JP2010232997A - 電話システムおよび電話制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】相手先状態取得部15Cにより、任意の相手先電話番号と対応する相手先電話装置から相手先応答可否を示す相手先状態情報を取得し、電話帳処理部15Bにより、電話端末20からの相手先検索要求に応じて、該当する相手先を電話帳情報14Bから検索し、得られた相手先に関する相手先電話番号と相手先状態取得部15Cで取得した当該相手先電話番号の相手先状態情報とを、当該電話端末20での画面表示に用いる検索結果として当該電話端末20へ通知する。
【選択図】 図1
Description
すなわち、従来の電話帳機能によれば、相手先電話番号をダイヤル入力する場合と比較して、相手先を選択して呼び出すまでの呼び出し作業が軽減される。しかし、相手先が不在や話中などの事由により相手応答不可の場合には、利用者が呼び出し作業を実行することになり、このような発信操作の無駄を軽減させることはできない。
[本実施の形態の構成]
まず、図1を参照して、本発明の本実施の形態にかかる電話システムについて説明する。図1は、本発明の本実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置の構成について詳細に説明する。
電話制御装置10は、全体としてボタン電話システムの主装置やPBXシステムの構内交換機、さらには電話機能を持つPCの呼制御を行うサーバ装置などからなり、主な機能部として、網インターフェース部(以下、網I/F部という)11、端末インターフェース部(以下、端末I/F部という)12、機器インターフェース部(以下、機器I/F部という)13、記憶部14、および制御部15とが設けられている。
端末I/F部12は、専用の通信回路からなり、内線伝送路12Aを介して電話端末20とデータ通信を行う機能を有している。
機器I/F部13は、専用のインターフェース回路からなり、利用者が出退勤管理のための操作を行うカードリーダ13Aなどの出退勤操作機器との間でデータ通信を行う機能を有している。
記憶部14で記憶される主な処理情報として、呼制御情報14A、電話帳情報14B、および利用者状態情報14Cがある。
電話帳情報14Bは、相手先ごとにそれぞれの相手先電話番号が登録された情報であり、相手先利用者の名前、所属部署、電話番号などの情報が含まれている。
図2は、利用者状態情報の構成例である。ここでは、利用者の名前ごとに、電話番号のほか、利用者の状態として、外出・退社、離席、待機、話中からなる4つの状態が登録されており、このうち外出・退社、離席、話中が着信への応答不可である事由を示し、待機が着信への応答可能である事由を示している。
制御部15で実現される主な処理部として、呼制御部15A、電話帳処理部15B、相手先状態取得部15C、および利用者状態管理部15Dが設けられている。
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる電話端末20の構成について詳細に説明する。図3は、本実施の形態にかかる電話端末の構成を示す説明図である。
電話端末20は、全体としてボタン電話システムやPBXシステムで用いられる内線電話機からなり、主な機能部として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)21、音声処理部22、操作入力部23、表示部24、人感センサ25、記憶部26、および制御部27が設けられている。
音声処理部22は、専用の音声処理回路からなり、通話時に通信I/F部21で受信した音声データから音声信号を復号してスピーカへ出力するとともに、マイクから入力された音声信号を符号化して得られた音声データを通信I/F部21へ出力する機能と、制御部27からの指示に応じて着信音などの各種音声信号をスピーカから出力する機能とを有している。
表示部24は、LEDとLCDなどの画面表示装置とを有し、制御部27からの指示に応じて、着信表示や電話帳検索画面、電話帳検索結果画面などの各種状態や情報を表示する機能を有している。
人感センサ25は、赤外線センサからなり、電話端末20付近に利用者が存在するか否かを検出するセンサである。
制御部27は、CPUとその周辺回路を有し、記憶部26からプログラムを読み込んで実行することにより、各種処理部を実現する機能を有している。
制御部27で実現される主な処理部として、呼制御部27Aおよび人感センサ制御部27Bが設けられている。
次に、図4〜図7を参照して、本実施の形態にかかる電話システム1の動作について説明する。図4は、出退勤操作確認動作を示すシーケンス図である。図5は、在席確認動作を示すシーケンス図である。図6は、話中確認動作を示すシーケンス図である。図7は、利用者状態更新処理(出退勤イベント処理)を示すフローチャート図である。図8は、利用者状態更新処理(在席・話中確認処理)を示すフローチャート図である。
