶することもできる。
【0019】
図7の(a)は、表示部3に着信履歴情報を表示させているときにブラックリストに登録する場合の処理の流れを示すフローチャートであり、(b)はそのときの着信履歴表示の一例を示す図である。
図7の(a)に示すように、ユーザーは前記表示部3に着信履歴を表示させ、その確認を行う(ステップS31)。図7の(b)は、このときの着信履歴表示の一例を示す図であり、図示するように、着信履歴表示画面の下部にブラックリストへの登録を行うか否かの選択部が表示されている。ユーザーがこの着信履歴をみてブラックリストに登録すると判断したときは、操作キーを用いてブラックリスト▲1▼Yesを選択する。このようにブラックリスト登録操作が行われると(S32がYES)、その着信履歴情報に含まれている発信者番号がブラックリストデータベースに記録される(S33)。そして、その着信履歴に含まれている呼出時間が前記ワン切り時間設定メモリに記録されているワン切り時間よりも長いか否かが判定され(S34)、YESのときはその着信履歴の呼出時間が前記ワン切り時間設定メモリに設定される(S35)。そして、処理すべき次の着信履歴があるか無いかを判定し(S36)、終りでないときは次の着信履歴を表示させて(S37)、上述の処理を繰り返す。
【0020】
このように、着信履歴を表示部に表示させている状態から、ユーザーが選択した着信履歴の発信者番号をブラックリストデータベースに登録することができる。また、その選択された着信履歴に含まれている呼出時間が前記ワン切り時間設定メモリに設定されているワン切り時間よりも長い場合に、その呼出時間を新たなワン切り時間としてワン切り時間設定メモリに記憶されるようにしている。従って、ワン切り時間設定メモリに設定されていた時間よりも長い呼出時間のワン切り着信があったときでも、ユーザーがその着信履歴をみて悪意のワン切り着信であると判断したときには、その呼出時間が新たなワン切り時間となるため、以後、新たなワン切り時間よりも短いワン切り着信については、前述した呼出抑制の対象となる。従って、悪意の発信者がワン切り呼の呼出時間を長いほうに変更しても、対処することが可能となる。
【0021】
図8は、このブラックリスト及びホワイトリストを有する実施の形態における着信時の処理の流れを示すフローチャートである。この実施の形態は、発信者番号通知がされていない着信及びホワイトリストに登録されている番号からの着信は、前述した呼出抑制を行わずに通常の着信動作を行い、ブラックリストに登録されている電話番号からの着信については、即時に着信拒否あるいは留守番電話機能に転送させ、前記ホワイトリストにも前記ブラックリストにも記録されていない電話番号からの着信についてのみ、呼出抑制を行うようにするものである。図8において、着信があると、その着信の日時及び発信者番号などを着信履歴データベースに記録し(ステップS41)、次に、該着信呼に発信者番号が含まれているか否かが判定される(ステップS42)。ここで、発信者番号非通知などで発信者番号が含まれていないとき(S42がNO)は、通常の着信動作が行われる(S50)。
【0022】
一方、発信者番号が含まれているとき(S42がYES)は、その発信者番号と前記ブラックリストデータベース及び前記ホワイトリストデータベースの記憶内容とが比較され(S43)、▲1▼ホワイトリストに登録されている電話番号であるときは、通常の着信動作が行われる(S44)。
また、▲2▼ブラックリストに登録されている電話番号であるときは、ユーザーの呼出を行わずに即時に、留守番電話機能に転送する(S45)、あるいは、開放完了メッセージを送信して着信拒否を行う(S45’)のいずれかを実行する。S45とS45’のいずれを実行するかは、任意であるが、ユーザーが選択して設定できるようにしてもよい。また、ステップS45の留守番電話機能としては、移動機に搭載されている簡易留守番電話機能(移動機内のメモリに伝言メッセージを録音させる)を使用してもよいし、あるいは、網側でメッセージを記憶する留守番電話サービスを使用してもよい。あるいはまた、転送電話サービスを実行させるようにしてもよい。このように、ブラックリストデータベースに登録されている番号からの着信は着信制限されることとなる。
【0023】
着信呼に含まれている発信者番号が▲3▼ブラックリストにもホワイトリストにも登録されていない未知の番号であるときは、ステップS46に進み、前記呼出時間測定手段10によりその呼の着信からの経過時間(呼出時間)の測定を開始するとともに、着信音の鳴動あるいは振動装置をオフに保ち、ユーザーへの呼出動作を抑制する。そして、網側から呼切断メッセージが受信されずに、前記ワン切り時間設定メモリに設定されているワン切り時間が経過したか否かを判定し(S47)、呼切断メッセージが受信されずに設定されているワン切り時間が経過したとき(S47がYES)は、着信音を鳴動させたり、あるいは、振動装置を動作させたりして、ユーザーに対する呼出を開始し、通常の着信動作を行う(S48)。
一方、前記ワン切り時間設定メモリに設定されているワン切り時間を経過する前に網側から呼切断メッセージが受信されたときは、ステップS49に進み、その発信者番号を前記ブラックリストに登録するとともに、前記ステップS41で記録したその着信履歴を前記着信履歴データベースから削除する。これにより、ユーザーはその着信を知覚することがない。
【0024】
なお、前記ステップS48で通常の着信動作を行うこととなった後に、網側から切断メッセージを受信した場合には、前記図3に示したステップS15と同様に、呼出時間の測定を終了し、着信履歴データベースに測定した呼出時間が記録されることとなる。したがって、ユーザーは、不在着信の着信履歴をみて、前記図7に示した実施の形態のようにその着信履歴の発信者番号をブラックリストデータベースに登録することとなる。これにより、その着信の呼出時間が新たなワン切り時間として設定されることとなり、以後、そのワン切り時間が用いられることとなる。
