JP2007124562A - 電話装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】発信側が公衆電話機の場合でも発信側を特定しうる情報を利用者へ報知可能とする。
【解決手段】着信の際に発信側に関する発信者情報を着信側へ通知可能な電話網3に接続される電話装置1に、着信時に前記電話網3から通知される発信者情報を取得する発信者情報取得手段16Bを設け、発信者情報表示手段16Cで、前記発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、前記公衆電話機2の設置場所を認識できる設置場所認識情報を示す付加情報を前記発信者情報から取得して前記表示部14へ表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電話制御技術に関し、特に着信時に網側から通知された発信者に関する情報を着信側電話装置で受信して、着信報知の際に表示する発信者情報表示技術に関する。
近年、電話網では、発信者の発信時に前記発信者の電話番号を着信側に通知する発信者電話番号通知サービスが提供されている。こうした発信者電話番号通知サービスの提供が可能な電話網に接続されている電話装置では、着信時に電話網から通知される発信者電話番号を受信してLCDなどの表示部に表示し、利用者に対して誰からの着信であるかを報知するようにしている。これにより、着信側の利用者が、着信へ応答する前に事前に発信者を確認することができ、応答要否を判断することができる。
また、応答後にいたずら電話などの迷惑電話であることが判明した場合、その着信とともに電話網から通知された発信者電話番号をメモリなどに登録し、次回に同一発信者の発信に基づく着信が到来したときにはその電話番号とメモリの登録電話番号との一致によりその発信者の発信に基づく着信を拒否することができる。また、特定の発信者電話番号については、既知の発信者であると判断して、着信を許可することもできる。
特開2000−069124号公報 特開平8−223301号公報
このような発信者電話番号通知サービスでは、発信側が公衆電話機の場合、電話網からは発信者電話番号に代えて、発信側が公衆電話機であることを示す通知情報が着信側に通知される。これは、セキュリティ上、公衆電話機の電話番号が非公開となっているからである。したがって、このように発信側が公衆電話機の場合、着信側電話装置では、着信の際、発信者情報として例えば「公衆電話」という表示が行われる。
しかしながら、発信側が公衆電話機の場合、着信側電話装置では発信側が公衆電話機である旨の表示しか行われないため、着信側の利用者は、発信側に関する情報が全く得られないという問題点があった。したがって、発信側が公衆電話機の場合には、発信者に応じた着信可否制御ができないという問題点もあった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、発信側が公衆電話機の場合でも発信側を特定しうる情報を利用者へ報知できる電話装置およびプログラムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話装置は、着信の際に発信側に関する発信者情報を着信側へ通知可能な電話網に接続される電話装置であって、各種情報を画面表示する表示部と、着信時に電話網から通知される発信者情報を取得する発信者情報取得手段と、発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、公衆電話機の設置場所を認識できる設置場所認識情報を示す付加情報を発信者情報から取得して表示部へ表示する発信者情報表示手段とを備えている。
この際、発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、発信者情報に含まれる付加情報の有無に応じて当該着信に対する着信拒否の要否を判定する着信拒否判定手段をさらに備えてもよい。
また、付加情報で通知された設置場所認識情報と着信拒否要否との組からなる着信拒否判定情報を記憶する記憶部と、発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、発信者情報に含まれる付加情報に基づき着信拒否情報を検索し、当該付加情報と一致する設置場所認識情報の着信拒否要否に基づき、当該着信に対する着信拒否の要否を判定する着信拒否判定手段をさらに備えてもよい。
また、本発明にかかるプログラムは、着信の際に発信側に関する発信者情報を着信側へ通知可能な電話網に接続される電話装置のコンピュータに、着信時に電話網から通知される発信者情報を取得する発信者情報取得ステップと、発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、公衆電話機の設置場所を認識できる設置場所認識情報を示す付加情報を発信者情報から取得して表示部へ画面表示する発信者情報表示ステップとを実行させる。
本発明によれば、着信時に電話網から通知される発信者情報が取得されて、この発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、公衆電話機の設置場所を認識できる設置場所認識情報を示す付加情報が発信者情報から取得されて表示部へ表示されるため、発信側が公衆電話機の場合でも発信側を特定しうる情報を利用者へ報知できる。
