JP2017184158A - 呼処理システム及び呼処理方法 - Google Patents

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【課題】異なる電話番号で電話を掛けてくる迷惑電話に対処することが可能な技術を提供する。【解決手段】複数の端末と通信し、呼処理を行う呼処理システムであって、利用者毎に、着信を許可する発番号と着信を拒否する発番号とを含む電話帳を記憶する記憶手段と、着信呼の発番号が、前記着信呼の着信先の利用者の前記電話帳に含まれていない場合、前記着信呼の発信元の端末に対して、所定のトーキーを送信する、呼制御手段と、を有する呼処理システムを提供する。【選択図】図7

Description

本発明は、呼処理システム及び呼処理方法に関する。
現在、迷惑電話に対して音声による応答メッセージを自動的に流すことで、利用者が電話を取らずに着信を拒否することが可能なサービスが固定電話事業者及び携帯電話事業者により提供されている。本サービスは、例えば、迷惑電話を受けた直後に利用者が所定のダイヤル操作を行うことで、それ以降同一の電話番号から着信があった場合に利用者に代わって着信を拒否する旨の応答メッセージを自動的に流すように動作する。
NTT東日本"迷惑電話おことわりサービス"、2014年4月、[2016年3月15日検索]、インターネット<URL: http://web116.jp/shop/manual/meiwaku_ai.pdf>
しかしながら、振り込め詐欺などの行為において、犯人は、同一の電話番号ではなく異なる電話番号で何度も電話を掛けてくる場合が多い。また、振り込み詐欺に限らず、セールスなどのしつこい迷惑電話においても、同一の電話番号ではなく異なる電話番号で何度も電話を掛けてくる場合がある。このような場合、上述のサービスを利用したとしても着信を拒否することができないという問題がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、異なる電話番号で電話を掛けてくる迷惑電話に対処することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係る呼処理システムは、複数の端末と通信し、呼処理を行う呼処理システムであって、利用者毎に、着信を許可する発番号と着信を拒否する発番号とを含む電話帳を記憶する記憶手段と、着信呼の発番号が、前記着信呼の着信先の利用者の前記電話帳に含まれていない場合、前記着信呼の発信元の端末に対して、所定のトーキーを送信する、呼制御手段と、を有する。
本発明の実施の形態によれば、異なる電話番号で電話を掛けてくる迷惑電話に対処することが可能な技術が提供される。
実施の形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 実施の形態に係る呼処理システムの機能構成の一例を示す図である。 管理者情報の一例を示す図である。 個人電話帳の一例を示す図である。 ブラック共有電話帳の一例を示す図である。 警告トーキー情報の一例を示す図である。 実施の形態に係る通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 ホワイトリスト又はブラックリストへの簡易登録を実現する処理手順の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。以下の説明では音声通話を例に説明するが、本実施の形態はテレビ電話にも適用することができる。
<システム構成、概要>
図1は、実施の形態に係る通信システムの構成例を示す図である。本通信システムは、呼処理システム10と、発信者の端末20aと、着信者の端末20bと、管理者の端末20cとを有する。図1の例では、発信者の端末20aと、着信者の端末20bと、管理者の端末20cとは、それぞれ1つずつ図示されているが、便宜上であり、それぞれ複数であってもよい。また、図1の例では、発信者の端末20aと、着信者の端末20bと、管理者の端末20cとを区別して図示しているが、発信者の端末20aと、着信者の端末20bと、管理者の端末20cとは同一の機能を有している。以下の説明において、端末20a、端末20b及び端末20cを区別しない場合は、単に「端末20」と記載する。