【0025】
この実施の形態によれば、ブラックリストに記録されている番号からの着信については、即時に、留守番電話への転送(S45)あるいは着信拒否(S45’)がなされるので、ユーザーがその悪意のワン切り呼を認識することがない。特に、留守番電話への転送を行なう実施の形態によれば、メモリダイヤルに登録されていない人からの発信で、かつ、数秒呼び出して切れてしまった場合等に、運悪くブラックリストに登録されてしまった善意の人は、留守番電話にて会話の意志をユーザーに伝達することができるために、善意の相手を遮断する可能性を回避することができる。
また、ホワイトリストに記録されている番号からの着信については、前述した着信制限を行うことなく通常の着信動作を行うことができる。
さらに、前記ステップS49において、前記ワン切り時間設定メモリに設定したワン切り時間よりも短い時間で切断された着信呼の電話番号を自動的にブラックリストに登録するようにしているため、未知の番号からの新たなワン切り呼をユーザーが認識することがなく、また、ブラックリストに自動的に記録することができる。
【0026】
なお、上述の実施の形態においては、ブラックリストデータベースとホワイトリストデータベースの両者を設けることとしたが、これに限られることはなく、ブラックリストデータベースのみ、あるいは、ホワイトリストデータベースのみを設けるようにしてもよい。
【0027】
さらに、上述した本発明の機能を携帯通信機器において実行されるアプリケーションプログラムとして構築することができる。この場合には、このアプリケーションプログラムをダウンロードすることにより、上述した本発明に対応した新機種のみならず、市場に既存のアプリケーションプログラムを実行することができる移動機にてもワン切り着信を防止することが可能となる。
さらにまた、前記ブラックリストデータベース、ホワイトリストデータベースは、ワン切り防止以外の迷惑電話(あるいはメール)の抑止機能としても活用することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯通信機器によれば、ユーザーは、各着信履歴の呼出時間を確認することができるため、ワン切りか否かを確認することができ、不用意に電話をかけ直すことを防止することができる。
また、ワン切り時間設定メモリを有する本発明の携帯通信機器によれば、ユーザーは設定した呼出時間以下のワン切り着信を知覚することがなくなる。
さらに、ブラックリストデータベースを有する実施の形態によれば、一度検知したワン切り着信については、以後自動的に拒否されるため、ワン切り着信呼によるネットワークの負荷が軽くなる。
さらにまた、ホワイトリストデータベースを有する本発明の携帯通信機器によれば、ホワイトリストに記録されている番号からの着信は呼出抑制されることがない。
以上のように、本発明の携帯通信機器によれば、ワン切り行為そのものの意味がなくなり、結果的にワン切り発信を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の携帯通信機器の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 着信履歴データベースの内容の一例を示す図である。
【図3】 本発明における処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】 着信履歴の表示の一例を示す図である。
【図5】 呼出抑止を行う場合について説明するための図である。
【図6】 ブラックリストデータベース及びホワイトリストデータベースの一例を示す図である。
【図7】 着信履歴からブラックリストへの登録について説明するための図であり、(a)は処理の流れを示すフローチャート、(b)は着信履歴の表示の一例を示す図である。
【図8】 ホワイトリストデータベースとブラックリストデータベースを有する本発明の実施の形態における処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御部
2 メモリ
3 表示部
4 操作キー
5 アンテナ
6 送受信部
7 信号処理部
8 マイク
9 スピーカー
10 呼出時間測定手段
Claims (1)
- 着信があったときにその着信履歴情報を記憶する着信履歴記憶手段を有し、該着信履歴情報を表示部に表示することができるようになされている携帯通信機器であって、
着信があったときに、着信の開始からその着信呼が網側から切断されるまでの時間である呼出時間を測定する呼出時間測定手段と、
該呼出時間測定手段により測定した呼出時間を前記着信履歴情報とともに前記着信履歴記憶手段に記憶させる手段と、
任意の時間を設定することができるワン切り時間設定メモリと、
着信があったとき、着信の開始から前記ワン切り時間設定メモリに設定した時間を経過するまでは、ユーザーに対して呼出を行わないようにする手段と、
ユーザーにより設定された電話番号を記憶するブラックリスト記憶手段と、
該ブラックリスト記憶手段に記憶されている発信者番号からの着信は、即時に、着信拒否する手段と、
前記着信履歴記憶手段に記憶された着信履歴情報のうち、選択された着信履歴情報の発信者番号を前記ブラックリスト記憶手段に記憶する手段と、
前記選択された着信履歴情報に含まれている前記呼出時間が前記ワン切り時間設定メモリに設定されている時間よりも長い場合に、該呼出時間を前記ワン切り時間設定メモリに設定する手段と
を有することを特徴とする携帯通信機器。
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