これにより、発信側が公衆電話機であっても、発信者の居場所をある程度特定できることから、例えば迷子や徘徊により自分の居場所が分からなくなった場合でも、近くの公衆電話機ら自宅へ発信することにより、その居場所をある程度特定でき、早期に身柄を確保することができる。
また、従来、公衆電話機から発信者電話番号の通知指定で発信しても着信側に発信者情報が通知されないため、公衆電話機を用いたいたずら電話などの迷惑電話に利用される場合があったが、本実施の形態によれば、通知指定の場合は公衆電話機の設置場所が特定されるため、公衆電話機を用いた迷惑電話の抑制に効果が期待できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の構成を示すブロック図である。
電話装置1は、ISDN、IP電話網、あるいは公衆電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network)などの電話網3に接続されており、電話網3には公衆電話機2が接続されている。この電話網3は、発信者電話番号通知サービスを提供可能な電話網である。
本実施の形態は、電話装置1において、着信時に電話網3から通知される発信者情報を取得し、この発信者情報により発信側が公衆電話機2であると通知された場合、公衆電話機2の設置場所を認識できる設置場所認識情報を示す付加情報を発信者情報から取得して画面表示するようにしたものである。
[電話装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話装置について詳細に説明する。
電話装置1は、任意の相手電話装置と電話網3を介して通話を行うとともに、着信時に電話網3から通知された発信者情報を受信して表示する電話端末装置である。この電話装置1には、各種機能部として、回線インターフェース部(以下、回線I/F部という)11、音声処理部12、操作入力部13、表示部14、記憶部15、および制御部16が設けられている。
回線I/F部11は、専用の通信回路からなり、電話網3と接続して呼制御メッセージや通話音声データなどの各種データを送受信する機能と、着信時に電話網3から通知される発信者情報を受信する機能を有している。
音声処理部12は、専用の音声処理回路からなり、制御部16からの指示に応じて着信音などの各種音声をスピーカ(図示せず)から出力する機能と、回線I/F部11で受信された音声データを復号し音声信号としてスピーカから出力する機能と、マイク(図示せず)から入力された音声信号を符号化し音声データとして回線I/F部11へ出力する機能とを有している。
操作入力部13は、ダイヤルキーや各種機能キー、フックスイッチなどを有し、利用者の操作を検出して制御部16へ出力する機能を有している。
表示部14は、LCDなどの画面表示装置からなり、制御部16からの指示に応じて発信者情報などの各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部15は、メモリなどの記憶装置からなり、制御部16での各種処理に用いる処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。このプログラムは、工場出荷時やメンテナンス時に外部装置(図示せず)から取り込まれて記憶部15へ格納される。
制御部16は、CPUとその周辺回路を有し、記憶部15からプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて、各種機能手段を実現する機能を有している。制御部16で実現される主な機能手段としては、呼制御手段16A、発信者情報取得手段16B、および発信者情報表示手段16Cがある。
呼制御手段16Aは、発信や着信など、電話装置1の各種動作を制御する機能を有している。発信者情報取得手段16Bは、着信時に電話網3から通知され回線I/F部11で受信された発信者情報を回線I/F部11から取得する機能を有している。発信者情報表示手段16Cは、発信者情報取得手段16Bにより取得した発信者情報に含まれる発信者電話番号や発信者電話番号が通知されない理由を表示部24で表示する機能と、発信側が公衆電話機の場合、その公衆電話機の設置場所を認識できる設置場所認識情報を示す付加情報を発信者情報から取得して表示部24で表示する機能とを有している。
[公衆電話機]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話装置とともに利用される公衆電話機について詳細に説明する。
公衆電話機2は、街頭や建物内に設置されて、有料で任意の相手先へ発信して通話を行う電話端末装置である。この公衆電話機2には、各種機能部として、回線インターフェース部(以下、回線I/F部という)21、音声処理部22、操作入力部23、表示部24、記憶部25、制御部26、および課金部27が設けられている。
回線I/F部11は、専用の通信回路からなり、電話網3と接続して呼制御メッセージや通話音声データなどの各種データを送受信する機能と、発信時に記憶部25から読み込んだ当該公衆電話機2の設置場所を認識できる設置場所認識情報を電話網3へ通知する機能とを有している。
音声処理部22は、専用の音声処理回路からなり、制御部26からの指示に応じて着信音などの各種音声をスピーカ(図示せず)から出力する機能と、回線I/F部21で受信された音声データを復号し音声信号としてスピーカから出力する機能と、マイク(図示せず)から入力された音声信号を符号化し音声データとして回線I/F部21へ出力する機能とを有している。