呼処理システム10は、発信者の端末20aから発信された呼を着信者の端末20bに接続する呼処理を行う機能を有している。呼処理システム10は、固定電話事業者又は携帯電話事業者により提供され、交換機、基地局、加入者管理装置等を含むシステムを想定している。しかしながら、呼処理システム10は、例えばPBX(構内交換機:Private Branch eXchange)のように、小規模な通話網を構成するために用いられる装置であってもよい。すなわち、呼処理システム10は、1台の装置で構成されていてもよいし、複数の装置の組み合わせにより構成されていてもよい。
端末20は、通話機能を有する電話機である。端末20は、例えば、携帯電話、固定電話、スマートフォン、タブレット端末、IP電話などである。
本実施の形態では、利用者又は利用者の管理者(例えば年配の利用者の子供など)は、呼処理システム10に、着信を許可する電話番号(ホワイトリスト)と着信を拒否する電話番号(ブラックリスト)とを含む個人電話帳を予め登録しておく。着信を許可する電話番号(ホワイトリスト)は、例えば、利用者の家族の電話番号などであり、着信を拒否する電話番号(ブラックリスト)は、例えば、利用者が過去に迷惑電話であると判断した電話番号など、利用者が電話に出ることなく強制的に着信を拒否することを望む電話番号である。
実施の形態に係る呼処理システム10は、着信呼の発番号(発信元の電話番号)が、利用者の個人電話帳に含まれていない場合(つまり、ホワイトリストにもブラックリストにも含まれていない場合)、着信呼の発信元の端末に対して、所定のトーキー(例えば、通話を録音する旨)を送信するように動作する。これにより、異なる電話番号で何度も迷惑電話を掛けてくるような発信者に、しつこいセールスや振り込め詐欺等に対する抑止効果を与えることが可能になる。
また、実施の形態に係る呼処理システム10は、当該着信呼を実際に録音すると共に、利用者(着信者)の管理者の端末20cに、利用者の電話帳に含まれていない発番号から着信呼を受けたことを通知するように動作する。これにより、管理者は、録音された着信呼を再生することで利用者(着信者)と発信者(迷惑電話を掛けてくる発信者)との間で行われた会話の内容を確認することができ、会話の内容によっては、利用者に警告(例えば、詐欺の可能性がある等)を行うといった対応や、利用者の電話帳のブラックリストに追加するといった対応を行うことが可能になる。
<機能構成>
図2は、実施の形態に係る呼処理システムの機能構成の一例を示す図である。実施の形態に係る呼処理システム10は、呼処理部101、トーキー送信部102、通知部103、個人電話帳操作部104、電話帳管理部105、及び記憶部106を有する。なお、図2は、呼処理システム10において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくとも呼処理を行うため図示しない機能も有するものである。
呼処理部101は、端末20間で行われる通話を実現するための各種の呼処理を行う機能を有する。より具体的には、呼処理部101は、端末20間で呼を確立する際に用いられる制御信号(共通線信号、SIPなど)の送受信、端末20間で送受信される音声データの中継等を行う。また、呼処理部101は、トーキー送信部102から送信されるトーキーを所定の端末20に中継する機能、及び通話を録音する機能を有する。
トーキー送信部102は、呼処理部101の指示により所定のトーキー(例えば、通話を録音する旨、警告トーキー情報に格納されているトーキーなど)を送信(出力)する機能を有する。なお、トーキー送信部102は、呼処理部101に含まれていてもよい。
通知部103は、利用者の個人電話帳に含まれていない発番号から着信呼を受けたことを検出し、管理者の端末20cに通知する機能を有する。
個人電話帳操作部104は、利用者又は利用者の管理者の指示を受けて、個人電話帳に対する各種操作(登録、削除、更新など)を行う機能を有する。
電話帳管理部105は、各利用者の個人電話帳に格納されている情報をブラック共有電話帳にマージする機能を有する。ブラック共有電話帳の内容については後述する。
電話帳管理部105は、ブラック共有電話帳に格納されている情報のうち、特定の発番号(例えば、危険度が所定の度合いより大きいレコードの発番号など)をブラックリストとして各利用者の個人電話帳に自動的に登録する機能を有していてもよい。また、電話帳管理部105は、当該特定のレコードをブラックリストとして個人電話帳に登録する際、管理者に問い合わせを行い、管理者の許可を受けてから登録するようにしてもよい。