まず、図4を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの出退勤操作確認動作について説明する。
利用者が、出社、退社、外出、および帰社の際、出退勤カードを用いてカードリーダ13Aで出退勤管理のための出退勤操作を行う。カードリーダ13Aは、この出退勤操作を検出し(ステップ100)、当該出退勤カードから読み取った利用者の識別情報を含む操作情報を電話制御装置10へ送信する(ステップ101)。
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの在席確認動作について説明する。
電話制御装置10の利用者状態管理部15Dは、後述する利用者状態更新処理において、利用者の出社が確認されている場合、間欠的に当該利用者の在席確認を行う。
電話端末20の人感センサ制御部27Bは、通信I/F部21を介して電話制御装置10からの在席確認要求メッセージを受信した場合、人感センサ25に対して検出指示を出力する(ステップ111)。
人感センサ25は、この検出指示に応じて動作して利用者の存在有無を検出し(ステップ112)、この検出結果を出力する(ステップ113)。
電話制御装置10の利用者状態管理部15Dは、端末I/F部12を介して電話端末20からの在席確認応答メッセージを受信し、後述する利用者状態更新処理により、記憶部14の利用者状態情報14Cのうち、当該電話端末20に対応する状態情報を更新し(ステップ115)、一連の在席確認動作を終了する。
次に、図6を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの話中確認動作について説明する。
電話制御装置10の利用者状態管理部15Dは、後述する利用者状態更新処理において、利用者の在席が確認されている場合、間欠的に当該利用者の話中確認を行う。
電話端末20の呼制御部27Aは、通信I/F部21を介して電話制御装置10からの話中確認要求メッセージを受信した場合、操作入力部23のフックスイッチの出力を検出する(ステップ121)。
電話制御装置10の利用者状態管理部15Dは、端末I/F部12を介して電話端末20からの話中確認応答メッセージを受信し、後述する利用者状態更新処理により、記憶部14の利用者状態情報14Cのうち、当該利用者に対応する状態情報を更新し(ステップ123)、一連の在席確認動作を終了する。
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの利用者状態更新処理(出退勤イベント処理)について説明する。
電話制御装置10の利用者状態管理部15Dは、カードリーダ13Aから操作情報を受信する出退勤イベントが発生した場合、図7の利用者状態更新処理(出退勤イベント処理)を実行する。
これにより、利用者の出社・帰社が確認された場合にのみ、当該利用者の在席・話中確認処理が実行されるため、制御部15の処理負担が軽減される。
次に、図8を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの利用者状態更新処理(在席・話中確認処理)について説明する。
電話制御装置10の利用者状態管理部15Dは、図7のステップ131での処理起動に応じて、図8の利用者状態更新処理(在席・話中確認処理)を実行する。
ここで、当該在席確認結果が、利用者の在席を確認していない状態を示す場合(ステップ141:在席確認なし)、利用者状態管理部15Dは、記憶部14の利用者状態情報のうち当該利用者の利用者状態を「離席」に設定し(ステップ142)、ステップ140へ戻る。
ここで、当該話中確認結果が、オンフック状態を示す場合(ステップ150:オンフック)、利用者状態管理部15Dは、記憶部14の利用者状態情報のうち当該利用者の利用者状態を「待機」に設定し(ステップ151)、ステップ140へ戻る。
これにより、利用者の在席が確認された場合にのみ、当該利用者の話中確認処理が実行されるため、制御部15の処理負担が軽減される。
次に、図9を参照して、本実施の形態にかかる電話システム1の動作例について説明する。図9は、本実施の形態にかかる電話システムの動作例を示すシーケンス図である。
ここでは、図1に示したように、通信網30に電話システム1と同様の構成を有する電話システム2が接続されており、電話システム1,2との間で通信網30を介して状態情報のやり取りが可能であるものとし、電話システム1の電話端末20Aから電話システム2の電話端末20Bを電話帳機能で検索して呼び出す場合を例として説明する。
電話制御装置10Aでは、この電話帳検索要求メッセージに応じて記憶部14の電話帳情報14Bが検索され、当該利用者に対応する相手先電話番号が特定され(ステップ202)、通信網30を介して電話システム2の電話制御装置10Bへ状態情報取得要求メッセージが送信される(ステップ203)。