操作入力部23は、ダイヤルキーや、発信キー、リダイヤル発信キーなどの各種機能キー、さらにはフックスイッチを有し、利用者の操作を検出して制御部26へ出力する機能を有している。
表示部24は、LCDなどの画面表示装置からなり、制御部26からの指示に応じて発信者情報などの各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部25は、メモリなどの記憶装置からなり、制御部26での各種処理に用いる処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。このプログラムは、工場出荷時やメンテナンス時に外部装置(図示せず)から取り込まれて記憶部25へ格納される。記憶部25で記憶される主な処理情報としては、設置場所認識情報がある。この設置場所認識情報は、当該公衆電話機2の設置場所に固有の文字情報であり、設置場所が駅の改札付近であれば「○○駅改札」などという設置場所を特定する情報が予め登録されている。
制御部26は、CPUとその周辺回路を有し、記憶部25からプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて、公衆電話機2での発信などの各種動作を制御するための機能手段を実現する機能を有している。
課金部27は、利用者が投入したプリペイドカードやICカードなどの記録媒体や硬貨などの貨幣価値を取り込む機能と、回線I/F部21で受信された電話網3からの課金信号に応じて利用者の貨幣価値から課金を行う機能と、終話に応じて残りの貨幣価値を返却する機能とを有している。
[発信者情報]
次に、図2および図3を参照して、発信者情報とその通知内容について説明する。図2は、発信者情報の概略を示す構成図である。図3は、発信者情報の通知内容を示す説明図である。
図2に示すように、発信者情報4は、通知情報41と付加情報42から構成されており、電話網3がISDNやIP電話網の場合、着信時の呼設定メッセージに格納されて電話網3から電話装置1へ通知される。なお、電話網3が公衆電話網(PSTN)の場合には、着信時にモデム信号により電話網3から電話装置1へ通知される。
通知情報41は、発信者の電話番号、または発信者電話番号を通知できない理由を示す識別子を通知するための情報である。なお、一般的な発信者電話番号通知サービスでは、発信側電話番号の通知可否すなわち通知/非通知を、発信側で選択できる。
ここで、図3に示すように、発信側電話番号状況として「通知」が選択された場合、一般電話機からの発信の場合には、当該発信側電話装置の電話番号が通知情報41に格納されて着信側に通知され、着信側電話装置で例えば「042772xxxx」のように表示される。
また、発信側電話番号状況として「通知」が選択された場合であって、公衆電話機からの発信の場合には、セキュリティ上、公衆電話機の電話番号が非公開となっているため、発信側公衆電話機の電話番号に代えて、発信側が公衆電話機であることを示す識別子「C」が通知情報41により着信側に通知される。本実施の形態では、この際、公衆電話機の設置場所を認識できる設置場所認識情報を付加情報42により着信側に通知される発信者電話番号通知サービスを前提とする。これにより、着信側電話装置で例えば「○○駅改札」のように表示される。
また、発信側電話番号状況として「非通知」が選択された場合、発信側が一般電話機および公衆電話機のいずれの場合にも、発信側が「非通知」を選択したことを示す識別子「P」が通知情報41により着信側に通知される。これにより、着信側電話装置で例えば「匿名(着信)」のように表示される。
また、発信側電話番号状況として、発信側の電話番号が電話網3で把握できず通知できないネットワークからの発信については、発信側の電話番号が「通知不可」であることを示す識別子「O」が通知情報41により着信側に通知される。これにより、着信側電話装置で例えば「表示圏外」のように表示される。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図4および図5を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の着信動作について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の着信動作(ISDN)を示すシーケンス図である。図5は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の着信動作(PSTN)を示すシーケンス図である。
電話網3がISDNの場合、図4に示すように、電話網3と電話装置1は各種メッセージをやり取りすることにより、発信や着信などの呼制御を行う。
まず、電話網3が電話装置1に対する発信要求を示す呼設定メッセージを公衆電話機2から受け付けた場合、その呼設定メッセージに含まれている公衆電話機2の設置場所認識情報を含む着信要求を呼設定メッセージにより着信側である電話装置1へ通知する(ステップ100)。