記憶部106は、管理者情報、個人電話帳、ブラック共有電話帳、警告トーキー情報を記憶する。記憶部106は、呼処理システム10が備える記憶装置(メモリ、HDD等)等を用いて実現可能である。
図3は、管理者情報の一例を示す図である。管理者情報は、利用者と利用者の管理者とを対応づける情報である。図3の例では、利用者Aの管理者はXであり、利用者Bの管理者はYであることを示している。
図4は、個人電話帳の一例を示す図である。個人電話帳には、着信を許可する電話番号(ホワイトリスト)と着信を拒否する電話番号(ブラックリスト)とが利用者毎に登録される。図4の例では、利用者Aの個人電話帳のみが図示されているが、他の利用者(利用者B、Cなど)の個人電話帳も登録可能である。
「TEL」は発信元の電話番号であり、「リスト」は発信元の電話番号がホワイトリストなのかブラックリストなのかを識別するための情報である。図4の例では、TEL1及びTEL2はホワイトリストであり、TEL30及びTEL40はブラックリストである。
「カテゴリ」は、発信元の電話番号が、どのような目的で迷惑電話を掛けてくる相手の電話番号なのかを示す情報(本実施の形態では、セールス又は詐欺を想定)である。「着信回数」は、発信元の電話番号から何回着信したかの累積回数を示す情報である。図4の例では、TEL30から2回、TEL40から1回着信したことを示している。
なお、「リスト」及び「カテゴリ」に登録される情報は、発信元の電話番号が新たに登録される際に利用者又は利用者の管理者の判断で入力される。「着信回数」については呼処理部101により自動的に更新される。また、「カテゴリ」及び「着信回数」は、ホワイトリストの電話番号に対しては格納されなくてもよい。
図5は、ブラック共有電話帳の一例を示す図である。ブラック共有電話帳には、各利用者の個人電話帳にてブラックリストとして登録されたレコードがマージされて登録される。マージ処理は、電話帳管理部105により定期的又は所定のタイミングで行われる。
「着信回数(総数)」には、各利用者の個人電話帳における各レコードの「着信回数」の合計が格納される。例えば、図5において、TEL30の着信回数(総数)は100回と図示されているが、これは、各利用者(利用者A、B、C・・)の個人電話帳のブラックリストに登録されているTEL30の「着信回数」の合計が100回であることを示している。
「経過時間」には、レコードが最初にブラック共有電話帳に登録(マージ)された時間からの経過時間を示す。「危険度」は、発信者の電話番号のリスク度合いを示しており、電話帳管理部105により判定されたリスク度合いが格納される。
ここで、電話帳管理部105が「危険度」を判定する際の具体例について説明する。例えば、電話帳管理部105は、「着信回数(総数)」と所定の閾値とを比較することで「危険度」を判定するようにしてもよい。具体例として、電話帳管理部105は、着信回数が10回以下の場合は危険度1と判定し、11〜50回の場合は危険度2と判定し、51回以上は危険度3と判定するようにしてもよい。迷惑電話を掛けてくる相手は、複数の電話回線を保持し、これらの複数の電話回線を使い回すことで様々な利用者に電話を掛けていることが想定される。従って、各利用者のブラックリストにおける着信回数を累計することで、統計的に危険度を判断出来ると考えられる。所定の閾値は、「カテゴリ」ごとに異なる回数であってもよい。例えば、「カテゴリ」が詐欺である場合は、セールスである場合よりも閾値を低く(つまり、危険度がセールスよりも高く判定される)してもよい。
また、電話帳管理部105は、「着信回数(総数)」と「経過時間」から所定の単位時間(例えば1日)あたりの着信回数を算出し、所定の単位時間あたりの着信回数と所定の閾値とを比較することで「危険度」を判定するようにしてもよい。具体例として、電話帳管理部105は、1日あたりの着信回数が3回以下の場合は危険度1と判定し、4〜10回の場合は危険度2と判定し、11回以上は危険度3と判定するようにしてもよい。所定の閾値は、「カテゴリ」ごとに異なる回数であってもよい。例えば、「カテゴリ」が詐欺である場合は、セールスである場合よりも閾値を低く(つまり、危険度がセールスよりも高く判定される)してもよい。
電話帳管理部105は、所定のタイミング(例えば、マージ処理を行う都度)で「危険度」を判定して更新するようにしてもよい。