電話制御装置10Aでは、この状態情報通知メッセージに応じて、当該利用者の相手先電話番号と相手先状態情報とが検索結果として電話端末20Aへ通知される(ステップ206)。
電話制御装置10Aでは、この発信要求メッセージに応じて、検索結果画面で表示された相手先電話番号を発信先とする呼出メッセージが通信網30へ送信される(ステップ212)。
電話端末20Bでは、電話制御装置10Bからの着信メッセージに応じて、着信表示が行われる(ステップ214)。
これにより、利用者は、この検索結果画面の相手先状態情報で、相手先が応答可能である状態を示す「待機」の状態を確認した後、相手先への発信操作を行うことができる。
電話端末20Bでは、電話制御装置10Bからの電文通知メッセージに応じて、メッセージ受信表示が行われる(ステップ224)。
このように、本実施の形態は、電話制御装置10において、相手先状態取得部15Cにより、任意の相手先電話番号と対応する相手先電話装置から相手先応答可否を示す相手先状態情報を取得し、電話帳処理部15Bにより、電話端末20からの相手先検索要求に応じて、該当する相手先を電話帳情報14Bから検索し、得られた相手先に関する相手先電話番号と相手先状態取得部15Cで取得した当該相手先電話番号の相手先状態情報とを、当該電話端末20での画面表示に用いる検索結果として当該電話端末20へ通知するようにしたので、電話帳機能利用して発信する場合、相手先利用者の応答可否を相手先検索の検索結果画面で確認することができる。
したがって、相手先が不在や話中などの事由により相手応答不可の場合には、利用者が呼び出し作業を中止することができ、発信操作の無駄を軽減させることが可能となる。
Claims (8)
- 複数の電話端末と、これら電話端末を通信網に交換接続する電話制御装置とを含む電話システムであって、
前記電話制御装置は、
相手先ごとにそれぞれの相手先電話番号が登録されている電話帳情報を予め記憶する記憶部と、
任意の相手先電話番号と対応する相手先電話装置から相手先応答可否を示す相手先状態情報を取得する相手先状態取得部と、
前記電話端末からの相手先検索要求に応じて、該当する相手先を前記電話帳情報から検索し、得られた相手先に関する前記相手先電話番号と前記相手先状態取得部で取得した当該相手先電話番号の相手先状態情報とを、当該電話端末での画面表示に用いる検索結果として当該電話端末へ通知する電話帳処理部と、
前記電話端末からの発信要求に応じて、指定された相手先電話番号へ発信する呼制御部と
を備えることを特徴とする電話システム。 - 請求項1に記載の電話システムにおいて、
前記相手先状態取得部は、当該相手先電話番号を用いた通話の可否を示す通話可否状況を、前記相手先電話装置から前記相手先状態情報として取得することを特徴とする電話システム。 - 請求項1に記載の電話システムにおいて、
前記相手先状態取得部は、当該相手先電話番号に対応する利用者の在席/離席を示す在席状況を、前記相手先電話装置から前記相手先状態情報として取得することを特徴とする電話システム。 - 請求項1に記載の電話システムにおいて、
前記相手先状態取得部は、当該相手先電話番号に対応する利用者の在社/不在社を示す在社状況を、前記相手先電話装置から前記相手先状態情報として取得することを特徴とする電話システム。 - 複数の電話端末と、これら電話端末を通信網に交換接続する電話制御装置とを含む電話システムで用いられる電話制御方法であって、
前記電話制御装置の記憶部が、相手先ごとにそれぞれの相手先電話番号が登録されている電話帳情報を予め記憶する記憶ステップと、
前記電話制御装置の相手先状態取得部が、任意の相手先電話番号と対応する相手先電話装置から相手先応答可否を示す相手先状態情報を取得する相手先状態取得ステップと、
前記電話制御装置の電話帳処理部が、前記電話端末からの相手先検索要求に応じて、該当する相手先を前記電話帳情報から検索し、得られた相手先に関する前記相手先電話番号と前記相手先状態取得部で取得した当該相手先電話番号の相手先状態情報とを、当該電話端末での画面表示に用いる検索結果として当該電話端末へ通知する電話帳処理ステップと
を備えることを特徴とする電話制御方法。 - 請求項5に記載の電話制御方法において、
前記相手先状態取得ステップは、当該相手先電話番号を用いた通話の可否を示す通話可否状況を、前記相手先電話装置から前記相手先状態情報として取得することを特徴とする電話制御方法。 - 請求項5に記載の電話制御方法において、
前記相手先状態取得ステップは、当該相手先電話番号に対応する利用者の在席/離席を示す在席状況を、前記相手先電話装置から前記相手先状態情報として取得することを特徴とする電話制御方法。 - 請求項5に記載の電話制御方法において、
前記相手先状態取得ステップは、当該相手先電話番号に対応する利用者の在社/不在社を示す在社状況を、前記相手先電話装置から前記相手先状態情報として取得することを特徴とする電話制御方法。
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