電話装置1の制御部16は、回線I/F部11を介して電話網3からの呼設定メッセージ(SETUP)を受信し、呼制御手段16Aにより、呼設定受付メッセージ(CALLPROC)を回線I/F部11から電話網3へ送信する(ステップ101)。この後、呼制御手段16Aは、後述の着信処理を実行して(ステップ102)、発信者情報取得手段16Bにより、呼設定メッセージに格納されていた発信者情報を取得した後、発信者情報表示手段16Cにより、発信側公衆電話機の設置場所認識情報を表示部14に表示する。また、呼制御手段16Aは、音声処理部12を制御して着信音をスピーカから出力するとともに表示部14で着信ランプを点滅させて利用者への着信報知を開始し(ステップ103)、呼出中メッセージ(ALERT)を回線I/F部11から電話網3へ送信する(ステップ104)。
その後、利用者による応答操作が操作入力部13で検出された場合(ステップ105)、制御部16は、呼制御手段16Aにより、応答メッセージ(CONN)を回線I/F部11から電話網3へ送信する(ステップ106)。
電話網3は、電話装置1からの応答メッセージに応じて、応答確認メッセージ(CONNACK)を着信側の電話装置1と発信側の公衆電話機2へ送信し(ステップ107)、両者の通話路を接続する。
電話装置1の制御部16は、電話網3からの応答確認メッセージ(CONNACK)に応じて、呼制御手段16Aにより、音声処理部12を制御して電話網3からの通話路に接続し、これにより、公衆電話機2と電話装置1との間で通話が開始される(ステップ108)。
電話網3がPSTNの場合、図5に示すように、電話網3と電話装置1は各種信号をやり取りすることにより、発信や着信などの呼制御を行う。
まず、電話網3が電話装置1に対する発信要求を示す呼設定メッセージを公衆電話機2から受け付けた場合、これに応じた着信要求を受信端末起動信号により着信側である電話装置1へ通知する(ステップ110)。
電話装置1の制御部16は、回線I/F部11を介して電話網3からの受信端末起動信号を受信し、呼制御手段16Aにより、回線I/F部11を制御して電話網3からのアナログ回線の直流ループを閉結して、一次応答信号を電話網3へ送信する(ステップ111)。
電話網3は、電話装置1からの一次応答信号に応じて、公衆電話機2からの呼設定メッセージに含まれている当該公衆電話機2の設置場所認識情報を含む発信者情報をモデム信号で電話装置1へ送信する(ステップ112)。
電話装置1の呼制御手段16Aは、回線I/F部11を介して電話網3からの発信者情報を受信し、後述の着信処理を実行して(ステップ113)、発信者情報取得手段16Bにより、呼設定メッセージに格納されていた発信者情報を取得した後、発信者情報表示手段16Cにより、発信側公衆電話機の設置場所認識情報を表示部14に表示する。また、呼制御手段16Aは、回線I/F部11を制御して電話網3からのアナログ回線の直流ループを開放して、発信者情報の受信完了を示す受信完了信号を電話網3へ送信する(ステップ114)。
電話網3は、電話装置1からの受信完了信号に応じて、通常の呼出信号を電話装置1へ送信する(ステップ115)。
電話装置の呼制御手段16Aは、回線I/F部11を介して電話網3からの呼出信号を受信し、音声処理部12を制御して着信音をスピーカから出力するとともに表示部14で着信ランプを点滅させて利用者への着信報知を開始する(ステップ116)。
その後、利用者による応答操作が操作入力部13で検出された場合(ステップ117)、制御部16は、呼制御手段16Aにより、回線I/F部11を制御して電話網3からのアナログ回線の直流ループを閉結して、二次応答信号を電話網3へ送信するとともに(ステップ118)、音声処理部12を制御して電話網3からの通話路に接続する。
電話網3は、電話装置1からの二次応答信号に応じて、両者の通話路を接続する。これにより、公衆電話機2と電話装置1との間で通話が開始される(ステップ119)。
[着信処理]
次に、図6を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置での着信処理について詳細に説明する。図6は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の着信処理を示すフローチャート図である。
電話装置1の制御部16は、前述した図4のステップ102や図5のステップ113における着信処理として、図6に示す着信処理を実行する。ここでは、電話網3がISDNの場合を例として説明する。
制御部16は、まず、発信者情報取得手段16Bにより、電話網3から回線I/F部11を介して呼制御手段16Aで受信された呼設定メッセージから発信者情報を取得し(ステップ120)、発信者情報表示手段16Cにより、後述する発信者情報表示処理を実行して、表示部14で発信者情報を画面表示する(ステップ121)。
この後、制御部16は、着信判定手段16Dにより、発信者情報に基づく着信可否を判定する(ステップ122)。例えば、図3に示したように、発信者情報の通知情報に発信者電話番号を示す番号情報が格納されていれば着信可と判定し、発信者情報の通知情報が「P」であり発信者電話番号が非通知指定の場合には着信拒否とする、などの着信判定が行われる。
このようにして、着信判定手段16Dの着信判定で着信可と判定された場合(ステップ123:YES)、呼制御手段16Aは、音声処理部12を制御して着信音をスピーカから出力するとともに、表示部14で着信ランプを点滅させて利用者への着信報知を開始し(ステップ124)、一連の着信処理を終了する。
一方、着信判定手段16Dの着信判定で着信拒否と判定された場合(ステップ123:NO)、呼制御手段16Aは、表示部14で着信拒否の旨を画面表示するとともに(ステップ125)、切断メッセージ(DISC)を回線I/F部11から電話網3へ送信するなどの着信拒否処理を実行し(ステップ126)、一連の着信処理を終了する。