図6は、警告トーキー情報の一例を示す図である。警告トーキー情報には、危険度に応じて送信すべきトーキーが格納される。警告トーキー情報の「カテゴリ」及び「危険度」は、ブラック共有電話帳の「カテゴリ」及び「危険度」に対応している。
<通信システムの動作例>
(発着信処理について)
図7は、実施の形態に係る通信システムの動作例を示すシーケンス図である。図7を用いて、実施の形態に係る通信システムが行う発着信処理の例を具体的に説明する。なお、図7において、着信者は利用者Aである前提とする。また、利用者Aの管理者は管理者Xである前提とする。
ステップS101で、発信者の端末20aから着信者(利用者A)の端末20bに向けて発信が行われる。
ステップS102で、呼処理システム10の呼処理部101は、端末20aの発番号(端末20aから発信された呼の発番号)が、着信者である利用者Aの個人電話帳に登録されているか否かを判定する。端末20aの発番号が、利用者Aの個人電話帳のホワイトリストに登録されている場合、ステップS103の処理手順に進む。端末20aの発番号が、利用者Aの個人電話帳のブラックリストに登録されている場合、ステップS111の処理手順に進む。端末20aの発番号が、利用者Aの個人電話帳のホワイトリストにもブラックリストにも登録されておらず、更に、ブラック共有電話帳にも登録されていない場合、ステップS121の処理手順に進む。端末20aの発番号が、利用者Aの個人電話帳のホワイトリストにもブラックリストにも登録されていないが、ブラック共有電話帳には登録されている場合、ステップS131の処理手順に進む。
ステップS103及びステップS104で、呼処理部101は、発信者の端末20a及び着信者の端末20bに呼び出し音を送信する。ステップS105で、呼処理部101は、発信者の端末20a及び着信者の端末20bの間で呼を確立し、発信者と着信者(利用者A)との間で通話が開始される。
ステップS111で、呼処理部101は、トーキー送信部102に対して"着信は拒否されます"とのトーキーを出力するように指示し、トーキー送信部102から出力されたトーキーを発信者の端末20aに送信する。また、呼処理部101は、トーキー送信後に呼を切断する。
ステップS121で、呼処理部101は、トーキー送信部102に対して"通話は録音されます"とのトーキーを出力するように指示し、トーキー送信部102から出力されたトーキーを発信者の端末20aに送信する。
ステップS122で、呼処理システム10の呼処理部101は、着信者の端末20bに呼び出し音を送信する。
ステップS123で、呼処理部101は、発信者の端末20a及び着信者の端末20bの間で呼を確立し、発信者と着信者(利用者A)との間で通話が開始される。また、呼処理部101は当該通話を録音し、録音データを記憶部106に格納する。
ステップS124で、通知部103は、管理者情報を参照して利用者Aの管理者Xを特定し、利用者Aのホワイトリストにもブラックリストにも登録されていない発番号からの着信を受けたことを、管理者Xの端末20cに通知する。
ステップS131で、呼処理部101は、トーキー送信部102に対して"通話は録音されます"とのトーキーを出力するように指示し、トーキー送信部102から出力されたトーキーを発信者の端末20aに送信する。
ステップS132で、呼処理部101は、ブラック共有電話帳を参照し、端末20aの発番号に対応するカテゴリ及び危険度を検索する。続いて、呼処理部101は、検索したカテゴリ及び危険度をトーキー送信部102に通知する。トーキー送信部102は、警告トーキー情報を参照し、呼処理部101から通知されたカテゴリ及び危険度に該当するトーキーを出力する。呼処理部101は、トーキー送信部102から出力されたトーキーを着信者の端末20bに送信する。
ステップS133で、呼処理部101は、発信者の端末20a及び着信者の端末20bの間で呼を確立し、発信者と着信者(利用者A)との間で通話が開始される。また、呼処理部101は当該通話を録音し、録音データを記憶部106に格納する。
ステップS134で、通知部103は、管理者情報を参照して利用者Aの管理者Xを特定し、利用者Aのホワイトリストにもブラックリストにも登録されていない発番号からの着信を受けたことを、管理者Xの端末20cに通知する。なお、通知部103及びトーキー送信部102は、当該通知において、ステップS132の処理手順と同一のトーキー(呼処理部101から通知されたカテゴリ及び危険度に該当するトーキー)を出力するようにしてもよい。
(管理者への通知について)
以上説明した発着信処理では、端末20aの発番号が利用者Aの個人電話帳のホワイトリストにもブラックリストにも登録されていない場合、管理者Xへの通知(ステップS124又はステップS134)がその都度行われることになる。本実施の形態では、当該通知が行われる際には通話の録音も同時に行われるため、管理者Xは録音された通話の内容を確認し、必要に応じて利用者Aに注意喚起等を行うことができる。
しかしながら、録音された通話の内容を確認しても特に不審な電話ではないと判断するケースが多発すると、管理者は録音された通話の内容を毎回確認するのが面倒になり、その結果、不審な電話を見逃してしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態では、ステップS124及びステップS134の処理手順において、呼処理システム10の通知部103は、所定の条件を満たす場合に限り管理者への通知を行うようにしてもよい。
[所定の条件の例(その1)]
一般的に、初めて受けた電話で詐欺等に合う可能性は低いと想定される。そこで、通知部103は、同一の発番号から同一の着信者に対して設定回数以上(例えば2回以上など)の着信を受けた場合に管理者への通知を行うようにしてもよい。設定回数は、管理者から指示された回数を設定してもよいし、予め決められた回数であってもよい。また、設定回数は、管理者の指示により任意のタイミングでリセットすることを可能にしてもよい。
[所定の条件の例(その2)]
一般的に、詐欺やセールスを行う者は、同一又は異なる発番号を用いて短期間に何度も電話をしてくることが多いと想定される。そこで、通知部103は、同一又は異なる発番号から同一の着信者に対して、所定の期間内に設定回数以上(例えば1週間に10回以上など)の着信を受けた場合に管理者への通知を行うようにしてもよい。所定の期間及び設定回数は、管理者から指示された期間及び回数を設定してもよいし、予め決められた期間及び回数であってもよい。また、所定の期間及び設定回数は、管理者の指示により任意のタイミングでリセットすることを可能にしてもよい。
[所定の条件の例(その3)]
一般的に、詐欺等が行われる際には特定のキーワードが用いられる可能性が高い、そこで、通知部103は、ステップS123又はステップS133の処理手順で行われる通話の中で、特定のキーワードが発言された場合に管理者への通知を行うようにしてもよい。特定のキーワードとは、例えば、「振り込んで」、「ATM」、「電話番号が変わった」、「法的手段」などである。
[所定の条件の例(その4)]
一般的に、詐欺やセールスが行われる際は通話時間が長いと想定される。そこで、通知部103は、ステップS123又はステップS133の処理手順で行われる通話が開始されてから所定の時間以上経過した場合に管理者への通知を行うようにしてもよい。
以上説明した所定の条件の例(その1〜4)は、任意に組み合わされてもよい。例えば、通知部103は、所定の条件の例(その1〜4)のうちいずれか1つを満たす場合に管理者に通知を行うようにしてもよいし、所定の条件の例(その1及び3)の両方を満たす場合、又は、所定の条件の例(その2及び3)の両方を満たす場合に管理者に通知を行うようにしてもよい。
(着信者への注意喚起について)
通知部103は、ステップS124及びステップS134の処理手順において管理者に通知を行う場合、管理者に加えて(又は管理者に代えて)、着信者に対しても注意喚起を行うようにしてもよい。例えば、通知部103は、着信者に対してキャッチホンの通知(例えば、"プッ、プッ、プッ"という音を送信)を行うことで、着信者に対しても注意喚起を行うようにしてもよい。
また、通知部103は、当該注意喚起を、前述の所定の条件の例(その1〜4)のうちいずれか1つ(又は複数)を満たす場合に行うようにしてもよい。管理者への通知を行うか否かの判断に用いられる所定の条件と、当該注意喚起を行うか否かの判断に適用される所定の条件は異なっていてもよい。例えば、通知部103は、所定の条件の例(その1〜4)のうちいずれか1つを満たす場合に管理者に通知を行い、更に、所定の条件の例(その2及び3)の両方を満たす場合に限り着信者に注意喚起を行うようにしてもよい。
(ホワイトリスト・ブラックリストへの登録について)