[発信者情報表示処理]
次に、図7を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置での発信者情報表示処理について詳細に説明する。図7は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の発信者情報表示処理を示すフローチャート図である。
電話装置1の制御部16は、前述した図6のステップ121における発信者情報表示処理として、図7に示す発信者情報表示処理を実行する。
制御部16は、発信者情報表示手段16Cにより、発信者情報から通知情報を取得し(ステップ130)、前述した図3の発信者情報通知内容に基づきそれぞれの発信電話番号通知状況に応じた表示処理を行う。
まず、通知情報が電話番号の場合には(ステップ131:YES)、その通知情報を発信者電話番号として表示部14で画面表示し(ステップ132)、一連の発信者情報表示処理を終了する。
一方、通知情報が「C」であり、発信側が公衆電話機の場合(ステップ133:YES)、発信者情報の付加情報を取得し(ステップ134)、その付加情報を発信側公衆電話機の設置場所認識情報として表示部14で画面表示し(ステップ135)、一連の発信者情報表示処理を終了する。
また、通知情報が「P」であり、発信者電話番号が非通知指定されている場合(ステップ136:YES)、発信者情報として「匿名(着信)」を表示し(ステップ137)、一連の発信者情報表示処理を終了する。
また、通知情報が「O」であり、発信側が通知できないネットワークからの発信である場合(ステップ138:YES)、発信者情報として「表示圏外」を表示し(ステップ139)、一連の発信者情報表示処理を終了する。
なお、通知情報が上記のいずれにも該当しない場合、発信者情報を表示せず、一連の発信者情報表示処理を終了する。
このように、本実施の形態は、着信の際に発信側に関する発信者情報を着信側へ通知可能な電話網3に接続される電話装置1に、着信時に電話網3から通知される発信者情報を取得する発信者情報取得手段16Bを設け、発信者情報表示手段16Cで、発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、公衆電話機2の設置場所を認識できる設置場所認識情報を示す付加情報を発信者情報から取得して表示部14へ表示するようにしたので、発信側が公衆電話機2の場合でも発信側を特定しうる情報を利用者へ報知できる。
これにより、発信側が公衆電話機であっても、発信者の居場所をある程度特定できることから、例えば迷子や徘徊により自分の居場所が分からなくなった場合でも、近くの公衆電話機ら自宅へ発信することにより、その居場所をある程度特定でき、早期に身柄を確保することができる。
また、従来、公衆電話機から発信者電話番号の通知指定で発信しても着信側に発信者情報が通知されないため、公衆電話機を用いたいたずら電話などの迷惑電話に利用される場合があったが、本実施の形態によれば、通知指定の場合は公衆電話機の設置場所が特定されるため、公衆電話機を用いた迷惑電話の抑制に効果が期待できる。
[第2の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話装置について説明する。図8は、着信可否設定情報を示す説明図である。
第1の実施の形態では、電話網3からの発信者情報に付加情報として含まれている公衆電話機の設置場所認識情報を着信側の電話装置1で表示する場合について説明した。本実施の形態では、その設置場所認識情報に基づき着信可否判定を行う場合について説明する。
第1の実施の形態と比較して、本実施の形態にかかる電話装置1の記憶部15には、図8に示すような着信可否設定情報が予め利用者設定されている。着信可否設定情報には、設置場所認識情報と着信可否情報からなる組がエントリとして複数登録されている。なお、本実施の形態にかかる電話装置1のその他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話装置の動作について説明する。図9は、本発明の第2の実施の形態にかかる電話装置の着信可否判定処理を示すフローチャートである。
電話装置1の制御部16は、図6のステップ122において、着信時に電話網3から通知された発信者情報の通知情報が「C」であり、公衆電話機からの通知指定発信を示す場合、図9に示す着信可否判定処理を実行する。
まず、着信判定手段16Dにより、発信者情報から付加情報を取得し(ステップ200)、記憶部15の着信可否設定情報を参照して、付加情報と一致するエントリを検索する(ステップ201)。ここで、付加情報と一致するエントリが見つかった場合(ステップ202:YES)、当該エントリの着信可否情報を判定結果として取得し(ステップ203)、一連の着信可否判定処理を終了する。
一方、付加情報と一致するエントリが見つからなかった場合(ステップ202:NO)、着信可否設定情報の「(該当なし)」エントリの着信可否情報を判定結果として取得し(ステップ204)、一連の着信可否判定処理を終了する。
したがって、例えば図8に示すように、家族や知り合いが利用する公衆電話機の設置場所認識情報である「○○大学△△キャンパス」、「××病院内科病棟」、および「▽▽区◇◇町3丁目」に「着信可」を設定しておき、「(該当なし)」の設置場所認識情報に「着信不可」を設定しておけば、特定の公衆電話機からの着信にのみ応答することができ、他の公衆電話機からの着信には自動的に着信拒否することができる。