以上説明した実施の形態では、個人電話帳は、利用者又は利用者の管理者が登録等を行う。そこで、管理者が録音された通話について特に問題無い(怪しい電話ではない)と判断した場合、又は、問題有り(怪しい電話である)と判断した場合に、当該通話に係る発番号を、個人電話帳のホワイトリスト又はブラックリストに容易に登録可能な仕組みを提供するようにしてもよい。
図8は、ホワイトリスト又はブラックリストへの簡易登録を実現する処理手順の一例を示すシーケンス図である。以下の説明は、管理者Xが、図7のステップS124及びステップS134の処理手順による通知を受けて、録音された通話を確認しようとしている状況を想定している。
ステップS201で、管理者Xは、録音された通話を確認するため、録音を再生するためのプッシュ操作を行う。
ステップS202で、呼処理システム10の呼処理部101は、録音された通話を再生する。
ステップS203で、管理者Xは、当該通話は特に問題無い(怪しい電話ではない)と判断した場合、当該通話の発番号をホワイトリストに登録するためのプッシュ操作(例えば「1」など)を行う。また、管理者Xは、当該通話は問題有り(怪しい電話である)と判断した場合、当該通話の発番号をブラックリストに登録するためのプッシュ操作(例えば、各カテゴリに対応づけられている「2」〜「9」など)を行う。
ステップS204で、呼処理システム10の個人電話帳操作部104は、録音された通話の発番号を、ホワイトリスト又はブラックリストとして利用者Aの個人電話帳に登録する。
<実施形態の補足>
以上、実施の形態に係る呼処理システム10が有する各機能部は、CPU及びメモリなどのハードウェア資源を用いて、呼処理システム10で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。
実施の形態において、呼処理部101、トーキー送信部102及び通知部103は、呼制御手段の一例である。
10 呼処理システム
20 端末
101 呼処理部
102 トーキー送信部
103 通知部
104 個人電話帳操作部
105 電話帳管理部
106 記憶部

Claims (6)

  1. 複数の端末と通信し、呼処理を行う呼処理システムであって、
    利用者毎に、着信を許可する発番号と着信を拒否する発番号とを含む電話帳を記憶する記憶手段と、
    着信呼の発番号が、前記着信呼の着信先の利用者の前記電話帳に含まれていない場合、前記着信呼の発信元の端末に対して、所定のトーキーを送信する、呼制御手段と、
    を有する呼処理システム。
  2. 前記呼制御手段は、前記着信呼を録音すると共に、前記着信呼の着信先の利用者の前記電話帳に含まれていない発番号から着信呼を受けたことを、前記着信呼の着信先の利用者の管理者の端末に通知し、
    前記所定のトーキーは、該着信呼が録音されることを示すトーキーである、
    請求項1に記載の呼処理システム。
  3. 前記呼制御手段は、前記着信呼の着信先の利用者の前記電話帳に含まれていない発番号から所定の回数以上の着信があった場合、前記着信呼における通話の中で所定のキーワードが検出された場合、又は、前記着信呼における通話が開始されてから所定の時間以上経過した場合に、前記管理者の端末に通知する、
    請求項2に記載の呼処理システム。
  4. 前記記憶手段は、発番号と該発番号ごとのリスク度合いとが対応づけられる共有電話帳を記憶し、
    前記呼制御手段は、前記着信呼の発番号が前記共有電話帳に含まれる場合、前記着信呼の着信先の端末に対して、前記リスク度合いに対応するトーキーを送信する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の呼処理システム。
  5. 複数の端末と通信し、呼処理を行う呼処理システムが行う呼処理方法であって、
    利用者毎に、着信を許可する発番号と着信を拒否する発番号とを含む電話帳を記憶手段に記憶するステップと、
    着信呼の発番号が、前記着信呼の着信先の利用者の前記電話帳に含まれていない場合、前記着信呼の発信元の端末に対して、所定のトーキーを送信するステップと、
    を有する呼処理方法。
  6. コンピュータを、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の呼処理システムの各手段として機能させるためのプログラム。
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