このように、本実施の形態によれば、従来は公衆電話機からの着信についてはすべて着信拒否するという設定しかできなかったのに対して、特定の設置場所にある公衆電話機からの着信に対して個別に着信可/着信拒否を判定することができ、柔軟な着信不可判定を実現できる。
[実施の形態の拡張]
以上の各実施の形態では、電話装置1が単独電話機の場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、回線を複数の内線電話機で共用するボタン電話装置などの電話システムについても、各実施の形態を前述と同様に適用でき、同様の作用効果が得られる。
また、各実施の形態では、電話網3がISDNの場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、IP電話網や公衆電話網(PSTN)の場合、さらには携帯電話網であっても、各実施の形態を前述と同様に適用でき、同様の作用効果が得られる。
また、各実施の形態では、設置場所認識情報が文字情報からなる場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、設置場所を認識しうる画像や音声メッセージを設置場所認識情報として用いてもよく、このような場合には電話装置1の表示部14で画像を画面表示し、あるいは音声処理部12で音声メッセージを再生すればよい。
本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の構成を示すブロック図である。 発信者情報の概略を示す構成図である。 発信者情報の通知内容を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の着信動作(ISDN)を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の着信動作(PSTN)を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の着信処理を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話装置の発信者情報表示処理を示すフローチャート図である。 着信可否設定情報を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる電話装置の着信可否判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…電話装置、11…回線I/F部、12…音声処理部、13…操作入力部、14…表示部、15…記憶部、16…制御部、16A…呼制御手段、16B…発信者情報取得手段、16C…発信者情報表示手段、16D…着信判定手段、2…公衆電話機、21…回線I/F部、22…音声処理部、23…操作入力部、24…表示部、25…記憶部、26…制御部、27…課金部、3…電話網、4…発信者情報、41…通知情報、42…付加情報。

Claims (4)

  1. 着信の際に発信側に関する発信者情報を着信側へ通知可能な電話網に接続される電話装置であって、
    各種情報を画面表示する表示部と、
    着信時に前記電話網から通知される発信者情報を取得する発信者情報取得手段と、
    前記発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、前記公衆電話機の設置場所を認識できる設置場所認識情報を示す付加情報を前記発信者情報から取得して前記表示部へ表示する発信者情報表示手段と
    を備えることを特徴とする電話装置。
  2. 請求項1に記載の電話装置において、
    前記発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、前記発信者情報に前記含まれる付加情報の有無に応じて当該着信に対する着信拒否の要否を判定する着信拒否判定手段をさらに備えることを特徴とする電話装置。
  3. 請求項1に記載の電話装置において、
    前記付加情報で通知された設置場所認識情報と着信拒否要否との組からなる着信拒否判定情報を記憶する記憶部と、
    前記発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、前記発信者情報に前記含まれる付加情報に基づき前記着信拒否情報を検索し、当該付加情報と一致する設置場所認識情報の着信拒否要否に基づき、当該着信に対する着信拒否の要否を判定する着信拒否判定手段をさらに備えることを特徴とする電話装置。
  4. 着信の際に発信側に関する発信者情報を着信側へ通知可能な電話網に接続される電話装置のコンピュータに、
    着信時に前記電話網から通知される発信者情報を取得する発信者情報取得ステップと、
    前記発信者情報により発信側が公衆電話機であると通知された場合、前記公衆電話機の設置場所を認識できる設置場所認識情報を示す付加情報を前記発信者情報から取得して表示部へ画面表示する発信者情報表示ステップと
    を実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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